JP2008045515A - 排気装置用触媒保持構造 - Google Patents

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Abstract

【目的】熱膨張により変形する触媒担持体の保持を確実にする。
【構成】上下2分割したケーシング41内に触媒担持体50を収納する。触媒担持体50は金属製の外筒51を備え、その固定端部54を、ケーシング41に設けた下流側支持部44内周へ溶接により固着する。他方の自由端部53を上流側支持部43へ摺接させる。
【効果】外筒51が熱膨張すると、自由端部53が伸長するが上流側支持部43に対して摺動し、自由に変形する。その後の収縮時も自由端部53が自由に摺動するため、固定端部44側に対する応力集中を回避する。
【選択図】図6

Description

この発明は、小型車両等に設けられる排気装置の触媒保持構造に関する。
小型車両等の排気装置に設けられる排気浄化用の触媒筒として、触媒担持体の長さ方向両端を固定金具にてケーシング内側に固定するとき、触媒担持体の熱膨張を吸収するため、触媒担持体の中央部を耐熱マットを介してケーシングに固定し、長さ方向両端を自由にしたものがある(特許文献1参照)。
特開平10−180119号公報
触媒筒は、ケーシング内に対して触媒担持体の熱膨張を許容できるように保持しなければならない。しかし、エンジンや車体の振動に伴って振動する触媒筒においては、熱膨張を許容しつつもガタつきがないよう触媒担持体を確実に保持することが求められる。
一方、上記従来技術においては、耐熱マットを介してケーシングへ固定することにより、触媒担持体の全長にわたって熱膨張を許容させつつ確実な保持が可能になるが、このような保持構造では、触媒担持体をケーシングへ固定する固定金具もしくは耐熱マットからなる特別な固定部品が必要であった。しかしこのような固定部品は部品点数削減の観点より省略することが求められる。
そこで本願は、上記部品点数の削減と、触媒担持体に対する熱膨張を許容したケーシングへの確実な保持との両立を目的とする。
上記課題を解決するため排気装置用触媒保持構造に係る請求項1の発明は、
略円筒形状をなして排気通路の一部を構成するケーシング内に、円筒形をなす触媒担持体を支持するようにした排気装置用触媒保持構造において、
前記ケーシングを周方向へ分割された複数の円弧状部材にて構成し、少なくとも内側に配置される触媒担持体の軸方向両端部近傍外周を囲繞するよう内方へ突出して環状をなす凸部を複数設けるとともに、
前記触媒担持体の軸方向一端側を固定端部とし、他端側を自由端部とし、
前記固定端部を前記複数の環状凸部のうち対面する環状凸部へ固着し、
前記自由端部を対面する前記環状凸部に対して摺動自在に支持させたことを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記自由端部を支持する前記環状凸部は、前記自由端部に対して周方向にて一部のみが部分的に接触することを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項2において、前記自由端部が摺動する前記ケーシングの環状凸部を、短径が触媒担持体の外径以下でかつ長径が外径以上となる楕円形状に形成したことを特徴とする。
請求項4の発明は上記請求項1から3のいずれかにおいて、全体として略円形をなすよう前記各分割体を組み立てたとき、隣り合う分割体の分割面近傍に向かい合って重なるフランジ部をそれぞれ設け、対面するフランジ部間に隙間を設けて溶接一体化することを特徴とする。
請求項5の発明は上記請求項1から4のいずれかにおいて、前記固定端部と触媒担持体の環状凸部との固着部を排気下流側に配置したことを特徴とする。
請求項6の発明は上記請求項1から5のいずれかにおいて、全長の異なる複数の触媒担持体が用いられる排気系において、単一の前記ケーシングに対し、前記自由端部が摺動する側の前記環状凸部を、前記全長の異なる各触媒担持体の自由端部をそれぞれ支持するに適した位置へ複数設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、触媒担持体の軸方向一端部である固定端部のみをケーシングに設けた内方へ突出する環状凸部へ固着し、他端部である自由端部を対面して形成されている他の環状凸部に摺動支持させることで、自由端部側で熱膨張を許容しながら、触媒担持体の大きな移動を規制できるため、特別な支持部品を省略でき、部品点数を削減しても触媒担持体を確実に保持できる。
請求項2の発明によれば、環状凸部は周方向にて一部のみが自由端部へ部分的に接触するので、接触面積を少なくして摺動抵抗を減少させることができ、熱膨張による自由端部のより自由な移動を許容する。
請求項3の発明によれば、摺動側の環状凸部を楕円形状とし、その短径が触媒担持体の外径以下でかつ長径が外径以上となっているため、環状凸部は触媒担持体の外周全体には接触せず、部分的に接触するため、自由端部側の熱膨張に伴う摺動持における摺動抵抗を少なくして摺動を容易にしつつも、接触部による確実な保持を可能にする。
請求項4の発明によれば、ケーシングの対面するフランジ部間にて隙間調整をすることにより、ケーシングと触媒担持体との接触面積を調整できる。このため、熱膨張率の異なる触媒担持体に応じて保持力を調整することができる。
請求項5の発明によれば、排気上流に比べて排気下流側は温度が低いため、熱膨張による変形が小さいので、排気下流側に固定端部を配置することにより、熱膨張に伴う変形による固着部側への影響を小さくすることができ、固定端部において強固に固定できる。
請求項6の発明によれば、全長の異る複数の触媒担持体を用いた排気系において、単一のケーシングにて、全長の異る複数の触媒担持体を、それぞれの自由端部が自由に熱変形可能となるように保持できるので、部品を共用使用できることになり、部品点数を削減することができる。
以下、図面に基づいて小型車両に適用された一実施例を説明する。
図1は、小型車両である揺動式自動3輪車の側面図である。この車両は、側面視略ループ状をなす車室1の前部に一つの前輪2を配置して、バーハンドル3にて操向する。
車室1内のバーハンドル3より後方にはシート4が設けられ、その近傍において車体フレーム5にスイング式パワーユニット6が支軸7を中心にして上下方向揺動自在に支持され、かつ軸線を前後方向に向けた揺動軸8を中心に車室1側が左右へ揺動自在に支持されている。9はスイング式パワーユニット6の上下揺動を緩衝するクッションユニットである。
スイング式パワーユニット6には、後輪10が左右一対で設けられ、ユニットカバー11内のエンジン12によりミッション13を介して駆動される。14は排気装置であり、排気管15,第1触媒筒16,第2触媒筒17及びサイレンサー18を備え、エンジン12の排気を浄化してスイング式パワーユニット6の後方へ排出する。
図2は、スイング式パワーユニット6の側面を拡大し、かつユニットカバー11を断面にして内部を示す図である。エンジン12は略水平に近く寝かされた状態で、ヘッドカバー20,シリンダヘッド21,シリンダブロック22,ミッションケース23等が前後方向へ長く配置される。吸気系は電子燃料噴射式であり、シリンダヘッド21には、吸気管24を介してスロットルボディ25が接続される。スロットルボディ25はコネクティングチューブ26を介してエアクリーナ27より浄化空気を供給される。エアクリーナ27はスロットルボディ25の後方かつミッションケース23の上方に配置される。
エンジン12は前端下部が揺動アーム30へ連結される。揺動アーム30に支持されたエンジン12の上方にはエアクリーナ27の支持枠31が設けられている。支持枠31は、ユニットカバー11の頂部内側に沿って略水平に後方へ延びるサイドパイプ32と、その前後から下方へ延びてエンジン12の上部前後へ支持されるステー33、34を備える。
36は第2触媒筒17に設けられたステ−、38はサイレンサー18に設けられたステーであり、それぞれはミッションケース23と一体のステー37、39へ取付けられている。
図3はスイング式パワーユニット6の平面図である。吸気管24,スロットルボディ25は車体中心C上に位置する。吸気管24には、スイング式パワーユニット6の前方かつシート4の下方に配置されている燃料タンク28から燃料管29により燃料が供給される。スロットルボディ25の後方には車体中心に沿ってコネクティングチューブ26の前部側が接続し、後部側は車体右側へ湾曲してエアクリーナ27の右側部へ接続している。
支持枠31は、左右一対のサイドパイプ32と、これらの前後端間を連結する前後一対のクロスパイプ35により平面視略矩形をなし、この矩形状空間内の前部側にスロットルボディ25が位置し、後部側にエアクリーナ27が収容される。エアクリーナ27の上部をなすアッパーケース27aは周囲部分の一部がサイドパイプ32の上に重なりボルト止めされている。アッパー部27aの上面には吸入ダクト27bが設けられ、斜め前向きかつ下向きに開口している。
図の平面視にて、支持枠31は左右の後輪10の内側に配置されるが、左右のサイドパイプ32の配置は車体中心Cに対して非対称であり、車体左側のサイドパイプ32は車体中心C側に寄って配設され、左側の後輪10との間に比較的大きな空間を形成し、ここに排気装置14を前後方向へ長くかつ車体左側へ片寄らせて配置してある。
排気装置14は、排気管15がシリンダヘッド21の下面に開口する排気口(不図示)から下方へ延びて、車体左側かつ上方へ曲がり、スロットルボディ25の左側に配置された第1触媒筒16の排気上流側端部へ接続される。さらに第1触媒筒16から車体後方へ向かって、第1触媒筒16,ジョイントパイプ19a、第2触媒筒17及びジョイントパイプ19bが略一直線状に配置される。これらの部材の車体前方側と排気上流側は一致し、車体後方側と排気下流側は一致する。
ジョイントパイプ19aは第1触媒筒16と第2触媒筒17間を接続し、ジョイントパイプ19bは第2触媒筒17とサイレンサー18の左端部を接続する。サイレンサー18は左右の後輪10間に車幅方向へ長く配設されている軸方向両端を閉じられた円筒状の部材であり、左側端部にジョイントパイプ19bが斜め上方から接続し、右側端部にテールパイプ18aが後方斜め下がりに配置されている。サイレンサー18内部は複数の膨張室が区画され、排気音を減衰させる公知構造になっている。
以下、排気装置につき詳細を説明する。図4は、排気装置14の側面図である。排気管15の先端にはシリンダヘッド21の排気口へ取付けられるフランジ40が設けられる。排気管15の後端は第1触媒筒16の排気上流側端部へ接続される。第1触媒筒16は、略円筒状のケーシング41を備えている。ケーシング41は予め上下2分割された断面略半円形の半体41A及び41Bを向かい合わせにして、それぞれの側面に形成されたフランジ42を溶接することにより一体化され、全体として略円形断面をなしている。
ケーシング41の排気上流側端部には、表面側へ環状溝として表れる上流側支持部43が設けられ、排気下流側端部にも環状凹部として表れる下流側支持部44が設けられている。上流側支持部43及び下流側支持部44はフランジ42で上下分断されるが、ほぼ全周に及んで環状に形成される。符号45はフランジ42で上下に分断されるリブであり、ケーシング41の表面に周方向へ長く弧状に形成され、かつケーシング41の内方へ突出するよう表面側から凹入する溝状に形成され、表面側には凹部となって表れている。リブ45の数や周方向長さは任意である。
第1触媒筒16の排気下流側端部はジョイントパイプ19aで第2触媒筒17の排気上流側端部と接続されている。第2触媒筒17も第1触媒筒16と同様構造であり、共通部に同一符号を付けて示す。符号36は取付用ステーであり、上端部が溶接により半体41Bの側面下部へ取付けられている。
サイレンサー18はには、排気ジョイントパイプ19bの後端部と接続するジョイント18bが後方へ斜め下がりに配置され、後端部側はサイレンサー18内へ斜め下向きに突出し、前端部側はサイレンサー18から外部へ斜め上がりに前方へ突出している。テールパイプ18aはサイレンサー18内を斜め下がり後方へ延出して後端部がサイレンサー18の下方へ突出して下向きに開口している。
図5は排気装置14の前半部側部分を示す平面図である。第1触媒筒16は左右の側部全長に径方向外方へ張り出すフランジ42が形成されている。第2触媒筒17も同様である。なお、第1触媒筒16と第2触媒筒17は、触媒作用において相違し、第1触媒筒16は内部に還元触媒の担持体を保持して排気中のNOXを還元し、第2触媒筒17は内部に酸化触媒の担持体を保持して排気中のHCやCOを酸化するよう、機能分担している。
図6は、第1触媒筒16に対する図5の6−6線相当断面図である。上流側支持部43及び下流側支持部44はそれぞれケーシング41の軸心C1方向へ突出しており、ケーシング41の内部空間に臨む各凸部の内表面は支持面43a及び44aをなし、各支持面43a及び44aの内径はほぼ同じ大きさになっている。ケーシング41のうち上流側支持部43と下流側支持部44の間の部分は最大外径部分であり、この部分の外径よりも各支持面43a及び44aの内径はより小径である。
ケーシング41内には、円筒状の触媒担持体50が収納されている。触媒担持体50は外筒51と、その内側へ収納されている触媒本体52からなる。触媒担持体50はハニカム等の、軸線方向へ貫通して排気を通過させるための空間を形成した金属製の筒状体表面に、適宜な還元触媒触を担持した公知のものである。
触媒本体52は外筒51の軸方向両端より内側へ引き込まれており、触媒担持体50の軸方向両端部は、外筒51のみの延出部分であり、排気上流側端部は自由端部53をなし、排気下流側端部は固定端部54となっている。また、外筒51の外径は上流側支持部43,下流側支持部44の内径とほぼ一致している。
自由端部53は外周面が上流側支持部43の支持面43aへ内側から重なり、外筒51の熱膨張により伸長するとき支持面43aに対して摺動自在になっている。固定端部54は外周面が下流側支持部44の支持面44a内側へ重なり、プロジェクション溶接による溶接部54bにより下流側支持部44と固定端部54は一体化し、熱膨張時にも固定端部54が支持面44aに対して摺動することはない。なお固定端部54の溶接方法はプロジェクション溶接以外の適宜溶接方法を採用してもよい。
ケーシング41の排気上流側端部は、上流側支持部43より排気上流側で中心へ向かって収束するテーパー壁46をなし、その中央部に筒状部47が排気上流側へ突出し、ここで排気管15の排気下流側端部外周へ重なるようになっている。上流側支持部43をなす環状溝の底部は、ケーシング41の最大外径部分のみならず、テーパー壁46の外周部よりも低くケーシング41の内方へ落ち込んでいる。
ケーシング41の下流側支持部44より排気下流側は、排気下流方向へ向かって収束するテーパー壁48をなし、その中央部から筒状部49がさらに排気下流側へ突出し、ジョイントパイプ19aの排気上流側端部外周へ重なるようになっている。下流側支持部44はケーシング41の最大外径部に対して小径の段部をなす環状凹部であって、排気上流側の最大外径部より一段低くなっている。テーパー壁48は下流側支持部44から連続してさらに低くなるよう階段状に変化する。
排気管15から第1触媒筒16へ入った比較的高温の排気は、触媒担持体50を排気上流側から排気下流側へ通過するとき、触媒本体52に担持された触媒により排気中のNOX成分を還元され、同時に触媒担持体50は高温の排気により熱膨張して伸長する。このとき排気温度は排気下流側に向かって次第に低下するので、外筒51の熱膨張は、自由端部53側の方が固定端部54側よりも大きくなり、自由端部53側は上流側支持部43に対して摺動することにより自由に伸長する。このため、熱膨張に伴う伸長及びその後の冷却に伴う収縮のいずれが生じても、自由端部53側の自由な熱変形を許容することにより、固定端部54側に対する応力集中が回避される。
第2触媒筒17は第一触媒16と同様構造であり、第1触媒筒16を出た排気は、第2触媒筒17の触媒担持体が有する酸化触媒によって排気中のHCやCOを酸化する。
第2触媒筒17は、第1触媒筒16と比べて比較的触媒容量の小さい小型のもので足りる。但し、排気温度はやはり上流側が高いため、触媒担持体50の保持構造は第1触媒筒16と同様にする。
排気は第1触媒筒16及び第2触媒筒17を通過することにより、成分が酸化及び還元処理され、十分に浄化される。
図7は第1触媒筒16に用いられるケーシング41のうち、半体41Aの底面図である。他方側の半体41Bは半体41Aと同一のものであり、便宜的にABと符号を変えただけの共通部品である。半体41A(41B)は、適宜材料の金属板に対するプレス成形等により成形される。
また、上流側支持部43及び下流側支持部44等のケーシング41における環状構造部は、組立前の各半体41A及び41Bにおいては、略半円状に分割された部分として各環状構造の前駆構造をなすが、この前駆構造部分にも便宜的にケーシング41の環状構造部と同じ名称及び符号を用いるものとする。
半体41Aの上流側支持部43と下流側支持部44に挟まれた長さ方向中央部分は、触媒担持体50の収納部41aが設けられている。収納部41aはケーシングの最大外径部内側に形成される収容空間を構成する部分であり、収納部41aのさらに中央部は中心側へ若干量突出する中央凸部41bをなす。収納部41aの壁部の内、中央凸部41bを挟む軸直交方向両側の壁にはリブ45が突出形成されている。
図中の符号43c,44cは、ケーシング41で触媒担持体50を保持したとき、上流側支持部43及び下流側支持部44の各支持面43a、44aが外筒51の外周へ接触する際の接触部であり、この接触部43c,44cにおける接触幅(上流側支持部43及び下流側支持部44の各周方向における幅)は後述するように、線接触状態から帯状をなしてある程度の面積を有する面接触状態の間で自由に調整できる。符号44bはプロジェクション溶接用突起であり、下流側支持部44において周方向へ所定間隔で形成されている(各半体毎2カ所、ケーシング全体で計4カ所)。このプロジェクション溶接用突起44bは、各半体41A及び41Bの成形時に同時に形成される。
図8は、図7の8−8線断面である。中央凸部41bとリブ45の各突出面は同一円弧上に位置し、この円弧を含む円を接触円Eとし、その曲率半径をR1、中心をO1とする。また、外筒51の外径をR2、中心をO2とする。さらに外筒51の中心O2を通り、かつフランジ42の表面に平行な直線をL、これと直交して中心O2を通る直線をMとする。
本実施例では、R1とR2はほぼ等しく、後述するように公差によってR1≧R2なる関係を保つよう設定される。したがって中心O1及びO2の位置もほぼ等しくなっている。
リブ45は、ケーシング41内に臨む凸部先端が接触円Eの部分円弧をなすよう接触円Eの周方向へ長く延びる円弧状をなし、フランジ42側の一端部はフランジ42とアール形状で連続し、他端部は中央凸部41bの近傍において直線的に外筒51の一般部(フランジ42、中央凸部41b及びリブ45が形成されていない部分)内面へ連続している。またリブ45の上記凸部先端は、図示しないがケーシング41の軸線と平行な断面にてケーシング41の内方へ向かって凸の曲面状をなし(図7参照)、触媒担持体50に被せたときリブ45は外筒51の外表面へ周方向に線状接触できるようになっている。
中央凸部41bのケーシング41内に臨む内表面も接触円Eに沿う凹曲面をなすとともに、図示断面において接触円Eの部分円弧をなし、触媒担持体50に被せたとき外筒51の外表面へ接触するようになっている。中央凸部41bはフランジ42と約90°違いの位置に形成され、直線Mとの交点を頂部Pとする。なお。接触円Eはケーシング組み立て時における上流側支持部43及び下流側支持部44の各支持面43a及び44aに対する内接円と同じである。
半体41Aを触媒担持体50に被せた状態において、触媒担持体50の水平方向中心線である直線Lは半体41A及び41Bの割面と平行であり、フランジ42がこの直線Lに平行するよう、半体41Aの周方向縁部から径方向外方へ略直角に折り曲げられて形成されている。フランジ42と直線Lの間には寸法1/2Dなる離隔距離をなすように設定される。
ケーシング41を組立てるには、半体41Aを触媒担持体50に被せてその半分を覆った状態で、他側の半体41Aで覆われない部分へ、仮想線で示すように、半体41Aと共通の部材を反転させた半体41Bを被せる。すると図の上下方向にてフランジ42が対面するので、これを接近させて溶接することにより一体化すると、略円筒状のケーシング41が形成される。同時に、半体41Aと41Bが向かい合わせになって形成する内部空間内へ触媒担持体50が収容されて保持される。
図9は、第1触媒筒16における上流側支持部43の支持面43aと外筒51の関係を示す模式断面図である。この図では支持面43aが半径R1の円であって、やはり半径R2の外筒51における自由端部53の外表面へ直接接触する接触円Eをなすよう模式的に表現しているが、実際は後述のようにR1」とR2の間には公差レベルの微少な相違がある。
なお、支持面43aでは接触円Eは半径R1の円であるが、上流側支持部43と下流側支持部44間におけるケーシング41の中間部では、リブ45及び中央凸部41bに内接する円として接触円Eが形成される。
なお、半体41Aと41Bの位置関係は図8と上下逆転しているが、図8は便宜的に半体41Aを下側に示したものである。ただし、半体41Aと41Bは共通のものであるから、いずれを上下にしても同じことでもある。
半体41Aと41Bのうち一方側を反転させて向かい合わせにすると、上下のフランジ42が対面する。この上下のフランジ42を溶接一体化することにより、ケーシング41は略円形断面の筒状になる。この溶接はミグ溶接等により、上下のフランジ42の合わせ部が気密になるように一体化される。
図中の拡大部に示すように、上下のフランジ42間に若干寸法Dなる隙間55が形成されるようになっている。この隙間55は、ケーシング41の触媒担持体50に対する締め代調整のためのものであり、この締め代調整により、自由端部53側の熱変形に伴う上流側支持部43に対する摺動を許容した状態で、触媒担持体50をガタつかせず、かつ変形を招かない程度の適度な締め付け力により確実に保持できる。また、フランジ42の結合部近傍には、外筒51との間に間隙56が形成される場合がある。
この寸法Dは任意の大きさに設定できるが、半体41Aと41Bを重ね合わせるとき確実に形成できることを担保する必要があり、かつ溶接により一体化できる程度の間隙であることが必要である。このための有効な手段としてケーシング41における支持面43aによる円(接触円E)の半径R1を、外筒51の半径R2よりも若干大きくすること、及びこれらの半径R1とR2の大きさが近似している場合には公差設定によって若干寸法Dを確実に確保することが考えられる。
図中の拡大部において、ケーシング41における接触円Eの半径R1を外筒51の半径R2よりも公差程度に若干量大きくし、かつ合わせ面と平行な直線Lに対して、一方のフランジ42の間隔が1/2Dとなるように設定する。
このとき外筒51の円の中心O2は直線L上に位置し、接触円Eの中心O1もほぼ一致している。なお、R1がR2よりある程度大きい場合には、仮想線で示すように、中心O1を直線M上で若干量sだけずらして位置させ、このずれによりフランジ42と合わせ線Lとの間に1/2Dなる間隙を形成するように調整する。
また、この例における各半径R1とR2は公差程度の差しかない近似したものであり、基準の半径をRとしたとき、R1=R+a〜bとする(aは最大公差、bは最小公差である。同様に、R2=R+c〜dとする(cは最大公差、dは最小公差である。さらに、各公差の関係を、a>b≧c>dとする。
これにより、ケーシング41側における半径R1が最小公差b(R1=R−b)のときでも、外筒51の半径R2は、R+c以下であるから、R1≧R2の関係が維持され、間隙55が確実に形成されるよう常時担保される。
一例として、R=21mmのとき、R1=21+0.15〜0、
R2=R+0〜−0.3のように公差を設定すれば、R1が最小となる最小公差時には21.00mmであり、R2は最大となる最大公差時がやはり21.00mmであるから、R1は常時R2と同寸かそれ以上の大きさになる。
R1とR2が同寸であれば、中心O1とO2を同心としたとき、外筒51の周囲へケーシング41の接触円Eが密接することになる。
R1がR2より大きければ、接触円Eは頂部P近傍のみにて外筒51の外周面と部分的に接触することになる。その結果、接触円Eはフランジ42側へ向かう程、外筒51の外周面から離れて、フランジ42の近傍では外筒51の外周面と非接触となる間隙56が形成される。この間隙56は、R1の設定により変化し、R1がR2より大きくなる程大きくなる。
対面する一対のフランジ42を相互に接近させて間隙55を詰める方向に締め代調整すると、触媒担持体50に対する拘束力を大小に調整できる。間隙55の締め代調整において締め代を小さくする(Dの減少を小さくする)と、ケーシング41と触媒担持体50との接触面積が少なくなり、接触部43c,44c(図7)は線接触に近くなって、触媒担持体50に対する締め付け力が小さくなる。一方、締め代を大きくする(Dの減少を大きくする)と、ケーシング41と触媒担持体50との接触面積が多くなり、締め付け力が増大し、接触部43c,44cにおける接触幅は帯状をなして面接触状態になる。
次に、本実施例の作用を説明する。まず第1触媒筒16を組立てるには、図8及び図9に示すように、半体41Aの収納部41a内へ触媒担持体50を収納し、さらに触媒担持体50の反対側から半体41Bを被せ、上下のフランジ42を向かい合わせる。これにより外筒51はリブ45及び凹部41bへ部分的に接触するとともに、上下のフランジ42間にDなる寸法の隙間55が形成される(図9)。そこで、隙間寸法Dを調整しつつ上下のフランジ42間を溶接して密閉する。
ケーシング41は、各半体41A・41Bのフランジ42を溶接することにより一体化され、触媒担持体50の外筒51に対して外表面へ接触して所定の締め付け力で固定する。このとき、触媒担持体50の長さ方向両端部は上流側支持部43及び下流側支持部44にて締め付けられ、中間部はリブ45及び中央凸部41bが部分的に接触することによって締め付けられる。この締め付け力は、隙間55が存在するので、寸法Dを調整することにより調整でき、ガタを防止して確実に保持するとともに、締め付けすぎないようにすることができる。
さらに、下流側支持部44の外側からプロジェクション溶接すると、図6に示すように固定端部54をケーシング41側へ固定し、熱膨張による自由な伸長を規制する。自由端部53は上流側支持部43の底部に線状もしくは帯状の比較的接触面積が小さい状態で接触し、熱膨張による変形を許容された状態で支持される。そのうえ、外筒51の中間部はリブ45及び中央凸部41bへ部分的に接触する。特にリブ45とは線接触状態となり、中央凸部41bに対しても頂部P近傍にて長さ方向に線接触状態に接触する。このため、外筒51に対して熱膨張による変形し易い状態で支持される。
そこで、排気が第1触媒筒16内へ流入すると、その高温により触媒担持体50は熱膨張するが、固定端部54はケーシング41へ固定されているため伸長を規制される。一方、自由端部53は上流側支持部43に対して摺動自在であるから、熱膨張による伸長を許容する。
このため、触媒担持体50の一端のみをケーシング41の内方へ突出する環状凸部である下流側支持部44に固着し、他端をやはり内方への環状凸部である上流側支持部43へ摺動可能に支持することで、他端側で熱膨張による変形を許容しながら、触媒担持体50全体における大きな移動を規制できるため、部品点数を削減しながら確実に触媒担持体50を保持できる。
しかも、摺動側凸部である上流側支持部43が触媒担持体50の自由端部53の全外周には接触せず、周方向の一部のみにて部分的に接触するため、接触面積を少なくして摺動抵抗を減少させることができ、熱膨張による自由端部53のより自由な移動を許容しつつ、しかも接触部により確実に保持できる。
そのうえ、触媒担持体50の外筒51における自由端部53は上流側支持部43の支持面43aに線状もしくは帯状の比較的接触面積が小さい状態で接触し、さらに外筒51の長さ方向中間部外周面もリブ45及び中央凸部41bにより部分的に接触して接触面積を小さくしているので、触媒担持体50の熱膨張による摺動を容易にしつつも多点で支持することにより、さらに確実な保持ができるようになる。
その後、エンジン停止により排気が流入しなくなると、触媒担持体50は一転して収縮することになる。この場合も、固定端部54はケーシング41へ固定されているため、自由端部53側が大きく収縮するが、このときの収縮も上記接触面積の小さな支持構造により容易に変形できる。このため固定端部54に対する応力集中を回避でき、固定部における亀裂等の発生を阻止できるため、耐久性を向上させることができる。
このように、触媒担持体50の外筒51における軸方向一端部である固定端部54のみをケーシング41に設けた内方へ突出する環状凸部である下流側支持部44へ固着し、他端部である自由端部53に対面して形成されている他の環状凸部である上流側支持部43に摺動支持させることで、自由端部53側で熱膨張を許容しながら、触媒担持体50の大きな移動を規制できるため、特別な支持部品を省略でき、その結果、部品点数を削減しても触媒担持体50を確実に保持できる。
しかも、排気温度がより高温となる排気上流側の上流側支持部43にて外筒51の自由端部53側を摺動自在とし、相対的に低温側となる排気下流側に固定端部54を配置したので、固定端部54を熱膨張による変形が小さい排気下流側に設けて、熱変形による影響を小さくしてより強固に固着することが可能になった。なお、上記の各作用は第2触媒筒17側にても同様である。
また、ケーシング41の隣り合う半体41A及び41Bの対面するフランジ部42間に隙間55を設け、この隙間を調整をすることにより、ケーシング41と触媒担持体50における外筒51の外周面との接触面積を調整できる。
このため、熱膨張率の異なる複数の触媒担持体50を使用する場合でも、触媒担持体50の熱膨張率に応じて保持力を調整することができる。
そのうえ、本実施例では、公差設定により隙間55を形成したので、隙間55を確実かつ容易に形成できる。
図10は、上流側支持部43の支持面43aにおける内径R1と自由端部53の外径R2とを公差設定ではなく、積極的にR1とR2の寸法差が大きい場合(R1>R2)における別実施例であって、R1とR2の関係を原理的に示すための模式的断面であり、部材相互の寸法関係を誇張してある。この模式図に示すように、半体41Aと41Bを向かい合わせてフランジ42を溶接することにより一体化されたケーシング41の上流側支持部43における支持面43aは略楕円形をなし、外筒51の中心O2を通り左右のフランジ42を結ぶ線L上に長径が位置し、これに直交するとともに中心O2を通る線M上に短径が位置する。
短径をr1、長径r2とすれば、この短径r1と長径r2の相違は、ケーシング41の半体41Aにおける円弧の半径R1の中心O1が短径方向にて中心O2からずれていることにより、このずれ分だけr2の方が大きくなる(r1<r2)。なお、短径r1は自由端部53の外径R2より小さくし、長径r2は自由端部53の外径R2より大きくする。
このとき、2つの中心O1,O1を中心とし、それぞれ上下の対向位置にある頂部P、Pに接する2つの接触円E1・E2が形成されることになる。この場合における各接触円E1・E2の半径がそれぞれR1である。
ケーシング41はフランジ42近傍で長径r2をなすため、ケーシング41を外筒51の外側へ重ねた状態では、フランジ42近傍部にてケーシング41と外筒51の間に間隙56が確実に形成され、外筒51に対する非接触部を確保することになる。また、各半体41A及び41Bにおける左右のフランジ42の基部間の円弧長は、半径R1の円における半円弧(πR1)よりも若干短くされており、フランジ42は直線Lより1/2D(図9参照)だけ離れた位置に形成される。
このようにすると、摺動側の環状凸部である支持面43aを、短径r1が自由端部53の外径R2以下でかつ長径r2が外径R2以上となる楕円形状に形成できるので、支持面43aは自由端部53の外周全体には接触せず、部分的に接触するため、自由端部53側の熱膨張に伴う摺動持における摺動抵抗を少なくして摺動を容易にしつつも、接触部による確実な保持を可能にする。
しかも、公差に関係なく寸法Dなる間隙55を常時正確に形成でき、かつ支持面43aの半径R1を自由に設定して、支持面43aと自由端部53との接触面積を自由に調整することができる。また、図に示すように、略真円の外筒51に対して略楕円形状のケーシング41で覆うので、外筒51の外周とフランジ42の近傍との間に間隙56が形成され、相互に非接触となる大きな部分を形成できる。
図11はさらに別実施例に係る図6と同様図である。この例では、上流側支持部43の数が多くなっているだけ相違する。他は図6に係る実施例と同様のため、共通部は共通符号を用いて示す。
この例では、上流側支持部43より上流側にもう一つの上流側支持部43Aを設ける。この上流側支持部43Aは上流側支持部43と同一構造である。
図の触媒担持体50は図6に係る実施例と同じものであり、自由端部53は上流側支持部43にて支持されている。
そこで、触媒担持体50よりも長い触媒担持体50Aに代える。すると、自由端部53より長い自由端部51Aが上流側支持部43Aに摺接する。
この場合、長い触媒担持体50Aの固定端部は、前実施例と同じく下流側支持部44に固着されている。このため自由端部51Aも熱膨張により上流側支持部43Aを摺接して熱変形を吸収でき、収縮時の応力集中を回避できる。したがって、このようにすると、長・短に寸法の異なる触媒担持体50及び長い触媒担持体50Aで共通使用できるようになる。したがって全長の異る複数の触媒担持体を用いた排気系において、単一のケーシングにて、全長の異る複数の触媒担持体を、それぞれの自由端部が自由に熱変形可能に保持できるので、ケーシングの共用化を実現できることになり、部品点数を削減することができる。
なお、上流側支持部の数は任意に設定でき、使用の可能性がある長さが長短異なる触媒担持体の種類数に応じて設けることができる。また、上流側支持部間の間隔や上流側支持部自体の幅を自由に調整できるので、これによっても種々に長さの異なる触媒担持体について使用できる。
なお、ケーシング41は2分割に限定されず、それよりも多数分割することは自由である。

実施例の排気装置を搭載した小型車両の側面図 スイング式パワーユニットの側面を拡大しかつ内部を示す図 スイング式パワーユニットの平面図 排気層装置の側面図 排気層装置の前半側平面図 第1触媒筒に対する図5の6−6線相当断面図 ケーシング半体の底面図 図7の8−8線断面図 上流側支持部の支持面と外筒の関係を示す模式断面図 別実施例に係る模式的断面図 さらに別実施例に係る図6相当図
符号の説明
6:スイング式パワーユニット、12:エンジン、14:排気装置、16:第1触媒筒、17:第2触媒筒、41:ケーシング、42:フランジ、43:上流側支持部、44:下流側支持部、50:触媒担持体、51:外筒、53:自由端部、54:固定端部、55:隙間

Claims (6)

  1. 略円筒形状をなして排気通路の一部を構成するケーシング内に、円筒形をなす触媒担持体を支持するようにした排気装置用触媒保持構造において、
    前記ケーシングを周方向で分割された複数の円弧状部材にて構成し、少なくとも内側に配置される触媒担持体の軸方向両端部近傍外周を囲繞するよう内方へ突出して環状をなす凸部を複数設けるとともに、
    前記触媒担持体の軸方向一端側を固定端部とし、他端側を自由端部とし、
    前記固定端部を前記複数の環状凸部のうち対面する環状凸部へ固着し、
    前記自由端部を対面する他の前記環状凸部に対して摺動自在に支持させたことを特徴とする排気装置用触媒保持構造。
  2. 前記自由端部を支持する前記環状凸部は、前記自由端部に対して周方向にて一部のみが部分的に接触することを特徴とする請求項1に記載した排気装置用触媒保持構造。
  3. 前記自由端部が摺動する前記ケーシングの環状凸部を、短径が触媒担持体の外径以下でかつ長径が外径以上となる楕円形状に形成したことを特徴とする請求項2に記載した排気装置用触媒保持構造。
  4. 全体として略円形をなすよう前記各分割体を組み立てたとき、隣り合う分割体の分割面近傍に向かい合って重なるフランジ部をそれぞれ設け、対面するフランジ部間に隙間を設けて溶接一体化することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載した排気装置用触媒保持構造。
  5. 前記固定端部と触媒担持体の環状凸部との固着部を排気下流側に配置したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載した排気装置用触媒保持構造。
  6. 全長の異なる複数の触媒担持体が用いられる排気系において、単一の前記ケーシングに対し、前記自由端部が摺動する側の前記環状凸部を、前記全長の異なる各触媒担持体の自由端部をそれぞれ支持するに適した位置へ複数設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載した排気装置用触媒保持構造。


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