JP2019082128A - 触媒コンバータ - Google Patents

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【課題】材質が異なったケースの構成部材間の溶接部に生じる熱歪みを緩和できる触媒コンバータを提供する。【解決手段】保持マット16が介設された状態で触媒担体11を内部に収容するケースの構成部材として、第1部材13と、第1部材13とは材質が異なり、且つ第1部材13に溶接された第2部材14と、を備える触媒コンバータにおいて、ケースにおける第1部材13と第2部材14との溶接位置17が、同ケースにおける保持マット16に接触している部分に位置するようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、触媒担体を内部に収容するケースが、材質の異なる部材を溶接することで形成された触媒コンバータに関する。
内燃機関の排気通路に設置される触媒コンバータとして、特許文献1に見られるように、触媒担体を内部に収容するケースが複数の部材を溶接して形成されたものがある。
特開平9−324623号公報
上記のような触媒コンバータのケースを、材質の異なる複数の部材により構成することがある。こうしたケースを採用する触媒コンバータでは、内燃機関の運転中に排気の熱を受けてケースが高温となった際に、部材間の線膨張差による歪み(熱歪み)がケースの溶接部に発生する。そのため、ケースの構成部材間の溶接強度を、熱歪みによる割れ等が生じないだけの高い強度とする必要があり、生産性の低下や製造コストの増加を招く要因となっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、材質が異なったケースの構成部材間の溶接部に生じる熱歪みを緩和できる触媒コンバータを提供することにある。
上記課題を解決する触媒コンバータは、触媒が担持された触媒担体と、触媒担体を内部に収容するケースと、触媒担体とケースとの間に介設された保持マットと、ケースを構成する部材である第1部材と、同じくケースを構成する部材であって第1部材とは材質が異なり、且つ同第1部材に溶接された第2部材と、を備える。そして、同触媒コンバータのケースにおける第1部材と第2部材との溶接位置が、同ケースにおける保持マットに接触している部分に位置するようにしている。
上記のように構成された触媒コンバータでは、ケースを構成する第1部材、第2部材の溶接部が保持マットにより覆われて、排気に直接曝されないようになる。そのため、内燃機関の運転中の溶接部の温度上昇が抑えられる。したがって、上記触媒コンバータによれば、材質が異なったケースの構成部材間の溶接部に生じる熱歪みを緩和できる。
触媒コンバータの一実施形態の側面図。 同触媒コンバータにおける触媒担体の収容部の断面図。 同触媒コンバータのケースを構成する第1部材及び第2部材の溶接部の拡大断面図。
以下、触媒コンバータの一実施形態を、図1〜図3を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、触媒コンバータにおいて、内燃機関への設置時にその内部を通る排気の流れ方向上流側を同触媒コンバータの排気流入側と呼び、同排気の流れ方向下流側を同触媒コンバータの排気流出側と呼ぶ。
図1に示すように、触媒コンバータ10は、円筒形の触媒担体11と、その触媒担体11を内部に収容するケース12と、を備えている。触媒担体11は、ハニカム構造をなした金属又はセラミクス製の一体構造物の表面に活性アルミナなどをコーティングし、少量の触媒物質(白金、ロジウム、パラジウムなど)を担持したものとなっている。
こうした触媒担体11を収容したケース12は、第1部材13、第2部材14、及び第3部材15の3つの部材を溶接により一体に接合することで形成されている。第2部材14は、ケース12における触媒担体11を収容する部分を構成し、触媒担体11の外径よりも若干大きい内径を有した円管形をなしている。これに対して、第1部材13はケース12における第2部材14よりも排気流入側の部分を構成し、排気流入側から排気流出側に向かって内径が拡大するコーン形状をなしている。さらに、第3部材15は、ケース12における第2部材14よりも排気流出側の部分を構成し、排気流入側から排気流出側に向かって内径が縮小するコーン形状をなしている。
こうしたケース12の構成部材のうちの第2部材14及び第3部材15は、フェライト系ステンレスにより形成されている。これに対して、第1部材13は、フェライト系ステンレスよりも高温疲労強度が高いオーステナイト系ステンレスにより形成されている。なお、第1部材13の材料であるオーステナイト系ステンレスは、第2部材14及び第3部材15の材料であるフェライト系ステンレスよりも、大きい線膨張係数を有している。
図2に示すように、触媒コンバータ10における触媒担体11とケース12の第2部材14との間の部分には、アルミナ繊維により形成された保持マット16が介設されている。保持マット16は、触媒担体11とケース12との間で圧縮された状態で設置されており、ケース12の内部において触媒担体11を保持する役割を果たしている。また、アルミナ繊維からなる保持マット16は、触媒担体11やケース12よりも熱伝導率が低く、触媒担体11からケース12への熱伝達を抑える断熱材としての機能も兼ね備えている。
また、同図に示すように、触媒コンバータ10のケース12において第1部材13と第2部材14とは、第2部材14の排気流入側の部分を第1部材13の排気流出側の部分に挿入した状態で、第1部材13の排気流出側の端部を全周に亘って第2部材14に溶接することで、一体に接合されている。なお、本実施形態の触媒コンバータ10では、第1部材13の排気流出側の端部が、第2部材14の内部に設置された保持マット16の排気流入側の端の位置よりも排気流出側に位置した状態で、第1部材13と第2部材14とが接合されている。そのため、本実施形態の触媒コンバータ10のケース12における第1部材13と第2部材14との溶接位置17は、ケース12における保持マット16に接触している部分に位置している。
これに対して、触媒コンバータ10のケース12において、第2部材14と第3部材15とは、第2部材14の排気流出側の部分を第3部材15の排気流入側の部分に挿入した状態で、且つ第3部材15の排気流入側の端部を全周に亘って第2部材14に溶接することで、一体に接合されている。なお、ケース12における第2部材14と第3部材15との溶接位置18は、同ケース12における保持マット16に接触している部分よりも排気流出側の部分に位置している。
続いて、以上のように構成された本実施形態の触媒コンバータ10の作用、効果を説明する。
本実施形態の触媒コンバータ10のケース12は、上述のように材質の異なる第1部材13及び第2部材14を溶接して形成されている。こうした触媒コンバータ10のケース12における第1部材13と第2部材14との溶接部には、温度変化に応じて両部材の線膨張差による歪み(熱歪み)が発生する。そうした熱歪みは、溶接部に亀裂を発生させる要因となる。
これに対して本実施形態の触媒コンバータ10では、上述したように、第1部材13と第2部材14との溶接位置17がケース12における保持マット16に接触している部分に位置している。すなわち、第1部材13及び第2部材14の溶接部が断熱材である保持マット16により覆われており、排気に直接曝されないようになっている。そのため、第1部材13及び第2部材14の溶接部における内燃機関の運転中の温度上昇が抑えられる。したがって、本実施形態の触媒コンバータ10によれば、材質が異なったケース12の構成部材間の溶接部に生じる熱歪みを緩和できる。なお、こうした溶接部の熱歪みの抑制は、新たな部材を追加することなく、溶接位置の変更だけで達成されている。
ところで、保持マットを介して触媒担体をケース内に保持した構成の触媒コンバータでは、触媒担体の前後の排気の差圧により、ケース内での保持マット及び触媒担体の位置がずれてしまうことがある。従来の触媒コンバータでは、保持マットの面比重を高めることで、こうした差圧による位置ずれを防止していたが、そのために保持マットの材料の量が多くなっていた。
これに対して図3に示すように、本実施形態の触媒コンバータ10では、第2部材14の内周面19における第1部材13及び第2部材14の溶接位置17の部分には、溶接中の金属の溶融凝固によってミミズ腫れのように盛り上がった溶接ビード20が形成されている。本実施形態の触媒コンバータ10では、第2部材14の内周面19における保持マット16と接触する部分に、こうした溶接ビード20が形成されるため、この溶接ビード20による内周面19の盛り上がりにより、保持マット16の位置ずれが抑えられる。そのため、保持マット16の面比重をあまり高めずとも、すなわち保持マット16をより少ない材料で形成しても、上記のような差圧による位置ずれを抑えられる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、触媒コンバータ10のケース12の3つの構成部材のうち、第1部材13の材質のみが異なり、第2部材14及び第3部材15の材質は同じとなっていた。第3部材15の材質を、第2部材14とは異なる材質としてもよい。そうした場合、ケース12における保持マット16と接触している部分に、第2部材14と第3部材15との溶接位置18が位置するようにすれば、第2部材14と第3部材15との溶接部に生じる熱歪みを緩和可能となる。
・上記実施形態の触媒コンバータ10では、3つの部材を溶接してのケース12を形成していたが、ケース12の構成部材の数を2つ、或いは4つ以上としてもよい。そうした場合においても、ケース12の構成部材の中に材質の異なる部材が存在しており、且つそれら材質の異なる部材の溶接位置がケース12における保持マット16と接触している部分に位置していれば、溶接した部材間の線膨張差により溶接部に発生する熱歪みを緩和可能である。
10…触媒コンバータ、11…触媒担体、12…ケース、13…第1部材、14…第2部材、15…第3部材、16…保持マット、17…(第1部材13、第2部材14の)溶接位置、18…(第2部材14、第3部材15の)溶接位置、20…溶接ビード。

Claims (1)

  1. 触媒物質が担持された触媒担体と、前記触媒担体を内部に収容するケースと、前記触媒担体と前記ケースとの間に介設された保持マットと、前記ケースを構成する部材である第1部材と、同じく前記ケースを構成する部材であって前記第1部材とは材質が異なり、且つ同第1部材に溶接された第2部材と、を備える触媒コンバータであって、
    前記ケースにおける前記第1部材と前記第2部材との溶接位置が、同ケースにおける前記保持マットに接触している部分に位置している
    触媒コンバータ。
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