JP2011156505A - 触媒担体 - Google Patents

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【課題】箔伸びを生じる環境下における構造耐久性を向上することができる触媒担体を提供する。
【解決手段】触媒担体1は、金属製の平箔2と波箔3とを巻き回してなるハニカム体4と、前記ハニカム体4の外周面を囲む金属製の外筒5とを、少なくとも一部で接合してなる。平箔2と波箔3とは、厚さ方向に貫通する孔8が複数形成され、かつ、入側接合部12と外周接合部13とにおいて互いに接合されてなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、触媒担体に関し、特に自動車などの内燃機関の排ガスを浄化する触媒コンバータに用いられる触媒担体に関するものである。
自動車などの内燃機関の触媒コンバータ用触媒担体として、耐熱合金製の外筒に同合金製のハニカム体を嵌入してなる触媒担体(特に、メタル担体ともいう)が、近年多用されている。ハニカム体は、厚さ50μm程度の平箔と、該平箔をコルゲート加工した波箔とを、交互に積層して形成され、平箔と波箔を交互に積層したものや、帯状の平箔と波箔を重ねて渦巻状に巻き回したもの等が使用されている。
近年、自動車排ガス規制が非常に厳しくなる傾向にあり、触媒を早期に活性化する必要性から、内燃機関としてのエンジン直下に触媒コンバータを配置する場合が多くなっている。これにより触媒コンバータは高温に曝される機会が増えるので、使用環境が非常に厳しくなり、したがってメタル担体に対する構造耐久性の要求も厳しくなっている。
平箔と波箔から構成されるメタル担体においては、平箔と波箔の間を接合しておく必要がある。ところが、平箔と波箔は、全体を接合してしまうと、熱応力が大きくなりすぎて、例えば、ハニカム体と外筒の接合部に亀裂が貫通し、ハニカム体が外筒から脱落してしまうなど、容易に破壊してしまうという欠点を有する。
これに対し、優れた構造耐久性を得るための手段として、メタル担体においては、熱応力の発生を制御するためにハニカム体を構成する箔同士の接合構造を工夫することが必要である。その具体的方法は熱変形を許容するために、部分的に箔同士が接合していない部分を設けることであって、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5等に開示されている。
米国特許第4795615号公報 WO90/03842号公報 特許第2558005号公報 特許第3199936号公報 実用新案登録第2543636号公報
しかしながら、最近は排ガス成分のみならず、燃費に対する規制もさらに厳しくなっている。特に高速運転時の燃費を向上させようとすると、理論空燃比に近い状態で燃焼させなければならず、エンジン高回転時の排ガス温度が非常に高くなる。したがって高い浄化性能を得るため、エンジン始動直後の低回転時の触媒早期活性化を狙って触媒コンバータをエンジン直下に配置すると、その後エンジン高回転時には触媒コンバータは高温に曝される。なお、理論空燃比とは、混合気中の酸素と燃料とが過不足なく反応するときの空燃比をいう。また、空燃比とは、混合気における空気質量を燃料質量で除算したものである。
使用温度が高くなると、ハニカム体を構成する箔と、ハニカム体に担持された触媒とが相互作用を生じ、「箔伸び」という現象が生じる。「箔伸び」とは、具体的には触媒中に含まれる酸化物成分が、ハニカム体を構成する箔の表面に形成された酸化被膜中に拡散して酸化被膜が体積膨張を起こし、当該体積膨張による引張力によって箔素材自体が伸びる現象である。箔伸びは触媒コンバータの使用中に徐々に大きくなるが、箔伸びの程度が大きいと、特許文献1〜5で開示されている接合構造を以ってしても短時間で破壊に至ってしまい、構造耐久性が不十分である場合がある。
本発明は、このような箔伸びを生じる環境下における構造耐久性を向上することができる触媒担体を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る発明は、金属製の平箔と波箔とを巻き回してなるハニカム体と、前記ハニカム体の外周面を囲む金属製の外筒とを、少なくとも一部で接合してなる触媒担体において、前記平箔と前記波箔とは、厚さ方向に貫通する孔が複数形成され、かつ、入側接合部と外周接合部とにおいて互いに接合されてなり、前記入側接合部が前記ハニカム体の入側端部から、5mm以上軸方向全長の50%以下まで、前記ハニカム体の径方向全層に亘って接合されてなり、前記外周接合部は、前記ハニカム体の最外周から径方向に2層以上、総層数の1/3以下まで前記ハニカム体の出側端部から前記入側接合部の下面に亘って接合されてなり、前記孔が、直径0.2mm以上4.0mm以下の円であることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る発明は、前記孔が、直径0.2mm以上1.4mm以下の円であり、前記孔のピッチが、ひとつのセルにおける前記平箔の長さ以下に形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る発明は、前記孔が千鳥状に配置されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る発明は、前記平箔と前記波箔とは、前記入側端部から3mm以上10mm以下の領域に、前記孔が形成されていない非加工部分が設けられていることを特徴とする。
本発明の触媒担体は、従来の技術では対応できなかった、高温での搭載化で、熱応力が大きく、また箔伸びが顕著に生じる環境下での使用でも、構造耐久性を向上することができる。
本実施形態に係る触媒担体の全体構成を示す斜視図である。 本実施形態に係るハニカム体と外筒との構成を示す部分斜視図である。 本実施形態に係る接合部の構成を模式的に示す縦断面図である。 従来例を示す縦断面図である。 接合部の変形例を示す縦断面図である。 箔の変形例を示す正面図である。 箔の別の変形例を示す正面図である。
前述したように、高温下においてハニカム体に触媒との相互作用による箔伸びが生じるような厳しい条件の場合、従来技術に基づく接合構造のハニカム体では、十分な構造耐久性を発揮せず、早期に破損してしまう。これは、箔伸びによる熱ひずみが蓄積して亀裂が進展して、最終的にはハニカム体が外筒から脱落するものである。したがって、この脱落を防止するには、ハニカム体の内部の温度差によって生じる熱ひずみを軽減することに加え、箔伸びによる熱ひずみを軽減することもまた必要となる。
本発明者らは、箔に孔開け加工を施すことが、ハニカム体の内部の温度差によって生じる熱ひずみと箔伸びによる熱ひずみの両方を抑制する有効な手段であることを見出した。箔伸びとは前述したように、酸化被膜の中に触媒成分が拡散し、酸化被膜が体積膨張するために、箔素材自体に引張応力が発生するために生じる現象である。この場合、箔に孔開け加工がなされていれば、部分的に孔の部分が箔伸びをある程度吸収できるため、箔伸びの全体量を大幅に減少させることができる。すなわち熱ひずみを軽減して引張力あるいは圧縮力を軽減するという効果(以下、「応力緩和効果」という)がある。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(全体構成)
図1に示す触媒担体1は、耐熱合金製でなり、平箔2と波箔3を巻き回してなるハニカム体4と、当該ハニカム体4の外周面を囲む外筒5とで構成される。この触媒担体1は、入側端部1Aから流入した排気ガスが出側端部1Bへ排出され得るように、図示しない排気管に連通される。また、ハニカム体4には触媒が担持されている。この触媒と排気ガスが反応することにより、触媒担体1は、流入した排気ガスを浄化し得るようになされている。ここで、耐熱合金として最も好適なものとしては、Fe-20Cr-5Al系ステンレス鋼およびこれを耐熱性の高いNi基ろう材で接合したものが挙げられるが、Fe-20Cr-5Al系ステンレス鋼に限らず合金組成にAlを含んだ耐熱性の各種ステンレス鋼を用いることができる。通常、メタル担体に用いられる箔は、Crを15-25質量%、Alを2-8質量%程度含有する。
例えば、Fe-18Cr-3Al合金や、Fe-20Cr-8Al合金なども耐熱合金として用いることができる
平箔2と波箔3とは、図2に示すように、それぞれ厚さ方向に貫通する複数の孔8が形成されている。孔8の配置は、種々のものが考えられるが、好ましくは、ハニカム体4全体に亘って均一に配置されるのがよい。本実施形態では、孔8は、平箔2および波箔3を形成する共通の箔(図示しない)の全体に、碁盤の目状に配置されている。
なお、ハニカム体4は、孔8の大きさや配置によって、箔伸びの全体量が異なる。例えば、同じ孔径であれば、応力緩和効果は開口率が大きいほど高まるが、当然のことながら箔に孔8を開けると開口率が大きいほど接合面積が小さくなるため、却って触媒担体1全体の構造耐久性が悪化する場合がある。したがって孔8の開け方は厳密に規定される。孔8の開け方で規定されるパラメータは孔8のサイズおよびピッチである。ここで、開口率とは、(孔の面積)/(平箔または波箔の面積)×100(%)で算出される値をいう。
応力緩和効果は10mmの孔8で20mmピッチとした場合と、0.5mmの孔8で1mmピッチにした場合とで異なる。開口率はともに20%であるが、10mmの孔8で20mmピッチの場合、孔8間の距離が長いため、十分に応力の緩和ができない。この場合、応力緩和効果よりも、接合面積が低減する悪影響の方が大きいため、全体の耐久性としては、孔8を開けない場合よりも却って悪化する。また10mmの孔8で、ピッチを11mm程度にすれば、孔8間の距離が短くなるため、ピッチ20mmの場合よりも応力緩和効果は増大する。しかしながら、構造耐久性を確保するには、平箔と波箔の間の必要最低限の接合は確保しておかなければならない。この場合開口率は50%を超えるため平箔と波箔の接合面積が低減してしまうので、触媒担体1全体としては、やはり構造耐久性が悪化する。
したがって応力緩和効果は、孔径とピッチが細かければ細かいほど有利である。しかしながら、孔径が小さすぎると、触媒担持の際に触媒が孔8を塞いでしまうので、触媒が孔8を塞がずに塗布されるためには、孔径は0.2mm以上必要である。また、孔径は4mm以下である必要がある。
また、孔8は、ハニカム体4のセル9毎の平箔2に、少なくとも1個配置されるのが好ましく、さらにハニカム体4のセル9毎の波箔3に、少なくとも1個配置されるのが好ましい。ここで、セル9とは、波箔3の一つの波と、当該一つの波を閉塞するように設けられる平箔2とで形成される部分をいう。これにより、孔8はハニカム体4中に均一に配置される。孔8が、ハニカム体4のセル9毎の平箔2に、少なくとも1個配置される場合について具体例を示す。
なお、孔8は、平箔2および波箔3を形成する共通の箔において碁盤の目状に配置されているので、ハニカム体4の軸方向に複数配置されることになる。本明細書では、ハニカム体4のセル9毎の孔8の数は、ハニカム体4の軸方向の単位長さあたりにおける孔8の数を表すこととする。したがって、「ハニカム体4のセル9毎の平箔に1個」とは、「ハニカム体4の軸方向の単位長さにおけるセル9毎の平箔に1個」の意味である。
実際上、孔8は、ハニカム体4のセル9毎の平箔に、軸方向の全体に亘って設けられている。この場合の孔8の数は、孔8のピッチとハニカム体4の軸方向長さによって異なることはいうまでもない。
例えば、ハニカム体4のセル密度が、1平方センチあたり62セル(1平方インチあたり400セル、400cpsi)の典型的なセル形状(二等辺三角形セル)であれば、ひとつのセル9の平箔2の長さが2.5mm、波箔3の一辺の長さ(上記二等辺三角形の一辺の長さ)が1.77mmである。なお、波箔3は二等辺三角形の各頂点部分で平箔2に接合される。したがって、
(1)孔8ピッチが2.5mm以下であれば、孔8が平箔2に必ず1個以上、波箔3で形成される二等辺三角形の二辺のうち少なくとも一方に1個以上、
(2)孔8ピッチが1.77mm以下であれば、孔8が平箔2および波箔3の一辺に1個以上、
(3)孔8ピッチが1.25mm以下であれば、孔8が確実に平箔2に2個以上、波箔3の一辺に1個以上、
それぞれ配置される。
また、セル密度が、1平方センチあたり15セル(1平方インチあたり100セル、100cpsi)の典型的なセル形状(二等辺三角形セル)であれば、ひとつのセル9の平箔2の長さが5.0mm、波箔3の一辺の長さが3.54mmであるが、
(1)孔8ピッチが5mm以下であれば、孔8が平箔2に必ず1個以上、波箔3で形成される二等辺三角形の二辺のうち少なくとも一方に1個以上、
(2)孔8ピッチが3.54mm以下であれば、孔8が平箔2および波箔3の一辺に1個以上、
(3)孔8ピッチが2.5mm以下であれば、孔8が確実に平箔2に2個以上、波箔3の一辺に1個以上、
それぞれ配置される。
平箔2と波箔3とは、図3に示すように、接合部で接合することにより、一体化されている。なお、ハニカム体4と外筒5とは、出側の接合面10において接合されている。本実施形態の場合、接合部は、入側接合部12と外周接合部13とを有する。通常、平箔2と波箔3とは耐熱性の高いNi基ろう材を用いたろう付け(図中、太線)により行われる。
前記入側接合部12は、軸方向が、ハニカム体4の入側端部4Aを基点とし、当該入側端部4Aから5mm以上であって、軸方向の全長の50%以下まで、径方向がハニカム体4の径方向全層に亘って接合されている必要がある。また、外周接合部13は、径方向が、ハニカム体4の最外周から径方向内側に向かって2層以上であって、総層数の1/3以下まで、軸方向が、ハニカム体4の出側端部4Bを基点とし、当該出側端部4Bから前記入側接合部12の下面12Aに亘って接合されている必要がある。ここで総層数とは、ハニカム体4の中心から最外周までの波箔の層数のことをいう。
(作用および効果)
上記のように構成された触媒担体1の作用および効果について説明する。触媒担体1は、図示しないエンジンの排気管に連通される。排気管内を流通する排気ガスに含まれるHC,CO,NOは、入側端部1Aから触媒担体1内に流入し出側端部1Bから排出される間に、触媒と反応し、浄化される。
これに伴い、触媒担体1は、排気ガスの熱によって温度が上昇する。この昇温過程において、触媒担体1は、中心部分のほうが外周部分に比べ高温の排気ガスに晒される時間が長くなる。従って、中心部と外周部の温度差による熱ひずみが発生し、さらに中心部の箔において箔伸びを生じるため、箔伸びによる熱ひずみも発生する。
因みに、図4に示す従来の触媒担体100では、ハニカム体101の中心部分101Aと外周部分101Bとで生じた温度差によって、中心部分101Aに箔伸びが生じる(本図(B))。そのため中心部分101Aには圧縮力、外周部分101Bには引張力が加わる。加熱、冷却の熱サイクルが負荷されると、これらの力が繰り返し加わることにより、ついにはハニカム体101が外筒5から脱落するに至る。
これに対し、本実施形態に係る触媒担体1では、平箔2および波箔3にそれぞれ形成された複数の孔8が、上記圧縮力あるいは引張力によってそれぞれ変形することにより、応力緩和効果を発揮することができる。したがって、触媒担体1は、構造耐久性を向上することができる。
本実施形態に係る触媒担体1は、孔径が0.2mm〜4mmの孔8を、ハニカム体4内に配置することにより、応力緩和効果を得ることができる。さらにセル9毎の平箔2に少なくとも1個配置することとしたことにより、応力緩和効果を得ながら、有効な接合面積を確保することができ、より確実に優れた構造耐久性を得ることができる。
また、セル9毎の波箔3の一辺に上記孔8を少なくとも1個配置することにより、よりハニカム体4内に孔8を均一に分散できることになり、より優れた構造耐久性を得ることができる。
さらに、触媒担体1は、入側接合部12と外周接合部13とで平箔2と波箔3とを接合してハニカム体4を形成したことにより、出側の中心部分4Cにおいて平箔2および波箔3がそれぞれ独立して変形し得るので、応力緩和効果が向上する。したがって、触媒担体1は、より優れた構造耐久性を得ることができる。
ここで、入側接合部12は、軸方向が、ハニカム体4の入側端部4Aを基点とし、当該入側端部4Aから5mm以上であって、軸方向の全長の50%以下まで、径方向が、ハニカム体4の径方向全層に亘って接合されている。また、外周接合部13は、径方向が、ハニカム体4の最外周から径方向内側に向かって2層以上であって、総層数の1/3以下まで、軸方向が、ハニカム体4の出側端部4Bを基点とし、当該出側端部4Bから前記入側接合部12の下面12Aに亘って接合されていることにより、より確実に応力緩和効果を向上させることができる。
(変形例)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することができる。以下、具体例を示す。
図5に示す触媒担体20は、本実施形態の変形例である。本変形例では、本実施形態に対し、ハニカム体21に出側接合部22が設けられている点のみが異なる。出側接合部22は、軸方向がハニカム体21の出側端部21Bから0−20mmの位置を基点として、当該基点から入側へ2mmから、ハニカム体21の軸方向の全長の30%以下まで、径方向が外周接合部13に至るまで接合されている必要がある。
この変形例に係る触媒担体20は、ハニカム体21が異常に高温となることによって入側接合部12のろう材が溶解しても、ハニカム体21の破損を防止することができる。
なお、ハニカム体21が異常に高温になる場合として、エンジンの失火によるものが考えられる。失火が生ずると、未燃燃料や酸素が排気通路を介して入側端部21Aからハニカム体21内に流入する。そうすると、ハニカム体21で燃料と酸素が燃焼反応して、ハニカム体21が異常な高温となる。
このような異常高温によって入側接合部12のろう材が溶解した場合であっても、出側接合部22で平箔2および波箔3の接合状態を保持することにより、平箔2または波箔3の抜けを防ぐことができる。したがって、出側接合部22が設けられていることにより、ハニカム体21の破損を防止することができる。
また、図6に示す箔25は、千鳥状に孔8が配置されている。この箔25を用いて平箔2および波箔3を形成することにより、触媒担体の構造耐久性をより向上することができる。なお、本図においては、孔8は、30度の千鳥状に配置されているが、これに限られるものではない。
また、平箔2は、外筒5の内面と接合される最外層部分に孔8が形成されていない箔(図示しない)を用いることとしてもよい。孔8が形成されていない箔を最外層に用いることにより、ハニカム体4と外筒5との接合面積を増加させることができるので、振動などに対する構造耐久性を向上することができる。なお、このようなハニカム体4は、孔8が形成された平箔2と波箔3とを重ね合わせ渦巻状に巻き回していく際に、最外周を巻き回す前に、平箔2を切断し、孔8が形成されていない平箔2を接続して、連続的に巻き回すことにより、形成することができる。
また、図7に示す箔30は、入側30Aおよび出側30Bに孔8が形成されていない、非加工部分31が設けられている。当該非加工部分31を設けたことにより、入側端部1Aおよび出側端部1Bにおける箔欠けを抑制することができる。この非加工部分31は、入側端部1Aおよび出側端部1Bからそれぞれ3mm以上10mm以下、より好ましくは3mm以上5mm以下の範囲で形成されていることが好ましい。
上記実施形態では、平箔と波箔とで同じ孔径の孔8を同じピッチで配置した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、孔径およびピッチのいずれか一方、または両方が異なる構成としてもよい。
また、上記実施形態では、触媒担体はいずれも断面形状が円形のものについて説明したが、本発明はこれに限らず、楕円形、卵形、レーストラック形などその他の形状としてもよい。
(実施例)
本発明の実施例および比較例について説明する。まず、ハニカム体4のセル密度を1平方センチあたり62セル(1平方インチあたり400セル)とした場合について説明する。表1に示す実施例1−36、および表2に示す比較例1−26において、平箔2および波箔3の厚さは30μmである。
幅100mmのFe-20Cr-5Al系ステンレスの平箔2と波箔3を重ねて巻いたハニカム体4を、外径80mm、厚さ1.5mm、長さ100mmのステンレス鋼で形成した外筒5に収め、触媒担体1を形成し実施例とした。
比較例1は、孔が形成されていない平箔と波箔とが用いられ、図4に示されるように平箔と波箔が全面的に接合されている(表中の接合方法の欄に「A」と表示)。比較例2〜13は、平箔2および波箔3に予め、孔径0.2mm〜10mm、ピッチは孔径の2倍(0.4mm〜20mm)の孔開け加工が施されているが、ハニカム体の平箔2と波箔3とが、図4に示されるように全面的に接合されている。またハニカム体4と外筒5は、ガス出側端部から25mm幅の、出側の接合面10において接合した。これらの接合はすべてろう付けで行うことにより、触媒担体1を作製した。
また、比較例14においては、平箔2と波箔3の接合は、図3に示される構造になっており、平箔2と波箔3とが入側接合部12と外周接合部13で接合されている(表中の接合方法の欄に「B」と表示)が、平箔2および波箔3に孔8が形成されていない場合である。ハニカム体4の平箔2と波箔3の入側接合部12は、入側端部1Aから接合長さ20mmとした。また外周接合部13は、ハニカム体4の最外周から平箔2と波箔3とを、波箔の層数にして2〜3層目まで接合して形成した。またハニカム体4と外筒5は、ガス出側端部から25mm幅の出側の接合面10において接合した。
また、比較例15〜26は、比較例14と同様に平箔2と波箔3とが入側接合部12と外周接合部13で接合されているが、平箔2および波箔3に形成された孔8の孔径が6mm以上の場合である。
実施例1〜9は、比較例14と同様に平箔2と波箔3とが入側接合部12と外周接合部13で接合されているが、平箔2および波箔3に予め、孔径0.2mm〜4.0mm、ピッチは孔径の2倍(0.40mm〜8.00mm)の孔開け加工が施されている。なお、開口率は、20%に相当する。
実施例10〜18は、実施例1〜9に対し、平箔2および波箔3に形成された孔8のピッチが孔径の1.4倍(0.28mm〜5.60mm)である点のみが異なる。なお、開口率は、40%に相当する。
実施例19〜27は、実施例1〜9に対し、平箔2および波箔3に形成された孔8のピッチが孔径の2.5倍(0.50mm〜10.00mm)である点のみが異なる。なお、開口率は、10%に相当する。
実施例28〜36は、実施例1〜9に対し、平箔2および波箔3に形成された孔8が30度の千鳥状に配置されている点のみが異なる。
構造耐久性の試験は、バーナー試験装置(図示しない)による加熱冷却サイクル試験で評価した。バーナー試験装置に触媒担体1をセットし、ハニカム体4が外筒5から抜け落ちる現象(コアズレ等)のトラブルが発生する冷熱サイクル数を調べた。バーナーによるガスの入側には、外筒5をコーン(図示しない)を介して溶接、また出側にも、排気管と外筒5をコーンを介して溶接した。冷熱サイクルのパターンは、触媒担体1への入ガス温度が1000℃と100℃の間を繰り返す温度パターンを用いた。1サイクルは、10秒で入ガスが1000℃に達し、1分間保定し、30秒間で100℃まで冷却するものである。観察は50サイクル毎にバーナーを停止し、触媒担体1を観察し、コアずれの有無を調査した。
比較例2〜7に示されるように、孔径が0.2mm〜1.2mm(ピッチ0.4mm〜2.4mm)の場合、ハニカム体4の平箔2と波箔3とが全面的に接合されている場合であっても、孔8を形成しない場合(比較例1)に比べ、耐熱サイクル数が格段と向上することが確認できた。
比較例14は、比較例1に比べ耐熱サイクル数が格段と向上した。このことは、平箔2と波箔3とが入側接合部12と外周接合部13で接合された場合には、図4に示されるような全面的に接合された場合に比べ、構造耐久性が向上することを示している。
実施例1〜9に示されるように、孔径が0.2mm〜4.0mm(ピッチ0.40mm〜8.00mm)の場合、平箔2および波箔3に孔8が形成されていない比較例14に対し、耐熱サイクル数が向上した。
また、実施例1〜6に示されるように、孔径が0.2mm〜1.2mm(ピッチ0.40mm〜2.40mm)の場合、より顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の平箔2に少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がより向上することを示している。
さらに、実施例1〜4に示されるように、孔径が0.2mm〜0.8mm(ピッチ0.40mm〜1.60mm)の場合、さらなる顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の波箔3の一辺に上記孔8を少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がさらに向上することを示している。
一方で、比較例15〜17に示されるように、孔径が6.0mm〜10.0mm(ピッチ12.0mm〜20.0mm)では、接合面積が小さくなることにより、比較例14に比べてもかえって耐熱サイクル数が減少することが確認された。
実施例10〜18に示されるように、孔径が0.2mm〜4.0mm(ピッチ0.28mm〜5.60mm)の場合、平箔2および波箔3に孔8が形成されていない比較例14に対し耐熱サイクル数が向上した。
また、実施例10〜16に示されるように、孔径が0.2mm〜1.4mm(ピッチ0.28mm〜1.96mm)の場合、より顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の平箔2に少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がより向上することを示している。
さらに、実施例10〜15に示されるように、孔径が0.2mm〜1.2mm(ピッチ0.28mm〜1.68mm)の場合、さらなる顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の波箔3の一辺に上記孔8を少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がさらに向上することを示している。
一方で、比較例18〜20に示されるように、孔径が6mm〜10mm(ピッチ8.4mm〜14mm)では、接合面積が小さくなることにより、比較例14に比べてもかえって耐熱サイクル数が減少することが確認された。
実施例19〜27に示されるように、孔径が0.2mm〜4.0mm(ピッチ0.50mm〜10.00mm)の場合、平箔2および波箔3に孔8が形成されていない比較例14に対し耐熱サイクル数が向上した。
また、実施例19〜23に示されるように、孔径が0.2mm〜1.0mm(ピッチ0.50mm〜2.50mm)の場合、より顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の平箔2に少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がより向上することを示している。
さらに、実施例19〜21に示されるように、孔径が0.2mm〜0.6mm(ピッチ0.50mm〜1.50mm)の場合、さらなる顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の波箔3の一辺に上記孔8を少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がさらに向上することを示している。
一方で、比較例21〜23に示されるように、孔径が6.0mm〜10.0mm(ピッチ15.0mm〜25.0mm)では、接合面積が小さくなることにより、比較例14に比べてもかえって耐熱サイクル数が減少することが確認された。
実施例28〜36に示されるように、孔径が0.2mm〜4.0mm(ピッチ0.4mm〜8.0mm)の場合、実施例1〜9に対しても耐熱サイクル数が向上した。また、実施例28〜33に示されるように、孔径が0.2mm〜1.2mm(ピッチ0.4mm〜2.4mm)の場合、より顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の平箔2に少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がより向上することを示している。
さらに、実施例28〜31に示されるように、孔径が0.2mm〜0.8mm(ピッチ0.40mm〜1.60mm)の場合、さらなる顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎のセル9毎の波箔3の一辺に上記孔8を少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がさらに向上することを示している。
一方で、比較例24〜26に示されるように、孔径が6mm〜10mm(ピッチ12mm〜20mm)では、接合面積が小さくなることにより、比較例14に比べてもかえって耐熱サイクル数が減少することが確認された。
次に、ハニカム体4のセル密度を1平方センチあたり16セル(1平方インチあたり100セル)とした場合について説明する。表3に示す実施例37−63、および表4に示す比較例27−36において、平箔2および波箔3の厚さは30μmである。
幅100mmのFe-20Cr-5Al系ステンレスの平箔2と波箔3を重ねて巻いたハニカム体4を、外径80mm、厚さ1.5mm、長さ100mmのステンレス鋼で形成した外筒5に収め、触媒担体1を形成し実施例とした。
比較例27においては、平箔2と波箔3の接合は、図3に示される構造になっており、平箔2と波箔3とが入側接合部12と外周接合部13で接合されているが、平箔2および波箔3に孔8が形成されていない場合である。ハニカム体4の平箔2と波箔3の入側接合部12は、入側端部1Aから接合長さ20mmとした。また外周接合部13は、ハニカム体4の最外周から平箔2と波箔3とを、波箔の層数にして2〜3層目まで接合して形成した。またハニカム体4と外筒5は、ガス出側端部から25mm幅の出側の接合面10において接合した。
また、比較例28〜36は、平箔2と波箔3とが入側接合部12と外周接合部13で接合されているが、平箔2および波箔3に形成された孔8の孔径が6mm以上の場合である。
実施例37〜45は、平箔2および波箔3に予め、孔径0.2mm〜4.0mm、ピッチは孔径の2倍(0.40mm〜8.00mm)の孔開け加工が施されている。なお、開口率は、20%に相当する。
実施例46〜54は、実施例37〜45に対し、平箔2および波箔3に形成された孔8のピッチが孔径の1.4倍(0.28mm〜5.60mm)である点のみが異なる。なお、開口率は、40%に相当する。
実施例55〜63は、実施例37〜45に対し、平箔2および波箔3に形成された孔8のピッチが孔径の2.5倍(0.5mm〜10.00mm)である点のみが異なる。なお、開口率は、10%に相当する。
実施例37〜45に示されるように、孔径が0.2mm〜4.0mm(ピッチ0.4mm〜8.00mm)の場合、平箔2および波箔3に孔8が形成されていない比較例27に対し、耐熱サイクル数が向上した。
また、実施例37〜44に示されるように、孔径が0.2mm〜2.0mm(ピッチ0.40mm〜4.00mm)の場合、より顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の平箔2に少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がより向上することを示している。
さらに、実施例37〜43に示されるように、孔径が0.2mm〜1.4mm(ピッチ0.40mm〜2.80mm)の場合、さらなる顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の波箔3の一辺に上記孔8を少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がさらに向上することを示している。
一方で、比較例28〜30に示されるように、孔径が6.0mm〜10.0mm(ピッチ12.0mm〜20.0mm)では、接合面積が小さくなることにより、比較例27に比べてもかえって耐熱サイクル数が減少することが確認された。
実施例46〜54に示されるように、孔径が0.2mm〜4.0mm(ピッチ0.28mm〜5.60mm)の場合、平箔2および波箔3に孔8が形成されていない比較例27に対し耐熱サイクル数が向上した。
また、実施例46〜53に示されるように、孔径が0.2mm〜2.0mm(ピッチ0.28mm〜2.80mm)の場合、さらなる顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の波箔3の一辺に上記孔8を少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がさらに向上することを示している。
一方で、比較例31〜33に示されるように、孔径が6mm〜10mm(ピッチ8.4mm〜14.0mm)では、接合面積が小さくなることにより、比較例27に比べてもかえって耐熱サイクル数が減少することが確認された。
実施例55〜63に示されるように、孔径が0.2mm〜4.0mm(ピッチ0.5mm〜10.0mm)の場合、平箔2および波箔3に孔8が形成されていない比較例27に対し耐熱サイクル数が向上した。
また、実施例55〜62に示されるように、孔径が0.2mm〜2.0mm(ピッチ0.5mm〜5.0mm)の場合、より顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の平箔2に少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がより向上することを示している。
さらに、実施例55〜61に示されるように、孔径が0.2mm〜1.4mm(ピッチ0.5mm〜3.5mm)の場合、さらなる顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の波箔3の一辺に上記孔8を少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がさらに向上することを示している。
一方で、比較例34〜36に示されるように、孔径が6.0mm〜10.0mm(ピッチ15.0mm〜25.0mm)では、接合面積が小さくなることにより、比較例27に比べてもかえって耐熱サイクル数が減少することが確認された。
次に、ハニカム体4のセル密度を1平方センチあたり140セル(1平方インチあたり900セル)とした場合について説明する。表5に示す実施例64−90、および表6に示す比較例37−46において、平箔2および波箔3の厚さは30μmである。
幅100mmのFe-20Cr-5Al系ステンレスの平箔2と波箔3を重ねて巻いたハニカム体4を、外径80mm、厚さ1.5mm、長さ100mmのステンレス鋼で形成した外筒5に収め、触媒担体1を形成し実施例とした。
比較例37においては、平箔2と波箔3の接合は、図3に示される構造になっており、平箔2と波箔3とが入側接合部12と外周接合部13で接合されているが、平箔2および波箔3に孔8が形成されていない場合である。ハニカム体4の平箔2と波箔3の入側接合部12は、入側端部1Aから接合長さ20mmとした。また外周接合部13は、ハニカム体4の最外周から平箔2と波箔3とを、波箔の層数にして2〜3層目まで接合して形成した。またハニカム体4と外筒5は、ガス出側端部から25mm幅の出側の接合面10において接合した。
また、比較例38〜46は、平箔2と波箔3とが入側接合部12と外周接合部13で接合されているが、平箔2および波箔3に形成された孔8の孔径が6mm以上の場合である。
実施例64〜72は、平箔2および波箔3に予め、孔径0.2mm〜4.0mm、ピッチは孔径の2倍(0.40mm〜8.00mm)の孔開け加工が施されている。なお、開口率は、20%に相当する。
実施例73〜81は、実施例64〜72に対し、平箔2および波箔3に形成された孔8のピッチが孔径の1.4倍(0.28mm〜5.60mm)である点のみが異なる。なお、開口率は、40%に相当する。
実施例82〜90は、実施例64〜72に対し、平箔2および波箔3に形成された孔8のピッチが孔径の2.5倍(0.50mm〜10.00mm)である点のみが異なる。なお、開口率は、10%に相当する。
実施例64〜72に示されるように、孔径が0.2mm〜4.0mm(ピッチ0.40mm〜8.00mm)の場合、平箔2および波箔3に孔8が形成されていない比較例37に対し、耐熱サイクル数が向上した。
また、実施例64〜67に示されるように、孔径が0.2mm〜0.8mm(ピッチ0.40mm〜1.60mm)の場合、より顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の平箔2に少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がより向上することを示している。
さらに、実施例64〜66に示されるように、孔径が0.2mm〜0.6mm(ピッチ0.40mm〜1.20mm)の場合、さらなる顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎のセル9毎の波箔3の一辺に上記孔8を少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がさらに向上することを示している。
一方で、比較例38〜40に示されるように、孔径が6.0mm〜10.0mm(ピッチ12.0mm〜20.0mm)では、接合面積が小さくなることにより、比較例37に比べてもかえって耐熱サイクル数が減少することが確認された。
実施例73〜81に示されるように、孔径が0.2mm〜4.0mm(ピッチ0.28mm〜5.60mm)の場合、平箔2および波箔3に孔8が形成されていない比較例37に対し耐熱サイクル数が向上した。
また、実施例73〜78に示されるように、孔径が0.2mm〜1.2mm(ピッチ0.28mm〜1.68mm)の場合、より顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の平箔2に少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がより向上することを示している。
さらに、実施例73〜76に示されるように、孔径が0.2mm〜0.8mm(ピッチ0.28mm〜1.12mm)の場合、さらなる顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の平箔2に少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がより向上することを示している。
一方で、比較例41〜43に示されるように、孔径が6.0mm〜10.0mm(ピッチ8.4mm〜14.0mm)では、接合面積が小さくなることにより、比較例37に比べてもかえって耐熱サイクル数が減少することが確認された。
実施例82〜90に示されるように、孔径が0.2mm〜4.0mm(ピッチ0.50mm〜10.00mm)の場合、平箔2および波箔3に孔8が形成されていない比較例37に対し耐熱サイクル数が向上した。
また、実施例82〜84に示されるように、孔径が0.2mm〜0.6mm(ピッチ0.50mm〜1.50mm)の場合、より顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の平箔2に少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がより向上することを示している。
さらに、実施例82、83に示されるように、孔径が0.2mm〜0.4mm(ピッチ0.50mm〜1.00mm)の場合、さらなる顕著な効果が得られることが確認できた。このことは、孔8を、セル9毎の波箔3の一辺に上記孔8を少なくとも1個配置することにより、構造耐久性がさらに向上することを示している。
一方で、比較例44〜46に示されるように、孔径が6.0mm〜10.0mm(ピッチ15.0mm〜25.0mm)では、接合面積が小さくなることにより、比較例37に比べてもかえって耐熱サイクル数が減少することが確認された。
次に、入側接合部12の接合長さと外周接合部13による効果について確認した実施例について説明する。表7に示す実施例91−95、および表8に示す比較例47−60において、平箔2および波箔3の厚さは30μmであり、ハニカム体4のセル密度は1平方センチあたり62セル(1平方インチあたり400セル)である。
幅100mmのFe-20Cr-5Al系ステンレスの平箔2と波箔3を重ねて巻いたハニカム体4を、外径80mm、厚さ1.5mm、長さ100mmのステンレス鋼で形成した外筒5に収め、触媒担体1を形成し実施例とした。
平箔2および波箔3に予め、孔径0.2mm〜10mm、ピッチは孔径の2倍(0.4mm〜20mm)の孔開け加工が施されているが、ハニカム体の平箔2と波箔3の接合は、図3に示される構造になっており、平箔2と波箔3とが入側接合部12と外周接合部13で接合されている。ハニカム体4の平箔2と波箔3の入側接合部12は、入側端部1Aから2mm〜75mmの接合長さとした。また外周接合部13は、ハニカム体4の最外周から平箔2と波箔3とを、波箔の層数にして0層〜全層数の1/3まで接合して形成した。またハニカム体4と外筒5は、ガス出側端部から25mm幅の出側の接合面10において接合した。またハニカム体4と外筒5は、ガス出側端部から25mm幅の、出側の接合面10において接合した。これらの接合はすべてろう付けで行うことにより、触媒担体1を作製した。
比較例47〜50は入側接合部12の接合長さが入側端部1Aから2mmの場合の構造耐久性試験の結果を示すが、外周接合部13の層数に関わらず、比較例14よりも構造耐久性が劣っており、入側接合部12の接合長さが不足していることを示している。
比較例51、52は入側接合部12の接合長さが入側端部1Aから5mmの場合の構造耐久性試験の結果を示すが、外周接合部13を設けない場合(比較例51)は、明らかに耐久性が不足する。また比較例52に示されるように、外周接合部13の層数が総層数の1/2である場合もハニカム全体を接合している比較例14と同等の構造耐久性であった。それに対し、実施例91〜92に示されるように外周接合部13の層数が2層以上で総層数の1/3以下の場合は、構造耐久性が向上することがわかった。
比較例53、54は入側接合部12の接合長さが入側端部1Aから20mmの場合の構造耐久性試験の結果を示すが、外周接合部13を設けない場合(比較例53)は、明らかに耐久性が不足する。また比較例54に示されるように、外周接合部13の層数が総層数の1/2である場合もハニカム全体を接合している比較例14と同等の構造耐久性であった。それに対し、実施例2と実施例93に示されるように外周接合部13の層数が2層以上で総層数の1/3以下の場合は、構造耐久性が向上することがわかった。
比較例55、56は入側接合部12の接合長さが入側端部1Aから50mmの場合の構造耐久性試験の結果を示す。この場合入側接合部12の接合長さは、ハニカム長の50%である。比較例55に示されるように、外周接合部13を設けない場合は、明らかに耐久性が不足する。また比較例56に示されるように、外周接合部13の層数が総層数の1/2である場合もハニカム全体を接合している比較例14と同等の構造耐久性であった。それに対し、実施例94〜95に示されるように外周接合部13の層数が2層以上で総層数の1/3以下の場合は、構造耐久性が向上することがわかった。
比較例57〜60は入側接合部12の接合長さが入側端部1Aから75mmの場合の構造耐久性試験の結果を示す。この場合入側接合部12の接合長さは、ハニカム長の75%である。比較例57に示されるように、外周接合部13を設けない場合は、明らかに耐久性が不足する。また比較例58〜60に示されるように、外周接合部13の層数が2層以上の場合でも、構造耐久性は比較例14と同等レベルであり、入側接合部12の接合長さがハニカム長の75%では、接合長さが長すぎて、十分に応力緩和ができないことがわかった。
Figure 2011156505
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1 触媒担体
2 平箔
3 波箔
4 ハニカム体
4A 入側端部
4B 出側端部
5 外筒
8 孔
12 入側接合部
13 外周接合部
31 未加工部分

Claims (4)

  1. 金属製の平箔と波箔とを巻き回してなるハニカム体と、前記ハニカム体の外周面を囲む金属製の外筒とを、少なくとも一部で接合してなる触媒担体において、
    前記平箔と前記波箔とは、
    厚さ方向に貫通する孔が複数形成され、かつ、入側接合部と外周接合部とにおいて互いに接合されてなり、
    前記入側接合部が前記ハニカム体の入側端部から、5mm以上軸方向全長の50%以下まで、前記ハニカム体の径方向全層に亘って接合されてなり、
    前記外周接合部は、前記ハニカム体の最外周から径方向に2層以上、総層数の1/3以下まで前記ハニカム体の出側端部から前記入側接合部の下面に亘って接合されてなり、
    前記孔が、直径0.2mm以上4.0mm以下の円である
    ことを特徴とする触媒担体。
  2. 前記孔が、直径0.2mm以上1.4mm以下の円であり、
    前記孔のピッチが、ひとつのセルにおける前記平箔の長さ以下に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の触媒担体。
  3. 前記孔が千鳥状に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の触媒担体。
  4. 前記平箔と前記波箔とは、前記入側端部から3mm以上10mm以下の領域に、前記孔が形成されていない非加工部分が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の触媒担体。
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