JP2017198134A - ケーシング - Google Patents
ケーシング Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017198134A JP2017198134A JP2016088960A JP2016088960A JP2017198134A JP 2017198134 A JP2017198134 A JP 2017198134A JP 2016088960 A JP2016088960 A JP 2016088960A JP 2016088960 A JP2016088960 A JP 2016088960A JP 2017198134 A JP2017198134 A JP 2017198134A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- casing
- accommodating portion
- downstream
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
【課題】簡素な構造でケーシング内に収容された担体の移動を効果的に規制する。
【解決手段】内燃機関の排気ガスを浄化する触媒を担持した担体20を収容するケーシング10Aであって、担体20の下流側に位置するケーシング10Aに径方向内側に所定の深さで窪んで担体20の下流側外周縁に当接する複数の凹部17を形成した。
【選択図】図1
【解決手段】内燃機関の排気ガスを浄化する触媒を担持した担体20を収容するケーシング10Aであって、担体20の下流側に位置するケーシング10Aに径方向内側に所定の深さで窪んで担体20の下流側外周縁に当接する複数の凹部17を形成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、ケーシングに関し、特に、排気浄化装置のケーシングに関する。
従来より、エンジンの排気管に接続されたケーシング内に酸化触媒やNOx触媒、パティキュレイト・フィルタ等を収容した排気浄化装置が広く実用化されている。
一般的に、この種の排気浄化装置では、触媒等を担持したセル構造の担体をケーシングの内周面にクッション材を介して保持すると共に、担体の直下流に位置するケーシング内周面にリング状のストッパ部材を溶接等で固定し、ストッパ部材の側面を担体の下流側外周縁に当接させることで、担体の移動を規制するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記従来構造では、リング状のストッパ部材を担体の下流側外周縁の全周に亘って当接させている。このため、担体の外周側のセルがストッパ部材の背面によって塞がれて、排気ガスが担体の外周領域のセルを流れ難くなり、触媒全体を有効に活用できない課題がある。
また、ストッパ部材をケーシングと別体に設けているため、部品点数の増加によるコスト上昇や組み立て作業工程の増加を招く課題もある。
開示の技術は、簡素な構造でケーシング内に収容された担体の移動を効果的に規制することを目的とする。
開示の技術は、内燃機関の排気ガスを浄化する触媒を担持した担体を収容するケーシングであって、前記担体の下流側に位置する前記ケーシングに径方向内側に所定の深さで窪んで前記担体の下流側外周縁に当接する複数の凹部が形成されたことを特徴とする。
前記複数の凹部が前記ケーシングに周方向に等間隔で形成されてもよい。
前記ケーシングが、前記担体を収容する筒状の収容部と、前記収容部の出口側に設けられると共に、その入口側から出口側に向かうに従い縮径する縮径部とを備え、前記複数の凹部が前記縮径部の入口側端に形成されてもよい。
前記収容部が、排気上流側の第1担体を収容する第1収容部と、排気下流側の第2担体を収容する第2収容部とを備え、前記第1担体の下流側に位置する前記第1収容部に径方向内側に所定の深さで窪んで前記第1担体の下流側外周縁に当接する複数の第2凹部が形成されてもよい。
開示の技術によれば、簡素な構造でケーシング内に収容された担体の移動を効果的に規制することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の各実施形態に係るケーシングについて説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態に係るケーシング10Aを備えた排気浄化装置を示す模式的な断面図である。図中において、符号30は、図示しないエンジンからの排気ガスをケーシング10A内に導入する上流側排気管、符号31は、ケーシング10A内から排気ガスを導出する下流側排気管をそれぞれ示している。
図1は、第一実施形態に係るケーシング10Aを備えた排気浄化装置を示す模式的な断面図である。図中において、符号30は、図示しないエンジンからの排気ガスをケーシング10A内に導入する上流側排気管、符号31は、ケーシング10A内から排気ガスを導出する下流側排気管をそれぞれ示している。
ケーシング10Aは、その入口側を上流側排気管30の出口部に接続された拡径部11と、その内部に担体20を収容する収容部12と、その出口側を下流側排気管31の入口部に接続された縮径部13とを備えている。
拡径部11は、入口側から出口側に向かうに従い拡径する略円錐台形状を呈している。拡径部11の入口端には、円環状の入口フランジ11Aが形成されている。また、拡径部11の出口端には、円環状の出口フランジ11Bが形成されている。入口フランジ11Aは、上流側排気管30の出口フランジ30Bにボルトナットにより締結される。
収容部12は、拡径部11の出口側と略同径の円筒状に形成されており、その内部には担体20が収容されている。収容部12の入口端には、円環状の入口フランジ12Aが形成されている。入口フランジ12Aは、拡径部11の出口フランジ11Bにボルトナットにより締結される。
担体20は、ハニカム構造体等のセラミック担体表面に触媒成分を担持して形成されており、略円柱状の外形を呈している。担体20は、収容部12の内周面にクッション部材22を介して保持されており、クッション部材22によって担体20の振動や揺動が防止されるように構成されている。
縮径部13は、収容部12の出口側に一体形成されており、入口側から出口側に向かうに従い縮径する略円錐台形状を呈している。縮径部13の出口端には、円環状の出口フランジ13Bが形成されている。出口フランジ13Bは、下流側排気管31の入口フランジ31Aにボルトナットにより締結される。
また、縮径部13の入口側端には、その外周面から径方向に所定の深さで窪む複数(本実施形態では4個)の凹部17が周方向に所定の間隔で一体形成されている。各凹部17は、その断面形状を略L字状に形成されており、径方向に延びる縦板部18の内側面が担体20の下流側外周縁の一部に部分的に当接することで、排気ガスの流れによる担体20の移動を規制するストッパとして機能するようになっている。
本実施形態において、各凹部17の窪み深さ(径方向への窪み量)は、好ましくは、縦板部18の内側面が担体20のセルを有しない外周縁部21のみに当接する深さで設定されている。また、図2に示すように、各凹部17は、好ましくは、縮径部13の入口側端に周方向に等間隔(4個の場合は90度毎、3個の場合は120度毎)に設けられている。
次に、図3に基づいて、第一実施形態に係る排気浄化装置の組み立て手順を説明する。まず、図3(A)に示すように、担体20をクッション材22と一体にケーシング10Aの収容部12内に挿入し、担体20の下流側外周縁を縮径部13に形成された各凹部17に当接させる(図3(B)参照)。すなわち、リング状のストッパ部材を別体に設ける従来構造で行っていたストッパ部材の溶接工程が省略される。次いで、図3(C)に示すように、収容部12の入口フランジ12Aに拡径部11の出口フランジ11Bをボルトナットにより締結して、排気浄化装置の組み立て作業を終了する。
以上詳述したように、第一実施形態の排気浄化装置によれば、縮径部13の入口側端部に担体20のストッパとして機能する複数の凹部17を一体形成したことで、リング状のストッパ部材を別体に設ける従来構造に比べて、部品点数を効果的に削減しつつ、組み立て作業性を確実に向上することができる。
また、各凹部17の内側面を担体20の下流側外周縁の一部に部分的に当接させることで、リング状のストッパ部材を担体の下流側外周縁に全周に亘って当接させる従来構造に比べて、排気ガスが担体20の外周領域を含むセル全体に流れるようになり、触媒全体を有効に活用することができる。
[第二実施形態]
次に、図4に基づいて、第二実施形態に係る排気浄化装置を説明する。第二実施形態の排気浄化装置は、ケーシング10Bが、排気上流側から順に、拡径部11、第1担体20Aを収容する第1収容部14、第2担体20Bを収容する第2収容部12及び、第2凹部17Bを有する縮径部13を備えたものである。拡径部11、第2収容部12、縮径部13は第一実施形態と同様に構成されるため、これらの詳細な説明は省略する。
次に、図4に基づいて、第二実施形態に係る排気浄化装置を説明する。第二実施形態の排気浄化装置は、ケーシング10Bが、排気上流側から順に、拡径部11、第1担体20Aを収容する第1収容部14、第2担体20Bを収容する第2収容部12及び、第2凹部17Bを有する縮径部13を備えたものである。拡径部11、第2収容部12、縮径部13は第一実施形態と同様に構成されるため、これらの詳細な説明は省略する。
第1収容部14は、拡径部11の出口側と略同径の円筒状に形成されており、その内周面には第1担体20Aが第1クッション部材22Aを介して保持されている。第1収容部14の入口端には、円環状の入口フランジ14Aが形成されている。この入口フランジ14Aは、拡径部11の出口フランジ11Bにボルトナットにより締結される。また、第1収容部14の出口端には、円環状の出口フランジ14Bが形成されている。この出口フランジ14Bは、第2収容部12の入口フランジ12Aにボルトナットにより締結される。
また、第1収容部14の出口側端には、その外周面から径方向に所定の深さで窪む複数(本実施形態では4個)の第1凹部17Aが周方向に所定の間隔で一体形成されている。各第1凹部17Aは、その断面形状を略U字状に形成されており、その排気上流に臨む内側面19が第1担体20Aの下流側外周縁の一部に部分的に当接することで、排気ガスの流れによる第1担体20Aの移動を規制するストッパとして機能するようになっている。
本実施形態において、各第1凹部17Aの窪み深さ(径方向への窪み量)は、好ましくは、その内側面19が第1担体20Aのセルを有しない外周縁部21Aのみに当接する深さで設定されている。また、図5に示すように、各第1凹部17Aは、好ましくは、第1収容部12Aの出口側端に周方向に等間隔(4個の場合は90度毎、3個の場合は120度毎)に設けられている。
次に、図6に基づいて、第二実施形態に係る排気浄化装置の組み立て手順を説明する。まず、図6(A)に示すように、第1担体20Aを第1クッション材22Aと一体に第1収容部14内に挿入し、さらに、第2担体20Bを第2クッション材22Bと一体に第2収容部12内に挿入して、各担体20A,20Bの下流側外周縁をそれぞれ凹部17A,Bに当接させる(図3(B)参照)。すなわち、従来構造で行っていた二個のストッパ部材をそれぞれ各収容部に溶接する工程が省略される。次いで、図6(C)に示すように、第1収容部14の出口フランジ14Bに第2収容部12の入口フランジ12Aをボルトナットにより締結する。次いで、図6(D)に示すように、第1収容部14の入口フランジ14Aに拡径部11の出口フランジ11Bをボルトナットにより締結して、排気浄化装置の組み立て作業を終了する。
以上詳述したように、第二実施形態の排気浄化装置によれば、第1収容部12Aの出口側端部に第1担体20Aのストッパとして機能する複数の第1凹部17Aを一体形成すると共に、縮径部13の入口側端部に第2担体20Bのストッパとして機能する複数の第2凹部17Bを一体形成したことで、二個のストッパ部材を別体に設ける従来構造に比べて、部品点数を効果的に削減しつつ、組み立て作業性を確実に向上することができる。
また、各第2凹部17Aの内側面を第1担体20Aの下流側外周縁の一部に部分的に当接させることで、リング状のストッパ部材を担体の下流側外周縁に全周に亘って当接させる従来構造に比べて、排気ガスが第1担体20Aの外周領域を含むセル全体に流れるようになり、触媒全体を有効に活用することができる。
なお、本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、第一実施形態の担体20及び第二実施形態の各担体20A,Bは、断面円形の円柱状担体に限定されず、断面オーバル形の担体であってもよい。また、第二実施形態の第2担体20Bは触媒を担持したものに限定されず、各セルを交互に目封止して形成されたパティキュレイト・フィルタであってもよい。これら何れの場合も上記各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
10A,B ケーシング
11 拡径部
12 収容部
13 縮径部
17 凹部
20 担体
22 クッション材
11 拡径部
12 収容部
13 縮径部
17 凹部
20 担体
22 クッション材
Claims (4)
- 内燃機関の排気ガスを浄化する触媒を担持した担体を収容するケーシングであって、
前記担体の下流側に位置する前記ケーシングに径方向内側に所定の深さで窪んで前記担体の下流側外周縁に当接する複数の凹部が形成された
ことを特徴とするケーシング。 - 前記複数の凹部が前記ケーシングの周方向に等間隔で形成された
請求項1に記載のケーシング。 - 前記ケーシングが、前記担体を収容する筒状の収容部と、前記収容部の出口側に設けられると共に、その入口側から出口側に向かうに従い縮径する縮径部とを備え、前記複数の凹部が前記縮径部の入口側端に形成された
請求項1又は2に記載のケーシング。 - 前記収容部が、排気上流側の第1担体を収容する第1収容部と、排気下流側の第2担体を収容する第2収容部とを備え、前記第1担体の下流側に位置する前記第1収容部に径方向内側に所定の深さで窪んで前記第1担体の下流側外周縁に当接する複数の凹部が形成された
請求項3に記載のケーシング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016088960A JP2017198134A (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | ケーシング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016088960A JP2017198134A (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | ケーシング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017198134A true JP2017198134A (ja) | 2017-11-02 |
Family
ID=60237636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016088960A Pending JP2017198134A (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | ケーシング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017198134A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6371493B1 (ja) * | 2018-02-20 | 2018-08-08 | 江崎工業株式会社 | 機能部材の固定構造及び固定方法 |
-
2016
- 2016-04-27 JP JP2016088960A patent/JP2017198134A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6371493B1 (ja) * | 2018-02-20 | 2018-08-08 | 江崎工業株式会社 | 機能部材の固定構造及び固定方法 |
WO2019162997A1 (ja) * | 2018-02-20 | 2019-08-29 | 江崎工業株式会社 | 機能部材の固定構造及び固定方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4647571B2 (ja) | 触媒装置 | |
JP2009228516A (ja) | Dpf装置 | |
JP2009197695A5 (ja) | ||
JP2009197695A (ja) | 排ガス浄化装置 | |
US6923941B2 (en) | Filter assembly for an exhaust gas purification system | |
JP2017198134A (ja) | ケーシング | |
WO2013122027A1 (ja) | ディーゼルエンジン用排ガス脱硝装置 | |
JP5856641B2 (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP2012140964A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP5053224B2 (ja) | 排気浄化フィルタ | |
US10294847B2 (en) | Exhaust gas treatment device | |
EP2940266A1 (en) | Exhaust gas purification device | |
JP2009052441A (ja) | 排気浄化装置 | |
JP2011043085A (ja) | 触媒担体保持構造 | |
JP5550958B2 (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP2011196343A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP2018145928A (ja) | 排気浄化装置 | |
JP2020045834A (ja) | 内燃機関のテールパイプ構造 | |
JP2020159217A (ja) | Egr装置 | |
JP2015172364A (ja) | 排気浄化装置のミキサ | |
JP6397737B2 (ja) | 触媒コンバータ | |
JP6310098B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP6676087B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP2018071455A (ja) | 内燃機関の排気ガス浄化システム | |
JP2015098796A (ja) | 内燃機関の排気ガス浄化装置 |