JP2001342316A - 塩化ビニル系ペースト樹脂組成物およびディスポーザブル手袋 - Google Patents

塩化ビニル系ペースト樹脂組成物およびディスポーザブル手袋

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JP2001342316A
JP2001342316A JP2000165256A JP2000165256A JP2001342316A JP 2001342316 A JP2001342316 A JP 2001342316A JP 2000165256 A JP2000165256 A JP 2000165256A JP 2000165256 A JP2000165256 A JP 2000165256A JP 2001342316 A JP2001342316 A JP 2001342316A
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plasticizer
paste resin
chloride paste
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Hiroshi Saito
広 斉藤
Shigeru Nakajima
成 中島
Yoichi Uchida
陽一 内田
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非フタル酸エステル系可塑剤を使用して、フ
タル酸エステル系可塑剤を使用した塩化ビニルペースト
樹脂組成物と同等の抗張力や100%モデュラスを保持
し、且つ従来の加工条件で成型できる塩化ビニルペース
ト樹脂組成物およびその成形体を提供する。 【解決手段】 塩化ビニルペースト樹脂100重量部及
びクエン酸エステル系可塑剤および/またはグリセリン
エステル系可塑剤50〜95重量%と23℃に於ける粘
度が100mPa・s以上、1000mPa・s未満の
ポリエステル系可塑剤5〜50重量%からなる可塑剤5
0〜120重量部からなる塩化ビニルペースト樹脂組成
物を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニルペースト樹
脂組成物およびその成形体に関する。更に詳しくは、本
発明は、ディスポーザブル手袋(以下、ディスポ手袋と
いう)用等に好適な塩化ビニルペースト樹脂組成物およ
びディスポ手袋に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスポ手袋とは食品、医療分野等に於
いて使用される使い捨てタイプの手袋であり、手の平部
中央が80〜150μm程度の厚みのものを言う。
【0003】このディスポ手袋の製造は、塩化ビニルペ
ースト樹脂組成物から成り50℃に於ける粘度が70〜
300mPa・s程度のプラスチゾル(以下、ゾルとい
う)中にセラミックスなどの手型をディッピングし引上
げ後、余分なゾルを落とした後、ゲル化する事によって
製造する加工方法が一般的である。
【0004】従来、ディスポ手袋用塩化ビニルペースト
樹脂組成物の可塑剤として、フタル酸エステル系可塑
剤、例えばフタル酸−2−エチルヘキシル(DOP)、
フタル酸ジ−n−ブチル(DBP)などが一般的に使用
されている。
【0005】ところが、フタル酸−2−エチルヘキシル
(DOP)、フタル酸ブチルベンジル(BBP)、フタ
ル酸ジ−n−ブチル(DBP)、フタル酸ジ−n−ペン
チル(DPP)フタル酸ジプロピル(DPRP)、フタ
ル酸ジシクロヘキシル(DCHP)、フタル酸ジエチル
(DEP)のフタル酸エステルは、内分泌作用をかく乱
する物質(いわゆる環境ホルモン)であることが疑われ
ており、ディスポ手袋の用途である食品、医療分野に於
いては、これらフタル酸エステル系可塑剤に変わる衛生
性に優れた可塑剤への代替が望まれている。
【0006】このため、例えばクエン酸エステル系可塑
剤であるATBCの検討がなされたが、プラスチゾルの
粘度低下が生じると共に、初期ゲル化性が速くなるた
め、加工温度など従来の加工条件でディッピング成型を
行うと、製品目付および製品厚みの変動などが生じ、従
来と同等の製品を得る為には加工条件の検討、調整を要
する事となる。また、手袋の硬さ(100%モデュラ
ス)が増加するため、製品としての特性や風合が変化す
る傾向にある。
【0007】一方、グリセリンエステル系可塑剤のグリ
セリンジアセトモノラウレートに代替した場合にも同様
にゾルの粘度低下が生じ、更に粘度の経時変化が著しく
増大するため、ゾルの保管、貯蔵条件の調整が必須とな
ると同時に、加工上の問題も発生しやすくなる。また、
同様に手袋の硬さが増大するため、製品としての特性や
風合が変化する問題も発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、非フ
タル酸エステル系可塑剤を使用して、フタル酸エステル
系可塑剤を使用したディスポ手袋と同等以上の物性を保
持し、且つ従来の加工方法や加工条件で成型できる塩化
ビニルペースト樹脂組成物およびディスポ手袋を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討を重
ねた結果、クエン酸エステル系可塑剤、またはグリセリ
ンエステル系可塑剤と100mPa・s以上、1000
mPa・s未満のポリエステル系可塑剤を含んでなる塩
化ビニルペースト樹脂組成物が、上記目的を達成しうる
ものであることを見出し、本発明に到達した。
【0010】即ち、本発明は、塩化ビニル系ペースト樹
脂100重量部に、クエン酸エステル系可塑剤および/
またはグリセリンエステル系可塑剤50〜95重量%と
23℃に於ける粘度が100mPa・s以上、1000
mPa・s未満のポリエステル系可塑剤5〜50重量%
からなる可塑剤50〜120重量部を配合した塩化ビニ
ル系ペースト樹脂組成物(請求項1)、ポリエステル系
可塑剤の23℃に於ける粘度が100〜500mPa・
sである請求項1記載の塩化ビニル系ペースト樹脂組成
物(請求項2)、塩化ビニルペースト樹脂がK値65〜
75の塩化ビニルペースト樹脂である請求項1または2
に記載の塩化ビニル系ペースト樹脂組成物(請求項
3)、成形シートの抗張力が10〜16MPaで、且つ
100%モデュラスが4〜5MPaである非フタル酸エ
ステル系可塑剤配合の塩化ビニル系ペースト樹脂組成物
からなるディスポーザブル手袋(請求項4)、塩化ビニ
ル系ペースト樹脂組成物が、塩化ビニル系ペースト樹脂
100重量部に、クエン酸エステル系可塑剤および/ま
たはグリセリンエステル系可塑剤50〜95重量%と2
3℃に於ける粘度が100mPa・s以上、1000m
Pa・s未満のポリエステル系可塑剤5〜50重量%か
らなる可塑剤50〜120重量部を配合した組成物から
なる請求項4記載のディスポーザブル手袋(請求項
5)、ポリエステル系可塑剤の23℃に於ける粘度が1
00〜500mPa・sである請求項4または5に記載
のディスポーザブル手袋(請求項6)、塩化ビニルペー
スト樹脂がK値65〜75の塩化ビニルペースト樹脂で
ある請求項4〜6に記載のディスポーザブル手袋(請求
項7)に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明では塩化ビニルペースト樹
脂として、塩化ビニルペースト樹脂単独、または、これ
に必要に応じ、塩化ビニルブレンディング樹脂を添加し
て用いる。
【0012】塩化ビニルペースト樹脂は、塩化ビニル単
量体、または塩化ビニル単量体と共重合可能な単量体の
混合物を乳化剤など含む水性媒体中で水溶性重合開始剤
の存在下に乳化重合またはシード乳化重合し、あるいは
油溶性重合開始剤の存在下に微細懸濁重合し、重合後の
ラテックスを噴霧乾燥するなどの方法により得られる、
基本粒子径が0.1〜5μmの粒子を持ったものであ
る。
【0013】塩化ビニルブレンディング樹脂は、塩化ビ
ニル単量体、または塩化ビニル単量体と共重合可能な単
量体の混合物を高分子系懸濁安定剤など含む水性媒体中
で、油溶性重合開始剤の存在下に懸濁重合し、重合後の
スラリーを遠心脱水機などで脱水し、さらに気流乾燥、
流動乾燥する方法などにより得られる。塩化ビニルブレ
ンディング樹脂は、ペーストゾルの流動性改良などを目
的として、必要に応じて塩化ビニル系ペースト樹脂と併
用して用いられる。
【0014】塩化ビニルペースト樹脂、及び塩化ビニル
ブレンディング樹脂は、従来から広く使用されており、
種々のグレードのものが市場から入手でき、何れも本発
明に於いて使用することができるものであるが、K値の
低い樹脂は抗張力が低く、K値の高い樹脂は重合生産性
が悪くコストが上がるので、K値が70〜80のものが
通常使用されている。
【0015】しかし、従来のフタル酸エステルをATB
Cやグリセリンジアセトモノラウレートの可塑剤に変更
した場合は、100%モデュラスが大きくなり、製品が
硬くなる傾向にある。これにポリエステル系可塑剤を併
用しても尚まだ不充分であるが、K値の高い樹脂は結晶
化度が高く、製品が硬くなる。
【0016】ここで、K値が65〜75と低い樹脂を選
定すれば抗張力が大きく、100%モデュラスも小さい
ので従来のフタル酸エステル系可塑剤のDOPを使用し
た製品と同じ風合いの物性を持つ製品が得られる。しか
も生産性の良いコストの安い樹脂を選定でき、一挙両得
である。
【0017】尚、樹脂のK値の測定はISO1628−
2に基づき実施した。
【0018】本発明に用いる可塑剤としては、塩化ビニ
ルペースト樹脂100重量部に対して、50〜120重
量部、好ましくは70〜100重量部の量で使用する。
可塑剤量として50重量部以下であると、希釈剤を多く
必要とし、更に成型品が硬くなる問題が生じる傾向にあ
る。製品厚みを薄くして柔らかくしても、ピンホールの
発生による不良率が高くなり、品質が劣る傾向にある
為、好ましくない。逆に120重量部以上であると、製
品強度の低下や可塑剤のブリードにより製品価値が劣る
傾向にある為、これも好ましくない。
【0019】本発明では、主可塑剤としてクエン酸エス
テル系可塑剤、またはグリセリンエステル系可塑剤の何
れかを全可塑剤量に対して50〜95重量%になるよう
にし、または、クエン酸エステル系可塑剤とグリセリン
エステル系可塑剤を併用する場合には、その合計量が全
可塑剤量に対して50〜95重量%になるようにし、こ
れと23℃に於ける粘度が100mPa・s以上、10
00mPa・s未満のポリエステル系可塑剤を5〜50
重量%の比率で使用する。
【0020】クエン酸エステル系可塑剤としては、クエ
ン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、アセチルクエン
酸トリエチル、アセチルクエン酸トリブチル、アセチル
クエン酸トリ−2−エチルヘキシル、アセチルクエン酸
−n−オクチルデシル、クエン酸ジステアリル、クエン
酸トリステアリル等があげられ、特に限定はされないが
中でもアセチルクエン酸トリブチル(ATBC)が好適
に使用される。
【0021】グリセリンエステル系可塑剤としてはグリ
セリンジアセトモノラウレート、グリセリンジアセトモ
ノリシノレート、グリセリンアセトブチルモノラウレー
ト、グリセリンジブチルモノラウレート、グリセリンア
セトジラウレート等があげられ、これも特に限定はされ
ないが、グリセリンジアセトモノラウレートがポリ塩化
ビニルの可塑剤として好適に使用されている。
【0022】クエン酸エステル系可塑剤とグリセリンエ
ステル系可塑剤を併用する場合には、全可塑剤量に対し
て50〜95重量%、これと23℃に於ける粘度が10
0mPa・s以上、1000mPa・s未満のポリエス
テル系可塑剤を5〜50重量%の比率で使用する。
【0023】一般的なポリエステル系可塑剤としてはア
ジピン酸とグリコールの縮合物であり、耐油性や非移行
性を向上させる為に2次的な可塑剤として、23℃にお
ける粘度が1000〜6000mPa・sのものが使用
されている。
【0024】本発明で使用するポリエステル系可塑剤と
しては縮合度が小さく、好ましくは23℃に於ける粘度
が100mPa・s以上、1000mPa・s未満のも
のであり、特に好ましくは100〜500mPa・sで
あるものを使用する。このようなポリエステル系可塑剤
の具体例としては、PN−160(旭電化工業製)、P
N−150(旭電化工業製)、PN−170(旭電化工
業製)、PX−811(旭電化工業製)、W−1000
(大日本インキ化学工業製)、W−1200(大日本イ
ンキ化学工業製)等がある。
【0025】このポリエステル系可塑剤の粘度が、10
0mPa・sよりも低いものを使用した場合には、ブリ
ードが多くなる傾向があり実用性に欠ける。逆に100
0mPa・s以上の高い粘度であると、ゾルを加工粘度
に設定する為の希釈剤量が多くなり、コストが高くなっ
てしまう。
【0026】尚、可塑剤の粘度測定は、ISO3219
に基づき、円すい−平板システム(φ=6.0cm、α
=2°)を用い、23℃で実施したものである。
【0027】また、本発明に於けるディスポ手袋用塩化
ビニルペースト樹脂組成物とは、塩化ビニルペースト樹
脂、可塑剤の他に、当業界で一般的に使用される安定
剤、希釈剤、その他必要とされる各種添加剤を配合して
ディスポ手袋を得るためのものであり、このような通常
の配合である限り特に制限はないものである。
【0028】特に、希釈剤としては一般的に2,2,4
−トリメチル 1,3−ペンタジオールジイソブチレー
ト(TXIB)や、n−パラフィンなどが一般的に使用
されている。
【0029】このような樹脂組成物の配合により成型さ
れたディスポ手袋としては、成形シートで測定した抗張
力が10.0〜16.0MPa、好ましくは13.0〜
15.0MPaであり、100%モデュラスが3.0〜
5.0MPa、好ましくは4.0〜5.0MPaである
のがよい。
【0030】
【実施例】次に実施例によって本発明を詳細に説明する
が、本発明は下記の実施例によって制限を受けるもので
はない。
【0031】
【表1】 「プラスチゾル作成方法」表−1に示される配合にて混
練を行い、希釈剤で粘度調整をしたものを静置脱泡1時
間行い、ゾルを得た。
【0032】「粘度測定方法」プラスチゾルの粘度測定
はISO2555のブルックフィールド形回転粘度計に
よる見かけ粘度の測定方法に基づいているが、測定温度
は平均的な実加工ゾル温度である50℃にて行った。
【0033】「抗張力測定方法」ガラス板上に約200
μmでコーティング後、200℃で4分間ゲル化しシー
トを作成した。該シートより規定のJIS K 711
3に従ってダンベル状JIS3号試験片を作成し、オー
トグラフを用い200mm/minのテストスピードで
100%モデュラス(MPa)、抗張力(MPa)およ
び伸長率(%)の測定を行った。
【0034】「初期ゲル化性測定方法」Rheomet
er AR500(TA Instruments社
製)を使用し、3Paのシェアストレスを与えながら、
25℃から95℃まで10℃/分で昇温を行い、粘度の
立ち上がり温度を初期ゲル化温度として測定した。
【0035】使用した可塑剤を表−2に示した。また、
これら可塑剤の粘度は表−3に示した。粘度測定は、I
SO3219に基づき、円すい−平板システム(φ=
6.0cm、α=2°)を用い、23℃で実施したもの
である。
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】 表−4から明らかなように、比較例1のDOP配合と比
較すると、比較例2のATBC配合は粘度を合わせるた
めに希釈剤量が少ない配合になるが、100%モデュラ
ス物性が高くなっている。また初期ゲル化温度も低温側
にシフトしている。比較例3のPL−012配合も同様
に粘度を合わせるために希釈剤量が少ない配合になる
が、100%モデュラス物性が高い、初期ゲル化温度が
低温であり、粘度経時変化が大きい傾向にある。
【0038】また、比較例4で一般のポリエステル系可
塑剤を併用した配合では粘度レベルを合わせるために希
釈剤量が2倍以上必要となっている。
【0039】これに対し、実施例1、2、4で示した低
粘度のポリエステル系可塑剤を併用した配合では、比較
例1のDOP配合と同等な希釈剤量で設定粘度となり、
粘度経時変化は優れ、100%モデュラス物性の変化が
少なく、初期ゲル化温度も同等となる。従って加工条件
等を大幅に変更する必要が無く、しかも同等の品質を持
つ製品を得ることが可能である。
【0040】実施例3は実施例1のK値が72のPSM
−71に対してK値が76のPSH−31で置き換えた
ものであるが100%モデュラス物性が高くなる傾向が
みられる。従って、モデュラスの低いものが必要な場合
にはK値が小さなものを使用すればよい。
【0041】
【表4】
【0042】
【発明の効果】本発明の塩化ビニルペースト樹脂組成物
は、衛生性に優れた非フタル酸エステル系可塑剤を使用
して、フタル酸エステル系可塑剤を使用したディスポー
ザブル手袋と同等の抗張力、100%モデュラスを保持
し、且つ従来の加工条件下で成型でき優れた成形体が提
供できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08L 27/06 (C08L 27/06 67:00) 67:00) Fターム(参考) 3B033 AB20 AC01 BA01 4F071 AA24 AA43 AA81 AA88 AC10 AE04 AF15Y AF20Y AH19 BC01 BC04 BC07 4J002 BD041 BD051 CF032 EH056 EH096 FD022 FD026 GB00 GC00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系ペースト樹脂100重量部
    に、クエン酸エステル系可塑剤および/またはグリセリ
    ンエステル系可塑剤50〜95重量%と23℃に於ける
    粘度が100mPa・s以上、1000mPa・s未満
    のポリエステル系可塑剤5〜50重量%からなる可塑剤
    50〜120重量部を配合した塩化ビニル系ペースト樹
    脂組成物。
  2. 【請求項2】 ポリエステル系可塑剤の23℃に於ける
    粘度が100〜500mPa・sである請求項1記載の
    塩化ビニル系ペースト樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 塩化ビニルペースト樹脂がK値65〜7
    5の塩化ビニルペースト樹脂である請求項1〜2に記載
    の塩化ビニル系ペースト樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 成形シートの抗張力が10〜16MPa
    で、且つ100%モデュラスが4〜5MPaである非フ
    タル酸エステル系可塑剤配合の塩化ビニル系ペースト樹
    脂組成物からなるディスポーザブル手袋。
  5. 【請求項5】 塩化ビニル系ペースト樹脂組成物が、塩
    化ビニル系ペースト樹脂100重量部に、クエン酸エス
    テル系可塑剤および/またはグリセリンエステル系可塑
    剤50〜95重量%と23℃に於ける粘度が100mP
    a・s以上、1000mPa・s未満のポリエステル系
    可塑剤5〜50重量%からなる可塑剤50〜120重量
    部を配合した組成物からなる請求項4記載のディスポー
    ザブル手袋。
  6. 【請求項6】 ポリエステル系可塑剤の23℃に於ける
    粘度が100〜500mPa・sである請求項4または
    5に記載のディスポーザブル手袋。
  7. 【請求項7】 塩化ビニルペースト樹脂がK値65〜7
    5の塩化ビニルペースト樹脂である請求項4〜6に記載
    のディスポーザブル手袋。
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