JP2001340758A - 排ガス中の未燃炭化水素酸化触媒及びその調製方法 - Google Patents

排ガス中の未燃炭化水素酸化触媒及びその調製方法

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JP2001340758A
JP2001340758A JP2000162395A JP2000162395A JP2001340758A JP 2001340758 A JP2001340758 A JP 2001340758A JP 2000162395 A JP2000162395 A JP 2000162395A JP 2000162395 A JP2000162395 A JP 2000162395A JP 2001340758 A JP2001340758 A JP 2001340758A
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exhaust gas
oxygen
alumina
catalyst
excess
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Hiromichi Yamamoto
博道 山本
Shigeo Satokawa
重夫 里川
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】SOxが含まれていても優れた耐久性を有する
酸素過剰な排ガス中の炭化水素酸化触媒を得る。 【解決手段】アルミナ担体に白金を担持させた後、パラ
ジウムを担持してなる酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水
素酸化触媒であって、アルミナ担体として、アルミナま
たは水酸化アルミニウムを予め焼成してδ相およびθ相
のうち何れか一方または両方の結晶相を含むアルミナを
用いてなることを特徴とする酸素過剰な排ガス中の未燃
炭化水素酸化触媒およびその調製方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミナ担体に白
金とパラジウムを担持してなる酸素過剰な排ガス中の未
燃炭化水素酸化触媒及びその調製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車、航空機、火力発電、各種工場等
から排出される排ガスにはNOxやSOx、或いは臭気
物質、ばいじん等のほか、未燃焼(未燃)の炭化水素
(HC)が含有されている。これらを含む排ガスに対し
ては種々の対策が採られ、さらに研究、開発が進められ
ている。従来、ガスエンジン、ガスタービン、ボイラ
ー、或いは加熱炉などでは、燃料ガスとして都市ガスそ
の他、メタン、エタン、プロパン、ブタン等を含む燃料
ガスが使用されているが、その燃焼効率や熱効率を高め
るために空気比すなわち燃料ガスに対する空気の比率を
燃料ガスリーン(lean)側、すなわち燃料ガスに対
して空気量を燃料ガスの完全燃焼に必要な理論空気量を
超えて5.0倍、特に1.1〜3.0倍とするいわゆる
希薄燃焼方式が適用されてきている。
【0003】これらの点は、単一の駆動源(エネルギー
源)から電力、機械エネルギー及び熱エネルギーを生産
し、エネルギーを高効率に利用可能とするいわゆるコー
ジェネレーションシステムにおける希薄燃焼ガスエンジ
ンについても同様である。ところが、そのような希薄燃
焼方式の場合には、その排ガス中に少量の低級炭化水素
(HC、特にメタン)、窒素酸化物(NOx)、一酸化
炭素等とともに、多量の酸素及び水蒸気が共存すること
になる。
【0004】これまで、特に低級炭化水素を微量含む
(例えば5000ppm程度以下)燃焼排ガス中の炭化
水素を酸化し除去する手法としては、排ガス中の3成分
(HC、CO、NOx)を同一触媒で浄化するいわゆる
三元触媒による処理法が開発されている。しかし、三元
触媒による処理法では、酸素が殆んど存在しない排ガス
に対してしか有効に適用することはできず、酸素過剰で
且つ排ガス中の炭化水素成分がとりわけメタンである条
件下では有効に作用しない。また、酸化触媒としてPt
やPdを単独で使用するPt/Al23(アルミナ担体
にPtを担持させた触媒)やPd/Al23(アルミナ
担体にPdを担持させた触媒)等があるが、これらは有
機溶剤やCOの酸化触媒としては有効であるが、そのよ
うなPtやPdの単独触媒ではメタンの酸化除去には有
効に作用しない。
【0005】このため、例えば希薄燃焼ガスエンジンか
ら排出される、酸素が過剰に含まれ、未燃の炭化水素成
分がとりわけメタンであり、また、その作動条件如何に
もよるが、通常300〜600℃程度で排出される排ガ
ス中の炭化水素(特にメタン)を有効に酸化し、除去す
るためには、酸素が過剰に含まれていてもなお有効に適
用し得る酸化触媒、或いは有効な処理法の開発が必要で
ある。
【0006】本発明者等は、上記観点から、酸素が過剰
に含まれていてもなお有効な炭化水素酸化触媒として、
アルミナ担体に白金とパラジウムを担持させてなる触媒
を先に開発している。例えば特開平8ー332392号
の触媒は、ハニカム基材にアルミナ担体を介して白金と
パラジウムを混在させて担持させてなる触媒であり、排
ガス中に酸素が過剰に含まれていても有効に機能する。
特願平10ー301616号では、上記触媒の触媒活性
及び耐久性が、アルミナ担体に対する白金とパラジウム
の担持順序、担持後の焼成時期により相違することを見
い出し、アルミナ担体に対して先ず白金を担持させた
後、焼成し、次いでパラジウムを担持させることで、そ
の触媒活性及び耐久性を改善している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記触媒でのアルミナ
担体としては通常のアルミナ(γ相)が用いられる。し
かし、この触媒についてさらに実験、検討を続けたとこ
ろ、担体としてのアルミナ自体についても改善の余地が
あり、アルミナに白金及びパラジウムを担持させるに先
立ち、担体としてのアルミナ自体を焼成することによ
り、その触媒活性及び耐久性がさらに改善できることを
見い出した。すなわち、本発明は、酸素過剰で微量の炭
化水素を含む排ガス中の炭化水素の酸化用として、優れ
た触媒活性を有し且つ優れた耐久性を備えたアルミナに
白金とパラジウムを担持させてなる炭化水素酸化触媒及
びその調製方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)アルミ
ナ担体に白金を担持させた後、パラジウムを担持してな
る酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水素酸化触媒であっ
て、アルミナ担体として、アルミナまたは水酸化アルミ
ニウムを予め焼成してδ相およびθ相のうち何れか一方
または両方の結晶相を含むアルミナを用いてなることを
特徴とする酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水素酸化触媒
を提供する。
【0009】本発明は、(2)アルミナ担体に白金とパ
ラジウムを担持してなる酸素過剰な排ガス中の未燃炭化
水素酸化触媒の調製方法であって、アルミナまたは水酸
化アルミニウムを予め焼成してまたは水酸化アルミニウ
ムを予め焼成してδ相およびθ相のうち何れか一方また
は両方の結晶相を含むアルミナにした後、白金を担持さ
せ、次いでパラジウムを担持させることを特徴とする酸
素過剰な排ガス中の未燃炭化水素酸化触媒の調製方法を
提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の触媒は、酸素過剰な排ガ
ス中の微量の未燃炭化水素酸化触媒(すなわち酸素を過
剰に含む排ガス中の微量の未燃炭化水素を酸化するため
の触媒)であり、アルミナ担体に白金とパラジウムを担
持させてなる触媒である。本発明においては、白金及び
パラジウムを担持させるに先立ち、アルミナ原料を焼成
し、δ相およびθ相のうち何れか一方または両方の結晶
相を含むアルミナにしておくことが重要である。ここ
で、上記「δ相およびθ相のうち何れか一方または両方
の結晶相を含むアルミナ」とは、少なくともδ相または
θ相を含むアルミナであることを意味し、より具体的に
は、δ相とγ相の混合相、δ相、θ相、δ相と
θ相の混合相およびθ相とα相との混合相のうちいず
れかを含むアルミナであることを意味する。
【0011】アルミナ原料としては、アルミナ(γーア
ルミナ)のほか、水酸化アルミニウム(アルミナ水和
物、ベーマイト)が用いられる。アルミナまたは水酸化
アルミニウムについて上記結晶相を生成させるための焼
成温度は800〜1050℃の範囲であり、好ましくは
800〜950℃の範囲である。本発明の酸化触媒にお
いては、この焼成により得られたδ相およびθ相のうち
何れか一方または両方の結晶相を含むアルミナを担体と
する。これにより、触媒活性及び耐久性をさらに改善す
ることができる。本発明の酸化触媒は、排ガス中に微量
のSOxが含まれていても優れた触媒活性及び耐久性を
有する。
【0012】上記焼成後のアルミナ担体に対する白金と
パラジウムの担持は、先ず白金を担持させた後、パラジ
ウムを担持させる。この順序を逆にしても所期の効果は
得られない。また、アルミナ担体に白金を担持させた
後、一度焼成するのが好ましい。この焼成温度は200
℃程度以上〔原料である白金の化合物(塩)が分解する
温度以上〕である。なお、この焼成は、担体に対して白
金を固定するためのものであり、上記アルミナ原料を焼
成してその結晶相を上記結晶相にするためのものではな
い。次いでパラジウムを担持させる。
【0013】本酸化触媒における、アルミナに対する白
金とパラジウムの担持量は、それぞれ、アルミナに対し
て0.025〜20.0wt%の範囲であり、より好ま
しくは0.8〜9.0wt%の範囲である。白金、パラ
ジウムの各担持量が0.025wt%を下回る場合にも
なお有効であるが、その分触媒効果は減少する。他方、
各担持量が20.0wt%程度を上回る場合にも同様に
有効な触媒効果が得られるが、白金とパラジウムをそれ
ぞれ20wt%程度まで担持させていれば所期の触媒効
果が得られるので、コスト等の面からしても上限20.
0wt%程度で十分である。もちろん、上記範囲0.0
25〜20.0wt%の前後としても差し支えない。
【0014】本発明に係る酸化触媒の使用形態としてハ
ニカム状(モノリス体)の形態は好ましい態様である。
本発明の酸化触媒をハニカム体として使用する場合に
は、上記と同じ理由でハニカム体に対する白金及びパラ
ジウムの担持量はそれぞれ0.1〜30.0g/L(g
/L=グラム/リットル)の範囲であり、好ましくは
0.7〜20.0g/Lの範囲、さらに好ましくは1.
0〜15.0g/Lの範囲である。もちろん、上記範囲
0.1〜30.0g/Lの前後としても差し支えない。
【0015】本酸化触媒の製造法としては、アルミナに
対して白金とパラジウムを均一に担持させ得る手法であ
れば特に限定はなく、好ましくは含浸法や平衡吸着法が
適用される。その一例として含浸法の場合の一態様を述
べると、白金を硝酸塩、塩化物、酢酸塩、錯塩(ジニト
ロジアンミン白金、トリクロロトリアンミン白金等)そ
の他の形の水溶液とし、これに粉末状等のアルミナを投
入し浸して撹拌し、アルミナに白金化合物を含浸させ
る。次いで焼成する。その後、パラジウムを硝酸塩、塩
化物、酢酸塩、錯塩(ジクロロテトラアンミンパラジウ
ム等)その他の形の水溶液とし、上記焼成後の白金担持
アルミナに含浸させる。以降、常法により乾燥させ、焼
成する。なお、この焼成は、担体に対してパラジウムを
固定するためのもので、前記アルミナ原料を焼成してそ
の結晶相を前記結晶相にするためのものではない。
【0016】触媒の使用形態としては粉末状、粒状、顆
粒状(含:球状)、ペレット(円筒型、環状型)状、タ
ブレット(錠剤)状、或いはハニカム(モノリス体)状
等適宜の形状として使用することができる。なお、本発
明では、これらに排ガスを通す必要があるため、粉末状
の場合には、これを充填した触媒層から逸散しないよう
に所定粒度範囲に整粒するか又は造粒し、或いは加圧成
形や押出成形により成形して用いるのが望ましい。この
うち押出成形の場合には適宜所定長さに切断してペレッ
ト化して使用される。
【0017】ハニカム体の場合には、(1)ハニカム状
構造の基材に、前記のとおり予め焼成したアルミナを例
えばウォッシュコートして担持させる。(2)次いで該
アルミナ担持のハニカム基材に白金を担持させ、次いで
焼成する。(3)その後、パラジウムを担持させ、常法
により乾燥させ、焼成する。ハニカム状の基材としては
セラミック製又はメタル製のものを使用することができ
る。セラミックの好ましい例としてはコージェライトが
挙げられ、メタルの好ましい例としてはステンレス鋼や
鉄ーアルミニウムークロム系合金などが挙げられる。特
に、ハニカム体の場合、上記予め焼成したアルミナをウ
ォッシュコート等によりコートする量を多くすることに
より酸化触媒としての耐久性を高めることができる。
【0018】図1〜2は、本発明の酸化触媒を使用する
装置態様例を示す図である。このうち図2は、排ガス発
生源が希薄燃焼ガスエンジンである例である。図1〜2
中、Aは被処理排ガス導入管、Bは酸化触媒層(反応
管)、Cは処理済み排ガスの導出管であり、矢印(→)
は排ガスの流れ方向である。本酸化触媒は、図1〜2の
ような装置態様とは限らず、排ガス流に対して配置し得
る態様であれば各種装置態様で使用される。図3は本発
明の酸化触媒をハニカム状の形で使用する場合の一、二
の例を断面図として示している。これを例えば図1〜2
のような触媒層にセットするにはその断面開口が排ガス
の流れ方向に向くように配置される。
【0019】例えば、図2において、都市ガスを燃料と
して希薄燃焼ガスエンジンを作動させると、排ガス中に
は都市ガス中の付臭剤に起因して微量のSOxが含まれ
ている。本発明の酸化触媒はSOxが含まれていても有
効に機能し、耐久性を有するので、そのような排ガスを
処理する上で非常に有用である。希薄燃焼ガスエンジン
で生成した排ガスは(燃焼条件等の如何にもよるが)3
00〜550℃程度で排出され、導入管Aから反応管B
に導入される。その中の微量炭化水素が反応管Bで酸化
され、導出管Cから排出され、さらに必要に応じて熱回
収工程等へ送られる。
【0020】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明がこの実施例に限定されないことは
もちろんである。各供試触媒を下記のとおりに調製し、
各供試触媒に対する性能試験を実施した。また、以下の
各例におけるアルミナ担体について、B.E.T.法によ
り比表面積を測定した。
【0021】〈実施例供試触媒の調製:実施例1〉γ相
アルミナを焼成してγ相とδ相との混合相アルミナとし
た後、白金とパラジウムを担持させる方法。市販のアル
ミナ〔アルミナ水和物(ベーマイト)を脱水したもの:
γ相〕を、空気雰囲気中、850℃で3時間(3h)焼
成した。焼成後、XRD(X線回折)分析により、アル
ミナがγ相とδ相との混合相になっていることを確認し
た。このアルミナ(γ相+δ相)粉末を水性懸濁液と
し、ウォッシュコート法により、200cell/in2
(1平方インチ当り200セル)のコージェライト製ハ
ニカムに対してアルミナ担持量150g/Lとなるよう
にコートした。次いで、該アルミナ担持のハニカムをジ
ニトロジアンミン白金の硝酸水溶液を浸して、白金担持
量が10g/Lとなるように担持させた後、300℃に
て3時間焼成した。この白金担持アルミナコートハニカ
ムを硝酸パラジウム水溶液に浸して、パラジウムを10
g/L担持させ、550℃にて3時間焼成した。
【0022】〈実施例供試触媒の調製:実施例2〉γ相
アルミナを焼成してθ相とα相との混合相アルミナにし
た後、白金とパラジウムを担持させる方法。市販のアル
ミナ〔アルミナ水和物(ベーマイト)を脱水したもの:
γ相〕粉末を、空気雰囲気中、1050℃で3時間焼成
した。焼成後、XRD分析により、アルミナがθ相とα
相との混合相になっていることを確認した。このアルミ
ナ(θ相+α相)粉末を水性懸濁液とし、ウォッシュコ
ート法により200cell/in2のコージェライト製
ハニカムに対してアルミナ担持量150g/Lとなるよ
うにコートした。これをジニトロジアンミン白金の硝酸
水溶液に浸して、該アルミナコートハニカムに対する白
金担持量が10g/Lとなるように担持させ、300℃
にて3時間焼成した。次いで、この白金担持アルミナコ
ートハニカムを硝酸パラジウム水溶液に浸して、パラジ
ウムを10g/L担持させ、550℃にて3時間焼成し
た。
【0023】〈比較例供試触媒の調製:比較例1〉γ相
アルミナに白金とパラジウムを担持させる方法。市販の
アルミナ〔アルミナ水和物(ベーマイト)を脱水したも
の:γ相〕粉末を水性懸濁液とし、ウォッシュコート法
により200cell/in2のコージェライト製ハニカ
ムに対してアルミナ担持量150g/Lとなるようにコ
ートした。次いで、該アルミナコートハニカムに対し
て、白金担持量が10g/Lとなるようにジニトロジア
ンミン白金の硝酸水溶液を浸した後、300℃にて3時
間焼成した。この白金担持アルミナコートハニカムを硝
酸パラジウム水溶液に浸して、パラジウムを10g/L
担持させ、550℃にて3時間焼成した。
【0024】〈比較例供試触媒の調製:比較例2〉γ相
アルミナを焼成してα相アルミナにした後、白金とパラ
ジウムを担持させる方法。市販のアルミナ〔アルミナ水
和物(ベーマイト)を脱水したもの:γ相〕粉末を、空
気雰囲気中、1150℃で3時間焼成した。焼成後、X
RD分析により、アルミナがα相になっていることを確
認した。このアルミナ(α相)粉末を水性懸濁液とし、
ウォッシュコート法により200cell/in2のコー
ジェライト製ハニカムに対してアルミナ担持量150g
/Lとなるようにコートした。これをジニトロジアンミ
ン白金の硝酸水溶液に浸して、該アルミナコートハニカ
ムに対する白金担持量が10g/Lとなるように担持さ
せ、300℃にて3時間焼成した。次いで、この白金担
持アルミナコートハニカムを硝酸パラジウム水溶液に浸
して、パラジウムを10g/L担持させ、550℃にて
3時間焼成した。
【0025】《性能試験1》以上で得た実施例1〜2及
び比較例1〜2の各ハニカム供試触媒について、以下の
方法で触媒活性を評価した。試験用触媒として、各ハニ
カム供試触媒から、その孔方向に直径20mmφの円筒
状にくり貫き、これを厚さ8mmに切り取って使用した
(体積=2.5cc)。この各試験用触媒を内径20m
mの常圧流通式反応管に充填、セットし、以下の条件
で、メタンの酸化活性及び耐久試験を実施した。
【0026】試験条件1:SV=80,000h-1、温
度=300〜500℃、被処理ガス(模擬排ガス)の組
成;CH4=2000ppm、CO=820ppm、N
O=80ppm、水蒸気=10%、O2=10.5%、
CO2=4.9%、SO2=1ppm、N2=バランス。 試験条件2(希薄燃焼ガスエンジンからの排ガス=実機
排ガス):出力15kWのガスエンジンを作動させ、こ
こから排出される排ガスを使用した。SV=40,00
0h-1、温度=500℃。実機排ガスの組成は、全炭化
水素=2700〜3200ppm、CO=1000〜1
300ppm、NO=500〜900ppm、水蒸気=
14%、O2=4.7〜5.1%、CO2=8.9〜9.
1%、SO2=約0.3ppm、N2=残部(バランス)
の範囲で変動しており、全炭化水素=2700〜320
0ppm中にはCH4が約84%含まれている。
【0027】図4は本性能試験1の結果である。図4の
上方の図中の上部に焼成温度に対応するアルミナ結晶相
を示し、図4中の下方に、図4の上方の図でプロットし
ている供試触媒について、アルミナ結晶相に対応する各
焼成温度、アルミナ結晶相如何による触媒活性への影響
等について整理した表を添付している。メタン酸化活性
(%)〔=転化率(%)〕は以下の式により求めた。
【数 1】
【0028】図4のとおり、γ相アルミナに対して白金
とパラジウムを担持させてなる触媒(比較例1)では、
比表面積は150m2/gと大きいが、模擬排ガスを用い
た100h(時間)経過後、57.5%の転化率であ
る。γ相アルミナを焼成してα相アルミナに対して白金
とパラジウムを担持させてなる触媒(比較例2)では、
比表面積は8m2/gと小さく、模擬排ガスを用いた10
0h(時間)経過後、36.4%の転化率であるに過ぎ
ない。
【0029】これに対して、γ相アルミナを焼成してγ
相とδ相との混合相アルミナにした後、白金とパラジウ
ムを担持させてなる触媒(実施例1)では、比表面積は
80m2/gと比較例1のアルミナより小さいが、模擬排
ガスを用いた100h(時間)経過後で65.6%の転
化率である。このように担体としてのアルミナ原料自体
を予め焼成することで、酸化性能及びその耐久性が有効
に改善されていることが分かる。
【0030】また、γ相アルミナを焼成してθ相とα相
との混合相アルミナにした後、白金とパラジウムを担持
させてなる触媒(実施例2)では、比表面積は50m2/
gとさらに小さいが、模擬排ガスを処理して100h
(時間)経過後で62.1%の転化率であり、実施例1
のそれに準じる値を示している。このように担体として
のアルミナ原料自体を予め焼成することで、酸化性能及
びその耐久性が有効に改善されていることが分かる。
【0031】図4のとおり、これらの点は、実機排ガス
すなわち被処理ガスとして希薄燃焼ガスエンジンからの
排ガスを用いた場合も同様の傾向を示している。実機排
ガスの場合、模擬排ガスの場合より相対的に高い値を示
しているが、これは空間速度について、模擬排ガスでは
SV=80,000h-1と過酷な条件としたのに対し、
実機排ガスではSV=40,000h-1であることによ
るものと解される。
【0032】触媒の担体については、一般的には、比表
面積がより大きい方がよいとされる場合が多いが、以上
の事実からして、本発明においては、アルミナ原料を予
め焼成することにより生成した特定の結晶相(δ相、θ
相)の存在が触媒活性及びその耐久性に大きく寄与して
いるものと解される。図4に示しているとおり、アルミ
ナにおける特定結晶相(δ相、θ相)は焼成温度800
〜1050℃(中温)で生成する。それを超える焼成温
度(高温=1050℃超)ではα相となり、触媒活性は
γ相アルミナに比べても更に小さく、本発明におけるよ
うな効果は得られない。
【0033】《性能試験2》コージェライト製ハニカム
に対してアルミナ(γ相+δ相)を担持量225g/L
となるようにコートし、白金10g/L担持のアルミナ
コートハニカムに対してパラジウムを15g/L担持さ
せた以外は実施例1と同様にして実施例供試触媒を調製
した。また、コージェライト製ハニカムに対してアルミ
ナ(γ相)を担持量150g/Lとなるようにコート
し、白金10g/L担持のアルミナコートハニカムに対
してパラジウムを15g/L担持させた以外は比較例1
と同様にして比較例供試触媒を調製した。
【0034】これら実施例供試触媒及び比較例供試触媒
を用い、前記試験条件2(希薄燃焼ガスエンジンからの
排ガス=実機排ガス、前記のとおりこの排ガスにはSO
2が約0.3ppm含まれている)のうち、温度条件を
それぞれ500℃と400℃にした以外は前記性能試験
1と同様にして触媒活性試験を実施した。図5は500
℃の場合、図6は400℃の場合の結果である。図5の
とおり、500℃の場合、アルミナ(γ相+δ相)を用
いた実施例供試触媒では、試験開始時のメタン酸化活性
はほぼ100%であり、以降僅かには低下するが、11
00時間(h)経過後でも約96%のメタン酸化活性を
維持している。これに対して、アルミナ(γ相)を用い
た比較例供試触媒では、試験開始時のメタン酸化活性は
約97%であるが、以降漸次低下して行き、1100時
間経過後では約80%へ低下している。
【0035】また、図6のとおり、400℃の場合、ア
ルミナ(γ相+δ相)を用いた実施例供試触媒では、試
験開始時のメタン酸化活性は約94%であり、以降徐々
に低下するが、500時間経過後でも50%前後のメタ
ン酸化活性を維持している。これに対して、アルミナ
(γ相)を用いた比較例供試触媒では、試験開始時のメ
タン酸化活性は約82%であるが、以降急激に低下して
行き、500時間経過後では約19%まで低下してい
る。このように、本発明の酸化触媒によれば、炭化水素
酸化性能及び耐久性ともに、さらに改善されることが明
らかである。
【0036】《性能試験3:ハニカム触媒におけるアル
ミナコート量による効果試験》実施例1と同様にして得
たアルミナ粉末を各々水性懸濁液とし、ウォッシュコー
ト法により200cell/in2のコージェライト製ハ
ニカムに対してそれぞれアルミナ担持量を変えてコート
した点以外は、実施例1と同様にして各種供試触媒を得
た。これらを用いてハニカム体に対するアルミナコート
量による触媒活性への影響試験を実施した。使用装置及
び試験条件は性能試験1と同様にして実施した。
【0037】この結果、模擬排ガスを用いた100時間
経過後のメタン酸化活性は、例えばアルミナ担持量80
g/Lの場合には38%であったが、アルミナ担持量1
50g/Lの場合には58%へと向上し、さらにアルミ
ナ担持量225g/Lの場合には68%へと向上した。
また、実機排ガスを用いた500h経過後のメタン酸化
活性については、例えばアルミナ担持量80g/Lの場
合には39%であったが、アルミナ担持量150g/L
の場合には80%へと向上し、さらにアルミナ担持量2
25g/Lの場合には93%へと向上した。このように
ハニカム体に対する本発明に係る焼成アルミナのコート
量を多くすることで、触媒活性及びその耐久性が向上す
ることが分かった。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る酸化触媒は、酸素過剰な排
ガス中の炭化水素に対する優れた酸化性能を長期にわた
り維持することができる。また、本酸化触媒は、SOx
が含まれていても優れた耐久性を有することから、交換
頻度を格段に少なくでき、排ガス処理システムの低コス
ト化を図ることができる。さらに、本酸化触媒は、SO
xが含まれていても優れた耐久性を有することから、特
に都市ガス等を駆動源とするコージェネレーションシス
テムなどにおける希薄燃焼ガスエンジンからの排ガスに
対しても有効に適用できる。また、その酸化により発熱
を伴うことから、熱回収が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の酸化触媒を使用する装置態様例を示す
図。
【図2】本発明の酸化触媒を使用する他の装置態様例を
示す図。
【図3】本発明の酸化触媒をハニカムの形で使用する場
合の一、二の例を断面図として示した図。
【図4】実施例(性能試験1)における性能試験の結果
を示す図。
【図5】実施例(性能試験2:500℃)における性能
試験の結果を示す図。
【図6】実施例(性能試験2:400℃)における性能
試験の結果を示す図。
【符号の説明】
A 被処理排ガス導入管 B 酸化触媒層(反応管) C 処理済み排ガスの導出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 35/04 301 B01J 37/02 101D 37/02 101 F01N 3/10 A 3/28 301P F01N 3/10 B01D 53/36 D 3/28 301 104Z Fターム(参考) 3G091 AA02 AA12 AA19 AB02 BA11 BA15 BA39 FB10 GA01 GA16 GB01X GB06W GB07W GB10X GB16X GB17X 4D048 AA18 AB01 AB07 BA10X BA30X BA31X BA39Y BB01 BB02 BC01 CC38 4G069 AA03 AA08 AA12 BA01A BA01B BA13A BA13B BB02A BB02B BC72A BC72B BC75A BC75B CA07 CA15 EA02X EA18 EA19 EB12Y EC22X EC22Y ED07 FA01 FA03 FB15 FB17 FB18 FB19 FB23 FB30 FB80

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミナ担体に白金を担持させた後、パラ
    ジウムを担持してなる酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水
    素酸化触媒であって、アルミナ担体として、アルミナま
    たは水酸化アルミニウムを予め焼成してδ相およびθ相
    のうち何れか一方または両方の結晶相を含むアルミナを
    用いてなることを特徴とする酸素過剰な排ガス中の未燃
    炭化水素酸化触媒。
  2. 【請求項2】上記アルミナまたは水酸化アルミニウムの
    焼成温度が800〜1050℃であることを特徴とする
    請求項1に記載の酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水素酸
    化触媒。
  3. 【請求項3】上記アルミナに対する白金及びパラジウム
    の担持が含浸法又は平衡吸着法によるものである請求項
    1〜2に記載の酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水素酸化
    触媒。
  4. 【請求項4】上記酸化触媒の形態がハニカム状又はペレ
    ット状である請求項1〜3のいずれかに記載の酸素過剰
    な排ガス中の未燃炭化水素酸化触媒。
  5. 【請求項5】上記ハニカム状の基材がコージェライト又
    はメタルである請求項4に記載の酸素過剰な排ガス中の
    未燃炭化水素酸化触媒。
  6. 【請求項6】上記酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水素の
    主成分がメタンである請求項1〜5のいずれかに記載の
    酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水素酸化触媒。
  7. 【請求項7】上記酸素過剰で未燃炭化水素を含む排ガス
    が希薄燃焼ガスエンジンからの排ガスである請求項1〜
    6のいずれかに記載の酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水
    素酸化触媒。
  8. 【請求項8】上記酸素過剰で未燃炭化水素を含む排ガス
    が微量のSO2を含む排ガスである請求項1〜7のいず
    れかに記載の酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水素酸化触
    媒。
  9. 【請求項9】アルミナ担体に白金とパラジウムを担持し
    てなる酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水素酸化触媒の調
    製方法であって、アルミナまたは水酸化アルミニウムを
    予め焼成してまたは水酸化アルミニウムを予め焼成して
    δ相およびθ相のうち何れか一方または両方の結晶相を
    含むアルミナにした後、白金を担持させ、次いでパラジ
    ウムを担持させることを特徴とする酸素過剰な排ガス中
    の未燃炭化水素酸化触媒の調製方法。
  10. 【請求項10】上記アルミナまたは水酸化アルミニウム
    の焼成温度が800〜1050℃であることを特徴とす
    る請求項9に記載の酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水素
    酸化触媒の調製方法。
  11. 【請求項11】上記アルミナに対する白金及びパラジウ
    ムの担持を含浸法又は平衡吸着法により行うことを特徴
    とする請求項9〜10のいずれかに記載の酸素過剰な排
    ガス中の未燃炭化水素酸化触媒の調製方法。
  12. 【請求項12】上記酸化触媒の形態がハニカム状又はペ
    レット状である請求項9〜11のいずれかに記載の酸素
    過剰な排ガス中の未燃炭化水素酸化触媒の調製方法。
  13. 【請求項13】上記ハニカム状の基材がコージェライト
    又はメタルである請求項12に記載の酸素過剰な排ガス
    中の未燃炭化水素酸化触媒の調製方法。
  14. 【請求項14】上記酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水素
    の主成分がメタンである請求項9〜13のいずれかに記
    載の酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水素酸化触媒の調製
    方法。
  15. 【請求項15】上記酸素過剰で未燃炭化水素を含む排ガ
    スが希薄燃焼ガスエンジンからの排ガスである請求項9
    〜14のいずれかに記載の酸素過剰な排ガス中の未燃炭
    化水素酸化触媒の調製方法。
  16. 【請求項16】上記酸素過剰で未燃炭化水素を含む排ガ
    スが微量のSO2を含む排ガスである請求項9〜15の
    いずれかに記載の酸素過剰な排ガス中の未燃炭化水素酸
    化触媒の調製方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007075707A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Hino Motors Ltd 排気浄化装置
JP2014091119A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Nippon Shokubai Co Ltd メタン燃焼用触媒及びその製造方法
CN113042038A (zh) * 2021-03-24 2021-06-29 中国科学院生态环境研究中心 一种钯铂催化剂、其制备方法及应用

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