JP2005052805A - 排気ガス浄化用触媒及びその製造方法 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】比表面積が大きく且つ耐熱性が高く、しかも排気ガス浄化性能が高い排気ガス浄化用触媒を提供する。
【解決手段】溶媒として水とブタンジオール又はエチレングリコールとを用い、さらにアルミニウム源とセリウム源の他に貴金属源を添加して水熱合成を行なうことによって、セリア及び貴金属がアルミナに高分散に担持された排気ガス浄化用触媒を得る。
【選択図】 図2

Description

本発明は排気ガス浄化用触媒及びその製造方法に関するものである。
ガソリンエンジンの排気ガスの浄化には三元触媒が用いられている。これは、サポート材としてのアルミナにPt等の触媒金属(貴金属)を担持させたものであり、理論空燃比付近で効率良く働き、排気ガス中の炭化水素(HC)及び一酸化炭素(CO)を酸化浄化し、窒素酸化物(NOx )を還元浄化することができる。この三元触媒には酸素吸蔵材(OSC材)が添加され、空燃比の変動によって排気ガス浄化能が不安定になることが防止されている。酸素吸蔵材としては、セリウム酸化物が一般に採用されている。
しかし、上記セリウム酸化物は、高温に晒されると、結晶成長により、その酸素吸蔵能が低下するという問題がある。また、この耐熱性改善のために、ジルコニウムを複合させたCe−Zr複合酸化物も知られているが、セリウム酸化物の結晶成長の問題は避けられない。
これに対して、アルミニウム、セリウム及びジルコニウムの3元素を複合させたAl−Ce−Zr複合酸化物にPt等の貴金属を担持させた排気ガス浄化用触媒が知られている(特許文献1参照)。上記複合酸化物はアルコキシド法によって生成されており、この複合酸化物に貴金属が後から担持されている。当該特許文献1には、Al23内にCeとZrとが高分散に配置されているため、酸素吸蔵能が得られ、また、Al23にCeとZrとが固溶しているため、Al23の耐熱性が向上すると記載されている。
また、アルミニウム、セリウム、ジルコニウム及びプラセオジウムの4元素を複合させたAl−Ce−Zr−Pr複合酸化物にPt等の貴金属を担持させた排気ガス浄化用触媒も知られている(特許文献2参照)。この複合酸化物はアルコキシド法又は共沈法によって生成されており、この複合酸化物に貴金属が後から担持されている。また、当該特許文献2には、Al−Ce−Zr−Pr複合酸化物は、Al−Ce−Zr複合酸化物に比べて耐熱性が高く、また、高温に晒されたときの酸素吸蔵能の低下も抑制されると記載されている。
また、触媒材料として、金属成分としてパラジウムを含有するメソポーラスメタロシリケートに銅をイオン交換担持させたものが知られている(特許文献3参照)。このメソポーラスメタロシリケートは、金属成分として硝酸パラジウムを採用し、水熱合成後に、乾燥及び焼成を施して得られている。
特開平10−202102号公報 特開平2001−232199号公報 特開平10−137597号公報
上述の如く、Al−Ce−Zr複合酸化物にPt等の貴金属を担持させた排気ガス浄化用触媒は知られ、触媒を水熱合成によって調製することも知られているが、従前の水熱合成法では、比表面積の大きな触媒が得られておらず、また、触媒が高熱に晒された場合、比表面積の低下、セリア(酸化セリウム)や触媒貴金属のシンタリングにより、触媒の活性が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、比表面積が大きく且つ耐熱性が高く、しかも排気ガス浄化性能が高い排気ガス浄化用触媒を提供することを課題とする。
本発明は、このような課題に対して、溶媒として水とブタンジオール又はエチレングリコールとを用い、さらにアルミニウム源とセリウム源の他に貴金属源を添加して水熱合成を行なうようにした。
すなわち、本発明は、セリウムとアルミニウムとを含有する複合酸化物と、触媒貴金属とを有する排気ガス浄化用触媒の製造方法であって、
貴金属塩と、水酸化アルミニウム粉末と、セリウム塩と、ブタンジオール又はエチレングリコールと、水とを含むスラリーを調製するステップと、
上記スラリーに水熱処理を施すステップと、
上記水熱処理後に乾燥及び焼成を施すステップとを備えていることを特徴とする。
この製造方法によれば、溶媒として水の他にブタンジオール又はエチレングリコールを含み、且つ触媒貴金属を添加して水熱合成を行なうから、比表面積が大きく且つ耐熱性の高い触媒が得られ、しかも排気ガス浄化性能が良好になる。その理由は次のように考えられる。
すなわち、図1(a)に模式的に示すように、水のみを溶媒とした場合、水熱処理によって層状のベーマイトが生成され、その層間に水分子が存在し、層同士が水分子を介して水素結合した状態になる。しかし、この層構造では、水分子が比較的小さいことから層間隔S1が狭く、イオン半径の小さなイオンは層間に入るが、Ceのようなイオン半径の大きなイオンは挿入され難い。
これに対して、同図(b)に示すように、水分子よりも大きなエチレングリコールを溶媒として含む場合、このエチレングリコール分子が上記層間に入った状態になるとともに、そのことによって層間隔S2が広くなり、小さなイオンだけでなく、Ceのような大きなイオンも貴金属イオンと共にベーマイト層間に挿入され易くなる。
また、同図(c)に示すように、ブタンジオールを溶媒として含む場合、層間隔S3がさらに大きくなり、貴金属イオンと共にベーマイト層間に挿入されるCeが多くなる。
従って、本発明によって得られる触媒は、図2に模式的に示すようなものになると考えられる。なお、図2では「CeO2、ZrO2…etc.」と記載しているが、本発明はジルコニウム塩を必須の構成要素とするものではない。また、貴金属としてPdを例示しているが、他の貴金属であってもよい。
すなわち、図2(a)にフレッシュ時の状態を示すように、セリアや貴金属(Pd)の酸化物はアルミナ粒子の表面に存在するだけでなく、アルミナ層間に高分散化されて存在した状態になる。しかも、ベーマイト層間のブタンジオールやエチレングリコールがテンプレート材として働いて触媒の比表面積が大きくなるから、セリアや貴金属酸化物の高分散担持に有利になる。
従って、触媒が高熱に晒されると、図2(b)に示すように、セリアや貴金属酸化物は多少はシンタリングするものの、アルミナが立体障害になって移動し難いことから、大きく粒成長することはなく、セリアでは例えば10〜30nm程度のものが析出するに過ぎない。このため、セリアと貴金属酸化物とがアルミナ上で高分散化された状態が保たれ、酸素吸蔵能や触媒活性の低下が防止される。一方、アルミナ自体も、高熱に晒されたときの結晶化ないしは相変化がセリアや貴金属酸化物によって阻害されることになり、比表面積の低下が少なくなる。また、セリアと貴金属酸化物とはアルミナ上で互いに近接ないしは隣接した状態で存在し、そのため、この両者間の相互作用により、触媒の排気ガス浄化性能が高くなる。
好ましいのは、上記貴金属として、Pdを採用することであり、これにより、触媒の高温浄化性能が高まる。なお、Ptなど他の貴金属を採用することもでき、或いは種類の異なる複数の貴金属を併用してもよい。
また、好ましいのは、溶媒を水とブタンジオールとの混合溶媒とすることである。上述の如くブタンジオールの場合はベーマイト層間が適度に広くなり、この層間に挿入されるCeが多くなって、触媒の浄化性能の向上、耐熱性の低下防止に有利になる。
また、好ましいのは、上記水熱処理は、200℃以上220℃以下の温度で6時間以上48時間以下施すことである。すなわち、水熱処理温度が200℃未満になったり、水熱処理時間が6時間未満なると、χ−アルミナを生じ易くなる。このχ−アルミナは、フレッシュ時の比表面積は大きいものの、高熱に晒されると大きく低下する。これに対して、水熱処理温度を200℃以上にし、水熱処理時間を6時間以上にすると、χ−アルミナを生じ難くなり、それだけフレッシュ時の比表面積は小さくなるものの、高熱に晒されたときの比表面積の低下が少なくなり、耐熱性の向上に有利になる。
但し、水熱処理温度が220℃を越えて高くなっても、或いは水熱処理時間が長くなっても、触媒性能はあまり向上しないことから、水熱処理温度は220℃以下、水熱処理時間は48時間以下、さらには24時間以下とすることが省エネルギーの観点から好ましい。
また、本発明は、セリウムとアルミニウムとを含有する複合酸化物と、触媒貴金属であるパラジウムとを有する粒状の排気ガス浄化用触媒であって、
パラジウム塩と、水酸化アルミニウム粉末と、セリウム塩と、ジルコニウム塩と、ランタン塩と、ブタンジオール又はエチレングリコールと、水とを含むスラリーに200℃以上220℃以下の温度で6時間以上48時間以下の水熱処理が施され、乾燥及び焼成が施されてなることを特徴とする。
従って、排気ガス浄化用触媒の比表面積が大きく且つ耐熱性が高くなるとともに、低温活性の向上及び高温での排気ガス浄化性能の向上に有利になる。
上記排気ガス浄化用触媒において、好ましいのは、針状アルミナ粒子と塊状アルミナ粒子とが混在し、これらアルミナ粒子間に酸化パラジウム粒子と酸化セリウム粒子及び酸化ジルコニウム粒子とが互いに近接して存在することである。
これによれば、針状アルミナ粒子の存在によって触媒の空隙率が高くなるため、排気ガスとの接触面積が増大し、浄化性能が高くなる。また、アルミナ粒子間に互いに近接して存在する酸化パラジウム粒子と酸化セリウム粒子、酸化ジルコニウム粒子との相互作用により、排気ガス浄化性能が改善されるとともに、三元触媒として働くウィンドウ幅が拡がる。
すなわち、酸化パラジウムはシンタリングを生じにくいが、排気ガスが還元性雰囲気を形成している場合、酸化パラジウムは還元されてパラジウムとなり、この状態ではシンタリングし易い。これに対して、本発明によれば、酸素吸蔵能を有する酸化セリウムや酸化ジルコニウムが酸化パラジウムに近接して存在するので、還元性雰囲気になっても、酸化セリウムや酸化ジルコニウムから酸素が供給される。そのため、酸化パラジウムはその酸化状態が保たれ、シンタリングが抑制され、その結果、排気ガス浄化性能が改善する。また逆に、酸化雰囲気においては、パラジウムを介して酸化セリウムや酸化ジルコニウムに酸素が供給されることから、その酸素吸蔵能が発揮され易くなり、三元触媒として働くことができる空燃比のウィンドウ幅が拡がる効果が得られる。
以上のように、本発明に係る排気ガス浄化用触媒の製造方法によれば、貴金属塩と、水酸化アルミニウム粉末と、セリウム塩と、ブタンジオール又はエチレングリコールと、水とを含むスラリーを調製し、このスラリーに水熱処理を施した後、乾燥及び焼成を施すようにしたから、比表面積が大きく且つ耐熱性が高く、しかも排気ガス浄化性能が高い触媒を得ることができる。
また、上記水熱処理温度を200℃以上220℃以下とし、水熱処理時間を6時間以上48時間以下とすると、高熱に晒されたときの比表面積の低下が少ない触媒を得ることができる。
また、本発明に係る排気ガス浄化用触媒は、パラジウム塩と、水酸化アルミニウム粉末と、セリウム塩と、ジルコニウム塩と、ランタン塩と、ブタンジオール又はエチレングリコールと、水とを含むスラリーに200℃以上220℃以下の温度で6時間以上48時間以下の水熱処理が施され、乾燥及び焼成が施されてなるから、比表面積が大きく且つ耐熱性が高くなるとともに、低温活性の向上及び高温での排気ガス浄化性能の向上に有利になる。
また、上記排気ガス浄化用触媒において、針状アルミナ粒子と塊状アルミナ粒子とが混在し、これらアルミナ粒子間に酸化パラジウム粒子と酸化セリウム粒子及び酸化ジルコニウム粒子とが互いに近接して存在するものであれば、排気ガス浄化性能の向上にさらに有利になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<排気ガス浄化用触媒の製造方法>
まず、水酸化アルミニウム粉末を、貴金属の酢酸塩及びセリウムの酢酸塩(並びに必要に応じて他の金属の酢酸塩)を水とブタンジオール又はエチレングリコールとからなる溶媒に溶解した溶液と混合することによってスラリーを調製する。
上記スラリーをオートクレーブ等の反応容器に移し、加圧下で加熱することにより、水熱反応を生じさせ、上記貴金属、セリウム等の金属を担持したスラリー状のベーマイトを得る。
上記金属担持ベーマイトを水で洗浄し、乾燥させる。
得られた粉末状の金属担持ベーマイトを加熱してゆっくり昇温させ、焼成温度に保持して焼成することにより、目的とする排気ガス浄化用触媒を得る。
上記スラリーを調製するステップでは、溶媒(水及びブタンジオール又はエチレングリコール)に占めるブタンジオール量又はエチレングリコール量の比率を20容量%以上40容量%以下とすることが好ましい。
上記他の金属の酢酸塩としては、ジルコニウムの酢酸塩を添加することが好ましく、さらに、ランタン、バリウム、ネオジム及びプラセオジウムのうちから選択された少なくとも一種の酢酸塩を添加することが好ましい。なお、酢酸塩以外の他の塩を用いることもできる。
上記金属担持ベーマイトを生成する水熱処理のステップでは、圧力を例えば0.98MPa(10kg/cm2)以上1.37MPa(14kg/cm2)以下として、200℃以上220℃以下の温度に6時間以上48時間以下保持することが好ましい。なお、この圧力、温度及び保持時間は適宜変更することができる。
上記焼成ステップでは、粉末状の金属担持ベーマイトを焼成温度(500℃以上700℃以下程度)まで8時間程度かけてゆっくり昇温させることが好ましい。焼成温度には1時間程度保持すればよい。
得られた排気ガス浄化用触媒粉末については、これに水及びバインダを加えてスラリーを調製し、このスラリーを担体(例えばコージェライト製ハニカム担体)にコートし、乾燥及び焼成の処理を行なうことにより、担体に担持させることができる。このコート層には、さらに上記貴金属以外の他の触媒金属溶液を含浸させ、乾燥及び焼成を行なうようにしてもよい。他の触媒金属としては、当該貴金属(例えばPd)以外の他の貴金属、例えばPt、Rh等を用いることが好ましく、遷移金属を担持させるようにしてもよい。複数種類の触媒金属を担持させる場合は、1種類ずつ順に含浸・乾燥・焼成するという工程を繰り返せばよく、或いは複数種類を同時に含浸担持させるようにしてもよい。
以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。
<実施例1>
水酸化アルミニウム粉末31.2gを、酢酸パラジウム、酢酸セリウム、酢酸ジルコニル及び酢酸ランタンを溶解した溶液(溶媒は水とブタンジオールとの混合溶媒)200mLと混合することによってスラリーを調製した。このスラリーをオートクレーブに移し、加圧下(0.98〜1.37MPa)で200℃の温度に24時間保持する水熱処理を行なって上記パラジウム、セリウム、ジルコニウム及びランタンの4種類の金属を担持したスラリー状のベーマイトを得た。この金属担持ベーマイトを水で洗浄し乾燥させて粉末状にした。この金属担持ベーマイト粉末を加熱して200℃から600℃まで8時間をかけてゆっくり昇温させ、600℃の温度に1時間保持する焼成を行なうことにより、排気ガス浄化用触媒(複合酸化物)を得た。この触媒は、Pdを添加して水熱合成を行なうことによって得たから、以下ではこれを「Pd in 水熱合成」触媒と呼ぶ。
上記溶媒におけるブタンジオールの比率は30容量%である。当該触媒を構成するPd以外の金属のモル比はCe:Zr:La:Al=4.6:4.6:0.8:120であり、Pdの含有量は1.0質量%である。
上記「Pd in 水熱合成」触媒(粉末)にバインダ及び水を加えてスラリーを調製し、このスラリーをコージェライト製のハニカム担体にウォッシュコートし、150℃で1時間の乾燥及び540℃で2時間の焼成を行なうことによってセル内面にコート層を形成した。コート量は担体1L当たり100gである。
−比較例1の触媒の調製−
Pdを複合酸化物に後から担持した比較例1の触媒(これを以下では「Pd後担持」触媒と呼ぶ。)を調製した。
すなわち、比較例1の「Pd後担持」触媒は、上記水熱処理の際に、酢酸パラジウムを添加せずに、他は上記実施例1と同じ条件及び方法によってCe−Zr−La−Al複合酸化物を調製し、この複合酸化物に硝酸パラジウムを蒸発乾固法によって担持させたものである。Pd以外の金属のモル比は実施例1と同じくCe:Zr:La:Al=4.6:4.6:0.8:120であり、Pdの含有量は1.0質量%である。この触媒を実施例1と同様にしてハニカム担体に担持させた。
−触媒の評価(水熱合成の際にPdを添加した効果)−
上記実施例1の「Pd in 水熱合成」触媒及び比較例1の「Pd後担持」触媒について、上記ハニカムに担持させた供試触媒を用い、HC、CO及びNOの浄化に関するライトオフ温度(触媒温度を高めていったときに50%の浄化率が得られるようになる温度)T50及び触媒入口ガス温度500℃でのHC、CO及びNOの浄化率(C500)をリグテストで調べた。
リグテストは、各排気ガス浄化用触媒から25mL容量のコアサンプルを切り出し、熱エージングを与えた後、これを固定床流通式反応評価装置に取り付けて模擬排気ガスを流すことによって行なった。熱エージングは供試材を大気雰囲気において1100℃の温度に24時間保持する、という処理である(以下、同じ。)。模擬排気ガスはA/F=14.7±0.9とした。すなわち、A/F=14.7のメインストリームガスを定常的に流しつつ、所定量の変動用ガスを1Hzでパルス状に添加することにより、A/Fを±0.9の振幅で強制的に振動させた。A/F=14.7のメインストリームガスの組成、A/F=13.8になったときのガス組成、A/F=15.6になったときのガス組成は表1の通りである。また、模擬排気ガスの空間速度SVは60000h-1、昇温速度は30℃/分である。
Figure 2005052805
T50の結果は図3に示されている。同図によれば、HC、CO及びNOのいずれに関しても実施例1の「Pd in 水熱合成」触媒が比較例1の「Pd後担持」触媒よりも10℃前後低くなっている。従って、Pdを添加して水熱合成を行なうと、触媒の低温活性の向上に有利になることがわかる。
C500の結果は図4に示されている。同図によれば、HC浄化率に関しては「Pd in 水熱合成」触媒と「Pd後担持」触媒とで差は認められないが、CO浄化率及びNO浄化率は「Pd in 水熱合成」触媒の方が「Pd後担持」触媒に比べて高くなっている。従って、Pdを添加して水熱合成を行なうと、排気ガス(特にCO及びNO)の高温での浄化にも有利になることがわかる。
図5は実施例1の「Pd in 水熱合成」触媒及び比較例1の「Pd後担持」触媒についてXRD(X線回折分析)による構造分析を行なった結果を示す。同図によれば、PdO(酸化パラジウム)の半値幅は「Pd in 水熱合成」触媒の方が「Pd後担持」触媒よりも広くなっている。このことは、「Pd in 水熱合成」触媒の方が「Pd後担持」触媒よりもPdOが高分散の状態にあり、上記熱エージングによるシンタリングが少ないことを意味する。そのために、ライトオフ性能(図3)及び高温浄化性能(図4)に有利に働いていると考えられる。
このようにPdOが高分散になっているのは、実施例1ではPdを添加して水熱合成を行なっているため、PdOがアルミナの表面だけでなく、アルミナ層間にも分散して存在することになったためと考えられる。そうして、アルミナ層間に存在するPdOはアルミナが立体障害となって、また、Ceなど他の添加元素の酸化物が立体障害となって、シンタリングが阻止されていると考えられる。
また、実施例1では、Pdを添加して水熱合成を行なっているため、PdOとセリアやジルコニア(酸化ジルコニウム)とが隣接した状態で存在し、それらの間での相互作用が効率良く発現し、そのために、上述の高い低温活性及び高温浄化性能が得られていると考えられる。
<実施例2>
水熱合成の際の溶媒として、ブタンジオールに代えてエチレングリコールを用い、他は実施例1と同じ条件及び方法によって実施例2の「Pd in 水熱合成」触媒を調製し、ハニカム担体に担持させた。
また、水熱処理時間を6時間とする他は上記実施例2と同じ条件及び方法によって別の「Pd in 水熱合成」触媒を調製し、ハニカム担体に担持させた。この触媒は便宜上「200℃×6h」と表記する。
−比較例2の触媒の調製−
水熱合成の際の溶媒として、ブタンジオールに代えてエチレングリコールを用い、他は比較例1と同じ条件及び方法によって比較例2の「Pd後担持」触媒を調製し、ハニカム担体に担持させた。
−触媒の評価(水熱合成の際にPdを添加した効果)−
上記実施例2の「Pd in 水熱合成」触媒、「200℃×6h」触媒及び比較例2の「Pd後担持」触媒について、上記ハニカムに担持させた供試触媒を用い、先の場合と同様にライトオフ温度T50及び高温浄化率(C500)をリグテストで調べた。
T50の結果は図6に示されている。同図によれば、HC、CO及びNOのいずれに関しても実施例2の「Pd in 水熱合成」触媒及び「200℃×6h」触媒が比較例2の「Pd後担持」触媒よりも10℃〜20℃程度低くなっている。
C500の結果は図7に示されている。同図によれば、HC浄化率に関しては実施例2の「Pd in 水熱合成」触媒及び「200℃×6h」触媒と、比較例2の「Pd後担持」触媒とで差は殆ど認められないが、CO浄化率及びNO浄化率は実施例2の方が比較例2に比べて高くなっている。
ブタンジオールに代えてエチレングリコールを用いた場合も、Pdを添加して水熱合成を行なうと、低温活性の向上及び高温浄化率の向上に有利であることがわかる。
<ブタンジオールとエチレングリコールとの比較>
図8に実施例1と実施例2の「Pd in 水熱合成」触媒についてライトオフ温度を比較したグラフを示す。同図のC4がブタンジオールを用いた実施例1であり、C2がエチレングリコールを用いた実施例2である。HC、CO及びNOのいずれに関しても、ブタンジオールを用いた実施例1の方がエチレングリコールを用いた実施例2よりもライトオフ温度が低い。
図9に実施例1と実施例2の「Pd in 水熱合成」触媒について高温浄化率(C500)を比較したグラフを示す。同図のC4がブタンジオールを用いた実施例1であり、C2がエチレングリコールを用いた実施例2である。大差はみられないが、ブタンジオールを用いた実施例1の方がエチレングリコールを用いた実施例2よりも浄化率が少し高い。
従って、溶媒としてブタンジオールを用いた方が触媒の浄化性能の向上、特に低温活性の向上に有利であると云うことができる。これは、先に図1を参照して説明したように、ブタンジオールの方がエチレングリコールよりも炭素数が多く、そのために水熱合成時にベーマイト層の層間隔が広げられ、Ce、Zr等のインターカレーション(挿入)効率が良かったためと考えられる。
従って、ブタンジオールを用いた実施例1の触媒では、アルミナ層間に存在するセリアの割合が多くなり、高温に晒された際の複合酸化物の相変化(アルミナの相変化)ないしは構造破壊が避けられ、また、セリアのシンタリングが避けられる。そのために、高温に晒されたときの比表面積及び酸素吸蔵能の低下が少なくなっていると考えられる。
すなわち、図10はブタンジオールを用いた実施例1の触媒とエチレングリコールを用いた実施例2の触媒のXRDによる構造分析データを示す。実施例2ではアルミナがθ相に変化しているのに対して、実施例1ではδ相のアルミナが残っており、熱エージングにも拘わらず、アルミナの相変化が抑えられていることがわかる。
また、当該ベーマイトを焼成するときに溶媒がテンプレート材として働き、得られる複合酸化物の比表面積が増大するが、ブタンジオールの方が大きい分子であるため、比表面積の増大に有利になっていると考えられる。
さらに、上述の如く、ブタンジオールによって層間隔が広くなるから、アルミナ層間にCe、Zr、La、Pdの各酸化物が介在し、それらの相互作用によって耐熱性の向上、触媒性能の向上が図られていると考えられる。
<水熱合成の温度依存性>
水熱処理温度を150℃、180℃、200℃及び220℃の4種類に変え(水熱処理時間はいずれも24時間)、他は実施例1と同じ条件及び方法によって、4種類の触媒(「Pd in 水熱合成」触媒)を調製した。これら触媒について、XRDによる構造分析を行なった結果を図11に示す。
同図によれば、水熱処理温度が150℃及び180℃の場合は、χ−アルミナを生じているのに対して200℃以上の温度ではそれが生じていない。χ−アルミナは、フレッシュ時の比表面積は150m2/g以上と大きいものの、高熱に晒されると30m2/gに低下する。
図12は上記4種類の触媒のフレッシュ時及び熱エージング後の比表面積、並びに熱エージングによる比表面積の劣化度(低下度)を示す。水熱処理温度が150℃及び180℃のものはフレッシュ時の比表面積が大きいものの、熱エージングにより比表面積が大きく低下している。これに対して、水熱処理温度が200℃及び220℃の各ケースではフレッシュ時の比表面積はそれほど高くないものの、劣化度が小さく、そのために熱エージング後の比表面積が上記150℃及び180℃のケースよりも大きい。
従って、水熱処理温度は200℃以上にすることが好ましいということができる。
<水熱合成の時間依存性>
水熱処理時間を3時間〜96時間の範囲で変え(水熱処理温度はいずれも200℃)、他は実施例1と同じ条件及び方法によって、6種類の触媒(「Pd in 水熱合成」触媒)を調製した。これら触媒について、XRDによる構造分析を行なった結果を図13に示す。
同図によれば、水熱処理時間が3時間の場合は、χ−アルミナを生じているのに対して6時間以上になるとそれが生じていない。
図14は水熱処理時間が3時間、6時間、12時間、24時間及び48時間の各ケースについて、フレッシュ時及び熱エージング後の比表面積、並びに熱エージングによる比表面積の劣化度(低下度)を示す。水熱処理時間が3時間の場合はフレッシュ時の比表面積が大きいものの、熱エージングにより比表面積が大きく低下している。これに対して、水熱処理時間が6時間以上になると、フレッシュ時の比表面積はそれほど高くないものの、劣化度が小さく、そのために熱エージング後の比表面積が上記3時間のケースよりも大きい。
従って、水熱処理時間は6時間以上にすることが好ましいということができる。但し、水熱処理時間が長くなっても、触媒性能の実質的な向上はないことから、48時間以下、さらには24時間以下とすることが省エネルギーの観点から好ましい。
<実施例1の触媒のTEM観察>
図15は実施例1の「Pd in 水熱合成」触媒のフレッシュ時のTEM(透過型電子顕微鏡)写真である。同図の比較的大きな黒い塊になっているものが塊状アルミナ粒子、細長く延びている黒い影が針状アルミナ粒子である。また、PdOの矢符の先の黒く写ったアルミナの上に薄く現れているものがPdOである。また、同写真にはCeO2、ZrO2の存在箇所(小さな点になって散在している)を表している。
図15のEDAX(エネルギー分散型X線分析装置)によって定量分析した結果、写真に写っている全体及び各部位2〜8における各原子の存在割合(原子%)は表2の通りであった。なお、部位8はPdOの場所を示す下側矢符の先端位置である。
Figure 2005052805
図15及び表2から、実施例1の触媒では、塊状アルミナ粒子と針状アルミナ粒子とが混在し、PdOは10〜50nm程度の小さな塊になって分散し、さらに、アルミナ上にCeO2及びZrO2が高分散に散在していることがわかる。
図16は実施例1の「Pd in 水熱合成」触媒の熱エージング後のTEM(透過型電子顕微鏡)写真である。次の表3は写真の各部位3〜8における各原子の存在割合(原子%)を示す。
Figure 2005052805
熱エージング後でも、塊状アルミナ粒子と針状アルミナ粒子とが混在している状態になっており、アルミナのシンタリングがそれほど進んでいないことがわかる。また、写真右上の黒い塊はPdOであるが、その直径は200nm程度である。また、CeO2及びZrO2は10〜30nm程度になってアルミナ上に析出している。また、CeO2及びZrO2とPdOとがアルミナ粒子間において近接してないしは隣接して存在している。
よって、本発明に係る排気ガス浄化用触媒では、針状アルミナ粒子の存在によって触媒の空隙率が高くなるため、排気ガスとの接触面積が増大し、浄化性能が高くなる、ということができる。また、高熱に晒された後でも、アルミナやセリア、ジルコニア、PdOのシンタリングがそれほど進んでいないため、触媒の低温活性及び高温浄化性能の低下が少なく、しかもアルミナ粒子間に互いに近接して存在するPdOとセリア、ジルコニアとの相互作用により、高い排気ガス浄化性能が得られる、ということができる。
なお、本発明は、ガソリンエンジン用の三元触媒に限らず、ディーゼルエンジン用の排気ガス浄化触媒など他の触媒にも適用することができる。
水熱処理時の溶媒の違いが触媒の構造に与える影響を模式的に示す説明図である。 本発明に係る排気ガス浄化用触媒のフレッシュ時及び熱エージング後の状態を模式的に示す説明図である。 溶媒としてブタンジオールを用いたときの実施例触媒(Pd in 水熱合成)と比較例触媒(Pd後担持)のライトオフ温度を示すグラフ図である。 ブタンジオールを用いた上記両触媒の高温浄化率を示すグラフ図である。 ブタンジオールを用いた上記両触媒のXRDによる分析結果を示す図である。 溶媒としてエチレングリコールを用いたときの実施例触媒と比較例触媒のライトオフ温度を示すグラフ図である。 エチレングリコールを用いた上記両触媒の高温浄化率を示すグラフ図である。 溶媒としてエチレングリコールを用いた触媒(C2)とブタンジオールを用いた触媒(C4)のライトオフ温度を示すグラフ図である。 上記両触媒(C2,C4)の高温浄化率を示すグラフ図である。 上記両触媒(C2,C4)のXRDによる分析結果を示す図である。 水熱処理温度が異なる各触媒のXRDによる分析結果を示す図である。 水熱処理温度が異なる各触媒のフレッシュ時及び熱エージング後の比表面積、並びに比表面積劣化度を示すグラフ図である。 水熱処理時間が異なる各触媒のXRDによる分析結果を示す図である。 水熱処理時間度が異なる各触媒のフレッシュ時及び熱エージング後の比表面積、並びに比表面積劣化度を示すグラフ図である。 実施例触媒のフレッシュ時の顕微鏡写真である。 実施例触媒の熱エージング後の顕微鏡写真である。
符号の説明
なし

Claims (4)

  1. セリウムとアルミニウムとを含有する複合酸化物と、触媒貴金属とを有する排気ガス浄化用触媒の製造方法であって、
    貴金属塩と、水酸化アルミニウム粉末と、セリウム塩と、ブタンジオール又はエチレングリコールと、水とを含むスラリーを調製するステップと、
    上記スラリーに水熱処理を施すステップと、
    上記水熱処理後に乾燥及び焼成を施すステップとを備えていることを特徴とする排気ガス浄化用触媒の製造方法。
  2. 請求項1において、
    上記水熱処理は、処理温度を200℃以上220℃以下とし、処理時間を6時間以上48時間以下とすることを特徴とする排気ガス浄化用触媒の製造方法。
  3. セリウムとアルミニウムとを含有する複合酸化物と、触媒貴金属であるパラジウムとを有する粒状の排気ガス浄化用触媒であって、
    パラジウム塩と、水酸化アルミニウム粉末と、セリウム塩と、ジルコニウム塩と、ランタン塩と、ブタンジオール又はエチレングリコールと、水とを含むスラリーに200℃以上220℃以下の温度で6時間以上48時間以下の水熱処理が施され、乾燥及び焼成が施されてなることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  4. 請求項3において、
    針状アルミナ粒子と塊状アルミナ粒子とが混在し、これらアルミナ粒子間に酸化パラジウム粒子と酸化セリウム粒子及び酸化ジルコニウム粒子とが互いに近接して存在することを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
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