JP2006026635A - 排ガス中の窒素酸化物除去方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 Pt、Pd、RhおよびRuよりなる群から選ばれた少なくとも1種の貴金属またはその化合物0.1〜30g/リットル−触媒およびLi、K、Na、Rb、Ce、Be、Mg、Ca、SrおよびBaよりなる群から選ばれた少なくとも1種の金属またはその化合物1〜80g/リットル−触媒からなる触媒活性成分と、耐火性無機酸化物とからなる触媒を、排ガスと酸化雰囲気下に接触させて該排ガス中の窒素酸化物を該触媒に吸着させ、次いで該排ガス中に還元物質を間欠的に導入して該触媒に吸着された窒素酸化物を還元して浄化することによる排ガス中の窒素酸化物の除去方法である。
【選択図】図1
Description
BET表面積100m2/gを有する活性アルミナ200gに白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を加え、混合し、120℃で2時間乾燥、500℃で2時間焼成した。この得られた粉体をボールミルにより湿式粉砕して、水性スラリーを得、これに市販のコージェライト質ハニカム担体(日本硝子製、横断面が1インチ平方当たり400個のガス流通セルを有し、直径33mm、長さ76mm、体積65ml)を浸漬した後、余剰のスラリーを圧縮空気により吹き飛ばした。次いで120℃で2時間乾燥し、500℃で2時間焼成し、白金担持アルミナ粉体を被覆したハニカム担体を得た。さらに、得られたハニカム担体を、4.3モル/リットルの濃度の硝酸ナトリウム水溶液に浸漬した後、過剰の溶液を圧縮空気により吹き払い、これを120℃で乾燥し、500℃で焼成して、完成触媒(1)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル(ハニカム担体1リットル当りの担持量gを示す)、ナトリウム10g/リットル(金属換算重量)および活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりにパラジウム3gを含む硝酸パラジウム水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(2)を得た。この触媒は担体に対してパラジウム3g/リットル、ナトリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりにロジウム3gを含む硝酸ロジウム水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(3)を得た。この触媒は担体に対してロジウム3g/リットル、ナトリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりにルテニウム3gを含む塩化ルテニウム水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(4)を得た。この触媒は担体に対してルテニウム3g/リットル、ナトリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において4.3モル/リットルの濃度の硝酸ナトリウム水溶液を用いる代わりに14.4モル/リットルの濃度の硝酸リチウム水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(5)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、リチウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において4.3モル/リットルの濃度の硝酸ナトリウム水溶液を用いる代わりに2.6モル/リットルの濃度の硝酸カリウム水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(6)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、カリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において4.3モル/リットルの濃度の硝酸ナトリウム水溶液を用いる代わりに1.2モル/リットルの濃度の硝酸ルビジウム水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(7)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、ルビジウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において4.3モル/リットルの濃度の硝酸ナトリウム水溶液を用いる代わりに0.8モル/リットルの濃度の硝酸セシウム水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(8)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、セシウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において4.3モル/リットルの濃度の硝酸ナトリウム水溶液を用いる代わりに11.1モル/リットルの濃度の硝酸ベリリウム水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(9)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、ベリリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において4.3モル/リットルの濃度の硝酸ナトリウム水溶液を用いる代わりに8.2モル/リットルの濃度の硝酸マグネシウム水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(10)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、マグネシウム20g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において4.3モル/リットルの濃度の硝酸ナトリウム水溶液を用いる代わりに5.0モル/リットルの濃度の硝酸カルシウム水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(11)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、カルシウム20g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において4.3モル/リットルの濃度の硝酸ナトリウム水溶液を用いる代わりに2.3モル/リットルの濃度の硝酸ストロンチウム水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(12)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、ストロンチウム20g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において4.3モル/リットルの濃度の硝酸ナトリウム水溶液を用いる代わりに1.5モル/リットルの濃度の酢酸バリウム水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(13)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、バリウム20g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりに白金3gを含むジニトロジアンミン白金と銅2gを含む硝酸銅の混合水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(14)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、銅2g/リットル、ナトリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりに白金3gを含むジニトロジアンミン白金とコバルト2gを含む硝酸コバルトの混合水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(15)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、コバルト2g/リットル、ナトリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりに白金3gを含むジニトロジアンミン白金とマンガン2gを含む硝酸マンガンの混合水溶液を用いる以外は参考例1と同様の操作を行ない、完成触媒(16)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、マンガン2g/リットル、ナトリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1と同様の操作を行ない得られた触媒(A)を、0.5モル/リットルの濃度のモリブデン酸アンモニウム水溶液に浸漬した後、過剰の溶液を圧縮空気により吹き払い、これを120℃で乾燥し、500℃で焼成して、完成触媒(17)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、ナトリウム10g/リットル、モリブデン5g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1と同様の操作を行ない得られた触媒(A)を、0.3モル/リットルの濃度のタングステン酸アンモニウム水溶液に浸漬した後、過剰の溶液を圧縮空気により吹き払い、これを120℃で乾燥し、500℃で焼成して、完成触媒(18)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、ナトリウム10g/リットル、タングステン5g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1と同様の操作を行ない得られた触媒(A)を、1.0モル/リットルの濃度の蓚酸バナジル水溶液に浸漬した後、過剰の溶液を圧縮空気により吹き払い、これを120℃で乾燥し、500℃で焼成して、完成触媒(19)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、ナトリウム10g/リットル、バナジウム5g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1で用いた活性アルミナ100gに白金2gを含むジニトロジアンミン白金水溶液とロジウム0.4gを含む硝酸ロジウム水溶液との混合液を加え、混合し、120℃で2時間乾燥、500℃で2時間焼成した。この得られた粉体と酸化セリウム50gとをボールミルにより湿式粉砕して、水性スラリーを得、これに参考例1で用いたハニカム担体を浸漬した後、余剰のスラリーを圧縮空気により吹き飛ばした。次いで120℃で2時間乾燥し、完成触媒(20)を得た。この触媒は担体に対して白金2g/リットル、ロジウム0.4g/リットル、酸化セリウム50g/リットルおよび活性アルミナ100g/リットル担持されていた。
ZSM−5型ゼオライトの調製方法は、文献(Rapid Crystallization Method,Proceedings 8th International Congress on Catalysis,Berin,1984,Vol1.3,P569)に基づいて行なった。得られたゼオライトはX線回析により、ZSM−5型ゼオライトであることを確認した。このZSM−5型ゼオライト1.5kgに純水6リットルを加え、98℃で2時間攪拌した後、80℃で0.2モル/リットルの濃度の銅アンミン錯体水溶液をゆっくりと滴下した。滴下終了後、80℃で12時間攪拌を続けた。室温に冷却した後、このゼオライトを濾過し、十分洗浄した後、120℃で24時間乾燥した。この得られた粉体をボールミルにより湿式粉砕して水性スラリーを得た。以下、参考例1と同様に行ない、完成触媒(21)を得た。この触媒は、担体に対してZSM−5型ゼオライト120g/リットルおよび銅6.9g/リットルが担持されていた。
参考例6において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりに白金0.05gを用いる以外は参考例6と同様の操作を行ない、完成触媒(22)を得た。この触媒は担体に対して白金0.05g/リットル、カリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例6において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりに白金0.2gを用いる以外は参考例6と同様の操作を行ない、完成触媒(23)を得た。この触媒は担体に対して白金0.2g/リットル、カリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例6において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりに白金25gを用いる以外は参考例6と同様の操作を行ない、完成触媒(24)を得た。この触媒は担体に対して白金25g/リットル、カリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例6において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりに白金40gを用いる以外は参考例6と同様の操作を行ない、完成触媒(25)を得た。この触媒は担体に対して白金40g/リットル、カリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例6において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりに白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液とパラジウム2gを含む硝酸パラジウム水溶液との混合液を用いる以外は参考例6と同様の操作を行ない、完成触媒(26)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、パラジウム2g/リットル、カリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例6において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりに白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液とロジウム0.3gを含む硝酸ロジウム水溶液との混合液を用いる以外は参考例6と同様の操作を行ない、完成触媒(27)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、ロジウム0.3g/リットル、カリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例6において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりに白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液とルテニウム0.3gを含む硝酸ルテニウム水溶液との混合液を用いる以外は参考例6と同様の操作を行ない、完成触媒(28)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、ルテニウム0.3g/リットル、カリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例6において白金3gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を用いる代わりにパラジウム5gを含む硝酸パラジウム水溶液とロジウム0.3gを含む硝酸ロジウム水溶液との混合液を用いる以外は参考例6と同様の操作を行ない、完成触媒(29)を得た。この触媒は担体に対してパラジウム5g/リットル、ロジウム0.3g/リットル、カリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例6において2.6モル/リットルの濃度の硝酸カリウム水溶液を用いる代わりに0.13モル/リットルの濃度の硝酸カリウム水溶液を用いる以外は参考例6と同様の操作を行ない、完成触媒(30)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、カリウム0.5g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例6において2.6モル/リットルの濃度の硝酸カリウム水溶液を用いる代わりに0.52モル/リットルの濃度の硝酸カリウム水溶液を用いる以外は参考例6と同様の操作を行ない、完成触媒(31)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、カリウム2g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例6において2.6モル/リットルの濃度の酢酸カリウム水溶液を用いる代わりに18.2モル/リットルの濃度の硝酸カリウム水溶液を用いる以外は参考例6と同様の操作を行ない、完成触媒(32)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、カリウム70g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例6において2.6モル/リットルの濃度の酢酸カリウム水溶液を用いる代わりに23.4モル/リットルの濃度の硝酸カリウム水溶液を用いる以外は参考例6と同様の操作を行ない、完成触媒(33)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、カリウム90g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例15においてコバルト2gを含む硝酸コバルト水溶液を用いる代わりにコバルト0.05gを含む硝酸コバルトの混合水溶液を用いる以外は参考例15と同様の操作を行ない、完成触媒(34)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、コバルト0.05g/リットル、ナトリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例15においてコバルト2gを含む硝酸コバルト水溶液を用いる代わりにコバルト0.2gを含む硝酸コバルトの混合水溶液を用いる以外は参考例15と同様の操作を行ない、完成触媒(35)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、コバルト0.2g/リットル、ナトリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例15においてコバルト2gを含む硝酸コバルト水溶液を用いる代わりにコバルト25gを含む硝酸コバルトの混合水溶液を用いる以外は参考例15と同様の操作を行ない、完成触媒(36)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、コバルト25g/リットル、ナトリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例15においてコバルト2gを含む硝酸コバルト水溶液を用いる代わりにコバルト40gを含む硝酸コバルトの混合水溶液を用いる以外は参考例15と同様の操作を行ない、完成触媒(37)を得た。この触媒は担体に対して白金3g/リットル、コバルト40g/リットル、ナトリウム10g/リットルおよび活性アルミナ200g/リットル担持されていた。
参考例1で用いた活性アルミナ100gに白金1gを含むジニトロジアンミン白金水溶液を加え、混合し、120℃で2時間乾燥、500℃で2時間焼成した。この得られた粉体と酸化ランタン2gと、酸化鉄2gとをボールミルにより湿式粉砕して、水性スラリーを得た。以下、参考例20と同様の操作を行ない、完成触媒(38)を得た。この触媒は担体に対して白金1g/リットル、酸化ランタン2g/リットル、酸化鉄2g/リットルおよび活性アルミナ100g/リットル担持されていた。
参考例1〜37において得られた触媒について以下に示す、本発明に係る実験(以下、「本実験」という。)および比較実験を行なった。
以下の実験を行なう前に、上記参考例で得た触媒について、窒素酸化物の吸着量を測定する。測定装置としては、図1に示すように触媒充填層4の前後に、導管3,5により化学発光分析による窒素酸化物分析装置(NOとNO2とをNOx量として検知する)を設けた測定装置(図示せず)を使用する。電気炉11により加熱されたこの装置内の触媒充填層4に、上記参考例で得た触媒を充填し、次いで調節弁1bを介して酸素2.0容量%、調節弁7aを介して水10容量%および残りが調節弁1dを介して窒素であるガスを、該装置に400℃で導入し、該ガス流量が安定した後、該ガス中において、一酸化窒素濃度が500ppmとなるように、一酸化窒素(NO)を導入し、触媒充壊層4の前後のNO濃度を連続的に測定し、NO濃度を積算し、窒素酸化物の吸着量を求めた。その結果は表1に示した。
反応ガスとして、調節弁1a,1b,1c,1dおよび1eを介して一酸化窒素(NO)500ppm、酸素2.0容量%、一酸化炭素2000ppmおよび残りが窒素であるガスをガス混合器2に供給した。送液弁7aを介して水10容量%になるように送液ポンプ8および蒸発器10を作動させ、触媒充填層4に導入した。この反応ガスに、1分に1回の割合で10秒間、反応ガス中にプロピレン(C3H6)を、その濃度が3000ppm(メタン換算)になるように調節弁1eを介してガス混合器2に導入し、空間速度20,000hr−1かつ電気炉11によって触媒入口温度400℃に保持させ、触媒充填層4に供給して本実験1を行ない、ガス出口6より浄化された排ガスを排出させた。その間、サンプリング弁9bを介して導管5よりガスを取り出して分析計へ導入して=NOxの浄化率を測定した。その結果を表1に示した。
本実験1において、還元剤を導入する間のみ酸素濃度を0.4容量%にし、それ以外の間は酸素濃度を2.0容量%に調節する以外は本実験1と同様にして実験を行なった。その結果を表1に示した。
本実験1において、間欠的にプロピレンを導入する代わりに定常的に1000ppm(メタン換算)のプロピレンを加えた以外は本実験1と同様にして実験を行ない、その結果を表1に示した。
本実験2の条件において、参考例1で得られた触媒を使用し、プロピレンの導入間隔、導入時間および還元物質量とNOx吸着量とのモル比、還元物質等を種々代えた以外は、本実験2と同様の条件で実験を行なった。その結果を表2〜5に示した。
参考例6,20および38で得られた触媒について表6に示すような順序で排ガスの上流から下流に向って配置し、実施例1と同様な方法を行なったところ、表6の結果が得られた。
2・・・ガス混合器、
4・・・触媒充填層、
5・・・導管、
6・・・ガス出口、
7a〜7c・・・送液弁、
9a,9b・・・サンプリング弁、
11・・・電気炉。
Claims (15)
- 白金、パラジウム、ロジウムおよびルテニウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の貴金属または該貴金属の化合物を触媒1リットル当り金属換算で0.1〜30gおよびリチウム、カリウム、ナトリウム、ルビジウム、セシウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の金属または該金属の化合物を触媒1リットル当り金属換算で1〜80gからなる触媒活性成分と耐火性無機酸化物を触媒1リットル当り50〜400gとからなる触媒を、酸化雰囲気下の排ガスと接触させて該排ガス中の窒素酸化物を該触媒に吸着させ、次いで該排ガス中に還元物質を間欠的に導入して該触媒に吸着された窒素酸化物を還元して浄化することを特徴とする排ガス中の窒素酸化物の除去方法。
- さらに、マンガン、銅、コバルト、モリブデン、タングステンおよびバナジウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の重金属または該重金属の化合物を、触媒1リットル当り0.1〜50g含有してなる請求項1に記載の方法。
- 該触媒の窒素酸化物飽和吸着量が触媒1リットル当り6〜30ミリモルである請求項1または2に記載の方法。
- 該触媒において、触媒に吸着された窒素酸化物(NOとして換算)1モルに対し、還元物質をモル比で1〜10倍量含有するガスを10秒〜60分間隔で0.1〜20秒間導入してなる請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。
- 該触媒の飽和窒素酸化物の全吸着量の50%に達する前に還元物質を導入してなる請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。
- 該排ガスが内燃機関の排ガスである請求項1または2に記載の方法。
- 該内燃機関の吸気系において、空燃比を下げることにより排ガス中に還元物質を導入してなる請求項6に記載の方法。
- 該内燃機関の吸気系において、理論空燃比ないしリッチ空燃比にすることにより還元物質を該ガス中に導入してなる請求項6に記載の方法。
- 系外から還元物質を該排ガス中に導入してなる請求項6に記載の方法。
- 排ガスの流れに対し、上流側に白金、パラジウム、ロジウムおよびルテニウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の貴金属または該貴金属の化合物を触媒1リットル当り金属換算で0.1〜30gおよびリチウム、カリウム、ナトリウム、ルビジウム、セシウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の金属または該金属の化合物を触媒1リットル当り金属換算で1〜80gからなる触媒活性成分と耐火性無機酸化物を触媒1リットル当り50〜400gとからなる触媒を設置し、かつ該排ガスの流れに対して下流側に酸化触媒または三元触媒を設置してなることを特徴とする排気ガス中の窒素酸化物の除去方法。
- 排ガスの流れに対し、上流側に白金、バラジウム、ロジウムおよびルテニウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の貴金属または該貴金属の化合物を触媒1リットル当り金属換算で0.1〜30g、リチウム、カリウム、ナトリウム、ルビジウム、セシウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の金属または該金属の化合物を触媒1リットル当り金属換算で1〜80gおよびマンガン、銅、コバルト、モリブデン、タングステンおよびバナジウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の重金属または該重金属の化含物を、触媒1リットル当り0.1〜50gからなる触媒活性成分と耐火性無機酸化物を触媒1リットル当り50〜400gとからなる触媒を設置し、かつ該排ガスの流れに対して下流側に酸化触媒または三元触媒を設置してなることを特徴とする排気ガス中の窒素酸化物の除去方法。
- 該酸化触媒がさらに希土類元素、ニッケル、コバルトおよび鉄よりなる群から選ばれた少なくとも1種の元素の酸化物を触媒1リットル当り0.1〜150g含有してなる請求項11に記載の方法。
- 該三元触媒がさらにジルコニアおよびセリウム以外の希土類元素よりなる群から選ばれた少なくとも1種のものを触媒1リットル当り酸化物換算で0.1〜50g含有してなる請求項11に記載の方法。
- 排ガスの上流側に三元触媒または酸化触媒を、つぎに請求項10に記載の触媒を、さらに下流側に三元触媒または酸化触媒を設置してなることを特徴とする排ガス中の窒素酸化物の除去方法。
- 排ガスの上流側に三元触媒または酸化触媒を、つぎに請求項11に記載の触媒を、さらに下流側に三元触媒または酸化触媒を設置してなることを特徴とする排ガス中の窒素酸化物の除去方法。
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