JP2001340313A - インピーダンス測定装置 - Google Patents

インピーダンス測定装置

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JP2001340313A
JP2001340313A JP2000161806A JP2000161806A JP2001340313A JP 2001340313 A JP2001340313 A JP 2001340313A JP 2000161806 A JP2000161806 A JP 2000161806A JP 2000161806 A JP2000161806 A JP 2000161806A JP 2001340313 A JP2001340313 A JP 2001340313A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極と身体皮膚面との間の接触インピーダン
スと、電極に接触する皮膚と皮膚との間の身体内インピ
ーダンスとを独立して求めることができるようにする。 【解決手段】 身体皮膚面上に接触するように設けられ
る複数の電極E1〜E4と身体皮膚面との接触部に、そ
の接触部に生じる電位降下の測定が可能な電流が流れる
ように、各電極相互間を常に測定可能な電気伝導度に保
ちつつ、測定手段にて各電極間電圧を測定することによ
り、接触部のインピーダンスX,Y,Z,Uと身体内イ
ンピーダンスMとを独立して求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極と身体皮膚面
との間の接触インピーダンスと、電極に接触する皮膚と
皮膚との間の身体内組織のインピーダンスとを測定する
インピーダンス測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人間の身体内の脂肪量を測定する
体内脂肪量測定装置として、身体末端部の皮膚面に複数
の電極を設置し、これら電極間に交流電流または電圧を
印加してその身体末端部に挟まれた身体内組織のインピ
ーダンスを測定し、このインピーダンスから体内組織中
の脂肪量を得るようにしたものが知られており、またそ
の測定方法として、2端子法(2電極法)と4端子法
(4電極法)とが知られている。
【0003】図6(a)には、2端子法を用いた体内脂
肪量測定装置における身体インピーダンスの測定原理が
示されている。この2端子法においては、2つの電極E
1,E2を両手などの身体末端部の2箇所の皮膚上にそ
れぞれ装着し、これら電極E1,E2間に既知の一定電
流Iを流し、そのときに電極E1,E2間に発生した電
圧V1をAMP1からなる電圧測定回路にて測定するよ
うにし、式V1/I=Rを演算することにより2つの電
極E1,E2間のインピーダンスRを測定するようにさ
れている。
【0004】しかし、この2端子法による場合、電極表
面に汚れや水分付着など測定者個人の身体特性には関係
のないインピーダンス成分が存在し、これらの要素によ
って電極と皮膚との間の接触インピーダンスが構成され
ることから、実際に測定できるインピーダンスRは、身
体内インピーダンスr0と、電極E1,E2と皮膚との
間の各接触インピーダンスr1,r2との和(R=r0
+r1+r2)となって、これら接触インピーダンスr
1,r2と身体内インピーダンスr0とは分離測定でき
ず、身体内インピーダンスのみを測定することができな
いという問題点がある。ところで、接触インピーダンス
は前述のように電極表面の状態によって数十オームから
数百オーム程度まで変化し、場合によっては数キロオー
ムに達する場合があることから、500オーム前後の値
となる身体内インピーダンスに比べて無視できない値で
ある。このようなことから、この2端子法により得られ
た身体内インピーダンス値から体脂肪量を求める測定法
はほとんど用いられていないのが実情である。
【0005】一方、図6(b)には、4端子法を用いた
体内脂肪量測定装置における身体インピーダンスの測定
原理が示されている。この4端子法は、前述の2端子法
の欠陥を克服するために用いられている身体内インピー
ダンス測定方法である。この4端子法においては、例え
ば両手先端部の2箇所の皮膚と接触する電極E11,E
12;E21,E22を設け、電極E12,E22を電
源印加用電極として定電流Iを印加し、電極E11,E
21を電圧測定用電極としてそれら電極E11,E21
間に発生した電圧V11をAMP11からなる電圧測定
回路にて測定するようにする。いま、各電極E11,E
12,E21,E22と皮膚との間の接触インピーダン
スをr11,r12,r21,r22とし、電圧測定回
路の入力インピーダンスを接触インピーダンスr11,
r21に比べて十分大きな値に選んでおいて電源印加電
極E12,E22の間に定電流を流したときに接触イン
ピーダンスr11,r21の方へは測定精度に影響を与
えるような電流が流れないようにする。これにより、接
触インピーダンスr11,r21における電圧降下が無
視できることになって、電圧測定回路は測定者の身体内
の点P−Q間に発生する電圧V11を測定できることに
なる。こうして、式V11/I=r0によって身体内イ
ンピーダンスr0を得ることができる。
【0006】この4端子法による測定法においては、電
極として、定電流(もしくは定電圧)を印加する電源印
加電極と電圧を測定する電圧測定電極とを設け、全ての
電極の相互間の絶縁性を保つことによって、測定誤差を
発生させずに電圧測定電極から正確な身体内電圧もしく
は身体内インピーダンスのみを測定するようにされてい
る。
【0007】ここで、電極相互間が電気的に絶縁されて
いても、測定面の水分の付着などにより電極間相互の電
気伝導度が大きくなる場合には、以下に説明するように
測定誤差が発生することになる。すなわち、図7(a)
に示されるように、例えば電極E11とE12および電
極E21とE22との間に接触インピーダンスr11,
r21の大きさに比べて無視できない値の抵抗成分R1
およびR2がそれぞれ存在するとすれば、r11,r1
2,R1からなるループおよびr21,r22,R2か
らなるループに電流が流れることになってr11,r2
1に電圧降下が生じる。そうすると、電圧測定回路は点
P−Q間の電圧である身体内インピーダンス発生電圧を
測定することができず、接触インピーダンスr11,r
21の電圧降下分が加わった点R−S間の電圧が測定さ
れることになって、正確な身体内インピーダンス値を求
めることができなくなる。
【0008】また、図7(b)に示されるように、電極
E12とE22との間に身体内インピーダンスr0に比
べて無視できない値の抵抗成分R3が存在するとすれ
ば、電流Iに比べて無視できない大きさの電流iがR3
の方に流れることになって式r0=V1/Iによって身
体内インピーダンスr0を求めたときに大きな誤差が生
じてしまう。また、図7(b)の破線にて示されるよう
に、R3と同様な抵抗成分R4が電極E11とE21と
の間に存在すると、電流Iのうち無視できない電流i
が、r21,R4,r11のループを流れ、接触インピ
ーダンスr21,r11に電圧降下を起こす。AMP1
1はE11,E21の電圧をもって身体内インピーダン
スを測定しており、接触インピーダンス部分の電位降下
を分離測定できないので大きな誤差要因となる。故に、
従来の方法では、電極相互間が常に絶縁であることが測
定精度上不可欠の要件になっている。
【0009】ところで、図6(b)において、電極面が
絶縁物の付着で汚れていたり、測定者の電極への接触状
態が不適切であると、電極E11,E21が極めて大き
くなる。そして、AMP11は入力がオープンと同様な
状態に陥るので、信号源インピーダンスが高くてもノイ
ズ信号が入力され、測定者の身体内インピーダンスと全
く異なる信号がAMP11から出力される。この場合、
AMP11の信号の大小によっては必ずしも測定状態の
適否が判定できない。このような誘導ノイズを除去する
ことを目的として、電圧測定回路の測定入力端子に抵抗
を接続するようにしたものが、特開平8−154910
号公報において開示されている。この公報に開示された
ものでは、4端子法を適用し、4個の電極を、2個の測
定用電極と2個の電流印加用電極として機能させるよう
にしたものにおいて、電流印加用電極と測定用電極とを
抵抗で接続するようにし、これによって誘導ノイズを除
去するように構成されている。
【0010】なお、同様の主旨により、身体インピーダ
ンス測定器用の電圧測定回路の入力端子間に抵抗を接続
することで、測定電極に発生する誘導ノイズの影響を低
くするようにした技術が、特許第2760021号公
報、特開昭61−128942号公報、特開平8−15
4911号公報に開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の公報に開示されている従来技術では、次に示すような
問題点がある。以下に、特開平8−154910号公報
の開示技術を例にとって、図8(a)(b)によってそ
の問題点について説明する。
【0012】図8(a)に示されるように、一対の電極
E11−E12間および電極E21−E22間にそれぞ
れ抵抗R0を接続したとすると、定電流源50から供給
される一定電流Iは電極E21の点で電流i1と電流I
−i1とに分流し、P点でも電流i2と電流I−i2と
に分流する。特開平8−154910号公報の開示技術
では、電極E22とE12とを身体抵抗電位計測用電極
と定め、これら電極間の電位降下を測定して身体内抵抗
r0を求めるようにしている。
【0013】ところが、図8(a)において、抵抗r0
のみならず、r11〜r22の各抵抗値も未知であり、
かつ測定の度にその値が変化するため、電流i1,i2
の値もそれら抵抗値の大きさに応じて変化することにな
る。したがって、電極E22とE12とを身体抵抗電位
計測用電極として抵抗r0の両端電位r0・Iを測定し
ようとしても、これにr22・i1とr12・(I−i
2)の電位降下分が加わることになってしまう。
【0014】図8(b)には、図8(a)に示される抵
抗配置に加えて、対になった電極E12−E22間にも
抵抗Reが接続された例が示されている。この例におい
ても、図示のように電流Iに分流が生じることになり、
前述と同様の問題がある。
【0015】そこで、この公報に記載のものにおいて
は、抵抗R0として、R0>>r21またはr22を満
たすものを選定し、抵抗R0および接触抵抗r22には
できる限り電流が流れないようにされている。
【0016】また、この公報に記載のものでは、測定者
が電極から完全に離脱しても測定回路の入力端子が抵抗
を介して電源に接続されていて測定出力とは異なる一定
の信号を出力するので、この出力信号を警報に利用する
ようにされている。また、図8(a)において、電極E
11,E21の電極接触部において測定者が電極から離
脱した場合、または図8(b)において、測定者が全て
の電極から完全に離脱した場合を考慮し、この状態でも
定電流を維持して測定回路から外部へ警報を与えること
ができるように、次式で示されるように抵抗R0に上限
を設けるようにされている。 (Z−r0m)/2>R0 ただし、Z:最大負荷抵抗値、r0m:身体内抵抗r0
の最大値
【0017】しかし、この公報に記載のものでは、測定
に際し測定者の皮膚が乾いていたり電極が汚れていたり
すると接触抵抗r21等は増加して様々な値をとる反
面、接続抵抗R0は前述のようにその大きさに制限が加
えられているために、抵抗r21,r22が増すと前述
の条件R0>>r21(r22)を満足できなくなって
しまう。この結果、無視できない大きさの分流電流i
1,i2が発生することとなって、図8(a)では測定
電圧において、r22・i1+r12・(I−i2)分
の測定誤差を生ずることとなってしまう。
【0018】また、この公報に記載のものにおいては、
測定者が電極から離脱するような事態になれば明確に身
体内抵抗電位降下測定値と異なる値を外部に与えること
ができるが、このような値に至るまでに接触抵抗値の大
きさに応じて大きな測定誤差が発生することとなる。し
たがって、測定値に影響を及ぼすような誤差が発生する
までに警報を発しようとすれば、接触抵抗変化に対する
正常測定可能な範囲が狭くなってしまう。
【0019】このような問題が生じる原因は、電極の機
能を、電流印加用と計測用とに分離し、このうち計測用
電極の電位降下をもって身体内抵抗電位降下分としたと
ころにある。
【0020】この公報のものも含めて、従来の4端子法
は電流印加電極部の接触抵抗による電圧降下分は測定値
の中に含まないようにし、電極間相互を絶縁または絶縁
に近い導電状態に保ち、電極間および電圧測定電極部の
接触抵抗にできるだけ電流が流れないように構成するこ
とで、電圧測定電極部の接触抵抗における電位降下分は
測定結果に影響のない小さな値になるように回路が構成
されている。この場合、測定値には測定電極部の接触抵
抗電位降下分は含んで測定されるが、実質的に測定値は
身体内インピーダンスとして扱えるようになり、接触イ
ンピーダンスは測定器の実用精度上無視できる値にな
る。しかし、基本的に回路構成の上で身体内インピーダ
ンス成分のみ、または接触インピーダンスの成分のみを
それぞれ独立して測定もしくは求めることはできず、測
定条件が好都合の場合に限り、接触インピーダンスを無
視できるようにして身体内インピーダンスが求められる
方式であった。
【0021】一方、2端子法において、各電極を皮膚上
の極めて近接した位置に配置し、測定電極間がほとんど
接触インピーダンス成分のみで、身体内インピーダンス
成分がほとんどないような部位間を測定する状態に電極
を配置すれば、接触インピーダンスのみの測定を行うこ
とはできるが、これと同時に体脂肪算出に供する程度の
身体内インピーダンスを測定することはできない。
【0022】また、従来の2端子法および4端子法を兼
備した装置をそれぞれ別途に使用すれば、従来の4端子
法で身体内インピーダンスを、そして従来の2端子法
で、身体内インピーダンスの極めて小さい部位間を測定
するのであれば接触インピーダンスを、それぞれ単独に
実用的な精度で測定することは可能であるが、このよう
にした場合には、2台の装置が必要であったり、測定部
位が限定されたり、あるいは装置が1台であっても切り
替えて使用する必要があって、装置構成の大型化、複雑
化は避けられない。
【0023】さらに、従来の測定法では、電極間の電気
絶縁性が低下したときに身体内インピーダンスの測定精
度に及ぼす影響が補償されるような測定法とはなってい
ないので、電極間に水分が付着することにより前述のよ
うな電流分流による誤差発生の問題がある。
【0024】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、電極と身体皮膚面との間の接触インピーダ
ンスと、電極に接触する皮膚と皮膚との間の身体内イン
ピーダンスとを独立して求めることができるようにし、
これによって接触インピーダンスの広い範囲の変化に対
しても測定精度を落とさずに身体内インピーダンスを求
めることのできるインピーダンス測定装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、本発明によるインピーダンス測定
装置は、身体皮膚面上に接触するように設けられる複数
の電極と、これら電極間の電圧を測定する測定手段とを
備えるインピーダンス測定装置において、各電極と身体
皮膚面との接触部にその接触部に生じる電位降下の測定
が可能な電流が流れるように、各電極相互間を常に測定
可能な電気伝導度に保ちつつ、前記測定手段にて各電極
間電圧を測定することにより、前記接触部のインピーダ
ンスと身体内インピーダンスとを独立して求めることを
特徴とするものである。
【0026】本発明によれば、測定者の条件もしくは環
境によってその測定者の皮膚と電極との間の接触インピ
ーダンスが種々の値をとった場合でも、各電極と身体皮
膚面との接触部に生じる電位降下を、身体内インピーダ
ンスにおける電位降下と同レベル程度にし、その電位降
下分の測定が可能になるような大きさの電流が流れるよ
うにしているので、測定精度を落とすことなく身体内イ
ンピーダンスを求めることができて正確な体脂肪量を算
出することができる。こうして、接触インピーダンスの
広い変化範囲に亘って身体内インピーダンスを正しく測
定することができる。また、接触インピーダンスそのも
のを直接的に評価できる。例えば求められた接触インピ
ーダンスの値を表示し、あるいはその値に基づいて演算
判定させることで、測定者の測定条件の良否を広い範囲
で正確に測定者に対して警告することができる。さら
に、単一の装置による1回の測定動作により接触インピ
ーダンスと身体内インピーダンスとをそれぞれ個別にか
つ同時に求めることができ、正確な接触インピーダンス
の変化量を得ることができるので、この接触インピーダ
ンスの変化量から測定者の精神的発汗の度合いを測定し
て、ストレス量、精神動揺量を判定することができ、便
利で多機能な健康維持用・娯楽用の測定装置とすること
ができる。また、簡単な回路を追加するだけで、極めて
微小な接触インピーダンス変化量も求めることができる
ので、感度の高い精神動揺測定を行うことが可能とな
る。
【0027】本発明においては、各電極間に抵抗体を接
続することにより各電極相互間が常に測定可能な電気伝
導度に保たれるのが好ましい。この場合、前記測定手段
は、各電極間の電気伝導度を測定して既知化する手段を
備えているのが良い。このようにすれば、電極間におい
て接続抵抗を含む電気伝導度が変化してもその状態での
電極間抵抗値を測定することで、電極間における電気伝
導度変化の影響を受けずに、正確な身体内インピーダン
スおよび接触インピーダンスを求めることができる。
【0028】本発明においては、さらに、前記測定手段
により測定された前記接触部のインピーダンス値を表示
するとともに、このインピーダンス値の大小により測定
の適否の判定結果を表示する表示手段が設けられるのが
好ましい。こうすることで、測定者は、指先や足の裏な
ど、どの部分の接触状態が不都合であるかを認識できる
ようになり、測定の適否を容易に判定することができ
る。
【0029】本発明において、前記測定手段は、前記接
触部のインピーダンスの変化量を求めるとともに、この
変化量の値から測定者の精神的発汗量を求めるものであ
るのが好ましい。これによって、単一の測定装置によっ
て、また同じ身体部の測定によって、体脂肪計の機能と
精神動揺計の機能とを同時に併せ持たせることができ、
有用な測定装置を提供することができる。
【0030】さらに、前記測定手段による測定値に基づ
き、体脂肪量および体脂肪率が演算されるのが好まし
い。
【0031】本発明において、より具体的な回路構成と
しては、少なくとも一組の電極間に複数個の抵抗体が接
続されてそれら抵抗体の抵抗値と前記接触部のインピー
ダンス値とが平衡ブリッジ回路をなすようにされ、この
平衡ブリッジ回路の両端に電源を印加すると同時にその
平衡ブリッジ回路の他端に発生する電圧を測定すること
で、前記接触部のインピーダンス値の変化量が求められ
る構成を採用するのが良い。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるインピーダン
ス測定装置の具体的な実施の形態について、図面を参照
しつつ説明する。
【0033】図1(a)(b)には、本発明の一実施例
に係るインピーダンス測定装置における測定原理が示さ
れている。
【0034】本実施例においては、測定者の身体皮膚と
接触する4つの電極E1,E2,E3,E4が設けられ
ている。ここで、各電極E1〜E4とその電極に接触し
た皮膚表面との間の接触インピーダンスがそれぞれX,
Y,Z,Uとされ、身体内インピーダンスがMとされ
る。
【0035】電極E1−E2間および電極E3−E4間
には、例えば接触インピーダンスと同等の大きさの抵抗
r1,r3が接続され、また電極E2−E3間には、測
定者が電極から完全に離脱した状態にあってもr1+r
2+r3の値が定電流回路の電流制御の最大負荷抵抗Z
m以下になるように、言い換えればZm≧r1+r2+
r3が成り立つように値を選んで、抵抗r2が接続され
る。
【0036】前記各電極E1〜E4はそれぞれ端子p
1,p2,p3,p4に接続され、これら端子p1〜p
4を介して定電流回路1の出力端子o1および入力端子
o2に接続できるようにされ、また電圧測定回路2の端
子s1,s2に接続できるようにされている。ここで、
定電流回路1は、非反転入力端子から電圧信号V0(既
知)が入力されて定電流Iを出力する演算増幅器AMP
1と、この演算増幅器AMP1から定電流Iが出力され
るように回路を制御する参照抵抗Rs(既知)を備えて
なり、I=V0/Rsの一定電流を身体内および付属抵
抗に流し込むように構成されている。また、電圧測定回
路2は、端子s1,s2間に発生する電圧を出力する演
算増幅器AMP2と、この演算増幅器AMP2の入力抵
抗R1,R2を備えて構成されている。なお、これら入
力抵抗R1,R2としては前記インピーダンスおよび付
属抵抗に比べて十分に大きい値が選ばれる。
【0037】このような構成において、測定に際して
は、まず図1(a)に示されるように、定電流回路1の
入力端子o2と端子p4とを接続した状態で、出力端子
o1と端子p1とをアナログスイッチにて接続する。そ
うすると、電流Iは、平衡ブリッジ回路をなす身体内イ
ンピーダンスM、それぞれの接触インピーダンスX,
Y,Z,Uおよび全ての付属抵抗r1,r2,r3に分
流して流れる。この状態で、端子p1,p2、端子p
1,p4、端子p3,p4と電圧測定回路2の入力端子
s1,s2とのそれぞれの接続を順次切り替えて、平衡
ブリッジ回路の他端に発生する電圧V1,V2,V3を
測定する。
【0038】続いて、図1(b)に示されるように、定
電流回路1の出力端子o1を端子p2に切り替え、この
状態で、端子p2,p3、端子p2,p4と電圧測定回
路2の入力端子s1,s2とのそれぞれの接続を順次切
り替えて電圧V4,V5,V6を測定する。
【0039】図1(a)に示される接続状態において、
端子p1,p2、端子p3,p4、端子p1,p4と電
圧測定回路2の入力端子s1,s2とのそれぞれの接続
を順次切り替えると、各インピーダンス部には次式が成
立する。 X・i1+Y・(i1−i2)=V1 X・i1+M・i2+U・(i2−i3)=V3 Z・i3+U・(i2−i3)=V3−(V2+V3) ……(1)
【0040】また、電圧測定値とi1,i2,i3との
間には次式が成立する。 r1・(I−i1)=V1 r2・(I−i2)=V2 (r1+r2+r3)・(3I−i2−2i2+i3)=V3 I=V0/Rs ……(2)
【0041】こうして、V1,V2,V3を測定する
と、r1,r2,r3として既知の抵抗値のものを接続
していれば、(2)式より(1)式の〜の係数は全
て既知となる。
【0042】次に、図1(b)に示される接続状態にお
いて、端子p2,p3、端子p2,p4と電圧測定回路
2の入力端子s1,s2とのそれぞれの接続を順次切り
替えると、各インピーダンス部には次式が成立する。 Y・j2+M・(I−j1)+Z・(I−j1−j3)=V5 Y・j2+M・(I−j1)+U・j3=V6 ……(3)
【0043】また、電圧測定値とj1,j2,j3との
間には次式が成立する。 r1・(I−j1−j2)=V4 r2・j1=V5 r3・(I−j3)=V6−V5 ……(4)
【0044】こうして、同様に、V4,V5,V6を測
定すると、(4)式より(3)式のの係数は全て既
知となる。
【0045】故に、〜式による連立方程式を解くこ
とができて、インピーダンスX,Y,Z,U,Mの各値
を求めることができる。言い換えれば全てのインピーダ
ンスは測定されるV1〜V6の電圧値を代入することで
求めることができる。
【0046】なお、本実施例の測定原理において、電極
と接触させる身体皮膚が例えば異なる指のような場合に
は、インピーダンスX,Y,Z,Uの値の中には接触部
のインピーダンスに身体末端組織部(例えば指先)のイ
ンピーダンスが含まれることになる。しかし、身体末端
組織部における、測定に使用するような短い時間内のイ
ンピーダンス値は、腹部など身体内部に比べて安定して
いると考えられ、接触インピーダンスの変化量を知る用
途に適用する場合には問題とはならない。
【0047】また、測定状態の適否判定に関しては、接
触状態が不適であれば接触インピーダンスの絶対値が増
加することから、予め判定境界値として例えば2つの境
界値(不適切、やや不適切)を設定しておき、測定値を
それら判定境界値と比較して測定者に対してどの接触部
が測定にとって適切であるか否かを表示器に表示するよ
うにすれば良い。
【0048】こうして求められた身体内インピーダンス
Mは体脂肪量・率の計算に供することができ、接触イン
ピーダンスX,Y,Z,Uはそれらの値によって測定状
態の適否判定に使用することができる。
【0049】本実施例の測定方式においても、接触イン
ピーダンスX〜Uの値が増加するほど身体内インピーダ
ンスMの値との比が大きくなることから、正確な身体内
インピーダンスMの測定には高いA/D変換分解能が必
要とされることになる。したがって、測定回路における
A/D変換回路の分解能に応じて接触抵抗値に上限境界
値を設けて接触インピーダンスX〜Uのいずれか一つが
境界値を越えれば測定異常であると判定するようにする
のが好ましい。こうすることで、測定異常状態が出力さ
れるまでは身体内インピーダンスの大きさの如何にかか
わらず、正しい測定を行うことができる。
【0050】さらに、本実施例によれば、接触インピー
ダンスのそれぞれの変化量を観測・算出することで、精
神的ストレス、精神的動揺に起因する皮膚表面の発汗状
態を捉えることができる。すなわち、発汗によって接触
インピーダンスの値が変化する量を検出することができ
る。こうして、一つの測定器によって体脂肪計と精神動
揺計とを兼ね備えた装置を得ることができる。この場
合、身体内インピーダンスの変化の影響を全く受けず
に、接触インピーダンスのみの値の変化から変化量を得
ることができる上、4箇所同時に測定できるので、この
4箇所における接触インピーダンスの変化量の合計値や
平均値を求めることにより安定したデータを得ることが
できる。
【0051】また、多数の接触部のインピーダンス変化
量を検出するために、身体と接触する電極の対を図2に
示されるように増やしても良い。この場合にも、身体内
インピーダンスNおよび接触インピーダンスV,Wの値
とそれらの変化量を4電極の場合と同様に求めることが
できる。
【0052】本実施例において、電極間の抵抗r1,r
2,r3の接続形態として、図1のような形態に代え
て、図3に示されるような接続形態を選択しても、各イ
ンピーダンスを同様にして求めることができる。なお、
これら図2、図3において、定電流回路および電圧測定
回路は図示省略されている。
【0053】次に、各電極間に抵抗r1,r2,r3を
接続しても、電極間に水分などが付着して抵抗値がそれ
ぞれ未知のr11,r21,r31に変化する場合につ
いて検討する。このような状態は、左右両足間で身体内
インピーダンスを測定する測定器の場合、この測定器を
多くの回数使用したときに、特に足の間の電極間におい
て本来絶縁状態に近い値であるべき抵抗値が汚れ分の付
着により低下してくることによって起こる。
【0054】このような場合の補償方法としては、予め
抵抗値r11,r21,r31の値を測定するステップ
を設けてそれら抵抗値を既知化しておくのが好ましい。
このようにすれば、電極間の電気伝導度が変化したと
き、その変化の程度が付属の測定回路で検出できるくら
いに影響を及ぼすものであれば、r11,r21,r3
1の抵抗値変化となって現れることになるので、その値
が検出できることになる。
【0055】具体的には、図1(a)において、電極E
1〜E4に皮膚を接触させる前に抵抗r11,r21,
r31に電流Iを流し、このとき端子p1−p2間、端
子p2−p3間および端子p3−p4間の電圧を測定
し、その測定値がそれぞれV11,V21,V31であ
ったとすると、次式を演算することにより現在の電極間
抵抗値を既知化することができる。 r11=V11/I、r21=V21/I、r31=V
31/I 故に、これらr11,r21,r31の値をr1,r
2,r3の代わりに使うことでインピーダンスX〜Mの
値を誤差を含むことなく求めることが可能となる。
【0056】ところで、従来方法(例えば特開平8−1
54910号公報)では、電極を、電源印加用電極と電
圧測定用電極とに分け、電圧測定用電極における接触部
にはできるだけ電流を流さないようにして接触インピー
ダンス成分による電位降下分を測定誤差の許す最小限の
範囲内に止め、実質身体内インピーダンス成分のみによ
る電位降下分を測定するようにしているため、身体内イ
ンピーダンスのみの測定は行えるが、同時に接触インピ
ーダンスの測定を行うことはできなかった。これに対し
て、本実施例のインピーダンス測定装置によれば、電極
間に抵抗を接続し、全ての接触部に測定電流を流して接
触インピーダンスのみの電圧降下分と、接触インピーダ
ンスに身体内インピーダンスが加わった電圧降下分とを
測定することで、接触インピーダンスと身体内インピー
ダンスとをそれぞれ単独に求めることが可能となった。
【0057】また、従来方法の場合、前述のように絶縁
の程度が測定可能なくらいに低下すると身体内インピー
ダンスが必要な精度で測定できなくなるので、電極間を
終始絶縁状態に保つことが測定のための不可欠な条件と
なっている。これに対して、本実施例のインピーダンス
測定装置によれば、電極間を常に適切な電気伝導度に保
ちながら電極間の抵抗値を適宜測定して測定時点での電
極間抵抗値を求めている。この値を使用することによっ
て電極間電気伝導度変化の影響を受けずに身体内インピ
ーダンスおよび接触インピーダンスを求めることができ
るという利点を有する。
【0058】本実施例のインピーダンス測定装置におい
ては、若干の切り替え回路を追加することで、より微小
な接触インピーダンス変化の検出にも容易に対応するこ
とができる。これを図4を用いて説明する。
【0059】図4(a)は、図1(a)に示される回路
において、抵抗r3の代わりに端子p3と端子p4との
間に抵抗r31,r32,r33を接続し、抵抗r31
と抵抗r32との間に端子q1を、抵抗r32と抵抗r
33との間に端子q2をそれぞれ設けたものである。ま
た、微小接触インピーダンス変化測定に必要な場合に
は、アナログスイッチの接点切り替えによって電源回路
(定電流回路)1から端子q1と端子p4とに電源を与
え、電圧測定回路2によって端子p3と端子q2との間
の電圧を測定するようにされる。さらに、電圧測定回路
2における演算増幅器AMP2の入力抵抗部に端子q
3,q4を設け、本測定モードのときには抵抗r4が従
来の入力抵抗に並列接続されて電圧測定回路2の増幅率
を拡大するようにする。なお、抵抗r4の値は、この抵
抗r4が入っても電圧測定回路2の入力抵抗値が身体内
インピーダンスやr31,r32,r33に比べて測定
精度に支障がない程度に十分大きな値になるように選定
される。
【0060】図4(b)は、図4(a)に示される回路
構成の測定概念を分かり易くしたものである。ここで、
r31=r32とし、r33として、測定部における皮
膚と電極の接触インピーダンスの平常値の平均的な値で
あるZとUとの和にほぼ等しい値、言い換えればr33
≒Z+Uが成り立つような値を選ぶものとする。また、
微小接触インピーダンス変化を測定したいとき、測定者
は電極E1,E2の方に皮膚を触れないようにする。
【0061】図4(b)において、電源によって与えら
れる電圧をVとすると、端子p3と端子q2との間の電
圧eは、次式で表わされる。 e=[{(Z+U)/(Z+U+r31)}−{r33
/(r32+r33)}]・V ここで、前記設定条件より、e≒0である(e≠0であ
ってもeは小さな値)であるから、電圧測定回路2の出
力信号は入力抵抗にr4を並列接続することで標準のイ
ンピーダンス測定モード時の増幅率K1からK2に上げ
ても、後段に接続されているA/D変換器のダイナミッ
クレンジに十分な余裕を残すことができる。
【0062】そして、測定者が測定体勢に入り、外部か
らの精神的刺激で接触部に発汗を起こし、接触インピー
ダンスがZ,UからZ+ΔZ,U+ΔUに変化したとす
れば、前記式でeは次式 e=(ΔZ+ΔU)・V となり、eは微小量であるが電圧測定回路2の増幅率を
高くしているので、後段のA/D変換器へ入力される信
号はK2・eに拡大され、十分な変換精度で接触インピ
ーダンス変化分を求めることができる。
【0063】このように本実施例の回路構成によれば、
少しの切り替え回路を追加することで、容易に接触イン
ピーダンスの微小変化量も測定することができるという
特徴を有している。
【0064】次に、図5を参照しつつ、本実施例の測定
原理に基づく具体的回路例について説明する。
【0065】図示のように、この回路においては、端子
p1と端子p2とを切り替えるアナログスイッチAS1
と、端子p1,p2,p3を切り替えるアナログスイッ
チAS2と、端子p2,p3,p4を切り替えるアナロ
グスイッチAS3とが設けられている。また、電圧測定
回路2の演算増幅器AMP2の出力側にはその演算増幅
器AMP2の出力電圧を整流する整流回路3と、この整
流回路3から出力される電圧信号を平滑化するフィルタ
4と、このフィルタ4から出力されるアナログ信号をデ
ジタル化するA/D変換器5と、このA/D変換器5か
らの出力データを読み込むI/O回路6と、このI/O
回路6からのデータに基づいて各種演算を実行するCP
U7と、このCPU7の演算結果並びに各種プログラム
等を記憶するメモリ8とが設けられ、さらに前記I/O
回路6にはデータ表示のための表示器9と、データ入力
のための操作スイッチ10が接続されている。
【0066】このように構成されているので、まず測定
の第1ステップにおいて、図1(a)に示されるよう
に、アナログスイッチAS1を切り替え選択して電源回
路の出力端子o1,o2を端子p1,p4にそれぞれ接
続し、電源回路(定電流回路)1より電流(または電
圧)Iを与える。すると、前述の測定原理にて説明した
ように、抵抗r1,r2,r1+r2+r3の両端に電
圧V1,V2,V3が発生するので、これらの値を順次
電圧測定回路2の入力端に接続されたアナログスイッチ
AS2,AS3の接点をそれぞれp1−p2、p1−p
4、p3−p4と切り替えながら測定し、その測定結果
を一旦メモリ8内に記憶させる。
【0067】次いで、第2ステップにおいて、図1
(b)に示されるように、アナログスイッチAS1を切
り替え選択して電源回路の出力端子o1,o2を端子p
2,p4にそれぞれ接続し、電源回路(定電流回路)1
より電流(または電圧)Iを与える。すると、抵抗r
1,r2,r2+r3の両端に電圧V4,V5,V6が
発生するので、これらの値を順次電圧測定回路2の入力
端に接続されたアナログスイッチAS2,AS3の接点
をそれぞれp2−p3、p2−p4と切り替えながら測
定し、その測定結果を一旦メモリ8内に記憶させる。
【0068】続いて、第3ステップにおいて、メモリ8
に記憶されたV1〜V6の各値を前述の(1)〜(4)
の式に代入することにより、目的とするインピーダンス
値X,Y,Z,U,Mを得ることができる。また、得ら
れた身体内インピーダンスMの値から体脂肪量を計算し
たり、接触インピーダンスX〜Uの値の変化量を求めて
精神的動揺を判定することができる。
【0069】こうして得られた接触インピーダンスの値
の中には、何かの条件(例えば姿勢の変化)でとかく変
化し易い身体内インピーダンスの成分は含まれていない
ので、接触インピーダンスの変化量は電極と皮膚の接触
部の状態変化を正確に反映しているものとして捉えるこ
とができる。しかも、複数箇所を同時に測定できるの
で、これらの値を総合的に扱うことでより正確な測定器
を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)(b)は、本発明の一実施例に係る
インピーダンス測定装置における測定原理図である。
【図2】図2は、本実施例の第1の変形例を示す回路図
である。
【図3】図3は、本実施例の第2の変形例を示す回路図
である。
【図4】図4(a)(b)は、本実施例の第3の変形例
を示す回路図である。
【図5】図5は、本実施例の測定原理に基づく具体的回
路例を示す図である。
【図6】図6(a)は、従来の2端子法を用いた体内脂
肪量測定装置の測定原理図、図6(b)は、従来の4端
子法を用いた体内脂肪量測定装置の測定原理図である。
【図7】図7(a)(b)は、電極相互間が絶縁されて
いない場合の問題点を説明する図である。
【図8】図8(a)(b)は、従来技術の問題点を説明
する図である。
【符号の説明】
1 定電流回路 2 電圧測定回路 3 整流回路 4 フィルタ 5 A/D変換器 6 I/O回路 7 CPU 8 メモリ 9 表示器 10 操作スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月25日(2000.9.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】図1(a)に示される接続状態において、
端子p1,p2、端子p3,p4、端子p1,p4と電
圧測定回路2の入力端子s1,s2とのそれぞれの接続
を順次切り替えると、各インピーダンス部には次式が成
立する。 X・i1+Y・(i1−i2)=V1 X・i1+M・i2+U・(i2−i3)=V3 Z・i3+U・(i2−i3)=V3−(V1+V2) ……(1)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】また、電圧測定値とi1,i2,i3との
間には次式が成立する。 r1・(I−i1)=V1 r2・(I−i2)=V2 r3・(I−i2+i3)=V3−(V1+V2) I=V0/Rs ……(2)
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体皮膚面上に接触するように設けられ
    る複数の電極と、これら電極間の電圧を測定する測定手
    段とを備えるインピーダンス測定装置において、 各電極と身体皮膚面との接触部にその接触部に生じる電
    位降下の測定が可能な電流が流れるように、各電極相互
    間を常に測定可能な電気伝導度に保ちつつ、前記測定手
    段にて各電極間電圧を測定することにより、前記接触部
    のインピーダンスと身体内インピーダンスとを独立して
    求めることを特徴とするインピーダンス測定装置。
  2. 【請求項2】 各電極間に抵抗体を接続することにより
    各電極相互間が常に測定可能な電気伝導度に保たれる請
    求項1に記載のインピーダンス測定装置。
  3. 【請求項3】 前記測定手段は、各電極間の電気伝導度
    を測定して既知化する手段を備えている請求項1または
    2に記載のインピーダンス測定装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記測定手段により測定された
    前記接触部のインピーダンス値を表示するとともに、こ
    のインピーダンス値の大小により測定の適否の判定結果
    を表示する表示手段が設けられる請求項1〜3のうちの
    いずれかに記載のインピーダンス測定装置。
  5. 【請求項5】 前記測定手段は、前記接触部のインピー
    ダンスの変化量を求めるとともに、この変化量の値から
    測定者の精神的発汗量を求めるものである請求項1〜4
    のうちのいずれかに記載のインピーダンス測定装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記測定手段による測定値に基
    づき、体脂肪量および体脂肪率が演算される請求項1〜
    5のうちのいずれかに記載のインピーダンス測定装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも一組の電極間に複数個の抵抗
    体が接続されてそれら抵抗体の抵抗値と前記接触部のイ
    ンピーダンス値とが平衡ブリッジ回路をなすようにさ
    れ、この平衡ブリッジ回路の両端に電源を印加すると同
    時にその平衡ブリッジ回路の他端に発生する電圧を測定
    することで、前記接触部のインピーダンス値の変化量が
    求められる請求項2に記載のインピーダンス測定装置。
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