JP2835656B2 - 生体インピーダンス測定法 - Google Patents
生体インピーダンス測定法Info
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- 238000000691 measurement method Methods 0.000 title 1
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 238000002847 impedance measurement Methods 0.000 claims 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 8
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 3
- 210000000577 adipose tissue Anatomy 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
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- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体インピーダンスの
測定法に関し、詳しくは身体の末端部間インピーダンス
と身長、体重等の身体的条件から、体内の脂肪量を算定
する体内脂肪量計等、広い測定範囲で正確な生体インピ
ーダンスの絶対値の測定法の改良に関するものである。
測定法に関し、詳しくは身体の末端部間インピーダンス
と身長、体重等の身体的条件から、体内の脂肪量を算定
する体内脂肪量計等、広い測定範囲で正確な生体インピ
ーダンスの絶対値の測定法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】体内脂肪量を測定する方法として、身体
の末端間のインピーダンスを4端子ケルビンブリッヂ生
体インピーダンス計で測定し、その値と検体の身長、体
重及び性別等の身体に関する数値から、体内脂肪量を算
定する方法が、USP4,008,712やUSP4,
895,163(特開平2−60626)として提案さ
れている。
の末端間のインピーダンスを4端子ケルビンブリッヂ生
体インピーダンス計で測定し、その値と検体の身長、体
重及び性別等の身体に関する数値から、体内脂肪量を算
定する方法が、USP4,008,712やUSP4,
895,163(特開平2−60626)として提案さ
れている。
【0003】従来の前記体内脂肪量計の生体インピーダ
ンスの測定は、50KHzの正弦波を発振器より定電圧
源として取り出し、これを電圧−電流変換器によって8
00マイクロアンペアの定電流とし、人体に取り付けた
一対の電極Aを通して流入し、電極Aより内側に取り付
けた一対の電極Bから電圧降下分の電圧値を差動増幅器
により取り出し、波形整形、整流等の処理を施し、直流
変換した後、AD変換し、ディジタルデーターとして演
算部に取り込んでいる。
ンスの測定は、50KHzの正弦波を発振器より定電圧
源として取り出し、これを電圧−電流変換器によって8
00マイクロアンペアの定電流とし、人体に取り付けた
一対の電極Aを通して流入し、電極Aより内側に取り付
けた一対の電極Bから電圧降下分の電圧値を差動増幅器
により取り出し、波形整形、整流等の処理を施し、直流
変換した後、AD変換し、ディジタルデーターとして演
算部に取り込んでいる。
【0004】生体インピーダンスZは生体電流Iと端子
電圧Vで決定されZ=V/Iが成立し、電流Iが一定の
時電圧Vを測定することで、生体インピーダンスZを決
定することができる。
電圧Vで決定されZ=V/Iが成立し、電流Iが一定の
時電圧Vを測定することで、生体インピーダンスZを決
定することができる。
【0005】しかし、定電流源は、環境温度等の外部の
影響により、その出力が変化し、又電極インピーダンス
の変化の程度にも影響され、生体電流Iを正確な定電流
として得ることは困難で、このことが生体インピーダン
スの測定誤差の要因となっている。
影響により、その出力が変化し、又電極インピーダンス
の変化の程度にも影響され、生体電流Iを正確な定電流
として得ることは困難で、このことが生体インピーダン
スの測定誤差の要因となっている。
【0006】一方、体内脂肪量計として測定する生体イ
ンピーダンスは0オームから約1キロオームの範囲で正
確である必要があり、この範囲で理想的な比例関係を得
ることは極めて困難で、測定値の補正等、多大な労力を
要するものである。
ンピーダンスは0オームから約1キロオームの範囲で正
確である必要があり、この範囲で理想的な比例関係を得
ることは極めて困難で、測定値の補正等、多大な労力を
要するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術の欠点
をなくし、少ない費用で環境に影響されずに、広い測定
範囲の生体インピーダンスの絶対値を正確に測定するこ
とである。
をなくし、少ない費用で環境に影響されずに、広い測定
範囲の生体インピーダンスの絶対値を正確に測定するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】生体に流す測定電流経路
に直列接続の複数個の基準抵抗群を挿入し、抵抗値の異
なる複数の基準抵抗に対応した電圧降下値と生体に対応
した電圧降下値とを同じ回路、同じ測定環境で測定し、
増幅し、整流し、平滑し、A/D変換し、複数の異なる
抵抗値とそれに対応した複数の測定電圧とにより両者間
の相関式を決定し、測定によって得られた生体の測定電
圧と前記相関式を用いて生体インピーダンスを求める。
に直列接続の複数個の基準抵抗群を挿入し、抵抗値の異
なる複数の基準抵抗に対応した電圧降下値と生体に対応
した電圧降下値とを同じ回路、同じ測定環境で測定し、
増幅し、整流し、平滑し、A/D変換し、複数の異なる
抵抗値とそれに対応した複数の測定電圧とにより両者間
の相関式を決定し、測定によって得られた生体の測定電
圧と前記相関式を用いて生体インピーダンスを求める。
【0009】
【実施例】以下本発明の詳細を実施例に依り説明する。
図1は従来方法の、図2は本発明の実施例の生体インピ
ーダンス測定部のブロック図である。
図1は従来方法の、図2は本発明の実施例の生体インピ
ーダンス測定部のブロック図である。
【0010】発振器(1)より50KHzの正弦波を定
電圧源とし、電圧−電流変換器(2)によって、生体イ
ンピーダンスの線形性に影響の無い800マイクロアン
ペアの定電流として取り出す。
電圧源とし、電圧−電流変換器(2)によって、生体イ
ンピーダンスの線形性に影響の無い800マイクロアン
ペアの定電流として取り出す。
【0011】測定範囲(身体の末端部間のインピーダン
スの個人差として測定する必要がある範囲:0〜1キロ
オーム)を平均して覆う既知の複数個の基準抵抗群
(9)(10)(11)を経て一対の電極Aをから生体
(3)に上記定電流を流入する。
スの個人差として測定する必要がある範囲:0〜1キロ
オーム)を平均して覆う既知の複数個の基準抵抗群
(9)(10)(11)を経て一対の電極Aをから生体
(3)に上記定電流を流入する。
【0012】基準抵抗群による各々の電圧降下分の電圧
値と電極Aより生体の内側に取り付けた一対の電極Bの
電圧降下分の電圧値をMPU(8)で制御されるスイッ
チ(12)により切り替えて差動増幅器(4)に取り出
し、波形整形、整流等の処理を施し、直流変換した後、
AD変換(7)し、ディジタルデーターとして演算部
(8)に取り込む。
値と電極Aより生体の内側に取り付けた一対の電極Bの
電圧降下分の電圧値をMPU(8)で制御されるスイッ
チ(12)により切り替えて差動増幅器(4)に取り出
し、波形整形、整流等の処理を施し、直流変換した後、
AD変換(7)し、ディジタルデーターとして演算部
(8)に取り込む。
【0013】演算部(8)で基準抵抗の計測値とインピ
ーダンスとの相関式を求め、生体の計測値と該相関式と
から生体のインピーダンスを決定する。
ーダンスとの相関式を求め、生体の計測値と該相関式と
から生体のインピーダンスを決定する。
【0014】
【発明の効果】本発明に依れば、定電流源の環境変化に
よる変動に影響されず、基準抵抗と生体には生体インピ
ーダンスの線形性に影響を与えない同量の電流が流れ、
既知のインピーダンスと比較して正確な生体のインピー
ダンスが測定でき、また、測定範囲を当分に覆う複数個
の基準抵抗で求めた測定値とインピーダンスの相関と比
較するために、検出器の直線正、測定値とインピーダン
スの比例性は補正され、電極インピーダンスや環境等外
因に依る影響がなく、広い範囲の生体のインピーダンス
を正確に測定することが可能となる。
よる変動に影響されず、基準抵抗と生体には生体インピ
ーダンスの線形性に影響を与えない同量の電流が流れ、
既知のインピーダンスと比較して正確な生体のインピー
ダンスが測定でき、また、測定範囲を当分に覆う複数個
の基準抵抗で求めた測定値とインピーダンスの相関と比
較するために、検出器の直線正、測定値とインピーダン
スの比例性は補正され、電極インピーダンスや環境等外
因に依る影響がなく、広い範囲の生体のインピーダンス
を正確に測定することが可能となる。
【図1】従来の方法を説明するブロック図
【図2】本発明の実施例のブロック図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−60626(JP,A) 電気学会編「改訂新版電気工学ポケッ トブック(JR版)」(昭和39年3月10 日第11版)株式会社オーム社,p.267 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 5/05
Claims (1)
- 【請求項1】 生体インピーダンスの測定電流経路に、
測定される生体インピーダンス値を適当に分割し得る複
数の既知抵抗値の基準抵抗群を生体と直列接続し、基準
抵抗群の複数の抵抗値による電圧降下値と生体による電
圧降下値を測定し、複数の抵抗値とそれに対応した複数
の測定電圧値とにより両者間の相関式を決定し、測定に
よって得られた生体の測定電圧値と前記相関式を用いて
生体インピーダンスを求めるもことを特徴とする生体イ
ンピーダンス測定法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3144103A JP2835656B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 生体インピーダンス測定法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3144103A JP2835656B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 生体インピーダンス測定法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06277191A JPH06277191A (ja) | 1994-10-04 |
JP2835656B2 true JP2835656B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=15354258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3144103A Expired - Lifetime JP2835656B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 生体インピーダンス測定法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2835656B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001333891A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-04 | A & D Co Ltd | 生体インピーダンス測定装置 |
JP2001340313A (ja) * | 2000-05-31 | 2001-12-11 | Yamato Scale Co Ltd | インピーダンス測定装置 |
JP2002153437A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-28 | Yamato Scale Co Ltd | 身体インピーダンス測定装置 |
EP1512371A1 (en) | 2003-09-05 | 2005-03-09 | Tanita Corporation | Bioelectrical impedance measuring apparatus |
US7079889B2 (en) | 2002-07-11 | 2006-07-18 | Tanita Corporation | Living body impedance measurement apparatus |
US7218961B2 (en) | 2002-03-19 | 2007-05-15 | Funai Electric Co., Ltd. | Percent body fat measuring apparatus using a half-wave waveform |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001037735A (ja) * | 1999-07-27 | 2001-02-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 生体インピーダンス測定装置 |
JP2001212098A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-08-07 | Tanita Corp | ワンチップに集積回路化した生体電気インピーダンス測定装置 |
KR101887483B1 (ko) * | 2016-10-12 | 2018-08-10 | 한국과학기술원 | 시간 오프셋 기반 자가 표본화 기법들을 이용한 임피던스 크기 측정 회로 및 이를 이용한 임피던스 크기 및 위상 측정 장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4895163A (en) * | 1988-05-24 | 1990-01-23 | Bio Analogics, Inc. | System for body impedance data acquisition |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP3144103A patent/JP2835656B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
電気学会編「改訂新版電気工学ポケットブック(JR版)」(昭和39年3月10日第11版)株式会社オーム社,p.267 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001333891A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-04 | A & D Co Ltd | 生体インピーダンス測定装置 |
JP4525995B2 (ja) * | 2000-05-26 | 2010-08-18 | 株式会社エー・アンド・デイ | 生体インピーダンス測定装置 |
JP2001340313A (ja) * | 2000-05-31 | 2001-12-11 | Yamato Scale Co Ltd | インピーダンス測定装置 |
JP2002153437A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-28 | Yamato Scale Co Ltd | 身体インピーダンス測定装置 |
US7218961B2 (en) | 2002-03-19 | 2007-05-15 | Funai Electric Co., Ltd. | Percent body fat measuring apparatus using a half-wave waveform |
US7079889B2 (en) | 2002-07-11 | 2006-07-18 | Tanita Corporation | Living body impedance measurement apparatus |
EP1512371A1 (en) | 2003-09-05 | 2005-03-09 | Tanita Corporation | Bioelectrical impedance measuring apparatus |
US7313435B2 (en) | 2003-09-05 | 2007-12-25 | Tanita Corporation | Bioelectric impedance measuring apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06277191A (ja) | 1994-10-04 |
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---|---|---|---|
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