JP4671467B2 - インピーダンス測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電極と身体皮膚面との間の接触インピーダンスと、電極に接触する皮膚と皮膚との間の身体内組織のインピーダンスとを測定するインピーダンス測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、人間の身体内の脂肪量を測定する体内脂肪量測定装置として、身体末端部の皮膚面に複数の電極を設置し、これら電極間に交流電流または電圧を印加してその身体末端部に挟まれた身体内組織のインピーダンスを測定し、このインピーダンスから体内組織中の脂肪量を得るようにしたものが知られており、またその測定方法として、2端子法(2電極法)と4端子法(4電極法)とが知られている。
【0003】
図6(a)には、2端子法を用いた体内脂肪量測定装置における身体インピーダンスの測定原理が示されている。この2端子法においては、2つの電極E1,E2を両手などの身体末端部の2箇所の皮膚上にそれぞれ装着し、これら電極E1,E2間に既知の一定電流Iを流し、そのときに電極E1,E2間に発生した電圧V1をAMP1からなる電圧測定回路にて測定するようにし、式V1/I=Rを演算することにより2つの電極E1,E2間のインピーダンスRを測定するようにされている。
【0004】
しかし、この2端子法による場合、電極表面に汚れや水分付着など測定者個人の身体特性には関係のないインピーダンス成分が存在し、これらの要素によって電極と皮膚との間の接触インピーダンスが構成されることから、実際に測定できるインピーダンスRは、身体内インピーダンスr0と、電極E1,E2と皮膚との間の各接触インピーダンスr1,r2との和(R=r0+r1+r2)となって、これら接触インピーダンスr1,r2と身体内インピーダンスr0とは分離測定できず、身体内インピーダンスのみを測定することができないという問題点がある。ところで、接触インピーダンスは前述のように電極表面の状態によって数十オームから数百オーム程度まで変化し、場合によっては数キロオームに達する場合があることから、500オーム前後の値となる身体内インピーダンスに比べて無視できない値である。このようなことから、この2端子法により得られた身体内インピーダンス値から体脂肪量を求める測定法はほとんど用いられていないのが実情である。
【0005】
一方、図6(b)には、4端子法を用いた体内脂肪量測定装置における身体インピーダンスの測定原理が示されている。この4端子法は、前述の2端子法の欠陥を克服するために用いられている身体内インピーダンス測定方法である。この4端子法においては、例えば両手先端部の2箇所の皮膚と接触する電極E11,E12;E21,E22を設け、電極E12,E22を電源印加用電極として定電流Iを印加し、電極E11,E21を電圧測定用電極としてそれら電極E11,E21間に発生した電圧V11をAMP11からなる電圧測定回路にて測定するようにする。いま、各電極E11,E12,E21,E22と皮膚との間の接触インピーダンスをr11,r12,r21,r22とし、電圧測定回路の入力インピーダンスを接触インピーダンスr11,r21に比べて十分大きな値に選んでおいて電源印加電極E12,E22の間に定電流を流したときに接触インピーダンスr11,r21の方へは測定精度に影響を与えるような電流が流れないようにする。これにより、接触インピーダンスr11,r21における電圧降下が無視できることになって、電圧測定回路は測定者の身体内の点P−Q間に発生する電圧V11を測定できることになる。こうして、式V11/I=r0によって身体内インピーダンスr0を得ることができる。
【0006】
この4端子法による測定法においては、電極として、定電流(もしくは定電圧)を印加する電源印加電極と電圧を測定する電圧測定電極とを設け、全ての電極の相互間の絶縁性を保つことによって、測定誤差を発生させずに電圧測定電極から正確な身体内電圧もしくは身体内インピーダンスのみを測定するようにされている。
【0007】
ここで、電極相互間が電気的に絶縁されていても、測定面の水分の付着などにより電極間相互の電気伝導度が大きくなる場合には、以下に説明するように測定誤差が発生することになる。すなわち、図7(a)に示されるように、例えば電極E11とE12および電極E21とE22との間に接触インピーダンスr11,r21の大きさに比べて無視できない値の抵抗成分R1およびR2がそれぞれ存在するとすれば、r11,r12,R1からなるループおよびr21,r22,R2からなるループに電流が流れることになってr11,r21に電圧降下が生じる。そうすると、電圧測定回路は点P−Q間の電圧である身体内インピーダンス発生電圧を測定することができず、接触インピーダンスr11,r21の電圧降下分が加わった点R−S間の電圧が測定されることになって、正確な身体内インピーダンス値を求めることができなくなる。
【0008】
また、図7(b)に示されるように、電極E12とE22との間に身体内インピーダンスr0に比べて無視できない値の抵抗成分R3が存在するとすれば、電流Iに比べて無視できない大きさの電流iがR3の方に流れることになって式r0=V1/Iによって身体内インピーダンスr0を求めたときに大きな誤差が生じてしまう。また、図7(b)の破線にて示されるように、R3と同様な抵抗成分R4が電極E11とE21との間に存在すると、電流Iのうち無視できない電流iが、r21,R4,r11のループを流れ、接触インピーダンスr21,r11に電圧降下を起こす。AMP11はE11,E21の電圧をもって身体内インピーダンスを測定しており、接触インピーダンス部分の電位降下を分離測定できないので大きな誤差要因となる。故に、従来の方法では、電極相互間が常に絶縁であることが測定精度上不可欠の要件になっている。
【0009】
ところで、図6(b)において、電極面が絶縁物の付着で汚れていたり、測定者の電極への接触状態が不適切であると、電極E11,E21が極めて大きくなる。そして、AMP11は入力がオープンと同様な状態に陥るので、信号源インピーダンスが高くてもノイズ信号が入力され、測定者の身体内インピーダンスと全く異なる信号がAMP11から出力される。この場合、AMP11の信号の大小によっては必ずしも測定状態の適否が判定できない。このような誘導ノイズを除去することを目的として、電圧測定回路の測定入力端子に抵抗を接続するようにしたものが、特開平8−154910号公報において開示されている。この公報に開示されたものでは、4端子法を適用し、4個の電極を、2個の測定用電極と2個の電流印加用電極として機能させるようにしたものにおいて、電流印加用電極と測定用電極とを抵抗で接続するようにし、これによって誘導ノイズを除去するように構成されている。
【0010】
なお、同様の主旨により、身体インピーダンス測定器用の電圧測定回路の入力端子間に抵抗を接続することで、測定電極に発生する誘導ノイズの影響を低くするようにした技術が、特許第2760021号公報、特開昭61−128942号公報、特開平8−154911号公報に開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの公報に開示されている従来技術では、次に示すような問題点がある。以下に、特開平8−154910号公報の開示技術を例にとって、図8(a)(b)によってその問題点について説明する。
【0012】
図8(a)に示されるように、一対の電極E11−E12間および電極E21−E22間にそれぞれ抵抗R0を接続したとすると、定電流源50から供給される一定電流Iは電極E21の点で電流i1と電流I−i1とに分流し、P点でも電流i2と電流I−i2とに分流する。特開平8−154910号公報の開示技術では、電極E22とE12とを身体抵抗電位計測用電極と定め、これら電極間の電位降下を測定して身体内抵抗r0を求めるようにしている。
【0013】
ところが、図8(a)において、抵抗r0のみならず、r11〜r22の各抵抗値も未知であり、かつ測定の度にその値が変化するため、電流i1,i2の値もそれら抵抗値の大きさに応じて変化することになる。したがって、電極E22とE12とを身体抵抗電位計測用電極として抵抗r0の両端電位r0・Iを測定しようとしても、これにr22・i1とr12・(I−i2)の電位降下分が加わることになってしまう。
【0014】
図8(b)には、図8(a)に示される抵抗配置に加えて、対になった電極E12−E22間にも抵抗Reが接続された例が示されている。この例においても、図示のように電流Iに分流が生じることになり、前述と同様の問題がある。
【0015】
そこで、この公報に記載のものにおいては、抵抗R0として、R0>>r21またはr22を満たすものを選定し、抵抗R0および接触抵抗r22にはできる限り電流が流れないようにされている。
【0016】
また、この公報に記載のものでは、測定者が電極から完全に離脱しても測定回路の入力端子が抵抗を介して電源に接続されていて測定出力とは異なる一定の信号を出力するので、この出力信号を警報に利用するようにされている。また、図8(a)において、電極E11,E21の電極接触部において測定者が電極から離脱した場合、または図8(b)において、測定者が全ての電極から完全に離脱した場合を考慮し、この状態でも定電流を維持して測定回路から外部へ警報を与えることができるように、次式で示されるように抵抗R0に上限を設けるようにされている。
(Z−r0m)/2>R0
ただし、Z:最大負荷抵抗値、r0m:身体内抵抗r0の最大値
【0017】
しかし、この公報に記載のものでは、測定に際し測定者の皮膚が乾いていたり電極が汚れていたりすると接触抵抗r21等は増加して様々な値をとる反面、接続抵抗R0は前述のようにその大きさに制限が加えられているために、抵抗r21,r22が増すと前述の条件R0>>r21(r22)を満足できなくなってしまう。この結果、無視できない大きさの分流電流i1,i2が発生することとなって、図8(a)では測定電圧において、r22・i1+r12・(I−i2)分の測定誤差を生ずることとなってしまう。
【0018】
また、この公報に記載のものにおいては、測定者が電極から離脱するような事態になれば明確に身体内抵抗電位降下測定値と異なる値を外部に与えることができるが、このような値に至るまでに接触抵抗値の大きさに応じて大きな測定誤差が発生することとなる。したがって、測定値に影響を及ぼすような誤差が発生するまでに警報を発しようとすれば、接触抵抗変化に対する正常測定可能な範囲が狭くなってしまう。
【0019】
このような問題が生じる原因は、電極の機能を、電流印加用と計測用とに分離し、このうち計測用電極の電位降下をもって身体内抵抗電位降下分としたところにある。
【0020】
この公報のものも含めて、従来の4端子法は電流印加電極部の接触抵抗による電圧降下分は測定値の中に含まないようにし、電極間相互を絶縁または絶縁に近い導電状態に保ち、電極間および電圧測定電極部の接触抵抗にできるだけ電流が流れないように構成することで、電圧測定電極部の接触抵抗における電位降下分は測定結果に影響のない小さな値になるように回路が構成されている。この場合、測定値には測定電極部の接触抵抗電位降下分は含んで測定されるが、実質的に測定値は身体内インピーダンスとして扱えるようになり、接触インピーダンスは測定器の実用精度上無視できる値になる。しかし、基本的に回路構成の上で身体内インピーダンス成分のみ、または接触インピーダンスの成分のみをそれぞれ独立して測定もしくは求めることはできず、測定条件が好都合の場合に限り、接触インピーダンスを無視できるようにして身体内インピーダンスが求められる方式であった。
【0021】
一方、2端子法において、各電極を皮膚上の極めて近接した位置に配置し、測定電極間がほとんど接触インピーダンス成分のみで、身体内インピーダンス成分がほとんどないような部位間を測定する状態に電極を配置すれば、接触インピーダンスのみの測定を行うことはできるが、これと同時に体脂肪算出に供する程度の身体内インピーダンスを測定することはできない。
【0022】
また、従来の2端子法および4端子法を兼備した装置をそれぞれ別途に使用すれば、従来の4端子法で身体内インピーダンスを、そして従来の2端子法で、身体内インピーダンスの極めて小さい部位間を測定するのであれば接触インピーダンスを、それぞれ単独に実用的な精度で測定することは可能であるが、このようにした場合には、2台の装置が必要であったり、測定部位が限定されたり、あるいは装置が1台であっても切り替えて使用する必要があって、装置構成の大型化、複雑化は避けられない。
【0023】
さらに、従来の測定法では、電極間の電気絶縁性が低下したときに身体内インピーダンスの測定精度に及ぼす影響が補償されるような測定法とはなっていないので、電極間に水分が付着することにより前述のような電流分流による誤差発生の問題がある。
【0024】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、電極と身体皮膚面との間の接触インピーダンスと、電極に接触する皮膚と皮膚との間の身体内インピーダンスとを独立して求めることができるようにし、これによって接触インピーダンスの広い範囲の変化に対しても測定精度を落とさずに身体内インピーダンスを求めることのできるインピーダンス測定装置を提供することを目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
前記目的を達成するために、本発明によるインピーダンス測定装置は、
身体皮膚面上に接触するように設けられる複数の電極と、これら電極間の電圧を測定する測定手段とを備えるインピーダンス測定装置において、
各電極と身体皮膚面との接触部にその接触部に生じる電位降下の測定が可能な電流が流れるように各電極相互間に抵抗体が接続され、前記測定手段は、全ての接触部に測定電流が流れるように接続を切り替えて各電極間電圧を測定する電圧測定部と、この電圧測定部により測定された電圧に基づき、前記接触部のインピーダンスのみの電圧降下分と、前記接触部のインピーダンスに身体内インピーダンスが加わった電圧降下分とから、前記接触部のインピーダンスと前記身体内インピーダンスとを独立して求める演算部と、予め前記抵抗体の抵抗値を測定することにより絶縁性の低下分を含む抵抗値を既知化する既知化手段とを有することを特徴とするものである。
【0026】
本発明によれば、測定者の条件もしくは環境によってその測定者の皮膚と電極との間の接触インピーダンスが種々の値をとった場合でも、各電極と身体皮膚面との接触部に生じる電位降下を、身体内インピーダンスにおける電位降下と同レベル程度にし、その電位降下分の測定が可能になるような大きさの電流が流れるようにしているので、測定精度を落とすことなく身体内インピーダンスを求めることができて正確な体脂肪量を算出することができる。こうして、接触インピーダンスの広い変化範囲に亘って身体内インピーダンスを正しく測定することができる。また、接触インピーダンスそのものを直接的に評価できる。例えば求められた接触インピーダンスの値を表示し、あるいはその値に基づいて演算判定させることで、測定者の測定条件の良否を広い範囲で正確に測定者に対して警告することができる。さらに、単一の装置による1回の測定動作により接触インピーダンスと身体内インピーダンスとをそれぞれ個別にかつ同時に求めることができ、正確な接触インピーダンスの変化量を得ることができるので、この接触インピーダンスの変化量から測定者の精神的発汗の度合いを測定して、ストレス量、精神動揺量を判定することができ、便利で多機能な健康維持用・娯楽用の測定装置とすることができる。また、簡単な回路を追加するだけで、極めて微小な接触インピーダンス変化量も求めることができるので、感度の高い精神動揺測定を行うことが可能となる。
【0027】
また、本発明においては、予め抵抗体の抵抗値を測定することにより絶縁性の低下分を含む抵抗値を既知化する既知化手段を有しているので、電極間において接続抵抗を含む電気伝導度が変化してもその状態での電極間抵抗値を測定することで、電極間における電気伝導度変化の影響を受けずに、正確な身体内インピーダンスおよび接触インピーダンスを求めることができる。
【0028】
本発明においては、さらに、前記演算部により演算された前記接触部のインピーダンス値を表示するとともに、このインピーダンス値の大小により測定の適否の判定結果を表示する表示手段が設けられるのが好ましい。こうすることで、測定者は、指先や足の裏など、どの部分の接触状態が不都合であるかを認識できるようになり、測定の適否を容易に判定することができる。
【0029】
本発明において、前記演算部は、前記接触部のインピーダンスの変化量を求めるとともに、この変化量の値から測定者の精神的発汗量を求めるものであるのが好ましい。これによって、単一の測定装置によって、また同じ身体部の測定によって、体脂肪計の機能と精神動揺計の機能とを同時に併せ持たせることができ、有用な測定装置を提供することができる。
【0030】
さらに、前記演算部は、前記測定手段による測定値に基づき、体脂肪量および体脂肪率を演算するのが好ましい。
【0031】
本発明において、より具体的な回路構成としては、少なくとも一組の電極間に複数個の抵抗体が接続されてそれら抵抗体の抵抗値と前記接触部のインピーダンス値とが平衡ブリッジ回路をなすようにされ、この平衡ブリッジ回路の両端に電源を印加すると同時にその平衡ブリッジ回路の他端に発生する電圧を測定することで、前記接触部のインピーダンス値の変化量が求められる構成を採用するのが良い。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、本発明によるインピーダンス測定装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0033】
図1(a)(b)には、本発明の一実施例に係るインピーダンス測定装置における測定原理が示されている。
【0034】
本実施例においては、測定者の身体皮膚と接触する4つの電極E1,E2,E3,E4が設けられている。ここで、各電極E1〜E4とその電極に接触した皮膚表面との間の接触インピーダンスがそれぞれX,Y,Z,Uとされ、身体内インピーダンスがMとされる。
【0035】
電極E1−E2間および電極E3−E4間には、例えば接触インピーダンスと同等の大きさの抵抗r1,r3が接続され、また電極E2−E3間には、測定者が電極から完全に離脱した状態にあってもr1+r2+r3の値が定電流回路の電流制御の最大負荷抵抗Zm以下になるように、言い換えればZm≧r1+r2+r3が成り立つように値を選んで、抵抗r2が接続される。
【0036】
前記各電極E1〜E4はそれぞれ端子p1,p2,p3,p4に接続され、これら端子p1〜p4を介して定電流回路1の出力端子o1および入力端子o2に接続できるようにされ、また電圧測定回路2の端子s1,s2に接続できるようにされている。ここで、定電流回路1は、非反転入力端子から電圧信号V0(既知)が入力されて定電流Iを出力する演算増幅器AMP1と、この演算増幅器AMP1から定電流Iが出力されるように回路を制御する参照抵抗Rs(既知)を備えてなり、I=V0/Rsの一定電流を身体内および付属抵抗に流し込むように構成されている。また、電圧測定回路2は、端子s1,s2間に発生する電圧を出力する演算増幅器AMP2と、この演算増幅器AMP2の入力抵抗R1,R2を備えて構成されている。なお、これら入力抵抗R1,R2としては前記インピーダンスおよび付属抵抗に比べて十分に大きい値が選ばれる。
【0037】
このような構成において、測定に際しては、まず図1(a)に示されるように、定電流回路1の入力端子o2と端子p4とを接続した状態で、出力端子o1と端子p1とをアナログスイッチにて接続する。そうすると、電流Iは、平衡ブリッジ回路をなす身体内インピーダンスM、それぞれの接触インピーダンスX,Y,Z,Uおよび全ての付属抵抗r1,r2,r3に分流して流れる。この状態で、端子p1,p2、端子p1,p4、端子p3,p4と電圧測定回路2の入力端子s1,s2とのそれぞれの接続を順次切り替えて、平衡ブリッジ回路の他端に発生する電圧V1,V2,V3を測定する。
【0038】
続いて、図1(b)に示されるように、定電流回路1の出力端子o1を端子p2に切り替え、この状態で、端子p2,p3、端子p2,p4と電圧測定回路2の入力端子s1,s2とのそれぞれの接続を順次切り替えて電圧V4,V5,V6を測定する。
【0039】
図1(a)に示される接続状態において、端子p1,p2、端子p3,p4、端子p1,p4と電圧測定回路2の入力端子s1,s2とのそれぞれの接続を順次切り替えると、各インピーダンス部には次式が成立する。
▲1▼X・i1+Y・(i1−i2)=V1
▲2▼X・i1+M・i2+U・(i2−i3)=V3
▲3▼−Z・i3+U・(i2−i3)=V3−(V1+V2) ……(1)
【0040】
また、電圧測定値とi1,i2,i3との間には次式が成立する。
r1・(I−i1)=V1
r2・(I−i2)=V2
r3・(I−i2+i3)=V3−(V1+V2)
I=V0/Rs ……(2)
【0041】
こうして、V1,V2,V3を測定すると、r1,r2,r3として既知の抵抗値のものを接続していれば、(2)式より(1)式の▲1▼〜▲3▼の係数は全て既知となる。
【0042】
次に、図1(b)に示される接続状態において、端子p2,p3、端子p2,p4と電圧測定回路2の入力端子s1,s2とのそれぞれの接続を順次切り替えると、各インピーダンス部には次式が成立する。
▲4▼Y・j2+M・(I−j1)+Z・(I−j1−j3)=V5
▲5▼Y・j2+M・(I−j1)+U・j3=V6 ……(3)
【0043】
また、電圧測定値とj1,j2,j3との間には次式が成立する。
r1・(I−j1−j2)=V4
r2・j1=V5
r3・(I−j3)=V6−V5 ……(4)
【0044】
こうして、同様に、V4,V5,V6を測定すると、(4)式より(3)式の▲4▼▲5▼の係数は全て既知となる。
【0045】
故に、▲1▼〜▲5▼式による連立方程式を解くことができて、インピーダンスX,Y,Z,U,Mの各値を求めることができる。言い換えれば全てのインピーダンスは測定されるV1〜V6の電圧値を代入することで求めることができる。
【0046】
なお、本実施例の測定原理において、電極と接触させる身体皮膚が例えば異なる指のような場合には、インピーダンスX,Y,Z,Uの値の中には接触部のインピーダンスに身体末端組織部(例えば指先)のインピーダンスが含まれることになる。しかし、身体末端組織部における、測定に使用するような短い時間内のインピーダンス値は、腹部など身体内部に比べて安定していると考えられ、接触インピーダンスの変化量を知る用途に適用する場合には問題とはならない。
【0047】
また、測定状態の適否判定に関しては、接触状態が不適であれば接触インピーダンスの絶対値が増加することから、予め判定境界値として例えば2つの境界値(不適切、やや不適切)を設定しておき、測定値をそれら判定境界値と比較して測定者に対してどの接触部が測定にとって適切であるか否かを表示器に表示するようにすれば良い。
【0048】
こうして求められた身体内インピーダンスMは体脂肪量・率の計算に供することができ、接触インピーダンスX,Y,Z,Uはそれらの値によって測定状態の適否判定に使用することができる。
【0049】
本実施例の測定方式においても、接触インピーダンスX〜Uの値が増加するほど身体内インピーダンスMの値との比が大きくなることから、正確な身体内インピーダンスMの測定には高いA/D変換分解能が必要とされることになる。したがって、測定回路におけるA/D変換回路の分解能に応じて接触抵抗値に上限境界値を設けて接触インピーダンスX〜Uのいずれか一つが境界値を越えれば測定異常であると判定するようにするのが好ましい。こうすることで、測定異常状態が出力されるまでは身体内インピーダンスの大きさの如何にかかわらず、正しい測定を行うことができる。
【0050】
さらに、本実施例によれば、接触インピーダンスのそれぞれの変化量を観測・算出することで、精神的ストレス、精神的動揺に起因する皮膚表面の発汗状態を捉えることができる。すなわち、発汗によって接触インピーダンスの値が変化する量を検出することができる。こうして、一つの測定器によって体脂肪計と精神動揺計とを兼ね備えた装置を得ることができる。この場合、身体内インピーダンスの変化の影響を全く受けずに、接触インピーダンスのみの値の変化から変化量を得ることができる上、4箇所同時に測定できるので、この4箇所における接触インピーダンスの変化量の合計値や平均値を求めることにより安定したデータを得ることができる。
【0051】
また、多数の接触部のインピーダンス変化量を検出するために、身体と接触する電極の対を図2に示されるように増やしても良い。この場合にも、身体内インピーダンスNおよび接触インピーダンスV,Wの値とそれらの変化量を4電極の場合と同様に求めることができる。
【0052】
本実施例において、電極間の抵抗r1,r2,r3の接続形態として、図1のような形態に代えて、図3に示されるような接続形態を選択しても、各インピーダンスを同様にして求めることができる。なお、これら図2、図3において、定電流回路および電圧測定回路は図示省略されている。
【0053】
次に、各電極間に抵抗r1,r2,r3を接続しても、電極間に水分などが付着して抵抗値がそれぞれ未知のr11,r21,r31に変化する場合について検討する。このような状態は、左右両足間で身体内インピーダンスを測定する測定器の場合、この測定器を多くの回数使用したときに、特に足の間の電極間において本来絶縁状態に近い値であるべき抵抗値が汚れ分の付着により低下してくることによって起こる。
【0054】
このような場合の補償方法としては、予め抵抗値r11,r21,r31の値を測定するステップを設けてそれら抵抗値を既知化しておくのが好ましい。このようにすれば、電極間の電気伝導度が変化したとき、その変化の程度が付属の測定回路で検出できるくらいに影響を及ぼすものであれば、r11,r21,r31の抵抗値変化となって現れることになるので、その値が検出できることになる。
【0055】
具体的には、図1(a)において、電極E1〜E4に皮膚を接触させる前に抵抗r11,r21,r31に電流Iを流し、このとき端子p1−p2間、端子p2−p3間および端子p3−p4間の電圧を測定し、その測定値がそれぞれV11,V21,V31であったとすると、次式を演算することにより現在の電極間抵抗値を既知化することができる。
r11=V11/I、r21=V21/I、r31=V31/I
故に、これらr11,r21,r31の値をr1,r2,r3の代わりに使うことでインピーダンスX〜Mの値を誤差を含むことなく求めることが可能となる。
【0056】
ところで、従来方法(例えば特開平8−154910号公報)では、電極を、電源印加用電極と電圧測定用電極とに分け、電圧測定用電極における接触部にはできるだけ電流を流さないようにして接触インピーダンス成分による電位降下分を測定誤差の許す最小限の範囲内に止め、実質身体内インピーダンス成分のみによる電位降下分を測定するようにしているため、身体内インピーダンスのみの測定は行えるが、同時に接触インピーダンスの測定を行うことはできなかった。これに対して、本実施例のインピーダンス測定装置によれば、電極間に抵抗を接続し、全ての接触部に測定電流を流して接触インピーダンスのみの電圧降下分と、接触インピーダンスに身体内インピーダンスが加わった電圧降下分とを測定することで、接触インピーダンスと身体内インピーダンスとをそれぞれ単独に求めることが可能となった。
【0057】
また、従来方法の場合、前述のように絶縁の程度が測定可能なくらいに低下すると身体内インピーダンスが必要な精度で測定できなくなるので、電極間を終始絶縁状態に保つことが測定のための不可欠な条件となっている。これに対して、本実施例のインピーダンス測定装置によれば、電極間を常に適切な電気伝導度に保ちながら電極間の抵抗値を適宜測定して測定時点での電極間抵抗値を求めている。この値を使用することによって電極間電気伝導度変化の影響を受けずに身体内インピーダンスおよび接触インピーダンスを求めることができるという利点を有する。
【0058】
本実施例のインピーダンス測定装置においては、若干の切り替え回路を追加することで、より微小な接触インピーダンス変化の検出にも容易に対応することができる。これを図4を用いて説明する。
【0059】
図4(a)は、図1(a)に示される回路において、抵抗r3の代わりに端子p3と端子p4との間に抵抗r31,r32,r33を接続し、抵抗r31と抵抗r32との間に端子q1を、抵抗r32と抵抗r33との間に端子q2をそれぞれ設けたものである。また、微小接触インピーダンス変化測定に必要な場合には、アナログスイッチの接点切り替えによって電源回路(定電流回路)1から端子q1と端子p4とに電源を与え、電圧測定回路2によって端子p3と端子q2との間の電圧を測定するようにされる。さらに、電圧測定回路2における演算増幅器AMP2の入力抵抗部に端子q3,q4を設け、本測定モードのときには抵抗r4が従来の入力抵抗に並列接続されて電圧測定回路2の増幅率を拡大するようにする。なお、抵抗r4の値は、この抵抗r4が入っても電圧測定回路2の入力抵抗値が身体内インピーダンスやr31,r32,r33に比べて測定精度に支障がない程度に十分大きな値になるように選定される。
【0060】
図4(b)は、図4(a)に示される回路構成の測定概念を分かり易くしたものである。ここで、r31=r32とし、r33として、測定部における皮膚と電極の接触インピーダンスの平常値の平均的な値であるZとUとの和にほぼ等しい値、言い換えればr33≒Z+Uが成り立つような値を選ぶものとする。また、微小接触インピーダンス変化を測定したいとき、測定者は電極E1,E2の方に皮膚を触れないようにする。
【0061】
図4(b)において、電源によって与えられる電圧をVとすると、端子p3と端子q2との間の電圧eは、次式で表わされる。
e=[{(Z+U)/(Z+U+r31)}−{r33/(r32+r33)}]・V
ここで、前記設定条件より、e≒0である(e≠0であってもeは小さな値)であるから、電圧測定回路2の出力信号は入力抵抗にr4を並列接続することで標準のインピーダンス測定モード時の増幅率K1からK2に上げても、後段に接続されているA/D変換器のダイナミックレンジに十分な余裕を残すことができる。
【0062】
そして、測定者が測定体勢に入り、外部からの精神的刺激で接触部に発汗を起こし、接触インピーダンスがZ,UからZ+ΔZ,U+ΔUに変化したとすれば、前記式でeは次式
e=(ΔZ+ΔU)・V
となり、eは微小量であるが電圧測定回路2の増幅率を高くしているので、後段のA/D変換器へ入力される信号はK2・eに拡大され、十分な変換精度で接触インピーダンス変化分を求めることができる。
【0063】
このように本実施例の回路構成によれば、少しの切り替え回路を追加することで、容易に接触インピーダンスの微小変化量も測定することができるという特徴を有している。
【0064】
次に、図5を参照しつつ、本実施例の測定原理に基づく具体的回路例について説明する。
【0065】
図示のように、この回路においては、端子p1と端子p2とを切り替えるアナログスイッチAS1と、端子p1,p2,p3を切り替えるアナログスイッチAS2と、端子p2,p3,p4を切り替えるアナログスイッチAS3とが設けられている。また、電圧測定回路2の演算増幅器AMP2の出力側にはその演算増幅器AMP2の出力電圧を整流する整流回路3と、この整流回路3から出力される電圧信号を平滑化するフィルタ4と、このフィルタ4から出力されるアナログ信号をデジタル化するA/D変換器5と、このA/D変換器5からの出力データを読み込むI/O回路6と、このI/O回路6からのデータに基づいて各種演算を実行するCPU7と、このCPU7の演算結果並びに各種プログラム等を記憶するメモリ8とが設けられ、さらに前記I/O回路6にはデータ表示のための表示器9と、データ入力のための操作スイッチ10が接続されている。
【0066】
このように構成されているので、まず測定の第1ステップにおいて、図1(a)に示されるように、アナログスイッチAS1を切り替え選択して電源回路の出力端子o1,o2を端子p1,p4にそれぞれ接続し、電源回路(定電流回路)1より電流(または電圧)Iを与える。すると、前述の測定原理にて説明したように、抵抗r1,r2,r1+r2+r3の両端に電圧V1,V2,V3が発生するので、これらの値を順次電圧測定回路2の入力端に接続されたアナログスイッチAS2,AS3の接点をそれぞれp1−p2、p1−p4、p3−p4と切り替えながら測定し、その測定結果を一旦メモリ8内に記憶させる。
【0067】
次いで、第2ステップにおいて、図1(b)に示されるように、アナログスイッチAS1を切り替え選択して電源回路の出力端子o1,o2を端子p2,p4にそれぞれ接続し、電源回路(定電流回路)1より電流(または電圧)Iを与える。すると、抵抗r1,r2,r2+r3の両端に電圧V4,V5,V6が発生するので、これらの値を順次電圧測定回路2の入力端に接続されたアナログスイッチAS2,AS3の接点をそれぞれp2−p3、p2−p4と切り替えながら測定し、その測定結果を一旦メモリ8内に記憶させる。
【0068】
続いて、第3ステップにおいて、メモリ8に記憶されたV1〜V6の各値を前述の(1)〜(4)の式に代入することにより、目的とするインピーダンス値X,Y,Z,U,Mを得ることができる。また、得られた身体内インピーダンスMの値から体脂肪量を計算したり、接触インピーダンスX〜Uの値の変化量を求めて精神的動揺を判定することができる。
【0069】
こうして得られた接触インピーダンスの値の中には、何かの条件(例えば姿勢の変化)でとかく変化し易い身体内インピーダンスの成分は含まれていないので、接触インピーダンスの変化量は電極と皮膚の接触部の状態変化を正確に反映しているものとして捉えることができる。しかも、複数箇所を同時に測定できるので、これらの値を総合的に扱うことでより正確な測定器を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)(b)は、本発明の一実施例に係るインピーダンス測定装置における測定原理図である。
【図2】図2は、本実施例の第1の変形例を示す回路図である。
【図3】図3は、本実施例の第2の変形例を示す回路図である。
【図4】図4(a)(b)は、本実施例の第3の変形例を示す回路図である。
【図5】図5は、本実施例の測定原理に基づく具体的回路例を示す図である。
【図6】図6(a)は、従来の2端子法を用いた体内脂肪量測定装置の測定原理図、図6(b)は、従来の4端子法を用いた体内脂肪量測定装置の測定原理図である。
【図7】図7(a)(b)は、電極相互間が絶縁されていない場合の問題点を説明する図である。
【図8】図8(a)(b)は、従来技術の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1 定電流回路
2 電圧測定回路
3 整流回路
4 フィルタ
5 A/D変換器
6 I/O回路
7 CPU
8 メモリ
9 表示器
10 操作スイッチ
Claims (5)
- 身体皮膚面上に接触するように設けられる複数の電極と、これら電極間の電圧を測定する測定手段とを備えるインピーダンス測定装置において、
各電極と身体皮膚面との接触部にその接触部に生じる電位降下の測定が可能な電流が流れるように各電極相互間に抵抗体が接続され、前記測定手段は、全ての接触部に測定電流が流れるように接続を切り替えて各電極間電圧を測定する電圧測定部と、この電圧測定部により測定された電圧に基づき、前記接触部のインピーダンスのみの電圧降下分と、前記接触部のインピーダンスに身体内インピーダンスが加わった電圧降下分とから、前記接触部のインピーダンスと前記身体内インピーダンスとを独立して求める演算部と、予め前記抵抗体の抵抗値を測定することにより絶縁性の低下分を含む抵抗値を既知化する既知化手段とを有することを特徴とするインピーダンス測定装置。 - さらに、前記演算部により演算された前記接触部のインピーダンス値を表示するとともに、このインピーダンス値の大小により測定の適否の判定結果を表示する表示手段が設けられる請求項1に記載のインピーダンス測定装置。
- 前記演算部は、前記接触部のインピーダンスの変化量を求めるとともに、この変化量の値から測定者の精神的発汗量を求めるものである請求項1または2に記載のインピーダンス測定装置。
- さらに、前記演算部は、前記測定手段による測定値に基づき、体脂肪量および体脂肪率を演算する請求項1〜3のうちのいずれかに記載のインピーダンス測定装置。
- 少なくとも一組の電極間に複数個の抵抗体が接続されてそれら抵抗体の抵抗値と前記接触部のインピーダンス値とが平衡ブリッジ回路をなすようにされ、この平衡ブリッジ回路の両端に電源を印加すると同時にその平衡ブリッジ回路の他端に発生する電圧を測定することで、前記接触部のインピーダンス値の変化量が求められる請求項1に記載のインピーダンス測定装置。
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