JP3077022U - インピーダンス測定装置 - Google Patents
インピーダンス測定装置Info
- Publication number
- JP3077022U JP3077022U JP2000007387U JP2000007387U JP3077022U JP 3077022 U JP3077022 U JP 3077022U JP 2000007387 U JP2000007387 U JP 2000007387U JP 2000007387 U JP2000007387 U JP 2000007387U JP 3077022 U JP3077022 U JP 3077022U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- probe
- contact
- spark
- electrodes
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】接触不良を軽減し、接触抵抗を小さくして測定
精度を向上することができるインピーダンス測定装置を
提供する。 【解決手段】抵抗器Rxの電極T1 に接触するプローブ
2、4と、抵抗器Rx電極T2 に接触するプローブ3、
5と、電極T1 、T2 にプローブ2〜5が接触する際に
スパークを発生させるためのスパーク用電源Esと、抵
抗器Rxに給電する定電流回路7と、抵抗器Rxに供給
された電流により発生する電圧を検出する電圧検出器8
と、プローブ2、3をそれぞれスパーク用電源Esおよ
び定電流回路7の一方に切り換える一対のスイッチ
S1 、S3 と、プローブ4、5をそれぞれ接地GNDお
よび電圧検出器8の一方に切り換えるスイッチS2 、S
4 とを備えている。
精度を向上することができるインピーダンス測定装置を
提供する。 【解決手段】抵抗器Rxの電極T1 に接触するプローブ
2、4と、抵抗器Rx電極T2 に接触するプローブ3、
5と、電極T1 、T2 にプローブ2〜5が接触する際に
スパークを発生させるためのスパーク用電源Esと、抵
抗器Rxに給電する定電流回路7と、抵抗器Rxに供給
された電流により発生する電圧を検出する電圧検出器8
と、プローブ2、3をそれぞれスパーク用電源Esおよ
び定電流回路7の一方に切り換える一対のスイッチ
S1 、S3 と、プローブ4、5をそれぞれ接地GNDお
よび電圧検出器8の一方に切り換えるスイッチS2 、S
4 とを備えている。
Description
【0001】
この考案は、抵抗器、コンデンサ、インダクタ等のインピーダンス素子、ある いはスイッチ等の電子部品などの被測定物の電極部に測定プローブ(接触子)を 当てて被測定物の測定に使用するインピーダンス測定装置に関するものである。
【0002】
従来のインピーダンス測定装置を図2に示す。すなわち、Rxは被測定物のイ ンピーダンス素子例えば抵抗器、31は抵抗器Rxに定電流を供給する定電流回 路、32は抵抗器Rxの両端に現れた電圧を増幅する増幅器、33は増幅器32 の出力電圧をディジタル信号に変換するA/D変換回路、34はA/D変換回路 33のディジタル値を表示する表示部、P1〜P4は測定プローブである。測定 される電圧値は、電流×抵抗であり、電流が一定のため抵抗に比例する値であり 、したがって表示部により抵抗値を表示することができる。
【0003】
抵抗器Rxの電極T1 、T2 に測定プローブP1 〜P4 を当ててインピーダン スを測定する場合、電極T1 、T2 および測定プローブP1 〜P4 の酸化被膜あ るいは汚れ等による接触不良があるため、抵抗器Rxの測定電圧I×Rxが接触 抵抗により誤差を生じることがあるという課題があった。
【0004】 すなわち、図3に示すように、測定プローブP1 〜P4 の接触抵抗r1 〜r4 とし、増幅器32の入力抵抗Riとする。接触抵抗r1 、r2 が大きくなると定 電流回路31の能力の限界を越え、測定電流I′は規定の定電流Iを維持できな くなり、I≠I′となり、検出電圧ExはEx=IRxではなくI′Rxになり 、IRx>I′Rxとなり、誤差を生じる。また接触抵抗r3 、r4 が大きくな ると、Ex≠Ex′=Ri・Ex/(Ri+r3 +r4 )となり誤差を生じる。
【0005】 したがって、この考案の目的は、接触不良を軽減し、接触抵抗を小さくして測 定精度を向上することができるインピーダンス測定装置を提供することである。
【0006】
請求項1記載のインピーダンス測定装置は、被測定物の電極の一方に接触する 第1のプローブおよび第2のグローブと、前記被測定物の前記電極の他方に接触 する第3のプローブおよび第4のプローブと、前記被測定物の前記電極に前記第 1から第4のプローブが接触する際にスパークを発生させるためのスパーク用電 源と、前記被測定物に対し給電する電源と、前記被測定物に供給された電流によ り発生する電圧を検出する電圧検出器と、前記第1のプローブおよび前記第3の プローブをそれぞれ前記スパーク用電源および前記電源の一方に切り換える一対 の第1の切り換えスイッチと、前記第2のプローブおよび前記第4のプローブを それぞれ接地および前記電圧検出器の一方に切り換える一対の第2の切り換えス イッチとを備え、前記第1から第4のプローブを前記電極に接触する前に前記第 1の切り換えスイッチを前記スパーク用電源に接続するとともに前記第2の切り 換えスイッチを接地に接続し、前記第1から第4のプローブを前記電極に接触後 前記第1の切り換えスイッチを前記電源に接続するとともに前記第2の切り換え スイッチを前記電圧検出器に接続することを特徴とするものである。
【0007】 請求項1記載のインピーダンス測定装置によれば、プローブが電極に接触する 瞬間にフローブと被測定物の電極との間に僅かなスパークを発生させ、このスパ ークによりプローブの先端とこれが接触する電極の部分をクリーニングするので 、プローブの接触の都度それらの接触時に発生する接触不良を軽減できる。この ため、インピーダンス素子のインピーダンスの測定精度を向上することができる 。
【0008】 請求項2記載のインピーダンス測定装置は、請求項1において、前記電源が定 電流回路である。
【0009】 請求項2記載のインピーダンス測定装置によれば、請求項1と同様な効果があ る。
【0010】 請求項3記載のインピーダンス測定装置は、請求項2において、前記電圧検出 器が前記インピーダンス素子の電圧を増幅する増幅器と、この増幅器の出力電圧 をディジタル信号に変換するA/D変換回路と、このA/D変換回路の出力値を 表示する表示部とを有するものである。
【0011】 請求項3記載のインピーダンス測定装置によれば、請求項2と同様な効果があ る。
【0012】
この考案の一実施の形態のインピーダンス測定装置を図1により説明する。す なわち、このインピーダンス測定装置は、定電流回路7、電圧検出器8、一対の 第1の切り換えスイッチS1 、S3 、一対の第2の切り換えスイッチS2 、S4 を有する。
【0013】 定電流回路7は電流源を含む電源として用いられるものである。実施の形態で は、被測定物例えばインピーダンス素子の抵抗器Rxに定電流Iを供給する。
【0014】 電圧検出器8は抵抗器Rxの両端に発生した電圧Erを測定するものであり、 表示は含まなくてもよい。実施の形態では、抵抗素子Rxによる入力電圧Erを A倍に増幅する増幅器14と、Er×Aのアナログ値をディジタル値に変換する A/D変換回路15と、ディジタル値を表示する表示部16を有し、これによっ て抵抗器Rxの電圧値に比例した抵抗値がディジタル表示される。
【0015】 スパーク用電源Esはプローブ2〜5のクリーニングのためそれらと電極の間 に電流を流すものであり、被測定物に何らのダメージを与えることなく、プロー ブ2〜5が電流により著しく摩耗しない程度のできるだけ大きい電流値i1 、i 2 とする。R1 、R2 はスパーク電源Esに直列に接続された電流制限抵抗であ る。
【0016】 第1のプローブ2および第2のプローブ4は、被測定物の抵抗器Rxの一方の 電極T1 に接触し、第3のプローブ3および第4のプローブ5は被測定物の抵抗 器Rxの他方のT2 に接触する。
【0017】 一対の第1の切り換えスイッチS1 、S3 は、第1のプローブ2および第3の プローブ3をそれぞれスパーク用電源Esおよび定電流回路7の一方に切り換え 、一対の第2の切り換えスイッチS2 、S4 は第2のプローブ4および第4のプ ローブ5をそれぞれ接地GNDと電圧検出器8の一方に切り換える。この場合、 第1から第4のプローブ2〜4は、電極T1 、T2 に接触する前に第1の切り換 えスイッチS1 、S3 をスパーク用電源Esに接続するとともに第2の切り換え スイッチS2 、S4 を接地GNDに接続し、第1から第4のプローブ2〜5の接 触後第1の切り換えスイッチS1 、S3 を定電流回路7に接続するとともに第2 の切り換えスイッチS2 、S4 を電圧検出器8に接続するように制御手段により 制御する。
【0018】 動作について説明する。まず、プローブ2〜5が被測定物の抵抗器Rxの電極 T1 、T2 に接触する前に、切り換えスイッチS1 〜S4 を接点a側に切り換え ておいて、プローブ2〜5が被測定物の電極T1 、T2 に接触すれば、スパーク 用電源Esにより抵抗R1 、R2 を通して電流i1 、i2 が流れる。この電流値 は上記したようにクリーニングのための電流により被測定物に何らのダメージを 与えることなく、プローブ2〜5が電流により著しく摩耗しない程度のできるだ け大きい電流値とする。接触する瞬間にプローブ2〜5と被測定物の電極T1 、 T2 の間に僅かなスパークを発生させ、プローブ2〜5の先端をスパークにより その都度クリーニングする。クリーニングを行った後、測定を開始する前に、切 り換えスイッチS1 〜S4 を接点b側に切り換え、定電流回路7、抵抗器Rxお よび電圧検出器8からなる測定回路を構成する。
【0019】 なお、被測定物がコンデンサやコイルであって、そのインピーダンスを測定す る場合、定電流回路としては一定振幅の交流電流を流す回路を用いることが好ま しい。
【0020】
請求項1記載のインピーダンス測定装置によれば、プローブが電極に接触する 瞬間にフローブと被測定物の電極との間に僅かなスパークを発生させ、このスパ ークによりプローブの先端とこれが接触する電極の部分をクリーニングするので 、プローブの接触の都度それらの接触時に発生する接触不良を軽減できる。この ため、インピーダンス素子のインピーダンスの測定精度を向上することができる 。
【0021】 請求項2記載のインピーダンス測定装置によれば、請求項1と同様な効果があ る。
【0022】 請求項3記載のインピーダンス測定装置によれば、請求項2と同様な効果があ る。
【図1】この考案の一実施の形態のインピーダンス測定
状態の回路ブロック図である。
状態の回路ブロック図である。
【図2】従来例のインピーダンス測定状態の回路ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】接触抵抗による測定誤差を説明する説明図であ
る。
る。
2〜5 プローブ 7 定電流回路 8 電圧検出器 14 増幅器 15 A/D変換回路 16 表示部 T1 、T2 電極 S1 〜S4 切り換えスイッチ Es スパーク用電源 GND 接地
Claims (3)
- 【請求項1】 被測定物の電極の一方に接触する第1の
プローブおよび第2のグローブと、前記被測定物の前記
電極の他方に接触する第3のプローブおよび第4のプロ
ーブと、前記被測定物の前記電極に前記第1から第4の
プローブが接触する際にスパークを発生させるためのス
パーク用電源と、前記被測定物に対し給電する電源と、
前記被測定物に供給された電流により発生する電圧を検
出する電圧検出器と、前記第1のプローブおよび前記第
3のプローブをそれぞれ前記スパーク用電源および前記
電源の一方に切り換える一対の第1の切り換えスイッチ
と、前記第2のプローブおよび前記第4のプローブをそ
れぞれ接地および前記電圧検出器の一方に切り換える一
対の第2の切り換えスイッチとを備え、前記第1から第
4のプローブを前記電極に接触する前に前記第1の切り
換えスイッチを前記スパーク用電源に接続するとともに
前記第2の切り換えスイッチを接地に接続し、前記第1
から第4のプローブを前記電極に接触後前記第1の切り
換えスイッチを前記電源に接続するとともに前記第2の
切り換えスイッチを前記電圧検出器に接続することを特
徴とするインピーダンス測定装置。 - 【請求項2】 前記電源は定電流回路である請求項1
記載のインピーダンス測定装置。 - 【請求項3】 前記電圧検出器は前記インピーダンス
素子の電圧を増幅する増幅器と、この増幅器の出力電圧
をディジタル信号に変換するA/D変換回路と、このA
/D変換回路の出力値を表示する表示部とを有する請求
項2記載のインピーダンス測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007387U JP3077022U (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | インピーダンス測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007387U JP3077022U (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | インピーダンス測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3077022U true JP3077022U (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=43210052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007387U Expired - Fee Related JP3077022U (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | インピーダンス測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3077022U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010243360A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Hioki Ee Corp | インピーダンス測定装置および接触検査方法 |
JP2011085463A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Hioki Ee Corp | インピーダンス測定装置 |
-
2000
- 2000-10-16 JP JP2000007387U patent/JP3077022U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010243360A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Hioki Ee Corp | インピーダンス測定装置および接触検査方法 |
JP2011085463A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Hioki Ee Corp | インピーダンス測定装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2889227B2 (ja) | 導体中の電流を測定するための方法およびデバイス | |
JP3907353B2 (ja) | 生体インピーダンス測定装置 | |
JPH1028680A (ja) | 測定電極と中性電極およびそれらのリード線を監視する装置 | |
JP3262819B2 (ja) | 接触判定回路を備えるインピーダンス測定装置及びその接触判定方法 | |
EP1191343A3 (en) | Method and apparatus for fault detection in a resistive bridge sensor | |
JP3077022U (ja) | インピーダンス測定装置 | |
US4878016A (en) | Soldering iron testing method and apparatus | |
JP4222678B2 (ja) | 電流測定装置 | |
JP2003232822A (ja) | 4探針法による抵抗率測定方法及びその装置 | |
JP2002153437A (ja) | 身体インピーダンス測定装置 | |
JP4671467B2 (ja) | インピーダンス測定装置 | |
JP3878779B2 (ja) | 抵抗測定方法およびその装置 | |
JP5743582B2 (ja) | レールボンド抵抗測定装置及びレールボンド抵抗測定方法 | |
JP4208560B2 (ja) | インピーダンス測定装置 | |
JP3964538B2 (ja) | インピーダンス測定装置 | |
JP4040908B2 (ja) | インピーダンス測定装置 | |
JP3652851B2 (ja) | 接地抵抗計 | |
JP3805478B2 (ja) | 容量性素子の等価直列抵抗測定方法および等価直列抵抗測定装置 | |
JPH0641174Y2 (ja) | 電圧−電流測定装置 | |
JPH11295362A (ja) | インピーダンス測定装置 | |
JP2001333891A (ja) | 生体インピーダンス測定装置 | |
JPH073347Y2 (ja) | 電極の接触抵抗測定装置 | |
JP3276376B2 (ja) | 抵抗体の抵抗値測定方法 | |
JPH1062463A (ja) | 生体信号測定用電極の接触抵抗測定方法 | |
WO2024219311A1 (ja) | インピーダンス測定装置およびインピーダンス測定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |