JP3276376B2 - 抵抗体の抵抗値測定方法 - Google Patents

抵抗体の抵抗値測定方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抵抗体(特にチップ抵
抗器)の抵抗値測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、抵抗体であるチップ抵抗器の抵抗
値を測定する場合は、図3に示すように行う。測定には
通常、4端子抵抗測定器20が使用される。測定器20
には、測定する抵抗体の数に相当する数の電力線21、
22と測定線23、24が設けられ、各電力線と各測定
線はリレーにより切り換えられるようになっている。図
3では、電力線21と測定線23が測定用プローブ30
に、電力線22と測定線24が測定用プローブ31に接
続されている。
【0003】そして、測定用プローブ30、31を、例
えばセラミック基板10上に形成した抵抗体11の電極
(導体)12、13にそれぞれ接触させる。同様に、当
該抵抗体11と並列する全ての抵抗体についても測定用
プローブを接触させる。抵抗値の測定は、リレーを順次
切り換えて1つの抵抗体ずつ行う。並列する全ての抵抗
体の測定が終了すると、順に隣接の並列についても同様
に測定する。
【0004】このように、従来の測定方法では、測定対
象となる抵抗体が電極によって導通されていない並列毎
に行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
測定方法では、1つの抵抗体11には2本の測定用プロ
ーブ30、31を必要とし、n個の抵抗体では2n本の
プローブを用意しなければならない。しかも、測定する
並列に多数のプローブが並び、プローブの間隔が狭くな
る。このため、特に極小抵抗体に対してはプローブが互
いに接触する可能性が高まり、測定し難くなる。
【0006】更に、抵抗値の測定を1列(並列)毎に行
うため、n列ではプローブの移動をn回行わなければな
らない。又、プローブの移動の度に各プローブを電極に
正確に位置決めする必要があり、測定作業が煩雑であ
る。このため、基板上の全抵抗体の測定を終了するまで
の時間が長くなる。従って、本発明の目的は、極小抵抗
体にも容易に対応できるようにすると共に、測定時間を
短縮する抵抗体の抵抗値測定方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の抵抗体の抵抗値測定方法は、列毎に直列接続
した多数のチップ抵抗体において、各列の端に位置する
電極に、4端子抵抗測定器の同じ極性の電力線と測定線
を接続した1本の測定用プローブを接触させ、チップ
抗体を挟んで前記電極に連続する電極に、前記極性とは
異なる極性の電力線と測定線を接続した1本の測定用プ
ローブを接触させて、各列の全ての電極に交互に異なる
極性の電力線と測定線を接続した1本の測定用プローブ
を接触させ、各チップ抵抗体に電流を流すと共に、各
ップ抵抗体に生ずる電圧を測定し、電流と電圧から各
ップ抵抗体の抵抗値を算出することを特徴とするもので
ある。
【0008】本発明の測定方法は、4端子抵抗測定器を
用い、列毎に直列接続した各チップ抵抗体の両端の電極
から各チップ抵抗体に電流を流すと共に、各チップ抵抗
体の電圧を測定し、電流値と電圧値に基づいて各チップ
抵抗体の抵抗値を算出するものである。この測定方法で
、1列の測定に使用するプローブ数は1列のチップ
抗体の数よりも1つ多い数で済む。
【0009】
【実施例】以下、本発明の抵抗体の抵抗値測定方法を実
施例に基づいて説明する。図1は、チップ抵抗器に対す
る測定方法を示す。このチップ抵抗器は、例えばセラミ
ック基板1と、基板1上に形成した多数の抵抗体2と、
抵抗体2を列毎に直列接続する電極3、4とからなる。
【0010】ここで、測定の一例として、1列当たりn
個の抵抗体が並ぶ場合の測定について述べる。まず、1
列目(図中の上側の列)の端に位置する抵抗体R1 の電
極a 1 に、4端子抵抗測定器20の正の電力線21と正
の測定線23を接続した測定用プローブP1 を接触させ
る。抵抗体R1 を挟んで電極a1 に連続する電極a2
は、測定器20の負の電力線22と負の測定線24を接
続した測定用プローブP2 を接触させる。他の電極a3
(図中に符号は付せず)〜an+1 にも、交互に異なる極
性の電力線と測定線を接続した測定用プローブP3 〜P
n+1 をそれぞれ接触させる。この際、プローブを電極に
強く接触させて、両者の接触抵抗を十分に低くすること
が好ましい。
【0011】図1には、測定用プローブP3 〜Pn+1
測定器20との配線は特に示していないが、個々のプロ
ーブにはそれぞれ同じ極性の電力線と測定線が接続さ
れ、リレー(図示せず)により各プローブ毎に配線を切
り換えることができるようになっている。2列目につい
ても同様に、交互に異なる極性の電力線と測定線を接続
した測定用プローブを各電極に接触させる。各測定用プ
ローブと測定器20との配線は1列目と同様であり、リ
レーによって切り換えることができる。以上により、1
列目と2列目の全抵抗体2(R1〜Rn )の抵抗値を測
定する準備が終了する。
【0012】ここで、測定器20の各リレーを順に切り
換えて、各抵抗体R1 〜Rn に定電流を流せば、各抵抗
体R1 〜Rn に生ずる電圧が分かるので、定電流と各抵
抗体R1 〜Rn の電圧をオームの法則に適用すれば、抵
抗体R1 〜Rnの抵抗値が求まる。なお、各抵抗値は測
定器20に表示され、各抵抗値の算出も測定器20が行
うことは言うまでもない。測定の順番は、リレーの切換
え方により異なるが、例えば1列目の抵抗体R1 、2列
目の抵抗体R1 、1列目の抵抗体R2 、2列目の抵抗体
2 、・・・というような順序である。
【0013】この測定によって、2列分の抵抗体2
(R1 〜Rn )の抵抗値が分かる。次の2列分の抵抗
体に対しても測定用プローブを移動させて同様に測定す
る。このような測定を全列に対して行うことで、基板1
上の全ての抵抗体の抵抗値を知ることができる。ここ
で、本発明の測定方法に用いる4端子抵抗測定器の測定
原理について述べる。
【0014】4端子抵抗測定器は図2に示すような基本
構成である。測定器は定電流電源50と電圧計51を備
え、電源50からの電力線と電圧計51からの測定線が
抵抗Rに並列に接続される。これにより、測定対象とな
る抵抗Rに電流が流れると共に、電圧が加わる。電圧計
51から流れる電流IV は、電源50からの電流IM
比して無視できるので、つまりIV ≒0とみなせるの
で、抵抗Rに流れる実際の電流IはI≒I M となる。
又、電圧計51に係る測定線の抵抗及び接続部の接触抵
抗r3、r4 による電圧降下は、IV (r3 +r4 )≒
0となる。このため、抵抗r3 、r4 の値が変化して
も、電圧計51が抵抗Rに加える電圧EM は変わらず、
M ≒E(Eは抵抗Rに印加される実際の電圧)とみな
すことができる。故に、抵抗計回路52により、測定器
が表示する抵抗Rの値RM は、RM =EM /IM =E/
I=Rとなる訳である。
【0015】
【発明の効果】本発明の抵抗体の抵抗値測定方法は、以
上説明したように列毎に直列接続した各チップ抵抗体に
電流を流すと共に、各チップ抵抗体の電圧を測定し、電
流と電圧から各チップ抵抗体の抵抗値を算出するから、
下記の効果を奏する。(1 )1列の測定に必要なプローブの本数をほぼ半減で
きる。即ち、1列当たりのプローブ数はチップ抵抗体の
数よりも1つ多い本数でよい。 ()()により、測定時に並べたプローブの間隔が
大きくなるので、極小のチップ抵抗体でも、電極にプロ
ーブを容易に接触させることができ、チップ抵抗体の抵
抗値を容易に測定することができる。 ()測定に用いる装置の構造を簡素にすることがで
き、コストを低減できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測定方法を説明するための図である。
【図2】本発明の測定方法に使用する4端子抵抗測定器
の測定原理を示す回路図である。
【図3】従来の測定方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 基板 2、R1 〜Rn 抵抗体 3、4、a1 〜an+1 電極 20 4端子抵抗測定器 21、22 電力線 23、24 測定線 P1 〜Pn+1 測定用プローブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−238771(JP,A) 実開 昭56−122959(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 27/02 G01R 31/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】列毎に直列接続した多数のチップ抵抗体に
    おいて、各列の端に位置する電極に、4端子抵抗測定器
    の同じ極性の電力線と測定線を接続した1本の測定用プ
    ローブを接触させ、チップ抵抗体を挟んで前記電極に連
    続する電極に、前記極性とは異なる極性の電力線と測定
    線を接続した1本の測定用プローブを接触させて、各列
    の全ての電極に交互に異なる極性の電力線と測定線を接
    続した1本の測定用プローブを接触させ、各チップ抵抗
    体に電流を流すと共に、各チップ抵抗体に生ずる電圧を
    測定し、電流と電圧から各チップ抵抗体の抵抗値を算出
    することを特徴とする抵抗体の抵抗値測定方法。
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