JP3264715B2 - 混線・断線位置検知装置 - Google Patents
混線・断線位置検知装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺の電線・ケーブル
等の絶縁不良による混線や漏液検知線等の漏液による電
極線の短絡など相互に絶縁された線状導体間の電気的接
続位置(以下、総称して混線位置という)及び線状導体
の断線位置の検知が容易な混線・断線位置検知装置に関
するものである。
等の絶縁不良による混線や漏液検知線等の漏液による電
極線の短絡など相互に絶縁された線状導体間の電気的接
続位置(以下、総称して混線位置という)及び線状導体
の断線位置の検知が容易な混線・断線位置検知装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】線状導体間の混線位置の検知方法として
は、当該線状導体よりも単位長あたりの抵抗の大きい高
抵抗線を前記線状導体に併設した検知線を用いて、漏液
位置を検知する方法が知られている(特公平2−431
30)。図7において、X、Yは1対の線状導体、Zは
高抵抗線である。それぞれの単位長あたりの抵抗値を
x、y、z、それぞれの近端側端子をNX 、NY 、NZ
とし、混線位置Pを経由するNX からNY までのループ
抵抗をRXY、同じく混線位置Pを経由するNY からNZ
までのループ抵抗をRYZを定電圧電源Vと電流計Aを用
いて測定することにより、近端側から混線位置までの距
離Lは、近似的に次式によって得られるというものであ
り、高抵抗線としては、ニクロム線などが用いられる。 L=(RYZ−RXY)/(z−x)
は、当該線状導体よりも単位長あたりの抵抗の大きい高
抵抗線を前記線状導体に併設した検知線を用いて、漏液
位置を検知する方法が知られている(特公平2−431
30)。図7において、X、Yは1対の線状導体、Zは
高抵抗線である。それぞれの単位長あたりの抵抗値を
x、y、z、それぞれの近端側端子をNX 、NY 、NZ
とし、混線位置Pを経由するNX からNY までのループ
抵抗をRXY、同じく混線位置Pを経由するNY からNZ
までのループ抵抗をRYZを定電圧電源Vと電流計Aを用
いて測定することにより、近端側から混線位置までの距
離Lは、近似的に次式によって得られるというものであ
り、高抵抗線としては、ニクロム線などが用いられる。 L=(RYZ−RXY)/(z−x)
【0003】また、線状導体の断線位置を検知する方法
としては、線状導体の近端及び/又は遠端から線状導体
間の静電容量を測定し、予め測定された全長の静電容量
と対比して断線位置を推定する静電容量法が知られてい
る。
としては、線状導体の近端及び/又は遠端から線状導体
間の静電容量を測定し、予め測定された全長の静電容量
と対比して断線位置を推定する静電容量法が知られてい
る。
【0004】さらに、混線位置、断線位置の両方に用い
られる方法として、漏液検知線を1対の電極線と所定数
の位置検知用絶縁被覆素線で形成し、電極線の片方を所
定の区間ごとに切断し、各区間用の前記位置検知用絶縁
被覆素線と交差接続した漏液検知線を用い、電極線の他
方と各位置検知用絶縁被覆素線及び電極線間の絶縁抵抗
を監視することにより、漏液した区間、断線した区間を
検知する方法が知られている(実開昭58−17286
6)。
られる方法として、漏液検知線を1対の電極線と所定数
の位置検知用絶縁被覆素線で形成し、電極線の片方を所
定の区間ごとに切断し、各区間用の前記位置検知用絶縁
被覆素線と交差接続した漏液検知線を用い、電極線の他
方と各位置検知用絶縁被覆素線及び電極線間の絶縁抵抗
を監視することにより、漏液した区間、断線した区間を
検知する方法が知られている(実開昭58−17286
6)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】位置検知用として高抵
抗線を添設した検知線を用いる方法は、漏液位置検知用
としては優れているが、導体抵抗法を用いているため、
断線の検知に同じ測定器を用いることができず、装置が
複雑になる。同様に、静電容量法は、断線位置検知用と
してのみ用いられ、混線位置の検知には別の測定器を用
いなければならないので、やはり装置が複雑になる。
抗線を添設した検知線を用いる方法は、漏液位置検知用
としては優れているが、導体抵抗法を用いているため、
断線の検知に同じ測定器を用いることができず、装置が
複雑になる。同様に、静電容量法は、断線位置検知用と
してのみ用いられ、混線位置の検知には別の測定器を用
いなければならないので、やはり装置が複雑になる。
【0006】実開昭58−172866に示された漏液
検知線を用いた区間検知法によれば、混線区間、断線区
間両方の検知ができるが、長距離にわたって架設される
硫酸等のパイプラインからの漏液を検知するような場
合、区間数が増え、それに伴って漏液検知線の絶縁被覆
素線の本数が増え、測定器の台数又は端子数が増えるた
め、不経済であり、製作も布設も難しくなる。
検知線を用いた区間検知法によれば、混線区間、断線区
間両方の検知ができるが、長距離にわたって架設される
硫酸等のパイプラインからの漏液を検知するような場
合、区間数が増え、それに伴って漏液検知線の絶縁被覆
素線の本数が増え、測定器の台数又は端子数が増えるた
め、不経済であり、製作も布設も難しくなる。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解消し、
一つの装置で混線位置と断線位置の両方を検知すること
ができ、長距離にわたってパイプラインからの漏液を検
知するような場合でも添設する漏液検知線等の絶縁被覆
素線数又は漏液検知線とは別体に設けた添設ケーブルの
心線数が少なくてすむ混線・断線検知装置の提供を目的
とする。
一つの装置で混線位置と断線位置の両方を検知すること
ができ、長距離にわたってパイプラインからの漏液を検
知するような場合でも添設する漏液検知線等の絶縁被覆
素線数又は漏液検知線とは別体に設けた添設ケーブルの
心線数が少なくてすむ混線・断線検知装置の提供を目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の混線・断線位置
検出装置は、相互に絶縁されほぼ平行に配設された、所
定の区間ごとの抵抗値が比較的高い高抵抗線と、抵抗値
が長さ方向に一様で所定の区間ごとの抵抗値が前記高抵
抗線に比して比較的低い低抵抗線との間に、前記所定の
区間ごとにダイオードと定電流素子とを直列接続した定
電流回路を前記高抵抗線をプラス側として接続して成る
検知線と、断線混線切り換え開閉器を介して前記検知線
に選択可能に接続される直流定電流電源及び直流定電圧
電源と、電圧測定手段と、標準抵抗器とを備え、混線位
置測定時には、断線混線切り換え開閉器を混線検知側に
投入し、検知線にその高抵抗線が低圧側となるように直
流定電流電源を接続するとともに、低抵抗線から混線位
置を通って高抵抗線に流れ込む直流電流によって高抵抗
線の混線位置と遠端又は近端との間に生じる電位差が、
それぞれ前記高抵抗線の近端又は遠端を介し、混線検知
用近端遠端切り換えスイッチを介して、前記電圧測定手
段により測定されるように接続し、断線位置測定時に
は、断線混線切り換え開閉器を断線検知側に投入し、検
知線にその高抵抗線が高圧側となるように直流定電圧電
源を接続するとともに、高抵抗線の前記近端又は遠端か
ら断線個所までの定電流回路を経て低抵抗線に流れ込む
直流電流が、それぞれ低抵抗線の近端又は遠端を介し、
断線検知用近端遠端切り換えスイッチを介して前記標準
抵抗器に流れ、前記標準抵抗器の両端に生じる電位差が
前記電圧測定手段により測定されるように接続して成る
ことを特徴とする。
検出装置は、相互に絶縁されほぼ平行に配設された、所
定の区間ごとの抵抗値が比較的高い高抵抗線と、抵抗値
が長さ方向に一様で所定の区間ごとの抵抗値が前記高抵
抗線に比して比較的低い低抵抗線との間に、前記所定の
区間ごとにダイオードと定電流素子とを直列接続した定
電流回路を前記高抵抗線をプラス側として接続して成る
検知線と、断線混線切り換え開閉器を介して前記検知線
に選択可能に接続される直流定電流電源及び直流定電圧
電源と、電圧測定手段と、標準抵抗器とを備え、混線位
置測定時には、断線混線切り換え開閉器を混線検知側に
投入し、検知線にその高抵抗線が低圧側となるように直
流定電流電源を接続するとともに、低抵抗線から混線位
置を通って高抵抗線に流れ込む直流電流によって高抵抗
線の混線位置と遠端又は近端との間に生じる電位差が、
それぞれ前記高抵抗線の近端又は遠端を介し、混線検知
用近端遠端切り換えスイッチを介して、前記電圧測定手
段により測定されるように接続し、断線位置測定時に
は、断線混線切り換え開閉器を断線検知側に投入し、検
知線にその高抵抗線が高圧側となるように直流定電圧電
源を接続するとともに、高抵抗線の前記近端又は遠端か
ら断線個所までの定電流回路を経て低抵抗線に流れ込む
直流電流が、それぞれ低抵抗線の近端又は遠端を介し、
断線検知用近端遠端切り換えスイッチを介して前記標準
抵抗器に流れ、前記標準抵抗器の両端に生じる電位差が
前記電圧測定手段により測定されるように接続して成る
ことを特徴とする。
【0009】前記所定の区間ごとの抵抗値が比較的高い
高抵抗線には、所定の抵抗値を有する抵抗素子と所定の
区間ごとの抵抗値が前記抵抗素子に比して無視できる程
度に低い低抵抗線とを直列に接続して成るものも含まれ
る。
高抵抗線には、所定の抵抗値を有する抵抗素子と所定の
区間ごとの抵抗値が前記抵抗素子に比して無視できる程
度に低い低抵抗線とを直列に接続して成るものも含まれ
る。
【0010】
【作用】上記のように構成された混線・断線位置検出装
置によれば、混線・断線切り換え開閉器によって、電圧
印加の極性を切り換えるだけで混線位置、断線位置の両
方を検知することができる。混線位置を検知するとき
は、直流定電流電源を用いて高抵抗線の混線位置から近
端までの電圧降下分及び/又は混線位置から遠端までの
電圧降下分を電圧測定手段により測定することにより、
混線位置を推定することができる。
置によれば、混線・断線切り換え開閉器によって、電圧
印加の極性を切り換えるだけで混線位置、断線位置の両
方を検知することができる。混線位置を検知するとき
は、直流定電流電源を用いて高抵抗線の混線位置から近
端までの電圧降下分及び/又は混線位置から遠端までの
電圧降下分を電圧測定手段により測定することにより、
混線位置を推定することができる。
【0011】また、断線位置を測定するときは、直流定
電圧電源を用いて近端から断線位置までに存在する定電
流回路数に比例した電流及び/又は遠端から断線位置ま
でに存在する定電流回路数に比例した電流を電圧に変換
し、電圧測定手段により測定することにより、断線位置
を推定することができる。
電圧電源を用いて近端から断線位置までに存在する定電
流回路数に比例した電流及び/又は遠端から断線位置ま
でに存在する定電流回路数に比例した電流を電圧に変換
し、電圧測定手段により測定することにより、断線位置
を推定することができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の回路図であっ
て、1は検知線、2は混線断線切り換え用開閉器、3は
直流定電流電源、4は直流定電圧電源、5は電圧測定手
段、RS は標準抵抗器である。検知線1は、抵抗値が比
較的高い高抵抗線11と、抵抗値が比較的低い低抵抗線
12と、高抵抗線11、低抵抗線12の間に所定の区間
ごとに接続された定電流回路B1,B2 ・・・Bn とから
成り、高抵抗線11は低抵抗線14に前記所定の間隔ご
とに抵抗素子R1 ,R2 ・・・Rn を直列接続して成
る。
て、1は検知線、2は混線断線切り換え用開閉器、3は
直流定電流電源、4は直流定電圧電源、5は電圧測定手
段、RS は標準抵抗器である。検知線1は、抵抗値が比
較的高い高抵抗線11と、抵抗値が比較的低い低抵抗線
12と、高抵抗線11、低抵抗線12の間に所定の区間
ごとに接続された定電流回路B1,B2 ・・・Bn とから
成り、高抵抗線11は低抵抗線14に前記所定の間隔ご
とに抵抗素子R1 ,R2 ・・・Rn を直列接続して成
る。
【0013】また、定電流回路B1,B2 ・・・Bn は、
それぞれダイオードD1,D2 ・・・Dn と定電流素子C
1,C2 ・・・Cn とを直列接続して成り、高抵抗線側か
ら低抵抗線側へ順方向に接続される。定電流素子C1,C
2 ・・・Cn としては、たとえば、電界効果トランジス
タ(FET)を用いることができるが、素子による定電
流値のバラツキをなくすため第6図に示すようにソース
電極側に可変抵抗RVを接続し、これを調節して各定電
流回路B1,B2 ・・・Bn の定電流値が所定の値となる
ようにする。
それぞれダイオードD1,D2 ・・・Dn と定電流素子C
1,C2 ・・・Cn とを直列接続して成り、高抵抗線側か
ら低抵抗線側へ順方向に接続される。定電流素子C1,C
2 ・・・Cn としては、たとえば、電界効果トランジス
タ(FET)を用いることができるが、素子による定電
流値のバラツキをなくすため第6図に示すようにソース
電極側に可変抵抗RVを接続し、これを調節して各定電
流回路B1,B2 ・・・Bn の定電流値が所定の値となる
ようにする。
【0014】混線・断線切り換え開閉器2は、混線検知
用開閉器21と断線検知用開閉器22とから成り、両方
が同時にオン又はオフとはならない構造のものである。
定電流電源3は電源31と開閉器32と、定電流制御器
33とから成る。また、定電流電源3と混線検知用開閉
器21との間には混線検知用近端遠端切り換えスイッチ
6が設けられ、定電圧電源4と断線検知用開閉器22と
の間には断線検知用近端遠端切り換えスイッチ7が設け
られている。混線検知用遠端近端切り換えスイッチ6の
主極61,62には電圧測定用スイッチ8を介して電圧
計5が接続され、断線検知用近端遠端切り換えスイッチ
7の主極71,72には標準抵抗器RS を介して定電圧
電源4が接続される。
用開閉器21と断線検知用開閉器22とから成り、両方
が同時にオン又はオフとはならない構造のものである。
定電流電源3は電源31と開閉器32と、定電流制御器
33とから成る。また、定電流電源3と混線検知用開閉
器21との間には混線検知用近端遠端切り換えスイッチ
6が設けられ、定電圧電源4と断線検知用開閉器22と
の間には断線検知用近端遠端切り換えスイッチ7が設け
られている。混線検知用遠端近端切り換えスイッチ6の
主極61,62には電圧測定用スイッチ8を介して電圧
計5が接続され、断線検知用近端遠端切り換えスイッチ
7の主極71,72には標準抵抗器RS を介して定電圧
電源4が接続される。
【0015】検知線1は、近端側接続線15と配線17
を介して、また遠端側接続線16と配線17を介して混
線・断線切り換え開閉器2と接続される。検知線1と遠
端側接続線16との併設区間は、両方を一体のものとし
ても、別体のものとしてもよい。
を介して、また遠端側接続線16と配線17を介して混
線・断線切り換え開閉器2と接続される。検知線1と遠
端側接続線16との併設区間は、両方を一体のものとし
ても、別体のものとしてもよい。
【0016】次に、上記実施例の動作について説明す
る。図2、図3は混線検知時の動作の説明図であり、図
2は近端側からの電圧測定、図3は遠端側からの電圧測
定によって混線位置を推定するための回路に関するもの
である。抵抗器R1 ,R2 ・・・Rn は各区間の遠端側
に設けられているものとする。先ず図2において、検知
線のP点(低抵抗線側ではQ点)で混線が生じた場合を
考える。混線断線切り換え用開閉器2を混線検知側(混
線検知用開閉器21の接点21a,21b,21cオ
ン、断線検知用開閉器22接点22a,22b,22c
オフ)とし、混線検知用近端遠端切り換えスイッチ6を
近端側極65,66側に投入し、電圧測定用スイッチ8
を端子82側に接続して、定電流電源3の開閉器32を
投入し、定電流IC を流すと、定電流IC は矢印の方向
に流れ、検知線1においては、低抵抗線の近端Gから混
線位置Q,Pを通り、高抵抗線の遠端Fへと流れる。
る。図2、図3は混線検知時の動作の説明図であり、図
2は近端側からの電圧測定、図3は遠端側からの電圧測
定によって混線位置を推定するための回路に関するもの
である。抵抗器R1 ,R2 ・・・Rn は各区間の遠端側
に設けられているものとする。先ず図2において、検知
線のP点(低抵抗線側ではQ点)で混線が生じた場合を
考える。混線断線切り換え用開閉器2を混線検知側(混
線検知用開閉器21の接点21a,21b,21cオ
ン、断線検知用開閉器22接点22a,22b,22c
オフ)とし、混線検知用近端遠端切り換えスイッチ6を
近端側極65,66側に投入し、電圧測定用スイッチ8
を端子82側に接続して、定電流電源3の開閉器32を
投入し、定電流IC を流すと、定電流IC は矢印の方向
に流れ、検知線1においては、低抵抗線の近端Gから混
線位置Q,Pを通り、高抵抗線の遠端Fへと流れる。
【0017】したがって、電圧計5にはP点の対地電圧
が高抵抗線の近端側P−E及び近端側接続線15のE−
Iを通して測られることになる。(なお、この場合定電
流回路B1,B2,・・・にとっては極性が逆であるため、
電流は流れない。)いま、高抵抗線11に比し、低抵抗
線12及び接続線15、16の抵抗値が無視できる程度
に小さいものとすると、電圧計5によって測られる電圧
は近似的に高抵抗線11のPーF間の電圧降下分VY を
示すことになる。
が高抵抗線の近端側P−E及び近端側接続線15のE−
Iを通して測られることになる。(なお、この場合定電
流回路B1,B2,・・・にとっては極性が逆であるため、
電流は流れない。)いま、高抵抗線11に比し、低抵抗
線12及び接続線15、16の抵抗値が無視できる程度
に小さいものとすると、電圧計5によって測られる電圧
は近似的に高抵抗線11のPーF間の電圧降下分VY を
示すことになる。
【0018】そこで、検知線の全区間数をN、近端E
(G)から数えた混線位置P(Q)を含む区間の番号を
K、単位区間当たりの高抵抗線の抵抗値をRとすると、 VY =IC ×R×(N−K+1) (1) ∴K=N−VY /(IC ×R)+1 (2) ここに、N、IC 、Rは既知であるから、上記測定によ
りVY が得られれば、混線区間位置Kが分かることにな
る。
(G)から数えた混線位置P(Q)を含む区間の番号を
K、単位区間当たりの高抵抗線の抵抗値をRとすると、 VY =IC ×R×(N−K+1) (1) ∴K=N−VY /(IC ×R)+1 (2) ここに、N、IC 、Rは既知であるから、上記測定によ
りVY が得られれば、混線区間位置Kが分かることにな
る。
【0019】次に、混線検知用近端・遠端切り換えスイ
ッチ6を遠端側極63,64側に切り換えると、図3に
示すように遠端側からの測定回路が形成される。この場
合、電流IC はP点以降図2の場合とは逆の方向即ち高
抵抗線の混線位置Pから近端側Eの方へと流れ、電圧計
5は近似的にP─E間の電圧降下分VX を示すことにな
る。したがって、この場合は下記の数式によって混線区
間位置Kが分かる。
ッチ6を遠端側極63,64側に切り換えると、図3に
示すように遠端側からの測定回路が形成される。この場
合、電流IC はP点以降図2の場合とは逆の方向即ち高
抵抗線の混線位置Pから近端側Eの方へと流れ、電圧計
5は近似的にP─E間の電圧降下分VX を示すことにな
る。したがって、この場合は下記の数式によって混線区
間位置Kが分かる。
【0020】すなわち、 VX =IC ×R×(K−1) (3) ∴K=VX /(IC ×R)+1 (4)
【0021】ただし、上記の数式において、高抵抗線の
抵抗値Rは既知であるとはいえ、測定時の温度によって
変化する。温度を測定し、温度係数にもとずいて補正す
ることも考えられるが、大変煩わしい。そこで、検討の
結果、次の方法を見出した。即ち、上記(1)式を
(3)式で割ると VY /VX =〔IC ×R×(N−K+1)〕/〔IC ×R×(K−1)〕 (5) よって、 K=N×VX /(VX +VY )+1 (6) となり、(5)式の分母、分子に含まれている高抵抗線
の抵抗値Rはキャンセルされるので、(6)式を使えば
温度による誤差をなくすことができる。
抵抗値Rは既知であるとはいえ、測定時の温度によって
変化する。温度を測定し、温度係数にもとずいて補正す
ることも考えられるが、大変煩わしい。そこで、検討の
結果、次の方法を見出した。即ち、上記(1)式を
(3)式で割ると VY /VX =〔IC ×R×(N−K+1)〕/〔IC ×R×(K−1)〕 (5) よって、 K=N×VX /(VX +VY )+1 (6) となり、(5)式の分母、分子に含まれている高抵抗線
の抵抗値Rはキャンセルされるので、(6)式を使えば
温度による誤差をなくすことができる。
【0022】同様に、高抵抗線の全長(全区間)での電
圧降下をVL とすると、 VL =IC ×R×N (7) したがって、(1)式を(7)式で割ると VY /VL =〔IC ×R×(N−K+1)〕/(IC ×R×N) (8) ∴K=N×(1−VY /VL )+1 (9) また、(3)式を(7)式で割ると、 VX /VL =〔IC ×R×(K−1)〕/(IC ×R×N) (10) ∴K=N×VX /VL +1 (11) したがって、VX ,VY ,VL のうちいずれか二つの値
を測定すれば、上記(6)、(9)又は(11)式によ
って温度による誤差を生ずることなく混線区間Kを求め
ることができる。
圧降下をVL とすると、 VL =IC ×R×N (7) したがって、(1)式を(7)式で割ると VY /VL =〔IC ×R×(N−K+1)〕/(IC ×R×N) (8) ∴K=N×(1−VY /VL )+1 (9) また、(3)式を(7)式で割ると、 VX /VL =〔IC ×R×(K−1)〕/(IC ×R×N) (10) ∴K=N×VX /VL +1 (11) したがって、VX ,VY ,VL のうちいずれか二つの値
を測定すれば、上記(6)、(9)又は(11)式によ
って温度による誤差を生ずることなく混線区間Kを求め
ることができる。
【0023】例えば、1区間の標準電圧降下が20m
V、全区間数Nが100のの検知線において、混線位置
を測定しとき、VX =1,160mV、VY =840m
Vであったとすると、(6)式より K=100×1,160/(1,160+840)+1=59 となり、59番目の区間であることが分かる。なお、上
記実施例においては抵抗素子は各区間の遠端側に設けた
が、これを近端側に設けたときのKの計算式は、
(6)、(9)、(11)式において、いずれも右辺の
第2項の1を省いたものとなる。
V、全区間数Nが100のの検知線において、混線位置
を測定しとき、VX =1,160mV、VY =840m
Vであったとすると、(6)式より K=100×1,160/(1,160+840)+1=59 となり、59番目の区間であることが分かる。なお、上
記実施例においては抵抗素子は各区間の遠端側に設けた
が、これを近端側に設けたときのKの計算式は、
(6)、(9)、(11)式において、いずれも右辺の
第2項の1を省いたものとなる。
【0024】なお、上記の実施例では高抵抗線を低抵抗
線に所定の区間ごとに所定の抵抗値Rを有する抵抗素子
R1 ,R2 ・・・Rn を直列接続して成るものとした
が、単位長当たりの抵抗値が長さ方向に一様な高抵抗線
とすることもできる。この場合、検知線の全長をL、検
知線近端Eから混線位置Pまでの距離をXとすると、X
は次式により求められる。 X=L×VX /(VX +VY ) (12) X=L×(1−VY /VL ) (13) X=L×VX /VL (14)
線に所定の区間ごとに所定の抵抗値Rを有する抵抗素子
R1 ,R2 ・・・Rn を直列接続して成るものとした
が、単位長当たりの抵抗値が長さ方向に一様な高抵抗線
とすることもできる。この場合、検知線の全長をL、検
知線近端Eから混線位置Pまでの距離をXとすると、X
は次式により求められる。 X=L×VX /(VX +VY ) (12) X=L×(1−VY /VL ) (13) X=L×VX /VL (14)
【0025】例えば、高抵抗線1M当たりの標準電圧降
下が1mV、全区間長Lが2,000Mの検知線におい
て、混線位置を測定するとき、VX =75OmV、VY
=1,250mVであったとすると、(12)式よりX
=2,000×750/(750+1,250)=75
0となる。したがって、近端から750Mのところに混
線位置があることが分かる。これは、1区間を20Mと
すれば、38番目の区間の真ん中あたりになる。
下が1mV、全区間長Lが2,000Mの検知線におい
て、混線位置を測定するとき、VX =75OmV、VY
=1,250mVであったとすると、(12)式よりX
=2,000×750/(750+1,250)=75
0となる。したがって、近端から750Mのところに混
線位置があることが分かる。これは、1区間を20Mと
すれば、38番目の区間の真ん中あたりになる。
【0026】図4、図5は断線検知時の動作の説明図で
あり、図4は近端側からの電圧測定、図5は遠端側から
の電圧測定によって断線位置を推定するための回路に関
するものである。図4において、検知線のS点及び/又
はT点で断線が生じた場合を考える。混線断線切り換え
用開閉器2を断線検知側(混線検知用開閉器21の接点
21a,21b,21cオフ)とし、断線検知用開閉器
22の接点のうち22b,22cをオン、22a,22
dをオフとし、断線検知用近端遠端切り換えスイッチ7
を近端側極73,74側に投入し、電圧測定用スイッチ
8を端子83側に接続して、定電圧電源4を投入する
と、電流は矢印の方向に流れ、検知線1においては、高
抵抗線の近端Eから高抵抗線11及び定電流回路B1,B
2,・・を経て低抵抗線12へ流れ、帰路電流は、標準抵
抗器RS へと流れ込み、電圧計5には電流値IX に標準
抵抗器の抵抗値RS を掛けた電圧が測定される。
あり、図4は近端側からの電圧測定、図5は遠端側から
の電圧測定によって断線位置を推定するための回路に関
するものである。図4において、検知線のS点及び/又
はT点で断線が生じた場合を考える。混線断線切り換え
用開閉器2を断線検知側(混線検知用開閉器21の接点
21a,21b,21cオフ)とし、断線検知用開閉器
22の接点のうち22b,22cをオン、22a,22
dをオフとし、断線検知用近端遠端切り換えスイッチ7
を近端側極73,74側に投入し、電圧測定用スイッチ
8を端子83側に接続して、定電圧電源4を投入する
と、電流は矢印の方向に流れ、検知線1においては、高
抵抗線の近端Eから高抵抗線11及び定電流回路B1,B
2,・・を経て低抵抗線12へ流れ、帰路電流は、標準抵
抗器RS へと流れ込み、電圧計5には電流値IX に標準
抵抗器の抵抗値RS を掛けた電圧が測定される。
【0027】ここで、定電流回路に流れる電流値をすべ
てic とし、K番目の区間で断線が生じたものとする。
いま、定電流回路を各区間の遠端側に設けるものとする
と、そのとき電圧計に現れる電圧値VX は、次式により
求められる。 VX =IX ×RS =ic ×(K−1)×RS (15) ∴K=〔VX /(ic ×RS )〕+1 (16) ここに、定電流回路の電流ic 及び標準抵抗器の抵抗値
RS は既知であるから、電圧値VX を測定すれば、断線
区間番号が分かる。
てic とし、K番目の区間で断線が生じたものとする。
いま、定電流回路を各区間の遠端側に設けるものとする
と、そのとき電圧計に現れる電圧値VX は、次式により
求められる。 VX =IX ×RS =ic ×(K−1)×RS (15) ∴K=〔VX /(ic ×RS )〕+1 (16) ここに、定電流回路の電流ic 及び標準抵抗器の抵抗値
RS は既知であるから、電圧値VX を測定すれば、断線
区間番号が分かる。
【0028】次に、断線検知用近端遠端切り換えスイッ
チ7を遠端側極75,76側に投入すると、図5のよう
になる。このとき、標準抵抗器RS に流れる電流値をI
Y 、電圧計に現れる電圧値をVY とすると、下記の数式
によって断線区間番号が分かる。即ち、 VY =IY ×RS =ic ×(N−K+1)×RS (17) ∴K=N−〔VY /(ic ×RS )〕+1 (18)
チ7を遠端側極75,76側に投入すると、図5のよう
になる。このとき、標準抵抗器RS に流れる電流値をI
Y 、電圧計に現れる電圧値をVY とすると、下記の数式
によって断線区間番号が分かる。即ち、 VY =IY ×RS =ic ×(N−K+1)×RS (17) ∴K=N−〔VY /(ic ×RS )〕+1 (18)
【0029】ただし、上記の数式において定電流回路の
電流ic 及び標準抵抗器の抵抗値RS は既知であるとは
いえ、測定時の温度によって変化する。そこで、混線位
置検知の場合と同様の方法でその影響をキャンセルす
る。即ち、(17)式を(15)式で割ると VY /VX =〔ic ×(N−K+1)×RS 〕/〔ic ×(K−1)×RS 〕 (19) ∴K=〔N×VX /(VX +VY )〕+1 (20) となる。
電流ic 及び標準抵抗器の抵抗値RS は既知であるとは
いえ、測定時の温度によって変化する。そこで、混線位
置検知の場合と同様の方法でその影響をキャンセルす
る。即ち、(17)式を(15)式で割ると VY /VX =〔ic ×(N−K+1)×RS 〕/〔ic ×(K−1)×RS 〕 (19) ∴K=〔N×VX /(VX +VY )〕+1 (20) となる。
【0030】同様に、断線がなく、全ての定電流回路に
電流が流れたときに標準抵抗器RSの両端に生ずる電圧
をVL とすると、 VL =ic ×Rs×N (21) したがって、(15)式を(21)式で割ると VX /VL =〔ic ×(K−1)×Rs〕/(ic ×RS ×N)(22) ∴K=(N×Vx /VL )+1 (23) また、(17)式を(21)式で割ると VY /VL =〔ic ×(N−K+1)×RS 〕/(ic ×RS ×N) (24) ∴K=N×(1−VY /VL )+1 (25) したがって、VX ,VY ,VL のうちいずれか二つの値
を測定すれば、上記(20)、(23)又は(25)式
によって温度による誤差を生ずることなく断線区間を求
めることができる。
電流が流れたときに標準抵抗器RSの両端に生ずる電圧
をVL とすると、 VL =ic ×Rs×N (21) したがって、(15)式を(21)式で割ると VX /VL =〔ic ×(K−1)×Rs〕/(ic ×RS ×N)(22) ∴K=(N×Vx /VL )+1 (23) また、(17)式を(21)式で割ると VY /VL =〔ic ×(N−K+1)×RS 〕/(ic ×RS ×N) (24) ∴K=N×(1−VY /VL )+1 (25) したがって、VX ,VY ,VL のうちいずれか二つの値
を測定すれば、上記(20)、(23)又は(25)式
によって温度による誤差を生ずることなく断線区間を求
めることができる。
【0031】例えば、全区間数Nが100のの検知線に
おいて、定電流回路の電流ic が200μA、標準抵抗
器の抵抗値RS が500Ωのとき、VX =2,300m
V、VY =7,700mVであったとすると、(20)
式より K=〔100×2,300/(2,300+7,700)〕+1=24 となり、24番目の区間に断線が生じたことが分かる。
おいて、定電流回路の電流ic が200μA、標準抵抗
器の抵抗値RS が500Ωのとき、VX =2,300m
V、VY =7,700mVであったとすると、(20)
式より K=〔100×2,300/(2,300+7,700)〕+1=24 となり、24番目の区間に断線が生じたことが分かる。
【0032】なお、定電流回路を各区間の近端側に設け
たときのKの計算式は、(20)、(23)、(25)
式において、いずれも右辺の第2項の1を省いたものと
なる。
たときのKの計算式は、(20)、(23)、(25)
式において、いずれも右辺の第2項の1を省いたものと
なる。
【0033】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
一つの装置で混線位置と断線位置の両方を検知すること
ができ、長距離にわたってパイプラインからの漏液を検
知するような場合でも添設する漏液検知線等の絶縁被覆
素線数又は漏液検知線とは別体に設けた添設ケーブルの
心線数が少なくてすみ、実用上極めて有用な混線・断線
位置検知装置が得られる。
一つの装置で混線位置と断線位置の両方を検知すること
ができ、長距離にわたってパイプラインからの漏液を検
知するような場合でも添設する漏液検知線等の絶縁被覆
素線数又は漏液検知線とは別体に設けた添設ケーブルの
心線数が少なくてすみ、実用上極めて有用な混線・断線
位置検知装置が得られる。
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】本発明の一実施例の混線位置検知の際の動作説
明図である。
明図である。
【図3】本発明の一実施例の混線位置検知の際の動作説
明図である。
明図である。
【図4】本発明の一実施例の断線位置検知の際の動作説
明図である。
明図である。
【図5】本発明の一実施例の断線位置検知の際の動作説
明図である。
明図である。
【図6】本発明の定電流回路の一例である。
【図7】従来の混線位置検知装置の一例である。
1 検知線 2 断線・混線切り換え開閉器 3 定電流電源 4 定電電圧電源 5 電圧測定手段 6 混線検知用近端遠端切り換えスイッチ 7 断線検知用近端遠端切り換えスイッチ 8 電圧測定用スイッチ 11 高抵抗線 12 低抵抗線 15 近端側接続線 16 遠端側接続線 B1,B2 Bn 定電流回路 R1,R2, Rn 抵抗素子 RS 標準抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 斉徳 大阪府東大阪市岩田町2丁目3番1号 タツタ電線株式会社内 (72)発明者 桝井 忠章 大阪府東大阪市岩田町2丁目3番1号 タツタ電線株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/08 G01R 31/02
Claims (2)
- 【請求項1】 相互に絶縁されほぼ平行に配設された、
所定の区間ごとの抵抗値が比較的高い高抵抗線と、抵抗
値が長さ方向に一様で所定の区間ごとの抵抗値が前記高
抵抗線に比して比較的低い低抵抗線との間に、前記所定
の区間ごとにダイオードと定電流素子とを直列接続した
定電流回路を前記高抵抗線をプラス側として接続して成
る検知線と、断線・混線切り換え開閉器を介して前記検
知線に選択可能に接続される直流定電流電源及び直流定
電圧電源と、電圧測定手段と、標準抵抗器とを備え、混
線位置測定時には、断線混線切り換え開閉器を混線検知
側に投入し、検知線にその高抵抗線が低圧側となるよう
に直流定電流電源を接続するとともに、低抵抗線から混
線位置を通って高抵抗線に流れ込む直流電流によって高
抵抗線の混線位置と遠端又は近端との間に生じる電位差
が、それぞれ前記高抵抗線の近端又は遠端を介し、混線
検知用近端遠端切り換えスイッチを介して、前記電圧測
定手段により測定されるように接続し、断線位置測定時
には、断線混線切り換え開閉器を断線検知側に投入し、
検知線にその高抵抗線が高圧側となるように直流定電圧
電源を接続するとともに、高抵抗線の前記近端又は遠端
から断線個所までの定電流回路を経て低抵抗線に流れ込
む直流電流が、それぞれ低抵抗線の近端又は遠端を介
し、断線検知用近端遠端切り換えスイッチを介して前記
標準抵抗器に流れ、前記標準抵抗器の両端に生じる電位
差が前記電圧測定手段により測定されるように接続して
成ることを特徴とする混線・断線位置検知装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の混線・断線位置検知装
置において、前記所定の区間ごとの抵抗値が比較的高い
高抵抗線は、所定の抵抗値を有する抵抗素子と所定の区
間ごとの抵抗値が前記抵抗素子に比して無視できる程度
に低い低抵抗線とを直列に接続して成ることを特徴とす
る混線・断線位置検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34560892A JP3264715B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 混線・断線位置検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34560892A JP3264715B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 混線・断線位置検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06167529A JPH06167529A (ja) | 1994-06-14 |
JP3264715B2 true JP3264715B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=18377748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34560892A Expired - Fee Related JP3264715B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 混線・断線位置検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3264715B2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP34560892A patent/JP3264715B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06167529A (ja) | 1994-06-14 |
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