JP2001338809A - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JP2001338809A
JP2001338809A JP2000156917A JP2000156917A JP2001338809A JP 2001338809 A JP2001338809 A JP 2001338809A JP 2000156917 A JP2000156917 A JP 2000156917A JP 2000156917 A JP2000156917 A JP 2000156917A JP 2001338809 A JP2001338809 A JP 2001338809A
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JP
Japan
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bobbin
solenoid
yoke
core
guide hole
Prior art date
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JP2000156917A
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English (en)
Inventor
Takashi Imamura
孝 今村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用工具を用いなくても組み立てられる単純
な構造にする。 【解決手段】 励磁コイル12が巻き付けられたボビン
11のガイド孔26に、可動鉄心13、復帰バネ14、
固定鉄心15の順で挿入する。このとき、復帰バネ14
の付勢により、固定鉄心15はボビン11から突出する
方向に付勢される。固定鉄心15をガイド孔26に収納
した状態のボビン11に、形成された支持板20,21
で挟持するようにヨーク10を取り付ける。ボビン11
の取付け部30をヨーク10の支持板20に形成された
ガイド溝22にスライドさせると、取付け部30の係止
爪とガイド溝22に形成された係合凹部22a,22b
とが係合する。このとき、固定鉄心15の台座38は、
支持板21に形成された半抜き穴25に係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアクチュエ
ータ等の電気・機械変換器として利用されるソレノイド
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アクチュエータ等に用いられる
ソレノイドは、励磁コイルのボビン内に固定鉄心が配置
され、ボビン内には可動鉄心を軸方向にガイドするガイ
ド穴が形成されている。このガイド穴には、固定鉄心に
吸引される可動鉄心が移動自在に挿入される。また、こ
のボビンには励磁コイルの通電用の給電端子が固定さ
れ、励磁コイルの巻線が給電端子に半田付けされてい
る。この励磁コイルは発生した磁束を逃がさないために
ヨークで囲まれている。この給電端子に通電すると励磁
コイルが励磁されて固定鉄心が可動鉄心を吸引するの
で、可動鉄心は固定鉄心に当接して静止する。また、励
磁コイルの消磁時には、可動鉄心を付勢するコイルバネ
により、可動鉄心は励磁コイルから突出する方向に付勢
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このソレノイドの場
合、可動鉄心はボビンから外れる構造となっている。こ
の場合、可動鉄心と可動鉄心復元用のバネを別の工程で
取り付ける必要があるため、この可動鉄心と可動鉄心復
元用バネをボビンと一体の構造にしたソレノイドが提案
されている。これらのソレノイドの場合、励磁コイルが
巻き付けられたボビンのヨークへの取り付け時には専用
の組み立て冶具を使用したカシメ工数が必要となる(実
開平7−22511号公報記載)。そのため、生産準備
として冶工具の開発や専用冶具の作動確認実験を行う必
要があり、ソレノイド自体のコストが高くなってしまう
という問題がある。また、生産が開始された場合、ソレ
ノイド自体を短時間で生産でき不良品の発生を防止する
ためには、専用の冶具を使用せずに組み立てられる構造
にする必要がある。また、このソレノイドを装置に組み
込む場合、できるだけ小型で吸引力の強いものがよいと
いう要望がある。
【0004】本発明は、専用冶具を用いなくても組み立
てられる単純な構造にし、単純動作の自動組み立て機で
も製造できるようにしたソレノイドを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のソレノイドは、外周面に励磁コイルが巻き
つけられ、軸方向に可動鉄心移動用のガイド孔が形成さ
れたボビンと、このガイド孔により可動範囲が規制され
る可動鉄心と、前記ガイド孔の一端側に配置され励磁コ
イルへの通電によって吸引力を発生する固定鉄心と、一
体に設けられた一対の支持板が前記ボビンを挟持するよ
うに組み付けられるヨークとから構成されており、前記
ボビンの可動鉄心側に取付部を設け、前記ヨークのボビ
ンへの装着時にはこの取付部に設けられた係合爪と前記
支持板の一方に設けられた係合凹部とを係合させるとと
もに、前記固定鉄心を前記可動鉄心との間に配置される
バネ部材により、固定鉄心の底面に当接される他方の支
持板に設けられた溝又は穴に係合・保持させるものであ
る。また、前記ボビンの固定鉄心側には、一端が励磁コ
イルに接続され他端がボビンから突出させた接続ピンが
埋設されており、この接続ピンの他端は、前記ヨークよ
りも外側に配置されることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のソレノイドは、図1に示
すように、ヨーク10、ボビン11、励磁コイル12、
可動鉄心13、復帰バネ14、固定鉄心15から構成さ
れている。なお、このソレノイド2は、ボビンユニット
3、可動鉄心13、復帰バネ14が一体に組み付けられ
るタイプである。ヨーク11は略コの字形状に形成され
ており、後述するボビン11を支持する2つの対向する
支持板20,21が設けられている。この対向する支持
板20,21の幅は、ボビン12の軸方向の幅に合わせ
て形成される。支持板20には、端部に連なって略U字
状のガイド溝22が形成されており、このガイド溝22
の左右には係合凹部22a,22bがそれぞれ形成され
ている。一方、この支持板20に対向する支持板21の
ほぼ中央には、半抜き穴25が形成されている。
【0007】ボビン11は、例えばポリエチレン等の熱
可塑性樹脂から形成される。このボビン11の内部には
ガイド孔26が設けられており、このガイド穴は小径の
第1ガイド孔26aと大径の第2ガイド孔26bとから
形成されている。ボビン11の外周面には励磁コイル1
2が巻き付けられ、その巻線はボビン11の後端側に埋
設された給電端子27,28の一端に絡げて接続されて
いる。この給電端子27,28は、ヨーク10の外側に
配置されるように設けられる。このため、励磁コイル1
2の端末処理が簡単で正確に行うことができる。また、
給電端子27,28をヨーク10とボビン11との間に
位置決めした場合に生じる励磁コイル12とヨーク10
との空隙による磁路の逃げが、励磁コイル12とヨーク
10とを近づけることで防止することが可能となる。ま
た、その分励磁コイル12の巻き数が多くなるので、固
定鉄心15の吸引力を上げることができる。また、給電
端子27,28と反対側の端部には、ヨーク10の支持
板20に形成されたガイド溝22に挿入される取付け部
30がガイド孔26の開口部の周囲に形成され、その摺
動面にはヨークの所定位置で係止凹部22a,22bと
係合する係止爪30a,30bが設けられている(図3
参照)。
【0008】可動鉄心13は、第1ガイド孔26aの内
径とほぼ同じ径の円柱状で形成され、固定鉄心15と対
峙する側の端部周面には第2ガイド孔26bの内径とほ
ぼ同じ径の抜け防止凸部35が形成されている。この先
端には、略円錐形状の凸部で形成された固定鉄心受け3
6が設けられている。また、この可動鉄心13は復帰バ
ネ14により突出方向(図2中左方向)に付勢される
が、第1ガイド穴26aと第2ガイド穴26bとの境界
に形成される段差に当接される。
【0009】固定鉄心15には、ガイド孔26内に挿入
された可動鉄心13を吸引して当接させる略円錐形状の
凹部から形成された受け部37と、台座38とが形成さ
れている。図2に示すように、固定鉄心15のボビン1
1内への収納時には、復帰バネ14の付勢により、ヨー
ク10の支持板21に形成された半抜け穴25に台座3
8の一部が係合されて、位置決めが行われる。
【0010】次に、上記構成の組み立て方法について説
明する。最初に、ボビン11に励磁コイル12が巻き付
けられ、その巻線の端部を給電端子27,28に絡める
ことでボビンユニット3を完成させる。次に、図1に示
すように、ボビン11の第2ガイド穴26b側から、可
動鉄心13、復帰バネ14、固定鉄心15の順で挿入す
る。このとき、図2に示すように、可動鉄心13は、第
1ガイド穴26aと第2ガイド穴26bとから形成され
る段差に抜け防止突部35が当接されることで圧接され
る。一方、固定鉄心15は復帰バネ14の付勢力により
ボビン11から軸方向に突出する方向に付勢される。そ
のため、固定鉄心15の全体がガイド孔26に収納され
るようにしながら、ヨーク10にスライドさせて取り付
ける。このとき、ガイド溝22の幅は、取付け部30の
係止爪3a,30bの幅よりも狭いが、取付け部30の
中央には穴30cが形成されており弾性変形が行われ
る。そして、取付け部30に形成された係合爪30a,
30bと、ガイド溝22に形成された係合凹部22a,
22bとがそれぞれ係合される。
【0011】一方、固定鉄心15の台座38は復帰バネ
14の付勢により、ヨーク10の支持板21に形成され
た半抜き穴25に係合される。これにより、図3に示す
ように、ソレノイド2が完成する。このとき、軸方向に
はヨーク10の支持板20,21によりボビン11が挟
持されるため、確実に位置決めされる。また、ボビン1
1は、取付け部30とガイド溝22の係合により回転す
ることはない。
【0012】本実施形態では、固定鉄心15側の支持板
21に半抜き穴25を形成させ、この半抜き穴25と固
定鉄心15とを係合させたが、半抜き穴25ではなく貫
通穴でもよい。この場合、図4に示すように、固定鉄心
50の端部に貫通穴51と断面が同形状となる係合突起
52を設ける必要がある。この場合、貫通穴51に冶具
を挿通させることで、簡単にヨーク55とボビン56と
を分離させることができる。また、本実施形態では、給
電端子をヨークの側面側に配置したが、図4に示すよう
に、上面に配置させてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明のソレノイドによ
れば、ボビンの取付け部及びヨークの支持板に係止爪及
び係止凹部をそれぞれ設け、ボビンに対してヨークを装
着したときには互いに係合し、一方、固定鉄心はバネ部
材により付勢され、支持板の一方に設けられた溝又は穴
に係合・保持されるので、冶工具を必要としない構造の
ソレノイドを提供することができる。また、冶工具の開
発や実験等を新たに行う必要がなくなる。
【0014】上記ソレノイドを製造する際には安易な組
み立てが可能となるため、組立作業用産業ロボットが導
入でき自動組立が行えるので、ソレノイド自体を安価で
提供することができる。また、各単品部品形状も単純化
する事ができ、また使用後のソレノイドを分割しやすく
なるのでソレノイドのリサイクルが可能になると同時に
部品自体のコストを削減することができる。
【0015】また、給電端子をヨークよりも外側に配置
した構造になるため、励磁コイルの巻き数を多くするこ
とができ、従来よりも吸引力の大きいソレノイドを供給
することができるとともに、同じ吸引力の場合、従来よ
りも小型のソレノイドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したソレノイドの分解斜視図であ
る。
【図2】ソレノイドの構成を示す断面図である。
【図3】ソレノイドの外観を示す斜視図である。
【図4】別の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 ソレノイド 3 ボビンユニット 10 ヨーク 11 ボビン 12 励磁コイル 13 可動鉄心 14 復帰バネ 15 固定鉄心 20,21 支持板 25 半抜き穴 26 ガイド穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に励磁コイルが巻きつけられ、軸
    方向に可動鉄心移動用のガイド孔が形成されたボビン
    と、このガイド孔により可動範囲が規制される可動鉄心
    と、前記ガイド孔の一端側に配置され励磁コイルへの通
    電によって吸引力を発生する固定鉄心と、一体に設けら
    れた一対の支持板が前記ボビンを挟持するように組み付
    けられるヨークとから構成されるソレノイドにおいて、 前記ボビンの可動鉄心側に取付部を設け、前記ヨークの
    ボビンへの装着時にはこの取付部に設けられた係合爪と
    前記支持板の一方に設けられた係合凹部とを係合させる
    とともに、前記固定鉄心を前記可動鉄心との間に配置さ
    れるバネ部材により、固定鉄心の底面に当接される他方
    の支持板に設けられた溝又は穴に係合・保持させること
    を特徴とするソレノイド。
  2. 【請求項2】 前記ボビンの固定鉄心側には、一端が励
    磁コイルに接続され他端がボビンから突出された給電端
    子が埋設されており、この給電端子の他端は、前記ヨー
    クよりも外側に配置されることを特徴とする請求項1記
    載のソレノイド。
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