JP2001223110A - カメラ用ソレノイド - Google Patents

カメラ用ソレノイド

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JP2001223110A
JP2001223110A JP2000030927A JP2000030927A JP2001223110A JP 2001223110 A JP2001223110 A JP 2001223110A JP 2000030927 A JP2000030927 A JP 2000030927A JP 2000030927 A JP2000030927 A JP 2000030927A JP 2001223110 A JP2001223110 A JP 2001223110A
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JP
Japan
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guide hole
iron core
bobbin
movable iron
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000030927A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Imamura
孝 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 可動鉄心、可動鉄心復帰用バネを励磁コイル
のボビン内に一体に収納するとともに、ボビンに励磁コ
イルの給電端子を一体に設けて組立作業が容易に行える
カメラ用ソレノイドを提供する。 【解決手段】 ボビン15に形成されるガイド孔16は
小径の第1ガイド孔16aと大径の第2ガイド孔16b
からなり、このガイド孔16内を移動する可動鉄心20
は第1ガイド孔16aの内径と略同じ径の円柱形状で、
一端側の周面には第2ガイド孔16bの内径と略同じ径
の抜け防止凸部20aが形成されている。第2ガイド孔
16b内には可動鉄心復帰用バネ21、固定鉄心22が
挿入されてヨーク11と一体に組み立てられる。励磁コ
イル19の励磁、消磁により可動鉄心20は抜け防止凸
部20aと第1ガイド孔16aと第2ガイド孔との境界
に形成された段差に当接して静止する位置と、固定鉄心
22と当接して静止する位置との間で移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ用ソレノイ
ド構造に関し、更に詳しくは励磁コイルのボビン内に可
動鉄心、可動鉄心復帰用バネを一体に収納したカメラ用
ソレノイド構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラ用ソレノイドは、励磁コイ
ルのボビン内に固定鉄心が配置され、ボビン内には可動
鉄心をガイドするパイプが挿通されていて、このパイプ
内に励磁コイルが励磁された時に固定鉄心に吸引される
パイプ内径と略同じ径の略円柱形状の可動鉄心が移動自
在に挿入されている。励磁コイル周面上には励磁コイル
の通電用の給電端子及びこの給電端子を支持する端子基
板が接着固定され、励磁コイルの巻線が端子基板上の給
電端子に半田付けされている。そして、励磁コイル外周
は発生した磁束を逃がさないためにヨークで囲まれてい
る。給電端子に通電すると励磁コイルが励磁されて固定
鉄心が可動鉄心を吸引するので、可動鉄心はパイプ内を
移動して固定鉄心に当接して静止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のカメラ用ソレノイドでは、励磁コイルが消磁し
たときに可動鉄心を固定鉄心から離間させ、元の位置に
復帰させるための復帰用バネ等の動力がソレノイド外部
に必要になることや、可動鉄心の抜け止めが無いので搬
送時にパイプから可動鉄心が抜けることがあるから部品
毎にそれぞれ梱包する必要がある。そして、カメラの組
立工程では部品毎に梱包されたソレノイドの組立、カメ
ラ部品の組立、可動鉄心復帰用バネの組込作業を同時に
行う複雑な作業となり作業者による組立作業時間がかか
るだけでなく機械による自動組立が困難となっている。
また、励磁コイルの通電用の給電端子が支持された端子
基板の取付が励磁コイル周面への接着固定であるため、
取付位置精度が悪くカメラ側電気制御部と接続する配線
構造も複雑になって前記と同様に作業者による組立作業
時間がかかるだけでなく機械による自動組立が困難とな
っている。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、可動鉄心、可動鉄心復帰用バネを励磁
コイルのボビン内に一体に収納して各部品が分離しない
ようにするとともに、ボビンに給電端子を一体に設けコ
イル巻線とカメラ側電気制御部との接続が容易に行える
構造にして、作業者による組立作業時間の短縮と機械に
よる自動組立とが可能なカメラ用ソレノイドを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカメラ用ソレノイドでは、励磁コイルが巻
き付けられ軸方向にガイド孔が形成されたボビンと、ガ
イド孔の一端側に配置され励磁コイルに通電することに
より吸引力を発生する固定鉄心と、ガイド孔内に移動自
在に挿入され固定鉄心に吸引される可動鉄心とからなる
カメラ用ソレノイドにおいて、ガイド孔の一端側を可動
鉄心の移動長に応じた軸方向の長さの範囲で他端側の小
径ガイド孔よりも内径が大きい大径ガイド孔とし、小径
ガイド孔と大径ガイド孔との境界に形成される段差で可
動鉄心に一体に設けられた凸部を受け止めて可動鉄心の
突出長を規制するとともに、大径ガイド孔の内部に可動
鉄心を突出方向に付勢するコイルバネを組み込むもので
ある。また、励磁コイルの通電用の給電端子をボビンに
固着したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のカメラ用ソレノイド構造
の第1の実施形態を図1〜図3に示す。図2に示すよう
に、ソレノイドは略コの字形状のヨーク11、ボビン1
5、励磁コイル19、可動鉄心20、復帰バネ21、固
定鉄心22等から構成されている。ボビン15にはコイ
ル巻線が完了した励磁コイル19が形成され、ボビン1
5に一体に設けられた給電端子17、18にはそれぞれ
コイル巻線が絡められて接続されている。また、ボビン
15内部に設けられたガイド孔16は、小径の第1ガイ
ド孔16aと大径の第2ガイド孔16bとから形成さ
れ、第1ガイド孔16a端部のボビン15側面にはヨー
ク11のボビン係合孔11aと係合する係合突起15a
が形成されている。可動鉄心20は第1ガイド孔16a
の内径と略同じ径の円柱状で、固定鉄心22と対峙する
側の端部周面には第2ガイド孔16bの内径と略同じ径
の抜け防止凸部20aが形成されている。そして、固定
鉄心22に可動鉄心20が吸引されて当接するそれぞれ
の先端部には、対向する面積を大きくして大きな吸着力
を得られるように略円錐形状の凹部で形成された可動鉄
心受け22dと、略円錐形状の凸部で形成された固定鉄
心受け20bとが設けられている。
【0007】ソレノイドの組立は、最初にヨーク11の
ボビン係合孔11aにコイル巻線済みのボビン15の係
合突起15aを入れて係合し第1ガイド孔16aがある
側のボビン15端部を位置決めする。次に、ボビン係合
孔11aの反対側に設けられた固定鉄心係合孔11bを
通して可動鉄心20をボビン15のガイド孔16に挿入
する。このとき、可動鉄心20の固定鉄心受け20bが
固定鉄心22と対峙する向き(図中右側)にして挿入す
る。さらに、復帰バネ21を固定鉄心係合孔11bを通
してガイド孔16に挿入した後、固定鉄心22を取り付
ける。固定鉄心22には第2ガイド孔16bの内径と略
同じ径のボビン受け22bと固定鉄心係合孔11bと略
同じ径のボビン押さえ22aが形成されていて、ボビン
受け22bは第2ガイド孔16bと、ボビン押さえ22
aは固定鉄心係合孔11bとそれぞれ係合して第2ガイ
ド孔16bがある側のボビン15端部が位置決めされ
る。固定鉄心22はヨーク11の係止爪12で係止され
図3に示すようにソレノイド10として一体形状にな
る。
【0008】次に、上記構成の作用について説明する。
図1は本発明のカメラ用ソレノイドの断面図である。励
磁コイル19が励磁されていない状態では固定鉄心22
と可動鉄心20は復帰バネ21の付勢力により離間して
いる。このとき、可動鉄心20に設けられた抜け防止凸
部20aは第1ガイド孔16aと第2ガイド孔16bと
の境界に形成される段差に当接して静止しており可動鉄
心20がボビン15から抜け落ちることはない。励磁コ
イル19が励磁され固定鉄心22が可動鉄心20を吸引
すると、復帰バネ21の付勢力に抗して可動鉄心20が
固定鉄心22に近づく方向に移動し可動鉄心受け22d
と固定鉄心受け20bとが当接して静止する。さらに、
励磁コイル19が消磁して固定鉄心22の吸引力が無く
なると、固定鉄心20は復帰バネ21の付勢力により抜
け防止凸部20aが第1ガイド孔16aと第2ガイド孔
16bとの境界に形成された段差に当接して静止する位
置まで移動する。
【0009】図4は本発明のカメラ用ソレノイドの第2
の実施形態を示す。第1の実施形態では、ソレノイド1
0の組立時にヨーク11への部品の挿入方向がボビン1
5と可動鉄心20、復帰バネ21、固定鉄心22とで異
なっていた。第2の実施形態は、ヨーク及び固定鉄心の
形状を変更して組立時の部品の挿入方向が一定方向にな
るようにするものであり、その他は第1の実施形態と同
様である。ヨーク30は略コの字形状でボビン15の係
合突起15aと係合するボビン係合孔30aと、固定鉄
心31の係合爪31eと係合する係合溝30bとが形成
され、固定鉄心31には係合爪31eの他、図示しない
が第1の実施形態と同様にボビン押さえ、ボビン受け、
復帰バネ受け、可動鉄心受けが形成されている。ソレノ
イドの組立は、ヨーク30にコイル巻線済みのボビン1
5、可動鉄心20、復帰バネ21、固定鉄心31の順に
挿入し、ヨーク30の係合溝30bと固定鉄心31の係
合爪31eをカシメて固定して一体形状になる。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明のカメラ用ソレノ
イドによれば、可動鉄心、可動鉄心復帰用バネが一体に
収納されると共に、励磁コイルの通電用の給電端子がボ
ビンに一体に設けられ位置精度が良くなり、搬送時にソ
レノイドの構成部品が分離して紛失することが無く、カ
メラ組立工程においては組立工数が削減され作業者の組
立作業時間の短縮と機械による自動組立とが可能になり
コストダウンに貢献出来る。また、ソレノイドの構成部
品が一体に収納されているのでリユース、リサイクルが
しやすくなる。さらに、ソレノイド製造工程においても
構成部品点数の削減、組立が容易な構造になることによ
ってコストダウン出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したソレノイドの断面図である。
【図2】本発明を実施したソレノイドの分解斜視図であ
る。
【図3】本発明を実施したソレノイドの分解斜視図であ
る。
【図4】第2の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ソレノイド 11 ヨーク 15 ボビン 16 ガイド孔 19 励磁コイル 20 可動鉄心 21 復帰バネ 22 固定鉄心

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁コイルが巻き付けられ軸方向にガイ
    ド孔が形成されたボビンと、前記ガイド孔の一端側に配
    置され励磁コイルへの通電によって吸引力を発生する固
    定鉄心と、前記ガイド孔内に移動自在に挿入され固定鉄
    心の吸引力によりガイド孔の前記一端側に引き込まれる
    可動鉄心とを備えたカメラ用ソレノイドにおいて、 前記ガイド孔の前記一端側を、可動鉄心の移動長に応じ
    た軸方向長さの範囲で他端側の小径ガイド孔よりも内径
    が大きい大径ガイド孔とし、小径ガイド孔と大径ガイド
    孔との境界に形成される段差で可動鉄心に一体に設けら
    れた凸部を受け止めて可動鉄心の突出長を規制するとと
    もに、大径ガイド孔の内部に可動鉄心を突出方向に付勢
    するコイルバネを組み込んだことを特徴とするカメラ用
    ソレノイド。
  2. 【請求項2】 励磁コイルへの給電端子をボビンに固着
    したことを特徴とする請求項1記載のカメラ用ソレノイ
    ド構造。
JP2000030927A 2000-02-08 2000-02-08 カメラ用ソレノイド Pending JP2001223110A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005341786A (ja) * 2004-04-28 2005-12-08 Denso Corp 電磁駆動装置およびそれを用いた燃料噴射弁
CN102098892A (zh) * 2010-12-22 2011-06-15 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 具有开关装置的电子设备
WO2024113197A1 (zh) * 2022-11-30 2024-06-06 深圳和而泰智能控制股份有限公司 振动电机和用电设备

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