JP2001291614A - カメラ用ソレノイド構造 - Google Patents

カメラ用ソレノイド構造

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JP2001291614A
JP2001291614A JP2000108830A JP2000108830A JP2001291614A JP 2001291614 A JP2001291614 A JP 2001291614A JP 2000108830 A JP2000108830 A JP 2000108830A JP 2000108830 A JP2000108830 A JP 2000108830A JP 2001291614 A JP2001291614 A JP 2001291614A
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JP
Japan
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core
guide hole
iron core
bobbin
movable
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000108830A
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English (en)
Inventor
Takashi Imamura
孝 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立が容易でローコストのカメラ用ソレノイ
ド構造を提供する。 【解決手段】 ヨーク11には固定鉄心部12が一体に
形成されている。励磁コイル14の巻線処理が完了した
ボビン15をヨーク11に挿入し、ガイド孔16を係合
部12aに圧入して固定する。次に、可動鉄心20の摺
動部21に復帰バネ19を組み付けた状態で可動鉄心2
0をガイド孔16に挿入する。ボビン15の係止部材1
7には斜面17cが形成され、可動鉄心20の挿入時に
は係止腕23がこの斜面17cに当接して押圧し係止部
材17の腕17aを変形させて、その移動が許容され
る。挿入後は係止部17bに係止腕23が当接するので
可動鉄心20が抜ける方向への移動が阻止される。こう
して、ソレノイド10として一体に組み立てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ用ソレノイ
ド構造に関し、更に詳しくは、製品の組立が容易でロー
コストのカメラ用ソレノイド構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラ用ソレノイドは、励磁コイ
ルが巻線処理されたボビンに設けられるガイド孔が2つ
の異なる径の孔から形成され、このガイド孔内を移動す
る可動鉄心にはガイド孔の小さい径と略同じ径の円柱形
状の摺動部と、その一方の端部にガイド孔の大きい径と
略同じ径の凸部からなる係止部が設けられている。そし
て、可動鉄心の係止部が設けられている側のガイド孔内
(大きい径の孔)には略円柱形状の固定鉄心と、この固
定鉄心と可動鉄心とを離間させる方向に付勢する可動鉄
心の復帰バネが配置され、一体にガイド孔内に収納され
るとともに、励磁コイルで発生した磁束を逃さないよう
にボビンの外側に配置される略コの字形状のヨークに組
み付けられる。
【0003】ボビンには励磁コイルの電源用端子として
使用する接続端子が一体に設けられ、励磁コイルの巻線
がこの接続端子に絡げて接続されている。電源用端子に
所定の電圧を印加して励磁コイルが励磁されると、固定
鉄心に可動鉄心が吸引され、復帰バネの付勢力に抗して
可動鉄心が固定鉄心に向かって移動し固定鉄心と当接し
て静止する。また、励磁コイルが消磁すると、復帰バネ
の付勢力によって可動鉄心は固定鉄心と離間する方向に
移動し、可動鉄心端部に設けられた係止部と小さい径の
ガイド孔端部とが当接して静止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなソレノイドでは、略円柱形状の固定鉄心及び可動
鉄心の製造は旋盤による回転切削加工によって行われて
いるため加工時間が長く、加工費用も高い。また、ヨー
クは曲げ加工を行うので加工後の製品の寸法精度が悪い
ことや、曲げ加工前の材料の展開面積が広いので材料費
が高い。さらに、部品点数が多いため、組立工数も多く
なり製造コストが高くなるという問題があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、加工時間が短く、加工費用の安いプレ
ス加工により部品製造が可能で、機能部品を複合一体化
して部品点数を削減するとともに、組立が容易な構造の
ローコストのカメラ用ソレノイド構造を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカメラ用ソレノイド構造は、固定鉄心をヨ
ークに一体に形成するものである。また、可動鉄心の組
立時はガイド孔へ挿入する方向への移動を許容し、組立
後はガイド孔から抜ける方向への移動を所定の位置で阻
止する可動鉄心の係止部材をボビンに一体に形成するも
のである。さらに、可動鉄心の摺動部に凸部を設けるも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るソレノイドの
分解斜視図である。ソレノイドは、ヨーク11、励磁コ
イル14、ボビン15、復帰バネ19、可動鉄心20等
から構成され、ヨーク11は第1側辺部11aと第2側
辺部11bとからなる略コの字形状の平板である。そし
て、第1側辺部11aと第2側辺部11bとの間には、
可動鉄心20と当接する可動鉄心受12bとボビン15
のガイド孔16と係合する係合部12aとを有する固定
鉄心部12がヨーク11に一体に形成されている。係合
部12aの幅はガイド孔16の幅より少し大きく形成さ
れ、ボビン15のガイド孔16を係合部12aに圧入す
ることにより固定できるようになっている。
【0008】樹脂成形されたボビン15には接続端子1
8a、18bが立設され、この接続端子18a、18b
に巻線処理された励磁コイル14の巻線が絡げられて接
続されている。ボビン15前面には可動鉄心20が復帰
バネ19の付勢力によってボビンから抜けることを阻止
する係止部材17が一体に成形され、側面にはヨーク1
1の側辺部11a、11bと係合する溝15a、15b
が形成されている。
【0009】可動鉄心20はガイド孔16に挿入されて
移動する摺動部21と、係止部材17と当接して可動鉄
心20の移動を阻止する係止腕23と、他のカメラ部品
に動力を伝達する作用部22とからなる略十字形状の平
板である。摺動部21先端部には固定鉄心部12と当接
する固定鉄心受21aが設けられている。復帰バネ19
はボビン15の前面に配置され、可動鉄心20を固定鉄
心部12と離間する方向に常時付勢している。
【0010】このように、ヨーク11と可動鉄心20は
平板で、回転切削加工の必要の無い形状としたので、旋
盤加工よりも加工時間が短く、加工費用も安いプレス加
工により製作することが可能となる。しかし、プレス加
工では製品にバリが発生しやすいことから、可動鉄心2
0の摺動部21側面にはガイド孔16内面と線接触する
凸部21bを設けている。これにより、この凸部21b
の凸量より小さなバリであれば可動鉄心20の摺動に影
響を与えないと同時に、接触抵抗が小さくなるので可動
鉄心20のスムーズな移動が行われる。
【0011】ソレノイドの組立は、最初にヨーク11と
励磁コイル14が巻線処理されたボビン15とを組み立
てる。ヨーク11の側辺部11a、11bにボビン15
側面の溝15a、15bを合わせて挿入し、ガイド孔1
6を係合部12aに圧入して固定する。そして、可動鉄
心20の摺動部21に復帰バネ19を組み付けた状態で
可動鉄心20の摺動部21をガイド孔16に挿入する。
ボビン15の係止部材17には斜面17cが形成され、
可動鉄心20の挿入時には係止腕23がこの斜面17c
に当接して押圧し係止部材17の腕17aを変形させ
て、その移動が許容される。挿入後は係止部17bに係
止腕23が当接するので可動鉄心20が抜ける方向への
移動が阻止される。こうして、図2に示すようにソレノ
イド10として一体に組み立てられる。
【0012】次に、上記構成の作用について説明する。
図3は本発明に係るソレノイドの断面図である。励磁コ
イル14が励磁されていない状態では固定鉄心部12と
可動鉄心20は復帰バネ19の付勢力により離間してい
る。このとき、ボビン15に設けられた係止部材17の
係止部17bと可動鉄心20の係止腕23とが当接して
静止しているので、可動鉄心20がボビン15から抜け
落ちることはない。励磁コイル14が励磁され固定鉄心
部12が可動鉄心20を吸引すると、復帰バネ19の付
勢力に抗して可動鉄心20は固定鉄心部12に向かって
移動し可動鉄心受け12cと固定鉄心受け21aとが当
接して静止する。また、励磁コイル14が消磁して固定
鉄心部12の吸引力が無くなると、可動鉄心20は復帰
バネ19の付勢力により係止腕23がボビン15に設け
られた係止部材17の係止部17bに当接して静止する
位置まで移動する。
【0013】上記の実施形態では、ヨーク及び可動鉄心
をプレス加工による平板形状としたが、曲げ加工による
形状としても良い。また、可動鉄心の復帰バネに圧縮コ
イルバネを使用したが、捩りコイルバネ、板バネ等を用
いても良い。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明のカメラ用ソレノ
イド構造によれば、加工時間が短く、加工費用の安いプ
レス加工で部品が製造可能で、機能部品を複合一体化し
て部品点数を削減するとともに、組立治具無しで容易に
組立ができる構造としたので組立工数の少ないローコス
トのソレノイドが供給できる。また、樹脂成形からなる
ボビンを利用した係止部材としたので、磁束に影響する
ことなく可動鉄心の抜けを阻止構造宇を設けることがで
きる。さらに、可動鉄心の摺動部側面には凸部を設けた
ので、この凸部の凸量より小さなバリであれば摺動に影
響を与えないと同時に、ガイド孔内面とは線接触となる
ので接触抵抗が少なく可動鉄心がスムーズに移動するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るソレノイドの分解斜視図である。
【図2】本発明に係るソレノイドの斜視図である。
【図3】本発明に係るソレノイドの断面図である。
【符号の説明】
10 ソレノイド 11 ヨーク 12 固定鉄心部 14 励磁コイル 15 ボビン 16 ガイド孔 17 係止部材 19 復帰バネ 20 可動鉄心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁コイルが巻線処理されたボビンをヨ
    ークで囲み、ボビンに形成されたガイド孔内に固定鉄心
    が設けられ、励磁コイルの励磁により固定鉄心に吸引さ
    れる方向と励磁コイルの消磁によりバネの付勢力で固定
    鉄心から離間する方向とにガイド孔内で可動鉄心が移動
    可能に配置されたカメラ用ソレノイド構造において、 前記ヨークは第1側辺部と第2側辺部とそれらを支持す
    る支持体とからなり、この支持体の第1側辺部と第2側
    辺部との間に前記固定鉄心が一体に形成されていること
    を特徴とするカメラ用ソレノイド構造。
  2. 【請求項2】 前記可動鉄心は係止部と摺動部とからな
    り、前記可動鉄心の組立時は前記ガイド孔へ摺動部を挿
    入する方向への係止部の移動を許容し、組立後は前記ガ
    イド孔から摺動部が抜ける方向への係止部の移動を所定
    の位置で阻止する係止部材が前記ボビンに一体に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のカメラ用ソレ
    ノイド構造。
  3. 【請求項3】 前記可動鉄心の摺動部に、前記ガイド孔
    内面と線接触する凸部を設けたことを特徴とする請求項
    1または2記載のカメラ用ソレノイド構造。
JP2000108830A 2000-04-11 2000-04-11 カメラ用ソレノイド構造 Pending JP2001291614A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009502411A (ja) * 2005-08-05 2009-01-29 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ パーソナルケア電気器具用の振子駆動系
KR101065537B1 (ko) * 2004-02-11 2011-09-19 타이코 일렉트로닉스 에이엠피 게엠베하 전자기계 구동기용 코일 권선틀
CN102856120A (zh) * 2011-06-27 2013-01-02 厦门宏美电子有限公司 一种接触器铁芯组件及其接触器

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