JP2011054405A - 電磁接触器 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁気スペーサを用いずに、可動鉄心と固定鉄心の間に所要の磁気ギャップを設けることができ、磁気ギャップの微調整を容易に行なうことができる電磁接触器を得ること。
【解決手段】電磁コイル4が巻装されたコイルボビン5と、前記コイルボビン5の軸孔5aに挿入される可動鉄心棒6a及び該可動鉄心棒6aの先端に固定された可動鉄心板6bを有し、可動接触子支持体11を変位させて可動接触子12と固定接触子16を接離させる可動鉄心6と、前記コイルボビン5を保持するとともに吸引端板部7aが前記可動鉄心板6bと対向するように配置された固定鉄心7と、前記コイルボビン5の軸孔5aの先端に形成された凹部に嵌合され、前記可動鉄心棒6aを摺動させる軸受20と、を備える電磁接触器91において、前記軸受20の先端面を、前記固定鉄心7の吸引端板部7aの外端面から所定の磁気ギャップ分突出させた。
【選択図】図3
【解決手段】電磁コイル4が巻装されたコイルボビン5と、前記コイルボビン5の軸孔5aに挿入される可動鉄心棒6a及び該可動鉄心棒6aの先端に固定された可動鉄心板6bを有し、可動接触子支持体11を変位させて可動接触子12と固定接触子16を接離させる可動鉄心6と、前記コイルボビン5を保持するとともに吸引端板部7aが前記可動鉄心板6bと対向するように配置された固定鉄心7と、前記コイルボビン5の軸孔5aの先端に形成された凹部に嵌合され、前記可動鉄心棒6aを摺動させる軸受20と、を備える電磁接触器91において、前記軸受20の先端面を、前記固定鉄心7の吸引端板部7aの外端面から所定の磁気ギャップ分突出させた。
【選択図】図3
Description
本発明は、各種電力負荷(モータ、抵抗、照明、コンデンサ等)若しくは各種電気装置と電源とを接続する回路に設置され、回路を開閉する開閉器として用いられる電磁接触器に関するものであり、特に、可動接点を作動(変位)させる電磁作動装置に関する。
図11は、従来の電磁接触器の可動接点が開いた状態を示す断面図であり、図12は、従来の電磁接触器の可動接点が閉じた状態を示す断面図である。図11及び図12に示すように、従来の電磁接触器100は、一方の固定接触子16に接続する電源側端子1と、他方の固定接触子16に接続する負荷側端子2と、電磁コイル4に接続するコイル端子3と、を備えている。
電磁コイル4は、コイルボビン5に巻装されている。コイルボビン5の中央には、可動鉄心棒6aが挿入される軸孔5aが設けられている。軸孔5aの後端は、軸孔5aよりも小径に形成された摺動部5bとなっている。軸孔5aの先端には、円筒状の軸受10が嵌合される凹部5cが形成されている。
可動鉄心6は、コイルボビン5の軸孔5aに挿入され、摺動部5b及び軸受10にガイドされて軸孔5a内を軸方向に摺動する可動鉄心棒6aと、可動鉄心棒6aの先端に固定された可動鉄心板6bとを有している。
一対の固定鉄心7は、略コ字状に形成され、コイルボビン5を保持し、可動鉄心板6bと対向するように配置される吸引端板部7aを有し、吸引端板部7aには、非磁性材料製の磁気スペーサ8が固着されている。復帰ばね9は、可動鉄心棒6aの後端部に配置され、電磁コイル4を非励磁状態にしたとき、ベース18に反力をとって伸長し、可動鉄心6の可動鉄心板6bを固定鉄心7の吸引端板部7aから開離させ、可動鉄心6を開放状態に保持する。
可動鉄心6の先端には、可動接触子支持体11が取付けられている。可動接触子支持体11には、可動接触子12の中央部を保持する窓11aが設けられ、可動接触子12は、窓11aの上辺に反力をとる接触ばね14により、窓11aの底辺に押圧されて保持されている。可動接触子12の両端には、可動接点13が固着されている。
可動接触子支持体11の両側には、固定接触子16が配置され、固定接触子16は、ハウジング17に固定されている。固定接触子16の内側端には、固定接点15が固着され、固定接点15は、可動接点13と対向するように配置されている。一方の固定接触子16の外側端には、電源側端子1が設けられ、他方の固定接触子16の外側端には、負荷側端子2が設けられている。
ハウジング17は、固定接触子16を保持するとともに、可動接触子支持体11及び可動接触子12を収容している。ベース18は、コイル端子3を保持するとともに、固定鉄心7、電磁コイル4、可動鉄心6等を収容している。
次に、図11及び図12を参照して、上述の従来の電磁接触器100の動作について説明する。コイル端子3に規定の電圧を印加すると、電磁コイル4が励磁され、可動鉄心6の可動鉄心板6bと固定鉄心7の吸引端板部7aとの間に電磁吸引力が発生し、この電磁吸引力が復帰ばね9の付勢力を上回ると、可動鉄心6は、可動接触子支持体11とともに固定鉄心7の方向へ吸引されて変位する。
可動接触子支持体11が変位すると、可動接触子12も変位し、変位の途中において2つの可動接点13と2つの固定接点15が夫々当接し、電源側端子1と負荷側端子2の間に電路が形成される。接点当接後も、引き続き、可動鉄心6及び可動接触子支持体11が変位し、可動接触子12の中央部を押圧している接触ばね14が圧縮され、可動接点13と固定接点15の接触力を増大させる。その後、可動鉄心板6bが磁気スペーサ8に当接し、可動鉄心6の投入動作が完了する。
コイル端子3に印加されていた電圧が遮断されると、復帰ばね9の付勢力により、可動鉄心6が固定鉄心7から開離され、これに伴って、可動接点13が固定接点15から開離し、電源側端子1と負荷側端子2の間の電路が遮断される。
可動鉄心板6bと固定鉄心7の吸引端板部7aとの間に磁気スペーサ8を介在させる目的は、可動鉄心6が固定鉄心7から開放できなくなる、すなわち、開放不良を防止するためである。
電磁コイル4に印加されていた電圧が遮断されると、鉄心の磁極ヒステリシス特性に従い、鉄心内に僅かな磁束が残る。電磁吸引力は、磁気ギャップの2乗に反比例するため、可動鉄心6と固定鉄心7が密着している場合、鉄心間の磁気ギャップは略‘0’となり、僅かな残留磁束であっても、強い吸着力が作用し、吸着力が、復帰ばね9の付勢力を上回ると、可動鉄心6が開放されない。
その結果、可動接点13が固定接点から開離せず、電路が遮断されないため、モータなどの電力負荷が停止せず、使用者にとって危険な運転状態となる。可動鉄心板6bと固定鉄心7の吸引端板部7aとの間に磁気スペーサ8を介在させることにより、可動鉄心6の吸着状態においても、固定鉄心7との間に磁気ギャップを設けることができるため、残留磁束による開放不良を防止することができる。
一方、磁気ギャップが大きいと、可動鉄心6の変位量を一定とする場合、可動鉄心6の開放初期位置を磁気ギャップ分だけ固定鉄心7から遠ざける必要があり、可動鉄心6を投入動作させるとき、前述の通り、電磁吸引力は、磁気ギャップの2乗に反比例するため、電磁吸引力が減少してしまい、必要な電磁吸引力を得るために、電磁コイル4に入力する電力を増やさなければならない。
以上のことから、磁気スペーサ8の厚さは、可動鉄心6の開放不良を防止し、かつ、可能な限り小さな電力で必要な電磁吸引力を得るための最適値を選択しなければならない。
また、可動鉄心棒6aをコイルボビン5の摺動部5bと軸受10の内面の2面で摺動させる目的は、可動鉄心棒6aを安定した状態で摺動させるためである。電磁接触器100に要求される開閉耐久性は、数百万回と非常に多く、電磁接触器100の可動部分である可動鉄心6を安定した状態で摺動させることが重要である。
可動鉄心棒6aをコイルボビン5の軸孔5aの全面で摺動させると、可動鉄心棒6aの真円度とコイルボビン5の軸孔5aの真円度との差異や摺動面の変形により、摺動箇所が確定され難く、可動鉄心棒6aが軸振れした状態で摺動する可能性がある。
さらに、電磁コイル4の発熱により、放熱性が悪いコイルボビン5の軸孔5aの中央部が収縮すると、最悪の場合、可動鉄心棒6aの摺動を拘束してしまう。可動鉄心棒6aを、可動鉄心棒6aの両端に近い2面で摺動させることにより、可動鉄心棒6aを、安定した状態で摺動させることができる。なお、可動鉄心棒6aの両端付近を摺動させるために、コイルボビン5の両端に軸受10を設置してもよい。
しかしながら、上記従来の技術によれば、残留磁束による可動鉄心6の開放不良を防止する磁気ギャップを設けるために、非磁性材料製の薄板の磁気スペーサ8を用いている。そのため、部品点数が増えて高コストとなる、という問題があった。
また、可動鉄心6吸着時における電磁接触器100可動部の耐振動、耐衝撃性能を上げたい場合や、可動鉄心6投入時の鉄心バウンスを抑えたい場合、磁気ギャップを減らし、電磁吸着力を増大させる方法が有効であるが、磁気スペーサ8が薄板であるため、厚み調整の研磨加工が難しい、という問題があった。また、研磨加工の代わりに、厚さの異なる磁気スペーサ8を何種類か準備して最適な厚さのものを選択する方法があるが、部品点数が増え、高コストとなる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、磁気スペーサ8を用いずに、可動鉄心6と固定鉄心7の間に所要の磁気ギャップを設けることができ、磁気ギャップの微調整を容易に行なうことができる電磁接触器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、電磁コイルが巻装されたコイルボビンと、前記コイルボビンの軸孔に挿入される可動鉄心棒及び該可動鉄心棒の先端に固定された可動鉄心板を有し、可動接触子支持体を変位させて可動接触子と固定接触子を接離させる可動鉄心と、前記コイルボビンを保持するとともに吸引端板部が前記可動鉄心板と対向するように配置された固定鉄心と、前記コイルボビンの軸孔の先端に形成された凹部に嵌合され、前記可動鉄心棒を摺動させる軸受と、を備える電磁接触器において、前記軸受の先端面を、前記固定鉄心の吸引端板部の外端面から所定の磁気ギャップ分突出させたことを特徴とする。
本発明によれば、電磁コイルを励磁したとき、可動鉄心板を軸受の先端面に当接させ、可動鉄心板と固定鉄心の吸引端板部との間に所定の磁気ギャップを設けるようにしたため、磁気スペーサなどの専用部品を用いる必要がなく、部品点数が削減され、コストが低減する、という効果を奏する。
また、可動鉄心吸着時における電磁接触器可動部の耐振動、耐衝撃性能を上げたい場合や、可動鉄心投入時の鉄心バウンスを抑えたい場合、軸受先端面を研磨加工するだけで磁気ギャップを減らすことができ、容易に電磁吸着力を調整することができる。
以下に、本発明にかかる電磁接触器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる電磁接触器の実施の形態1を示す側面図であり、図2は、実施の形態1の電磁接触器の正面図であり、図3は、図2のA−A線に沿う断面図であり、図4は、図3のB部拡大図であり、図5は、実施の形態1の軸受及び固定鉄心の端部を示す部分斜視図であり、図6は、実施の形態1の軸受をコイルボビンの凹部に嵌合する前の状態を示す部分斜視図であり、図7は、実施の形態1の軸受をコイルボビンの凹部に嵌合した状態を示す部分斜視図である。
図1は、本発明にかかる電磁接触器の実施の形態1を示す側面図であり、図2は、実施の形態1の電磁接触器の正面図であり、図3は、図2のA−A線に沿う断面図であり、図4は、図3のB部拡大図であり、図5は、実施の形態1の軸受及び固定鉄心の端部を示す部分斜視図であり、図6は、実施の形態1の軸受をコイルボビンの凹部に嵌合する前の状態を示す部分斜視図であり、図7は、実施の形態1の軸受をコイルボビンの凹部に嵌合した状態を示す部分斜視図である。
図3に示す実施の形態1の電磁接触器91の状態は、可動鉄心6が固定接点7に吸着し、可動接点13が固定接点15に接触している状態、すなわち、電磁接触器91がオンの状態である。図1〜図3に示す実施の形態1の電磁接触器91が、図11及び図12に示す従来の電磁接触器100と異なるところは、磁気スペーサ8を用いていない点と、軸受20の形状であり、その他の点については異なるところはない。以下、軸受20の形状について説明し、その他の説明は省略する。
図1〜図5に示すように、コイルボビン5の凹部5cに嵌合された実施の形態1の軸受20は、先端面20aが、固定鉄心7の吸引端板部7aの外端面7bから所定の磁気ギャップGだけ突出するように、従来の軸受10より長く形成されている。
可動鉄心6を投入すると、可動鉄心板6bが軸受20の先端面20aに当接して投入動作が完了し、可動鉄心板6bは、固定鉄心7の吸引端板部7aの外端面7bと磁気ギャップGだけ離間した状態で吸引保持される。電磁コイル4に印加していた電圧を遮断すると、固定鉄心7及び可動鉄心6内に残留磁束が残るが、残留磁束による吸引力が、復帰ばね9の付勢力より小さくなるように、磁気ギャップGを設定し、磁気ギャップGが確保できるように、軸受20の長さを設定する。
また、可動鉄心6投入時における電磁接触器91の可動部の耐振動、耐衝撃性能を上げたい場合や、可動鉄心6投入時の鉄心バウンスを抑えたい場合、軸受20の先端面20aを研磨加工し、磁気ギャップGを減らして吸引力を増やす調整を行う。
図6及び図7に示すように、軸受20の外周面に、コイルボビン5の凹部5cの内径より外径寸法が僅かに大きい複数の微小な突起20tを設け、コイルボビン5の凹部5cに軸受20を圧入するようにしてもよい。
また、軸受20をポリアセタール樹脂で形成すれば、軸受20の摺動特性及び耐久性を向上させることができ、電磁接触器91の開閉耐久性を向上させることができる。
以上説明した実施の形態1の電磁接触器91によれば、可動鉄心6の開放不良を防止するために、磁気スペーサ8等の専用部品を用いる必要がなく、部品点数の削減、コスト低減が可能となる。
また、可動鉄心6の投入時における電磁接触器91の可動部の耐振動、耐衝撃性能を上げたい場合や、可動鉄心6の投入時の鉄心バウンスを抑えたい場合、軸受20の先端面20aを研磨加工するだけで、磁気ギャップGを減らすことができ、容易に電磁吸着力を調整することができる。
さらに、軸受20の外周面に、コイルボビン5の凹部5cの内径より外径寸法が僅かに大きい複数の微小突起20tを設け、コイルボビン5の凹部5cに軸受20を圧入すれば、接着材や固定用の追加部品を用いずに、軸受20を確実に凹部5cに固定することができ、電磁接触器91の開閉耐久性を向上させることができる。
実施の形態2.
図8は、本発明にかかる電磁接触器の実施の形態2を示す断面図であり、図9は、実施の形態2の軸受及び固定鉄心の端部を示す部分斜視図であり、図10は、実施の形態2の軸受をコイルボビンの凹部に嵌合する前の状態を示す部分斜視図である。
図8は、本発明にかかる電磁接触器の実施の形態2を示す断面図であり、図9は、実施の形態2の軸受及び固定鉄心の端部を示す部分斜視図であり、図10は、実施の形態2の軸受をコイルボビンの凹部に嵌合する前の状態を示す部分斜視図である。
図8に示す実施の形態2の電磁接触器92の状態は、可動鉄心6が固定接点7に吸引され、可動接点13が固定接点15に接触している状態、すなわち、電磁接触器92がオンの状態である。また、図9は、軸受30の形状及び保持状態を分かり易くするため、一対の固定鉄心7のうち1つを取り除いた状態を示している。
図8及び図9に示す実施の形態2の電磁接触器92が、図3〜図5に示す実施の形態1の電磁接触器91と異なるところは、軸受30の形状及びコイルボビン5の凹部5dの内径であり、その他の点については異なるところはない。以下、軸受30の形状について説明し、その他の説明は省略する。
図8及び図9に示すように、コイルボビン5の凹部5dに嵌合された実施の形態2の軸受30は、先端面30aが、固定鉄心7の吸引端板部7aの外端面7bから所定の磁気ギャップG(図4参照)だけ突出するように、実施の形態1の軸受20と同じ長さに形成されている。軸受30の凹部5dとの嵌合部には、鍔部30bが設けられ、鍔部30bは、凹部5dの底面と固定鉄心7の吸引端板部7aとの間に狭持されている。
可動鉄心6を投入すると、可動鉄心板6bが軸受30の先端面30aに当接して投入動作が完了し、可動鉄心板6bは、固定鉄心7の吸引端板部7aの外端面7bと磁気ギャップG(図4参照)だけ離間した状態で吸引保持される。電磁コイル4に印加していた電圧を遮断すると、固定鉄心7及び可動鉄心6内に残留磁束が残るが、残留磁束による吸引力が、復帰ばね9の付勢力より小さくなるように、磁気ギャップGを設定し、磁気ギャップGが確保できるように、軸受30の長さを設定する。
また、可動鉄心6投入時における電磁接触器92の可動部の耐振動、耐衝撃性能を上げたい場合や、可動鉄心6投入時の鉄心バウンスを抑えたい場合、軸受30の先端面30aを研磨加工し、磁気ギャップGを減らして吸引力を増やす調整を行う。
図10に示すように、軸受30の鍔部30bの外周面に、コイルボビン5の凹部5dの内径より外径寸法が僅かに大きい複数の微小な突起30tを設け、コイルボビン5の凹部5dに軸受30を圧入するようにしてもよい。
以上説明した実施の形態2の電磁接触器92によれば、可動鉄心6の開放不良を防止するために、磁気スペーサ8等の専用部品を用いる必要がなく、部品点数の削減、コスト低減が可能となる。
また、可動鉄心6の投入時における電磁接触器92の可動部の耐振動、耐衝撃性能を上げたい場合や、可動鉄心6の投入時の鉄心バウンスを抑えたい場合、軸受30の軸受端面30aを研磨加工するだけで、磁気ギャップGを減らすことができ、容易に電磁吸着力を調整することができる。
さらに、軸受30の鍔部30bの外周面に、コイルボビン5の凹部5dの内径より外径寸法が僅かに大きい複数の微小な突起30tを設け、コイルボビン5の凹部5dに軸受30を圧入すれば、接着材や固定用の追加部品を用いずに、軸受30を確実に凹部5dに固定することができ、電磁接触器92の開閉耐久性を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる電磁接触器は、各種電力負荷若しくは各種電気装置と電源とを接続する回路を開閉する開閉器として有用である。
1 電源側端子
2 負荷側端子
3 コイル端子
4 電磁コイル
5 コイルボビン
5a 軸孔
5b 摺動部
5c 凹部
6 可動鉄心
6a 可動鉄心棒
6b 可動鉄心板
7 固定鉄心
7a 吸引端板部
7b 外端面
8 磁気スペーサ
9 復帰ばね
10 軸受
20 軸受
20a 先端面
20t 突起
30 軸受
30a 先端面
30b 鍔部
30t 突起
11 可動接触子支持体
11a 窓
12 可動接触子
13 可動接点
14 接触ばね
15 固定接点
16 固定接触子
17 ハウンジング
18 ベース
91、92、100 電磁接触器
G 磁気ギャップ
2 負荷側端子
3 コイル端子
4 電磁コイル
5 コイルボビン
5a 軸孔
5b 摺動部
5c 凹部
6 可動鉄心
6a 可動鉄心棒
6b 可動鉄心板
7 固定鉄心
7a 吸引端板部
7b 外端面
8 磁気スペーサ
9 復帰ばね
10 軸受
20 軸受
20a 先端面
20t 突起
30 軸受
30a 先端面
30b 鍔部
30t 突起
11 可動接触子支持体
11a 窓
12 可動接触子
13 可動接点
14 接触ばね
15 固定接点
16 固定接触子
17 ハウンジング
18 ベース
91、92、100 電磁接触器
G 磁気ギャップ
Claims (4)
- 電磁コイルが巻装されたコイルボビンと、
前記コイルボビンの軸孔に挿入される可動鉄心棒及び該可動鉄心棒の先端に固定された可動鉄心板を有し、可動接触子支持体を変位させて可動接触子と固定接触子を接離させる可動鉄心と、
前記コイルボビンを保持するとともに吸引端板部が前記可動鉄心板と対向するように配置された固定鉄心と、
前記コイルボビンの軸孔の先端に形成された凹部に嵌合され、前記可動鉄心棒を摺動させる軸受と、を備える電磁接触器において、
前記軸受の先端面を、前記固定鉄心の吸引端板部の外端面から所定の磁気ギャップ分突出させたことを特徴とする電磁接触器。 - 前記軸受の前記凹部との嵌合部には、鍔部が設けられ、前記鍔部は、前記凹部の底面と前記固定鉄心の吸引端板部との間に狭持されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁接触器。
- 前記軸受の外周面に、前記コイルボビンの凹部の内径よりも外径寸法が大きい複数の突起を設け、前記軸受を、前記凹部に圧入したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁接触器。
- 前記軸受をポリアセタール樹脂で形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の電磁接触器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009201863A JP2011054405A (ja) | 2009-09-01 | 2009-09-01 | 電磁接触器 |
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- 2009-09-01 JP JP2009201863A patent/JP2011054405A/ja active Pending
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