JP2001338651A - 燃料電池用電極及び燃料電池 - Google Patents

燃料電池用電極及び燃料電池

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JP2001338651A JP2000160056A JP2000160056A JP2001338651A JP 2001338651 A JP2001338651 A JP 2001338651A JP 2000160056 A JP2000160056 A JP 2000160056A JP 2000160056 A JP2000160056 A JP 2000160056A JP 2001338651 A JP2001338651 A JP 2001338651A
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浩揮 株本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料電池において、電極層内における水の滞
留、特にガス拡散層と触媒層との界面付近における水の
滞留を防止することによって、セル電圧などの電池特性
を向上させる。 【解決手段】 アノード20において、触媒層21にお
ける気孔211の気孔径並びにガス拡散層22における
気孔222の気孔径は共に、気孔径分布が0.1μm以
下の範囲にピークを有するように設定されている。ま
た、カソード30においても、気孔311及び気孔32
2の気孔径分布が共に、0.1μm以下の範囲にピーク
を有するように設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池に関し、
特に、固体高分子型燃料電池をはじめとしてセル内に液
体の水が存在し得る燃料電池に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は一般的に、電解質膜を介して
カソードとアノードを対向して配したセルが、リブ及び
ガスチャネルが形成された一対のプレート基板で挟持さ
れたものを基本ユニットとし、この基本ユニットを複数
積重ねた構造であって、カソード側のチャネルに酸化剤
としての空気を、アノード側のチャネルに燃料ガスを供
給し、電気化学的に反応させて発電を行うようになって
いる。
【0003】燃料電池の中でも、電解質膜としてイオン
交換膜が用いられた固体高分子型燃料電池は、低温で優
れた性能で運転できる点で最近注目されている。この固
体高分子型燃料電池は、運転時にはイオン交換膜のイオ
ン導電性を確保する必要があるため、従来から空気や燃
料ガスを加湿して供給したり、燃料ガスのチャネルに水
を供給したりすることによって、固体高分子膜を保湿す
る方法が多くとられている。
【0004】そして、この固体高分子型燃料電池におい
て、セル電圧などの電池特性を得るために、イオン交換
膜全体を湿潤させると共にアノード及びカソードの触媒
層全体に燃料ガスや酸化剤ガスを均一的に行き渡らせる
ことも必要である。その点を考慮して、カソード及びア
ノードの各々は、通常、固体高分子膜に接して配された
触媒層の上にカーボンペーパなどからなるガス拡散層が
積層されて構成されており、このような電極構成によれ
ば、各チャネルを流通するガスがガス拡散層を介して触
媒層に供給されるので、触媒層全体にガスが行き渡りや
すくなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この電
極構成の固体高分子型燃料電池においても、電極層内に
水が滞留することによって、触媒層の反応サイトが水で
覆われて触媒層の反応面積が減少する他、触媒層の反応
サイトにガスが行き渡りにくくなるため、セル電圧が低
下するという問題がある。
【0006】これに対して、特開平10−289732
号公報では、ガス拡散層にカーボン粉末などを充填する
ことによって、ガス拡散性と水拡散性を両立させる手法
が提案され、特願平10−356447には、ガス拡散
層に好ましくは20〜100nmの気孔を形成すること
によって、排水性を向上すると共にガス拡散性を向上さ
せる手法が提案されている。また、特開平8−1175
98号公報には、DBP給油量が200〜650ml/
100gのカーボンブラックを触媒層の担体として用い
ることによって触媒層のガス拡散性を改善する手法が提
案されている。
【0007】これらの手法を用いれば、触媒層内におけ
る水の滞留を防止する効果、並びにガス拡散層内におけ
る水の滞留を防止する効果が得られるため、有効な技術
とは考えられるが、ガス拡散層と触媒層との界面付近に
おける水の滞留を防止することについては特に考慮され
ておらず、加湿量が大きい場合などにはこの界面付近に
水が滞留しやすいものと考えられる。
【0008】このような点で、固体高分子型燃料電池に
おいて、更に良好な電池特性を得るために、改良の余地
があるものと考えられる。なお、このような課題は、触
媒層とガス拡散層とが積層された電極を備え、低温で運
転する燃料電池においては、共通するものと考えられ
る。本発明は、このような課題を鑑みてなされたもので
あって、燃料電池において、電極層内における水の滞
留、特にガス拡散層と触媒層との界面付近における水の
滞留を防止することによって、セル電圧などの電池特性
を向上させることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、触媒層及びガス拡散層が積層されてなる燃
料電池用電極において、ガス拡散層及び触媒層を、その
気孔径分布が共に0.1μm以下のピークを有するよう
に、好ましくは0.03μm以上0.05μm以下の範
囲にピークを有するように調整した。
【0010】気孔の中でも、気孔径が0.1μm以下の
もの、特に0.05μm以下のものは、毛管現象によっ
て水を移動させる作用が強い。従って、触媒層及びガス
拡散層の気孔径分布が共にこの範囲にピークを持ってい
れば、触媒層及びガス拡散層共に、水を移動させる作用
が強くなるので、触媒層及びガス拡散層の界面付近にも
水が滞留しにくい。一方、気孔径が0.03μm未満の
ところにピークがあると、気孔径が小さすぎるためにガ
ス拡散性が低くなる傾向がある。
【0011】また、ガス拡散層と触媒層との界面におけ
る水の移動に関して考慮すると、ガス拡散層の気孔と触
媒層の気孔との径の比率が0.5〜2の範囲内にあれば
両気孔間で水は移動しやすい。従って、上記ガス拡散層
の気孔径分布のピークと、触媒層の気孔径分布とのピー
クとの組み合わせの中に、気孔径の比率が0.5〜2の
範囲内にあるものが含まれていれば、触媒層とガス拡散
層との界面における水の移動がスムースとなるので、更
に触媒層及びガス拡散層の界面付近に水が滞留しにくく
なる。
【0012】このような燃料電池用電極を燃料電池に用
いると、電極に水が滞留しにくいので高いセル電圧を得
ることができる。特にカソード側に、本発明の燃料電池
用電極を用いれば、大きな効果が期待できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、固体高分子型燃料電池1
の構成を示す要部組立図である。燃料電池1は、セルユ
ニット100が多数積層され、その積層両端は図示しな
いエンドプレートで挟持されており、セルユニット10
0が数枚積層されることに冷却プレート110が介挿さ
れた構成となっている。
【0014】各セルユニット100は、固体高分子膜1
1の一方にアノード20が他方にカソード30が形成さ
れてなるセル10が、アノード側チャネル41が形成さ
れたセパレータ板40(図1では、アノード側チャネル
41は、セパレータ板の背面側にあり見えない。図2参
照。)とカソード側チャネル51が形成されたセパレー
タ板50とで挟持されて構成されており、固体高分子膜
11の外周部と、セパレータ板40,50の外周部との
間には、この部分をシールするガスケット60,70が
介挿されている。
【0015】固体高分子膜11は、陽イオン交換樹脂
(パーフルオロカーボンスルホン酸)からなる薄膜であ
って、例えばNafion膜(デュポン社製)である。
アノード20及びカソード30は、共に白金系の触媒が
担持されたカーボンからなる触媒層と、溌水処理を施し
たカーボンペーパにカーボン粒子が充填されたガス拡散
層とが積層された構造であって、固体高分子膜11の中
央部にホットプレスにより密着成型されている。
【0016】セパレータ板40,50は、緻密なカーボ
ン板を加工した導電性を有する基板である。冷却プレー
ト110も同様に、導電性の緻密な基板である。固体高
分子膜11,セパレータ板40,50および冷却プレー
ト110の各々のコーナー部分には、反応ガス供給・排
出用のマニホールドを構成する貫通孔P1〜P4が開設
されている。なお、貫通孔P2,P4はセパレータ板4
0のアノード側チャネル41と連通し、貫通孔P1,P
3はセパレータ板50のカソード側チャネル51と連通
している。また、各プレートの一対の対向する辺の中央
部に冷却水流入・流出用マニホールドを構成する貫通孔
P5,P6が開設されており、貫通孔P5,P6は冷却
プレート110に設けられた冷却水流路111と連通し
ている。
【0017】このような構造の燃料電池1において、燃
料ガス供給用のマニホールドには燃料ガスが供給され、
酸化剤ガス供給用マニホールドには空気が供給される。
なお、燃料ガスとしては通常、水素リッチな改質ガスや
純粋な水素ガスなどが用いられる。そして、アノードガ
ス供給用のマニホールドに供給された燃料ガスは、各ア
ノード側チャネル41に分配され反応に供給される。ま
た、この燃料ガスは、図示しない加湿装置によって加湿
されており、この燃料ガス中に含まれる水分によって固
体高分子膜11が湿潤されるようになっている。
【0018】一方、酸化剤ガス供給用マニホールドに供
給された空気は、各カソード側チャネル51…からカソ
ード30に供給される。そして、余剰のガスは酸化剤ガ
ス排出用のマニホールドから排出される。なお、この空
気も加湿器で加湿してから供給される場合が多い。ま
た、冷却水流入用マニホールドには冷却水が供給され、
当該マニホールドに供給された冷却水は、各冷却水流路
111に分配される。
【0019】燃料電池1は、発電に伴って発熱するが、
この冷却水で冷却されることによって所定の運転温度
(70〜80℃)に維持される。 (アノード及びカソードの構成についての詳細説明)図
2は、セルユニット100の概略断面図である。アノー
ド20における触媒層21は、白金系触媒を担持したカ
ーボン粒子とイオン交換樹脂とを混合した混合物が、固
体高分子膜11の表面に層状に充填されたものであり、
ガス拡散層22は、ふっ素樹脂等を用いて溌水処理を施
した多孔質カーボンペーパの孔内に、カーボン粒子と溌
水性樹脂とが混合された混合物が充填された層である。
【0020】また、カソード30における触媒層31も
これと同様の構成であって、白金系触媒を担持したカー
ボン粒子とイオン交換樹脂とを混合した混合物が、固体
高分子膜11の表面に層状に充填されたものであり、ガ
ス拡散層32は、溌水処理を施した多孔質カーボンペー
パの孔内に、カーボン粒子と溌水性樹脂とが混合された
混合物が充填された層である。
【0021】図3は、アノード20及びカソード30の
内部構造を摸式的に示す断面摸式図である。本図に示す
ように、アノード20において、触媒層21の内部は、
触媒が担持されたカーボン粒子の表面にイオン交換樹脂
が付着した粒状物210が充填された構造となってい
る。そして、粒状物210どうしは互いに結合している
と共に、相互の間には気孔211が形成されている。ま
たガス拡散層22は、カーボンペーパを構成するカーボ
ン繊維220どうしの間隙に、カーボン粒子221が充
填された構造となっている。そして、カーボン粒子22
1どうしは結着材(不図示)によって結合しており、各
カーボン粒子221どうしの間には気孔222が形成さ
れている。
【0022】触媒層21における気孔211の気孔径並
びにガス拡散層22における気孔222の気孔径は、主
にこれに用いられるカーボン粒子の性質(比表面積、粒
子径など)によって決められるが、これら気孔211及
び気孔222の気孔径は共に、気孔径分布が0.1μm
以下の範囲にピークを有するように設定されている。な
お、0.1μm以下の範囲におけるピークの数は、1個
でもよいし2個以上でもよい。
【0023】また、ピークの大きさについては特に限定
されず、ノイズではなくピークと認められるものであれ
ばよいが、実質的な効果を奏するには、気孔径分布にお
いて、0.1μm以下のピーク面積が、全体のピーク面
積の5%以上を占めることが好ましい。また、カソード
30の内部構造もアノード20と同様である。
【0024】即ち、触媒層31の内部は、触媒が担持さ
れたカーボン粒子の表面にイオン交換樹脂が付着した粒
状物310が充填されており、粒状物310どうしは互
いに結合していると共に互いの間に気孔311が形成さ
れている。ガス拡散層32は、カーボン繊維320どう
しの間隙に、カーボン粒子321が充填され結着材で結
合した構造となっており、カーボン粒子321どうしの
間に気孔322が形成されている。
【0025】そして、気孔311及び気孔322の気孔
径分布が共に、0.1μm以下の範囲にピークを有する
ように設定されている。(本実施形態のアノード及びカ
ソードによる効果についての説明)アノード側チャネル
41に供給される燃料ガスは、アノード20のガス拡散
層22を透過して触媒層21において反応(2H2
4H+ + 4e- )に用いられる。また、この燃料
ガスに含まれる水分の一部は、ガス拡散層22,触媒層
21及び固体高分子膜11を透過してカソード30側に
移動する。
【0026】ところで、燃料ガスがアノード20を通過
する際に、燃料ガスに含まれる水分の一部はアノード2
0内で凝集する。ここで、アノード20の層内を液体の
水がスムースに移動できれば、凝集した水がアノード2
0層内に滞留することはないが、アノード20の層内を
液体の水がスムースに移動できないならば、凝集した水
がアノード20層内に滞留することになる。
【0027】一方、カソード側チャネル51に供給され
る空気は、カソード30のガス拡散層32を透過して触
媒層31において反応(4H+ + O2 + 4e-
→2H2O )に用いられる。また、この反応に伴う生
成水並びにアノード20側から移動してくる水は、触媒
層31及びガス拡散層32を透過してカソード側チャネ
ル51を流通する空気中に拡散するが、カソード30内
において水の一部は液体として存在するので、カソード
30の層内を液体の水がスムースに移動できないなら
ば、液体の水がカソード30層内に滞留することにな
る。
【0028】そして、アノード20やカソード30の層
内に液体の水が多く滞留すると、触媒層21や触媒層3
1の反応サイトが有効な反応面積が減少する他に、燃料
ガスや空気が触媒層21や触媒層31の反応サイトに行
き渡りにくくなる。従って、アノード20やカソード3
0の層内における液体水の滞留は、セル電圧の低下を引
き起こす原因となる。
【0029】特に、カソード30側においては、液体の
水が滞留することによってセル電圧が低下する現象が生
じやすく、アノード20側においも、燃料ガスの加湿量
が大きい場合には、液体水が滞留することによってセル
電圧を低下させる現象は生じやすい。しかしながら、本
実施の形態のアノード20においては、触媒層21及び
ガス拡散層22の気孔径分布が共にこの範囲にピークを
持っているため、触媒層21及びガス拡散層22共に、
水を移動させる作用は強くなっている。気孔径が0.1
μm以下の気孔は毛管現象によって水を移動させる作用
が強いからである。
【0030】従って、アノード20は、触媒層21とガ
ス拡散層22のいずれにも水が滞留しにくい構造となっ
ており、そのため、触媒層21とガス拡散層22との界
面23付近においても水は滞留しにくい。また、本実施
の形態のカソード30においても、同様に、触媒層31
及びガス拡散層32の気孔径分布が共にこの範囲にピー
クを持っているため、触媒層31及びガス拡散層32共
に、水を移動させる作用は強くなっている。
【0031】従って、カソード30は、触媒層31及び
ガス拡散層32のいずれにも内部に水が滞留しにくい構
造となっており、そのため、触媒層31とガス拡散層3
2との界面33付近においても水は滞留しにくい。この
ような効果を更に高めるために、アノード20において
は、触媒層21の気孔径分布のピークの中で気孔径0.
1μm以下のものと、ガス拡散層22の気孔径分布のピ
ークの中で気孔径0.1μm以下のものとの組み合わせ
の中に、気孔径の比率が0.5〜2の範囲内にあるもの
が含まれていることが好ましい。
【0032】これは、界面23を挟んで対向する気孔2
11及び気孔222どうしの気孔径の差が大きい場合に
は水が移動しにくいが、この気孔径の差が小さい場合
(気孔径の比率が0.5〜2の範囲内にある場合)に
は、両気孔間を水がスムースに移動できる(水の流れ抵
抗が小さい)ためである。なお、触媒層21の気孔径分
布やガス拡散層22の気孔径分布が、気孔径0.1μm
以下のピークを複数有する場合には、上記組み合わせの
中に、気孔径の比率が0.5〜2の範囲内にあるものが
1つでも含まれていれば良い。
【0033】またこれと同様に、カソード30において
も、触媒層31の気孔径分布のピークの中で0.1μm
以下のものと、ガス拡散層32の気孔径分布のピークの
中で0.1μm以下のものとの組み合わせの中に、気孔
径の比率が0.5〜2の範囲内にあるものが含まれてい
ることが好ましい。そして、更にこのような効果を更に
高めるために、アノード20においては、触媒層21及
びガス拡散層22の気孔径分布が0.03〜0.05μ
mの範囲にピークを有するように、また、カソード30
においては、触媒層31及びガス拡散層32の気孔径分
布が0.03〜0.05μmの範囲にピークを有するよ
うに調整することが好ましい。
【0034】これは、気孔径が0.03〜0.05μm
の範囲にある気孔は、特に毛管現象によって水を移動さ
せる作用が強いためである。(実施の形態についての変
形例など)なお、上記のように触媒層及びガス拡散層の
気孔径を調整することは、アノード20及びカソード3
0の両方について行うことが好ましいが、アノード20
及びカソード30のどちらか一方だけに適用することも
可能である。
【0035】但し、一般的に固体高分子型燃料電池で
は、アノード側よりもカソード側の方に水が滞留しやす
いので、少なくともカソード側には適用することが望ま
しい。また、本実施形態では、触媒層やガス拡散層にカ
ーボン粒子を充填することによって気孔径を調整する例
を示したが、カーボン粒子以外に、例えばシリカ粒子を
触媒層やガス拡散層に用いても同様に実施することがで
き、同様の効果が期待できる。
【0036】また、本実施形態では、燃料ガス及び酸化
剤ガスの少なくとも一方を燃料電池外部で加湿してから
供給する固体高分子型燃料電池を例にとって説明した
が、燃料電池内に液体の水を供給して加湿する内部加湿
型の固体高分子型燃料電池や、燃料ガス及び酸化剤ガス
を加湿することなく供給しながら運転する固体高分子型
燃料電池においても適用することができ、同様の効果を
奏する。
【0037】また、本発明は、セル内に液体の水が存在
し得る燃料電池に適用すれば、同様の効果を奏する、例
えば、燃料ガスを用いて運転する固体高分子型燃料電池
だけでなく、例えば、アノード側にメタノール水溶液を
供給しながら運転する直接メタノール型燃料電池(DM
FC)に適用したり、リン酸型燃料電池に適用すること
によっても、同様の効果が期待できる。
【0038】
【実施例】
【0039】
【表1】 以下のようにして、表1に示す実施例の各種セルを作製
した。固体高分子膜としては、Nafion112膜
(デュポン社製、厚さ50μm)を用いた。
【0040】触媒層(触媒層21及び触媒層31共通)
の作製:表1に示すカーボン粉末に、白金を担持させて
白金担持カーボンを作製し、この白金担持カーボンにN
afion溶液を重量比100:30の割合で混合して
ペーストを作製した。そして、このペーストを、テフロ
ン(登録商標)シート上に塗布することによって、厚さ
20μmの触媒層を形成した。
【0041】ガス拡散層(ガス拡散層22及びガス拡散
層32共通)の作製:カーボンペーパ(厚さ200μ
m)を、テトラフルオロエチレン−へキサフルオロプロ
ピレン共重合体(FEP)分散溶液に浸漬し、380℃
で1時間焼成することによって溌水処理を施した。ま
た、表1に示すカーボン粉末と、ポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)とを混合してカーボンペーストを作
製した。
【0042】表1に示す「KJ−EC」はケッチェンブ
ラックEC(ライオン株式会社製、給油量360cc/
100g)、「BP」はブラックパール2000(キャ
ボット製、給油量105cc/100g)、「Vulc
an」はVulcanXC72(キャボット製、給油量
174cc/100g)、「DB」はデンカブラック
(電気化学工業株式会社製、給油量180cc/100
g)、「KJ−JD」はケッチェンブラック600JD
(ライオン株式会社製、給油量495cc/100g)
である。
【0043】そして、上記溌水処理したカーボンペーパ
に、上記カーボンペーストを充填することによって、ガ
ス拡散層22を作製した。以上のように作製したガス拡
散層及び触媒層の気孔径分布を測定した。この気孔径分
布は、気孔径に対する気孔容積の変化を示すものであっ
て、実施例のセル6の触媒層およびガス拡散層につい
て、その気孔径分布をそれぞれ図4(a),図4(b)
に例示している。
【0044】この気孔径分布の測定は、島津製作所製ポ
アサイザ9310を用いて水銀圧入法で行った。このよ
うにして得られた各セルのガス拡散層及び触媒層につい
ての気孔径分布においては、表1に示す位置(気孔径の
値)に主たるピークが見られた。例えば、セル6のガス
拡散層の気孔径分布においては、図4に示すように、気
孔径0.1〜100μmの範囲内にたくさんのピークが
存在し、特に、気孔径10μm付近に大きなピークが存
在している。また、気孔径0.1μm以下の範囲におい
ては、気孔径0.04μmにピークが存在している。
【0045】そして表1においては、主たるピークとし
て、気孔径0.1〜100μmの範囲にある代表的なピ
ークの値(気孔径)と、気孔径0.1μm以下の範囲に
ある代表的なピークの値(気孔径)が示されている。セ
ルの作製:上記テフロンシート上に形成した触媒層(触
媒層21及び触媒層31)を、固体高分子膜上にホット
プレス(150℃、60sec)で接合した。
【0046】そして、テフロンシートを剥離し、触媒層
(触媒層21及び触媒層31)の上に、ガス拡散層(ガ
ス拡散層22及びガス拡散層32)を押圧して接合する
ことによって、セルを作製した。〔比較例〕上記実施例
のセルと同様にして、表1に示すカーボン粉末を用いて
比較例のセルを作製すると共に、その触媒層及びガス拡
散層の気孔径分布を測定した。
【0047】〔発電試験〕上記実施例及び比較例の各セ
ルを用いて、以下の運転条件で運転し、セル電圧(m
V)を測定した。 電流密度 : 0.3A/cm2 セル温度 : 70℃ 燃料ガス : H2 酸化剤ガス : 空気 燃料ガス利用率 : 70% 酸化剤ガス利用率 : 40% 燃料ガス加湿温度 : 70℃ 酸化剤ガス加湿温度: 70℃ なお、上記の運転条件は、加湿量が比較的大きく、カソ
ード内に水が滞留しやすい条件であって、通常はこのよ
うに高加湿の条件下では運転しないが、セル性能を比較
するためにこのような条件で行った。
【0048】この実験結果は表1に示す通りであって、
表1に示すセル電圧の値は、数時間運転した後、セル電
圧が安定したときの値である。実験結果に基づく考察:
表1より、比較例のセル1,2では、触媒層の気孔径分
布には0.1μm以下のピークが存在するが、ガス拡散
層の気孔径分布には0.1μm以下のピークが見られな
いことがわかる。一方、実施例のセルにおいては、ガス
拡散層の気孔径分布及び触媒層の気孔径分布が共に、
0.1μm以下のピークを有していることがわかる。
【0049】また表1より、比較例のセル1,2と比べ
て、実施例のセル3〜10は、セル電圧が高いことがわ
かる。これより、ガス拡散層の気孔径分布及び触媒層の
気孔径分布が共に、0.1μm以下のピークを有する
と、ガス拡散層の気孔径分布が0.1μm以下のピーク
を有しない場合と比べて、セル電圧が向上することがわ
かる。
【0050】また、実施例のセル3〜10の中でも、ガ
ス拡散層の気孔径分布及び触媒層の気孔径分布が共に、
0.03〜0.05μmの範囲内にピークを有するセル
3,6,10は、特にセル電圧が良好であることもわか
る。次に、実施例のセル3〜10について、表1に示さ
れている触媒層のピーク気孔径に対するガス拡散層の
0.1μm以下のピーク気孔径の比率(気孔径比)を算
出し、この気孔径比と、表1に示されるセル電圧との関
係を調べた。
【0051】図5は、実施例のセル3〜10について、
気孔径比とセル電圧との関係をプロットしたものであ
る。図5より、気孔径比が0.5〜2.0の範囲内にあ
るセル3,4,6,7,8,10は、気孔径比がこの範
囲外にあるセル5,9と比べて高いセル電圧を示してい
ることがわかる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、触媒層
及びガス拡散層が積層されてなる燃料電池用電極におい
て、ガス拡散層及び触媒層を、その気孔径分布が共に
0.1μm以下のピークを有するように、好ましくは
0.03〜0.05μmの範囲にピークを有するように
調整することによって、触媒層及びガス拡散層共に、水
を移動させる作用が強くなり、触媒層及びガス拡散層の
界面付近にも水が滞留しにくくなる。
【0053】また、ガス拡散層の気孔径分布のピーク
と、触媒層の気孔径分布とのピークとの組み合わせの中
に、気孔径の比率が0.5〜2の範囲内にあるものが含
まれていれば、触媒層とガス拡散層との界面における水
の移動がスムースとなるので、更に触媒層及びガス拡散
層の界面付近に水が滞留しにくくなる。このように燃料
電池用電極において、水の滞留を防止することによっ
て、燃料電池の発電電圧を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固体高分子型燃料電池の構成を示す要部組立図
である。
【図2】図1に示すセルユニットの概略断面図である。
【図3】アノード及びカソードの内部構造を摸式的に示
す断面摸式図である。
【図4】実施例のセル6のガス拡散層についての気孔径
分布図である。
【図5】実施例のセルについて、気孔径比とセル電圧と
の関係をプロットした特性図である。
【符号の説明】
1 固体高分子型燃料電池 10 セル 11 固体高分子膜 20 アノード 21 触媒層 22 ガス拡散層 23 界面 30 カソード 31 触媒層 32 ガス拡散層 33 界面 40,50 セパレータ板 41 アノード側チャネル 51 カソード側チャネル 211 気孔 220 カーボン繊維 221 カーボン粒子 222 気孔 311 気孔 320 カーボン繊維 321 カーボン粒子 322 気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近野 義人 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 米津 育郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H018 AA04 AA06 AA07 AS01 AS02 AS03 DD06 EE03 EE05 EE18 HH04 HH05 5H026 AA06 CC03 CC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒層とガス拡散層とが積層されてなる
    燃料電池用電極であって、 前記ガス拡散層及び触媒層は共に、 その気孔径分布が0.1μm以下の範囲にピークを有す
    ることを特徴とする燃料電池用電極。
  2. 【請求項2】 前記ガス拡散層及び触媒層は共に、 その気孔径分布が0.03〜0.05μmの範囲にピー
    クを有することを特徴とする請求項1記載の燃料電池用
    電極。
  3. 【請求項3】 前記ガス拡散層の気孔径分布が0.1μ
    m以下の範囲に有するピークの気孔径と、前記触媒層の
    気孔径分布が0.1μm以下の範囲に有するピークの気
    孔径との比率の中に、0.5〜2の範囲内にあるものが
    含まれていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池
    用電極。
  4. 【請求項4】 前記ガス拡散層は、 多孔性カーボン基体中にカーボン粉末を充填した構造で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の燃
    料電池用電極。
  5. 【請求項5】 電解質膜の一方の面にカソード触媒層、
    他方の面にアノード触媒層が配されてなるセルを、前記
    アノード触媒層に対向して燃料ガスが流通する燃料ガス
    流路が形成された第1プレートと、前記カソード触媒層
    に対向して酸化ガスが流通する酸化剤ガス流路が形成さ
    れた第2プレートとで挟持した構成であって、 前記アノード及びカソードの少なくとも一方に、請求項
    1〜4の何れか記載の燃料電池用電極を用いたことを特
    徴とする燃料電池。
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