JP2011171197A - 燃料電池用膜電極構造体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の燃料電池用膜電極構造体1は、高分子電解質膜2がアノード3及びカソード4の電極触媒層32,42で挟持された燃料電池用膜電極構造体1において、前記アノード3の前記電極触媒層32に形成される細孔径が3μm以下の細孔が占める細孔容積中、0.1μm以下の細孔径の細孔が占める細孔容積の割合が、70%以上であることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この技術は、前記組成物に含まれる亜鉛粒子を酸溶出させた痕としてカソード4の電極触媒層に細孔を形成するものである。また、この製造方法は、前記したように、大粒子径のカーボン粒子(骨体形成粒子)と、触媒金属を担持した小粒子径のカーボン粒子(触媒粒子)との2種類を使用することによって、細孔径が小さくなり過ぎないように構成されている。
すなわち、前記課題を解決した本発明の第1は、高分子電解質膜がアノード及びカソードの電極触媒層で挟持された燃料電池用膜電極構造体において、前記アノードの前記電極触媒層に形成される細孔径が3μm以下の細孔が占める細孔容積中、0.1μm以下の細孔径の細孔が占める細孔容積の割合が、70%以上であることを特徴とする。
(燃料電池用膜電極構造体)
本発明の燃料電池用膜電極構造体は、後に詳しく説明するように、アノードの電極触媒層に形成される細孔径が3μm以下の細孔が占める細孔容積中、0.1μm以下の細孔径の細孔が占める細孔容積の割合が、70%以上であることを特徴とし、また、アノードの電極触媒層に形成される細孔径が3μm以下の細孔が占める細孔容積が、2.0μL/mm3以下であることを特徴とする。なお、本発明での細孔径は、水銀圧入法(MIP法)によって求めたものである。
なお、ここで「触媒粒子」とは、触媒活性を発揮するように触媒金属を担持させたカーボン粒子を意味し、「触媒粒子」の粒子径は、触媒金属を担持したカーボン粒子の最大外径を意味している。
また、ここでの「粒子径」は、触媒粒子をレーザ回折散乱法、沈降法等によって測定解析して求められた、触媒粒子が全て球形であると仮定したいわゆる「有効径」を意味している。
図1に示すように、燃料電池用膜電極構造体1は、高分子電解質膜2と、この高分子電解質膜2を挟持するアノード3及びカソード4と、を備えている。
この燃料電池用膜電極構造体1は、一対のセパレータ5,6で挟持されることで固体高分子型燃料電池FCの単セルを構成する。そして、この単セルが積層されることで燃料電池スタックを構成する。ちなみに、この固体高分子型燃料電池FCの単セルでは、セパレータ5の流路5aを流通する水素が、アノード3に供給され、セパレータ6の流路6aを流通する空気が、カソード4に供給されると、水素と空気(酸素)との電気化学的反応によって発電が行われる。ちなみに、この電気化学的反応は発熱反応であり、発電によって生じた熱は、セパレータ5,6の流路5b,6bを流通する冷却水によって冷却される。
本実施形態での触媒粒子は、前記した電気化学反応において触媒活性を発揮するように触媒金属を担持させたカーボン粒子である。
触媒金属としては、白金系の触媒金属を使用することができ、中でもカソード4の電極触媒層42には白金−コバルト合金からなる触媒金属が望ましい。
カーボン粒子としては、電気伝導性物質からなる粒子を使用することが好ましく、具体的には、例えば、アセチレンブラック、ファーネスブラック(ケッチェンブラックやバルカン等)等が挙げられる。
なお、この電極触媒層42用の触媒粒子としては、上市品を使用することができる。
この電極触媒層32は、触媒粒子と、カソード4の電極触媒層42に使用することができる前記したイオン伝導性物質と同様のイオン伝導性物質とを含んで構成されている。
電極触媒層32の触媒粒子は、前記した電気化学反応において触媒活性を発揮するように触媒金属を担持させたカーボン粒子である。
触媒金属としては、前記したカソード4の電極触媒層42と同様に、白金系の触媒金属を使用することができるが、中でもアノード3の電極触媒層32には白金−ルテニウム合金からなる触媒金属が望ましい。
カーボン粒子としては、カソード4の電極触媒層42のカーボン粒子と同様のものを使用することができる。
本実施形態での電極触媒層32は、このような粒度分布を有する触媒粒子を使用することで、電極触媒層32内に細孔径0.1μm以下の細孔が多くを占めるように構成されている。
図2中、Aは本実施形態での電極触媒層32に形成された細孔の細孔径の分布を示しており、細孔径が0.1μm以下の細孔が占める細孔容積(V1)が、3μm以下の細孔が占める細孔容積(V1+V2)の70%以上となっている。なお、細孔容積V2は、細孔径0.1μmを超え、3μm以下の細孔が占める細孔容積を意味する。つまり、電極触媒層32の細孔は、次の関係式が成立する。
70≦100・V1/(V1+V2)
そして、細孔径3μmの値は、触媒活性を発揮させるために必要な比表面積を設定するための細孔径の下限である。なお、細孔径が3μmを超える細孔は、一般に、電極触媒層の比表面積を指数的に減少させるために、電極触媒層での触媒反応を不十分にするとされている。つまり、本発明においては、触媒反応が不十分となって腐食電流の回路の形成に大きく寄与しない3μmを超える細孔については発明特定事項とせずに、3μm以下の細孔径について規定することによって前記した課題を解決するものである。
なお、この細孔容積(V1+V2)は、0.3μL/mm3以上、2.0μL/mm3以下とするのが望ましい。ちなみに、0.3μL/mm3以上とすることで電極触媒層32の形成が容易になる。
この膜電極構造体1(図1参照)においては、アノード3の電極触媒層32に含まれる粒子径が1μm未満の触媒粒子の体積割合が、電極触媒層32に含まれる全ての触媒粒子の体積に対して、2.5%以上となっているので、電極触媒層32には、細孔径0.1μm以下の細孔が多く形成される。
したがって、この膜電極構造体1によれば、アノード3の電極触媒層32に対する空気(酸素)の入り込みが抑制される。その結果、この膜電極構造体1では、燃料電池FCの再起動時に、アノード3とカソード4との間に腐食電流の回路が形成されることが防止される。よって、この膜電極構造体1によれば、その耐久性を高めることができる。
次に、本実施形態に係る膜電極構造体の製造方法について説明する。ここでは、図1に示す膜電極構造体1の製造方法を例にとって説明する。そして、本発明の製造方法は、アノード3の製造工程に特徴点を有しており、カソード4の製造工程については周知の製造方法を好適に使用することができるので、以下ではアノード3の製造工程について主に説明し、カソード4の製造工程についてはその説明を省略する。なお、以下の製造方法の説明においては符号を省略する。
そして、本実施形態に係る膜電極構造体の製造方法は、前記した第1工程に先立って、アノードの電極触媒層形成用組成物の原料として使用する触媒粒子を粉砕する工程を更に有することを主な特徴としている。
この粉砕によって、触媒粒子は粒子径が1μm未満のものを多く含むこととなる。具体的には、粒子径が1μm未満の触媒粒子の体積割合を2.5%以上とする。この粒子径は、前記したように「有効径」であり、前記した方法で測定することができる。
また、触媒粒子は、上市品を篩い分けし、その篩下として得ることで、その粒度分布を調整することもできる。
(電極触媒層における空気透過性の評価試験)
ここでは、電極触媒層の細孔の細孔径が0.1μm以下になると、空気(酸素)の透過が抑制されることの確認試験を、次のように作製した燃料電池を使用して行った。
カソードの電極触媒層用の触媒粒子として上市のもの(田中貴金属工業社製、商品名「TEC36F52」、Pt:Co=3:1(モル比))を数十ロット用意した。この触媒粒子は、アセチレンブラックからなる担体粒子と、Pt−Co合金との質量比が48:52のものである。
そして、数十ロットの触媒粒子の中から相互に粒度分布が異なる7種の触媒粒子を選択した。これらの触媒粒子を表1に、No.S−1からNo.S−7として記す。
なお、パーフルオロアルキレンスルホン酸系ポリマ溶液の配合量は、触媒粒子と、パーフルオロアルキレンスルホン酸系ポリマ溶液中のポリマ分との質量比が1:1.5となるように設定した。
なお、PETフィルムに対する電極触媒層形成用組成物の塗布量は、Pt−Co合金が0.5mg/cm2となるように設定した。
アノード用の電極触媒層用の触媒粒子として上市の同一品(田中貴金属工業社製、商品名「TEC10EA50E」)を用意した。この触媒粒子は、グラファイト化したケッチェンブラックからなる担体粒子と、Ptとの質量比が50:50のものである。
なお、パーフルオロアルキレンスルホン酸系ポリマ溶液の配合量は、触媒粒子と、パーフルオロアルキレンスルホン酸系ポリマ溶液中のポリマ分との質量比が1:1となるように設定した。
なお、PETフィルムに対する電極触媒層形成用組成物の塗布量は、Ptが0.3mg/cm2となるように設定した。
まず、カーボンブラック(三菱化学社製、商品名「ケッチェンブラックEC」)と、ポリテトラフルオロエチレン粒子(三井・デュポンフロロケミカル社製、商品名「テフロン(登録商標)640J」)とを質量比が4:6となるように混合して得られた混合物を、エチレングリコールに分散させてスラリ状のガス拡散層形成用組成物を調製した。
用意した高分子電解質膜(デュポン社製、商品名「ナフィオン(登録商標)N112」)の両面に、それぞれPETフィルム上に形成したカソード用の電極シート、及びアノード用の電極シートを配置した後、これらをホットプレスにて120℃、2.0MPaの条件で一体化した。そして、高分子電解質膜を挟持した一対の電極シートのそれぞれからPETフィルムを剥離することで、高分子電解質膜に電極触媒層が形成された接合体(CCM:Catalyst Coated Membrane)を得た。つまり、選択した触媒粒子の種類に応じた7種の接合体(CCM)が得られた。
次に、作製した各膜電極構造体について、燃料電池(JARI(財団法人日本自動車研究所)標準セル)を作製した。そして、作製した各燃料電池のセル電圧[V]を測定した。その結果を表1に示す。この燃料電池の運転条件としては、純水素及び空気の利用率を75%とし、アノード及びカソードの加湿を70%(相対湿度)とし、ガス圧はアノード及びカソードとも100kPaとした。
作製過程でサンプリングした膜電極構造体について、カソードの電極触媒層における細孔径のピーク位置を測定した。具体的には、膜電極構造体からアノードの電極触媒層を削り去り、高分子電解質膜に接合した状態のカソードの電極触媒層について、細孔径のピーク位置を測定した。
細孔径のピーク位置の測定には、水銀ポロシメータ(マイクロメトリックス社製、商品名「オートポアIV」)を使用した。その結果を表1及び図3に示す。図3は、カソードの電極触媒層における細孔径のピーク位置[μm]を横軸とし、この電極触媒層を使用した燃料電池のセル電圧[V]を縦軸としたグラフである。図3に記したプロットには、電極触媒層に使用した触媒粒子No.を付記した。
図3に示すように、細孔径のピーク位置が0.1μmを超えるカソードの電極触媒層を使用した燃料電池は、0.6V程度の安定したセル電圧を示しているのに対して、細孔径のピーク位置が0.1μm以下のカソードの電極触媒層を使用した燃料電池では、その0.1μmの値を境として急激にセル電圧が低下している。
つまり、電極触媒層においては、0.1μm以下の細孔径の細孔が空気(酸素)の透過を抑制するものと考えられる。
次に、アノードの電極触媒層において、細孔径が3μm以下の細孔のうち、細孔径0.1μm以下の細孔が占める細孔容積の割合と、膜電極構造体の耐久性との間に所定の相関関係が認められることを確認した。
カソードの電極触媒層用の触媒粒子として、No.S−1(表1参照)を使用して前記したと同様にカソード用の電極シートを作製した。
前記したアノード用の電極触媒層用の触媒粒子と同一のもの(田中貴金属工業社製、商品名「TEC10EA50E」)を別途に数十ロット用意した。
次に、触媒粒子のそれぞれのロットについて、粒度分布を測定した。この測定には、レーザ回折式粒度分布計測装置(島津製作所社製、SALD−2000)を使用した。
なお、測定は、塗工時の触媒状態を再現するために、超音波を試料にかけずに行った。
そして、数十ロットの触媒粒子の中から相互に粒度分布が異なる7種の触媒粒子を選択した。これらの触媒粒子を表2に、No.NG−1からNo.NG−3、及びNo.G−1からNo.G−4として記す。
作製したカソード用の電極シート、及びアノード用の7種の電極シートを使用した以外は、前記したと同様にして、膜電極構造体を得た。
次に、作製した各膜電極構造体について、燃料電池(JARI(財団法人日本自動車研究所)標準セル)を作製した。そして、作製した各燃料電池について、セル温度を50℃に設定し、起動と停止を5000回繰り返した。起動時には、アノード側に純水素を供給し、カソード側に空気を供給した。なお、アノード加湿及びカソード加湿は、共にRH100%とした。停止時にはアノード及びカソードの両極側を共に窒素で置換した後、更に空気で置換した。
作製過程でサンプリングした膜電極構造体についてアノードの電極触媒層の細孔容積を測定した。具体的には、膜電極構造体からカソードの電極触媒層を削り去り、高分子電解質膜に接合した状態のアノードの電極触媒層について細孔容積を測定した。
細孔容積の測定には、水銀ポロシメータ(マイクロメトリックス社製、商品名「Auto Pore4」)を使用した。
図4に示すように、細孔径0.1μm以下の細孔が占める細孔容積の割合[%]が多くなるにしたがって、性能低下速度[mV/1000回]が小さくなっている。具体的には、触媒No.NG−1を使用したものから、No.NG−2を使用したもの、そしてNo.NG−3を使用したものへと略直線的に、燃料電池の性能低下速度[mV/1000回]が小さくなっている。そして、細孔容積の割合[%]が70%となったところで変曲点を迎え、70%以上では、図4中のNo.G−1、No.G−2、No.G−3及びNo.G−4が示すように、性能低下速度[mV/1000回]が小さく安定した値となっている。
次に、アノードの電極触媒層において、細孔径が3μm以下の細孔が占める細孔容積と、膜電極構造体の耐久性との間に所定の相関関係が認められることを確認した。
ここでは、前記した7種の触媒粒子とは別に、数十ロットの触媒粒子(田中貴金属工業社製、商品名「TEC10EA50E」)の中から相互に粒度分布が異なる5種の触媒粒子を選択した。これらの触媒粒子を表3に、No.NG−4、No.NG−5、No.NG−6、及びNo.G−5として記す。
なお、表3中のNo.G−1からNo.G−4は、表2に示した触媒粒子と同じものである。
そして、作製した各膜電極構造体について、前記したと同様に、その耐久性試験を行った。その結果を、表3及び表4に示す。なお、表3には、No.G−1、No.G−2、No.G−3、及びNo.G−4についての前記「燃料電池の性能低下速度[mV/1000回]」(表2参照)の値を転記し、表4には、No.G−4についての前記「燃料電池の性能低下速度[mV/1000回]」(表2参照)の値を転記している。
そして、表3に示す触媒粒子No.NG−4からNo.NG−6、及びNo.G−1からNo.G−7についての「細孔径3μm以下の細孔が占める細孔容積[μm/mm3]」と、「燃料電池の性能低下速度[mV/1000回]」との関係を図5に示した。図5は、横軸が細孔容積[μL/mm3]を示し、縦軸が燃料電池の性能低下速度[mV/1000回]を示している。また、図5に記したプロットには、燃料電池に使用した触媒粒子No.を付記した。
次に、表4に示す触媒粒子No.NG−4からNo.NG−6、及びNo.G−4からNo.G−7についての「粒子径1μm未満の触媒粒子の体積割合[%]」と、「燃料電池の性能低下速度[mV/1000回]」との関係を図6に示した。図6は、図6は、横軸が粒子径1μm未満の触媒粒子の体積割合[%]を示し、縦軸が燃料電池の性能低下速度[mV/1000回]を示している。
2 高分子電解質膜
3 アノード
4 カソード
5 セパレータ
6 セパレータ
31 アノードのガス拡散層
32 アノードの電極触媒層
41 カソードのガス拡散層
42 カソードの電極触媒層
FC 固体高分子型燃料電池(単セル)
Claims (5)
- 高分子電解質膜がアノード及びカソードの電極触媒層で挟持された燃料電池用膜電極構造体において、
前記アノードの前記電極触媒層に形成される細孔径が3μm以下の細孔が占める細孔容積中、0.1μm以下の細孔径の細孔が占める細孔容積の割合が、70%以上であることを特徴とする燃料電池用膜電極構造体。 - 請求項1に記載の燃料電池用膜電極構造体において、
前記アノードの前記電極触媒層に形成される細孔径が3μm以下の細孔が占める細孔容積が、2.0μL/mm3以下であることを特徴とする燃料電池用膜電極構造体。 - 高分子電解質膜がアノード及びカソードの電極触媒層で挟持された燃料電池用膜電極構造体において、
前記アノードの前記電極触媒層に含まれる1μm未満の粒子径の触媒粒子の体積割合は、前記アノードの前記電極触媒層に含まれる全ての前記触媒粒子の体積に対して、2.5%以上であることを特徴とする燃料電池用膜電極構造体。 - 少なくとも触媒粒子及びイオン導電性物質を混練してアノードの電極触媒層形成用組成物を調製する第1工程と、
前記電極触媒層形成用組成物を塗工して電極シートを形成する第2工程と、
高分子電解質膜の膜面に前記電極シートを配置してアノードの電極触媒層を形成する第3工程と、
を有する燃料電池用膜電極構造体の製造方法において、
前記第1工程に先立って、触媒粒子を粉砕する工程を更に有することを特徴とする燃料電池用膜電極構造体の製造方法。 - 少なくとも触媒粒子及びイオン導電性物質を混練してアノードの電極触媒層形成用組成物を調製する第1工程と、
前記電極触媒層形成用組成物を展延して電極シートを形成する第2工程と、
高分子電解質膜の膜面に前記電極シートを配置して電極触媒層を形成する第3工程と、
を有する燃料電池用膜電極構造体の製造方法において、
前記第1工程に先立って、用意した第1の触媒粒子に、別途に用意した触媒粒子を篩い分けた篩下の触媒粒子として得られる第2の触媒粒子を加えて、粒子径が1μm未満の触媒粒子の体積割合が、前記電極触媒層に含まれる全ての触媒粒子の体積に対して、2.5%以上となるように調製する工程を更に有することを特徴とする燃料電池用膜電極構造体の製造方法。
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