JP2001338631A - 鉛蓄電池用リブ付きセパレータおよびその製造方法 - Google Patents

鉛蓄電池用リブ付きセパレータおよびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐酸化性が向上し、電池特性を十分に満足す
る鉛蓄電池用リブ付きセパレータを提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系樹脂20〜60質量%
と、無機粉体80〜40質量%と、これらの配合物に対
して40〜240質量%の鉱物オイルとの混合物からな
る原料組成物を加熱溶融し、混練しながら、リブを有す
るシート状に成形した後、該オイルを溶解し得る有機溶
剤の浸漬槽に浸漬して該オイルの一部を抽出除去し、加
熱乾燥して得られる、該オイルを5〜30質量%含有し
た鉛蓄電池用リブ付きセパレータにおいて、該セパレー
タのリブ部とベース部におけるオイル含有率の差を5質
量%以下としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン系
樹脂を主配合とした、表面(片面または両面)にリブを
有する鉛蓄電池用リブ付きセパレータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鉛蓄電池の極板にエキスパンド方式極板
が使用される割合が増加してきたのに伴い、ポリオレフ
ィン系樹脂を主配合としたセパレータの使用量が増加し
てきた。このセパレータは、袋状に加工し、陽極板また
は陰極板を収納して用いられる。このセパレータを使用
することの特徴は、第一に、リーフ状セパレータを使用
した鉛蓄電池に見られるような、陰極板からのデンドラ
イトの成長によるショートが起こらないことが挙げられ
る。第二に、電池性能で電池内部抵抗が小さく、ガラス
マットを併用した電池と比較して、高率放電時の電圧降
下が小さいことが挙げられる。第三に、このセパレータ
はロール状シートであり、電池組立ラインで連続で供給
されるため、リーフ状セパレータと違って、電池の組立
てが自動化でき、生産性の向上が図れることが挙げられ
る。一般に、このセパレータを鉛蓄電池に使用する場合
は、ガラスマットと併用することは少なくなる。このた
め、このセパレータの最大の弱点である酸化劣化に対抗
するための耐酸化性(セパレータの耐酸化特性)の低下
を防ぐために、セパレータの陽極板と接する面には、陽
極板とセパレータの間に一定の距離を確保するために突
起状のリブを設けて対処している。このように、リブを
設けたセパレータ(以下、リブ付きセパレータと称す)
のリブは、極板との接触を防ぎ、酸化による浸蝕をしに
くくする役目を担っている。リブ付きセパレータを鉛蓄
電池に使用した場合の酸化劣化現象は、陽極板とセパレ
ータのベース部が接触し、充電時に陽極板より発生する
活性酸素の攻撃を受け、ポリオレフィン系樹脂が分解さ
れ、次第に浸蝕されていくといったものである。そのた
め、リブ付きセパレータの劣化が原因で電池寿命に至っ
たケースでは、セパレータのベース部が酸化劣化により
穴が開き、セパレータとしての機能を持たなくなってい
る状況のものがほとんどである。
【0003】リブ付きセパレータの耐酸化性の低下を防
ぐための手段の一つとして、セパレータに鉱物オイルを
含有させる方法がある。この方法では、セパレータの内
外表面をオイルにより被覆できるので、酸化雰囲気に弱
いポリオレフィン系樹脂の表面を保護でき、酸化劣化の
進行を遅らせることができる。通常は、押出成形の原料
混合物に配合する可塑剤として予め鉱物オイルを用いて
おき、有機溶剤による可塑剤(鉱物オイル)の抽出除去
工程において、可塑剤のすべてを除去せず、一定量をシ
ート中に残留させるといった方法によるのが一般的であ
る。鉱物オイルを含有させて耐酸化性の向上を図るに
は、鉱物オイルは、セパレータの質量に対して5〜30
質量%含有している必要がある。5質量%未満では、リ
ブ付きセパレータに鉛蓄電池用セパレータとして充分な
耐酸化性を付与せしめることができない。また、30質
量%を越える場合は、オイルが微孔空間(空隙)を埋め
る割合が大きくなることによる電気抵抗の増大や、希硫
酸電解液中へのオイルの溶出による電槽内の汚染をもた
らす。このように使用した場合の鉱物オイルとは、可塑
剤としての機能の他に、微孔形成剤や耐酸化性付与剤の
機能も併せ持っている。
【0004】鉱物オイルを5〜30質量%含有するリブ
付きセパレータの一般的な製法としては、主原料である
ポリオレフィン系樹脂と無機粉体と鉱物オイルの三者を
配合した原料混合物を押出成形機により押し出し、所定
の厚さの薄肉シートを得、これを有機溶剤槽に浸漬し
て、含有する鉱物オイルの一部を除去して引き上げ、加
熱乾燥して有機溶剤を除去するといった方法である。た
だし、通常は、生産効率を考慮して、ある濃度に設定さ
れた有機溶剤槽(有機溶剤と鉱物オイルとの混合液槽)
にシートを浸漬する場合、オイルの抽出に要する時間を
できるだけ短くできるように、目的のオイル含有率(オ
イル抽出量)が得られる比較的最短に近い時間をシート
の浸漬時間として設定しているのが一般的である。即
ち、混合液のオイル濃度は、シートの浸漬開始から引き
上げまで終始一貫してできる限り速いオイル抽出反応速
度が得られるように、オイル抽出反応が平衡状態に達す
るまで浸漬し続けた場合に目的のオイル含有率よりもあ
る程度低いオイル含有率となるレベルにまでできる限り
低く設定しておき、オイル抽出反応がまだ活発に進行中
にある状態において、シートを引き上げる(オイル抽出
操作を打ち切る)といった手法である。また、このよう
な有機溶剤の槽にシートを浸漬することによりオイルを
抽出除去する方法においては、オイルの抽出反応は、オ
イルが、セパレータの持つ複雑に入り組んだ微細な孔の
中に染み込んできた有機溶剤と接触することによって起
こるものである。しかしながら、オイルの一部を有機溶
剤により抽出除去する製法においては、有機溶剤との接
触面積、或いは、有機溶剤がオイルに接触するまでの到
達距離の違いにより、セパレータのリブ部とベース部で
は、オイル抽出反応の進行速度に差(リブ部<ベース
部)が生じる。このため、オイルの一定量を残留させて
なるリブ付きセパレータでは、目的のオイル含有率(オ
イル抽出量)が得られる比較的最短に近い時間をシート
の浸漬時間として設定している場合、セパレータのリブ
部とベース部では、オイル含有率に不均衡が生じる。つ
まり、リブ部では、ベース部に比べてオイル抽出反応の
進行速度が遅いため、比較的最短に近い時間内では、よ
り少ない量のオイルしか抽出できず、オイル含有率(オ
イル残留量)がより高くなってしまう。一般に、ベース
部の厚さが0.25mm程度の薄肉セパレータの場合、
リブ高さ(h)が高くなる程、またリブ底幅(w)が太
くなる程この傾向は強くなり、ベース部の厚さが薄くな
る程強くなる。
【0005】この問題を解決する一つの方法としては、
可塑剤兼微孔形成剤として用いた材料、例えば鉱物オイ
ルを一旦完全に除去し、改めて耐酸化性付与剤として、
例えば鉱物オイルのような材料を含浸等により含有させ
る方法が考えられる(特公昭58−51389号、特許
第2743076号、特開平3−93155号、特開平
5−129013号、特開平6−267525号な
ど)。しかしながら、この方法では、リブ付きセパレー
タであっても、本願で言う鉱物オイルに当たる耐酸化性
付与剤をリブ部およびベース部にわたって均一に含有せ
しめることは可能であるものの、可塑剤兼微孔形成剤を
一旦完全除去した後、別工程おいて耐酸化性付与剤を含
浸等により付着させる必要があることから、製造工程を
複雑化させる。また、可塑剤兼微孔形成剤を完全除去し
ているので、シートの収縮が大きく、その結果、寸法変
化が大きくなり、場合によっては、シートにゆがみを生
じることもあり得る。また、微孔形成剤を完全除去した
ことにより微孔の孔径が小さくなっていることから、耐
酸化性付与剤を含浸させる場合においても、含浸しにく
く、シートに均一に含浸させるためには、長時間を要す
ることになり、耐酸化性付与剤の付着量が多い程問題は
顕著となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、電池の小型化、
高性能化、長寿命化の要求、更に、自動車のエンジンル
ームの小型化に伴い、電池の高温化が余儀なくされ、鉛
蓄電池用セパレータが使用される環境は一層過酷なもの
となってきている。このことから、鉛蓄電池用セパレー
タは、十分な耐酸化性と電池性能に良好な影響を及ぼす
セパレータ特性を具備していること、更に、電池性能に
悪影響を及ぼすようなものを使用していないことが重要
となる。本発明は、可塑剤兼微孔形成剤として配合しセ
パレータ中に残留して耐酸化性付与剤としても機能し得
る鉱物オイルの完全除去を行うことなく、鉛蓄電池用リ
ブ付きセパレータのリブ部とベース部におけるオイル含
有率の差を小さくすることで、耐酸化性が向上し、電池
特性を十分に満足する鉛蓄電池用リブ付きセパレータを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明等は、上記の点に
鑑み、種々の検討を行った結果、鉛蓄電池用リブ付きセ
パレータ全体のオイル含有率を高めることなしに、リブ
部とベース部におけるオイル含有率の差を小さくするこ
とで、結果として、従来よりもベース部におけるオイル
含有率の割合を大きくし、セパレータに起因する電池寿
命原因の中で最も大きな影響力を持つ耐酸化性を向上で
きることを見出した。本発明は、かかる知見に基づくも
のであり、本発明の鉛蓄電池用リブ付きセパレータは、
請求項1記載の通り、ポリオレフィン系樹脂20〜60
質量%と、無機粉体80〜40質量%と、これらの配合
物に対して40〜240質量%の鉱物オイルとの混合物
からなる原料組成物を加熱溶融し、混練しながら、リブ
を有するシート状に成形した後、該オイルを溶解し得る
有機溶剤の浸漬槽に浸漬して該オイルの一部を抽出除去
し、加熱乾燥して得られる、該オイルを5〜30質量%
含有した鉛蓄電池用リブ付きセパレータにおいて、該セ
パレータのリブ部とベース部におけるオイル含有率の差
を5質量%以下としたことを特徴とする。また、請求項
2記載の鉛蓄電池用リブ付きセパレータは、請求項1記
載の鉛蓄電池用リブ付きセパレータにおいて、前記セパ
レータのリブ部とベース部におけるオイル含有率の差を
2質量%以下としたことを特徴とする。また、本発明の
鉛蓄電池用リブ付きセパレータの製造方法は、請求項3
記載の通り、ポリオレフィン系樹脂20〜60質量%
と、無機粉体80〜40質量%と、これらの配合物に対
して40〜240質量%の鉱物オイルとの混合物からな
る原料組成物を加熱溶融し、混練しながら、リブを有す
るシート状に成形した後、該オイルを溶解し得る有機溶
剤の浸漬槽に浸漬して該オイルの一部を抽出除去し、加
熱乾燥して、該オイルを5〜30質量%含有させるよう
にした鉛蓄電池用リブ付きセパレータの製造方法におい
て、該浸漬槽は、該有機溶剤中に所定濃度に該オイルが
混合された混合液が1段または多段に構成されてなるも
のであり、該混合液中に該シートを所定時間浸漬した
後、引き上げる操作によって該オイルの抽出除去を行う
ものであるとともに、引き上げ直前の浸漬状態におい
て、平衡状態到達後に引き上げてほぼ目的のオイル含有
率となるような混合液濃度下で、オイル抽出反応がほぼ
平衡状態(停止状態)にあるように、浸漬槽の混合液濃
度およびシートの浸漬時間を設定するようにしたことを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の鉛蓄電池用リブ付きセパ
レータは、以下のようにして製造することができる。ま
ず、主原料であるポリオレフィン系樹脂と無機粉体と鉱
物オイルの三者を配合した原料混合物を押出成形機によ
りシート状に押し出し、二本の成形ロールにより加圧し
て、所定の厚さのリブ付き薄肉シートを得る。尚、成形
ロールの一方または双方には、リブを形成するための溝
が彫刻してあり、その溝の彫刻パターンで、様々な形状
のリブを連続および/または不連続に形成することがで
きる。続いて、得られたシートを有機溶剤中に一定時間
浸漬して、含有する鉱物オイルの一部を抽出除去した
後、加熱乾燥して有機溶剤を除去し、鉛蓄電池用リブ付
きセパレータを得る。
【0009】図1に示されるようなリブ付きセパレータ
1のオイル含有率をリブ部Aとベース部Bにわたって全
体に均一化するためには、オイル抽出操作は、以下のよ
うに行う必要がある。つまり、有機溶剤中に所定濃度に
オイルが混合された混合液が1段または多段に構成され
てなる浸漬槽を用い、該混合液中に、オイルの除去を行
っていない押出成形シート(以下、単に押出成形シート
と称する)を所定時間浸漬した後、引き上げることによ
ってオイルの抽出を行う方法において、引き上げ直前の
浸漬状態において、平衡状態到達後に引き上げてほぼ目
的のオイル含有率となるような混合液濃度下で、オイル
抽出反応がほぼ平衡状態(停止状態)にあるように、浸
漬槽の混合液濃度およびシートの浸漬時間を設定するこ
とが必要である。尚、浸漬槽(有機溶剤と鉱物オイルと
の混合液槽)においては、浸漬した押出成形シートより
溶出するオイルによって、徐々にオイル濃度が高くなっ
ていくが、オイル濃度の上昇に合わせて、オイル濃度の
高くなった混合液の一部をオイル濃度の低い混合液と置
き換えることにより、所定のオイル濃度を常に維持でき
る。
【0010】本発明の鉛蓄電池用リブ付きセパレータに
用いるポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテンおよびこれらの共重合物、
或いは、これらの混合物等が使用できるが、セパレータ
の機械的強度の面からは、平均分子量が100万以上の
超高分子量ポリエチレンを用いることが望ましい。本発
明の鉛蓄電池用リブ付きセパレータに用いる無機粉体と
しては、珪酸、珪酸カルシウム、アルミナ、炭酸カルシ
ウム、カオリンクレー、タルク、珪藻土、ガラス繊維粉
等の一種または二種以上が使用できる。
【0011】本発明の鉛蓄電池用リブ付きセパレータに
用いる鉱物オイルとしては、主としてパラフィン系オイ
ルが使用されるが、これに限定されるものではない。鉱
物オイルは、ポリオレフィン系樹脂と無機粉体との配合
物に対して、40〜240質量%添加され、原料混合物
の押出成形用の可塑剤として、また、有機溶剤により抽
出されることによる微孔形成剤として機能し、更には、
微多孔性シート中に5〜30質量%残留せしめて耐酸化
性付与剤として機能する。
【0012】尚、本発明の鉛蓄電池用リブ付きセパレー
タには、少量の抗酸化剤や濡れ性向上のための浸透剤を
含有していても構わない。
【0013】
【実施例】次に、本発明の鉛蓄電池用リブ付きセパレー
タの実施例を、比較例とともに説明する。 (実施例1)重量平均分子量200万の高密度ポリエチ
レン樹脂粉体20質量%と、無機粉体として平均粒径5
μmのシリカ粉末24質量%と、鉱物オイルとしてパラ
フィン系オイル56質量%の3者をヘンシェルミキサで
混合し、該混合物を先端にTダイを取り付けた二軸押出
機にて加熱溶融し、混練しながらシート状に押し出すと
ともに、2本のうちの一方にのみ所定の彫刻を施した2
本の成形ロール間を通して加圧成形し、機械方向に伸び
る連続線状のリブを複数列持つベース厚さ0.25mm
の薄肉シートを得た。尚、リブ形状の詳細は、リブ高さ
が0.95mm、リブ底幅が1.20mmであった。次
いで、該シートを、鉱物オイル濃度を5.6質量%に保
った十分な量のトリクロロエチレン液(25℃)中に4
0分間浸漬して、該シート中の鉱物オイルの一部を除去
し、オイル含有率が全体で13.0質量%の微多孔性シ
ートを得た。尚、リブ部におけるオイル含有率は13.
9質量%、ベース部におけるオイル含有率は12.6質
量%で、両者の差は1.3質量%であった。尚、ここに
おいて設定したトリクロロエチレン液の鉱物オイル濃度
5.6質量%とは、オイル抽出反応が平衡状態に達する
まで浸漬し続けた場合にほぼ目的のオイル含有率が得ら
れるように設定した値である。
【0014】(実施例2)実施例1と同様に作製した押
出成形シートを、鉱物オイル濃度を5.0質量%に保っ
た十分な量のトリクロロエチレン液(25℃)中に15
分間浸漬して、該シート中の鉱物オイルの一部を除去
し、オイル含有率が全体で13.0質量%の微多孔性シ
ートを得た。尚、リブ部におけるオイル含有率は15.
7質量%、ベース部におけるオイル含有率は11.9質
量%で、両者の差は3.8質量%であった。尚、ここに
おいて設定したトリクロロエチレン液の鉱物オイル濃度
5.0質量%とは、オイル抽出反応が平衡状態に達する
まで浸漬し続けた場合に目的のオイル含有率よりもやや
低いオイル含有率が得られるように設定した値である。
【0015】(比較例1)実施例1と同様に作製した押
出成形シートを、鉱物オイル濃度を1.5質量%に保っ
た十分な量のトリクロロエチレン液(25℃)中に3分
間浸漬して、該シート中の鉱物オイルの一部を除去し、
オイル含有率が全体で13.0質量%の微多孔性シート
を得た。尚、リブ部におけるオイル含有率は20.0質
量%、ベース部におけるオイル含有率は8.6質量%
で、両者の差は11.4質量%であった。尚、ここにお
いて設定したトリクロロエチレン液の鉱物オイル濃度
1.5質量%とは、オイル抽出反応が平衡状態に達する
まで浸漬し続けた場合に目的のオイル含有率よりもある
程度低いオイル含有率が得られるように設定した値であ
る。
【0016】次に、上記の実施例1乃至2並びに比較例
1の各セパレータを用いて、電気抵抗と耐酸化時間の測
定を行った。その測定結果を表1に示す。尚、試験方法
は以下のようにした。 [電気抵抗]SBA S 0402に準拠した方法より
測定した。 [耐酸化時間]試験容器に試料(セパレータ70mm
角)を19.6kPaの荷重がかかるようにセットし、
比重1.300(20℃)の電解液を1000ml注入
し、電解液温度を50±2℃の状態で5.0Aの直流電
流を通電中は電流が一定となるように調整して流し、端
子電圧が2.6V以下または電圧差が0.2V以上とな
った時間を耐酸化時間として表示するようにした。尚、
本実施例において、「リブ部におけるオイル含有率」や
「ベース部におけるオイル含有率」と称する場合の「リ
ブ部」及び「ベース部」とは、次のことを指す。つま
り、図1に示すように、リブ付きセパレータ1を、リブ
突起の各付け根に沿ってセパレータ面に垂直に切断した
場合の、リブを含む部分をリブ部A、リブを含まない残
りの部分をベース部Bとした。尚、上記実施例では、ト
リクロロエチレンと鉱物オイルからなる混合液を、1
段、即ち、1種類のオイル濃度の液のみで構成したた
め、オイルの抽出に長時間を要したが、オイル濃度の異
なる複数の混合液を用いて多段に構成すれば、より短時
間でのオイル抽出が可能となる。その考え方としては、
複数の混合液を工程順に、前半、中間、後半とした場
合、前半と中間では、オイル抽出反応が平衡状態に達す
るまで浸漬し続けた場合に目的のオイル含有率よりもあ
る程度低いオイル含有率となるような低めのオイル濃度
を設定しておき、後半では、オイル抽出反応が平衡状態
に達するまで浸漬し続けた場合に目的のオイル含有率に
対して同じかやや高いオイル含有率となるような高めの
オイル濃度を設定しておくことにより、短時間化が達成
可能となる。
【0017】
【表1】
【0018】表1から明らかなように、実施例のセパレ
ータの場合、リブ部とベース部におけるオイル含有率の
差は、実施例1において1.3質量%、実施例2におい
て3.8質量%であり、浸漬槽からシートを引き上げる
直前の浸漬状態において、オイル抽出反応はほぼ平衡状
態に達していたことが分かる。また、リブ部とベース部
におけるオイル含有率の差を小さくし、結果として、全
体のオイル含有率を高めることなく、従来よりもベース
部におけるオイル含有率を高めたことで、電気抵抗を高
めることもなく、ベース部における耐酸化性を向上させ
ることができたので、耐酸化時間において優れた性能を
発揮できるものとなった。即ち、比較例のセパレータに
比して、リブ部とベース部におけるオイル含有率の差が
1.3質量%であった実施例1において約21%、同様
にオイル含有率の差が3.8質量%であった実施例2に
おいても約16%の改善が達成できた。また、比較例の
セパレータの場合、リブ部とベース部におけるオイル含
有率の差は、11.4質量%であり、浸漬槽からシート
を引き上げる直前の浸漬状態において、オイル抽出反応
はまだ活発に進行中であったものと考えられる。
【0019】
【発明の効果】本発明の鉛蓄電池用リブ付きセパレータ
は、セパレータ中に残留して耐酸化性付与剤として機能
する鉱物オイルのリブ部とベース部における含有率の差
を5質量%以下、より好ましくは2質量%以下としたの
で、セパレータ全体のオイル含有率を高めることことな
く(電気抵抗を高めることなく)、従来よりもベース部
におけるオイル含有率を向上させることができるので、
ベース部における耐酸化性が向上し、セパレータの酸化
劣化を遅らせることができ、電池寿命の向上に寄与でき
る。また、本発明の鉛蓄電池用リブ付きセパレータの製
造方法によれば、有機溶剤中に所定濃度にオイルが混合
された混合液が1段または多段に構成されてなる浸漬槽
を用い、該混合液中に、押出成形シートを所定時間浸漬
した後引き上げることによってオイルの抽出を行う方法
において、引き上げ直前の浸漬状態において、平衡状態
到達後に引き上げてほぼ目的のオイル含有率となるよう
な混合液濃度下で、オイル抽出反応がほぼ平衡状態(停
止状態)にあるように、浸漬槽の混合液濃度およびシー
トの浸漬時間を設定しているので、従来のような、一旦
可塑剤兼微孔形成剤としての鉱物オイルを完全除去する
方法のように、製造工程の複雑化、シートの寸法変化や
変形、製造の困難化といった弊害を伴うことなしに、リ
ブ部とベース部にわたって全体に均一なオイル含有率を
持ったセパレータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明鉛蓄電池用リブ付きセパレータのリブ
部とベース部を説明するための拡大断面図
【符号の説明】
1 鉛蓄電池用リブ付きセパレータ A リブ部 B ベース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 秀夫 岐阜県不破郡垂井町630 日本無機株式会 社垂井工場内 Fターム(参考) 5H021 BB01 BB04 BB12 BB13 BB19 CC11 EE01 EE04 EE21 HH01 5H028 AA05 BB02 BB03 BB05 BB06 BB17 CC07 EE04 EE06 EE08 HH01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂20〜60質量%
    と、無機粉体80〜40質量%と、これらの配合物に対
    して40〜240質量%の鉱物オイルとの混合物からな
    る原料組成物を加熱溶融し、混練しながら、リブを有す
    るシート状に成形した後、該オイルを溶解し得る有機溶
    剤の浸漬槽に浸漬して該オイルの一部を抽出除去し、加
    熱乾燥して得られる、該オイルを5〜30質量%含有し
    た鉛蓄電池用リブ付きセパレータにおいて、該セパレー
    タのリブ部とベース部におけるオイル含有率の差を5質
    量%以下としたことを特徴とする鉛蓄電池用リブ付きセ
    パレータ。
  2. 【請求項2】 前記セパレータのリブ部とベース部にお
    けるオイル含有率の差を2質量%以下としたことを特徴
    とする請求項1記載の鉛蓄電池用リブ付きセパレータ。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィン系樹脂20〜60質量%
    と、無機粉体80〜40質量%と、これらの配合物に対
    して40〜240質量%の鉱物オイルとの混合物からな
    る原料組成物を加熱溶融し、混練しながら、リブを有す
    るシート状に成形した後、該オイルを溶解し得る有機溶
    剤の浸漬槽に浸漬して該オイルの一部を抽出除去し、加
    熱乾燥して、該オイルを5〜30質量%含有させるよう
    にした鉛蓄電池用リブ付きセパレータの製造方法におい
    て、該浸漬槽は、該有機溶剤中に所定濃度に該オイルが
    混合された混合液が1段または多段に構成されてなるも
    のであり、該混合液中に該シートを所定時間浸漬した
    後、引き上げる操作によって該オイルの抽出除去を行う
    ものであるとともに、引き上げ直前の浸漬状態におい
    て、平衡状態到達後に引き上げてほぼ目的のオイル含有
    率となるような混合液濃度下で、オイル抽出反応がほぼ
    平衡状態(停止状態)にあるように、浸漬槽の混合液濃
    度およびシートの浸漬時間を設定するようにしたことを
    特徴とする鉛蓄電池用リブ付きセパレータの製造方法。
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