JP2001337140A - Icテスタ、及びその期待値信号不良検出方法 - Google Patents

Icテスタ、及びその期待値信号不良検出方法

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JP2001337140A
JP2001337140A JP2000160395A JP2000160395A JP2001337140A JP 2001337140 A JP2001337140 A JP 2001337140A JP 2000160395 A JP2000160395 A JP 2000160395A JP 2000160395 A JP2000160395 A JP 2000160395A JP 2001337140 A JP2001337140 A JP 2001337140A
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Atsushi Kawai
敦之 川合
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、ICテスタにおいて、被測
定デバイスから得られるデータと期待値信号とを比較し
た結果が不良と判定された場合に、被測定デバイスから
得られるデータが不良であるのか、期待値信号が不良で
あるのかを特定することである。 【解決手段】 ICテスタにおいて、良否判定回路24
7は、良否判定を行い、良否判定信号を基本制御回路2
1と不良検出回路248に出力する。不良検出回路24
8は、この良否判定信号と、被測定デバイスから得られ
るデータと、期待値信号とを入力信号として期待値信号
が不良であるのかを検出する。コントローラは、基本制
御回路21を介して入力された良否判定信号に基づい
て、不良検出回路248から検出される出力信号を抽出
し、この出力信号に従って被測定デバイスから得られる
データが不良であるのか、期待値信号が不良であるのか
を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
機能及び電気的特性を試験するICテスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のICテスタは、ICテストによっ
てテストバーンインボード上の被測定デバイスから得ら
れるデータと期待値信号とが一致するか否かを比較し、
この比較結果を用いて、MASK信号に従った良否を判
定する。
【0003】上述の良否判定において、ICテスタは、
被測定デバイスから得られるデータと期待値信号とが一
致する場合は良、一致しない場合は、不良と判定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のICテスタは、被測定デバイスから得られるデ
ータと期待値信号とが一致しない場合は不良と判定する
ため、被測定デバイスから得られるデータが不良である
のか、期待値信号が不良であるのかがはっきりと分から
なかった。
【0005】本発明の課題は、ICテスタにおいて、被
測定デバイスから得られるデータと期待値信号とを比較
した結果が不良と判定された場合に、被測定デバイスか
ら得られるデータが不良であるのか、期待値信号が不良
であるのかを特定することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
達成するために、次のような特徴を備えている。なお、
次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態に対
応する構成を1例として例示する。符号等は、後述する
図面参照符号等である。
【0007】請求項1記載の発明は、被測定デバイスの
機能及び電気的特性を試験するICテスタ(例えば、図
1に示すICテスタ1)において、前記ICテストによ
り前記被測定デバイスから得られる信号と所定の期待値
信号とを比較して比較結果を出力する比較手段(例え
ば、図2に示す比較回路244)と、前記比較手段から
出力された比較結果の良否を判定し、良否判定信号を出
力する良否判定手段(例えば、図2に示す良否判定回路
247)と、前記良否判定手段から出力された良否判定
信号と、前記被測定デバイスから得られる信号と、前記
所定の期待値信号とに基づいて該期待値信号の不良を検
出する不良検出手段(例えば、図2に示す不良検出回路
248)と、を備えることを特徴とする。
【0008】請求項1記載の発明のICテスタによれ
ば、前記比較手段と前記良否判定手段と前記不良検出手
段とを備えることにより、前記良否判定信号と前記被測
定デバイスから得られる信号と前記所定の期待値信号と
に基づいて該期待値信号の不良を検出できる。
【0009】請求項3記載の発明は、被測定デバイスの
機能及び電気的特性を試験するICテスタにおける期待
値信号不良検出方法において、前記ICテストにより前
記被測定デバイスから得られる信号と所定の期待値信号
とを比較して比較結果を出力する比較工程と、前記比較
工程により出力された比較結果の良否を判定し、良否判
定信号を出力する良否判定工程と、前記良否判定工程に
より出力された良否判定信号と、前記被測定デバイスか
ら得られる信号と、前記所定の期待値信号とに基づいて
該期待値信号の不良を検出する不良検出工程と、を含む
ことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明のICテスタの期待値
信号不良検出方法によれば、前記比較工程と前記良否判
定工程と前記不良検出工程とを含むことにより、前記被
測定デバイスから得られる信号と前記所定の期待値信号
とに基づいて該期待値信号の不良を検出することを容易
に実現する期待値信号不良検出方法を提供できる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のI
Cテスタにおいて、前記不良検出手段は、前記期待値信
号と前記比較手段から出力された比較結果との排他的論
理和を演算して第1の演算結果を出力する第1の演算手
段(例えば、図3に示すXORゲート248a)と、前
記良否判定手段から出力された良否判定信号と前記被測
定デバイスから得られる信号との否定論理積を演算して
第2の演算結果を出力する第2の演算手段(例えば、図
3に示すNANDゲート248b)と、前記第1の演算
手段から出力された第1の演算結果と、前記第2の演算
手段から出力された第2の演算結果とに基づいて前記期
待値信号の不良を検出して不良検出信号を出力する不良
検出信号出力手段(例えば、図3に示すF/F回路24
8c)と、を備えることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明のICテスタによれ
ば、前記不良検出手段において、前記第1の演算手段と
前記第2の演算手段と不良検出信号出力手段とを備える
ことにより、前記期待値信号と前記比較信号と良否判定
信号とに基づいて前記期待値信号の不良を検出し、被測
定デバイスから得られる信号が不良であるか期待値信号
が不良であるかを容易に特定できる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の被
測定デバイスの機能及び電気的特性を試験するICテス
タにおける期待値信号不良検出方法において、前記不良
検出工程は、前記期待値信号と前記比較工程から出力さ
れた比較結果との排他的論理和を演算して第1の演算結
果を出力する第1の演算工程と、前記良否判定工程によ
り出力された良否判定信号と前記被測定デバイスから得
られる信号との否定論理積を演算して第2の演算結果を
出力する第2の演算工程と、前記第1の演算工程により
出力された第1の演算結果と、前記第2の演算工程によ
り出力された第2の演算結果とに基づいて前記期待値信
号の不良を検出して不良検出信号を出力する不良検出信
号出力工程と、を含むことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明のICテスタの期待値
信号不良検出方法によれば、前記不良検出工程におい
て、前記第1の演算工程と前記第2の演算工程と、前記
不良検出信号出力工程とを含むことにより、被測定デバ
イスから得られる信号が不良であるか期待値信号が不良
であるかを容易に特定できる期待値信号不良検出方法を
提供できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明に係るICテスタ1の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
【0016】図1は、本実施の形態におけるICテスタ
1の内部構成を示すブロック図であり、ICテスタ1
は、試験部2、テストバーンインボード3、コントロー
ラ4から構成される。
【0017】試験部2は、基本制御回路21、クロック
発生回路22、電源回路23、コンパレータボード24
から構成され、電源回路23を除く各部はバス25によ
って接続される。
【0018】基本制御回路21は、電源回路23から所
定の電源が供給され、クロック発生回路22により発生
される基本クロック信号に基づいてICテストに必要な
各種パターン信号を発生させ、パターン信号としてテス
トパターン信号、期待値信号、MASK信号をコンパレ
ータボード24に出力する。
【0019】また、基本制御回路21は、コンパレータ
ボード24内の良否判定回路247から入力される良否
判定信号をコントローラ4に出力する。
【0020】コンパレータボード24は、図2に示すよ
うに、テストパターンラッチ回路241、期待値信号ラ
ッチ回路242、DRV/CMP回路243、比較回路
244、MASK信号ラッチ回路245、クロック制御
回路246、良否判定回路247、不良検出回路248
から構成される。
【0021】テストパターンラッチ回路241は、基本
制御回路21から入力されたテストパターン信号をラッ
チして、ラッチしたテストパターン信号をDRV/CM
P回路243に出力する。
【0022】期待値信号ラッチ回路242は、基本制御
回路21から入力された期待値信号をラッチして、ラッ
チした期待値信号を比較回路244と不良検出回路24
8とに出力する。
【0023】DRV/CMP回路243は、図示しない
ドライバ回路及びコンパレータ回路を備えており、テス
トパターンラッチ回路241から入力されたテストパタ
ーン信号を増幅してテストバーンインボード3上の図示
しない被測定デバイスに印加する。また、テストバーン
インボード3上の被測定デバイスから入力される返りI
O信号と基準信号とを比較し、比較信号を比較回路24
4と不良検出回路248とに出力する。
【0024】比較回路244は、期待値信号ラッチ回路
242から入力された期待値信号とDRV/CMP回路
243から入力された比較信号とを比較し、比較結果信
号を良否判定回路247に出力する。
【0025】MASK信号ラッチ回路245は、基本制
御回路21から入力されたMASK信号をラッチして、
ラッチしたMASK信号を良否判定回路247に出力す
る。
【0026】クロック制御回路246は、クロック発生
回路22から入力された基本クロック信号を制御して、
良否判定動作に必要なクロック信号を良否判定回路24
7に供給する。
【0027】良否判定回路247は、MASK信号ラッ
チ回路245から入力されるMASK信号に従って、比
較回路244から入力される比較結果信号の良否判定を
行い、クロック制御回路246から入力されるクロック
信号のタイミングに同期して基本制御回路21と不良検
出回路248とに良否判定信号を出力する。
【0028】不良検出回路248は、テストバーンイン
ボード3上の図示しない被測定デバイスの各IO端子別
に、図3に示すような、複数のXORゲート248a
と、複数のNANDゲート248bと、複数のF/F回
路248cとを有する。
【0029】XORゲート248aは、DRV/CMP
回路243から入力される比較信号と期待値信号ラッチ
回路242から入力される期待値信号とが一致するか否
かを比較し、信号が一致しない場合には、「H」信号を
F/F回路248cに出力する。また、信号が一致する
場合には、「L」信号をF/F回路248cに出力す
る。
【0030】NANDゲート248bは、DRV/CM
P回路243から入力される比較信号と良否判定回路2
47から入力される良否判定信号との否定論理積を演算
し、否定論理積信号をF/F回路248cのトリガ信号
として、トリガ端子に出力する。
【0031】F/F回路248cは、NANDゲート2
48bから入力されたトリガ信号に同期して、XORゲ
ート248aから入力された信号をラッチし、ラッチし
た信号を出力する。出力信号が「H」信号(すなわち、
不良信号)の場合は、期待値信号が不良であることを示
す。
【0032】テストバーンインボード3は、図示しない
被測定デバイスを配置するための基板と、被測定デバイ
スの各IO端子に信号を印加し、返りIO信号を出力す
るためのバスにより構成される。このテストバーンイン
ボード3において、被測定デバイスの各IO端子は、D
RV/CMP回路243のドライバ回路から各IO端子
毎にテストパターン信号が入力され、このテストパター
ン信号に対する応答として返りIO信号をDRV/CM
P回路243のコンパレータ回路に出力する。
【0033】コントローラ4は、ICテスタ1内各部の
動作を制御するとともに、基本制御回路21から入力さ
れる良否判定信号に従ってICテストの結果を内部メモ
リに書込むとともに、図示しない表示装置にデータを表
示させる。
【0034】また、コントローラ4は、不良検出回路2
48から不良信号が出力された場合に、期待値信号が不
良であることを内部メモリに書込むとともに、図示しな
い表示装置にデータを表示させる。
【0035】次に動作を説明する。図1のICテスタ1
における各部の動作について、図4に示すタイミングチ
ャートを参照して説明する。なお、期待値信号ラッチ回
路242から出力される信号に不良がある場合を例とす
る。
【0036】図4において、良否判定信号及び不良信号
は、不良を示すFAIL信号を「H:ハイ」、良を示す
PASS信号を「L:ロウ」とする。また、クロック制
御回路246から出力されるクロック信号は、図4に示
すように、CLK‘1’〜CLK‘3’とする。
【0037】図1において、コントローラ4によりIC
テストのスタートが指示されると、基本制御回路21
は、テストパターン信号、期待値信号、MASK信号を
コンパレータボード24に出力する。
【0038】はじめに、CLK‘1’が良否判定回路2
47に入力された場合の動作を説明する。
【0039】まず、コンパレータボード24上のテスト
パターンラッチ回路241は、基本制御回路21から入
力されたテストパターン信号をラッチして、DRV/C
MP回路243に出力する。次いで、DRV/CMP回
路243のドライバ回路によってテストパターン信号を
テストバーンインボード3上の被測定デバイスに印加す
る。そして、被測定デバイスからの返りIO信号をDR
V/CMP回路243のコンパレータ回路により基準信
号と比較して、比較信号「H」を比較回路244に出力
する。
【0040】一方、コンパレータボード24上の期待値
信号ラッチ回路242は、基本制御回路21から入力さ
れた期待値信号「H」をラッチして、ラッチした期待値
信号「H」を比較回路244と不良検出回路248に出
力する。
【0041】次いで、比較回路244は、DRV/CM
P回路243から入力された比較信号「H」と、期待値
信号ラッチ回路242から入力された期待値信号「H」
とを比較して、比較結果信号(例えば、一致を示す
「L」)を良否判定回路247に出力する。
【0042】そして、良否判定回路247は、MASK
信号ラッチ回路245から入力されたMASK信号に従
って、比較回路244から入力される比較結果信号(例
えば、「L」)の良否判定を行い、クロック制御回路2
46から入力されるクロック信号CLK‘1’に同期し
て、基本制御回路21と不良検出回路248とに良否判
定信号「L」(すなわち、良を示すPASS信号)を出
力する。
【0043】次いで、不良検出回路248において、X
ORゲート248aは、期待値信号ラッチ回路242か
ら入力された期待値信号「H」と、DRV/CMP回路
243から入力された比較信号「H」とが一致するか否
かを比較し、一致を示す「L」信号をF/F回路248
cに出力する。
【0044】また、不良検出回路248において、NA
NDゲート248bは、DRV/CMP回路243から
入力された比較信号「H」と、良否判定回路247から
入力された良否判定信号「L」との否定論理積を演算
し、否定論理積信号「H」をF/F回路248cのトリ
ガ信号としてトリガ端子に出力する。
【0045】そして、F/F回路248cは、トリガ信
号に同期して、XORゲート248aから入力された信
号をラッチし、ラッチした信号「L」(すなわち、良を
示すPASS信号)を出力する。したがって、良否判定
回路247の出力が良であり、且つ不良検出回路248
の出力は「L」なので、不良は検出されない。
【0046】次に、CLK‘2’が良否判定回路247
に入力された場合の動作を説明する。
【0047】まず、コンパレータボード24上のテスト
パターンラッチ回路241は、基本制御回路21から入
力されたテストパターン信号をラッチして、DRV/C
MP回路243に出力する。次いで、DRV/CMP回
路243のドライバ回路によってテストパターン信号を
増幅し、テストバーンインボード3上の被測定デバイス
に印加する。そして、被測定デバイスからの返りIO信
号をDRV/CMP回路243のコンパレータ回路によ
り基準信号と比較して、比較信号「L」を比較回路24
4に出力する。
【0048】一方、コンパレータボード24上の期待値
信号ラッチ回路242は、基本制御回路21から入力さ
れた期待値信号「H」をラッチして、ラッチした期待値
信号「H」を比較回路244と不良検出回路248に出
力する。
【0049】次いで、比較回路244は、DRV/CM
P回路243から入力された比較信号「L」と、期待値
信号ラッチ回路242から入力された期待値信号「H」
とを比較して、比較結果信号(例えば、不一致を示す
「H」)を良否判定回路247に出力する。
【0050】そして、良否判定回路247は、MASK
信号ラッチ回路245から入力されたMASK信号に従
って、比較回路244から入力される比較結果信号(例
えば、「H」)の良否判定を行い、クロック制御回路2
46から入力されるクロック信号CLK‘2’に同期し
て、基本制御回路21と不良検出回路248とに良否判
定信号「H」(すなわち、不良を示すFAIL信号)を
出力する。
【0051】次いで、不良検出回路248において、X
ORゲート248aは、期待値信号ラッチ回路242か
ら入力された期待値信号「H」と、DRV/CMP回路
243から入力された比較信号「L」とが一致するか否
かを比較し、不一致を示す「H」信号をF/F回路24
8cに出力する。
【0052】また、不良検出回路248において、NA
NDゲート248bは、DRV/CMP回路243から
入力された比較信号「L」と、良否判定回路247から
入力された良否判定信号「H」との否定論理積を演算
し、否定論理積信号「H」をF/F回路248cのトリ
ガ信号としてトリガ端子に出力する。
【0053】そして、F/F回路248cは、トリガ信
号に同期して、XORゲート248aから入力された信
号をラッチし、ラッチした信号「H」(すなわち、不良
を示すFAIL信号)を出力する。したがって、良否判
定回路247の出力が不良であり、且つ不良検出回路2
48の出力は「H」信号(すなわち、不良信号)なの
で、期待値信号が不良であることが検出される。
【0054】次に、CLK‘3’が良否判定回路247
に入力された場合の動作を説明する。
【0055】まず、コンパレータボード24上のテスト
パターンラッチ回路241は、基本制御回路21から入
力されたテストパターン信号をラッチして、DRV/C
MP回路243に出力する。次いで、DRV/CMP回
路243のドライバ回路によってテストパターン信号を
テストバーンインボード3上の被測定デバイスに印加す
る。そして、被測定デバイスからの返りIO信号をDR
V/CMP回路243のコンパレータ回路により基準信
号と比較して、比較信号「H」を比較回路244に出力
する。
【0056】一方、コンパレータボード24上の期待値
信号ラッチ回路242は、基本制御回路21から入力さ
れた期待値信号「H」をラッチして、ラッチした期待値
信号「H」を比較回路244と不良検出回路248に出
力する。
【0057】次いで、比較回路244は、DRV/CM
P回路243から入力された比較信号「H」と、期待値
信号ラッチ回路242から入力された期待値信号「H」
とを比較して、比較結果信号(例えば、一致を示す
「L」)を良否判定回路247に出力する。
【0058】そして、良否判定回路247は、MASK
信号ラッチ回路245から入力されたMASK信号に従
って、比較回路244から入力される比較結果信号(例
えば、「L」)の良否判定を行い、クロック制御回路2
46から入力されるクロック信号CLK‘3’に同期し
て、基本制御回路21と不良検出回路248とに良否判
定信号「L」(すなわち、良を示すPASS信号)を出
力する。
【0059】次いで、不良検出回路248において、X
ORゲート248aは、期待値信号ラッチ回路242か
ら入力された期待値信号「H」と、DRV/CMP回路
243から入力された比較信号「H」とが一致するか否
かを比較し、一致を示す「L」信号をF/F回路248
cに出力する。
【0060】また、不良検出回路248において、NA
NDゲート248bは、DRV/CMP回路243から
入力された比較信号「H」と、良否判定回路247から
入力された良否判定信号「L」との否定論理積を演算
し、否定論理積信号「H」をF/F回路248cのトリ
ガ信号としてトリガ端子に出力する。
【0061】そして、F/F回路248cは、トリガ信
号に同期して、XORゲート248aから入力された信
号をラッチし、ラッチした信号「L」(すなわち、良を
示すPASS信号)を出力する。したがって、良否判定
回路247の出力が良であり、且つ不良検出回路248
の出力は「L」なので、不良は検出されない。
【0062】以上のように、試験部2の基本制御回路2
1から、テストパターン信号、期待値信号、MASK信
号がコンパレータボード24に入力され、この入力信号
に従って、ICテストが実行される。テストパターン信
号は、テストパターンラッチ回路241を介してDRV
/CMP回路243に入力され、DRV/CMP回路2
43内のドライバ回路によってテストバーンインボード
3上の被測定デバイスにテストパターン信号を印加す
る。そして、被測定デバイスからの返りIO信号をDR
V/CMP回路243内のコンパレータ回路により基準
信号と比較して、比較信号を比較回路244に出力す
る。また、期待値信号は、期待値信号ラッチ回路242
を介して比較回路244と不良検出回路248に出力さ
れる。
【0063】次いで、比較回路244は、DRV/CM
P回路243から入力された比較信号と、期待値信号ラ
ッチ回路242から入力された期待値信号とを比較し
て、比較結果信号を良否判定回路247に出力する。そ
して、良否判定回路247は、MASK信号ラッチ回路
245から入力されたMASK信号に従って、比較回路
244から入力される比較結果信号の良否判定を行い、
クロック制御回路246から入力されるクロック信号に
同期して、基本制御回路21と不良検出回路248とに
良否判定信号を出力する。
【0064】また、不良検出回路248のXORゲート
248aは、期待値信号ラッチ回路242から入力され
た期待値信号と、DRV/CMP回路243から入力さ
れた比較信号とが一致するか否かを比較し、信号
(「H:不一致」又は「L:一致」)をF/F回路24
8cに出力する。
【0065】また、不良検出回路248のNANDゲー
ト248bは、DRV/CMP回路243から入力され
た比較信号と、良否判定回路247から入力された良否
判定信号との否定論理積を演算し、否定論理積信号をF
/F回路248cのトリガ信号としてトリガ端子に出力
する。
【0066】そして、不良検出回路248のF/F回路
248cは、トリガ信号に同期して、XORゲート24
8aから入力された信号をラッチし、ラッチした信号を
出力する。
【0067】図5は、コントローラ4の動作を示すフロ
ーチャートである。図5において、コントローラ4は、
基本制御回路21から入力される良否判定信号が不良
(例えば、「H」)か否かを判別し(ステップS1)、
良否判定信号が不良でなければ(ステップS1;N
O)、ステップ1に戻る。
【0068】また、良否判定信号が不良であれば(ステ
ップS1;YES)、コントローラ4は、DRV/CM
P回路243から出力される比較信号と期待値信号ラッ
チ回路242から出力される期待値信号とをモニターし
(ステップS2)、IO信号と期待値信号とを比較する
(ステップS3)。
【0069】そして、コントローラ4は、不良検出回路
248から信号(「H」又は「L」)を抽出し(ステッ
プS4)、抽出した信号が「H」の場合は、期待値信号
が不良であると内部メモリに書込み、抽出した信号が
「L」の場合は、被測定デバイスのIO端子が不良であ
ると内部メモリに書込む(ステップS5)。
【0070】以上のように、コントローラ4は、基本制
御回路21から入力される良否判定信号が不良である場
合に、不良検出回路248から信号を抽出し、抽出した
信号が「H」の場合は、期待値信号が不良であると内部
メモリに書込み、抽出した信号が「L」の場合は、被測
定デバイスのIO端子が不良であると内部メモリに書込
む。
【0071】したがって、良否判定回路から出力される
良否判定信号が「H」すなわち不良である場合に、コン
トローラ4は、不良検出回路248から信号を抽出し、
抽出した信号に基づいて、期待値信号が不良であるか、
被測定デバイスのIO端子が不良であるかを内部メモリ
に書込み、書込んだデータを図示しない表示装置に表示
させることができるので、ICテスタの期待値信号が不
良の場合にも対応することができる。
【0072】
【発明の効果】請求項1記載の発明のICテスタによれ
ば、前記比較手段と前記良否判定手段と前記不良検出手
段とを備えることにより、前記良否判定信号と、前記被
測定デバイスから得られる信号と、前記所定の期待値信
号とに基づいて該期待値信号の不良を検出できる。
【0073】請求項2記載の発明のICテスタによれ
ば、前記不良検出手段において、前記第1の演算手段と
前記第2の演算手段と不良検出信号出力手段とを備える
ことにより、前記期待値信号と前記比較信号と良否判定
信号とに基づいて前記期待値信号の不良を検出し、被測
定デバイスから得られる信号が不良であるか期待値信号
が不良であるかを容易に特定できる。
【0074】請求項3記載の発明のICテスタの期待値
信号不良検出方法によれば、前記比較工程と前記良否判
定工程と前記不良検出工程とを含むことにより、前記被
測定デバイスから得られる信号と、前記所定の期待値信
号とに基づいて該期待値信号の不良を検出することを容
易に実現する期待値信号不良検出方法を提供できる。
【0075】請求項4記載の発明のICテスタの期待値
信号不良検出方法によれば、前記不良検出工程におい
て、前記第1の演算工程と前記第2の演算工程と、前記
不良検出信号出力工程とを含むことにより、被測定デバ
イスから得られる信号が不良であるか期待値信号が不良
であるかを容易に特定できる期待値信号不良検出方法を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICテスタ1の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図2】コンパレータボード24の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図3】不良検出回路248の回路構成を示す図であ
る。
【図4】ICテスタ1における動作を説明するタイミン
グチャートである。
【図5】コントローラ4の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ICテスタ 2 試験部 21 基本制御回路 22 クロック発生回路 23 電源回路 24 コンパレータボード 241 テストパターンラッチ回路 242 期待値信号ラッチ回路 243 DRV/CMP回路 244 比較回路 245 MASK信号ラッチ回路 246 クロック制御回路 247 良否判定回路 248 不良検出回路 248a XORゲート 248b NANDゲート 25 バス 3 テストバーンインボード 4 コントローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定デバイスの機能及び電気的特性を試
    験するICテスタにおいて、 前記ICテストにより前記被測定デバイスから得られる
    信号と所定の期待値信号とを比較して比較結果を出力す
    る比較手段と、 前記比較手段から出力された比較結果の良否を判定し、
    良否判定信号を出力する良否判定手段と、 前記良否判定手段から出力された良否判定信号と、前記
    被測定デバイスから得られる信号と、前記所定の期待値
    信号とに基づいて該期待値信号の不良を検出する不良検
    出手段と、 を備えることを特徴とするICテスタ。
  2. 【請求項2】前記不良検出手段は、 前記期待値信号と前記比較手段から出力された比較結果
    との排他的論理和を演算して第1の演算結果を出力する
    第1の演算手段と、 前記良否判定手段から出力された良否判定信号と前記被
    測定デバイスから得られる信号との否定論理積を演算し
    て第2の演算結果を出力する第2の演算手段と、 前記第1の演算手段から出力された第1の演算結果と、
    前記第2の演算手段から出力された第2の演算結果とに
    基づいて前記期待値信号の不良を検出して不良検出信号
    を出力する不良検出信号出力手段と、 を備えることを特徴とする請求項1記載のICテスタ。
  3. 【請求項3】被測定デバイスの機能及び電気的特性を試
    験するICテスタにおける期待値信号不良検出方法にお
    いて、 前記ICテストにより前記被測定デバイスから得られる
    信号と所定の期待値信号とを比較して比較結果を出力す
    る比較工程と、 前記比較工程により出力された比較結果の良否を判定
    し、良否判定信号を出力する良否判定工程と、 前記良否判定工程により出力された良否判定信号と、前
    記被測定デバイスから得られる信号と、前記所定の期待
    値信号とに基づいて該期待値信号の不良を検出する不良
    検出工程と、 を含むことを特徴とするICテスタにおける期待値信号
    不良検出方法。
  4. 【請求項4】前記不良検出工程は、 前記期待値信号と前記比較工程から出力された比較結果
    との排他的論理和を演算して第1の演算結果を出力する
    第1の演算工程と、 前記良否判定工程により出力された良否判定信号と前記
    被測定デバイスから得られる信号との否定論理積を演算
    して第2の演算結果を出力する第2の演算工程と、 前記第1の演算工程により出力された第1の演算結果
    と、前記第2の演算工程により出力された第2の演算結
    果とに基づいて前記期待値信号の不良を検出して不良検
    出信号を出力する不良検出信号出力工程と、 を含むことを特徴とする請求項3記載のICテスタにお
    ける期待値信号不良検出方法。
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