JP2001336853A - ペルチェ素子の動作検出装置 - Google Patents

ペルチェ素子の動作検出装置

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JP2001336853A JP2000161633A JP2000161633A JP2001336853A JP 2001336853 A JP2001336853 A JP 2001336853A JP 2000161633 A JP2000161633 A JP 2000161633A JP 2000161633 A JP2000161633 A JP 2000161633A JP 2001336853 A JP2001336853 A JP 2001336853A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PWM信号に基づき動作中のペルチェ素子に
ついて、その動作状態を検出できるようにする。 【解決手段】 Hブリッジ回路11はPWM信号に基づ
く切換信号の印加される複数のFETトランジスタで形
成する。ペルチェ素子1はそれらFETトランジスタ間
に接続し、流す駆動電流の方向によって加熱動作又は冷
却動作する。コントローラ23は、センサ3および入力
部5を介して入力した測定値と設定値とからPWM制御
信号を出力する。ドライブ部9はそのPWM信号に基づ
き切換信号をHブリッジ回路11へ出力する。Hブリッ
ジ回路11はこれに接続されたペルチェ素子1への駆動
電流方向を切換える。スイッチ部27は、加熱動作時又
は冷却動作時にPWM信号における一定周期中の第1の
オフ期間でペルチェ素子の電位を入力する。検出部29
は入力電位からペルチェ素子1のゼーベック電圧を検出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はペルチェ素子の動作
検出装置に係り、ペルチェ素子を用いて例えば半導体ウ
エハー等を加熱吸熱する温度制御装置に使用して好適す
る動作検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球温暖化を抑える観点から、フ
ロンガスの代替的加熱吸熱手段としてペルチェ素子が注
目されている。
【0003】このペルチェ素子で制御対象を温度制御す
る温度制御装置としては、例えば図6に示すような構成
が提案されている。
【0004】すなわち、ペルチェ素子1の近傍に温度測
定用のセンサ3を配置して入力部5に接続し、この入力
部5ではその測定温度に対応した測定値PVとしての電
気信号をコントローラ7へ出力し、このコントローラ7
では設定値SVとその測定値とを比較してその偏差を小
さくするような制御出力に基づいたPWM信号をドライ
ブ部9へ出力し、このドライブ部9ではそのPWM信号
に応じた切換信号を形成してHブリッジ回路11へ出力
する構成を有していた。
【0005】このHブリッジ回路11は、Pチャネルお
よびNチャネルMOS・FETトランジスタFET1と
FET4、PチャネルおよびNチャネルMOS・FET
トランジスタFET3とFET2を1対ずつ直列接続
し、MOS・FETトランジスタFET1とFET4の
接続点とFET3とFET2の接続点の間にペルチェ素
子1を接続し、ドライブ部9からの切換信号によってM
OS・FETトランジスタFET1とFET2を同時に
オン/オフ動作させる時には、MOS・FETトランジ
スタFET3とFET4を同時にオフ/オン動作させる
ようになっている。
【0006】このような温度制御装置では、コントロー
ラ7がペルチェ素子1による温度測定値PVと設定値S
Vを比較し、制御対象に対する温度設定値SVが制御対
象温度より高く、かつ例えば温度測定値PVが設定値S
Vより低ければ、その偏差を小さくするような制御出力
に基づくPWM信号をドライブ部9へ出力し、ドライブ
部9がそのPWM信号に基づき、図7に示すように、H
型ブリッジ回路11のMOS・FETトランジスタFE
T1とFET2をオン動作させる一方、MOS・FET
トランジスタFET3とFET4をオフ動作させ、ペル
チェ素子1にMOS・FETトランジスタFET1側か
らFET2側へ駆動電流を流してこれを発熱動作させる
ことができる。
【0007】他方、例えば制御対象に対する温度設定値
SVが低く、かつ温度測定値PVが設定値SVを越えて
高ければ、コントローラ7がその偏差を小さくするよう
な制御出力に基づくPWM信号をドライブ部9へ出力
し、図7に示すように、ドライブ部9によってH型ブリ
ッジ回路11のMOS・FETトランジスタFET3と
FET4をオン動作させる一方、MOS・FETトラン
ジスタFET1とFET2をオフ動作させ、ペルチェ素
子1にMOS・FETトランジスタFET3側からFE
T4側へ駆動電流を流してこれを吸熱動作させることが
できる。
【0008】従って、温度測定値PVと設定値SVの偏
差が小さくなるような制御出力に基づくPWM信号を出
力可能にコントローラ7を構成すれば、ペルチェ素子1
をある一定温度に制御可能となる。
【0009】しかも、この温度制御装置では、ペルチェ
素子1へ流す駆動電流を切換えるスイッチ素子として、
抵抗性のオン導通損失を示すMOS・FETトランジス
タFET1〜FET4を用いるから、スイッチ素子とし
てパイポーラトランジスタを用いる構成に比べ、オン導
通損失が小さくなる利点がある。
【0010】このような温度制御装置は、例えば図8に
示すように、ペルチェ素子1の吸熱面(冷却面)に被冷
却物としての熱負荷13を当接し、発熱面側に熱交換機
15を当接させ、タンク17からポンプ19、熱交換機
15およびタンク17をパイプ21を介して連結して冷
却媒体を環流させ、ペルチェ素子1の発熱面側を適当に
冷却しながらペルチェ素子1の吸熱面(冷却面)の熱負
荷13を効率良く冷却する構成としていた。
【0011】なお、図8においては図6におけるペルチ
ェ素子1以外の図示は省略した。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ペルチ
ェ素子を用いた温度制御装置では、次のような課題を含
んでいる。
【0013】すなわち、ペルチェ素子1の放熱側の熱伝
達特性が劣化した場合に放熱側の温度が上昇するが、ペ
ルチェ素子1には放熱面から冷却面への熱伝導が存在す
るから、それに伴って冷却側の温度も上昇し易く、上述
した図8のような一般的な利用構成では冷却側の温度が
設定温度よりも高くなり易い。
【0014】このような場合、上述した温度制御装置で
は、センサ3による測定温度PVを設定温度SVに近づ
けるために、ペルチェ素子1を冷却するための駆動電流
を大きくする方向に制御されるが、放熱側の温度は熱伝
達特性の劣化のため上昇し易くなってから冷却側の温度
上昇も招くことになり、極端な場合には熱暴走を発生さ
せるおそれがある。
【0015】特に、ペルチェ素子1が示すぺルチェ効果
は駆動電流に比例するのに対し、ペルチェ素子1が示す
ペルチェ抵抗によるジュール熱は駆動電流の2乗に比例
し、駆動電流を大きくすると放熱側および冷却側の温度
上昇の要因となり、熱暴走を促してしまうえ、ペルチェ
素子1の熱暴走を増大し易い。
【0016】もっもと、ペルチェ素子1は、放熱面から
冷却面に生じる温度差に応じたゼーベック電圧が発生す
るから、このゼーベック電圧を検出できれば、ペルチェ
素子1の熱暴走を把握可能であるが、ペルチェ素子1の
一般的なドライブ方法である上述した直流ドライブで
は、駆動電圧を完全にオフしないと検出できず、一度、
印加電源をオフすると温度制御は乱れてしまう難点があ
った。
【0017】また、多湿な環境でペルチェ素子1を吸熱
動作させると、周囲の環境が飽和水蒸気量を超えて結露
をおこしてペルチェ素子1にそれが付着し、ペルチェ素
子1の電極(図示せず)間をショートさせて動作を不確
実にさせる可能性があるし、ペルチェ素子1を熱サイク
ルの厳しい環境下で使用すると、ペルチェ素子1の熱収
縮による振動又は熱負荷の機械的な応力に起因してペル
チェ素子1と熱負荷13間に空隙を生じ易くなり、ペル
チェ素子1の劣化を早める。
【0018】さらに、ペルチェ素子1には、これに流す
駆動電流に比例して例えば吸熱流が増大せず、図9に示
すように、途中のある電流値Imにおいて最大吸熱流を
示す。
【0019】そのため、電流値Imを越えるとペルチェ
素子1の吸熱力が減少するから、ペルチェ素子1の劣化
を防止して適切な温度制御を図る観点から、ペルチェ素
子1に流す駆動電流値を適宜測定することが好ましい。
【0020】例えば、ペルチェ素子1をPWM信号に基
づいてドライブする場合、誤って負荷電源電圧がImに
対応する電圧よりも大きく選択されていると、電源投入
時等においてPWM信号のディーティー比が100%に
なると、負荷の実効電流がImより大きくなってしま
い、温度制御が発散して過電圧となり、効果的な加熱吸
熱を確保で難くなるし、ペルチェ素子1の劣化を早め易
い。
【0021】そのため、従来からペルチェ素子1を用い
た温度制御装置において、ペルチェ素子1の動作状態を
検出して熱暴走等の障害の検知を容易にするとともに、
ペルチェ素子1の劣化も抑えるための動作検出装置の提
供が求められていた。
【0022】そこで、本発明者は、ペルチェ素子1の動
作に加えてペルチェ素子1を用いた温度制御装置につい
て鋭意研究した結果、PWM信号に基づく切換信号によ
ってペルチェ素子に駆動電流を流す場合、1周期中にペ
ルチェ素子1に流す駆動電流のオン・オフ区間のある点
に着目するとともに、ペルチェ素子1に駆動電流を流さ
ないオフ区間おいて、ゼーベック効果に基づき温度差に
比例した起電圧が生じる点に着目して本発明を完成させ
た。
【0023】本発明はそのような状況の下になされたも
ので、PWM信号に基づく切換信号によって制御中のペ
ルチェ素子について、その動作状態の検出が可能な動作
検出装置の提供を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】そのような課題を解決す
るために本発明の動作検出装置は、流す駆動電流の方向
によって制御対象を発熱又は吸熱動作するペルチェ素子
と、PWM信号に基づく切換信号の印加されるゲート回
路を有する複数のMOS・FETトランジスタを有し、
それらMOS・FETトランジスタ間に接続されたペル
チェ素子へ流す駆動電流の方向を切換えるHブリッジ回
路と、発熱動作時又は吸熱動作時にあってそのPWM信
号における一定周期中の第1のオフ区間でペルチェ素子
の電位を切換え入力するスイッチ部と、入力されたオフ
区間の電位からペルチェ素子のゼーベック電圧を検出す
る検出部とを具備している。
【0025】そして、本発明では、上記発熱動作時又は
吸熱動作時にあってその一定周期中のオン区間でペルチ
ェ素子の電位を切換え入力する機能を有するよう上記ス
イッチ部を形成し、入力されたオン区間の電位からペル
チェ素子の負荷電圧を検出する機能を有するよう上記検
出部を形成することが可能である。
【0026】また、本発明では、それら発熱動作時又は
吸熱動作時にあってその一定周期中における第1のオフ
区間と異なる第2のオフ区間において、上記ペルチェ素
子の電位を切換え入力する機能と、その第2のオフ区間
にペルチェ素子に所定の定電流を切換え入力する機能と
を有するよう上記スイッチ部を形成し、入力された第2
のオン区間の電位および定電流からペルチェ素子の抵抗
を検出する機能を有するよう上記検出部を形成すること
が可能である。
【0027】さらに、本発明では、それら発熱動作時又
は吸熱動作時にあってその一定周期中におけるそれら第
1および第2のオフ区間と異なる第3のオフ区間で、そ
のHブリッジ回路に印加された電源電圧を切換え入力す
る機能を有するよう上記スイッチ部を形成し、入力され
たその電源電圧を検出する機能を有するよう上記検出部
を形成可能である。
【0028】さらにまた、本発明では、NチャネルMO
S・FETトランジスタを組合せて上記Hブリッジ回路
を形成し、それらMOS・FETトランジスタの各ゲー
ト回路を流れる信号が前段側へ帰線を介して回帰される
よう当該MOS・FETトランジスタを接続構成するこ
とが好ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、従来例と共通する部分には
同一の符号を付す。
【0030】図1は本発明に係る動作検出装置の実施の
形態を示すブロック図である。図1において、センサ3
は例えば熱電対等のような温度測定素子であり、後述す
る公知のペルチェ素子1又はペルチェ素子1で加熱冷却
する制御対象(図示せず。)の近傍に配置され、入力部
5に接続されている。
【0031】入力部5は、センサ3とともに機能してそ
の温度測定値PVとしての検出温度信号を出力するもの
で、コントローラ23に接続されている。
【0032】コントローラ23は、例えばPID演算す
る制御演算部およびPWM信号を発生するPWM発生器
(いずれも図示せず。)を有してなり、入力部5からの
温度測定値PVと所定の温度設定値SVから、制御演算
部で例えばPID演算してその偏差を小さくするように
制御出力量を出力し、これをPWM発生器にて制御出力
量をパルス幅信号(デューティー比)に変換したPWM
信号(2値コントロール信号)にして出力する機能を有
する。
【0033】図2はコントローラ23から出力されるP
WM信号を示しており、温度測定値PVが設定値SVを
越えて高い場合には、同図AおよびBのように出力され
るデューティー比(ON期間)の小さいPWM信号であ
り、温度測定値PVが設定値SVを越えて低い場合に
は、同図CおよびDのように出力されるデューティー比
(ON期間)の大きい2値信号である。
【0034】なお、コントローラ23においては、コン
トロール負荷率100%を実質的負荷率96%としたP
WM信号を出力するようになっており、以下、コントロ
ール負荷率で説明する。コントロール負荷率と実質的負
荷率の関係は、例えば図2のようになっている。
【0035】コントローラ23は、制御対象に対する温
度設定値SVが制御対象の周囲温度よりも低く、かつ温
度測定値PVが設定値SVを越えて高い場合には、PI
D演算などの制御出力量を0%〜50%の範囲とし、そ
の範囲においてPWM信号のデューティー比を100%
〜0%としたPWM信号をドライブ部9に出力し、ペル
チェ素子1を吸熱動作させるような機能を有している。
【0036】一方、制御対象に対する温度設定値SVが
制御対象の周囲温度よりも高く、かつ温度測定値PVが
設定値SVよりも低い場合には、PID演算などの制御
出力量を50%〜100%の範囲とし、その範囲におい
てPWM信号のデューティー比を0%〜100%とした
PWM信号をドライブ部9に出力し、ペルチェ素子1を
発熱動作させるような機能を有している。
【0037】コントローラ23は、図3に示すように、
PWM信号の1周期毎に、オフ区間を適当に3区間に分
割するとともにオン区間を加えた4区間の測定区間、
、、に分割し、各測定区間〜毎にスイッチ指
令信号を出力する機能を有している。
【0038】このスイッチ指令信号は、PWM信号のデ
ューティー比が変化する場合には、各測定区間〜も
それに伴って伸縮する。なお、このスイッチ指令信号の
詳細は後述する。
【0039】ドライブ部9は、そのPWM信号のデュー
ティー比に応じてこれに対応した2値の切換信号を形成
する公知の回路構成を有しており、Hブリッジ回路11
に接続されている。
【0040】すなわち、上述した図7に示したように、
ペルチェ素子1を発熱動作させるときには、Hブリッジ
回路11の後述するFETトランジスタFET1および
FET2をオン動作させるような切換信号をそれらのゲ
ート回路へ出力し、ペルチェ素子1を吸熱動作させると
きには、後述するFETトランジスタFET3およびF
ET4をオン動作させるような切換信号をそれらゲート
回路へ出力する機能を有している。
【0041】Hブリッジ回路11は、図4に示すよう
に、PチャネルMOS・FETトランジスタFET1の
ドレイン(D)を電源Vcに接続しソース(S)をNチ
ャネルMOS・FETトランジスタFET4のドレイン
(D)に接続し、PチャネルMOS・FETトランジス
タFET3のドレイン(D)を電源Vcに接続しソース
(S)をNチャネルMOS・FETトランジスタFET
2のドレイン(D)に接続し、MOS・FETトランジ
スタFET2とFET4のソース(S)どうしを共通接
地して形成されており、MOS・FETトランジスタF
ET1とFET4の接続点とFET3とFET2の接続
点間にペルチェ素子1が橋絡するように接続されてい
る。
【0042】なお、図4では、ドライブ部9と各MOS
・FETトランジスタFET1〜FET4のゲートGと
の接続状態の図示は省略した。
【0043】図1に戻って符号25は、MOS・FET
トランジスタFET1、FET3その他、本発明の動作
検出装置を構成する部分や回路へ電源Vcを供給する電
源部であり、符号27はHブリッジ回路11に接続され
たスイッチ部である。
【0044】スイッチ部27は、図4に示すように、M
OS・FETトランジスタFET1、FET3のドレイ
ンDに一端が接続されたスイッチ素子SW1と、MOS
・FETトランジスタFET1、FET4の接続点に一
端が接続されたスイッチ素子SW2と、MOS・FET
トランジスタFET3、FET2の接続点に一端が接続
されたスイッチ素子SW3と、MOS・FETトランジ
スタFET2、FET4のソースSに一端が接続された
スイッチ素子SW4と、MOS・FETトランジスタF
ET3、FET2の接続点に一端が接続されたスイッチ
素子SW5とを有して形成されており、コントローラ2
3からのスイッチ指令信号によってオンオフ動作するよ
うになっている。
【0045】スイッチ素子SW1〜SW4の他端は検出
部29に接続されており、スイッチ素子SW5の他端は
定電流部31を介して接地されている。
【0046】これらスイッチ素子SW1〜SW5は、コ
ントローラ23からのスイッチ指令信号に基づき、図3
に示すように動作し、測定区間ではスイッチ素子SW
1とSW4のみがタイミングをずらせてオン動作して他
がオフ動作し、測定区間〜では各々スイッチ素子S
W2とSW3のみがタイミングをずらせてオン動作して
他がオフ動作するようになっており、測定区間ではス
イッチ素子SW2とSW3とともにスイッチ素子SW5
も一緒にオン動作するようになっている。
【0047】検出部29は、スイッチ素子SW1〜SW
5のオン動作時に、MOS・FETトランジスタFET
1〜FET4のドレインD、ソースSの電圧を入力し、
ペルチェ素子1のゼーベック電圧、負荷電圧、ペルチェ
電圧および電源電圧を測定するものであり、測定結果を
表示部(図示せず。)へ出力表示させるとともに、所定
の基準値又は基準範囲と比較して基準値又は基準範囲を
はずれるとき、警報信号を警報部33や表示部へ出力す
る機能を有している。
【0048】すなわち、検出部29は、スイッチ素子S
W1とSW4がオン動作される測定区間では、MOS
・FETトランジスタFET1とFET4間(FET3
とFET2間)の電圧V1とV4(図4参照)を測定
し、それら測定電圧V1とV4を用いてVcをVc=V
1−V4で算出する。
【0049】スイッチ素子SW2とSW3がオン動作さ
れる測定区間では、ペルチェ素子1の両端電圧V2、
V3を入力測定し、それら測定電圧V2、V3(図4参
照)を用いてゼーベック電圧VzをVz=V2−V3で
算出する。なお、駆動電流の流れる方向によってゼーベ
ック電圧Vzの符号が変る。
【0050】スイッチ素子SW2、SW3およびSW5
がオン動作される測定区間では、定電流部31からの
定電流Idcおよび定電流Idcによるペルチェ素子1
の両端電圧V2、V3と測定区で測定されたゼーベッ
ク電圧Vzとから、次式に基づいてペルチェ素子1の抵
抗値Rpを算出する。 Rp=|{Vz−(V2−V3)/Idc}| 但し絶
対値
【0051】検出部29は、スイッチ素子SW2、SW
3がオン動作される測定区間では、ペルチェ素子1の
両端電圧V2、V3を入力測定し、それら測定電圧V
2、V3を用いて発熱動作領域の負荷電圧VpをVp=
V2−V3で算出するとともに、吸熱動作領域の負荷電
圧VpをVp=V3−V2で算出する。
【0052】次に、上述した本発明に係る動作検出装置
の動作を簡単に説明する。まず、センサ3からの測定信
号に基づき入力部5からコントローラ23へ出力された
温度測定値PVが設定値SVより低く、ペルチェ素子1
を発熱動作させる場合を説明する。
【0053】この場合、コントローラ23は、温度測定
値PVと設定値SVとの偏差に基づきPID演算し、そ
の偏差を小さくするような制御出力に基づいたPWM信
号(図2C又はD参照)をドライブ部9へ出力する。
【0054】ドライブ部9は、MOS・FETトランジ
スタFET1、FET2のゲート回路へ切換信号を加え
るからそれらがオン導通動作し、MOS・FETトラン
ジスタFET1からFET2へ駆動電流が流れて、ペル
チェ素子1が発熱動作する。
【0055】この発熱動作状態では、MOS・FETト
ランジスタFET1、FET2について、コントローラ
23が、PWM信号の1周期毎に4測定区間〜毎に
スイッチ指令信号を出力してスイッチSW1〜SW5を
オンオフし、検出部29が、PWM信号のオフ区間〜
にてMOS・FETトランジスタFET1とFET4
間(FET3とFET2間)の電圧Vc、ペルチェ素子
1のゼーベック電圧Vz、ペルチェ素子1の抵抗値Rp
を検出するとともに、PWM信号のオン区間では発熱
動作領域の負荷電圧Vpを検出する。
【0056】次に、センサ3からの測定信号に基づき入
力部5からコントローラ23へ出力された温度測定値P
Vが設定値SVより高くて、ペルチェ素子1を吸熱動作
させる場合を説明する。
【0057】この場合、コントローラ23は、温度測定
値PVと設定値SVとの偏差が小さくなるような制御出
力に基づいたPWM信号(図2A又はB参照)をドライ
ブ部9へ出力する。
【0058】ドライブ部9は、MOS・FETトランジ
スタFET3、FET4のゲート回路へ切換信号を加え
るからそれらがオン導通動作し、MOS・FETトラン
ジスタFET3からFET4へ駆動電流が流れ、ペルチ
ェ素子1が吸熱動作する。
【0059】この吸熱動作状態においても、MOS・F
ETトランジスタFET3、FET4について、コント
ローラ23が、PWM信号の1周期毎に4測定区間〜
毎にスイッチ指令信号を出力してスイッチSW1〜S
W5をオンオフし、検出部29が、PWM信号のオフ区
間〜にてMOS・FETトランジスタFET1とF
ET4間(FET3とFET2間)の電圧Vc、ペルチ
ェ素子1のゼーベック電圧Vz、ペルチェ素子1の抵抗
値Rpを検出するとともに、PWM信号のオン区間で
は発熱動作領域の負荷電圧Vpを検出する。
【0060】そして、検出部29は、それら電圧Vc、
ゼーベック電圧Vz、ペルチェ素子1の抵抗値Rpおよ
び負荷電圧Vpが、予め設定された基準値又は基準範囲
から外れるとき警報信号を警報部33へ出力するととも
に、図示しない表示部へそれらを表示出力する。
【0061】このような本発明に係るペルチェ素子の動
作検出装置では、PWM信号に基づく切換信号の印加さ
れるゲート回路を有する複数のMOS・FETトランジ
スタFET1〜FET4でHブリッジ回路11を形成
し、これらMOS・FETトランジスタFET1〜FE
T4間にペルチェ素子1を接続し、それらMOS・FE
TトランジスタFET1〜FET4を切換え通電するこ
とによりペルチェ素子1へ流す駆動電流の方向を切換え
ることによって発熱又は吸熱動作させる一方、それらM
OS・FETトランジスタFET1〜FET4にはスイ
ッチSW1〜SW5からなるスイッチ部27を接続し、
それら発熱動作時又は吸熱動作時にあってPWM信号の
1周期中を4区間に分割された測定区間〜について
それらスイッチSW1〜SW5を切換え制御し、検出部
29が、PWM信号のオフ区間〜で入力したMOS
・FETトランジスタFET1〜FET4の端子電圧V
1〜V4から、電源電圧Vc、ペルチェ素子1のゼーベ
ック電圧Vz、ペルチェ素子1の抵抗値Rpを検出する
とともに、PWM信号のオン区間で発熱動作領域又は
吸熱動作領域の負荷電圧Vpを検出するよう構成した。
【0062】そのため、本発明では、ペルチェ素子1を
加熱又は吸熱動作中にあっても、PWM信号に基づく2
値の切換信号のオフ区間を用いて、ペルチェ素子1のゼ
ーベック効果に伴うゼーベック電圧を正確に検出できる
ので、ペルチェ素子1の吸熱面と発熱面の温度差の異常
を検知可能となるから、熱暴走を未然に防ぐことが可能
となる。
【0063】また、ペルチェ素子1を発熱又は吸熱動作
中にあっても、ペルチェ素子1の負荷電圧を測定できる
ので、ペルチェ素子1に印加される過電圧の判別が可能
となり、適切なペルチェ素子1の動作状態を確保でき
る。
【0064】さらに、ペルチェ素子1の抵抗Rpを検出
できるので、ペルチェ素子1の劣化の検出が可能とな
り、適切なペルチェ素子1の動作状態を確保してその寿
命を延すことができる。
【0065】さらにまた、ペルチェ素子1の負荷電圧お
よび抵抗Rpからペルチェ素子1に流れる駆動電流の検
出が可能となり、例えば複数のペルチェ素子1を並列接
続して構成した場合にも、部分的なペルチェ素子1の動
作不良の発見が容易となる利点がある。
【0066】そして、電源電圧の検出も可能であるの
で、電源投入時の電源電圧診断ができるし、電源投入時
に電源電圧とペルチェ素子の許容電圧との比較診断がで
き、それを要因とする熱暴走を防止できる。
【0067】上述した本発明に係るペルチェ素子の動作
検出装置では、発熱動作時又は吸熱動作時にあってPW
M信号の1周期中を4測定区間〜に分割し、PWM
信号のオフ区間〜でMOS・FETトランジスタF
ET1とFET4間(FET3とFET2間)の電源電
圧Vc、ペルチェ素子1のゼーベック電圧Vzおよびペ
ルチェ素子1の抵抗値Rpを検出し、PWM信号のオン
区間で発熱動作領域又は吸熱動作領域の負荷電圧Vp
を検出するよう構成したが、本発明ではこれに限定され
ない。
【0068】すなわち、本発明においては、PWM信号
の1周期に係る測定区間を第1のオフ区間とし、この
第1のオフ区間において、少なくともPWM信号のペル
チェ素子1のゼーベック電圧Vzを検出できるように構
成すれば、製品として実用性が高まる。
【0069】さらに、本発明においては、その1周期に
係る測定区間をオン区間とし、このオン区間において
PWM信号のオン区間におけるペルチェ素子1の両端に
おける負荷電圧を検出し、その1周期に係る測定区間
を第2のオフ区間とし、この第2のオフ区間においてペ
ルチェ素子1の抵抗値Rpを検出し、その1周期に係る
測定区間を第3のオフ区間とし、この第3のオフ区間
において電源電圧を検出する機能を付加し、これに合せ
てコントローラ23を形成してスイッチ部27を切換え
制御するとともに、検出部29を形成すれば良い。
【0070】さらにまた、本発明では、各1周期におい
て上述した〜測定区間を分割する構成に限らず、
測定区間がある周期に割当てられ、測定区間が次の周
期に割当てられ、測定区間が更に次の周期に割当てら
れる構成も可能であるし、飛び飛びの周期毎に〜の
測定区間が分割又は一緒に割当てられる構成も可能であ
る。要は、一定周期中に割当てられれば本発明の目的達
成が可能である。
【0071】ところで、上述した実施の形態では、Hブ
リッジ回路11をPチャネルMOS・FETトランジス
タFET1およびFET3と、NチャネルMOS・FE
TトランジスタFET2およびFET4を用いて形成し
たが、本発明におけるHブリッジ回路はこれに限定され
ない。
【0072】PチャネルMOS・FETトランジスタF
ET1およびFET3を、例えば図5に示すように、N
チャネルMOS・FETトランジスタFET5およびF
ET6で置き換え、各NチャネルMOS・FETトラン
ジスタFET2、FET4、FET5、FET6におい
て、切換信号が抵抗R1を介して各NチャネルMOS・
FETトランジスタFET2、FET4〜FET6のゲ
ート回路に印加されるるように接続形成するとともに、
各NチャネルMOS・FETトランジスタFET2、F
ET4〜FET6のソース(S)が帰線Fを介してゲー
ト(G)側(又は前段側)に回帰接続してHブリッジ回
路35を構成することも可能である。
【0073】なお、図5中の符号R2は、各Nチャネル
MOS・FETトランジスタFET2、FET4〜FE
T6のゲート回路にバイアスをかけるため、ゲート
(G)と帰線F間に接続されたバイアス抵抗であり、同
図中ではドライブ部9およびスイッチ部27等の図示は
省略した。
【0074】このように、Hブリッジ回路35をNチャ
ネルMOS・FETトランジスタFET2、FET4〜
FET6のみで形成すると、これらNチャネルMOS・
FETトランジスタFET2、FET4〜FET6のゲ
ート回路を流れる電流が帰線Fを介して前段側へ回帰さ
れ、電源+Vcから当該NチャネルMOS・FETトラ
ンジスタFET2、FET4〜FET6を流れる駆動電
流にそれが影響せず、個々のNチャネルMOS・FET
トランジスタFET2、FET4〜FET6において任
意のゲート電圧の印加が可能となり、高いレベルのゲー
ト電圧を使用する必要がなくなる。
【0075】すなわち、NチャネルMOS・FETトラ
ンジスタFET2、FET4〜FET6のフローティン
グドライブが可能となる。
【0076】これにより、図4のようにPチャネルMO
S・FETトランジスタを使用せず、負荷としてのペル
チェ素子1のハイレベル側およびローレベル側の双方に
NチャネルMOS・FETトランジスタFET2、FE
T4〜FET6を配置することが可能となり、Nチャネ
ルMOS・FETトランジスタFET2、FET4〜F
ET6のみでHブリッジ回路35を形成できる。
【0077】そのため、PチャネルMOS・FETトラ
ンジスタよりもオン導通時の損失抵抗が極めて低いNチ
ャネルMOS・FETトランジスタFET2、FET4
〜FET6のみを使用してHブリッジ回路35を形成で
きるから、オン導通時の損失を極めて低く抑えることが
できるし、NチャネルMOS・FETトランジスタFE
T2、FET4〜FET6自体の発熱も小さくなるうえ
これらの配置スペースも狭くしたり小型化することが可
能となる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る温度制
御装置は、PWM信号に基づく切換信号の印加されるゲ
ート回路を有する複数のMOS・FETトランジスタで
Hブリッジ回路を形成し、それらMOS・FETトラン
ジスタ間に接続されたペルチェ素子へ流す駆動電流の方
向をそのHブリッジ回路で切換えて発熱動作又は吸熱動
作させ、それら発熱動作時又は吸熱動作時にあってPW
M信号の第1のオフ区間においてスイッチ部でペルチェ
素子の電位を切換え入力し、入力された第1のオフ区間
の電位からペルチェ素子のゼーベック電圧を検出部で検
出する構成としたから、ペルチェ素子の動作中に当該ペ
ルチェ素子のゼーベック電圧の検出が可能となり、ペル
チェ素子を動作させながら検出ゼーベック電圧によって
ペルチェ素子の動作状態、特に、熱暴走の発生を検出し
たりその予想が可能となる。そして、発熱動作時又は吸
熱動作時にあってPWM信号のオン区間において、ペル
チェ素子の電位を切換え入力する機能を有するよう上記
スイッチ部を形成し、入力されたオン区間の電位からペ
ルチェ素子の負荷電圧を検出する機能を上記検出部に設
ける構成では、ペルチェ素子の両端の検出負荷電圧から
当該ペルチェ素子の動作状態の把握が可能となり、適切
な駆動電圧の印加が可能となる。また、発熱動作時又は
吸熱動作時にあってPWM信号の第1のオフ区間と異な
る第2のオフ区間において、ペルチェ素子の電位を切換
え入力する機能と、その第2のオフ区間にペルチェ素子
に所定の定電流を切換え入力する機能とを有するよう上
記スイッチ部を形成し、入力された第2のオン区間の電
位および定電流からペルチェ素子の抵抗を検出する機能
を上記検出部に設ける構成では、ペルチェ素子の動作動
作状態、特に、ペルチェ素子の劣化状態の把握が可能と
なり、適切な加熱又は冷却制御を確保できる。さらに、
発熱動作時又は吸熱動作時にあってPWM信号の第1お
よび第2のオフ区間と異なる第3のオフ区間において、
その第3のオフ区間にHブリッジ回路に印加された電源
電圧を切換え入力する機能を有するよう上記スイッチ部
を形成し、入力された電源電圧を検出する機能を上記検
出部に設ける構成では、電源投入時の電源電圧診断が可
能なるうえ、ペルチェ素子の動作に許容される駆動電圧
との比較が可能となってペルチェ素子の劣化を抑えるこ
とが可能となる。さらにまた、NチャネルMOS・FE
Tトランジスタを組合せてHブリッジ回路を形成し、そ
れら各MOS・FETトランジスタのゲート回路を流れ
る信号が前段側へ帰線を介して回帰されるよう当該MO
S・FETトランジスタを接続する構成では、Hブリッ
ジ回路におけるオン導通時の損失が少なくできる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動作検出装置の実施の形態を示す
ブロック図である。
【図2】図1中のコントローラからのPWM信号を示す
波形図である。
【図3】図1に係る動作検出装置の動作を説明する波形
図である。
【図4】図1中のHブリッジ回路およびスイッチ部の構
成例を示す回路図である。
【図5】本発明におけるHブリッジ回路の他の構成例を
示す回路図である。
【図6】従来のペルチェ素子を用いた温度制御装置を示
すブロック図である。
【図7】Hブリッジ回路によるペルチェ素子の発熱動作
および吸熱動作を説明する波形図である。
【図8】ペルチェ素子の温度制御装置を用いた加熱又は
冷却システムを示す図である。
【図9】ペルチェ素子が示す駆動電流と吸熱流の関係を
示す特性図である。
【符号の説明】
1 ペルチェ素子 3 センサ 5 入力部 7、23 コントローラ 9 ドライブ部 11、35 Hブリッジ回路 13 熱負荷 15 熱交換機 17 タンク 19 ポンプ 21 パイプ 25 電源部 27 スイッチ部 29 検出部 31 定電流部 33 警報部 F 帰線 FET1、FET3 PチャネルMOS・FETトラン
ジスタ FET2、FET4、FET5、FET6 Nチャネル
MOS・FETトランジスタ R1、R2 抵抗 SW1、SW2、SW3、SW4、SW5 スイッチ素
子 Vc 電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流す駆動電流の方向によって発熱又は吸
    熱動作するペルチェ素子と、 PWM信号に基づく切換信号の印加されるゲート回路を
    有する複数のMOS・FETトランジスタを有し、前記
    MOS・FETトランジスタ間に接続された前記ペルチ
    ェ素子へ流す前記駆動電流の方向を切換えるHブリッジ
    回路と、 前記発熱動作時又は吸熱動作時にあって前記PWM信号
    における一定周期中の第1のオフ区間で前記ペルチェ素
    子の電位を切換え入力するスイッチ部と、入力された前
    記オフ区間の電位から前記ペルチェ素子のゼーベック電
    圧を検出する検出部と、 を具備するペルチェ素子の動作検出装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ部は、前記発熱動作時又は
    吸熱動作時にあって前記一定周期中のオン区間で前記ペ
    ルチェ素子の電位を切換え入力する機能を有し、前記検
    出部は、入力された前記オン区間の電位から前記ペルチ
    ェ素子の負荷電圧を検出する機能を有する請求項1記載
    のペルチェ素子の動作検出装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ部は、前記発熱動作時又は
    吸熱動作時にあって前記一定周期中における前記第1の
    オフ区間と異なる第2のオフ区間において、前記ペルチ
    ェ素子の電位を切換え入力する機能と、前記第2のオフ
    区間に前記ペルチェ素子に所定の定電流を切換え入力す
    る機能とを有し、前記検出部は、入力された前記第2の
    オン区間の電位および前記定電流から前記ペルチェ素子
    の抵抗を検出する機能を有する請求項1又は2記載のペ
    ルチェ素子の動作検出装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ部は、前記発熱動作時又は
    吸熱動作時にあって前記一定周期中における前記第1お
    よび第2のオフ区間と異なる第3のオフ区間で、前記H
    ブリッジ回路に印加された電源電圧を切換え入力する機
    能を有し、前記検出部は、入力された前記電源電圧を検
    出する機能を有する請求項1〜3のいずれか1項記載の
    ペルチェ素子の動作検出装置。
  5. 【請求項5】 Hブリッジ回路は、NチャネルMOS・
    FETトランジスタを組合せてなり、前記MOS・FE
    Tトランジスタの各ゲート回路を流れる信号が前段側へ
    帰線を介して回帰されるよう当該MOS・FETトラン
    ジスタが接続されてなる請求項1〜4のいずれか1項記
    載のペルチェ素子の動作検出装置。
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