JP2013171783A - バッテリの温度調節装置及び車室内の温度調節装置 - Google Patents

バッテリの温度調節装置及び車室内の温度調節装置 Download PDF

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Abstract

【課題】着霜の発生を抑制しながらバッテリの温度調節を行うことを目的とする。
【解決手段】車両に搭載されるバッテリの温度を調節する温度調節装置であって、吸熱面において吸熱した熱を発熱面に伝熱するペルチェ素子と、前記ペルチェ素子の動作を制御するコントローラと、を有し、前記コントローラは、前記バッテリを昇温させる際に、第1の電流値にて前記ペルチェ素子を駆動する第1の処理と、前記第1の電流値よりも高い第2の電流値にて前記ペルチェ素子を駆動することにより、前記吸熱面における着霜を抑制する第2の処理と、を実行可能であることを特徴とするバッテリの温度調節装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されるバッテリの温度調節装置等に関する。
車両には、車室内の温度を調節したり、バッテリの温度を調節する様々な温度調節装置が搭載されている。この種の温度調節装置として、ヒートポンプを用いたエアコン装置が知られている。このヒートポンプ式エアコン装置では、熱交換器を用いて外気の熱エネルギーと車室内の熱エネルギーとを交換することで温度調節を行う。ここで、外気温度が低い場合、熱交換器が採熱動作により0℃以下の温度に温度低下して、着霜することがある。熱交換器が着霜した状態でエアコン装置を作動させると、熱交換器機能が低下するため、エアコン装置の能力が低下し、十分な暖房効果を得ることができなくなる。
特許文献1は、着霜対策として、電気自動車のバッテリの充電電力を用いてコンプレッサを駆動することで熱交換器を機能させ、前記電気自動車の車内空調を行う電気自動車用エアコン装置において、エアコン装置が搭乗者の乗車以前の予備動作状態になることを検知するエアコン動作検知手段と、前記熱交換器に対する着霜状態を判定する着霜判定手段と、前記エアコン動作検知手段によりエアコン動作中を検知し、且つ、前記着霜判定手段により着霜状態と判定した際、前記エアコン装置を冷房動作で駆動制御する除霜手段と、を備えることを特徴とする除霜運電制御装置を開示する。
特開平8−020239号公報 特開2010−282878号公報 特開2010−113861号公報
しかしながら、上述の構成では、車両走行中に熱交換器が再び着霜した場合、乗車環境を優先して暖房動作が継続される(特許文献1の段落0018参照)。つまり、上述の構成では、車両走行中に熱交換器に発生した着霜を解消する手段が何ら考慮されていない。したがって、上述の構成を車両に搭載されるバッテリの温度調節装置に応用した場合には、暖房効率が低い状態で暖房動作が継続されることになる。
そこで、本願発明は、着霜の発生を抑制しながらバッテリの温度調節を行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明に係るバッテリの温度調節装置は、 車両に搭載されるバッテリの温度を調節する温度調節装置であって、吸熱面において吸熱した熱を発熱面に伝熱するペルチェ素子と、前記ペルチェ素子の動作を制御するコントローラと、を有し、前記コントローラは、前記バッテリを昇温させる際に、第1の電流値にて前記ペルチェ素子を駆動する第1の処理と、前記第1の電流値よりも高い第2の電流値にて前記ペルチェ素子を駆動することにより、前記吸熱面における着霜を抑制する第2の処理と、を実行可能であることを特徴とする。
本発明によれば、着霜の発生を抑制しながらバッテリの温度調節を行うことができる。
バッテリの温度調節装置の機能ブロック図である。 ペルチェ素子の温度とペルチェ素子に供給される電流との関係を示すグラフである(初期状態の温度が0℃) バッテリの温度調節装置のハードウェア構成を示している。 コントローラが行う昇温処理の手順を示したフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、バッテリの温度を調節する温度調節装置の機能ブロック図である。同図を参照して、温度調節装置1は、バッテリ10の温度を調節する。バッテリ10は、車両を走行させるモータに供給される電力を蓄電する。バッテリ10は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池などの二次電池、或いはキャパシタであってもよい。また、バッテリ10は、複数の単電池を電気的に直列に接続した組電池であってもよい。ただし、組電池の中に互いに並列に接続された単電池が含まれていてもよい。単電池は、電池セル、或いは複数の電池セルを接続した電池モジュールであってもよい。電池セルは、充放電可能な最小単位の要素を意味する。
温度調節装置1は、ペルチェ素子20、取得部30、電源部40及びコントローラ50を含む。取得部30は、ペルチェ素子20の発熱面に霜が付着するか否かを判別するための判別情報を取得し、この取得した判別情報をコントローラ50に出力する。コントローラ50は、電源部40からペルチェ素子20に流れる電流の値、或いは電流の向きを制御することにより、ペルチェ素子20の動作を制御する。
コントローラ50は、バッテリ10を昇温する際に、第1の電流値にてペルチェ素子20を駆動する第1の処理と、第1の電流値よりも高い第2の電流値にてペルチェ素子20を駆動することにより、吸熱面における着霜を抑制する第2の処理とを実行可能である。コントローラ50がこれらの二つの異なる処理モードを有する理由を、図2を参照しながら、詳細に説明する。
図2は、ペルチェ素子20に流れる電流値と、ペルチェ素子20の吸熱面及び発熱面の温度との関係を示したグラフであり、初期状態においてペルチェ素子20の吸熱面及び発熱面の温度は0℃であると仮定する。この場合、ペルチェ素子20の発熱面は、ペルチェ素子20に流れる電流値が高くなるほど、温度が高くなる。一方、ペルチェ素子20の吸熱面の温度は、ペルチェ素子20に流れる電流値が第1の電流値に到達するまで低下し、第1の電流値を超えると徐々に上昇し、第2の電流値に到達すると0℃よりも若干高い温度になる。
したがって、図2に図示するように、例えば吸熱面及び発熱面の温度がいずれも0℃である場合に、ペルチェ素子20に流れる電流値を第2の電流値よりも低い第1の電流値に設定すると、吸熱面の温度が0℃以下に低下し、吸熱面が着霜するおそれがある。そこで、本実施形態では、吸熱面が着霜するおそれのある場合、つまり、吸熱面の温度が0℃以下に低下するおそれのある場合に、ペルチェ素子20に供給される電流値を第1の電流値よりも高い第2の電流値に設定することにより、吸熱面の温度を上昇させる(つまり、第2の処理を行う)。これにより、吸熱面の温度を着霜が起きない温度に保つことができるため、吸熱面における着霜を抑制しながらバッテリ10の温度調節を行うことができる。なお、吸熱面の温度が0℃以下に低下するおそれのない場合には、ペルチェ素子20に供給される電流値を第2の電流値よりも低い第1の電流値に設定することができる(つまり、第1の処理を行う)。
ここで、第2の電流値は、ペルチェ素子20の吸熱面の温度が着霜しない温度になるように、昇温処理を開始する際の吸熱面の初期温度に応じて適宜の値に設定することができる。例えば、ペルチェ素子20の吸熱面の初期温度が−5℃である場合には、初期温度が0℃の場合よりも第2の電流値を高く設定する必要がある。また、第1の電流値は、第2の電流値(つまり、吸熱面と発熱面とがいずれも発熱する場合の電流値)よりも小さい適宜の値に設定することができる。
再び、図1を参照して、取得部30は、ペルチェ素子20の吸熱面における着霜の有無を判別するための判別情報を取得し、この判別情報をコントローラ50に出力する。コントローラ50は、この判別情報に基づき、ペルチェ素子20の吸熱面が着霜しないと判別し場合には、第1の処理を行い、ペルチェ素子20の吸熱面が着霜すると判別した場合には、第2の処理を行う。
次に、図3を参照しながら、温度調節装置1のハードウェア構成を説明する。図3は、温度調節装置のハードウェア構成を示した概略図である。ペルチェ素子20は、P型熱電半導体21と、N型熱電半導体22と、発熱側電極板23aと、吸熱側電極板23bと、発熱側ヒートシンク24と、吸熱側ヒートシンク25と、発熱側サーミスタ26と、吸熱側サーミスタ27とを含む。発熱側電極板23aの板厚方向の一端面には、P型熱電半導体21及びN型熱電半導体22が接触しており、他端面には発熱側ヒートシンク24が接触している。吸熱側電極板23bの板厚方向の一端面には、P型熱電半導体21及びN型熱電半導体22が接触しており、他端面には吸熱側ヒートシンク25が接触している。
発熱側ヒートシンク24には、複数の発熱側リブ24aが形成されており、これらの発熱側リブ24aは、発熱側配管91(第2の管路に相当する)の内部に延出している。発熱側ヒートシンク24には、熱伝導率の高い金属(例えば、アルミニウム)を用いることができる。発熱側配管91は、空気流入口91a及び空気排出口91bを有し、空気流入口91aには、送風機96(第2の送風機に相当する)が設置されており、空気排出口91bはバッテリ10に接続されている。送風機96は、ブロワ、ファンであってもよい。
吸熱側ヒートシンク25には、複数の吸熱側リブ25aが形成されている。これらの吸熱側リブ25aは、吸熱側配管92(第1の管路に相当する)の内部に延出している。吸熱側ヒートシンク25には、熱伝導率の高い金属(例えば、アルミニウム)を用いることができる。吸熱側配管92は、空気流入口92a及び空気排出口92bを有し、空気流入口92aには送風機97が設置されている。送風機97(第1の送風機に相当する)は、ブロワ、ファンであってもよい。
空気流入口91a,92a及び空気排出口92bは、車室外に設けられている。したがって、送風機96を作動させた場合、発熱側配管91の内部に車外の空気が取り込まれる。また、送風機97が作動された場合、吸熱側配管92の内部に車外の空気が取り込まれる。
補機バッテリ28は、バッテリ10を昇温処理する際に、ペルチェ素子24に対して矢印方向に流れる電流を供給する。これにより、ペルチェ素子20の吸熱側ヒートシンク25から発熱側ヒートシンク24に向かって熱が移動する。なお、補機バッテリ28は、車両に搭載されるオーディオ機器等の補機に対しても電力を供給する。
発熱側ヒートシンク24には、発熱側サーミスタ26が設けられており、吸熱側ヒートシンク25には、吸熱側サーミスタ27が設けられている。発熱側サーミスタ26は、発熱側ヒートシンク24の温度を取得して、この取得した温度情報をECU29に出力する。吸熱側サーミスタ27は、吸熱側ヒートシンク25の温度を取得して、この取得した温度情報をECU29に出力する。
ECU29は、温度調節装置1全体の制御を司る。ECU29は、記憶部29aに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、バッテリ10の昇温処理を実行する。また、ECU29は、昇温処理の際に、送風機96、97を作動させる処理を行う。ECU29は、CPU、MPU或いは、CPU等が行う処理の少なくとも一部を回路的に実行するASIC回路であってもよい。
次に、図1の機能ブロックと、図3のハードウェア構成との対応関係を説明する。図1のコントローラ50は、図3のECU29及び記憶部29aが協働することにより実現される。図1の電源部40は、図3の補機バッテリ28により実現される。図1の取得部30は、図3の吸熱側サーミスタ27により実現される。また、ペルチェ素子20の吸熱面は、吸熱側ヒートシンク25の外面に対応している。ペルチェ素子20の発熱面は、発熱側ヒートシンク24の外面に対応している。
次に、図4のフローチャートを参照しながら、バッテリ10を昇温する際にECU29が行う処理について説明する。なお、バッテリ10の昇温処理は、バッテリ10の温度が所定温度以下である場合に実行される。この所定温度は、温度が低くなると内部抵抗が増大して、入出力特性が低下するバッテリ10の特性に基づき、適宜の値に設定することができる。
ステップS101において、ECU29は、吸熱側ヒートシンク25の着霜の有無を判別する。ここで、ECU29は、吸熱側ヒートシンク25の温度に基づき、吸熱側ヒートシンク25の着霜の有無を判別することができる。
吸熱側ヒートシンク25が着霜する場合(ステップS101、Yes)、着霜を抑制する必要があるため、処理はステップS105に進み、吸熱側ヒートシンク25が着霜しない場合(ステップS101、No)、そもそも着霜が起こらないため、処理はステップS102に進む。
ステップS102において、ECU29は、補機バッテリ28からの電力の供給を許容することにより、ペルチェ素子20を第1の電流値で駆動するとともに、送風機96,97を作動させる。ペルチェ素子20が第1の電流値で駆動されると、吸熱側ヒートシンク25から発熱側ヒートシンク24に熱が移動し、さらに、発熱側ヒートシンク24で暖められた空気により、バッテリ10が昇温される(つまり、第1の処理が行われる)。
ステップS103において、ECU29は、バッテリ10の温度が目標温度に達したか否かを判別する。ここで、目標温度は、バッテリ10の入出力を一定レベルに維持する観点から適宜の値に設定することができる。バッテリ10の温度が目標温度に達した場合には(ステップS103、Yes)、処理はステップS104に進み、バッテリ10の温度が目標温度に達していない場合には(ステップS103、No)、処理はステップS102に戻る。ステップS104において、ECU29は、補機バッテリ28からの電力の供給を禁止することにより、ペルチェ素子20を停止させる。
ステップS105において、ECU29は、補機バッテリ28からの電力の供給を許容することにより、ペルチェ素子20を第2の電流値で駆動するとともに、送風機96,97を作動させる。ペルチェ素子20が第2の電流値で駆動されると、吸熱側ヒートシンク25から発熱側ヒートシンク24に熱が移動し、さらに、発熱側ヒートシンク24で暖められた空気により、バッテリ10が昇温される。なお、本フローチャートでは、図2に図示する第2の電流値(つまり、昇温処理の開始するときの発熱面及び吸熱面の温度が0℃である場合に、着霜を抑制するのに必要な電流値)がデフォルト値として設定されているものとする。
ステップS106において、ECU29は、吸熱側ヒートシンク25の温度が2℃よりも高いか否かを判別する。吸熱側ヒートシンク25の温度が2℃よりも高い場合(ステップS106、Yes)、着霜は起こらないため、ECU29は、ステップS108において、第2の電流値の値を維持して、バッテリ10の昇温処理を継続する。
吸熱側ヒートシンク25の温度が2℃以下である場合(ステップS106、No)、着霜が起こるおそれがあるため、ECU29は、ステップS107において第2の電流値の値をΔI引き上げる処理を行う。例えば、昇温処理を開始するときの吸熱側ヒートシンク25の初期温度が−5℃である場合に、ペルチェ素子20に供給される電流値を前記デフォルト値に設定すると、吸熱側ヒートシンク25の温度を0℃まで昇温させることができないため、第2の電流値をデフォルト値よりも高い値に引き上げる必要がある。第2の電流値がΔIだけ引き上げられると、処理はステップS106に戻り、吸熱側ヒートシンク25の温度が2℃より高い温度となるまで、ステップS107の処理が繰り返される。
ステップS109において、ECU29は、バッテリ10の温度が目標温度に達したか否かを判別する。目標温度については、説明を繰り返さない。バッテリ10の温度が目標温度に達した場合には(ステップS109、Yes)、処理はステップS110に進み、バッテリ10の温度が目標温度に達していない場合には(ステップS109、No)、処理はステップS108に戻る。ステップS110において、ECU29は、補機バッテリ28からの電力の供給を禁止することにより、ペルチェ素子20を停止させる。
上述の方法によれば、ペルチェ素子20に供給される電流値の値を変更するという簡易な手法で、着霜を抑制しながらバッテリ10を昇温することができる。つまり、車両走行中にペルチェ素子20が着霜した場合であっても、ペルチェ素子20を第2の電流値で作動させることにより、着霜を取り除くことができる。
(変形例1)
上述の実施形態では、バッテリ10の昇温処理として第1及び第2の処理のうちいずれを選択するかをECU29が判断したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、乗員が第1及び第2の処理のうちいずれかを選択できるように構成してもよい。乗員は、外気温度が著しく低いと判断した場合に、第2の処理を選択することにより、着霜の発生を抑制しながらバッテリ10を昇温させることができる。また、上述の実施形態では、着霜状態であるか否かを吸熱側ヒートシンク25の温度に基づき判別したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、車両に搭載された外気温度センサを用いたり、或いは、車室内の温度を調節するエアコンの動作に対応させることもできる。すなわち、外気温度センサにより取得される外気温度が著しく低い場合、ECU29は、昇温処理として第2の処理を選択することにより、着霜の発生を抑制しながらバッテリ10を昇温することができる。また、エアコンが暖房側に設定されている場合、ECU29は、昇温処理として第2の処理を選択することにより、着霜の発生を抑制しながらバッテリ10を昇温することができる。
(変形例2)
上述のフローチャートでは、吸熱側ヒートシンク25の温度に応じて、第2の電流値を徐々に引き上げる処理を行ったが(ステップS107参照)、本発明はこれに限るものではなく、例えば、吸熱側ヒートシンク25の初期温度と、第2の電流値とを対応付けたデータテーブルを準備しておき、このデータテーブルにしたがって第2の電流値を設定してもよい。この場合、第2の電流値は、初めから着霜を起こさない電流値に設定されるため、より効果的に着霜の発生を抑制することができる。なお、データテーブルは、記憶部29aに記憶させることができる。
(変形例3)
上述の温度調節装置は、バッテリ10を冷却する場合にも用いることができる。この場合、ECU29は、ペルチェ素子20に流れる電流の向きを逆向きに変更する処理を行うとよい。ペルチェ素子20に流れる電流の向きが逆向きになると、ペルチェ素子20の吸熱面と発熱面とが入れ替わる。したがって、送風機96による送風方向を反対方向(つまり、バッテリ10からヒートシンクに向かう方向)に切り替えることにより、バッテリ10を冷却することができる。本変形例によれば、バッテリ10の暖房及び冷却を一つの装置で行うことができる。
(変形例4)
本発明の温度調節装置は、車室内の温度を調節するために用いることもできる。この場合、空気流入口91a及び空気排出口91bを車室内に設けることにより、車室内の温度を調節することができる。
(変形例5)
上述の実施形態では、発熱側ヒートシンク24で暖められた空気をバッテリ10に吹き付けることにより、バッテリ10を昇温させたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、発熱側ヒートシンク24とバッテリ10とを接触させることにより、バッテリ10を昇温してもよい。
1 温度調節装置 10 バッテリ 20 ペルチェ素子 21 P型熱電半導体22 N型熱電半導体 23a 発熱側電極板 23b 吸熱側電極板
24 発熱側ヒートシンク 25 吸熱側ヒートシンク 26 発熱側サーミスタ
27 吸熱側サーミスタ 30 取得部 40 電源部 50 コントローラ

Claims (5)

  1. 車両に搭載されるバッテリの温度を調節する温度調節装置であって、
    吸熱面において吸熱した熱を発熱面に伝熱するペルチェ素子と、
    前記ペルチェ素子の動作を制御するコントローラと、を有し、
    前記コントローラは、
    前記バッテリを昇温させる際に、第1の電流値にて前記ペルチェ素子を駆動する第1の処理と、前記第1の電流値よりも高い第2の電流値にて前記ペルチェ素子を駆動することにより、前記吸熱面における着霜を抑制する第2の処理と、を実行可能であることを特徴とするバッテリの温度調節装置。
  2. 前記吸熱面における着霜の有無を判別するための判別情報を取得する取得部を有し、
    前記コントローラは、前記判別情報に基づき、前記吸熱面において着霜有りと判別した場合に、前記第2の処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のバッテリの温度調節装置。
  3. 前記第2の処理において、前記吸熱面は0℃よりも高い温度に昇温されることを特徴とする請求項1又は2に記載のバッテリの温度調節装置。
  4. 前記吸熱面を構成する吸熱側ヒートシンクと、
    前記発熱面を構成する発熱側ヒートシンクと、
    前記吸熱側ヒートシンクが内部に配置される第1の管路と、
    前記発熱側ヒートシンクが内部に配置される第2の管路と、
    前記第1の管路の一端側から他端側に向かって空気を送風する第1の送風機と、
    前記第2の管路の一端側から他端側に向かって空気を送風する第2の送風機と、を有し、
    前記バッテリは、昇温処理の際に、前記第2の管路の他端側から排気される空気によって加熱されることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のバッテリの温度調節装置。
  5. 車室内の温度を調節する温度調節装置であって、
    吸熱面において吸熱した熱を発熱面に伝熱するペルチェ素子と、
    前記ペルチェ素子の動作を制御するコントローラと、を有し、
    前記コントローラは、
    前記車室内を昇温する際に、第1の電流値にて前記ペルチェ素子を駆動する第1の処理と、前記第1の電流値よりも高い第2の電流値にて前記ペルチェ素子を駆動することにより、前記吸熱面における着霜を抑制する第2の処理と、を実行可能であることを特徴とする車室内の温度調節装置。
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