JP2001335995A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項1】 横一列の隔壁のない連続槽から成るメッキ処理タンク(2)を互いに離間させずに平行な複数列に並べて配設した複数のメッキ処理タンク(2,2)を設け、これらのメッキ処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具(12)を横移動自在に支持するメッキ処理部用レール(7)をそれぞれ設け、前記治具を介して保持された製品を前記メッキ処理タンク内のメッキ処理液中に浸漬しながら各メッキ処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって前記メッキ処理部用レールに沿って横移動されこの横移動中にメッキ処理されるように前記メッキ処理部用レールを定位置に配設して成るメッキ処理工程(1)と、前記メッキ処理タンク(2)と平行に並べられた複数の独立したタンクの集合から成る前処理タンク(4)を設け、この前処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具(12)を横移動自在に支持する前処理部用レール(8)を設け、前記治具を介して保持された製品を上昇位置で前処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって前処理部用レールに沿って横移動され下降位置で独立した前記前処理タンク内の前処理液中に順に浸漬されるように前記前処理部用レールを昇降自在に配設して成る前処理工程(3)と、前記メッキ処理タンク(2)と平行に並べられた複数の独立したタンクの集合から成る後処理タンク(6)を設け、この後処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具(12)を横移動自在に支持する後処理部用レール(9)を設け、前記治具を介して保持された製品を上昇位置で後処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって後処理部用レールに沿って横移動され下降位置で独立した前記後処理タンク内の後処理液中に順に浸漬されるように前記後処理部用レールを昇降自在に配設して成る後処理工程(5)と、上昇位置にある前記前処理部用レール(8)の終端部と該前処理部用レールの上昇位置より低位の定位置に配設されている複数列の前記メッキ処理タンクにそれぞれ対応して設けられたメッキ処理部用レール(7)の各始端部との間を択一的に往復移動され、この往復移動される移動先の各レール端部と直列的に整合されるように構成された第一乗換えレール(10)を設けると共に、該第一乗換えレールと直列的に整合されたレール間において、治具を支持しているレールから乗り換え先のレールへと治具を乗り換えさせるように該治具の上部に設けられている係止突起(13)と係止して整合されたレール間に沿って治具を横移動させる第一乗換え治具移送部材(21)を設けた第一乗換え装置(20)と、上昇位置にある前記後処理部用レール(9)の始端部と該後処理部用レールの上昇位置より低位の定位置に配設されている複数列の前記メッキ処理タンクにそれぞれ対応して設けられたメッキ処理部用レール(7)の各終端部との間を択一的に往復移動され、この往復移動される移動先の各レール端部と直列的に整合されるように構成された第二乗換えレール(11)を設けると共に、該第二乗換えレールと直列的に整合されたレール間において、治具を支持しているレールから乗り換え先のレールへと治具を乗り換えさせるように該治具の上部に設けられている係止突起(13)と係止して整合されたレール間に沿って治具を横移動させる第二乗換え治具移送部材(41)を設けた第二乗換え装置(40)とから構成したことを特徴とする複数列のメッキ処理タンクを設置したメッキ処理装置。
【請求項2】 横一列の隔壁のない連続槽から成るメッキ処理タンク(2)を互いに平行な複数列に並べて配設した複数のメッキ処理タンク(2,2)を設け、これらのメッキ処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具(12)を横移動自在に支持するメッキ処理部用レール(7)をそれぞれ設け、前記治具を介して保持された製品を前記メッキ処理タンク内のメッキ処理液中に浸漬しながら各メッキ処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって前記メッキ処理部用レールに沿って横移動されこの横移動中にメッキ処理されるように前記メッキ処理部用レールを定位置に配設して成るメッキ処理工程(1)と、前記メッキ処理タンク(2)と平行に並べられた複数の独立したタンクの集合から成る前処理タンク(4)を設け、この前処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具(12)を横移動自在に支持する前処理部用レール(8)を設け、前記治具を介して保持された製品を上昇位置で前処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって前処理部用レールに沿って横移動され下降位置で独立した前記前処理タンク内の前処理液中に順に浸漬されるように前記前処理部用レールを昇降自在に配設して成る前処理工程(3)と、前記メッキ処理タンク(2)と平行に並べられた複数の独立したタンクの集合から成る後処理タンク(6)を設け、この後処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具(12)を横移動自在に支持する後処理部用レール(9)を設け、前記治具を介して保持された製品を上昇位置で後処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって後処理部用レールに沿って横移動され下降位置で独立した前記後処理タンク内の後処理液中に順に浸漬されるように前記後処理部用レールを昇降自在に配設して成る後処理工程(5)と、上昇位置にある前記前処理部用レール(8)の終端部と該前処理部用レールの上昇位置より低位の定位置に配設されている複数列の前記メッキ処理タンクにそれぞれ対応して設けられたメッキ処理部用レール(7)の各始端部との間を択一的に往復移動され、この往復移動される移動先の各レール端部と直列的に整合されるように構成された第一乗換えレール(10)を設けると共に、該第一乗換えレールと直列的に整合されたレール間において、治具を支持しているレールから乗り換え先のレールへと治具を乗り換えさせるように該治具の上部に設けられている係止突起(13)と係止して整合されたレール間に沿って治具を横移動させる第一乗換え治具移送部材(21)を設けた第一乗換え装置(20)と、上昇位置にある前記後処理部用レール(9)の始端部と該後処理部用レールの上昇位置より低位の定位置に配設されている複数列の前記メッキ処理タンクにそれぞれ対応して設けられたメッキ処理部用レール(7)の各終端部との間を択一的に往復移動され、この往復移動される移動先の各レール端部と直列的に整合されるように構成された第二乗換えレール(11)を設けると共に、該第二乗換えレールと直列的に整合されたレール間において、治具を支持しているレールから乗り換え先のレールへと治具を乗り換えさせるように該治具の上部に設けられている係止突起(13)と係止して整合されたレール間に沿って治具を横移動させる第二乗換え治具移送部材(41)を設けた第二乗換え装置(40)とから構成したことを特徴とする複数列のメッキ処理タンクを設置したメッキ処理装置。
【請求項3】 横一列の隔壁のない連続槽から成るメッキ処理タンク(2)又は該メッキ処理タンクを平行な複数列に並べて配設した複数のメッキ処理タンク(2,2)を設け、これらのメッキ処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具を横移動自在に支持するメッキ処理部用レール(7)をそれぞれ設け、前記治具を介して保持された製品を前記メッキ処理タンク内のメッキ処理液中に浸漬しながら各メッキ処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって前記メッキ処理部用レールに沿って横移動されこの横移動中にメッキ処理されるように前記メッキ処理部用レールを定位置に配設して成るメッキ処理工程(1)と、前記メッキ処理タンク(2)と平行に並べられた複数の独立したタンクの集合から成る前処理タンク(4)を設け、この前処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具(12)を横移動自在に支持する前処理部用レール(8)を設け、前記治具を介して保持された製品を上昇位置で前処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって前処理部用レールに沿って横移動され下降位置で独立した前記前処理タンク内の前処理液中に順に浸漬されるように前記前処理部用レールを昇降自在に配設して成る前処理工程(3)と、前記メッキ処理タンク(2)と平行に並べられた複数の独立したタンクの集合から成る後処理タンク(6)を設け、この後処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具(12)を横移動自在に支持する後処理部用レール(9)を設け、前記治具を介して保持された製品を上昇位置で後処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって後処理部用レールに沿って横移動され下降位置で独立した前記後処理タンク内の後処理液中に順に浸漬されるように前記後処理部用レールを昇降自在に配設して成る後処理工程(5)と、上昇位置にある前記前処理部用レール(8)の終端部と該前処理部用レールの上昇位置より低位の定位置に配設されている一列又は複数列の前記メッキ処理タンクにそれぞれ対応して設けられたメッキ処理部用レール(7)の各始端部との間を択一的に往復移動され、この往復移動される移動先の各レール端部と直列的に整合されるように構成された第一乗換えレール(10)を設けると共に、該第一乗換えレールと直列的に整合されたレール間において、治具を支持しているレールから乗り換え先のレールへと治具を乗り換えさせるように該治具の上部に設けられている係止突起(13)と係止して整合されたレール間に沿って治具を横移動させる第一乗換え治具移送部材(21)を設けた第一乗換え装置(20)と、上昇位置にある前記後処理部用レール(9)の始端部と該後処理部用レールの上昇位置より低位の定位置に配設されている一列又は複数列の前記メッキ処理タンクにそれぞれ対応して設けられたメッキ処理部用レール(7)の各終端部との間を択一的に往復移動され、この往復移動される移動先の各レール端部と直列的に整合されるように構成された第二乗換えレール(11)を設けると共に、該第二乗換えレールと直列的に整合されたレール間において、治具を支持しているレールから乗り換え先のレールへと治具を乗り換えさせるように該治具の上部に設けられている係止突起(13)と係止して整合されたレール間に沿って治具を横移動させる第二乗換え治具移送部材(41)を設けた第二乗換え装置(40)とから構成され、前記第一乗換え治具移送部材(21)は、前記前処理部用レールの終端部とメッキ処理部用レールの各始端部との間を択一的に往復移動される前記第一乗換えレールと一緒に往復移動されるように前記第一乗換えレール(10)に取付けられ、且つレール整合位置で乗り換えられる治具を該治具の上部に設けられている係止突起に対して乗換え可能に整合されたレール軌道の両方向から係止可能な二股形状の係止部をもつ係止体(28)を設け、前記係止突起と係止して整合されたレール軌道に沿って治具を乗換え元レールから乗換え先レールへと横移動させる前記係止体(28)を、前記前処理部用レールと第一乗換えレールの整合位置にあっては乗換え元の前処理部用レールから乗換え先の第一乗換えレールへの一方向に横移動させ、前記第一乗換えレールと前記メッキ処理部用レールの整合位置にあっては乗換え元の第一乗換えレールから乗換え先のメッキ処理部用レールへの前記方向とは逆の一方向に横移動させ、メッキ処理部用レールの乗換え先位置に治具を乗換え移動させた前記第一乗換え治具移送部材の係止体を該位置から前記第一乗換えレールと一緒に前記前処理部用レールとの整合位置へと移動させた際に前記前処理部用レールの乗換え待機位置に支持されて待機している次位の治具の係止突起に係合される位置に復帰されるように構成し、前記第二乗換え治具移送部材(41)は、前記後処理部用レールの始端部とメッキ処理部用レールの各終端部との間を択一的に往復移動される前記第二乗換えレールと一緒に往復移動されるように前記第二乗換えレール(11)に取付けられ、且つレール整合位置で乗り換えられる治具を該治具の上部に設けられている係止突起に対して乗換え可能に整合されたレール軌道の両方向から係止可能な二股形状の係止部をもつ係止体(42)を設け、前記係止突起と係止して整合されたレール軌道に沿って治具を乗換え元レールから乗換え先レールへと横移動させる前記係止体(42)を、前記メッキ処理部用レールと第二乗換えレールの整合位置にあっては乗換え元のメッキ処理部用レールから乗換え先の第二乗換えレールへの一方向に横移動させ、前記第二乗換えレールと前記後処理部用レールの整合位置にあっては乗換え元の第二乗換えレールから乗換え先の後処理部用レールへの前記方向とは逆の一方向に横移動させ、後処理部用レールの乗換え先位置に治具を乗換え移動させた前記第二乗換え治具移送部材の係止体を該位置から前記第二乗換えレールと一緒に前記メッキ処理部用レールとの整合位置へと移動させた際に前記メッキ処理部用レールの乗換え待機位置に支持されて待機している次位の治具の係止突起に係合される位置に復帰されるように構成したことを特徴とする一列又は複数列のメッキ処理タンクを設置したメッキ処理装置における製品の高速乗換え装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数列のメッキ処理タンクを設置したメッキ処理装置、及び一列又は複数列のメッキ処理タンクを設置したメッキ処理装置における製品の高速乗換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
前処理タンクを設けた前処理工程で前処理された製品をメッキ処理タンクを設けたメッキ処理工程でメッキ処理し、メッキ処理工程でメッキ処理された製品を後処理タンクを設けた後処理工程で後処理するようにしたメッキ処理装置は、前記前処理及び後処理タンクと一列のメッキ処理工程ラインを構成する一列のメッキ処理タンクとを互いに離して配設している。そして、メッキ処理工程ラインを複数構成するため複数列のメッキ処理タンクを設置する場合には各メッキ処理タンクに対応した前処理及び後処理タンクをそれぞれ設置しているため、メッキ処理装置全体の設置スペースが大きくなってしまいメッキ処理装置全体の省スペース化を図れない弊害があった。
【0003】
また、前処理及び後処理工程の前処理及び後処理タンクに対して複数列のメッキ処理タンクを設置し複数列のメッキ処理工程ラインを構成した場合、前処理工程で前処理された製品を製品乗換え装置を介して複数列のメッキ処理タンクの中のいずれかのメッキ処理タンクに順次投入して複数のメッキ処理工程ラインで同時にメッキ処理し、メッキ処理された製品を製品乗換え装置を介して後処理工程へ移送していくものであるが、この製品乗換え装置の製品乗換え速度が遅いとメッキ処理工程への製品の搬入搬出が遅れ、複数のメッキ処理工程ラインへそれぞれ所定の間隔で製品を投入することが出来ず、結局メッキ処理タンクを複数列設置したメリットを発揮できないものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような実情に鑑みて、前処理及び後処理工程の前処理及び後処理タンクに対して複数のメッキ処理工程ラインをもつメッキ処理工程の各メッキ処理タンクを互いに離間させずに複数列配設し、メッキ処理装置全体の設置スペースを比較的小さくできるようにした省スペース化を達成したメッキ処理装置を提供しようとするものである。
【0005】
また本発明は、前処理及び後処理工程の前処理及び後処理タンクに対して主に複数列のメッキ処理タンクを設置して複数列のメッキ処理工程ラインを構成したメッキ処理装置において、前処理工程を経た製品を製品乗換え装置を介して複数列のメッキ処理タンクの中のいずれかのメッキ処理タンクに順次搬入して複数のメッキ処理工程ラインで同時にメッキ処理し、この複数のメッキ処理工程ラインでメッキ処理された製品を製品乗換え装置を介して後処理工程へと搬出する、製品の乗換えシステムに関して、製品の乗換え速度のスピード化を図ってメッキ処理工程への製品の搬入搬出速度のスピード化を図れるようにし、メッキ処理タンクを複数列設置したメリットを効果的に発揮できるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、メッキ処理装置全体の設置スペースを比較的小さくできるようにして省スペース化を達成するという上記の課題を解決するために、複数列のメッキ処理タンクを並設したメッキ処理装置を、横一列の隔壁のない連続槽から成るメッキ処理タンク(2)を互いに離間させずに平行な複数列に並べて配設した複数のメッキ処理タンク(2,2)を設け、これらのメッキ処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具(12)を横移動自在に支持するメッキ処理部用レール(7)をそれぞれ設け、前記治具を介して保持された製品を前記メッキ処理タンク内のメッキ処理液中に浸漬しながら各メッキ処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって前記メッキ処理部用レールに沿って横移動されこの横移動中にメッキ処理されるように前記メッキ処理部用レールを定位置に配設して成るメッキ処理工程(1)と、前記メッキ処理タンク(2)と平行に並べられた複数の独立したタンクの集合から成る前処理タンク(4)を設け、この前処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具(12)を横移動自在に支持する前処理部用レール(8)を設け、前記治具を介して保持された製品を上昇位置で前処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって前処理部用レールに沿って横移動され下降位置で独立した前記前処理タンク内の前処理液中に順に浸漬されるように前記前処理部用レールを昇降自在に配設して成る前処理工程(3)と、前記メッキ処理タンク(2)と平行に並べられた複数の独立したタンクの集合から成る後処理タンク(6)を設け、この後処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具(12)を横移動自在に支持する後処理部用レール(9)を設け、前記治具を介して保持された製品を上昇位置で後処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって後処理部用レールに沿って横移動され下降位置で独立した前記後処理タンク内の後処理液中に順に浸漬されるように前記後処理部用レールを昇降自在に配設して成る後処理工程(5)と、上昇位置にある前記前処理部用レール(8)の終端部と該前処理部用レールの上昇位置より低位の定位置に配設されている複数列の前記メッキ処理タンクにそれぞれ対応して設けられたメッキ処理部用レール(7)の各始端部との間を択一的に往復移動され、この往復移動される移動先の各レール端部と直列的に整合されるように構成された第一乗換えレール(10)を設けると共に、該第一乗換えレールと直列的に整合されたレール間において、治具を支持しているレールから乗り換え先のレールへと治具を乗り換えさせるように該治具の上部に設けられている係止突起(13)と係止して整合されたレール間に沿って治具を横移動させる第一乗換え治具移送部材(21)を設けた第一乗換え装置(20)と、上昇位置にある前記後処理部用レール(9)の始端部と該後処理部用レールの上昇位置より低位の定位置に配設されている複数列の前記メッキ処理タンクにそれぞれ対応して設けられたメッキ処理部用レール(7)の各終端部との間を択一的に往復移動され、この往復移動される移動先の各レール端部と直列的に整合されるように構成された第二乗換えレール(11)を設けると共に、該第二乗換えレールと直列的に整合されたレール間において、治具を支持しているレールから乗り換え先のレールへと治具を乗り換えさせるように該治具の上部に設けられている係止突起(13)と係止して整合されたレール間に沿って治具を横移動させる第二乗換え治具移送部材(41)を設けた第二乗換え装置(40)とから構成したことを特徴としている。
【0007】
また本発明は、製品の乗換え速度のスピード化を図ってメッキ処理工程への製品の搬入搬出速度のスピード化を図れるようにするという上記の課題を解決するために、一列又は複数列のメッキ処理タンクを設置したメッキ処理装置における製品の高速乗換え装置を、横一列の隔壁のない連続槽から成るメッキ処理タンク(2)又は該メッキ処理タンクを平行な複数列に並べて配設した複数のメッキ処理タンク(2,2)を設け、これらのメッキ処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具を横移動自在に支持するメッキ処理部用レール(7)をそれぞれ設け、前記治具を介して保持された製品を前記メッキ処理タンク内のメッキ処理液中に浸漬しながら各メッキ処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって前記メッキ処理部用レールに沿って横移動されこの横移動中にメッキ処理されるように前記メッキ処理部用レールを定位置に配設して成るメッキ処理工程(1)と、前記メッキ処理タンク(2)と平行に並べられた複数の独立したタンクの集合から成る前処理タンク(4)を設け、この前処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具(12)を横移動自在に支持する前処理部用レール(8)を設け、前記治具を介して保持された製品を上昇位置で前処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって前処理部用レールに沿って横移動され下降位置で独立した前記前処理タンク内の前処理液中に順に浸漬されるように前記前処理部用レールを昇降自在に配設して成る前処理工程(3)と、前記メッキ処理タンク(2)と平行に並べられた複数の独立したタンクの集合から成る後処理タンク(6)を設け、この後処理タンクの上方に製品を懸垂状態に保持する治具(12)を横移動自在に支持する後処理部用レール(9)を設け、前記治具を介して保持された製品を上昇位置で後処理タンクに対応して設けられた治具移送手段によって後処理部用レールに沿って横移動され下降位置で独立した前記後処理タンク内の後処理液中に順に浸漬されるように前記後処理部用レールを昇降自在に配設して成る後処理工程(5)と、上昇位置にある前記前処理部用レール(8)の終端部と該前処理部用レールの上昇位置より低位の定位置に配設されている一列又は複数列の前記メッキ処理タンクにそれぞれ対応して設けられたメッキ処理部用レール(7)の各始端部との間を択一的に往復移動され、この往復移動される移動先の各レール端部と直列的に整合されるように構成された第一乗換えレール(10)を設けると共に、該第一乗換えレールと直列的に整合されたレール間において、治具を支持しているレールから乗り換え先のレールへと治具を乗り換えさせるように該治具の上部に設けられている係止突起(13)と係止して整合されたレール間に沿って治具を横移動させる第一乗換え治具移送部材(21)を設けた第一乗換え装置(20)と、上昇位置にある前記後処理部用レール(9)の始端部と該後処理部用レールの上昇位置より低位の定位置に配設されている一列又は複数列の前記メッキ処理タンクにそれぞれ対応して設けられたメッキ処理部用レール(7)の各終端部との間を択一的に往復移動され、この往復移動される移動先の各レール端部と直列的に整合されるように構成された第二乗換えレール(11)を設けると共に、該第二乗換えレールと直列的に整合されたレール間において、治具を支持しているレールから乗り換え先のレールへと治具を乗り換えさせるように該治具の上部に設けられている係止突起(13)と係止して整合されたレール間に沿って治具を横移動させる第二乗換え治具移送部材(41)を設けた第二乗換え装置(40)とから構成され、前記第一乗換え治具移送部材(21)は、前記前処理部用レールの終端部とメッキ処理部用レールの各始端部との間を択一的に往復移動される前記第一乗換えレールと一緒に往復移動されるように前記第一乗換えレール(10)に取付けられ、且つレール整合位置で乗り換えられる治具を該治具の上部に設けられている係止突起に対して乗換え可能に整合されたレール軌道の両方向から係止可能な二股形状の係止部をもつ係止体(28)を設け、前記係止突起と係止して整合されたレール軌道に沿って治具を乗換え元レールから乗換え先レールへと横移動させる前記係止体(28)を、前記前処理部用レールと第一乗換えレールの整合位置にあっては乗換え元の前処理部用レールから乗換え先の第一乗換えレールへの一方向に横移動させ、前記第一乗換えレールと前記メッキ処理部用レールの整合位置にあっては乗換え元の第一乗換えレールから乗換え先のメッキ処理部用レールへの前記方向とは逆の一方向に横移動させ、メッキ処理部用レールの乗換え先位置に治具を乗換え移動させた前記第一乗換え治具移送部材の係止体を該位置から前記第一乗換えレールと一緒に前記前処理部用レールとの整合位置へと移動させた際に前記前処理部用レールの乗換え待機位置に支持されて待機している次位の治具の係止突起に係合される位置に復帰されるように構成し、前記第二乗換え治具移送部材(41)は、前記後処理部用レールの始端部とメッキ処理部用レールの各終端部との間を択一的に往復移動される前記第二乗換えレールと一緒に往復移動されるように前記第二乗換えレール(11)に取付けられ、且つレール整合位置で乗り換えられる治具を該治具の上部に設けられている係止突起に対して乗換え可能に整合されたレール軌道の両方向から係止可能な二股形状の係止部をもつ係止体(42)を設け、前記係止突起と係止して整合されたレール軌道に沿って治具を乗換え元レールから乗換え先レールへと横移動させる前記係止体(42)を、前記メッキ処理部用レールと第二乗換えレールの整合位置にあっては乗換え元のメッキ処理部用レールから乗換え先の第二乗換えレールへの一方向に横移動させ、前記第二乗換えレールと前記後処理部用レールの整合位置にあっては乗換え元の第二乗換えレールから乗換え先の後処理部用レールへの前記方向とは逆の一方向に横移動させ、後処理部用レールの乗換え先位置に治具を乗換え移動させた前記第二乗換え治具移送部材の係止体を該位置から前記第二乗換えレールと一緒に前記メッキ処理部用レールとの整合位置へと移動させた際に前記メッキ処理部用レールの乗換え待機位置に支持されて待機している次位の治具の係止突起に係合される位置に復帰されるように構成したことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1はメッキ処理装置の全体を示した概略平面図、図2は第一乗換え装置の全体を概略的に示した側面図、図3は第二乗換え装置の全体を概略的に示した側面図、図4から図9は前処理工程、メッキ処理工程、後処理工程への治具の乗換え過程を示した正面図、図10は乗換えレールに支持された治具と乗換え治具移送部材との関係を示した側面図である。
【0009】
図1において、1は複数列(この実施形態では二列構成としてある)のメッキ処理タンク2,2を配設したメッキ処理工程、3は前処理タンク4を配設した前処理工程、5は後処理タンク6を配設した後処理工程、7は複数列のメッキ処理タンク2,2に対応してそれぞれ設けられたメッキ処理部用レール、8は前処理タンク4対応して設けられた前処理部用レール、9は後処理タンク6に対応して設けられた後処理部用レール、10は第一乗換えレール、11は第二乗換えレール、12はメッキ処理される製品を懸垂状態に保持でき、前記各レールに横移動自在に支持される治具(ハンガーと通称されている)をそれぞれ示している。この治具12の上部には係止突起13が設けられている。なお、図1に示した矢印は前記治具12の移送方向を示している。
【0010】
前記メッキ処理工程1には、横一列の隔壁のない連続槽から成るメッキ処理タンク2を互いに離間させずに平行な複数列に並べて配設した複数のメッキ処理タンク2,2を設け、これらのメッキ処理タンク2の上方に例えばプリント基板などの製品(W)を懸垂状態に保持する治具12を横移動自在に支持するメッキ処理部用レール7,7をそれぞれ設け、前記治具12を介して保持された製品(W)を前記メッキ処理タンク2内のメッキ処理液中に浸漬しながら各メッキ処理タンク2に対応して設けられた治具移送手段15によって前記メッキ処理部用レール7に沿って横移動されこの横移動中にメッキ処理されるように前記メッキ処理部用レール7を定位置に配設してある。
【0011】
前記前処理工程3には、前記メッキ処理タンク2と平行に並べられた複数の独立したタンクの集合から成る前処理タンク4を設け、この前処理タンク4の上方に製品(W)を懸垂状態に保持する治具12を横移動自在に支持する前処理部用レール8を設け、前記治具12を介して保持された製品(W)を上昇位置で前処理タンク4に対応して設けられた治具移送手段16によって前処理部用レール8に沿って横移動され下降位置で独立した前記前処理タンク4内の前処理液中に順に浸漬されるように前記前処理部用レール8を昇降自在に配設してある。
【0012】
前記後処理工程5には、前記メッキ処理タンク2と平行に並べられた複数の独立したタンクの集合から成る後処理タンク6を設け、この後処理タンク6の上方に製品(W)を懸垂状態に保持する治具12を横移動自在に支持する後処理部用レール9を設け、前記治具12を介して保持された製品(W)を上昇位置で後処理タンク6に対応して設けられた治具移送手段17によって後処理部用レール9に沿って横移動され下降位置で独立した前記後処理タンク6内の後処理液中に順に浸漬されるように前記後処理部用レール9を昇降自在に配設してある。
【0013】
前記前処理工程3とメッキ処理工程1の間には治具12を前処理工程3からメッキ処理工程1へと乗換え移送する第一乗換え装置20を、前記メッキ処理工程1と後処理工程5の間には治具12をメッキ処理工程1から後処理工程5へと乗換え移送する第二乗換え装置40を設けてある。
【0014】
前記第一乗換え装置20には、上昇位置にある前記前処理部用レール8の終端部と該前処理部用レール8の上昇位置より低位の定位置に配設されている複数列の前記メッキ処理タンク2にそれぞれ対応して設けられたメッキ処理部用レール7の各始端部との間を択一的に往復移動され、この往復移動される移動先の各レール端部と直列的に整合されるように構成された前記第一乗換えレール10と、該第一乗換えレール10と直列的に整合されたレール間において、治具12を支持しているレールから乗り換え先のレールへと治具12を乗り換えさせるように該治具12の上部に設けられている係止突起13と係止して整合されたレール間に沿って治具12を横移動させる第一乗換え治具移送部材21を設けてある。
【0015】
前記第一乗換えレール10は、図2及び図4,5に示すように、上昇位置にある前記前処理部用レール8の終端部と直列的に整合された位置からこの上昇位置を維持しながら所定のメッキ処理部用レール7の始端部と整合可能な上昇位置に横移動し、この上昇位置から前処理部用レール8の上昇位置より低位の定位置に配設されているメッキ処理部用レール7の始端部と直列的に整合される位置まで下降され、メッキ処理部用レール7との整合位置で治具12を該第一乗換えレール10からメッキ処理部用レール7へと乗換えさせた後、横移動しながら上昇移動され上昇位置にある前記前処理部用レール8の終端部と直列的に整合される位置に復帰されるように構成してある。図2及び図4,5において、符号22は支持レール23に支持されて横移動される送り台、24は前記送り台22を横移動させる横移動用駆動モータ、25は前記送り台22から垂設された昇降用案内軸、26は昇降用案内軸25に昇降可能に支持され、前記第一乗換えレール10を取付けた昇降部材、27は前記昇降部材26を昇降動させる昇降用駆動モータを示している。
【0016】
前記第一乗換え治具移送部材21は、図2及び図4,5に示すように、前記前処理部用レール8の終端部とメッキ処理部用レール7の各始端部との間を択一的に往復移動される前記第一乗換えレール10と一緒に往復移動されるように前記第一乗換えレール10に取付けられ、且つレール整合位置で乗り換えられる治具12を該治具の上部に設けられている係止突起13に対して乗換え可能に整合されたレール軌道の両方向から係止可能な二股形状の係止部をもつ係止体28を設け、前記係止突起13と係止して整合されたレール軌道に沿って治具を乗換え元レールから乗換え先レールへと横移動させる前記係止体28を、前記前処理部用レール8と第一乗換えレール10の整合位置にあっては図4に矢印Aで示すように乗換え元の前処理部用レール8から乗換え先の第一乗換えレール10への一方向に横移動させ、前記第一乗換えレール10と前記メッキ処理部用レール7の整合位置にあっては図5に矢印Bで示すように乗換え元の第一乗換えレール10から乗換え先のメッキ処理部用レール7への前記方向とは逆の一方向に横移動させ、メッキ処理部用レール7の乗換え先位置に治具12を乗換え移動させた前記第一乗換え治具移送部材21の係止体28を該位置(図5で下降している一点鎖線の位置)から前記第一乗換えレール10と一緒に前記前処理部用レール8との整合位置へと移動させた際に前記前処理部用レール8の乗換え待機位置に支持されて待機している次位の治具12の係止突起13に係合される位置(図4に実線で示した位置)に復帰されるように構成してある。前記係止体28の独立した横移動はシリンダーの往復駆動によって行われる。
【0017】
図6はメッキ処理部用レール7へ乗換えられた治具12を該メッキ処理部用レール7の連続移送部へ移行する過程を、図7はメッキ処理部用レール7の連続移送部から該メッキ処理部用レール7の乗換え待機位置へ移行する過程を示したものであり、図6において、符号29は前記第一乗換え装置20によって実線で示された位置へ乗換えられた治具12を移送のタイミングを計って一点鎖線で示された連続搬送部のスタート位置まで移送する送り部材である。連続搬送部のスタート位置へ移送された治具12は該治具12に枢動可能に軸支された係合爪30と、この係合爪30と係合される係合歯を等間隔に設けた等速度で駆動されるエンドレス状のメッキ処理部用歯付きベルト31の搬送駆動によって前記治具12に支持された製品(W)の横向き間隔を該製品の側端部に電流が過度に集中されない所定の狭い間隙幅を維持しながら図7の一点鎖線で示す位置まで搬送され電気メッキされるように構成されている。図7において、符号32はメッキ処理部用レール7の連続移送部から該メッキ処理部用レール7の実線で示した乗換え待機位置へ治具を移送する送り部材である。
【0018】
前記第二乗換え装置40には、上昇位置にある前記後処理部用レール9の始端部と該後処理部用レール9の上昇位置より低位の定位置に配設されている複数列の前記メッキ処理タンク2にそれぞれ対応して設けられたメッキ処理部用レール7の各終端部との間を択一的に往復移動され、この往復移動される移動先の各レール端部と直列的に整合されるように構成された前記第二乗換えレール11と、該第二乗換えレール11と直列的に整合されたレール間において、治具12を支持しているレールから乗り換え先のレールへと治具を乗り換えさせるように該治具の上部に設けられている係止突起13と係止して整合されたレール間に沿って治具を横移動させる第二乗換え治具移送部材41を設けてある。
【0019】
前記第二乗換えレール11は、図3及び図8,9に示すように、メッキ処理部用レール7の終端部と直列的に整合された位置から上昇され、この上昇位置を維持しながら後処理部用レール9の始端部と直列的に整合される位置まで横移動され、後処理部用レール9の整合位置で治具12を該第二乗換えレール11から後処理部用レール9へと乗換えさせた後、横移動しながら下降移動され上昇位置にある後処理部用レール9より低位の定位置に配設されているメッキ処理部用レール7の終端部と直列的に整合される位置に復帰されるように構成してある。図3及び図8,9において、符号22は支持レール23に支持されて横移動される送り台、24は前記送り台22を横移動させる横移動用駆動モータ、25は前記送り台22から垂設された昇降用案内軸、26は前記昇降用案内軸25に昇降可能に支持され、前記第二乗換えレール11を取付けた昇降部材、27は前記昇降部材26を昇降動させる昇降用駆動モータを示している。
【0020】
前記第二乗換え治具移送部材41は、図3及び図8,9に示すように、前記後処理部用レール9の始端部とメッキ処理部用レール7の各終端部との間を択一的に往復移動される前記第二乗換えレール11と一緒に往復移動されるように前記第二乗換えレール11に取付けられ、且つレール整合位置で乗り換えられる治具を該治具の上部に設けられている係止突起13に対して乗換え可能に整合されたレール軌道の両方向から係止可能な二股形状の係止部をもつ係止体42を設け、前記係止突起13と係止して整合されたレール軌道に沿って治具を乗換え元レールから乗換え先レールへと横移動させる前記係止体42を、前記メッキ処理部用レール7と第二乗換えレール11の整合位置にあっては図8に矢印Cで示すように乗換え元のメッキ処理部用レール7から乗換え先の第二乗換えレール11への一方向に横移動させ、前記第二乗換えレール11と前記後処理部用レール9の整合位置にあっては図9に矢印Dで示すように乗換え元の第二乗換えレール11から乗換え先の後処理部用レール9への前記方向とは逆の一方向に横移動させ、後処理部用レール9の乗換え先位置に治具12を乗換え移動させた前記第二乗換え治具移送部材41の係止体42を該位置(図9に実線で示した位置)から前記第二乗換えレール11と一緒に前記メッキ処理部用レール7との整合位置へと移動させた際に前記メッキ処理部用レール7の乗換え待機位置に支持されて待機している次位の治具12の係止突起13に係合される位置(図8で下降している一点鎖線の位置)に復帰されるように構成してある。前記係止体42の独立した横移動はシリンダーの往復駆動によって行われる。
【0021】
【発明の効果】
請求項1、2に記載したメッキ処理装置によれば、前処理工程ライン及び後処理工程ラインとメッキ処理工程ラインとを別ラインとしたメッキ処理装置において、複数のメッキ処理工程ラインをもつメッキ処理工程の各メッキ処理タンクを互いに平行な複数列に並べて配設したことにより、メッキ処理装置全体の設置スペースを比較的小さくでき、装置の省スペース化を達成できる。特に、請求項1に記載したメッキ処理装置によれば、前処理工程ライン及び後処理工程ラインとメッキ処理工程ラインとを別ラインとしたメッキ処理装置において、複数のメッキ処理工程ラインをもつメッキ処理工程の各メッキ処理タンクを互いに離間させずに複数列配設したことにより、メッキ処理装置全体の設置スペースを特に小さくでき、装置の省スペース化を達成できる。
【0022】
また、請求項3に記載したメッキ処理装置における製品の高速乗換え装置によれば、前処理及び後処理工程の前処理及び後処理タンクに対して主に複数列のメッキ処理タンクを設置して複数列のメッキ処理工程ラインを構成したメッキ処理装置において、前処理工程を経た製品を製品乗換え装置を介して複数列のメッキ処理タンクの中のいずれかのメッキ処理タンクに順次搬入して複数のメッキ処理工程ラインで同時にメッキ処理し、この複数のメッキ処理工程ラインでメッキ処理された製品を製品乗換え装置を介して後処理工程へと搬出する、製品の乗換えシステムに関して、製品の乗換え速度のスピード化を図ることが出来、メッキ処理工程への製品の搬入搬出速度のスピード化を図れることにより、メッキ処理タンクを複数列設置したメリットを効果的に発揮できる。
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