JP3400729B2 - メッキ用搬送方法と搬送間隔調整装置及びメッキ装置 - Google Patents

メッキ用搬送方法と搬送間隔調整装置及びメッキ装置

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JP3400729B2 JP35448698A JP35448698A JP3400729B2 JP 3400729 B2 JP3400729 B2 JP 3400729B2 JP 35448698 A JP35448698 A JP 35448698A JP 35448698 A JP35448698 A JP 35448698A JP 3400729 B2 JP3400729 B2 JP 3400729B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板を連
続的にメッキするメッキ装置に係り、更に詳しくはプリ
ント基板を均等な間隔で連続的に搬送できるようにし
て、均一なメッキ処理が行えるようにしたメッキ用搬送
方法と、メッキ用その他一般の搬送装置における搬送間
隔調整装置及びメッキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板のメッキ処理方法
は、例えば、陽極が槽内に配設されたメッキ槽の上に、
駆動プーリによって稼働する弾性体でなる一対のエンド
レス搬送ベルトを配設する。
【0003】そして、前記搬送ベルトに給電ワイヤが埋
設され、該搬送ベルトの片側面にはこれをガイドするベ
ルトガイドが設けられ、他側面でメッキ槽外上方には前
記給電ワイヤに給電する金属製ブラシが設けられてい
る。
【0004】前記搬送ベルトにメッキ対象のプリント基
板を挟持させ、メッキ槽の妻側のスリットから順次プリ
ント基板を連続的にメッキするものが知られている(特
公昭60−45714号、特公昭61−41159
号)。この他、プリント基板をハンガーを介して所定間
隔で一連に吊り下げる摺動レールで移送するように構成
し、前記プリント基板を一定サイクルでメッキ処理して
次工程に移送するようにした連続式メッキ処理装置が知
られている(実開昭60−102258号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
リント基板の連続メッキ方法においては、プリント基板
を連続的にメッキ処理することはできるが、搬送ベルト
に挟持されたプリント基板において、隣接するプリント
基板の間隔が必ずしも均等でない場合があり、更に、隣
接したプリント基板同士の間隔は出来るならば間隔を詰
めて少ない方が、メッキ厚を均一にするので好ましい
が、そのための方法が提案されていないという課題があ
る。また、搬送ベルトがエンドレスタイプであるため、
修理箇所だけ個別に取り出すことが出来ずに搬送装置の
修理・補修が容易でないという課題がある。前記摺動レ
ールにプリント基板をハンガーで吊り下げるタイプで
は、プリント基板のメッキ処理を一定サイクルで繰り返
すものであって、処理槽中においてプリント基板を連続
して前処理、メッキ処理、後処理を行うものではないの
で、メッキ処理等の高速化にはおのずと限度がある。本
発明に係るメッキ装置は、このような課題を解消するた
めに提案されるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るメッキ用搬
送方法の上記課題を解決するための要旨は、被メッキ処
理物を摺動自在なハンガーを介し吊持してエンドレスの
搬送手段によって搬送するハンガーレールと、該ハンガ
ーレールに沿って併設された搬送間隔調整装置とを設
け、前記ハンガーレールに吊持されたハンガー及び被メ
ッキ処理物を前記搬送間隔調整装置によって持ち上げる
とともに、前記搬送手段の搬送速度よりも早い速度で搬
送方向へ移動させ、先行したハンガーの被メッキ処理物
と当該被メッキ処理物との間隔を制御装置を介して所望
の間隔にして前記持ち上げたハンガーを降下させて前記
ハンガーレールに移し替え、隣接するハンガーにおける
被メッキ処理物を所望の一定間隔で連続的にハンガーレ
ールで搬送させる搬送方法にすることである。
【0007】また、本発明に係る搬送間隔調整装置の課
題を解決するための要旨は、被メッキ処理物を摺動自在
なハンガーを介し吊持してエンドレスの搬送手段によっ
て搬送するハンガーレールに沿って併設され、前記ハン
ガーレールのハンガーを持ち上げる又は降下させる昇降
手段と、該昇降手段をハンガーレールの搬送方向に向け
て前記搬送手段の搬送速度よりも早い速度で移動させる
早送り移動手段と、前記昇降手段と早送り移動手段とを
制御する制御装置とからなること、:または、被メッキ
処理物を摺動自在なハンガーを介し吊持してエンドレス
の搬送手段によって搬送するハンガーレールに沿って併
設され、前記ハンガーレールのハンガーを持ち上げる又
は降下させる所要長さのレール状の昇降手段と、該レー
ル状の昇降手段に支持されたハンガーをハンガーレール
の搬送方向に向けて前記搬送手段の搬送速度よりも早い
速度で移動させる押送り手段と、前記昇降手段と押送り
手段とを制御する制御装置とからなることである。
【0008】本発明に係るメッキ装置の要旨は、メッキ
処理物を摺動自在なハンガーを介し吊持してエンドレス
の搬送手段によって搬送するハンガーレールと、前記搬
送間隔調整装置と、メッキ槽とを少なくとも有するメッ
キ装置であって、メッキ槽に所望の一定間隔で被メッキ
処理物をハンガーを介してハンガーレールで連続的に搬
送させメッキ処理することである。
【0009】本発明に係るメッキ用搬送方法と搬送間隔
調整装置とによれば、ハンガーに吊持された被メッキ処
理物が、所望の一定間隔にして一連にハンガーレールに
吊持・搬送されることになる。
【0010】本発明に係るメッキ装置によれば、メッキ
槽に被メッキ処理物を所望の一定間隔で連続的にメッキ
処理する事が出来るようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るメッキ用搬送
方法と搬送間隔調整装置及びメッキ装置について図面を
参照して説明する。
【0012】メッキ装置1は、図1に示すように、被メ
ッキ処理物であるプリント基板2を摺動自在なハンガー
3を介し吊持してエンドレスの搬送手段であるタイミン
グベルト4によって搬送するハンガーレール5と、該ハ
ンガーレール5に沿って併設された搬送間隔調整装置6
と、メッキ槽とを少なくとも設けてなる。
【0013】かかる搬送間隔調整装置6におけるハンガ
ー3の構成を、図2乃至図5に沿って先に説明する。
【0014】ハンガー3は、金属製(例えば、砲金)の
本体3aの左右方向の端部に、起立して延設された係止
片3b,3cが設けられ、本体後方にはタイミングベル
ト4aを固着するブロック7をボルト等で固定する膨出
部3fが設けられ、本体前方には、ハンガー持上げ用の
部材を嵌装させる所要巾の間隙Aを形成する係止部材8
がボルト等で固定されている。
【0015】前記本体3aから2本の脚部3dが垂設さ
れ、この脚部3dの基部3eの裏面と前記ブロック7の
前面及び本体3aの下面により、ハンガーレール5が嵌
装される空間Bが形成される。
【0016】前記基部3eの裏面には、前記ハンガーレ
ール5との摺接による摩擦抵抗を減じてスムーズな摺動
を確保する幅の狭い板状体の当接部材9が固着されてい
る。
【0017】前記脚部3d間には、横架材10が固着さ
れている。該横架材10の左右方向の両端部にボルト孔
が設けられ、ボルト等で吊持部材11が各々垂下されて
固定されている。
【0018】前記両吊持部材11には、それぞれクラン
プ部材12が設けられている。このクランブ部材12と
前記吊持部材11との各々の下端部で、プリント基板2
を挟持するものである。
【0019】このように形成されたハンガー3は、例え
ば、メッキ前処理槽やメッキ槽及びメッキ後処理槽の上
側に配設され電源供給を兼用するハンガーレール5に、
前記空間Bにおいて摺動自在に係合され、タイミングベ
ルト4とハンガー3側のタイミングベルト4aとが歯合
して、該タイミングベルト4により、搬送方向に摺接移
動されるものである。
【0020】前記搬送間隔調整装置6は、図1に示すよ
うに、前記ハンガーレール5の沿って設けられ、間隙A
に下から進入して係合しハンガー3をハンガーレール5
から持ち上げて離隔させる平板体の移載レール6aと、
該移載レール6aを支持すると共に搬送方向に沿って往
復移動する早送り部材6bと、該早送り部材6bを支持
して早送り往復移動させる駆動装置(図示せず)及び凹
状の往復軌道6cを有するハンガー移送部材6dと、該
ハンガー移送部材6dを昇降自在に支持する昇降装置6
eと、該昇降装置6eを搬送方向と直交する方向に移動
させて前記ハンガーレール5に対して接近・離隔させる
回転自在な螺旋軸及び該螺旋軸を回転させる駆動装置
(図示せず)でなる接近装置6fと、制御装置(図示せ
ず)とから構成されている。
【0021】前記移載レール6aと、昇降装置6eとに
より昇降手段が構成される。また、前記早送り部材6b
とハンガー移送部材6dとにより早送り移動手段が構成
される。
【0022】前記移載レール6aは、ハンガー3を持ち
上げるための引っかけ用の部材であるので、金属製、合
成樹脂製、木製等で、特にその材質を限定するものでは
ない。前記早送り部材6bは、往復軌道6cをハンガー
移送部材6dに設けられている駆動装置によって、ハン
ガーレール5における搬送速度よりも遥かに早い速度で
往復移動されるものである。
【0023】前記昇降装置6eは、例えば、エアーシリ
ンダー、回転自在な螺旋軸、ラックとピニオン、等の公
知の手段が採用される。前記接近装置6fも同様であ
る。
【0024】以上のようにして構成される搬送間隔調整
装置6を使用して、ハンガーレール5によりプリント基
板2を一定間隔で連続搬送する方法について説明する。
ハンガーレール5の後方におけるストックヤードから順
次、エンドレスに循環するタイミングベルト4(図3参
照)で駆動されてプリント基板2を支持したハンガー3
が、ハンガーレール5に吊持され摺接しながら搬送方向
に移送される。このプリント基板2は、同じ大きさのプ
リント基板でも、巾の異なるプリント基板でもよい。
【0025】前記ハンガーレール5のある地点におい
て、例えば、メッキ前処理槽の入り口、メッキ槽の入り
口、メッキ後処理槽の入り口、等において、前記搬送間
隔調整装置6が設けられている。そして、先行したハン
ガー3gに支持されたプリント基板2aに対して、後行
のハンガー3iのプリント基板2bとの間隔aを間隔調
整する。
【0026】これには、まず、搬送間隔調整装置6の接
近装置6fにおける螺旋軸を制御装置で駆動装置を制御
して所定方向に回転させる。これにより、昇降装置6e
がハンガーレール5に接近し、移載ポジションに移され
る。また、同時に、早送り部材6bをハンガー移送部材
6dの後端側に、駆動装置を駆動させて移動させてお
く。
【0027】次に、昇降装置6eを作動させてハンガー
移送部材6dを所定量上昇させる。すると、移載レール
6aの上端部が前記ハンガー3iの間隙Aに進入して嵌
合するとともに、当該ハンガー3iをハンガーレール5
から持ち上げて支持する。同時に、タイミングベルト4
とハンガー3i側のタイミングベルト4aとの係合関係
が解除される。
【0028】そして、早送り部材6bを駆動装置で往復
軌道6cに沿って、タイミングベルト4による搬送速度
よりも遥かに早い速度で搬送方向に移動させる。前記プ
リント基板2aに急接近したプリント基板2bとの間隔
は、制御装置に接続されてその一部を構成する、CCD
カメラ等の撮像手段による画像処理装置や、赤外線セン
サーによるセンサー手段、等の公知の計測手段により測
定される。
【0029】プリント基板2aの後端とプリント基板2
bの先端との間隔bが、前記計測手段により、例えば、
10mm以下(メッキ厚の均一化を図るには、0mmを
越えて10mm以下が好ましい)になると、制御装置に
て前記昇降装置6eが降下される。ハンガー3iは、再
びハンガーレール5に係合され、タイミングベルト4a
に歯合したタイミングベルト4によって搬送方向に摺接
移動される。
【0030】更に、前記接近装置6fの螺旋軸が、制御
装置により近接させる方向と逆方向に駆動装置で回転さ
れ、ハンガー移送部材6dがハンガーレール5から離隔
され元の位置に復帰される。
【0031】このように繰り返して、先行したハンガー
3gのプリント基板2aに対して、後行のハンガー3i
のプリント基板2bを、所望の一定間隔に揃えて、ハン
ガーレール5に吊持させ、一連に連続させて搬送させる
ものである。
【0032】上記実施形態では、隣接するプリント基板
の間隔を計測手段で計測したが、これに限らず、各プリ
ント基板2の巾が同一であってハンガー3とプリント基
板2とが正確に位置合わせしてクランプされるものであ
れば、隣接するハンガー3g,3iとの間隔を計測する
様にしてもよい。また、ハンガー移送部材6dが、予め
移載ポジションに支障無く配設することが出来るもので
あれば、ハンガーレール5に昇降装置6e及びハンガー
移送部材6dを近接・離隔させる近接装置6fを省いて
もよい。
【0033】本発明に係る第2実施形態は、図6に示す
ように、プッシュタイプの搬送間隔調整装置である。ハ
ンガー3を昇降させる昇降手段として、基台15に、例
えば、エアーシリンダー16を設けた昇降装置17が設
けられている。
【0034】前記エアーシリンダー16のロッド先端に
は搬送方向に沿って板状のレール支持部材18が固定さ
れている。該レール支持部材18の連結ロッド19が複
数本水平に突設されて、レール支持部材18よりやや長
い板状の早送りレール20がハンガーレール5に沿って
搬送方向に配設されている。前記レール支持部材18と
早送りレール20とは、金属製、合成樹脂製、木製等で
あり、その材質は特に限定されるものではない。
【0035】更に、前記ハンガーレール5の上位置に、
前記早送りレール20より若干長くされた摺動レール2
1と、該摺動レール21の長手方向に沿って設けられた
摺動用凹溝21aの底貫通部から垂下された押出し爪2
2と、該押出し爪22に連結され凹溝21a内を往復移
動する歯付きスライド部材23と、該スライド部材23
に歯合する歯車24を制御装置で制御されて正逆回転さ
せる駆動モータ25と、からなる押送り手段である押送
り装置26が設けられている。
【0036】前記押出し爪22は、搬送方向に早送りさ
れる時にはハンガーの係止片3bに当接した爪部22a
が揺動もしくは回動することなく押出し作用し、搬送方
向と逆方向に移動するときには、係止片3cに当接した
爪部22aがピンなどを中心にして回動して待避するよ
うにラッチを設けて形成されている。
【0037】このように形成される第2実施形態に係
る、昇降装置17と押送り装置26とでなる搬送間隔調
整装置による、プリント基板の搬送方法を説明する。前
記昇降装置17のエアーシリンダー16でレール支持部
材18と早送りレール20とを所定量上昇させること
で、早送りレール20の後端部が後行のハンガー3iの
間隙Aに嵌装されて、ハンガー3iがハンガーレール5
から持ち上げられる。
【0038】そして、駆動モータ25を所定方向に回転
させて歯車24を介してスライド部材23を搬送方向
に、搬送速度よりもは遥かに速い速度で摺動させる。同
時に、前記スライド部材23と連結された押出し爪22
が、ハンガー3iの係止片3bに当接してハンガー3及
びプリント基板2bを搬送方向に素早く移動させる。
【0039】先行したプリント基板2aと後行のプリン
ト基板2bとの間隔aが間隔bとなるのを前述の計測手
段で計測する。間隔bになると、前記押出し爪22の移
動を停止させるべく駆動モータ25が回転を停止され、
また、昇降装置17のエアーシリンダー16のロッドが
降下されて、早送りレール20が前記ハンガー3iの間
隙Aから離間される。すると、ハンガー3iがハンガー
レール5に再び係合され、タイミングベルト4aと歯合
したタイミングベルト4によって当該ハンガー3iが搬
送方向に摺接移動される。
【0040】前記押出し爪22は、逆回転される駆動モ
ータにより、搬送方向と逆方向に移動され、摺動レール
21の後端側の元に位置に戻される。これを繰り返し
て、先行したハンガー3gのプリント基板2aに対し
て、後行のハンガー3iのプリント基板2bを、所望の
一定間隔に揃えて、ハンガーレール5に吊持させ、一連
に連続させて搬送させる。
【0041】なお、前記早送り手段において、この実施
形態に限らず、例えば、ワイヤー、チェーン、エアーリ
シンダー、ピストン・クランク等の公知の往復移動手段
で押出し爪22を往復移動させるようにできるのは勿論
である。
【0042】以上のような第1,第2実施形態の搬送間
隔調整装置6,26をハンガーレール5に併設し、メッ
キ槽にプリント基板2を連続的に一定間隔で投入して、
メッキ処理することで、メッキ厚の均一なプリント基板
となるものである。更に、プリント基板に限らず被処理
物をハンガーレールに一定の間隔で搬送する一般の搬送
手段に、本発明に係る搬送間隔調整装置を適用できるも
のである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るメッ
キ用搬送方法は、メッキ処理物を摺動自在なハンガーを
介し吊持してエンドレスの搬送手段によって搬送するハ
ンガーレールと、該ハンガーレールに沿って併設された
搬送間隔調整装置とを設け、前記ハンガーレールに吊持
されたハンガー及び被メッキ処理物を前記搬送間隔調整
装置によって持ち上げるとともに、前記搬送手段の搬送
速度よりも早い速度で搬送方向へ移動させ、先行したハ
ンガーの被メッキ処理物と当該被メッキ処理物との間隔
を制御装置を介して所望の間隔にして前記持ち上げたハ
ンガーを降下させて前記ハンガーレールに移し替え、隣
接するハンガーにおける被メッキ処理物を所望の一定間
隔で連続的にハンガーレールで搬送させることなので、
連続的に搬送されるプリント基板が所望の一定間隔とな
ってメッキ厚が均一化されるという優れた効果を奏する
ものである。
【0044】本発明に係る搬送間隔調整装置は、被メッ
キ処理物を摺動自在なハンガーを介し吊持してエンドレ
スの搬送手段によって搬送するハンガーレールに沿って
併設され、前記ハンガーレールのハンガーを持ち上げる
又は降下させる昇降手段と、該昇降手段をハンガーレー
ルの搬送方向に向けて前記搬送手段の搬送速度よりも早
い速度で移動させる早送り移動手段と、前記昇降手段と
早送り移動手段とを制御する制御装置とからなること、
または、前記ハンガーレールのハンガーを持ち上げる又
は降下させる所要長さのレール状の昇降手段と、該レー
ル状の昇降手段に支持されたハンガーをハンガーレール
の搬送方向に向けて前記搬送手段の搬送速度よりも早い
速度で移動させる押送り手段と、前記昇降手段と押送り
手段とを制御する制御装置とからなるので、プリント基
板を一定間隔にして一連に搬送させることが可能となる
という優れた効果を奏するものである。
【0045】本発明に係るメッキ装置は、メッキ処理物
を摺動自在なハンガーを介し吊持してエンドレスの搬送
手段によって搬送するハンガーレールと、前記搬送間隔
調整装置と、メッキ槽とを少なくとも有するメッキ装置
であって、メッキ槽に所望の一定間隔で被メッキ処理物
を連続的に搬送することなので、プリント基板のメッキ
厚が均一化されるという優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の搬送間隔調整装置
の概略を示す斜視図である。
【図2】同本発明に係るメッキ装置におけるハンガーの
正面図である。
【図3】同ハンガーの側面図である。
【図4】同ハンガーの上半分の背面図である。
【図5】同ハンガーの平面図である。
【図6】同本発明に係る第2実施形態の搬送間隔調整装
置の概略を示す斜視図(イ)、同図(イ)におけるA−
A線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 メッキ装置、2 プリント基板、2a 先行のプリ
ント基板、2b 後行のプリント基板、3 ハンガー、
3a 本体、3b,3c 係止片、3d 脚部、3e
基部、3f 膨出部、3g 先行のハンガー、3i 後
行のハンガ−、4 タイミングベルト、4a ハンガー
側のタイミングベルト、5 ハンガーレール、6 搬送
間隔調整装置、6a 移載レール、6b 早送り部材、
6c 往復軌道、6d ハンガー移送部材、6e 昇降
装置、6f 接近装置、7 ブロック、8 係止部材、
9 当接部材、10 横架材、11 吊持部材、12
クランプ部材、15 基台、16 エアーシリンダー、
17 昇降装置、18 レール支持部材、19 連結ロ
ッド、20 早送りレール、21 摺動レール、21a
凹溝、22 押出し爪、22a 爪部、23 スライ
ド部材、24 歯車、25 駆動モータ、26 押送り
装置。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25D 17/06 H05K 3/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被メッキ処理物を摺動自在なハンガーを介
    し吊持してエンドレスの搬送手段によって搬送するハン
    ガーレールと、該ハンガーレールに沿って併設された搬
    送間隔調整装置とを設け、 前記ハンガーレールに吊持されたハンガー及び被メッキ
    処理物を前記搬送間隔調整装置によって持ち上げるとと
    もに、前記搬送手段の搬送速度よりも早い速度で搬送方
    向へ移動させ、先行したハンガーの被メッキ処理物と当
    該被メッキ処理物との間隔を制御装置を介して所望の間
    隔にして前記持ち上げたハンガーを降下させて前記ハン
    ガーレールに移し替え、隣接するハンガーにおける被メ
    ッキ処理物を所望の一定間隔で連続的にハンガーレール
    で搬送させること、 を特徴とするメッキ用搬送方法。
  2. 【請求項2】被メッキ処理物を摺動自在なハンガーを介
    し吊持してエンドレスの搬送手段によって搬送するハン
    ガーレールに沿って併設され、前記ハンガーレールのハ
    ンガーを持ち上げる又は降下させる昇降手段と、該昇降
    手段によって持ち上げられたハンガーをハンガーレール
    の搬送方向に向けて前記搬送手段の搬送速度よりも早い
    速度で移動させる早送り移動手段と、前記昇降手段と早
    送り移動手段とを制御する制御装置とからなること、 を特徴とする搬送間隔調整装置。
  3. 【請求項3】被メッキ処理物を摺動自在なハンガーを介
    し吊持してエンドレスの搬送手段によって搬送するハン
    ガーレールに沿って併設され、前記ハンガーレールのハ
    ンガーを持ち上げる又は降下させる所要長さのレール状
    の昇降手段と、該レール状の昇降手段に支持されたハン
    ガーをハンガーレールの搬送方向に向けて前記搬送手段
    の搬送速度よりも早い速度で移動させる押送り手段と、
    前記昇降手段と押送り手段とを制御する制御装置とから
    なること、 を特徴とする搬送間隔調整装置。
  4. 【請求項4】メッキ処理物を摺動自在なハンガーを介し
    吊持してエンドレスの搬送手段によって搬送するハンガ
    ーレールと、該ハンガーレールに沿って設けられる請求
    項2または3に記載の搬送間隔調整装置と、メッキ槽と
    を少なくとも有するメッキ装置であって、メッキ槽に所
    望の一定間隔で被メッキ処理物をハンガーを介してハン
    ガーレールで連続的に搬送させメッキ処理すること、 を特徴とするメッキ装置。
JP35448698A 1998-12-14 1998-12-14 メッキ用搬送方法と搬送間隔調整装置及びメッキ装置 Expired - Lifetime JP3400729B2 (ja)

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