JP2001334410A - 金属ウエブの耳部ガイド方法及び耳部ガイド装置 - Google Patents

金属ウエブの耳部ガイド方法及び耳部ガイド装置

Info

Publication number
JP2001334410A
JP2001334410A JP2000157239A JP2000157239A JP2001334410A JP 2001334410 A JP2001334410 A JP 2001334410A JP 2000157239 A JP2000157239 A JP 2000157239A JP 2000157239 A JP2000157239 A JP 2000157239A JP 2001334410 A JP2001334410 A JP 2001334410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
ear
cut
metal web
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000157239A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Horiuchi
一夫 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000157239A priority Critical patent/JP2001334410A/ja
Publication of JP2001334410A publication Critical patent/JP2001334410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shearing Machines (AREA)
  • Accessories And Tools For Shearing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属ウエブの側端部から切り落とされる耳部
の幅が狭い場合でも、耳部の先端部をチャック部により
挟持し、処理装置の受入部へ確実に案内する。 【解決手段】 ウエブ12を目標スリット幅に切断する
際に、切り落とされるウエブ切捨部118の幅がしきい
値である10mmより狭くなる場合には、ノッチャーに
よりウエブ12の側端から中心側へ切り欠かれたエッジ
切欠部を形成し、このエッジ切欠部を起点として、ウエ
ブ切捨部118の幅が15mmとなるように切断部材2
6によりウエブ12の切断を開始する。このウエブ切捨
部118の先端部を待機位置にあるチャック部132に
より挟持した後に、ウエブ12に側端の内側へ開口する
インナ切欠部を形成し、このインナ切欠部を起点として
ウエブ12のスリット幅を目標スリット幅に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の搬送方向へ
搬送される帯状の金属ウエブを搬送方向に沿って切断し
て金属ウエブを所要のスリット幅へ加工する際に、金属
ウエブの側端部から切り落とされる耳部をチョッパ装置
等の処理装置へ案内するための金属ウエブの耳部ガイド
方法及び、この耳部ガイド方法に用いられる耳部ガイド
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PS版等の平版印刷版の製造ラインで
は、アルミニウム板等の金属支持体上に、例えば、砂目
立て、陽極酸化処理、化成処理などの表面処理を単独又
は適宜組み合わせて施し、次いで感光性組成物(この感
光性組成物の中には感熱性組成物を含む)を塗布、乾燥
して感光層を形成し、平版印刷版への素材である帯状の
金属ウエブ(以下、単に「ウエブ」という。)を製造す
る。このウエブはロール状に巻き取られてウエブロール
として平版印刷版の製造ラインから加工ラインへ供給さ
れる。
【0003】平版印刷版の加工ラインでは、ウエブロー
ルから巻き出されたウエブの表面へ静電接着等により帯
状の保護用合紙(以下、単に「合紙」という。)を貼り
付け、この合紙が貼り付けられた金属ウエブの両側端部
をそれぞれスリッタ装置により切り落とす。このとき、
スリッタ装置は、ウエブの側端から所定の切捨幅だけ内
側へ入った線に沿ってウエブ及び合紙を同時に切断す
る。これにより、ウエブにおける両側端部からそれぞれ
切捨幅の幅を有する帯状の切捨部が切り落とされ、ウエ
ブは平版印刷版の幅に対応する幅(スリット幅)に切断
加工される。このとき、ウエブの一方の側端部から切り
捨てられる切捨部の幅は、通常、平版印刷版の製品サイ
ズ等に応じて最小値である4mmから数十mmの範囲で
変化する。
【0004】ところで、スリッタ装置によりウエブの両
端部からそれぞれ切り落とされた耳部は、チョッパ装置
やプレス装置等の処理装置へ導かれ、この処理装置によ
り嵩張らないようにするために破断、圧縮等の各種処理
が行われる。この処理装置での耳部に対する処理は、一
旦、耳部の先端部が処理装置まで達した後は、例えば、
耳部の先端付近を処理装置の受入部付近に配置された一
対のニップローラにより挟持し、この一対のニップロー
ラにより耳部を処理装置側へ引き込むことにより、耳部
が途中で切断されない限り連続的に行うことができる。
【0005】このため、平版印刷版の加工ラインには、
スリッタ装置によるウエブの切断開始時にウエブから切
り落とされる耳部の先端部をチャック部により挟持し、
このチャック部を処理装置の方向へ移動させることによ
り、耳部の先端部を処理装置の受入部へ案内するチャッ
ク・ガイド装置が設置されている。ここで、チャック・
ガイド装置は、スリッタ装置によるウエブの切断開始前
には切断位置の下流側へ待機させ、スリッタ装置により
ウエブ側端部の切断が開始され、耳部の先端部がチャッ
ク部の位置まで搬送されると、チャック部により耳部の
先端部を挟持する。この後、チャック・ガイド装置は、
耳部の先端部を挟持したチャック部を処理装置の方向へ
移動させ、耳部の先端部を処理装置の受入部付近に設け
られた一対のニップローラ間へ挿入する。この耳部の先
端部を一対のニップローラにより挟持させ、一対のニッ
プローラの一方又は双方を所定方向へ回転させる。これ
により、耳部が切断されない限りは、耳部を連続的に処
理装置側へ引き込み、処理することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スリッ
タ装置によりウエブの側端部から切り落とされる耳部の
幅が10mmより狭い(4〜9mmの)場合には、切断
時の加工歪みの影響により耳部の先端部付近がカールし
易くなる。この耳部のカール量がチャック部の最大開度
に対応する量以上になると、スリッタ装置によるウエブ
切断位置の下流側で待機しているチャック部により耳部
の先端部を挟持できなくなる。このような場合には、オ
ペレータが耳部の先端部を手作業によって処理装置の受
入部まで案内しなければならず、オペレータへの作業負
荷が増加する。
【0007】ここで、上記のような耳部のカールは、耳
部においてその切断端に沿って生じる加工歪みの影響部
の比率が増加するに従って増加する傾向を示す。このた
め、耳部の幅が狭くなるほど、カール量は増加する傾向
を示し、また薄いウエブほど曲げ変形が生じ易いので、
耳幅が同じならばウエブが薄くなるほどカール量は増加
する傾向を示す。
【0008】本発明の目的は、上記事実を考慮して、金
属ウエブの側端部から切り落とされる耳部の幅が狭い場
合でも、耳部の先端部をチャック部により挟持し、処理
装置の受入部へ確実に案内できる金属ウエブの耳部ガイ
ド方法及び、この耳部ガイド方法へ用いられる金属ウエ
ブの耳部ガイド装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の金属ウエ
ブの耳部ガイド方法によれば、金属ウエブを前記目標ス
リット幅に切断する際に切り落とされる耳部の幅が所定
のしきい値より狭くなる場合には、金属ウエブの側端部
から切り落とされる耳部の幅が前記しきい値より広くな
るように切断開始し、前記しきい値より広幅とされた耳
部の先端部をチャック部により挟持した後に、金属ウエ
ブのスリット幅を前記目標スリット幅に変更すると共
に、前記チャック部を前記処理装置の方向へ移動させて
耳部の先端部を前記処理装置の受入部へ案内することに
より、耳部の先端部の幅をしきい値よりも十分広くし、
加工歪みの影響により耳部の先端部がカールすることを
効果的に抑制できるので、チャック部により挟持できな
くなるような大きなカールが耳部の先端部に生じること
を防止し、チャック部により耳部の先端部を確実に挟持
できるようになるので、チャック部により耳部の先端部
を処理装置の受入部へ確実に案内できる。
【0010】また、チャック部により耳部の先端部が一
旦挟持された後に、金属ウエブのスリット幅を目標スリ
ット幅に変更することにより、金属ウエブの側端部から
切り落とされる耳部の幅もしきい値よりも狭くなるよう
に変更されるが、この時には耳部の先端部が既にチャッ
ク部により挟持されているので、このチャック部により
耳部の先端部を処理装置の受入部へ支障なく案内しつ
つ、金属ウエブのスリット幅を目標スリット幅へ変更で
きる。
【0011】また請求項2記載の金属ウエブの耳部ガイ
ド方法によれば、請求項1記載の構成において、金属ウ
エブを前記目標スリット幅に切断する際に、金属ウエブ
の側端部から切り落とされる耳部の幅が前記しきい値よ
り狭くなる場合には、ウエブ側端から幅方向中心側へ切
り欠かれたエッジ切欠部を形成し、該エッジ切欠部を起
点として切断部材により金属ウエブのから切り落とされ
る耳部の幅が前記しきい値より広くなるように金属ウエ
ブを搬送方向に沿って切断開始することにより、搬送方
向へのみ金属ウエブを切断可能とされた切断部材により
金属ウエブの搬送方向(長手方向)に沿って任意の位置
から切断開始することが可能になる。
【0012】また切断部材による金属ウエブの切断開始
後に、ウエブ側端の内側に開口するインナ切欠部を形成
し、前記搬送方向に沿ってインナ切欠部内へ相対移動し
た切断部材を金属ウエブの幅方向に沿って目標スリット
幅と対応する位置へ移動させ、インナ切欠部を起点とし
て切断部材による搬送方向に沿った金属ウエブの切断を
再開させることにより、エッジ切欠部を起点としてスリ
ット幅を変更する場合とは異なり、金属ウエブのスリッ
ト幅を目標スリット幅へ変更しても耳部が切断されない
ので、チャック部により耳部の先端部が処理装置の受入
部へ案内された後は、耳部を処理装置により連続的に処
理することが可能になる。
【0013】また請求項3記載の金属ウエブの耳部ガイ
ド方法によれば、金属ウエブにウエブ側端の内側に開口
するインナ切欠部を形成し、該インナ切欠部と金属ウエ
ブの側端との間に形成される耳部の先端部をチャック部
により挟持すると共に、前記インナ切欠部を起点として
前記切断部材により金属ウエブを搬送方向に沿って切断
開始し、前記チャック部の下流側で耳部の先端部を金属
ウエブの幅方向に沿って切断した後に、前記チャック部
を前記処理装置の方向へ移動させて耳部の先端部を前記
処理装置の受入部へ案内することにより、チャック部に
より耳部の先端部を挟持する時には耳部の先端を金属ウ
エブの中央側と繋げたままにできるので、耳部の幅が狭
い場合でも加工歪みの影響により耳部の先端部がカール
することを防止できる。またチャック部により耳部の先
端部が挟持された後に耳部の先端が金属ウエブの中央側
から切り離されるので、耳部の幅が狭い場合でもチャッ
ク部により耳部の先端部を挟持し、処理装置の受入部へ
案内することへは影響しなくなる。この結果、チャック
部により耳部の先端部を確実に挟持し、チャック部によ
り耳部の先端部を処理装置の受入部へ確実に案内でき
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係るウ
エブの耳部ガイド方法について図面を参照して説明す
る。
【0015】(加工ラインの構成)先ず、図1に基づい
て本発明の第1及び第2の実施形態に係るウエブの耳部
ガイド方法が適用される平版印刷版の加工ライン10の
構成について説明する。
【0016】加工ライン10の上流側(図1の右上側)
には、ウエブ12がロール状に巻き取られたウエブロー
ル13が着脱可能に装填されたウエブ送出機14が配設
されている。ここで、ウエブ12は、アルミニウム又は
アルミニウムを主体とする合金からなる帯状の支持体上
に少なくとも感光性組成物及び感熱性組成物の何れかが
塗布されて構成されている。
【0017】ウエブ送出機14は、ウエブロール13か
ら平版印刷版素材であるウエブを連続的に下流側へ送り
出す。このウエブ12はレベラ16によりカールが矯正
された後、圧着ローラ18に至る。圧着ローラ18はウ
エブ12の上面(画像形成面)に合紙送出機21から送
られてきた帯状の合紙20を圧着する。このとき、ウエ
ブ12へ圧着された合紙20は帯電装置(図示省略)に
より帯電されてウエブ12へ静電接着される。
【0018】圧着ローラ18の下流側には、本実施形態
に係るノッチャー22が配置されている。このノッチャ
ー22は、その下流側に設置されたスリッタ装置24に
よりウエブ12をスリット開始する場合、ウエブ12の
スリット幅を変更する場合、及びウエブ12のスリット
を終了させる場合に、それぞれウエブ12における幅方
向に沿った両側端部をそれぞれ打抜き、ウエブ12の両
側端部にそれぞれ所定形状の切欠部を形成する。これに
より、ノッチャー22の下流側に設けられたスリッタ装
置24は、上刃27及び下刃28からなる切断部材26
(図2参照)を切欠部内でウエブ12の幅方向へ移動さ
せ、ウエブ12のスリット幅を変更できるようになる。
【0019】なお、スリッタ装置24の僅かに下流側に
は、スリッタ装置24によりウエブ12から切り落とさ
れた切捨部(以下、「ウエブ切捨部」という。)の先端
付近を挟持して、このウエブ切捨部をチョッパ装置12
2(図5参照)へ導く耳部ガイド装置120(図5参
照)が設けられている。チョッパ装置はウエブ切捨部を
細かく破断して再生可能なアルミ屑とする。このアルミ
屑はコンベア機構23により搬送され、回収容器25内
へ排出される。また加工ライン10では、スリッタ装置
24及びその周辺部材(図示省略)とにより裁断ユニッ
ト30が構成されると共に、この裁断ユニット30が2
組用意されている。これにより、上刃27及び下刃28
の交換及び位置調整等の段取作業を、ライン外の使用し
ていない裁断ユニット30で行うことができ、加工ライ
ン10のライン停止時間の抑制が図られている。
【0020】スリッタ装置24により所定のスリット幅
に切断されたウエブ12は、測長装置32により送り長
がカウントされ、予め設定されたカウント値が測長装置
32によりカウントされると、それに同期して走間カッ
タ34により切断される。これにより、予め設定された
サイズの平版印刷版36が製造される。
【0021】平版印刷版36は、複数台のコンベア38
からなる搬送路40により集積部42に送られ、この集
積部42にて所定枚数積み重ねられて、集積束44が構
成される。なお、保護シート供給ライン46から搬送路
40へ所定のタイミングで段ボール等、厚紙等の保護シ
ート48を供給することにより、集積部42に積載され
る集積束44の上下若しくは片側に、厚紙等からなる保
護シート48を配置することが可能となる。
【0022】集積束44は、複数台のコンベア50によ
り所定の積替位置へ搬送され、この積替位置で積替装置
52によりコンベア38からパレット54上へ積替えら
れる。この集積束44が積載されたパレット54は自動
搬送装置56により包装工程に送られ、クラフト紙等の
外装紙により包装された後、更に必要に応じて段ボール
箱等の収納箱内へ収納されたり、又は出荷用のパレット
上に積載されることにより、ユーザへ出荷可能な形態と
される。
【0023】次に、加工ライン10に配置されたノッチ
ャー22の構成を図2及び図3に基づいて詳細に説明す
る。
【0024】ノッチャー22には、図2に示されるよう
にウエブ12の上面に面して一対の支持ローラ58,5
9が設けられている。これら一対の支持ローラ58,5
9はそれぞれ肉厚円筒状とされ、その軸心部には図3に
示されるように円形断面の貫通穴60が形成されてい
る。貫通穴60の内周面には、軸方向両端部にそれぞれ
リング状の滑り軸受62が固着されている。一対の支持
ローラ58,59の貫通穴60には、それぞれ中空円筒
状とされた1本の駆動軸64が挿通しており、一対の支
持ローラ58,59は、それぞれ滑り軸受け62を介し
て駆動軸64の外周面上を軸方向へ移動可能に支持され
ている。またノッチャー22にはウエブ12の下面に面
して円筒状の加圧ローラ66が設けられ、この加圧ロー
ラ66及び一対の支持ローラ58,59はウエブ12を
挟持するローラ対を構成している。
【0025】支持ローラ58,59を支持する駆動軸6
4の両端部は、図3に示されるように基台68に取り付
けられた転がり軸受70により軸支されている。駆動軸
64の外周面上には、その一端部(図中では左側の端
部)に終端ギヤ72嵌め込まれており、この終端ギヤ7
2は、中間ギヤ74及び始端ギヤ76と共に、駆動モー
タ80を駆動軸64へトルク伝達可能に連結するギヤ列
78を構成している。ここで、駆動モータ80は、支持
ローラ58,59を加圧ローラ66とのニップ部におけ
る線速度がウエブ12の搬送速度と等しくなるように回
転させる。
【0026】また駆動軸64の内周側には、外周面に一
対のねじ部83,84が形成された丸棒状のねじ軸82
が貫通している。一対のねじ部83,84は、ねじ軸8
2の外周面における軸方向中心に対して対称的な2つの
領域にそれぞれ形成され、互いに反対の回転方向を有す
る雄ねじ部とされている。一対のねじ部83,84には
一対のナット部材86,87がねじ込まれている。これ
ら一対のナット部材86,87の内周面には、それぞれ
ねじ部83,84にそれぞれ対応する雌ねじ部(図示省
略)が形成されている。
【0027】駆動軸64の軸方向両端部は、それぞれ基
台68に取り付けられた転がり軸受88により軸支され
ている。駆動軸64の一端部(図中では右側の端部)に
は、終端ギヤ90が嵌め込まれており、この終端ギヤ9
0は、中間ギヤ92及び始端ギヤ94と共に駆動モータ
95を駆動軸64へトルク伝達可能に連結するギヤ列9
6を構成している。
【0028】駆動軸64の周壁部には、図3に示される
ように軸方向に沿って一対のねじ部83,84にそれぞ
れ対応する部位に細長いスリット98,99が穿設され
ている。一方、ねじ部83,84へそれぞれねじ込まれ
たナット部材86,87には、その外周面から径方向へ
突出する連結片100,101が一体的に形成され、こ
れら一対の連結片100,101はそれぞれスリット9
8,99内を挿通し、その先端部が駆動軸64の外周側
まで突出している。一対の連結片100,101は、そ
の先端部が一対の支持ローラ58,59の内周面にそれ
ぞれ接続され、ナット部材86,87と支持ローラ58,
59とを軸方向及び回転方向へ一体となって移動するよ
うに連結している。またスリット98,99は、連結片
100,101との間に周方向に沿って実質的に隙間
(ガタ)が生じないような開口幅とされている。これに
より、ナット部材86,87は駆動軸64と一体となっ
て回転する。
【0029】従って、ノッチャー22では、駆動モータ
80からのトルクによりねじ軸82を回転させると、一
対の支持ローラ58,59がねじ軸82の中心に対して
軸方向に沿って対称的に移動し、ねじ軸82を一方向へ
回転させると支持ローラ58,59が互いに離間する方
向へ移動し、またねじ軸82が他方向へ回転させると支
持ローラ58,59が互いに近接する方向へ移動する。
【0030】一対の支持ローラ58,59の外周面に
は、図2に示されるように、それぞれ炭素鋼等の金属か
らなるブレード102,103が設けられている。ブレ
ード102,103は細長い板状とされ、その長手方向
に沿って略台形の枠状となるように屈曲されている。ブ
レード102,103は、その幅方向に沿った一側端部
が支持ローラ58,59の外周面へ溶接等により固着さ
れており、台形の長辺部及び底辺部が支持ローラ58,
59の周方向と略平行となり、かつ長辺部が軸方向外側
へ位置するように配置されている。またブレード10
2,103の外周側の端部は、図2に示されるようにウ
エブ12を押し切るための刃先部104とされている。
【0031】一方、加圧ローラ66の両側面には、図3
に示されるように、それぞれ軸心に沿って突出する回動
軸106が設けられ、この回動軸106の外周面にはリ
ング状の転がり軸受108が嵌挿されている。一対の回
動軸106は、それぞれ転がり軸受108を介して一対
の昇降レバー110の一端部に連結され、昇降レバー1
10により回転可能に支持されている。
【0032】昇降レバー110は、図2に示されるよう
に細長いプレート状とされており、その長手方向中間部
にウエブ12の幅方向に沿って突出する揺動軸112が
設けられている。揺動軸112は基台68に取り付けら
れた支軸部材116により軸支されている。これによ
り、昇降レバー110は揺動軸112を中心として揺動
可能に支持される。また昇降レバー110には、加圧ロ
ーラ66とは反対側の他端部に油圧シリンダ114が連
結されており、油圧シリンダ114からの力により揺動
し、ウエブ12を介して加圧ローラ66を支持ローラ5
8,59へ圧接させる加圧位置及び支持ローラ58,59
から離間させる待機位置の何れかに移動させる。
【0033】従って、油圧シリンダ114により加圧ロ
ーラ66を加圧位置へ移動させると、支持ローラ58,
59のブレード102,103によりウエブ12には、
図2に示されるような略台形状の一対の切欠部がウエブ
12における幅方向(矢印W方向)中心に対して対称的
な2つの領域にそれぞれ形成される。なお、図2に示さ
れる切欠部はウエブ12の側端に対して内側に開口する
インナ切欠部NIとして形成されている。これに対し、
一対の支持ローラ58,59をそれぞれウエブ12の両
側端に対応する位置へ移動させた後に、加圧ローラ66
を加圧位置へ移動させると、ウエブ12にウエブ12の
両側端からそれぞれ中心側へ台形状に切り欠かれた一対
のエッジ切欠部NE(図7(A)参照)が形成される。
【0034】次に、加工ライン10に配置された耳部ガ
イド装置及びチョッパ装置の構成をそれぞれ図4〜図6
に基づいて詳細に説明する。
【0035】加工ライン10には、図4に示されるよう
に切断部材26の下流側に耳部ガイド装置120及びチ
ョッパ装置122が設置されている。これらの耳部ガイ
ド装置120及びチョッパ装置122はウエブ12の両
側端部にそれぞれ対応して2台ずつ設けられている。こ
こで、互いに対となる2台の耳部ガイド装置120及び
2台のチョッパ装置122は、それぞれウエブ12の幅
方向中心線に対して対称な構造とされている点を除けば
基本的に同一構成とされ、その動作についてもウエブ1
2の幅方向中心線に対して対称的に行われる。このた
め、以下の記載では、ウエブ12の一方(図1の左側)
の側端部に対応する耳部ガイド装置120及びチョッパ
装置122についてのみ説明し、他方の側端部に対応す
る耳部ガイド装置120及びチョッパ装置122につい
ては説明を省略する。
【0036】図5に示されるように、チョッパ装置12
2はウエブ12に対して下方に設置されている。耳部ガ
イド装置120には、図4に示されるように切断部材2
6の直後からチョッパ装置122の方向へ延在するガイ
ド板124が設けられている。ここで、ガイド板124
はウエブ12の搬送方向(矢印F方向)へ向かって下方
へ傾斜するように支持されており、その上面がウエブ切
捨部118をチョッパ装置122の方向へ導くためのガ
イド面125とされている。
【0037】耳部ガイド装置120には、図4に示され
るようにガイド板124の下端とチョッパ装置122と
の間に一対のニップローラ126,128が設けられて
いる。これら一対のニップローラ126,128のロー
ラ面はそれぞれゴム等の摩擦係数が高い材料により形成
されている。また上側のニップローラ126はギヤ列等
により駆動モータ(図示省略)と連結されており、この
駆動モータ時からのトルクにより一方向(図4では時計
方向)へ回転する駆動ローラとして構成されている。
【0038】一方、下側のニップローラ128は、図5
に示されるように油圧シリンダ130により支持されて
いる。この油圧シリンダ130は、ニップローラ128
をガイド板124の厚さ方向と略平行な方向へ移動可能
に支持しており、加工ライン10を制御するコントロー
ラによる制御に従ってニップローラ128をニップロー
ラ126から離間させる離間位置(図5の実線で示され
る位置)及びニップローラ126へ圧接させる挟持位置
(図5の鎖線で示される位置)の何れかに移動させる。
ここで、ニップローラ128が挟持位置にある状態で
は、ニップローラ126,128のニップ部の位置はガ
イド面125の延長面と略一致し、またニップローラ1
28が離間位置にある状態では、ニップローラ128は
そのローラ面がガイド面125の延長面に対して下方へ
位置する。
【0039】耳部ガイド装置120には、図4に示され
るように、ガイド板124のガイド面125へ面するよ
うに、ウエブ12から切り落とされたウエブ切捨部11
8の先端部を挟持し、これを一対のニップローラ126
間へ案内するためのチャック部132が設けられてい
る。このチャック部132には一対の挟持部材134が
設けられると共に、これら一対の挟持部材134の間を
開閉するためのアクチュエータ(図示省略)が搭載され
ている。
【0040】一方、耳部ガイド装置120には、図5に
示されるようにガイド板124の上方に細長いガイド支
持部材138が設けられている。このガイド支持部材1
38はガイド面125との間隔が切断部材26らニップ
ローラ126,128側へ向かって狭くなって行くよう
に配置されている。ガイド支持部材138にはガイド板
124側へ延出する連結アーム136の上端部が係合し
ており、この連結アーム136をガイド支持部材138
はその長手方向と一致するガイド方向に沿って移動可能
に支持している。また連結アーム136の下端部にはチ
ャック部132が固定されており、これにより、チャッ
ク部132はガイド支持部材138により前記ガイド方
向に沿って移動可能に支持される。
【0041】ガイド支持部材138の両端部には、図5
に示されるように、それぞれスプロケット140,14
1が回転可能に配置され、これらの一対のスプロケット
140,141はループ状のチェーン142により互い
に連結されている。このチェーン142には連結アーム
136の上端部が連結されている。また、一方のスプロ
ケット140には小径のスプロケット144が同軸的に
連結固定されており、このスプロケット144はループ
状のチェーン146により駆動モータ148の駆動軸に
固定されたスプロケット145と連結されている。これ
により、チャック部132は駆動モータ148の駆動時
に、ガイド方向に沿ってモータ回転方向に対応する方向
へ直線移動する。ここで、駆動モータ148は、コント
ローラからの制御に従って、チャック部132をガイド
板124の長手方向に沿ってウエブ12側端に対応する
待機位置(図5の実線で示される位置)からガイド板1
24の下端部と略一致する離脱位置(図5の鎖線で示さ
れる位置)との間を往復移動させる。
【0042】切断部材26によりウエブ12から切り落
とされたウエブ切捨部118は、図4に示されるように
下刃28の外側へ同軸的に連結されたガイドローラ29
のローラ面により下面側が支持されつつ、ガイドローラ
29との摩擦により搬送方向へ送り出される。これによ
り、ウエブ切捨部118はガイドローラ29直後の一定
範囲内ではウエブ12と略平行に保たれる。また、待機
位置にあるチャック部132は、図5に示されるように
搬送方向に沿って切断部材26の直後に位置し、高さ方
向へはウエブ12と略同一レベルに位置する。このと
き、一対の挟持部材134は、これら一対の挟持部材1
34間を切断直後のウエブ切捨部118が通過するよう
な位置へ支持される。従って、チャック部132が待機
位置にあるときに、一対の挟持部材134を開放状態か
ら閉鎖状態にすると、一対の挟持部材134によりウエ
ブ切捨部118が挟持され、ウエブ切捨部118がチャ
ック部132へ連結される。
【0043】またチョッパ装置122は、閉鎖位置にあ
るニップローラ126,128のニップ部の接線L
N(図5参照)上に配置されており、チョッパ装置12
2には接線LNを挟むようにブレード軸152及び固定
ブレード154が設けられている。ブレード軸152の
外周面には、それぞれ径方向へ突出するように一対の回
転ブレード156が固着されている。またブレード軸1
52は駆動モータ(図示省略)からのトルクにより一方
向(図5では時計方向)へ回転し、この時、ニップロー
ラ126,128によりウエブ切捨部118がブレード
154,156間に挿入されると、回転ブレード156
と固定ブレード154との間に挟まれたウエブ切捨部1
18を剪断し、ブレード152,154間に連続的に挿
入されるウエブ切捨部118をブレード軸152の回転
速度に対応する長さに破断する。この破断されたウエブ
切捨部118は再生可能なアルミ屑Dとしてホッパ15
8内へ投入され、コンベア機構23(図1参照)により
回収容器25へ集積される。
【0044】(第1の実施形態)次に、スリッタ装置2
4によりウエブ12を切断開始する際に、ウエブ12の
側端部から切り落とされるウエブ切捨部118を、第1
の実施形態に係る耳部ガイド方法によりチョッパ装置1
22へ案内する方法を図面に基づいて具体的に説明す
る。
【0045】加工ライン10全体を制御するコントロー
ラ(図示省略)は、スリッタ装置24によりウエブ12
を切断開始する場合には、ノッチャー22における一対
の支持ローラ58,59を幅方向(矢印W方向)に沿っ
てウエブ12の両側端に対応する位置へ移動させた後、
加圧ローラ66を待機位置から加圧位置へ移動させる。
これにより、ウエブ12には、図7(A)に示されるよ
うに支持ローラ58,59のブレード102,103によ
りエッジ切欠部NEが形成される。
【0046】コントローラは、スリッタ装置24により
切断部材26を幅方向に沿ってエッジ切欠部NE内へ移
動させ、エッジ切欠部NEの内壁を起点として切断部材
26によりウエブ12の切断を開始させる。このとき、
コントローラは、ウエブ12を平版印刷版36のサイズ
に対応するスリット幅(目標スリット幅)へ切断するこ
とにより、ウエブ12の側端部から切り落とされるウエ
ブ切捨部118の切捨幅B(図4参照)がしきい値とし
て予め設定されている10mm以上であるか否かを判断
し、その判断に応じて幅方向に沿った切断部材26の位
置を変更する。
【0047】先ず、ウエブ12が目標スリット幅とされ
る際のウエブ切捨部118の切捨幅Bが10mm未満、
すなわち4〜9mmの範囲内である場合には、コントロ
ーラは、エッジ切欠部NE内へ移動した切断部材26を
ウエブ12の側端から15mmだけ中心側へ入った位置
へ移動させる。このとき、切断部材26を構成する上刃
27及び下刃28は、それぞれ上刃27の下端部と下刃
28の上端部が僅かに重なり合う切断部での線速度がウ
エブ12の搬送速度と略等しくなるように回転してい
る。
【0048】この後、ウエブ12が搬送方向へ移動して
エッジ切欠部NEの内壁を起点としてウエブ12が上刃
27と下刃28との間に挟み込まれると、ウエブ12の
側端部が上刃27と下刃28とにより長手方向に沿って
切断されて、切断部材26の外側ではウエブ12から切
り落とされたウエブ切捨部118の先端部がガイドロー
ラ29(図4参照)により搬送方向に沿ってガイド板1
24上へ案内される。このとき、切断部材26がウエブ
12の側端から15mm内側にあることから、ウエブ切
捨部118の切捨幅Bも15mmとなる。
【0049】コントローラは、切断部材26によるウエ
ブ12の切断開始時からウエブ12が所定距離だけ搬送
方向へ走行したタイミングで、待機位置にあるチャック
部132のアクチュエータを作動させて一対の挟持部材
134を開放状態から閉鎖状態とし、図7(C)に示さ
れるように一対の挟持部材134によりウエブ切捨部1
18の先端部を挟持させる。このとき、コントローラ
は、図5に示されるようにウエブ切捨部118の先端が
チャック部132から所定の突出長Pだけ搬送方向側へ
突出するようなタイミングで一対の挟持部材134を開
放状態から閉鎖状態とする。
【0050】コントローラは、一対の挟持部材134を
閉鎖状態にすると同時に、駆動モータ148を作動させ
てチャック部132を待機位置から離脱位置の方向へ移
動開始させる。このとき、チャック部132はウエブ1
2の搬送方向への走行速度と等しい速度で待機位置から
離脱位置の方向へ移動する。これにより、チャック部1
32へ連結されたウエブ切捨部118の先端部は、図5
に示されるようにガイド板124のガイド面125に沿
って一対のニップローラ126,128の方向へ案内さ
れる。
【0051】チャック部132の待機位置から離脱位置
への移動時にニップローラ128は油圧シリンダ130
により離脱位置に保持されている。このとき、ニップロ
ーラ128は、図5の実線で示されるように、そのロー
ラ面の頂部付近がガイド板124のガイド面125に対
して下方に位置している。またウエブ切捨部118の先
端部は、チャック部132が待機位置から離脱位置へ移
動する際には、チャック部132から前後へ離れるに従
って自重により下方へ垂れ下がり、少なくともその一部
がガイド面125へ接しつつチャック部132と一体と
なってガイド方向へ移動する。
【0052】チャック部132が図5の鎖線(想像線)
で示される離脱位置まで移動すると、ウエブ切捨部11
8のチャック部132に対する突出部が一対のニップロ
ーラ126,128間へ挿入される。ここで、ウエブ切
捨部118のチャック部132に対する突出長Pは離脱
位置にあるチャック部132からニップローラ126,
128までの距離に応じて設定されており、この距離に
対して突出長Pを十分長くすれば、チャック部132を
離脱位置まで移動させることにより、チャック部132
からウエブ切捨部118が解放される時には、ウエブ切
捨部118の先端部が既にニップローラ126,128
間へ挿入されているので、チャック部132に解放され
ると同時にウエブ切捨部118の先端部がカールし、ニ
ップローラ126,128間へ挿入不能となるなどの不
具合を確実に防止できる。この結果、ウエブ切捨部11
8の先端部をチャック部132により一対のニップロー
ラ126,128へ確実に挿入できるようになる。
【0053】また、ウエブ切捨部118の先端部がニッ
プローラ126,128間へ挿入される時には、下側の
ニップローラ128が離間位置にあって、そのローラ面
がガイド面125の下端部に対して下側にあることか
ら、ウエブ切捨部118のチャック部132からの突出
部が下方へ垂れ下がっていても、この突出部がニップロ
ーラ128へ衝突することを防止できる。すなわち、ニ
ップローラ128の開閉方向へのストロークを、ウエブ
切捨部118の突出部が下方へ垂れ下がる量よりも十分
大きくしておけば、ニップローラ128が障害となっ
て、ウエブ切捨部118の突出部がニップローラ12
6,128へ挿入できなくなることを防止できる。
【0054】コントローラは、チャック部132が離脱
位置へ達するとアクチュエータにより一対の挟持部材1
34を開放状態とし、ウエブ切捨部118の先端部をチ
ャック部132から解放すると共に、油圧シリンダ13
0によりニップローラ128を離間位置から図5の鎖線
で示される挟持位置へ上昇させる。これにより、ウエブ
切捨部118の先端部は一対のニップローラ126,1
28により挟持される。これに同期して、コントローラ
は駆動モータ(図示省略)により上側のニップローラ1
26を回転開始させて、ニップローラ126,128に
より挟持されたウエブ切捨部118をチョッパ装置12
2側へ引き込む。この時、ニップローラ126の回転速
度は、ウエブ切捨部118がウエブ12の搬送速度と等
しい線速度で引き込まれるように設定されている。
【0055】ニップローラ126,128によりチョッ
パ装置122側へ引き込まれたウエブ切捨部118の先
端部は、ブレード軸152と固定ブレード154との間
に挿入されて、回転ブレード156及び固定ブレード1
54とによってブレード軸152の回転速度に対応する
長さに破断される。この破断されたウエブ切捨部118
はアルミ屑Dとしてホッパ158内へ投入される。な
お、ウエブ切捨部118に貼り付いている合紙20(図
1参照)はアルミ屑Dのリサイクル時には異物となる
が、この合紙20は回収容器25内に集積された後にア
ルミ屑Dから分離してもよいし、あるいは合紙回収装置
(図示省略)を切断部材26の下流側へ設け、この合紙
回収装置によりウエブ切捨部118から剥離させ、回収
するようにしてもよい。
【0056】一方、コントローラは、ウエブ12へエッ
ジ切欠部NEが形成されると、加圧ローラ66を待機位
置へ復帰させ、一対の支持ローラ58,59をそれぞれ
スリット幅に対応する位置へ移動させる。この後、エッ
ジ切欠部NEの上流端を基準としてウエブ12が所定距
離だけ走行すると、コントローラは、加圧ローラ66を
待機位置から加圧位置へ移動させる。これにより、ウエ
ブ12には、図7(D)に示されるようにインナ切欠部
Iが形成され、このインナ切欠部NIの形成が完了する
と、コントローラは再び加圧ローラ66を加圧位置から
待機位置へ復帰させる。ここで、エッジ切欠部NEとイ
ンナ切欠部NIとの搬送方向に沿った間隔は、切捨幅B
が15mmとされるウエブ切捨部118の先端部の長さ
と等しくなっている。
【0057】コントローラは、切断部材26が搬送方向
に沿ってインナ切欠部NI内へ相対移動すると、このイ
ンナ切欠部NI内において切断部材26を幅方向に沿っ
て目標スリット幅に対応する位置へ移動させる。この
後、切断部材26によるウエブ12の切断が再開される
と、図7(D)に示されるように、ウエブ12は目標ス
リット幅となるように切断され、このときのウエブ切捨
部118の切捨幅Bはしきち値として設定されている1
0mmよりも狭くなる。なお、ウエブ12における目標
スリット幅より狭く切断された切断開始部は、走間カッ
タ34(図1参照)によりサンプル品又は廃棄品として
1枚に切断され、搬送路40に配置された振分ゲート
(図示省略)によりライン外へ搬送される。
【0058】また、ウエブ12が目標スリット幅とされ
る際のウエブ切捨部118の切捨幅Bが10mm以上で
ある場合には、コントローラは、エッジ切欠部NE内へ
移動した切断部材26をウエブ12の側端から切捨幅B
と等しい距離だけ中心側へ入った位置へ移動させる。こ
れにより、切断部材26により切断開始と同時にウエブ
は目標スリット幅に切断加工され、この時のウエブ切捨
部118は切捨幅Bは10以上になっている。このよう
にウエブ切捨部118の切捨幅Bが10mm以上ある場
合には、ウエブ切捨部118全体に占める加工歪みの影
響部の比率が十分小さくなり、チャック部132の一対
の挟持部材134により挟持できなくなるような大きな
カールが生じなくなる。
【0059】従って、ウエブ12を目標スリット幅へ切
断する際のウエブ切捨部118の切捨幅Bが10mm以
上となる場合には、ウエブ切捨部118が10mm未満
になる場合のように、チャック部132によりウエブ切
捨部118の先端部を挟持した後に、ウエブ切捨部11
8の幅を変更する必要がなくなり、待機位置にあるチャ
ック部132の挟持部材134によりウエブ切捨部11
8の先端部を確実に挟持できる。
【0060】以上説明した第1の実施形態に係るウエブ
12の耳部ガイド方法によれば、ウエブ12を目標スリ
ット幅に切断する際に、切り落とされるウエブ切捨部1
18の切捨幅Bがしきい値である10mmより狭くなる
場合には、ノッチャー22によりウエブ12の側端部に
エッジ切欠部NEを形成し、このエッジ切欠部NEを起点
として、ウエブ切捨部118の切捨幅Bが15mmとな
るように切断部材26によりウエブ12の切断を開始
し、このウエブ切捨部118の先端部を待機位置にある
チャック部132の挟持部材134により挟持した後
に、ノッチャー22によりウエブ12にインナ切欠部N
Iを形成し、このインナ切欠部NIを起点としてウエブ1
2のスリット幅を目標スリット幅に変更すると共に、チ
ャック部132を待機位置から離脱位置へ移動させてウ
エブ切捨部118の先端部を一対のニップローラ12
6,128間へ案内することにより、ウエブ切捨部11
8の先端部に占める加工歪みの影響部の比率を十分小さ
くし、加工歪みの影響によりウエブ切捨部118の先端
部がカールすることを効果的に抑制できるので、チャッ
ク部132の挟持部材134により挟持できなくなるよ
うな大きなカールがウエブ切捨部118の先端部に生じ
ることを防止し、挟持部材134によりウエブ切捨部1
18の先端部を確実に挟持できるようになる。この結
果、チャック部132を待機位置から離脱位置まで移動
させれば、チャック部132によりウエブ切捨部118
の先端部を一対のニップローラ126,128間へ確実
に挿入できるようになる。
【0061】また本実施形態の耳部ガイド方法によれ
ば、チャック部132の挟持部材134によりウエブ切
捨部118の先端部が一旦挟持された後に、ウエブ12
のスリット幅を目標スリット幅に変更することにより、
ウエブ12の側端部から切り落とされるウエブ切捨部1
18の幅もしきい値である10mmよりも狭くなるよう
に変更されるが、この時にはウエブ切捨部118の先端
部が既に挟持部材134により挟持されているので、こ
のチャック部132によりウエブ切捨部118の先端部
をニップローラ126,128間へ支障なく案内しつ
つ、ウエブ12のスリット幅を目標スリット幅へ変更で
きる。
【0062】以上説明した本実施形態に係る耳部ガイド
方法では、ウエブ切捨部118に生じるのカールの大き
さが許容範囲内になるか、許容範囲より小さくなるかを
判断するためのしきい値として10mmを設定したが、
このしきい値はウエブの素材となる金属の種類やウエブ
の厚さ等により変化することから、これらの要因が変化
する毎に、過去のデータ等を考慮して適正なしきい値を
新たに設定する必要がある。また、ウエブ12を目標ス
リット幅に切断加工する際のウエブ切捨部118の切捨
幅Bが10mm未満になる場合には、ウエブ切捨部11
8の先端部切捨幅Bを15mmとしたが、これはしきい
値(=10mm)以上であれば、エッジ切欠部NEのウ
エブ12側端から深さを限度として任意の長さに設定で
きる。
【0063】(第2の実施形態)次に、スリッタ装置2
4によりウエブ12を切断開始する際に、ウエブ12の
側端部から切り落とされるウエブ切捨部118を、第2
の実施形態に係る耳部ガイド方法によりチョッパ装置1
22へ案内する方法を図面に基づいて具体的に説明す
る。
【0064】なお、本実施形態に係る耳部ガイド方法が
実施される加工ラインが、第1の実施形態に係る耳部ガ
イド方法が実施される加工ライン10と構成上、異なる
点は、図8(D)に示されるように待機位置にある挟持
部材134の下流側に一対の剪断刃160及びこれらを
それぞれ支持する駆動機構(図示省略)が追加されてい
る点のみであり、他の点について第1の実施形態と共通
である。ここで、駆動機構は、加工ライン10全体を制
御するコントローラからの制御に従って、一対の剪断刃
160を図示の待機位置とウエブ切捨部118の先端部
を挟み込んで剪断する剪断位置の何れかに移動させる。
【0065】加工ライン10全体を制御するコントロー
ラ(図示省略)は、スリッタ装置24によりウエブ12
を切断開始する場合には、先ず、図8(A)に示される
ようにノッチャー22によりウエブ12の側端部にイン
ナ切欠部NIを形成する。ここで、幅方向に沿ってイン
ナ切欠部NIとウエブ12の側端との間に形成される帯
状部分はウエブ切捨部118の先端部118Aとされ
る。この先端部118Aの幅は、ウエブ12を目標スリ
ット幅へ切断する際に切り落とされるウエブ切捨部11
8の幅(切捨幅)の最小値が4mmであることを考慮し
て、それより1mm短い3mmに設定されている。
【0066】コントローラは、切断部材26を構成する
上刃27及び下刃28をウエブ12の上下へそれぞれ待
機させておき、搬送方向に沿って上刃27及び下刃28
がインナ切欠部NI内へ相対移動すると、ウエブ12の
厚さ方向に沿って上刃27及び下刃28をそれぞれの下
端部及び上端部が部分的に重なり合う切断位置まで移動
させる。このとき、切断部材26は、ウエブ12を目標
スリット幅へ切断する際に切り落とされるウエブ切捨部
118の切捨幅の最小値が4mmであることから、ウエ
ブ12の側端から4mm以上中心側に位置する。
【0067】この後、ウエブ12が搬送方向へ移動して
インナ切欠部NIの内壁を起点としてウエブ12が上刃
27と下刃28との間に挟み込まれると、図8(B)に
示されるようにウエブ12の側端部が上刃27と下刃2
8とにより長手方向に沿って切断開始される。
【0068】コントローラは、切断部材26によるウエ
ブ12の切断開始時からウエブ12が所定距離だけ搬送
方向へ走行したタイミングで、待機位置にあるチャック
部132のアクチュエータを作動させて一対の挟持部材
134を開放状態から閉鎖状態とし、図8(C)に示さ
れるように一対の挟持部材134によりウエブ切捨部1
18の先端部118Aを挟持させる。
【0069】コントローラは、一対の挟持部材134を
閉鎖状態にすると同時に、一対の剪断刃160をその駆
動機構により待機位置から切断位置へ移動させて先端部
118Aの下流側の端部付近を幅方向に沿って剪断し、
剪断完了後に一対の剪断刃160をそれぞれ待機位置へ
復帰させる。これにより、先端部118Aの先端がウエ
ブ12の中央側から切り離され、剪断刃160による剪
断端が先端部118Aの先端となる。またコントローラ
は、先端部118Aの先端がチャック部132から所定
の突出長P(図5参照)だけ搬送方向側へ突出するよう
なタイミングで一対の挟持部材134を開放状態から閉
鎖状態としている。
【0070】コントローラは、剪断刃160による先端
部118Aの剪断完了後に、駆動モータ148を作動さ
せてチャック部132を待機位置から離脱位置の方向へ
移動開始させる。このとき、チャック部132はウエブ
12の搬送方向への走行速度と等しい速度で待機位置か
ら離脱位置の方向へ移動する。これにより、チャック部
132へ連結されたウエブ切捨部118の先端部118
Aは、図5に示されるようにガイド板124のガイド面
125に沿って一対のニップローラ126,128の方
向へ案内される。この後の先端部118Aが一対のニッ
プローラ126,128間へ挿入、挟持され、チョッパ
装置122によりアルミ屑Dとして破断されるまでの工
程は、第1の実施形態の場合と同様であるので説明を省
略する。
【0071】以上説明した第2の実施形態に係るウエブ
12の耳部ガイド方法によれば、ウエブ12にウエブ1
2側端の内側に開口するインナ切欠部NIを形成し、こ
のインナ切欠部NIとウエブ12の側端との間に形成さ
れるウエブ切捨部118の先端部118Aをチャック部
132の挟持部材134により挟持すると共に、インナ
切欠部NIを起点として切断部材26によりウエブ12
を搬送方向に沿って切断開始し、チャック部132の下
流側でウエブ切捨部118の先端部118Aをウエブ1
2の幅方向に沿って剪断した後に、チャック部132を
チョッパ装置122の方向へ移動させてウエブ切捨部1
18の先端部118Aを一対のニップローラ126,1
28間へ挿入することにより、チャック部132の挟持
部材134により先端部118Aを挟持する時には先端
部118Aの先端をウエブ12の中央側と繋げたままに
できるので、先端部118Aの幅が狭い(3mmの)場
合でも、加工歪みの影響により先端部118Aがカール
することを防止できる。またチャック部132の挟持部
材134により先端部118Aが挟持された後に先端部
118Aの先端がウエブ12の中央側から切り離される
ので、ウエブ12を目標スリット幅へ切断する際のウエ
ブ切捨部118の切捨幅が狭い(例えば、10mm未満
の)場合でも、チャック部132によりウエブ切捨部1
18の先端部118Aを挟持し、一対のニップローラ1
26,128間へ案内することへは影響しなくなる。こ
の結果、待機位置にあるチャック部132の挟持部材1
34によりウエブ切捨部118の先端部118Aを確実
に挟持し、チャック部132によりウエブ切捨部118
の先端部118Aを一対のニップローラ126,128
間へ確実に案内できる。
【0072】また本実施形態の耳部ガイド方法でも、第
1の実施形態の場合と同様に、先端部118Aの先端が
チャック部132に対して所定の突出長Pだけ突出して
いることから、チャック部132を離脱位置まで移動さ
せることにより、チャック部132からウエブ切捨部1
18が解放される前に、ウエブ切捨部118の先端部を
チャック部132により一対のニップローラ126,1
28へ確実に挿入できる。
【0073】なお、本実施形態の耳部ガイド方法では、
ウエブ切捨部118の先端部118Aを3mmに設定
し、切断部材26によるウエブ12の切断開始後に切断
部材26を位置変更することなく、ウエブ12を目標ス
リット幅に切断加工するようにしたが、先端部118A
の幅を4mm以上(例えば、10mm)に設定し、ウエ
ブ12を目標スリット幅へ切断する際のウエブ切捨部1
18の幅が先端部118Aよりも狭くなる場合には、ウ
エブ12にインナ切欠部NIを再度形成し、このインナ
切欠部NI内へ相対移動した切断部材26を目標スリッ
ト幅に対応する位置へ移動させ、切断部材26による切
断開始後にスリット幅を変更するようにしてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明の平金属ウエ
ブの耳部ガイド方法及び耳部ガイド装置によれば、金属
ウエブの側端部から切り落とされる耳部の幅が狭い場合
でも、耳部の先端部をチャック部により挟持し、処理装
置の受入部へ確実に案内できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るウエブの耳部ガイド
方法が適用される平版印刷版の加工ラインの構成を示す
斜視図である。
【図2】 図1に示される加工ラインに配置されたノッ
チャーの構成を示す斜視図である。
【図3】 図1に示される加工ラインに配置されたノッ
チャーを搬送方向に沿って見た正面図である。
【図4】 図1に示される加工ラインに配置された耳部
ガイド装置及びチョッパ装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図5】 図1に示される加工ラインに配置された耳部
ガイド装置及びチョッパ装置の構成を示す側面図であ
り、耳部ガイド装置によるウエブ切捨部の案内動作を示
している。
【図6】 図1に示される加工ラインに配置された耳部
ガイド装置及びチョッパ装置の構成を示す側面図であ
り、チョッパ装置によるウエブ切捨部の破断動作を示し
ている。
【図7】 本発明の第1の実施形態に係る耳部ガイド方
法によりウエブを切断開始してからウエブ切捨部を案内
開始するまでの動作を示す斜視図である。
【図8】 本発明の第2の実施形態に係る耳部ガイド方
法によりウエブを切断開始してからウエブ切捨部を案内
開始するまでの動作を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 加工ライン 12 ウエブ(金属ウエブ) 22 ノッチャー 26 切断部材 27 上刃(切断部材) 28 下刃(切断部材) 118 ウエブ切捨部(耳部) 118A 先端部(耳部) 120 耳部ガイド装置 122 チョッパ装置(処理装置) 126 ニップローラ 128 ニップローラ 130 油圧シリンダ(ローラ開閉手段) 132 チャック部 134 挟持部材(チャック部) 136 連結アーム 160 剪断刃

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の金属ウエブを所定の搬送方向へ搬
    送しつつ、金属ウエブの側端部を搬送方向に沿って切断
    して、該金属ウエブを目標スリット幅に連続的に加工す
    る際に、金属ウエブの側端部から切り落とされる耳部
    を、該耳部の処理装置の受入部へ案内するための金属ウ
    エブの耳部ガイド方法であって、 金属ウエブを前記目標スリット幅に切断する際に切り落
    とされる耳部の幅が所定のしきい値より狭くなる場合に
    は、 金属ウエブの側端部から切り落とされる耳部の幅が前記
    しきい値より広くなるように切断開始し、前記しきい値
    より広幅とされた耳部の先端部をチャック部により挟持
    した後に、 金属ウエブのスリット幅を前記目標スリット幅に変更す
    ると共に、前記チャック部を前記処理装置の方向へ移動
    させて耳部の先端部を前記処理装置の受入部へ案内する
    ことを特徴とする金属ウエブの耳部ガイド方法。
  2. 【請求項2】 金属ウエブを前記目標スリット幅に切断
    する際に、金属ウエブの側端部から切り落とされる耳部
    の幅が前記しきい値より狭くなる場合には、 ウエブ側端から幅方向中心側へ切り欠かれたエッジ切欠
    部を形成し、該エッジ切欠部を起点として切断部材によ
    り金属ウエブのから切り落とされる耳部の幅が前記しき
    い値より広くなるように金属ウエブを搬送方向に沿って
    切断開始した後に、 ウエブ側端の内側に開口するインナ切欠部を形成し、前
    記搬送方向に沿ってインナ切欠部内へ相対移動した前記
    切断部材を金属ウエブの幅方向に沿って前記目標スリッ
    ト幅と対応する位置へ移動させ、前記インナ切欠部を起
    点として前記切断部材による前記搬送方向に沿った金属
    ウエブの切断を再開させることを特徴とする請求項1記
    載の金属ウエブの耳部ガイド方法。
  3. 【請求項3】 帯状の金属ウエブを所定の搬送方向へ搬
    送しつつ、切断部材により金属ウエブの側端部を前記搬
    送向に沿って切断して、該金属ウエブを目標スリット幅
    に連続的に加工する際に、金属ウエブの側端部から切り
    落とされる耳部を、該耳部の処理装置の受入部へ案内す
    るための金属ウエブの耳部ガイド方法であって、 金属ウエブにウエブ側端の内側に開口するインナ切欠部
    を形成し、該インナ切欠部と金属ウエブの側端との間に
    形成される耳部の先端部をチャック部により挟持すると
    共に、前記インナ切欠部を起点として前記切断部材によ
    り金属ウエブを搬送方向に沿って切断開始し、 前記チャック部の下流側で耳部の先端部を金属ウエブの
    幅方向に沿って切断した後に、 前記チャック部を前記処理装置の方向へ移動させて耳部
    の先端部を前記処理装置の受入部へ案内することを特徴
    とする金属ウエブの耳部ガイド方法。
  4. 【請求項4】 前記チャック部により耳部の先端部を、
    その先端が該チャック部から前記搬送方向へ所定長突出
    するように挟持し、 前記チャック部を前記処理装置の方向へ移動させて耳部
    の前記チャック部からの突出部を前記処理装置の受入部
    付近に設けられた一対のニップロール間に挿入した後
    に、 前記チャック部により耳部を解放することを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の金属ウエブの耳部ガイド方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の金属ウエ
    ブの耳部ガイド方法に用いられる耳部ガイド装置であっ
    て、 前記処理装置の受入部に設けられ、前記チャック部によ
    り前記処理装置の受入部に案内される耳部の先端部を挟
    持し、該耳部の先端部を前記受入部から前記処理装置側
    へ引き込む一対のニップローラと、 前記一対のニップローラにおける下側のニップローラ
    を、上側のニップローラとの間を開閉する開閉方向へ移
    動可能に支持し、耳部の先端部が前記一対のニップロー
    ラ間に挿入されるまでは、前記下側のニップローラを前
    記上側のニップローラから離間しておき、耳部の先端部
    が前記一対のニップローラ間に挿入されると、前記下側
    のニップローラを前記開閉方向に沿って移動させて前記
    上側のニップローラとの間に耳部の先端部を挟持させる
    ローラ開閉手段と、 を有することを特徴とする金属ウエブの耳部ガイド装
    置。
JP2000157239A 2000-05-26 2000-05-26 金属ウエブの耳部ガイド方法及び耳部ガイド装置 Pending JP2001334410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000157239A JP2001334410A (ja) 2000-05-26 2000-05-26 金属ウエブの耳部ガイド方法及び耳部ガイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000157239A JP2001334410A (ja) 2000-05-26 2000-05-26 金属ウエブの耳部ガイド方法及び耳部ガイド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001334410A true JP2001334410A (ja) 2001-12-04

Family

ID=18661903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000157239A Pending JP2001334410A (ja) 2000-05-26 2000-05-26 金属ウエブの耳部ガイド方法及び耳部ガイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001334410A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7469856B1 (en) Tissue paper winding and cutting machine with pre-winding roller
CN109153215B (zh) 用于生产瓦楞板的系统
US8602957B2 (en) Incremental velocity changing apparatus for transporting printed products in a printing press folder
US7913989B2 (en) Section for transporting printed products of variable cutoffs in a printing press folder
JP3820062B2 (ja) 平版印刷版切断装置及び平版印刷版切断方法
US11090896B2 (en) Web insertion device for a flat-bed die-cutting machine, manufacturing system for packages and method for feeding a web of printing material
JP2001334410A (ja) 金属ウエブの耳部ガイド方法及び耳部ガイド装置
JP2001300888A (ja) 平版印刷版素材のスリット方法
CN111591035B (zh) 片材装订装置及图像形成系统
JP4156772B2 (ja) 平版印刷版用合紙の貼付・スリット方法
JP2002283124A (ja) 金属ウエブの耳部スリッタ・ガイド装置及び耳部スリッタ・ガイド方法
JP2005081484A (ja) ウエブの裁断方法及び装置
JP2552490B2 (ja) 枚葉シートのオーバーラップ装置
JP3893555B2 (ja) 平版印刷版用合紙のスリット・貼付装置及びスリット・貼付方法
JPH08216088A (ja) フィルム切断装置
JP3217441B2 (ja) フィルム折畳装置
JP2003251521A (ja) 金属ウエブのスリット方法及び金属ウエブのノッチ形成装置
JP2001277182A (ja) 余剰部切断装置
JP2002211800A (ja) 平版印刷版束の搬送装置及び搬送方法
KR20170032270A (ko) 코드 밴드 절단용 슬리터
JPH075083Y2 (ja) 画像形成装置の給紙装置
JPH0784288B2 (ja) 帯状連続体巻取装置
JPH06100227A (ja) 枚葉シートの集積装置
JPH0610063B2 (ja) 枚葉シートの集積搬出装置
JP2020131373A (ja) 媒体切断装置及び画像形成装置