JPH08216088A - フィルム切断装置 - Google Patents
フィルム切断装置Info
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- JPH08216088A JPH08216088A JP2558395A JP2558395A JPH08216088A JP H08216088 A JPH08216088 A JP H08216088A JP 2558395 A JP2558395 A JP 2558395A JP 2558395 A JP2558395 A JP 2558395A JP H08216088 A JPH08216088 A JP H08216088A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 切断後に繰り出された帯状フィルムの先端部
を巻き込むことなく繰り出し路に沿わせる。 【構成】 回転刃１と固定受け刃３で通過中の帯状フィ
ルムＡを切断した後に、該回転刃１の回転方向下流側に
配置した押し片４を押動手段５でフィルム切断位置Ｐを
通過してから所定区間に亙って回転刃１の刃先１ａの回
転軌道１ｂより帯状フィルムＡの繰り出し路Ｂへ向け突
出させることにより、この突出した押し片４が切断後に
繰り出した帯状フィルムＡの先端部Ａ１に突き当たって
回転ホルダー２から離し、繰り出し路Ｂへ導かれる。
を巻き込むことなく繰り出し路に沿わせる。 【構成】 回転刃１と固定受け刃３で通過中の帯状フィ
ルムＡを切断した後に、該回転刃１の回転方向下流側に
配置した押し片４を押動手段５でフィルム切断位置Ｐを
通過してから所定区間に亙って回転刃１の刃先１ａの回
転軌道１ｂより帯状フィルムＡの繰り出し路Ｂへ向け突
出させることにより、この突出した押し片４が切断後に
繰り出した帯状フィルムＡの先端部Ａ１に突き当たって
回転ホルダー２から離し、繰り出し路Ｂへ導かれる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば包装された巻き
タバコなどのような被包装物に上包みするセロハンやポ
リプロピレンなどの開封テープ付き包装フィルムを形成
するために使用するフィルム切断装置、詳しくは帯状フ
ィルムの繰り出し路を挟むように回転刃と固定受け刃を
対向状に設け、これら回転刃及び固定受け刃で通過中の
帯状フィルムを挟み込むことにより幅方向へ直線状の切
れ目を入れて所定長さずつ切り離すものに関する。
タバコなどのような被包装物に上包みするセロハンやポ
リプロピレンなどの開封テープ付き包装フィルムを形成
するために使用するフィルム切断装置、詳しくは帯状フ
ィルムの繰り出し路を挟むように回転刃と固定受け刃を
対向状に設け、これら回転刃及び固定受け刃で通過中の
帯状フィルムを挟み込むことにより幅方向へ直線状の切
れ目を入れて所定長さずつ切り離すものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のフィルム切断装置とし
て、例えば特公昭２９−１３４９号公報や特開平５−１
５４７９３号公報に開示される如く、略Ｕ字状の刃先部
を突設した回転ローラー及び受けローラーの下流側に配
設した一対の繰り出しローラーの作動に伴って開封テー
プ付きの帯状フィルムが下方へ連続的に繰り出され、こ
れら回転ローラーと受けローラーとの間に帯状フィルム
が挟まれて通過することにより、回転ローラーの刃先部
が帯状フィルムを介して受けローラーに押圧されて略Ｕ
字状の切れ目を入れ、上記繰り出しローラーの下流側に
回転刃と固定受け刃を対向状に配設すると共に、これら
の下流側に帯状フィルムの繰り出し路と直交する被包装
物の移送路を横設して、水平移動した被包装物の前面を
所定位置まで繰り出された帯状フィルムに突き当てるこ
とにより、帯状フィルムが下方へ引っ張られながらコの
字状に胴巻きされ、これと同時に上記回転刃と固定受け
刃が帯状フィルムを挟み込んで、上記略Ｕ字状の切れ目
と連続する直線状の切れ目が幅方向へ入れられて切り離
すものである。
て、例えば特公昭２９−１３４９号公報や特開平５−１
５４７９３号公報に開示される如く、略Ｕ字状の刃先部
を突設した回転ローラー及び受けローラーの下流側に配
設した一対の繰り出しローラーの作動に伴って開封テー
プ付きの帯状フィルムが下方へ連続的に繰り出され、こ
れら回転ローラーと受けローラーとの間に帯状フィルム
が挟まれて通過することにより、回転ローラーの刃先部
が帯状フィルムを介して受けローラーに押圧されて略Ｕ
字状の切れ目を入れ、上記繰り出しローラーの下流側に
回転刃と固定受け刃を対向状に配設すると共に、これら
の下流側に帯状フィルムの繰り出し路と直交する被包装
物の移送路を横設して、水平移動した被包装物の前面を
所定位置まで繰り出された帯状フィルムに突き当てるこ
とにより、帯状フィルムが下方へ引っ張られながらコの
字状に胴巻きされ、これと同時に上記回転刃と固定受け
刃が帯状フィルムを挟み込んで、上記略Ｕ字状の切れ目
と連続する直線状の切れ目が幅方向へ入れられて切り離
すものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このよう
な従来のフィルム切断装置では、回転刃側に帯状フィル
ムを案内するガイドが該回転刃の刃先に当たって取り付
けられないため、回転刃と固定受け刃によって切断後に
繰り出された帯状フィルムの先端部が無支持状態とな
り、この繰り出された帯状フィルムの先端部がフリーと
なって、回転刃を突設した回転ホルダーの外周に巻き込
むトラブルが発生することがあり、更に回転刃の刃先速
度がフィルム繰り出し速度より遅い時にも、刃先に帯状
フィルムの先端部が付着して巻き込むことがある。この
ような帯状フィルムの巻き込みによって、巻き込んだ帯
状フィルムを取り除くために装置の作動を緊急停止させ
る必要があるだけでなく、帯状フィルムを繰り出し路に
沿って目的位置である被包装物の移送路まで繰り出せな
いから包装不良も発生するという問題がある。
な従来のフィルム切断装置では、回転刃側に帯状フィル
ムを案内するガイドが該回転刃の刃先に当たって取り付
けられないため、回転刃と固定受け刃によって切断後に
繰り出された帯状フィルムの先端部が無支持状態とな
り、この繰り出された帯状フィルムの先端部がフリーと
なって、回転刃を突設した回転ホルダーの外周に巻き込
むトラブルが発生することがあり、更に回転刃の刃先速
度がフィルム繰り出し速度より遅い時にも、刃先に帯状
フィルムの先端部が付着して巻き込むことがある。この
ような帯状フィルムの巻き込みによって、巻き込んだ帯
状フィルムを取り除くために装置の作動を緊急停止させ
る必要があるだけでなく、帯状フィルムを繰り出し路に
沿って目的位置である被包装物の移送路まで繰り出せな
いから包装不良も発生するという問題がある。
【０００４】本発明は斯る従来事情に鑑み、切断後に繰
り出された帯状フィルムの先端部を巻き込むことなく繰
り出し路に沿わせることを目的とする。
り出された帯状フィルムの先端部を巻き込むことなく繰
り出し路に沿わせることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講ずる技術的手段は、回転刃が突設される回
転ホルダーに、切断後に繰り出された帯状フィルムの先
端部と対向当接する押し片を該回転刃より回転方向上流
側に配設し、この押し片が回転ホルダーの回転により回
転刃と固定受け刃とのフィルム切断位置を通過してから
所定区間に亙って、該押し片を回転刃の刃先の回転軌道
より帯状フィルムの繰り出し路へ向け突出させる押動手
段を設けたことを特徴するものである。
に本発明が講ずる技術的手段は、回転刃が突設される回
転ホルダーに、切断後に繰り出された帯状フィルムの先
端部と対向当接する押し片を該回転刃より回転方向上流
側に配設し、この押し片が回転ホルダーの回転により回
転刃と固定受け刃とのフィルム切断位置を通過してから
所定区間に亙って、該押し片を回転刃の刃先の回転軌道
より帯状フィルムの繰り出し路へ向け突出させる押動手
段を設けたことを特徴するものである。
【０００６】そして、前記固定受け刃よりフィルム繰り
出し方向下流側に、切断後に繰り出された帯状フィルム
を保持してフィルム繰り出し方向へ移送する保持移送手
段を、押し片で押圧した帯状フィルムの先端部と対向す
るように帯状フィルムの繰り出し路に沿って設けること
が好ましい。
出し方向下流側に、切断後に繰り出された帯状フィルム
を保持してフィルム繰り出し方向へ移送する保持移送手
段を、押し片で押圧した帯状フィルムの先端部と対向す
るように帯状フィルムの繰り出し路に沿って設けること
が好ましい。
【０００７】
【作用】本発明は上記技術的手段によれば、回転刃と固
定受け刃で通過中の帯状フィルムを切断した後に、該回
転刃の回転方向下流側に配置した押し片を押動手段でフ
ィルム切断位置を通過してから所定区間に亙って回転刃
の刃先の回転軌道より帯状フィルムの繰り出し路へ向け
突出させることにより、この突出した押し片が切断後に
繰り出した帯状フィルムの先端部に突き当たって回転ホ
ルダーから離し、繰り出し路へ導かれるものである。
定受け刃で通過中の帯状フィルムを切断した後に、該回
転刃の回転方向下流側に配置した押し片を押動手段でフ
ィルム切断位置を通過してから所定区間に亙って回転刃
の刃先の回転軌道より帯状フィルムの繰り出し路へ向け
突出させることにより、この突出した押し片が切断後に
繰り出した帯状フィルムの先端部に突き当たって回転ホ
ルダーから離し、繰り出し路へ導かれるものである。
【０００８】そして、固定受け刃よりフィルム繰り出し
方向下流側に、切断後に繰り出された帯状フィルムを保
持してフィルム繰り出し方向へ移送する保持移送手段
を、押し片で押圧した帯状フィルムの先端部と対向する
ように帯状フィルムの繰り出し路に沿って設けることに
より、押し片で回転ホルダーから離す方向へ押圧されて
帯状フィルムの先端部が帯状フィルムの繰り出し路に沿
わされ、そのまま繰り出し路に沿って繰り出された帯状
フィルムの先端部が保持移送手段に受け渡されるもので
ある。
方向下流側に、切断後に繰り出された帯状フィルムを保
持してフィルム繰り出し方向へ移送する保持移送手段
を、押し片で押圧した帯状フィルムの先端部と対向する
ように帯状フィルムの繰り出し路に沿って設けることに
より、押し片で回転ホルダーから離す方向へ押圧されて
帯状フィルムの先端部が帯状フィルムの繰り出し路に沿
わされ、そのまま繰り出し路に沿って繰り出された帯状
フィルムの先端部が保持移送手段に受け渡されるもので
ある。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【００１０】この実施例は図１〜図３に示す如く、帯状
フィルムＡの繰り出し路Ｂを挟むように一対の繰り出し
ローラーＣ，Ｃを配設し、これら繰り出しローラーＣ，
Ｃの上流側に回転ローラー（図示しない）と受けローラ
ー（図示しない）を配設して、略Ｕ字状の切れ目Ｄ１が
入れられた開封テープＡ′付きの帯状フィルムＡを下方
へ連続的に繰り出すると共に、繰り出しローラーＣ，Ｃ
の下流側に、回転刃１が突設される回転ホルダー２と固
定受け刃３を対向状に配設し、更にこれら回転刃１及び
固定受け刃３の下流側に、繰り出し路Ｂと直交する被包
装物の移送路（図示しない）を横設して、水平移動した
被包装物の前面を所定位置まで繰り出された帯状フィル
ムＡに突き当てることにより、帯状フィルムＡを下方へ
引っ張りながらコの字状に胴巻させ、これと同時に上記
回転刃１及び固定受け刃３が帯状フィルムＡを挟み込ん
で上記略Ｕ字状の切れ目Ｄ１と連続する直線状の切れ目
Ｄ２を幅方向へ入れて切り離すものである。
フィルムＡの繰り出し路Ｂを挟むように一対の繰り出し
ローラーＣ，Ｃを配設し、これら繰り出しローラーＣ，
Ｃの上流側に回転ローラー（図示しない）と受けローラ
ー（図示しない）を配設して、略Ｕ字状の切れ目Ｄ１が
入れられた開封テープＡ′付きの帯状フィルムＡを下方
へ連続的に繰り出すると共に、繰り出しローラーＣ，Ｃ
の下流側に、回転刃１が突設される回転ホルダー２と固
定受け刃３を対向状に配設し、更にこれら回転刃１及び
固定受け刃３の下流側に、繰り出し路Ｂと直交する被包
装物の移送路（図示しない）を横設して、水平移動した
被包装物の前面を所定位置まで繰り出された帯状フィル
ムＡに突き当てることにより、帯状フィルムＡを下方へ
引っ張りながらコの字状に胴巻させ、これと同時に上記
回転刃１及び固定受け刃３が帯状フィルムＡを挟み込ん
で上記略Ｕ字状の切れ目Ｄ１と連続する直線状の切れ目
Ｄ２を幅方向へ入れて切り離すものである。
【００１１】上記回転ホルダー２は、本実施例の場合円
筒状に形成され、回転刃１が調整移動自在に取り付けら
れる位置よりその回転方向上流側に、回転刃１及び固定
受け刃３で切断した後に繰り出された帯状フィルムＡの
先端部Ａ１と対向当接する押し片４を配設する。
筒状に形成され、回転刃１が調整移動自在に取り付けら
れる位置よりその回転方向上流側に、回転刃１及び固定
受け刃３で切断した後に繰り出された帯状フィルムＡの
先端部Ａ１と対向当接する押し片４を配設する。
【００１２】上記押し片４は、その基端に突設した支軸
４ａを回転ホルダー２に対して回転刃１及び回転ホルダ
ー２の回転中心軸２ａと平行でしかも回転自在に横架す
ることにより、該押し片４の先端部４ｂが回転刃１の刃
先１ａの回転軌道１ｂより内側及び外側へ出没するよう
に揺動自在に支持する。本実施例の場合の場合には、押
し片４を図３に示す如く支軸４ａの軸線方向へ適宜間隔
毎に複数個配置している。
４ａを回転ホルダー２に対して回転刃１及び回転ホルダ
ー２の回転中心軸２ａと平行でしかも回転自在に横架す
ることにより、該押し片４の先端部４ｂが回転刃１の刃
先１ａの回転軌道１ｂより内側及び外側へ出没するよう
に揺動自在に支持する。本実施例の場合の場合には、押
し片４を図３に示す如く支軸４ａの軸線方向へ適宜間隔
毎に複数個配置している。
【００１３】上記押し片４には、これが回転ホルダー２
の回転により回転刃１と固定受け刃３とのフィルム切断
位置Ｐを通過してから所定区間に亙って、該押し片４を
回転刃１の刃先１ａの回転軌道１ｂより繰り出し路Ｂへ
向け突出させる押動手段５を連設する。本実施例の場合
の場合には、押動手段５を図２及び図３に示す如く上記
支軸４ａの一端に突設した揺動レバー５ａと、この揺動
レバー５ａに連設した例えば従動ローラーなどの従動子
５ｂと、回転ホルダー２の回転中心軸２ａを回転自在に
支持する軸受け部２ｂに連設した例えば板カムなどの固
定カム５ｃと、この固定カム５ｃへ向けて従動子５ｃを
常に押圧する例えばスプリングなどの弾性体５ｄとから
構成している。更に、上記固定カム５ｃは、回転ホルダ
ー２の回転に伴って押し片４の先端部４ｂがフィルム切
断位置Ｐを通過する位置で、該先端部４ｂを図４に示す
如く回転刃１の刃先１ａの回転軌道１ｂより内側に待機
させるように従動子５ｃを位置制御すると共に、押し片
４の先端部４ｂがフィルム切断位置Ｐを通過してから所
定区間、詳しくは切断後に繰り出された帯状フィルムＡ
の先端部Ａ１が後述する保持移送手段６の上流端６ａと
対向する位置に到達するまで、該先端部４ｂを図１及び
図５に示す如く回転刃１の刃先１ａの回転軌道１ｂより
繰り出し路Ｂへ向け徐々に突出させるように従動子５ｃ
を位置制御し、この位置より押し片４の先端部４ｂがフ
ィルム切断位置Ｐに到達する前までに該先端部４ｂを回
転刃１の刃先１ａの回転軌道１ｂの内側へ徐々に没入さ
せるように従動子５ｃを位置制御している。
の回転により回転刃１と固定受け刃３とのフィルム切断
位置Ｐを通過してから所定区間に亙って、該押し片４を
回転刃１の刃先１ａの回転軌道１ｂより繰り出し路Ｂへ
向け突出させる押動手段５を連設する。本実施例の場合
の場合には、押動手段５を図２及び図３に示す如く上記
支軸４ａの一端に突設した揺動レバー５ａと、この揺動
レバー５ａに連設した例えば従動ローラーなどの従動子
５ｂと、回転ホルダー２の回転中心軸２ａを回転自在に
支持する軸受け部２ｂに連設した例えば板カムなどの固
定カム５ｃと、この固定カム５ｃへ向けて従動子５ｃを
常に押圧する例えばスプリングなどの弾性体５ｄとから
構成している。更に、上記固定カム５ｃは、回転ホルダ
ー２の回転に伴って押し片４の先端部４ｂがフィルム切
断位置Ｐを通過する位置で、該先端部４ｂを図４に示す
如く回転刃１の刃先１ａの回転軌道１ｂより内側に待機
させるように従動子５ｃを位置制御すると共に、押し片
４の先端部４ｂがフィルム切断位置Ｐを通過してから所
定区間、詳しくは切断後に繰り出された帯状フィルムＡ
の先端部Ａ１が後述する保持移送手段６の上流端６ａと
対向する位置に到達するまで、該先端部４ｂを図１及び
図５に示す如く回転刃１の刃先１ａの回転軌道１ｂより
繰り出し路Ｂへ向け徐々に突出させるように従動子５ｃ
を位置制御し、この位置より押し片４の先端部４ｂがフ
ィルム切断位置Ｐに到達する前までに該先端部４ｂを回
転刃１の刃先１ａの回転軌道１ｂの内側へ徐々に没入さ
せるように従動子５ｃを位置制御している。
【００１４】上記保持移送手段６は、前記固定受け刃３
の配置位置よりフィルム繰り出し方向下流側に繰り出し
路Ｂに沿って設けられ、切断後に繰り出された帯状フィ
ルムＡを保持してフィルム繰り出し方向へ移送するする
ものであり、その上流端６ａを前記押動手段５により突
出した押し片４の先端部４ｂで押圧された帯状フィルム
Ａの先端部Ａ１と対向するように配置する。本実施例の
場合には、上記保持移送手段６が図１に示す如く複数の
吸引孔６ｂ…が開穿されたバキュームベルトであり、帯
状フィルムＡの幅方向に複数配置することにより、前記
繰り出しローラーＣ，Ｃの作動で繰り出された帯状フィ
ルムＡを吸着保持してその先端部Ａ１が被包装物の移送
路より下方の所定位置まで移送するようにしている。
の配置位置よりフィルム繰り出し方向下流側に繰り出し
路Ｂに沿って設けられ、切断後に繰り出された帯状フィ
ルムＡを保持してフィルム繰り出し方向へ移送するする
ものであり、その上流端６ａを前記押動手段５により突
出した押し片４の先端部４ｂで押圧された帯状フィルム
Ａの先端部Ａ１と対向するように配置する。本実施例の
場合には、上記保持移送手段６が図１に示す如く複数の
吸引孔６ｂ…が開穿されたバキュームベルトであり、帯
状フィルムＡの幅方向に複数配置することにより、前記
繰り出しローラーＣ，Ｃの作動で繰り出された帯状フィ
ルムＡを吸着保持してその先端部Ａ１が被包装物の移送
路より下方の所定位置まで移送するようにしている。
【００１５】また、前記フィルム切断位置Ｐよりフィル
ム繰り出し方向下流側で保持移送手段６の上流端６ａと
対向する位置には、該上流端６ａと繰り出し路Ｂを挟ん
で固定案内ガイド７を設け、この案内ガイド７は、図５
に示す如く上記押し片４の先端部４ｂの突出した回転軌
道４ｃと干渉しない範囲内で可能な限り接近して配置す
る。
ム繰り出し方向下流側で保持移送手段６の上流端６ａと
対向する位置には、該上流端６ａと繰り出し路Ｂを挟ん
で固定案内ガイド７を設け、この案内ガイド７は、図５
に示す如く上記押し片４の先端部４ｂの突出した回転軌
道４ｃと干渉しない範囲内で可能な限り接近して配置す
る。
【００１６】次に、斯かるフィルム切断装置の作動につ
いて説明する。
いて説明する。
【００１７】先ず、繰り出しローラーＣ，Ｃの作動によ
り開封テープ付きの帯状フィルムＡが下方へ連続的に繰
り出されている状態で、回転ホルダー２の回転により回
転刃１の刃先１ａが図２及び図３に示す如くフィルム切
断位置Ｐに到達して、固定受け刃３との間に帯状フィル
ムＡを挟み込み、これによって予め入れた略Ｕ字状の切
れ目Ｄ１と連続する直線状の切れ目Ｄ２が幅方向へ入れ
て切り離される。
り開封テープ付きの帯状フィルムＡが下方へ連続的に繰
り出されている状態で、回転ホルダー２の回転により回
転刃１の刃先１ａが図２及び図３に示す如くフィルム切
断位置Ｐに到達して、固定受け刃３との間に帯状フィル
ムＡを挟み込み、これによって予め入れた略Ｕ字状の切
れ目Ｄ１と連続する直線状の切れ目Ｄ２が幅方向へ入れ
て切り離される。
【００１８】これに続いて押し片４の先端部４ｂがフィ
ルム切断位置Ｐに接近するが、この時点では、押し片４
の先端部４ｂが図４に示す如く押動手段５の固定カム５
ｃ及び従動子５ｃによって、回転刃１の刃先１ａの回転
軌道１ｂより内側に待機しているため、固定受け刃３と
当接することなく通過する。
ルム切断位置Ｐに接近するが、この時点では、押し片４
の先端部４ｂが図４に示す如く押動手段５の固定カム５
ｃ及び従動子５ｃによって、回転刃１の刃先１ａの回転
軌道１ｂより内側に待機しているため、固定受け刃３と
当接することなく通過する。
【００１９】そして、押し片４の先端部４ｂがフィルム
切断位置Ｐを通過した後は、押し片４の先端部４ｂが図
１に示す如く押動手段５の固定カム５ｃ及び従動子５ｃ
によって、回転刃１の刃先１ａの回転軌道１ｂより繰り
出し路Ｂへ向け徐々に突出し、それにより押し片４の先
端部４ｂが切断後に繰り出された帯状フィルムＡの先端
部Ａ１に突き当たって回転ホルダー２から離す方向へ押
し出し、その結果、切断後に繰り出された帯状フィルム
Ａの先端部Ａ１は、繰り出し路Ｂに沿わされて下方へ繰
り出される。
切断位置Ｐを通過した後は、押し片４の先端部４ｂが図
１に示す如く押動手段５の固定カム５ｃ及び従動子５ｃ
によって、回転刃１の刃先１ａの回転軌道１ｂより繰り
出し路Ｂへ向け徐々に突出し、それにより押し片４の先
端部４ｂが切断後に繰り出された帯状フィルムＡの先端
部Ａ１に突き当たって回転ホルダー２から離す方向へ押
し出し、その結果、切断後に繰り出された帯状フィルム
Ａの先端部Ａ１は、繰り出し路Ｂに沿わされて下方へ繰
り出される。
【００２０】その後も押し片４の先端部４ｂは、図５に
示す如く押動手段５の固定カム５ｃ及び従動子５ｃによ
って突出し続け、その結果、切断後に繰り出された帯状
フィルムＡの先端部Ａ１近くの部分Ａ２も繰り出し路Ｂ
に向けて押圧され、この頃には、繰り出し路Ｂに沿わさ
れて下方へ繰り出された帯状フィルムＡの先端部Ａ１
は、繰り出し路Ｂに沿ったまま固定案内ガイド７と保持
移送手段６の上流端６ａとの間に入り込み、これにより
帯状フィルムＡの先端部Ａ１が保持移送手段６に受け渡
される。
示す如く押動手段５の固定カム５ｃ及び従動子５ｃによ
って突出し続け、その結果、切断後に繰り出された帯状
フィルムＡの先端部Ａ１近くの部分Ａ２も繰り出し路Ｂ
に向けて押圧され、この頃には、繰り出し路Ｂに沿わさ
れて下方へ繰り出された帯状フィルムＡの先端部Ａ１
は、繰り出し路Ｂに沿ったまま固定案内ガイド７と保持
移送手段６の上流端６ａとの間に入り込み、これにより
帯状フィルムＡの先端部Ａ１が保持移送手段６に受け渡
される。
【００２１】その後、切断された帯状フィルムＡの先端
部Ａ１は、保持移送手段６に保持されて繰り出し路Ｂ沿
いに被包装物の移送路より下方の所定位置まで移送さ
れ、この移送が終了した帯状フィルムＡに被包装物の前
面が突き当たって該帯状フィルムＡを下方へ引っ張りな
がらコの字状に胴巻されると同時に、前記回転刃１と固
定受け刃３が図２及び図３に示す如くフィルム切断位置
Ｐで該帯状フィルムＡの末端と後続する帯状フィルムＡ
の先端部Ａ１とを挟み込んで切り離し、それ以降は上述
した作動が繰り返される。
部Ａ１は、保持移送手段６に保持されて繰り出し路Ｂ沿
いに被包装物の移送路より下方の所定位置まで移送さ
れ、この移送が終了した帯状フィルムＡに被包装物の前
面が突き当たって該帯状フィルムＡを下方へ引っ張りな
がらコの字状に胴巻されると同時に、前記回転刃１と固
定受け刃３が図２及び図３に示す如くフィルム切断位置
Ｐで該帯状フィルムＡの末端と後続する帯状フィルムＡ
の先端部Ａ１とを挟み込んで切り離し、それ以降は上述
した作動が繰り返される。
【００２２】尚、前記押動手段５は、上述した構成に限
定されず、押し片４が回転ホルダー２の回転により回転
刃１と固定受け刃３とのフィルム切断位置Ｐを通過して
から所定区間に亙って、該押し片４を回転刃１の刃先１
ａの回転軌道１ｂより繰り出し路Ｂへ向け突出できれ
ば、どのような構造でも良く、更に前記保持移送手段６
も上述した構成に限定されず、切断後に繰り出された帯
状フィルムＡを保持してフィルム繰り出し方向へ移送で
きれば、どのような構造でも良い。
定されず、押し片４が回転ホルダー２の回転により回転
刃１と固定受け刃３とのフィルム切断位置Ｐを通過して
から所定区間に亙って、該押し片４を回転刃１の刃先１
ａの回転軌道１ｂより繰り出し路Ｂへ向け突出できれ
ば、どのような構造でも良く、更に前記保持移送手段６
も上述した構成に限定されず、切断後に繰り出された帯
状フィルムＡを保持してフィルム繰り出し方向へ移送で
きれば、どのような構造でも良い。
【００２３】また、前記実施例では、略Ｕ字状の切れ目
Ｄ１が入れられた開封テープＡ′付きの帯状フィルムＡ
を使用した場合を示したが、これに限定されず、帯状フ
ィルムとして略Ｕ字状の切れ目Ｄ１が入れられないもの
や、開封テープＡ′の付かないものを使用しても良い。
Ｄ１が入れられた開封テープＡ′付きの帯状フィルムＡ
を使用した場合を示したが、これに限定されず、帯状フ
ィルムとして略Ｕ字状の切れ目Ｄ１が入れられないもの
や、開封テープＡ′の付かないものを使用しても良い。
【００２４】
【発明の効果】本発明は上記の構成であるから、以下の
利点を有する。
利点を有する。
【００２５】１．回転刃と固定受け刃で通過中の帯状フ
ィルムを切断した後に、該回転刃の回転方向下流側に配
置した押し片を押動手段でフィルム切断位置を通過して
から所定区間に亙って回転刃の刃先の回転軌道より帯状
フィルムの繰り出し路へ向け突出させることにより、こ
の突出した押し片が切断後に繰り出した帯状フィルムの
先端部に突き当たって回転ホルダーから離し、繰り出し
路へ導かれるので、切断後に繰り出された帯状フィルム
の先端部を巻き込むことなく繰り出し路に沿わせられ
る。
ィルムを切断した後に、該回転刃の回転方向下流側に配
置した押し片を押動手段でフィルム切断位置を通過して
から所定区間に亙って回転刃の刃先の回転軌道より帯状
フィルムの繰り出し路へ向け突出させることにより、こ
の突出した押し片が切断後に繰り出した帯状フィルムの
先端部に突き当たって回転ホルダーから離し、繰り出し
路へ導かれるので、切断後に繰り出された帯状フィルム
の先端部を巻き込むことなく繰り出し路に沿わせられ
る。
【００２６】従って、切断後に繰り出された帯状フィル
ムの先端部を回転ホルダーの外周に巻き込まれるトラブ
ルが発生したり、回転刃の刃先速度がフィルム繰り出し
速度より遅い時に、刃先に帯状フィルムの先端部が付着
して巻き込むことがある従来のものに比べ、巻き込んだ
帯状フィルムを取り除くために装置の作動を緊急停止さ
せる必要がなく連続稼働できる。
ムの先端部を回転ホルダーの外周に巻き込まれるトラブ
ルが発生したり、回転刃の刃先速度がフィルム繰り出し
速度より遅い時に、刃先に帯状フィルムの先端部が付着
して巻き込むことがある従来のものに比べ、巻き込んだ
帯状フィルムを取り除くために装置の作動を緊急停止さ
せる必要がなく連続稼働できる。
【００２７】２．固定受け刃よりフィルム繰り出し方向
下流側に、切断後に繰り出された帯状フィルムを保持し
てフィルム繰り出し方向へ移送する保持移送手段を、押
し片で押圧した帯状フィルムの先端部と対向するように
帯状フィルムの繰り出し路に沿って設けることにより、
押し片で回転ホルダーから離す方向へ押圧されて帯状フ
ィルムの先端部が帯状フィルムの繰り出し路に沿わさ
れ、そのまま繰り出し路に沿って繰り出された帯状フィ
ルムの先端部が保持移送手段に受け渡されるので、切断
後に繰り出された帯状フィルムの先端部の巻き込みを完
全に防止しながら確実に目的位置まで繰り出せ、その結
果、包装不良などの事故も防止できる。
下流側に、切断後に繰り出された帯状フィルムを保持し
てフィルム繰り出し方向へ移送する保持移送手段を、押
し片で押圧した帯状フィルムの先端部と対向するように
帯状フィルムの繰り出し路に沿って設けることにより、
押し片で回転ホルダーから離す方向へ押圧されて帯状フ
ィルムの先端部が帯状フィルムの繰り出し路に沿わさ
れ、そのまま繰り出し路に沿って繰り出された帯状フィ
ルムの先端部が保持移送手段に受け渡されるので、切断
後に繰り出された帯状フィルムの先端部の巻き込みを完
全に防止しながら確実に目的位置まで繰り出せ、その結
果、包装不良などの事故も防止できる。
【図１】本発明の一実施例を示すフィルム切断装置の縦
断正面図で押し片の突出時を示すものである。
断正面図で押し片の突出時を示すものである。
【図２】フィルム切断時を示す縦断正面図である。
【図３】図２の（３）−（３）に沿える部分的な縮小縦
断側面図で一部切欠して示すものである。
断側面図で一部切欠して示すものである。
【図４】フィルム切断直後を示す縦断正面図である。
【図５】押し片が最も突出した時を示す縦断正面図であ
る。
る。
Ａ 帯状フィルム Ａ１ 先端部 Ｂ 繰り出し路 Ｄ２ 切れ目 Ｐ フィルム切断位置 １ 回転刃 １ａ 刃先 １ｂ 回転軌道 ２ 回転ホルダー ３ 固定受け刃 ４ 押し片 ５ 押動手段 ５ｂ 従動子 ５ｃ 固定カム ６ 保持移送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６５Ｈ 35/08 Ｂ６５Ｈ 35/08
Claims (3)
- 【請求項１】 帯状フィルムＡの繰り出し路Ｂを挟むよ
うに回転刃１と固定受け刃３を対向状に設け、これら回
転刃１及び固定受け刃３で通過中の帯状フィルムＡを挟
み込むことにより幅方向へ直線状の切れ目Ｄ２を入れて
所定長さずつ切り離すフィルム切断装置において、前記
回転刃１が突設される回転ホルダー２に、切断後に繰り
出された帯状フィルムＡの先端部Ａ１と対向当接する押
し片４を該回転刃１より回転方向上流側に配設し、この
押し片４が回転ホルダー２の回転により回転刃１と固定
受け刃３とのフィルム切断位置Ｐを通過してから所定区
間に亙って、該押し片４を回転刃１の刃先１ａの回転軌
道１ｂより帯状フィルムＡの繰り出し路Ｂへ向け突出さ
せる押動手段５を設けたことを特徴するフィルム切断装
置。 - 【請求項２】 前記押動手段５が、押し片４に連設した
従動子５ｂと係合する固定カム５ｃを有する請求項１記
載のフィルム切断装置。 - 【請求項３】 前記固定受け刃３よりフィルム繰り出し
方向下流側に、切断後に繰り出された帯状フィルムＡを
保持してフィルム繰り出し方向へ移送する保持移送手段
６を、押し片４で押圧した帯状フィルムＡの先端部Ａ１
と対向するように帯状フィルムＡの繰り出し路Ｂに沿っ
て設けた請求項１または２記載のフィルム切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2558395A JPH08216088A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | フィルム切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2558395A JPH08216088A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | フィルム切断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08216088A true JPH08216088A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12169946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2558395A Pending JPH08216088A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | フィルム切断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08216088A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002301687A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-15 | Fuji Seal Inc | フィルム供給装置 |
| JP2011098419A (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-19 | Toshiba Tec Corp | シート材切断装置及びこのシート材切断装置を用いたプリンター |
| KR101519384B1 (ko) * | 2015-01-29 | 2015-05-13 | (주) 우남테크 | 비닐 컷팅장치용 절단헤드 |
| WO2021060903A1 (ko) * | 2019-09-27 | 2021-04-01 | 권순일 | 비닐커팅헤드 |
| CN115067128A (zh) * | 2022-04-25 | 2022-09-20 | 湖南农业大学 | 一种农膜自动切割设备 |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP2558395A patent/JPH08216088A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002301687A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-15 | Fuji Seal Inc | フィルム供給装置 |
| JP4729192B2 (ja) * | 2001-04-06 | 2011-07-20 | 株式会社フジシールインターナショナル | フィルム供給装置 |
| JP2011098419A (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-19 | Toshiba Tec Corp | シート材切断装置及びこのシート材切断装置を用いたプリンター |
| KR101519384B1 (ko) * | 2015-01-29 | 2015-05-13 | (주) 우남테크 | 비닐 컷팅장치용 절단헤드 |
| WO2016122073A1 (ko) * | 2015-01-29 | 2016-08-04 | 전종락 | 비닐 컷팅장치용 절단헤드 |
| CN105835095A (zh) * | 2015-01-29 | 2016-08-10 | 优南技术株式会社 | 塑料切割装置用切削头 |
| CN105835095B (zh) * | 2015-01-29 | 2017-10-13 | 优南技术株式会社 | 塑料切割装置用切削头 |
| WO2021060903A1 (ko) * | 2019-09-27 | 2021-04-01 | 권순일 | 비닐커팅헤드 |
| CN115067128A (zh) * | 2022-04-25 | 2022-09-20 | 湖南农业大学 | 一种农膜自动切割设备 |
| CN115067128B (zh) * | 2022-04-25 | 2024-02-06 | 湖南农业大学 | 一种农膜自动切割设备 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041027 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050302 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |