JP2001332830A - ハイブリッドic及び電子回路板ユニット - Google Patents

ハイブリッドic及び電子回路板ユニット

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JP2001332830A
JP2001332830A JP2000152606A JP2000152606A JP2001332830A JP 2001332830 A JP2001332830 A JP 2001332830A JP 2000152606 A JP2000152606 A JP 2000152606A JP 2000152606 A JP2000152606 A JP 2000152606A JP 2001332830 A JP2001332830 A JP 2001332830A
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hybrid
edge
terminal patterns
motherboard
circuit board
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JP2000152606A
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English (en)
Inventor
Koji Sasaki
孝二 佐々木
Yoshinobu Arakawa
祥伸 荒川
Masakazu Tsukada
賢和 塚田
Kiyoshi Kamimura
清 上村
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Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード端子を持たず、しかも誤接続を防止で
きるハイブリッドICを得る。 【解決手段】 IC基板5の1つの縁部5Eの板面に複
数の端子パターン11をこの縁部5Eの端面に直交する
向きで相互に平行に設ける。このIC基板5の1つの縁
部5Eの特定の位置に誤接続防止用凹部12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッドIC
(集積回路)及びこれを組み込んだ電子回路板ユニット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばエンジン用コントローラま
たはモータ用コントローラ等を搭載した電子回路板ユニ
ットは、図8に示すように、1枚の回路基板1の板面に
総ての機能を構成する第1〜第4の回路2A〜2Dと、
これらを制御するCPU(中央処理部)3を設け、且つ
外部との接続のためのダイレクトカプラ4を設けた構造
であった。
【0003】しかしながら、このような構造の電子回路
板ユニットでは、第1〜第4の回路2A〜2Dの形成に
大きな占有面積を必要とし、このため回路基板1の大き
さが大きくなる問題点があった。
【0004】そこで、図8の第1〜第4の回路2A〜2
Dを、図9に示すように、各IC基板5a〜5dに形成
し、その各リード端子6a〜6dを各IC基板5a〜5
dの1つの縁部に平行に突設して第1〜第4のハイブリ
ッドIC7A´〜7D´として構成し、これら第1〜第
4のハイブリッドIC7A´〜7D´を図10に示すよ
うに縦向きにしてその各リード端子6a〜6dをマザー
ボード8の各スルーホールに挿入して半田付け接続した
電子回路板ユニットが提案されている。
【0005】このような電子回路板ユニットによれば、
第1〜第4の回路2A〜2Dが第1〜第4のハイブリッ
ドIC7A´〜7D´として別部品に形成されていて、
これら第1〜第4のハイブリッドIC7A´〜7D´を
縦向きにしてその各リード端子6a〜6dをマザーボー
ド8の各スルーホールに挿入して半田付け接続するの
で、マザーボード8の大きさを図8の回路基板1に比べ
て小型化することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9及
び図10に示すような構造の電子回路板ユニットでは、
次のような問題点があった。
【0007】(a)第1〜第4のハイブリッドIC7A
´〜7D´は多数のリード端子6a〜6dを取付けた構
造なので、リード端子6a〜6dの半田付けのために専
用の設備が必要となり、専門メーカーに製作依頼しない
と製作することが困難であり、コスト高になる。
【0008】(b)部品供給のリードタイムが長い。
【0009】(c)第1〜第4のハイブリッドIC7A
´〜7D´には多数のリード端子6a〜6dが取付けら
れているので、振動でこれらリード端子6a〜6dが破
損し易い。
【0010】本発明の目的は、リード端子を持たず、し
かも誤接続を防止できるハイブリッドICを提供するこ
とにある。
【0011】本発明の他の目的は、縦向きに接続される
ものであっても端子数を増加できるハイブリッドICを
提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、端子の電気的接続の
安全性を高めることができるハイブリッドICを提供す
ることにある。
【0013】本発明の他の目的は、コストの低減とハイ
ブリッドICの誤接続の防止ができる電子回路板ユニッ
トを提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、縦向きに接続される
ものであっても端子数を増加したハイブリッドICを組
み込んでいる電子回路板ユニットを提供することにあ
る。
【0015】本発明の他の目的は、ハイブリッドICの
各端子のマザーボードに対する電気的接続の安全性を高
めることができる電子回路板ユニットを提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のハイブ
リッドICは、IC基板の1つの縁部の板面に複数の端
子パターンが該縁部の端面に直交する向きで相互に平行
に設けられ、またこのIC基板の該1つの縁部の特定の
位置に誤接続防止用凹部が設けられていることを特徴と
する。
【0017】このようなハイブリッドICは、端子が端
子パターンとして形成されていて、リード端子を使用し
ていないので、専門メーカーに製作を依頼しないで自社
で製作することが可能になり、コストの低減を図ること
ができる。また、このハイブリッドICは、縦向きにし
て挿入する方の縁部の特定の位置に誤接続防止用凹部が
設けられているので、誤接続も確実に防止することがで
きる。
【0018】請求項2に記載のハイブリッドICは、請
求項1に記載のIC基板の1つの縁部の両方の板面に、
それぞれ複数の端子パターンが該縁部の端面に直交する
向きで相互に平行に設けられていることを特徴とする。
【0019】このようなハイブリッドICによれば、I
C基板の1つの縁部の両方の板面に端子パターンがそれ
ぞれ設けられているので、縦向きに接続されるタイプで
あっても、端子数を必要に応じて容易に増加させること
ができる。
【0020】請求項3に記載のハイブリッドICは、請
求項1に記載のIC基板の1つの縁部の両方の板面に、
それぞれ複数の端子パターンが該縁部の端面に直交する
向きで相互に平行に且つ両方の板面で相互に位置を一致
させて設けられ、両方の板面の対応する端子パターンは
該縁部を貫通するスルーホールで相互に電気的に接続さ
れていることを特徴とする。
【0021】このようなハイブリッドICによれば、I
C基板の1つの縁部の両方の板面の端子パターンが該縁
部を貫通するスルーホールで相互に電気的に接続されて
いるので、実質的に1つの端子が2箇所でマザーボード
に半田付け接続されることになって、端子の電気的接続
の安全性を高めることができる。
【0022】請求項4〜6に記載の発明は、マザーボー
ドにハイブリッドICが実装されている電子回路板ユニ
ットを改良するものである。
【0023】請求項4に記載の電子回路板ユニットで
は、ハイブリッドICはそのIC基板の1つの縁部の板
面に複数の端子パターンが該縁部の端面に直交する向き
で相互に平行に設けられ、また、このIC基板の該1つ
の縁部の特定の位置に誤接続防止用凹部が設けられてい
る。マザーボードには、ハイブリッドICを取付ける位
置に該ハイブリッドICの1つの縁部を縦向きに挿入す
る複数のスリットが、ハイブリッドICの誤接続防止用
凹部に対応する支持部分を除いて形成されている。
【0024】マザーボードの少なくとも一方の板面に
は、ハイブリッドICの各端子パターンに対応して複数
の端子パターンが設けられている。ハイブリッドIC
は、マザーボードの各スリットに対応する縁部の各分割
部分を挿入して縦向きに配置されている。ハイブリッド
ICの各端子パターンとマザーボードの各端子パターン
との対応するものは、相互に半田付け接続されている。
【0025】このような電子回路板ユニットは、ハイブ
リッドICの端子が端子パターンとして形成されてい
て、リード端子を使用していないので、専門メーカーに
製作を依頼しないで自社で製作することが可能になり、
コストの低減を図ることができる。また、このハイブリ
ッドICはその縁部の特定の位置に誤接続防止用凹部が
設けられ、マザーボードにはこのハイブリッドICの取
付位置に、誤接続防止用凹部に対応する支持部分を除い
て該ハイブリッドICの1つの縁部を縦向きに挿入する
複数のスリットが設けられているので、その位置に挿入
すべきものであれば該ハイブリッドICの1つの縁部を
縦向きに挿入できるが、違うものであれば誤接続防止用
凹部の位置の違いにより該ハイブリッドICの1つの縁
部を縦向きに挿入することができず、このためハイブリ
ッドICの誤接続を確実に防止することができる。更
に、マザーボードには、ハイブリッドICの1つの縁部
において誤接続防止用凹部で分割された各分割部分を挿
入するための複数のスリットが設けられ、これらスリッ
トの間に支持部分が設けられていて、この支持部分で誤
接続防止用凹部の底部を支えるので、ハイブリッドIC
の挿入時にこのハイブリッドICがマザーボードを通り
抜けて落下することがなく、所要の挿入位置で停止させ
ることができ、挿入深さの位置決めを容易に行なうこと
ができる。
【0026】請求項5に記載の電子回路板ユニットは、
請求項4に記載のIC基板の1つの縁部の両方の板面
に、それぞれ複数の端子パターンが該縁部の端面に直交
する向きで相互に平行に設けられ、マザーボードの少な
くとも一方の板面にはハイブリッドICの両面の各端子
パターンに対応して複数の端子パターンがそれぞれ設け
られ、ハイブリッドICの各端子パターンとマザーボー
ドの各端子パターンとの対応するものが相互に半田付け
接続されていることを特徴とする。
【0027】このような電子回路板ユニットでは、ハイ
ブリッドICのIC基板の1つの縁部の両方の板面にそ
れぞれ複数の端子パターンが設けられているので、縦向
きに接続されるハイブリッドICでも端子数を必要に応
じて増加させることができてマザーボードの各端子パタ
ーンに容易に半田付け接続することができる。
【0028】請求項6に記載の電子回路板ユニットは、
請求項4に記載のIC基板の1つの縁部の両方の板面
に、それぞれ複数の端子パターンが該縁部の端面に直交
する向きで相互に平行に設けられ、両方の板面の対応す
る端子パターンは該縁部を貫通するスルーホールで相互
に電気的に接続され、マザーボードの少なくとも一方の
板面にはハイブリッドICの両面の各端子パターンに対
応して複数の端子パターンがそれぞれ設けられ、ハイブ
リッドICの各端子パターンとマザーボードの各端子パ
ターンとの対応するものが相互に半田付け接続されてい
ることを特徴とする。
【0029】このような電子回路板ユニットによれば、
ハイブリッドICのIC基板の1つの縁部の両方の板面
の端子パターンが該縁部を貫通するスルーホールで相互
に電気的に接続されているので、実質的に1つの端子が
2箇所でマザーボードに半田付け接続されることになっ
て、端子の電気的接続の安全性を高めることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1(A)(B)〜図4は本発明
に係るハイブリッドIC及び電子回路板ユニットにおけ
る実施の形態の第1例を示したもので、図1(A)
(B)は本例のハイブリッドICの正面図及び背面図、
図2(A)(B)は図1(A)(B)に示すハイブリッ
ドICが接続される本例の電子回路板ユニットで用いる
マザーボードの平面図及び裏面図、図3は本例の電子回
路板ユニットにおける実施の形態の第1例を示した要部
斜視図、図4は図3のM部のZ方向矢視図である。
【0031】本例のハイブリッドIC7は、図1(A)
(B)に示すように、IC基板5の正面と背面に所要の
回路パターン9が印刷され、これら回路パターン9に複
数の電子部品10が半田付け接続されている。このIC
基板5の1つの縁部5Eの両方の板面には、回路パター
ン9に接続されて複数の端子パターン11が該縁部5E
の端面に直交する向きで相互に平行にそれぞれ設けられ
ている。また、このIC基板5の該1つの縁部5Eの特
定の位置には、誤接続防止用凹部12が設けられてい
る。この誤接続防止用凹部12は、IC基板5の縁部5
Eの長さが同じであれば、ハイブリッドIC7が異なる
毎に該縁部5Eの長手方向に位置を違えて設けられてい
る。このため誤接続防止用凹部12で区分された縁部5
Eの2つの分割部分5Ea,5Ebの長さは、縁部5E
の長さが同じであれば、ハイブリッドIC7が異なる毎
に異なるようになっている。
【0032】このようなハイブリッドIC7は、端子が
端子パターン11として形成されていて、リード端子を
使用していないので、専門メーカーに製作を依頼しない
で自社で製作することが可能になり、コストの低減を図
ることができる。また、このハイブリッドIC7は、縦
向きにして挿入する方の縁部5Eの特定の位置に誤接続
防止用凹部12が設けられているので、誤接続も確実に
防止することができる。
【0033】さらに、このハイブリッドIC7によれ
ば、IC基板5の1つの縁部5Eの両方の板面に端子パ
ターン11がそれぞれ設けられているので、縦向きに接
続されるタイプであっても、端子数を必要に応じて容易
に増加させることができる。
【0034】本例の電子回路板ユニットで用いるマザー
ボード8は、図2(A)(B)に示すように、前述した
ハイブリッドIC7を取付ける位置には、該ハイブリッ
ドIC7の1つの縁部5Eの2つ(複数)の分割部分5
Ea,5Ebを縦向きに挿入する2つ(複数)のスリッ
ト13a,13bがハイブリッドIC7の誤接続防止用
凹部12に対応する支持部分14を除いて形成されてい
る。スリット13a,13bの長さと幅は、対応する分
割部分5Ea,5Ebを挿入できる長さと幅で形成され
ている。マザーボード5の表と裏の板面には、各スリッ
ト13a,13bに直交する向きでハイブリッドIC7
の各端子パターン11に対応して複数の端子パターン1
5が設けられている。これらマザーボード5の表と裏の
板面の端子パターン15は上下が対応して設けられ、こ
れら端子パターン15の位置でマザーボード8を貫通す
るスルーホール16内の導体で相互に電気的に接続され
ている。
【0035】本例の電子回路板ユニットでは、図3及び
図4に示すように、ハイブリッドIC7がマザーボード
8の各スリット13a,13bに対応する縁部5Eの各
分割部分5Ea,5Ebを挿入して縦向きに配置されて
いる。この場合、ハイブリッドIC7の誤接続防止用凹
部12の底部は、マザーボード8の支持部分14の上に
載ってマザーボード8で支持されている。ハイブリッド
IC7の各端子パターン11とマザーボード8の各端子
パターン15との対応するものは、相互に半田17付け
接続されている。
【0036】このような電子回路板ユニットは、ハイブ
リッドIC7の端子が端子パターン11として形成され
ていて、リード端子を使用していないので、専門メーカ
ーに製作を依頼しないで自社で製作することが可能にな
り、コストの低減を図ることができる。また、このハイ
ブリッドIC7のIC基板5の1つの縁部5Eの両方の
板面にそれぞれ複数の端子パターン11が設けられてい
るので、縦向きに接続されるハイブリッドIC7でも端
子数を必要に応じて増加させることができてマザーボー
ド8の各端子パターン15に容易に半田付け接続するこ
とができる。また、このハイブリッドIC7はその縁部
5Eの特定の位置に誤接続防止用凹部12が設けられ、
マザーボード8にはこのハイブリッドIC7の取付位置
に、誤接続防止用凹部12に対応する支持部分を除いて
該ハイブリッドIC7の1つの縁部5Eを縦向きに挿入
する複数のスリット13a,13bが設けられているの
で、その位置に挿入すべきものであれば該ハイブリッド
IC7の1つの縁部5Eを縦向きに挿入できるが、違う
ものであれば誤接続防止用凹部12の位置の違いにより
該ハイブリッドIC7の1つの縁部5Eを縦向きに挿入
することができず、このためハイブリッドIC7の誤接
続を確実に防止することができる。更に、マザーボード
8には、ハイブリッドIC7の1つの縁部5Eにおいて
誤接続防止用凹部12で分割された各分割部分5Ea,
5Ebを挿入するための複数のスリット13a,13b
が設けられ、これらスリット13a,13bの間に支持
部分14が設けられていて、この支持部分14で誤接続
防止用凹部12の底部を支えるので、ハイブリッドIC
7の挿入時にこのハイブリッドIC7がマザーボード8
を通り抜けて落下することがなく、所要の挿入位置で停
止させることができ、挿入深さの位置決めを容易に行な
うことができる。
【0037】図5及び図6は、図9に示す第1〜第4の
ハイブリッドIC7A´〜7D´と図10に示す電子回
路板ユニットに本発明を適用した本発明に係る実施の形
態の第2例を示したもので、図5は本例の第1〜第4の
ハイブリッドIC7A〜7Dの正面図、図6は本例の電
子回路板ユニットの斜視図である。
【0038】本例の第1〜第4のハイブリッドIC7A
〜7Dは、各IC基板5a〜5dの表面と裏面に図1
(A)(B)に示したと同様に回路パターンが印刷さ
れ、これら回路パターンに電子部品が接続され、これら
回路パターンに接続されて複数の端子パターンが各IC
基板5a〜5dの1つの縁部5Ea〜5Edの端面に直
交する向きで相互に平行にそれぞれ設けられ、これら縁
部5Ea〜5Edにはその長さ方向に位置を違えて誤接
続防止用凹部12a〜12dが設けられた構造になって
いる。
【0039】これら第1〜第4のハイブリッドIC7A
〜7Dを取付けるマザーボード8の取付け位置には、図
2(A)(B)で示したと同様に、それぞれ対形にスリ
ットが設けられ、これら対のスリットの間には第1〜第
4のハイブリッドIC7A〜7Dの誤接続防止用凹部1
2a〜12dに対応する支持部分が設けられ、マザーボ
ード8の表面と裏面の板面には各スリットに直交する向
きで第1〜第4のハイブリッドIC7A〜7Dの両面の
各端子パターンに対応して複数の端子パターンがそれぞ
れ設けられ、マザーボード8の表面と裏面の端子パター
ンは該マザーボード8を貫通するスルーホール内の導体
で相互に電気的に接続されている。
【0040】第1〜第4のハイブリッドIC7A〜7D
は、マザーボード8の対形の各スリットに対応する縁部
5Ea〜5Edの各分割部分を挿入して縦向きに配置さ
れている。この場合、第1〜第4のハイブリッドIC7
A〜7Dの誤接続防止用凹部12a〜12dの底部は、
マザーボード8の各支持部分の上に載ってマザーボード
8で支持されている。第1〜第4のハイブリッドIC7
A〜7Dの各端子パターンとマザーボード8の各端子パ
ターンとの対応するものは、相互に半田付け接続されて
いる。
【0041】このように構成すると、第1例と同様の効
果を得ることができる。
【0042】図7(A)(B)は本発明に係るハイブリ
ッドICにおける実施の形態の第3例を示したものであ
る。なお、図1(A)(B)に示す第1例と対応する部
分には、同一符号を付けて示している。
【0043】本例のハイブリッドIC7においては、回
路基板5の1つの縁部5Eの板面の表面と裏面に設けら
れている端子パターン11が表面と裏面とで位置がそれ
ぞれ一致して設けられていて、これら表面と裏面の端子
パターン11はその端子パターン11の位置でマザーボ
ード8を貫通するスルーホール18内の導体で相互に電
気的に接続されている。
【0044】このようなハイブリッドIC7によれば、
IC基板5の1つの縁部5Eの両方の板面の端子パター
ン11が該縁部5Eを貫通するスルーホールで相互に電
気的に接続されているので、実質的に1つの端子が2箇
所でマザーボードに半田付け接続されることになって、
端子の電気的接続の安全性を高めることができる。
【0045】上記例のハイブリッドICのIC基板の表
面と裏面の両方にそれぞれ回路を設けたが、場合によっ
てはIC基板の一方の面にだけ回路を設けることもあ
る。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載のハイブリッドICは、
IC基板に端子が端子パターンとして形成されていて、
リード端子を使用していないので、専門メーカーに製作
を依頼しないで自社で製作することが可能になり、コス
トの低減を図ることができる。また、このハイブリッド
ICは、縦向きにして挿入する方の縁部の特定の位置に
誤接続防止用凹部が設けられているので、誤接続も確実
に防止することができる。
【0047】請求項2に記載のハイブリッドICは、I
C基板の1つの縁部の両方の板面に端子パターンがそれ
ぞれ設けられているので、縦向きに接続されるタイプで
あっても、端子数を必要に応じて容易に増加させること
ができる。
【0048】請求項3に記載のハイブリッドICは、I
C基板の1つの縁部の両方の板面の端子パターンが該縁
部を貫通するスルーホールで相互に電気的に接続されて
いるので、実質的に1つの端子が2箇所でマザーボード
に半田付け接続されることになって、端子の電気的接続
の安全性を高めることができる。
【0049】請求項4に記載の電子回路板ユニットで
は、ハイブリッドICの端子が端子パターンとして形成
されていて、リード端子を使用していないので、専門メ
ーカーに製作を依頼しないで自社で製作することが可能
になり、コストの低減を図ることができる。また、この
ハイブリッドICはその縁部の特定の位置に誤接続防止
用凹部が設けられ、マザーボードにはこのハイブリッド
ICの取付位置に、誤接続防止用凹部に対応する支持部
分を除いて該ハイブリッドICの1つの縁部を縦向きに
挿入する複数のスリットが設けられているので、その位
置に挿入すべきものであれば該ハイブリッドICの1つ
の縁部を縦向きに挿入できるが、違うものであれば誤接
続防止用凹部の位置の違いにより該ハイブリッドICの
1つの縁部を縦向きに挿入することができず、このため
ハイブリッドICの誤接続を確実に防止することができ
る。更に、マザーボードには、ハイブリッドICの1つ
の縁部において誤接続防止用凹部で分割された各分割部
分を挿入するための複数のスリットが設けられ、これら
スリットの間に支持部分が設けられていて、この支持部
分で誤接続防止用凹部の底部を支えるので、ハイブリッ
ドICの挿入時にこのハイブリッドICがマザーボード
を通り抜けて落下することがなく、所要の挿入位置で停
止させることができ、挿入深さの位置決めを容易に行な
うことができる。
【0050】請求項5に記載の電子回路板ユニットは、
ハイブリッドICのIC基板の1つの縁部の両方の板面
にそれぞれ複数の端子パターンが設けられているので、
縦向きに接続されるハイブリッドICでも端子数を必要
に応じて増加させることができてマザーボードの各端子
パターンに容易に半田付け接続することができる。
【0051】請求項6に記載の電子回路板ユニットは、
ハイブリッドICのIC基板の1つの縁部の両方の板面
の端子パターンが該縁部を貫通するスルーホールで相互
に電気的に接続されているので、実質的に1つの端子が
2箇所でマザーボードに半田付け接続されることになっ
て、端子の電気的接続の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)は本発明に係るハイブリッドIC
及び電子回路板ユニットにおける実施の形態の第1例の
正面図及び背面図である。
【図2】(A)(B)は図1(A)(B)に示すハイブ
リッドICが接続される本例の電子回路板ユニットで用
いるマザーボードの平面図及び裏面図である。
【図3】本例の電子回路板ユニットにおける実施の形態
の第1例を示した要部斜視図である。
【図4】図3のM部のZ方向矢視図である。
【図5】本発明に係る実施の形態の第2例のハイブリッ
ドICの正面図である。
【図6】本発明に係る実施の形態の第2例の電子回路板
ユニットの斜視図である。
【図7】(A)(B)は本発明に係るハイブリッドIC
における実施の形態の第3例の正面図及び背面図であ
る。
【図8】従来の電子回路板ユニットの一例の斜視図であ
る。
【図9】従来のハイブリッドICの一例の正面図であ
る。
【図10】従来の電子回路板ユニットの他の例の斜視図
である。
【符号の説明】
1 回路基板 2A〜2D 第1〜第4の回路 3 CPU(中央処理部) 4 ダイレクトカプラ 5,5a〜5d IC基板 5E,5Ea〜5Ed 縁部 5Ea,5Eb 分割部分 6a〜6d リード端子 7A´〜7D´,7A〜7D 第1〜第4のハイブリッ
ドIC 8 マザーボード 9 回路パターン 10 電子部品 11 端子パターン 12 誤接続防止用凹部 13a,13b スリット 14 支持部分 15 端子パターン 16 スルーホール 17 半田 18 スルーホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 賢和 静岡県沼津市大岡3744番地 国産電機株式 会社内 (72)発明者 上村 清 静岡県沼津市大岡3744番地 国産電機株式 会社内 Fターム(参考) 5E317 AA04 AA22 CC15 5E338 AA02 BB65 CC01 CD13 DD01 EE22 EE43 EE44 5E344 AA09 AA26 BB02 BB06 CC05 CC07 CC25 DD02 EE21 EE24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IC基板の1つの縁部の板面に複数の端
    子パターンが該縁部の端面に直交する向きで相互に平行
    に設けられ、またこのIC基板の該1つの縁部の特定の
    位置に誤接続防止用凹部が設けられていることを特徴と
    するハイブリッドIC。
  2. 【請求項2】 前記IC基板の1つの縁部の両方の板面
    に、それぞれ複数の端子パターンが該縁部の端面に直交
    する向きで相互に平行に設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のハイブリッドIC。
  3. 【請求項3】 前記IC基板の1つの縁部の両方の板面
    に、それぞれ複数の端子パターンが該縁部の端面に直交
    する向きで相互に平行に且つ両方の板面で相互に位置を
    一致させて設けられ、前記両方の板面の対応する前記端
    子パターンは該縁部を貫通するスルーホールで相互に電
    気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載
    のハイブリッドIC。
  4. 【請求項4】 マザーボードにハイブリッドICが実装
    されている電子回路板ユニットにおいて、 前記ハイブリッドICはそのIC基板の1つの縁部の板
    面に複数の端子パターンが該縁部の端面に直交する向き
    で相互に平行に設けられ、また、このIC基板の該1つ
    の縁部の特定の位置に誤接続防止用凹部が設けられてお
    り、 前記マザーボードには前記ハイブリッドICを取付ける
    位置に該ハイブリッドICの1つの縁部を縦向きに挿入
    する複数のスリットが前記ハイブリッドICの前記誤接
    続防止用凹部に対応する支持部分を除いて形成され、前
    記マザーボードの少なくとも一方の板面には前記ハイブ
    リッドICの前記各端子パターンに対応して複数の端子
    パターンが設けられ、 前記ハイブリッドICは前記マザーボードの前記各スリ
    ットに対応する前記縁部の各分割部分を挿入して縦向き
    に配置され、前記ハイブリッドICの前記各端子パター
    ンと前記マザーボードの前記各端子パターンとの対応す
    るものが相互に半田付け接続されていることを特徴とす
    る電子回路板ユニット。
  5. 【請求項5】 前記IC基板の1つの縁部の両方の板面
    に、それぞれ複数の端子パターンが該縁部の端面に直交
    する向きで相互に平行に設けられ、前記マザーボードの
    少なくとも一方の板面には前記ハイブリッドICの両面
    の前記各端子パターンに対応して複数の端子パターンが
    それぞれ設けられ、前記ハイブリッドICの前記各端子
    パターンと前記マザーボードの前記各端子パターンとの
    対応するものが相互に半田付け接続されていることを特
    徴とする請求項4に記載の電子回路板ユニット。
  6. 【請求項6】 前記IC基板の1つの縁部の両方の板面
    に、それぞれ複数の端子パターンが該縁部の端面に直交
    する向きで相互に平行に設けられ、前記両方の板面の対
    応する前記端子パターンは該縁部を貫通するスルーホー
    ルで相互に電気的に接続され、前記マザーボードの少な
    くとも一方の板面には前記ハイブリッドICの両面の前
    記各端子パターンに対応して複数の端子パターンがそれ
    ぞれ設けられ、前記ハイブリッドICの前記各端子パタ
    ーンと前記マザーボードの前記各端子パターンとの対応
    するものが相互に半田付け接続されていることを特徴と
    する請求項4に記載の電子回路板ユニット。
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