JP2001332087A - センスアンプ回路 - Google Patents

センスアンプ回路

Info

Publication number
JP2001332087A
JP2001332087A JP2000148860A JP2000148860A JP2001332087A JP 2001332087 A JP2001332087 A JP 2001332087A JP 2000148860 A JP2000148860 A JP 2000148860A JP 2000148860 A JP2000148860 A JP 2000148860A JP 2001332087 A JP2001332087 A JP 2001332087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sense amplifier
line
transistor
nodes
potential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000148860A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Matano
達哉 俣野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000148860A priority Critical patent/JP2001332087A/ja
Priority to KR10-2001-0027230A priority patent/KR100427499B1/ko
Priority to US09/860,632 priority patent/US6469546B2/en
Publication of JP2001332087A publication Critical patent/JP2001332087A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/06Sense amplifiers; Associated circuits, e.g. timing or triggering circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/12Bit line control circuits, e.g. drivers, boosters, pull-up circuits, pull-down circuits, precharging circuits, equalising circuits, for bit lines
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
    • G11C11/4063Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
    • G11C11/409Read-write [R-W] circuits 
    • G11C11/4097Bit-line organisation, e.g. bit-line layout, folded bit lines
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/06Sense amplifiers; Associated circuits, e.g. timing or triggering circuits
    • G11C7/065Differential amplifiers of latching type
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2207/00Indexing scheme relating to arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C2207/005Transfer gates, i.e. gates coupling the sense amplifier output to data lines, I/O lines or global bit lines

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧が低下しても十分なセンスマージン
を有し、消費電流が小さく、トランジスタの閾値電圧の
ばらつきの影響も軽減することができるセンスアンプ回
路を提供する。 【解決手段】 デジット線BLT0、BLN0間に電流
差増幅回路10と電圧差増幅回路15とからなるセンス
アンプ回路及びデジット線BLT0、BLN0をプリチ
ャージするプリチャージ回路14が設けられている。デ
ジット線BLT0に1個のトランジスタ8と1個のキャ
パシタ9とからなるメモリセルが接続されている。電圧
差増幅回路15はnチャンネルフリップフロップ12及
びpチャンネルフリップフロップ13からなり、節点A
0、B0が設けられている。節点A0、B0はセンスア
ンプ接続回路11を介してデジット線BLT0、BLN
0に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相補のデータ線を
有する回路に組み込まれるセンスアンプ回路に関し、特
に、記憶保持動作が必要なダイナミックランダムアクセ
スメモリ(以下、DRAMという)等に組み込まれ、電
源電圧が低くても動作し、消費電流が小さくデータの増
幅速度が速いセンスアンプ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、半導体メモリ装置の携帯機器への
適用の広がりは、半導体メモリ装置の低電圧化を促して
いる。特に、半導体メモリ装置のなかでも、記憶保持動
作が必要なDRAMにおいては、動作電源電圧が2.5
V以下のものがある。このような低電圧化が進むDRA
Mにおいては、センスアンプ回路の動作マージンが大き
な問題になっている。センスアンプ回路のメモリセルか
らの初期信号電圧ΔVsigは下記数式1で表される。
【0003】
【数1】 ΔVsig=(1/2Vcc)/(1+Cb/Cs) (Vcc:動作電源電圧、Cb:ビット線容量、Cs:
メモリセル容量)
【0004】上記数式1に示すように、動作電源電圧V
ccの低下により、初期信号電圧ΔVsigが小さくな
り、センスアンプの動作マージンが少なくなる。これに
対して、初期信号電圧ΔVsigをセンスアンプ回路内
で大きくしてから、センス増幅する方法が提案されてい
る(Heller,L.G.,任ross-Coupled Charge-Transfer Sen
se Amplifier,祢SSCC Digest of Technical Papers,pp2
0-21,Feb.,1979(従来例1))。
【0005】図13(a)は従来例1のセンスアンプ回
路を示す回路図、(b)は(a)のブロック図、図14
は従来例1のセンスアンプ回路の動作を示すタイミング
チャートである。
【0006】従来例1のセンスアンプ回路は、nチャン
ネルMOSトランジスタからなり、トランジスタT5、
6からなるプリアンプ及びトランジスタT3、4からな
るnチャンネルフリップフロップで構成されている。ト
ランジスタT3とトランジスタT5とのソースが接続さ
れ、ゲートがセンスアンプ内節点D2に接続されてい
る。また、トランジスタT4とトランジスタT6とのソ
ースが接続され、ゲートがセンスアンプ内節点D1に接
続されている。トランジスタT3及びT4のドレインに
センスアンプ駆動線V5が接続されている。
【0007】トランジスタT5及び6のゲートに夫々キ
ャパシタC1を介してセンスアンプ内電位プルアップ信
号線V2が接続されている。節点D2はトランジスタT
4及びトランジスタT6の間に設けられ、この間にトラ
ンジスタT2のソースが接続されている。トランジスタ
T2はドレインに端子102が設けられており、この端
子102にはセンスアンプ駆動電位(以下、VIとい
う)が印加される。同様に、節点D1はトランジスタT
3及びトランジスタT5の間に設けられ、この間にトラ
ンジスタT1のソースが接続されている。トランジスタ
T1はドレインに端子102が設けられており、この端
子102にはVIが印加される。
【0008】トランジスタT6のドレインにデジット線
D6が接続されている。このデジット線D6はトランジ
スタT8及びT10のソースに接続されている。トラン
ジスタT8のドレインは端子103に接続されている。
この端子103にはデジット線ハイ電位(以下、VHと
いう)が印加される。トランジスタT8のゲートにはデ
ジット線プルアップ信号線V3が接続され、トランジス
タT10のゲートにはデジット線プルダウン信号線V4
が接続されている。
【0009】また、デジット線D6には1個のトランジ
スタ100と1個のキャパシタ101とからなるメモリ
セルが接続され、このメモリセルにはワード線WLが接
続されている。このセンスアンプ回路はDRAMに組み
込まれており、左右対称な回路構成である。トランジス
タT5のドレインにデジット線D5が接続され、このデ
ジット線D5に接続されるトランジスタT7及びT9及
びメモリセルの構成はデジット線D6に接続されている
ものと同じ構成なのでその説明は省略する。
【0010】この従来例1をブロック図にすれば、図1
3(b)に示すように、相補のビット線BLT0、BL
N0に対して並列にnチャンネルフリップフロップ11
0、プリチャージ回路111及びデジット線D5、D6
をVHの電位にプリチャージするデジット線VHプリチ
ャージ回路112が接続されている。そして、このプリ
チャージ回路111及びデジット線VHプリチャージ回
路112の間のビット線BLT0にトランジスタT5が
設けられ、BLN0にトランジスタT6が設けられてお
り、トランジスタT5のゲートは相補のビット線BLN
0に接続され、トランジスタT6のゲートはビット線B
LT0に接続されている。
【0011】次に、従来例1の動作について説明する。
図14に示すように、動作開始時、デジット線D5、6
はトランジスタT1、2及びT5、6を介してGNDか
らVI−Vth(トランジスタ閾値電位)へプリチャー
ジされる。ワード線WLの電位がハイレベルになると、
節点D1、D2には電荷転送により、大きい電位差が発
生する。なお、VI−Vthは約VH/2である。即
ち、デジット線D5、D6の方が節点D1、D2よりも
容量が大きい。
【0012】そして、ワード線WLが立ち上がり、デジ
ット線D6側がロウであった場合、トランジスタT6の
閾値電位VthよりもトランジスタT6のゲート・ソー
ス電位VGSの方が大きくなり、トランジスタT6が導
通し、節点D2からデジット線D6へ電荷が移動する。
このとき、節点D2側では、デジット線D6と節点D2
との容量差によりワード線WLの立ち上がり時に、デジ
ット線D6側に生じた電位差よりも大きな電位差が生じ
る。
【0013】そして、センスアンププルアップ信号線V
2の電位がハイになると、キャパシタC1により節点D
1、D2の電位差は少なくともトランジスタT5及びT
6(nチャンネルトランジスタ)のVth以上の大きさ
になる。その後、デジット線D5、D6はトランジスタ
T7、T8によりVHにプリチャージされ、センスアン
プ駆動線V5の電位をロウレベルにしてトランジスタT
3及びT4を導通させ、nチャンネルフリップフロップ
を動作させることにより、節点D1、D2及びデジット
線D5、D6の電位をハイレベル又はロウレベルに増幅
する。そして、動作終了時には、ワード線WLの電位を
ロウレベル、センスアンプ駆動線V5の電位をハイレベ
ルにしてnチャンネルフリップフロップを非導通にし、
デジット線プルダウン信号線V4の電位をハイレベルに
してデジット線D5、D6の電位をGNDに引き落と
す。
【0014】また、他の初期電圧信号をセンス増幅する
方法として、例えば、Tsukude,M.,et al.尿 1/2V to
3.3V Wide-Voltage-Range DRAM with 0.8V Array Oper
ation,祢SSCC Digest of Technical Papers,pp66-67,Fe
b.,1997(従来例2)が提案されている。図15(a)
は従来例2のセンスアンプ回路を示す回路図、(b)は
(a)のブロック図、図16は従来例2のセンスアンプ
回路の動作を示すタイミングチャートである。
【0015】従来例2のセンスアンプ回路は、CMOS
構成であり、2つのPチャンネルフリップフロップ12
4、1つのnチャンネルフリップフロップ125、セン
スアンプ(以下、SAともいう)部プリチャージトラン
ジスタT13、T14及びデジット線-SA分離トラン
ジスタT11、T12を有している。
【0016】デジット線BLT0に1個のトランジスタ
127と1個のキャパシタ128とからなるメモリセル
が接続されている。このトランジスタ127のゲートに
はワード線WLが接続されている。デジット線BLT0
に対向して相補の関係にあるデジット線BLN0が設け
られている。このデジット線BLN0には、デジット線
BLT0と同様にメモリセル(図示せず)が設けられて
いる。また、デジット線BLT0が伸びる方向にデジッ
ト線BLT1が設けられている。このデジット線BLT
1に対向して相補の関係にあるデジット線BLN1が設
けられている。このデジット線BLT0、BLT0の間
にはデータ転送線IOT、IONが設けられている。こ
のデータ転送線IOTとデジット線BLT0とはトラン
ジスタ125を介して接続され、データ転送線IONと
デジット線BLN0とはトランジスタ126を介して接
続されている。トランジスタ125、126のゲートに
はカラム選択線YSWが接続されている。
【0017】また、デジット線BLT0にトランジスタ
T11が設けられ、デジット線BLN0にトランジスタ
T12が設けられている。このトランジスタT11、T
12のゲートにはデジット線接続信号線SG0が接続さ
れている。同様に、デジット線BLT1及びデジット線
BLN1にトランジスタT15及びT16が設けられて
おり、トランジスタT15、T16のゲートにはデジッ
ト線接続信号線SG1が接続されている。
【0018】デジット線BLT0とデジット線BLN0
にメモリセルに隣接してトランジスタ120及びトラン
ジスタ121のソースが接続され、また、トランジスタ
122のソース及びドレインが接続されている。トラン
ジスタ120、121、122のゲートはデジット線プ
リチャージ信号線BREQ0が接続されている。トラン
ジスタ120、121のソースにプリチャージ線131
が接続されている。
【0019】更に、デジット線BLT0とデジット線B
LN0との間には、pチャンネルフリップフロップ12
3が設けられ、デジット線BLT0、BLN0に接続さ
れている。このフリップフロップ123は電源電圧線1
34に接続されている。トランジスタT13、T14の
ドレインが接続されている。トランジスタT13、T1
4のソースに内部電源電圧線132が接続されている。
また、トランジスタT13、T14のゲートはセンスア
ンププリチャージ線133が接続されている。nチャン
ネルフリップフロップ124が設けられている。このフ
リップフロップ124に接地電位線GNDが接続されて
おり、また、節点E0、E1が設けられている。
【0020】デジット線BLT1とデジット線BLN1
との間には、デジット線BLT0とデジット線BLN0
との間に設けられているように、フリップフロップ12
3が設けられ、更にトランジスタ120、121、12
2が設けられており、トランジスタ120、121、1
22のゲートはデジット線プリチャージ信号線BREQ
1が接続されている。
【0021】従来例2を簡略化すると、図15(b)に
示すように、デジット線BLT0とデジット線BLN0
との間に、nチャンネルフリップチップ124、プリチ
ャージ回路130及びpチャンネルフリップフロップ1
23が並列に接続されている。デジット線接続信号線S
Gに、GNDからVSGの電位の信号を印加することに
より、デジット線BLT0、BLN0が増幅される。
【0022】次に、従来例2の動作について説明する。
図16に示すように、センス回路が動作を開始する前、
デジット線BLT0、BLN0、BLT1、BLN1は
デジット線プリチャージ信号線BREQ0、BREQ1
の電位がVccになり、トランジスタ120、121が
導通し、1/2Vccの電位にプリチャージされる。ま
た、センスアンププリチャージ線133の電位がVBO
OTになり、SA部はVcc(1+縺jの電位にプリチ
ャージされる。そして、動作開始時に、プリチャージ線
133の電位がロウレベルになり、SA部プリチャージ
トランジスタT13、T14が非導通になり、ワード線
WLの電位がハイレベルになり、セルデータがデジット
線BLT0、BLN0に出力される。そして、SG0の
電位をVSG電位に設定することにより、節点E0、E
1からデジット線BLT0、BLN0に電荷転送され、
節点E0、E1に大きな電位差が発生する。その後、n
チャンネルフリップフロップ124及びpチャンネルフ
リップフロップ123が動作し、節点E0、E1及びデ
ジット線BLT0、BLN0の電位差を増幅する。そし
て、センスアンプ回路の動作終了時には、ワード線WL
の電位がロウレベル、SG0の電位がGNDレベル、プ
リチャージ線133の電位がハイレベルになり、各部が
プリチャージされる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1は、上述の如く、デジット線D5、D6をトランジス
タT5、6を介してVI-Vth付近にプリチャージさ
せてから(センスアンプ内VIプリチャージ)、デジッ
ト線信号量を発生させている。このため、トランジスタ
T5、6はどちらかが導通又は非導通に近い状態でデー
タ増幅を開始する。このように、従来例1では、1/2
Vccプリチャージ方式を使用していないので、動作時
に、デジット線D5、D6をGNDからVHレベルまで
引き上げるので消費電流が大きくなる。また、デジット
線D5、D6のプリチャージ動作又は電荷転送によりプ
リ増幅するプリアンプ動作が長いこと及びデータハイ側
を充電してからデータロウ側をセンス増幅すること等に
より、データ読み出しが遅くなるという問題点がある。
【0024】一方、従来例2は、1/2Vccの電位に
プリチャージされたデジット線BLT0、BLN0、B
LT1、BLN1からデジット線信号量を発生させる。
そして、トランジスタT11、T12のゲート電位を適
切に設定されたVSG電位に引き上げることにより、ト
ランジスタT11、12はどちらかが導通又は非導通に
近い状態でデータ増幅を開始する。即ち、従来例2は1
/2Vccプリチャージ方式を使用しており、消費電流
は従来例1に比べて小さくなる。しかし、センスアンプ
を駆動するための内部電源電位VSG、Vcc(1+縺
jを増やさなければならない。更にnチャンネルトラン
ジスタの両隣にpチャンネルトランジスタを配置するた
め、nウェル分離分の面積が増える。また、内部電源電
位VSGレベルの精密な制御を必要とするため、トラン
ジスタにおけるVSG−Vthのばらつきの影響を受け
やすくデジット線信号量が減少してしまう虞があるとい
う問題点がある。
【0025】また、上述の従来例1及び2はいずれもト
ランジスタを閾値電圧付近で動作させることにより、電
荷転送によるデータ増幅を行う必要がある。
【0026】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、電源電圧が低下しても十分なセンスマージ
ンを有し、消費電流が小さく、トランジスタの閾値電圧
のばらつきの影響も軽減することができるセンスアンプ
回路を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本願請求項1の発明に係
るセンスアンプ回路は、半導体メモリ装置の相補データ
線の信号差を増幅するセンスアンプ回路において、前記
相補データ線に流れる電流の差を電圧差に変換し、この
電圧差を論理レベルに増幅し、前記相補データ線へ前記
論理レベルを書き戻すことを特徴とする。
【0028】本願請求項1に係る発明においては、相補
データ線に流れる電流の差を電圧差に変換し、この電圧
差を論理レベルに増幅した後、相補データ線にハイ又は
ロウレベルの電位を書き戻しているので、半導体メモリ
装置の動作電圧が低下しデータ線のデータ信号量が小さ
くなっても、十分なデータ信号量を得ることができる。
【0029】本願請求項2の発明に係るセンスアンプ回
路は、半導体メモリ装置の相補データ線の信号差を増幅
するセンスアンプ回路において、前記相補データ線の電
位差による前記相補データ線へ流れる電流の差を利用し
て相補データ線の電位差を増幅する電流差増幅回路と、
前記電流差増幅回路に接続され、増幅された電位差が出
力される1対の節点と、前記節点に接続され前記節点の
電位差を論理レベルに増幅する電圧差増幅回路と、前記
節点に接続され前記電流差増幅回路から前記相補データ
線に電流を流すプリチャージ回路と、前記節点と前記相
補データ線とに接続され前記節点と前記相補データ線と
を導通又は非導通させるセンスアンプ接続回路とを有す
ることを特徴とする。
【0030】本願請求項2に係る発明においては、プリ
チャージ回路により、信号差(電位差)が付いた相補デ
ータ線へ電流を流し、相補データ線における電流差を利
用して電流差増幅回路により、節点から相補データ線へ
電荷転送を行い、相補データ線の電位差を増幅し、この
節点に大きなデータ信号量を発生させる。そして、この
電位差を電圧差増幅回路により更に論理レベルに増幅し
た後、センスアンプ接続回路により節点と相補データ線
とを導通させ、相補データ線にハイ又はロウの電位を印
加してデータを書き込む。このため、半導体メモリ装置
の電源電圧が低下し、相補データ線の信号差が小さくな
っても節点に十分なデータ信号量を発生させることがで
き、相補データ線の電位差を高速に増幅することができ
る。
【0031】前記センスアンプ回路において、例えば、
前記電流差増幅回路は、前記相補データ線の一方にソー
スが接続され前記節点の一方にドレインが接続され前記
節点の他方にゲートが接続された第1トランジスタと、
前記相補データ線の他方にソースが接続され前記節点の
他方にドレインが接続され前記節点の一方にゲートが接
続された第2トランジスタとを有し、前記プリチャージ
回路は、前記節点の一方にドレインが接続され前記節点
のプリチャージ電源線にソースが接続されプリチャージ
活性化信号が入力される活性化信号線にゲートが接続さ
れた第3トランジスタと、前記節点の他方にドレインが
接続され前記節点のプリチャージ電源線にソースが接続
されプリチャージ活性化信号が入力される活性化信号線
にゲートが接続された第4トランジスタと、前記各節点
にソース又はドレインが接続されプリチャージ活性化信
号が入力される活性化信号線にゲートが接続された第5
トランジスタとを有し、前記電圧差増幅回路は、前記節
点の一方にドレインが接続されセンスアンプロウ側駆動
線にソースが接続され前記節点の他方にゲートが接続さ
れた第6トランジスタと、前記節点の他方にドレインが
接続され前記センスアンプロウ側駆動線にソースが接続
され前記節点の一方にゲートが接続された第7トランジ
スタとを有するセンスアンプロウ側増幅回路と、前記節
点の一方にドレインが接続されセンスアンプハイ側駆動
線にソースが接続され前記節点の他方にゲートが接続さ
れた第8トランジスタと、前記節点の他方にドレインが
接続され前記センスアンプハイ側駆動線にソースが接続
され前記節点の一方にゲートが接続された第9トランジ
スタとを有するセンスアンプハイ側増幅回路とを有し、
前記センスアンプ接続回路は前記相補データ線と前記節
点とを接続又は非接続させる第10トランジスタ及び第
11トランジスタを有するものである。
【0032】また、前記センスアンプ回路において、例
えば、前記電流差増幅回路は、前記相補データ線の一方
にソースが接続され前記節点の一方にドレインが接続さ
れ前記節点の他方にゲートが接続された第1トランジス
タと、前記相補データ線の他方にソースが接続され前記
節点の他方にドレインが接続され前記節点の一方にゲー
トが接続された第2トランジスタとを有し、前記プリチ
ャージ回路は、前記節点の一方にドレインが接続され前
記節点のプリチャージ電源線にソースが接続されプリチ
ャージ活性化信号が入力される活性化信号線にゲートが
接続された第3トランジスタと、前記節点の他方にドレ
インが接続され前記節点のプリチャージ電源線にソース
が接続されプリチャージ活性化信号が入力される活性化
信号線にゲートが接続された第4トランジスタと、前記
各節点にソース又はドレインが接続されプリチャージ活
性化信号が入力される活性化信号線にゲートが接続され
た第5トランジスタとを有し、前記電圧差増幅回路は、
前記節点の一方にドレインが接続され、センスアンプロ
ウ側駆動線にソースが接続され前記節点の他方にゲート
が接続された第12トランジスタと、前記節点の他方に
ドレインが接続され前記センスアンプロウ側駆動線にソ
ースが接続され前記節点の一方にゲートが接続された第
13トランジスタとを有するセンスアンプロウ側増幅回
路と、一端がリストア駆動信号線に接続された第1及び
第2カップリング容量と、前記節点の一方にドレインが
接続され前記第1カップリング容量の他端にソースが接
続されゲートに電源電圧線が接続された第14トランジ
スタと、前記節点の他方にドレインが接続され前記第2
カップリング容量の他端にソースが接続されゲートに前
記電源電圧線が接続された第15トランジスタと、セン
スアンプハイ側駆動線にドレインが接続され前記相補デ
ータ線の一方にソースが接続され前記第1カップリング
容量の他端にゲートが接続された第16トランジスタ
と、前記センスアンプハイ側駆動線にドレインが接続さ
れ前記相補データ線の他方にソースが接続され前記第2
カップリング容量の他端にゲートが接続された第17ト
ランジスタとを有するリストア回路とを有し、前記セン
スアンプ接続回路は前記相補データ線と前記節点とを接
続又は非接続させる第10トランジスタ及び第11トラ
ンジスタを有するものである。
【0033】前記センスアンプ接続回路は、例えば、前
記電圧差増幅回路により、前記節点の電位差を論理レベ
ルに増幅した後、前記相補データ線と前記節点とを導通
させるものである。
【0034】また、前記センスアンプ接続回路は、前記
電圧差増幅回路により、前記節点の電位を論理レベルに
増幅した後、前記相補データ線のうち、電位が低い側の
相補データ線の電位をロウレベルにして電位が高い側の
相補データ線の電位を更に増幅させて前記節点と導通さ
せることができる。
【0035】更に、前記センスアンプ接続回路は、前記
電圧差増幅回路により、前記節点の電位を論理レベルに
増幅した後、一方の前記節点と一方の前記相補データ線
とを導通させ、その後、他方の前記節点と他方の前記相
補データ線とを導通させることが好ましい。
【0036】更にまた、前記半導体メモリ装置の電源電
圧の半分の電位に前記相補データ線を昇圧させる昇圧回
路を有することが好ましい。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係るセン
スアンプ回路について添付の図面を参照して詳細に説明
する。図1は本発明の第1の実施例に係るセンスアンプ
回路が組み込まれた半導体メモリ装置を示す回路図、図
2は第1の実施例のセンスアンプを示すブロック図、図
3は本実施例の半導体メモリ装置の動作を示すタイミン
グチャートである。
【0038】本実施例においては、デジット線BLT0
に1個のトランジスタ8と1個のキャパシタ9とからな
るメモリセルが接続されている。このトランジスタ8は
ゲートにワード線WLが接続されている。デジット線B
LT0に対向して相補関係にある相補のデジット線BL
N0が設けられている。このデジット線BLN0には、
デジット線BLT0と同様にメモリセル(図示せず)が
設けられている。また、デジット線BLT0が伸びる方
向にデジット線BLT1が設けられている。このデジッ
ト線BLT1に対向して相補の関係にある相補のデジッ
ト線BLN1が設けられている。このデジット線BLT
0、BLT0の間にはデータ転送線IOT、IONが設
けられている。このデータ転送線IOTとデジット線B
LT0とはトランジスタ6を介して接続され、データ転
送線IONとデジット線BLN0とはトランジスタ7を
介して接続されている。トランジスタ6、7のゲートに
はカラム選択線YSWが接続されている。
【0039】また、デジット線BLT0にトランジスタ
4が接続され、デジット線BLN0にトランジスタ5が
接続されている。このトランジスタ4、5のゲートには
デジット線接続信号線TGLが接続されている。同様
に、デジット線BLT1及びデジット線BLN1にトラ
ンジスタ4及び5が設けられており、トランジスタ4、
5のゲートにはデジット線接続信号線TGRが接続され
ている。
【0040】デジット線BLT0とデジット線BLN0
との間には、メモリセルに隣接してトランジスタ1及び
トランジスタ2の各ソースがデジット線BLT0、BL
N0に接続され、これに隣接してトランジスタ3がデジ
ット線BLT0、BLN0に接続されている。トランジ
スタ1、2、3のゲートはデジット線プリチャージ信号
線PDLLが接続されている。トランジスタ1、2は電
位が1/2Vccであるプリチャージ線20が接続され
ている。
【0041】更に、デジット線BLT0とデジット線B
LN0との間には、電流差増幅回路10と電圧差増幅回
路15とからなるセンスアンプ回路が設けられており、
これには電位を増幅するセンスアンプ内相補節点A0、
B0が設けられている。電流差増幅回路10はトランジ
スタN1、N2からなる。この電流差増幅回路10にお
いては、トランジスタN1はデジット線BLT0にソー
ス側が接続され、ドレインがセンスアンプ内相補節点A
0に接続されセンスアンプ内相補節点B0にゲートが接
続されており、同様にトランジスタN2はデジット線B
LN0にソースが接続され、ドレインがセンスアンプ内
相補節点B0に接続されセンスアンプ内相補節点A0に
ゲートが接続されている。
【0042】この電流差増幅回路10に隣接してトラン
ジスタN3、N4からなるnチャンネルフリップフロッ
プ12(センスアンプロウ側増幅回路)が設けられてい
る。フリップフロップ12においては、トランジスタN
3は節点A0にドレインが接続され、センスアンプロウ
側駆動線SANにソースが接続され、節点B0にゲート
が接続されており、同様にトランジスタN4は節点B0
にドレインが接続され、センスアンプロウ側駆動線SA
Nにソースが接続され、節点A0にゲートが接続されて
いる。即ち、nチャンネルフリップフロップ12は電流
差増幅回路10に接続されている。また、このフリップ
フロップ12は節点A0、B0に夫々センスアンプ接続
回路11を介してデジット線BLT0、BLN0に接続
されている。このセンスアンプ接続回路11はトランジ
スタN5、N6からなる。そして、トランジスタN5、
N6の各ゲートにはセンスアンプ信号線TGMが接続さ
れている。このセンスアンプ信号線TGMの電位がハイ
になると、センスアンプ接続回路11により節点A0、
B0はデジット線BLT0、BLN0に導通される。
【0043】フリップフロップ12に隣接してプリチャ
ージ回路14が設けられている。このプリチャージ回路
14は3個のトランジスタP3、P4、P5からなり、
トランジスタP4はドレインが節点A0に接続され、ソ
ースが電源電圧線21に接続され、ゲートがセンスアン
プ内プリチャージ信号線PSAに接続されており、トラ
ンジスタP5はドレインが節点B0に接続され、ソース
が電源電圧線21に接続され、ゲートがセンスアンプ内
プリチャージ信号線PSAに接続されている。また、ト
ランジスタP3は節点A0、B0の夫々にソース又はド
レインが接続され、ゲートがセンスアンプ内プリチャー
ジ信号線PSAに接続されている。
【0044】このプリチャージ回路14に隣接してpチ
ャンネルフリップフロップ13(センスアンプハイ側増
幅回路)が設けられている。このフリップフロップ13
はトランジスタP1、P2からなり、トランジスタP1
はドレインが節点A0に接続され、ソースがセンスアン
プハイ側駆動線SAPに接続され、ゲートが節点B0に
接続されており、同様にトランジスタP1はドレインが
節点B0に接続され、ソースがセンスアンプハイ側駆動
線SAPに接続され、ゲートが節点A0に接続されてい
る。これらのnチャンネルフリップフロップ12及びp
チャンネルフリップフロップ13から電圧差増幅回路1
5が構成される。
【0045】本実施例を簡略化すると、図2に示すよう
に、デジット線BLT0とデジット線BLN0との間
に、電流差増幅回路10と電圧差増幅回路15とからな
るセンスアンプ回路30が設けられている。
【0046】次に、本実施例の動作について説明する。
動作開始時、デジット線プリチャージ信号線PDLLの
電位をロウレベル(GNDレベル)にし、デジット線プ
リチャージを停止する。センスアンプハイ側駆動線SA
P及びセンスアンプロウ側駆動線SANの電位をVcc
レベルにし、デジット線接続信号線TGRも電位をロウ
レベル(GNDレベル)にし、デジット線接続信号線T
GLの電位を昇圧電位(以下、VBOOTという)レベ
ルにする。センスアンプ信号線TGMの電位をロウレベ
ル(GNDレベル)にしてトランジスタN5、6を非導
通にし、センスアンプ内プリチャージ信号線PSAの電
位をロウレベル(GNDレベル)にしてトランジスタP
3、4、5を導通させることにより、トランジスタN
1、2を介してデジット線BLT0、BLN0へ電流が
等しく流れる。
【0047】次に、ワード線WLの電位をハイレベル
(VBOOTレベル)にし、センスアンプ内プリチャー
ジ信号線PSAの電位をハイレベル(Vccレベル)に
し、プリチャージ回路14をオフにし、メモリセルから
デジット線BLT0、BLN0へデータ転送を行う。こ
のとき、デジット線BLT0、BLN0を流れる電流は
微小な値であり、ワード線WLの電位がハイレベルとな
り、プリチャージ信号線PSAの電位がロウレベルとな
りプリチャージ回路14がオンの状態の期間が多少重な
ってもメモリセルのデータをすぐに消してしまう電流値
ではない。
【0048】そして、メモリセルからのデータにより、
デジット線BLT0、BLN0間に電位差が生じ、節点
A0、B0からデジット線BLT0、BLN0へ流れる
電流に微小な差が生じる。電流差増幅回路10はこの微
小な電流差を利用して節点A0、B0に大きな電圧差を
発生させる。
【0049】例えば、デジット線BLN0がロウの場
合、節点A0からデジット線BLT0へ流れる電流より
も節点B0からデジット線BLN0へ流れる電流の方が
大きくなる。このため、節点B0の電位は引き抜かれた
電荷量に比例してどんどん小さくなる。この節点B0の
電位が小さくなることは、センスアンプ内節点A0、B
0の容量に対するデジット線の容量比が大きいほどこの
効果は顕著になる。そして、節点B0の電位が低くなる
と、B0の電位がゲート入力されているトランジスタN
1では電流量がどんどん低下し、節点A0の電位が殆ど
下がらなくなる。これは、デジット線BLT0がロウの
場合も同様に、節点A0の電位が低くなると、A0の電
位がゲート入力されているトランジスタN2では電流量
がどんどん低下し、節点B0の電位が殆ど下がらなくな
る。このようにして微小な電流差を電位差に変換する。
これにより、データ増幅信号を得ることができる。
【0050】このように、節点A0、B0間に大きな電
位差(データ増幅信号)が発生した後、センスアンプロ
ウ側駆動線SANの電位をGNDレベルにし、センスア
ンプハイ側駆動線SAPの電位をVccにすることによ
り、トランジスタN3、N4及びトランジスタP1、P
2が導通し、電圧差増幅回路15のnチャンネルフリッ
プフロップ12及びpチャンネルフリップフロップ13
が動作する。これにより、節点A0、B0の電位差が論
理レベルまで増幅される。ここで、電位差を論理レベル
に増幅するとは、各節点A0、B0の電位をハイ又はロ
ウと判別できるレベルに節点A0、B0の電位差を拡大
することをいう。この場合、ハイ側の節点A0の電位を
Vccにし、ロウ側の節点B0の電位をGNDにする。
【0051】その後、センスアンプ接続信号線TGMの
電位をハイレベル(VBOOTレベル)にし、トランジ
スタN5、N6を導通させ、センスアンプ接続回路11
により電圧差増幅回路15とデジット線BLT0、BL
N0とを接続し、ハイ側のデジット線BLT0の電位を
Vccにし、ロウ側のデジット線BLN0の電位をGN
Dにする。このように、センスが終了し、十分にデジッ
ト線BLT0、BLN0の電位がハイ又はロウレベルに
なった段階でデータはデジット線BLT0、BLN0に
書き戻されている。
【0052】動作終了時には、ワード線WLの電位をロ
ウレベル、センスアンプハイ側駆動線SAP及びセンス
アンプロウ側駆動線SANの電位を1/2Vcc並びに
センスアンプ接続信号線TGM、デジット線接続信号線
TGL及びTGRの電位をVccレベルにして、各部を
1/2Vccの電位にプリチャージする。
【0053】本実施例のセンスアンプにおいては、電流
差増幅回路10のトランジスタN1、N2にトランジス
タ閾値電圧Vthのばらつきがあり、デジット線BLT
0、BLN0に閾値電圧Vthのばらつきに応じた電位
差が生じても、トランジスタN1、N2から流れる電流
をほぼ同じにしてから、即ち、各トランジスタN1、N
2のVGS−Vthレベルをほぼ等しい電位レベルにし
てから、ワード線WLの電位をあげることができるの
で、閾値電圧Vthのばらつきの影響を軽減できる。
【0054】また、フリップフロップ12、13におい
て、トランジスタN3、N4及びトランジスタP1、P
2の閾値電圧Vthにばらつきが生じていても、節点A
0、B0にはプリアンプ動作により大きな電位差が生じ
ているので十分なセンスマージンが確保できる。更に、
トランジスタN1、N2から流れる電流値が揃えば、特
にデジット線BLT0、BLN0の電位レベルをVcc
−Vthレベル付近まで充電する必要がない。このた
め、電流差増幅回路10でのプリアンプ動作にかかる時
間を短くすることができる。
【0055】このように、本実施例においては、必ずし
もトランジスタを閾値電圧付近で動作させる必要はな
く、デジット線BLT0、BLN0に発生したデジット
信号量に対し、電流差増幅回路10から相補のデジット
線BLT0、BLN0に流れる微小電流差により電流差
増幅回路10内でデータ増幅が開始される。そして、電
流差増幅回路10内で得られたデータ増幅信号を電圧差
増幅回路15により、更に論理レベルに増幅して、デジ
ット線BLT0、BLN0にハイ又はロウのデータを書
き込むことができる。
【0056】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図4は本発明の第2の実施例に係るセンスアンプ
回路が組み込まれた半導体メモリ装置を示す回路図、図
5は本実施例の半導体メモリ装置の動作を示すタイミン
グチャートである。なお、図1乃至3に示す第1の実施
例と同一の構成物には同一の符号を付してその詳細な説
明は省略する。
【0057】本実施例は、第1の実施例をオープン形デ
ジット線に対して適用したものであり、第1の実施例と
比較して、デジット線BLT1、BLN1がなく、デジ
ット線接続信号線TGL、TGRがなく、それに伴いト
ランジスタ4、5がなく、更にデジット線BLT1、B
LN1間に設けられたトランジスタ1、2、3がない点
が異なり、それ以外の構成は第1の実施例と同様の構成
である。
【0058】次に、本実施例の動作について説明する。
節点A0、B0の電位差をセンス増幅するまでは第1の
実施例の動作と同じであるので、その説明は省略する。
本実施例においては、図5に示すように、その後、セン
スアンプ接続信号線TGMの電位をVccに引き上げ、
デジット線BLT0、BLN0のロウ側の電荷を引き抜
いてから、センスアンプ接続信号線TGMの電位をVB
OOTレベルにして、デジット線BLT0、BLN0の
ハイ側の増幅を行う。これにより、デジット線BLT
0、BLN0は電位差が拡大されハイ又はロウになる。
そして、動作終了時は、第1の実施例と同様にして終了
する。
【0059】本実施例においては、デジット線BLT
0、BLN0のロウ側の電位をGNDレベル付近に確定
した後、デジット線BLT0、BLN0のハイ側の電位
を充電する。即ち、デジット線BLT0、BLN0のど
ちらかの電位を確定させた後に、残りのデジット線BL
T0、BLN0のデータを増幅するので、センス開始時
のデジット線中間電位で発生するセンスアンプハイ側駆
動線SAPからセンスアンプロウ側駆動線SANへ抜け
る電流、つまりセンスアンプ回路内の貫通電流を減らす
ことができるので、消費電流を小さくすることができ
る。このため、センス動作時の消費電流を小さくしセン
スアンプ回路内のトランジスタの閾値電圧Vthのばら
つきによるデジット線BLT0、BLN0のデータ信号
量の損失を軽減することができる。
【0060】また、本実施例においては、デジット線B
LT0、BLN0のハイ側の電位を確定した後、デジッ
ト線BLT0、BLN0のロウ側の電位を確定させても
よい。
【0061】図6は本発明の第1の実施例のセンスアン
プ回路のプリチャージ回路の変形例を示す回路図であ
る。上述の第1の実施例においては、プリチャージ回路
14を構成するpチャンネルトランジスタP3、P4、
P5に変えてnチャンネルトランジスタN18、N1
9、N20からなるものとすることができる。この場
合、基本動作は第1の実施例と同じであるが、センスア
ンプ内プリチャージ信号線PSAの電位がハイレベル
(VBOOT)ではなく、ロウレベル(GND)の逆相
の電位で動く点が相違する。
【0062】図7は本発明の第1の実施例に係るセンス
アンプ回路のセンスアンプ接続回路の変形例を示す回路
図である。上述の第1の実施例においては、センスアン
プ接続回路11を構成するトランジスタをnチャンネル
トランジスタN5、N6からpチャンネルトランジスタ
P6、P7に変えることができる。本実施例の基本動作
は、第1の実施例と同様であるが、センスアンプ内接続
信号線TGMの電位がハイレベル(Vcc)ではなく、
ロウレベル(VNB)の電位の逆相の信号で動く点が異
なる。なお、このVNBとは、pチャンネルトランジス
タP6、P7をGNDレベルで導通させることができる
負電圧のことである。
【0063】また、図7に示すセンスアンプ接続回路1
1は第2の実施例に適用することもできる。この場合に
おいても、基本動作は、第2の実施例と同様であるが、
第2の実施例において、センスアンプ接続信号線TGM
の電位を一時、Vccレベルにするのに対し、センスア
ンプ接続信号線TGMの電位を一時、GNDレベルにし
てデジット線BLT0、BLN0のハイ側を十分にチャ
ージし、ハイ側の電位を確定してから、センスアンプ接
続信号線TGMの電位をVNBに引き落とす。このよう
に、本変形例ではセンスアンプ接続信号線TGMの電位
を一時、GNDレベルとすることができるので、センス
開始時の消費電流を小さくすることができる。
【0064】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図8は本発明の第3の実施例に係るセンスアンプ
回路が組み込まれた半導体メモリ装置を示す回路図、図
9は本実施例の半導体メモリ装置の動作を示すタイミン
グチャートである。なお、図1乃至3に示す第1の実施
例と同一の構成物には同一の符号を付してその詳細な説
明は省略する。
【0065】本実施例は、第1の実施例と比較してセン
スアンプ接続回路11の構成が異なり、それ以外の構成
は第1の実施例と同様である。本実施例のセンスアンプ
接続回路11はnチャンネルトランジスタN10、N1
1、N12、N13からなる。トランジスタN10、N
11のゲートにセンスアンプ接続信号線TGMLが接続
され、トランジスタN12、N13のゲートにセンスア
ンプ接続信号線TGMRが接続されている。
【0066】本実施例においては、基本動作は第1の実
施例1と同様である。但し、第1の実施例では電圧差増
幅回路15からデジット線BLT0、BLN0へのデー
タ書き込みは、センスアンプ接続信号線TGM及びデジ
ット線接続信号線TGL、TGRの電位をハイレベルに
し、トランジスタN5、N6及びトランジスタ4、5を
導通させてトランスファーゲートの2段を介して行われ
ている。しかし、本実施例ではトランスファーゲートと
して、デジット線接続信号線TGL、TGRの電位によ
り制御されるトランジスタ4、5の他にセンスアンプ接
続信号線TGMLの電位により制御されるセンスアンプ
接続回路11であるトランスファーゲートを設けること
により、電圧差増幅回路15からデジット線BLT0、
BLN0へのデータ書き込みを1段のみのトランスファ
ーゲートを介して行えるようにしている。これにより、
データの書き込みを更に速くすることができる。
【0067】次に、本実施例の動作について説明する。
節点A0、B0をセンス増幅するまでは第1の実施例の
動作と同じであるので、その説明は省略する。本実施例
においては、図9に示すように、その後、センスアンプ
接続信号線TGMLの電位をVBOOTレベルにして、
デジット線BLT0、BLN0のハイ側の増幅を行う。
これにより、デジット線BLT0、BLN0の電位がハ
イ又はロウの電位まで増幅される。また、動作終了時も
第1の実施例と同様である。また、プリチャージ回路1
4を上述の図6に示すプリチャージ回路14とすること
ができる。
【0068】次に、本発明の第4の実施例ついて説明す
る。図10は本発明の第4の実施例に係るセンスアンプ
回路が組み込まれた半導体メモリ装置を示す回路図、図
11は本実施例の半導体メモリ装置の動作を示すタイミ
ングチャートである。なお、図1乃至3に示す第1の実
施例と同一の構成物には同一の符号を付してその詳細な
説明は省略する。
【0069】本実施例は、第1の実施例と比較して、電
圧差増幅回路15を構成するpチャンネルフリップフロ
ップ13の変わりにnチャンネルトランジスタN14、
N15、N16、N17とキャパシタC11、C12と
からなり、節点C0、D0を有するリストア回路13a
が設けられ、また、プリチャージ回路14aがnチャン
ネルトランジスタN7、N8、N9により構成されてい
る点が異なり、それ以外の構成は第1の実施例と同様で
ある。
【0070】このリストア回路13aにおいては、キャ
パシタC11、C12(カップリング容量)の一端がプ
ルアップ駆動信号線RES(リストア駆動信号線)に接
続されている。トランジスタN16はキャパシタC11
の他端にゲートが接続され、ソースがデジット線BLT
0に接続され、ドレインがセンスアンプハイ側駆動線S
APに接続されている。同様にトランジスタN14はキ
ャパシタC12の他端にゲートが接続され、ソースがデ
ジット線BLN0に接続され、ドレインがセンスアンプ
ハイ側駆動線SAPに接続されている。また、キャパシ
タC11とトランジスタN16との間に節点C0が設け
られ、キャパシタC12とトランジスタN14との間に
節点D0が設けられている。
【0071】トランジスタN17はソースが節点C0に
接続され、ドレインが節点A0に接続され、ゲートが電
源電圧線22に接続されている。同様にトランジスタN
15はソースが節点D0に接続され、ドレインが節点B
0に接続され、ゲートが電源電圧線22に接続されてい
る。電源電圧線22にはVccが印加されている。
【0072】次に、本実施例の動作について説明する。
先ず、動作開始前、第1の実施例と同様に節点A0、B
0及びデジット線BLT0、BLN0の電位は1/2V
ccにプリチャージされている。動作開始時、デジット
線プリチャージ信号線PDLLの電位をロウレベル(G
NDレベル)にし、デジット線プリチャージを停止す
る。次に、センスアンプハイ側駆動線SAP及びセンス
アンプロウ側駆動線SANの電位をVccレベルにし、
デジット線接続信号線TGRも電位をロウレベル(GN
Dレベル)にし、デジット線接続信号線TGLの電位を
VBOOTレベルにする。センスアンプ信号線TGMの
電位をロウレベル(GNDレベル)としてトランジスタ
N5、6を非導通にし、センスアンプ内プリチャージ信
号線PSAの電位をハイレベル(VBOOTレベル)と
し、トランジスタN7、8、9を導通させることによ
り、トランジスタN1、2を介してデジット線BLT
0、BLN0へ電流が等しく流れる。
【0073】そして、ワード線WLの電位をハイレベル
(VBOOTレベル)にし、センスアンプ内プリチャー
ジ信号線PSAの電位をロウレベルにし、プリチャージ
回路14aをオフにしてメモリセルからデジット線BL
T0、BLN0へデータ転送を行う。そして、メモリセ
ルからのデータにより、デジット線デジット線BLT
0、BLN0間に電位差が生じ、節点A0、B0からデ
ジット線デジット線BLT0、BLN0へ流れる電流に
差が生じる。トランジスタN1、2からなる電流差増幅
回路10は、上述の如く、この電流差を利用して節点A
0、B0に大きな電圧差を発生させる。
【0074】このように節点A0、B0間に大きな電位
差が発生した後、センスアンプロウ側駆動線SANの電
位をロウレベルにし、電圧差増幅回路15のnチャンネ
ルフリップフロップ12を動作させて節点A0、B0の
電位差を増幅し、節点A0の電位をVcc、節点B0の
電位をGNDにする。そして、節点A0、B0の電位は
トランジスタN17、15を介して節点C0、D0にそ
れぞれ伝達される。
【0075】ここで、トランジスタN17、N15のゲ
ートに入力される電圧Vcc1は1/2Vcc+VT?
Vcc1?Vcc内の範囲の固定電圧でよい。なお、V
TはトランジスタN17、15の閾値電圧である。節点
A0の電位がVccよりも少し低めの電圧で節点B0が
GNDに増幅されている場合、節点C0の電位はVcc
1−VT位であり、節点D0の電位はGNDレベルとな
っている。そして、プルアップ駆動信号線RESの電位
をハイ(Vccレベル)にすると、キャパシタC11、
C12を介して節点C0、D0の電位が引き上げられ
る。すると、トランジスタN15が完全に導通され、節
点D0の電位はGNDレベルに固定されたままになる。
一方、トランジスタN17がほぼ非導通状態であるた
め、節点C0の電位は少なくともVcc+VT以上の電
位に達し、トランジスタN16を導通させる。これによ
り、デジット線BLT0がハイレベルにチャージが開始
される。この場合、センスアンプ接続信号線TGMの電
位をハイにしたときに、接点C0の電位がデジット線B
LT0へ抜けてしまわないように、センスアンプ接続信
号線TGMの電位をロウにしたまま、デジット線BLT
0をハイに十分チャージする。
【0076】その後、センスアンプ接続信号線TGMの
電位をハイ(VBOOTレベル)にして、各デジット線
BLT0、BLN0にデータを書き込み、各デジット線
BLT0、BLN0の増幅を行う。動作終了時には、ワ
ード線WLの電位をロウレベル、センスアンプハイ側駆
動線SAP及びセンスアンプロウ側駆動線SANの電位
を1/2Vcc並びにセンスアンプ接続信号線TGM、
デジット線接続信号線TGL及びTGRの電位をVcc
レベル、そして、プルアップ駆動信号線RESの電位を
GNDレベルとして各部を1/2Vccの電位にプリチ
ャージする。
【0077】本実施例のセンスアンプ回路は、電流差増
幅回路10等の基本動作は第1の実施例と同じである
が、電圧差増幅回路15を全てnチャンネルトランジス
タ及びキャパシタで構成し、動作させていることが大き
な特徴である。即ち、本実施例のセンスアンプ回路は、
pチャンネルトランジスタを使わないため、nウェルの
分離領域が必要なくなり、センスアンプ部の面積を縮小
することができる。
【0078】図12は本実施例の半導体メモリ装置の他
の動作を示すタイミングチャートである。本実施例にお
いては、上述の動作以外にも節点C0、D0の電位が確
定した後、第2の実施例と同様にして、センスアンプ接
続信号線TGMの電位をVccに引き上げ、デジット線
BLT0、BLN0のロウ側の電荷を引き抜きつつデジ
ット線BLT0、BLN0をハイに十分チャージしてか
ら、センスアンプ接続信号線TGMの電位をハイ(VB
OOTレベル)にし、各デジット線BLT0、BLN0
の電位を増幅してもよい。
【0079】なお、本発明は、フォールディッド(fo
lded)型デジット線構成に適用したが、オープン
(open)型デジット線構成にも容易に適用できる。
また、上述のいずれの実施例も半導体メモリ装置(DR
AM)のセンスアンプに適用しているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、一般の相補データ線を使用
したデータ増幅回路にも適用可能である。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように本願請求項1に係る
本発明によれば、相補データ線に流れる電流の差を電圧
差に変換し、この電圧差を論理レベルに増幅した後、相
補データ線にハイ又はロウレベルの電位を印加してデー
タを書き戻すことにより、半導体メモリ装置の動作電圧
が低下しデータ線のデータ信号量が小さくなっても、十
分なデータ信号量を得ることができる。
【0081】また、本願請求項2に係る発明によれば、
プリチャージ回路により、データの信号差を有する相補
データ線へ電流を流し、相補データ線に流れる電流の差
を利用して電流差増幅回路により、相補データ線の電位
差を増幅し節点に大きな電位差を発生させる。そして、
この電位差を電圧差増幅回路により更に論理レベルに増
幅した後、センスアンプ接続回路により節点と相補デー
タ線とを導通させ、相補データ線に電位を印加しハイ又
はロウのデータを書き込む。このため、半導体メモリ装
置の電源電圧が低下し、相補データ線の信号差が小さく
なっても節点に十分なデータ信号量を発生させることが
でき、相補データ線の電位差を高速に増幅することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るセンスアンプ回路
が組み込まれた半導体メモリ装置を示す回路図である。
【図2】第1の実施例のセンスアンプを示すブロック図
である。
【図3】本実施例の半導体メモリ装置の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例に係るセンスアンプ回路
が組み込まれた半導体メモリ装置を示す回路図である。
【図5】本実施例の半導体メモリ装置の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図6】本発明の第1の実施例のセンスアンプ回路のプ
リチャージ回路の変形例を示す回路図である。
【図7】本発明の第1の実施例に係るセンスアンプ回路
のセンスアンプ接続回路の変形例を示す回路図である。
【図8】本発明の第3の実施例に係るセンスアンプ回路
が組み込まれた半導体メモリ装置を示す回路図である。
【図9】本実施例の半導体メモリ装置の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図10】本発明の第4の実施例に係るセンスアンプ回
路が組み込まれた半導体メモリ装置を示す回路図であ
る。
【図11】本実施例の半導体メモリ装置の動作を示すタ
イミングチャートである。
【図12】本実施例の半導体メモリ装置の他の動作を示
すタイミングチャートである。
【図13】(a)は従来例1のセンスアンプ回路を示す
回路図、(b)は(a)のブロック図である。
【図14】従来例1のセンスアンプ回路の動作を示すタ
イミングチャートである。
【図15】(a)は従来例2のセンスアンプ回路を示す
回路図、(b)は(a)のブロック図である。
【図16】従来例2のセンスアンプ回路の動作を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6、7、8、100;トランジス
タ 10;電流差増幅回路 11;センスアンプ接続回路 12、124;nチャンネルフリップフロップ 13、123;pチャンネルフリップフロップ 13a;リストア回路 14、14a、130;プリチャージ回路 15;電圧差増幅回路 20;プリチャージ線 21、22;電源電圧線 111;プリチャージ回路 WL;ワード線 BLT0、BLT1、D5;デジット線 BLN0、BLN1、D6;相補のデジット線 YSW;カラム選択線 SAP;センスアンプハイ側駆動線 SAN;センスアンプロウ側駆動線 IOT、ION;データ転送線 PDLL、PDLR、BREQ0、BREQ1;デジッ
ト線プリチャージ信号線 TGL、TGR、SG0、SG1;デジット線接続信号
線 PSA;センスアンプ内プリチャージ信号線 TGM、TGML、TGMR;センスアンプ接続信号線 RES;プルアップ駆動信号線 V1;センスアンププリチャージ信号線 V2;センスアンプ内電位プルアップ信号線 V3;デジット線プルアップ信号線 V4;デジット線プルダウン信号線 V5;センスアンプ駆動線 A0、B0、C0、D0、D1、D2、E0、E1;節
点 N1、N2、N3、N4、N5、N6、N7;nチャン
ネルトランジスタ T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7;nチャン
ネルトランジスタ P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7;pチャン
ネルトランジスタ C11、C12、C1、9、101;キャパシタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月1日(2001.3.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】トランジスタT5及び6のゲートに夫々
キャパシタC1を介してセンスアンプ内電位プルアップ
信号線V2が接続されている。節点D2はトランジスタ
T4及びトランジスタT6の間に設けられ、この間にト
ランジスタT2のソースが接続されている。トランジス
タT2はドレインに端子102が設けられており、この
端子102にはセンスアンプ駆動電位(以下、VIとい
う)が印加される。同様に、節点D1はトランジスタT
3及びトランジスタT5の間に設けられ、この間にトラ
ンジスタT1のソースが接続されている。トランジスタ
T1はドレインに端子102が設けられており、この端
子102にはVIが印加される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、デジット線D6には1個のトランジ
スタ100と1個のキャパシタ101とからなるメモリ
セルが接続され、このメモリセルにはワード線WLが接
続されている。このセンスアンプ回路はDRAMに組み
込まれており、左右対称な回路構成である。トランジス
タT5のドレインにデジット線D5が接続され、このデ
ジット線D5に接続されるトランジスタT7及びT9
びにメモリセルの構成はデジット線D6に接続されてい
るものと同じ構成なのでその説明は省略する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】次に、従来例1の動作について説明する。
図14に示すように、動作開始時、デジット線D5、
6はトランジスタT1、2及びT5、6を介してG
NDからVI−Vth(トランジスタ閾値電位)へプリ
チャージされる。ワード線WLの電位がハイレベルにな
ると、節点D1、D2には電荷転送により、大きい電位
差が発生する。なお、VI−Vthは約VH/2であ
る。即ち、デジット線D5、D6の方が節点D1、D2
よりも容量が大きい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】デジット線BLT0に1個のトランジスタ
127と1個のキャパシタ128とからなるメモリセル
が接続されている。このトランジスタ127のゲートに
はワード線WLが接続されている。デジット線BLT0
に対向して相補の関係にあるデジット線BLN0が設け
られている。このデジット線BLN0には、デジット線
BLT0と同様にメモリセル(図示せず)が設けられて
いる。また、デジット線BLT0が伸びる方向にデジッ
ト線BLT1が設けられている。このデジット線BLT
1に対向して相補の関係にあるデジット線BLN1が設
けられている。このデジット線BLT0、BLTの間
にはデータ転送線IOT、IONが設けられている。こ
のデータ転送線IOTとデジット線BLT0とはトラン
ジスタ125を介して接続され、データ転送線IONと
デジット線BLN0とはトランジスタ126を介して接
続されている。トランジスタ125、126のゲートに
はカラム選択線YSWが接続されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】更に、デジット線BLT0とデジット線B
LN0との間には、pチャンネルフリップフロップ12
3が設けられ、デジット線BLT0、BLN0に接続さ
れている。このフリップフロップ123は電源電圧線1
34に接続されている。トランジスタT13、T14の
ドレインがデジット線BLT0、BLN0に接続されて
いる。トランジスタT13、T14のソースに内部電源
電圧線132が接続されている。また、トランジスタT
13、T14のゲートはセンスアンププリチャージ線1
33が接続されている。また、デジット線BLT0とデ
ジット線BLN0との間にnチャンネルフリップフロッ
プ124が設けられている。このフリップフロップ12
接地電位線GND接続されており、また、節点E
0、E1が設けられている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1は、上述の如く、デジット線D5、D6をトランジス
タT5、6を介してVI-Vth付近にプリチャージ
させてから(センスアンプ内VIプリチャージ)、デジ
ット線信号量を発生させている。このため、トランジス
タT5、6はどちらかが導通又は非導通に近い状態で
データ増幅を開始する。このように、従来例1では、1
/2Vccプリチャージ方式を使用していないので、動
作時に、デジット線D5、D6をGNDからVHレベル
まで引き上げるので消費電流が大きくなる。また、デジ
ット線D5、D6のプリチャージ動作又は電荷転送によ
りプリ増幅するプリアンプ動作が長いこと及びデータハ
イ側を充電してからデータロウ側をセンス増幅すること
等により、データ読み出しが遅くなるという問題点があ
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】本実施例においては、デジット線BLT0
に1個のトランジスタ8と1個のキャパシタ9とからな
るメモリセルが接続されている。このトランジスタ8は
ゲートにワード線WLが接続されている。デジット線B
LT0に対向して相補関係にある相補のデジット線BL
N0が設けられている。このデジット線BLN0には、
デジット線BLT0と同様にメモリセル(図示せず)が
設けられている。また、デジット線BLT0が伸びる方
向にデジット線BLT1が設けられている。このデジッ
ト線BLT1に対向して相補の関係にある相補のデジッ
ト線BLN1が設けられている。このデジット線BLT
0、BLTの間にはデータ転送線IOT、IONが設
けられている。このデータ転送線IOTとデジット線B
LT0とはトランジスタ6を介して接続され、データ転
送線IONとデジット線BLN0とはトランジスタ7を
介して接続されている。トランジスタ6、7のゲートに
はカラム選択線YSWが接続されている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】次に、本実施例の動作について説明する。
動作開始時、デジット線プリチャージ信号線PDLLの
電位をロウレベル(GNDレベル)にし、デジット線プ
リチャージを停止する。センスアンプハイ側駆動線SA
P及びセンスアンプロウ側駆動線SANの電位をVcc
レベルにし、デジット線接続信号線TGRも電位をロウ
レベル(GNDレベル)にし、デジット線接続信号線T
GLの電位を昇圧電位(以下、VBOOTという)レベ
ルにする。センスアンプ信号線TGMの電位をロウレベ
ル(GNDレベル)にしてトランジスタN5、6を非
導通にし、センスアンプ内プリチャージ信号線PSAの
電位をロウレベル(GNDレベル)にしてトランジスタ
P3、4、5を導通させることにより、トランジス
タN1、2を介してデジット線BLT0、BLN0へ
電流が等しく流れる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】また、フリップフロップ12、13におい
て、トランジスタN3、N4及びトランジスタP1、P
2の閾値電圧Vthにばらつきが生じていても、節点A
0、B0にはプリアンプ動作により大きな電位差が生じ
ているので十分なセンスマージン確保できる。更に、
トランジスタN1、N2から流れる電流値が揃えば、特
にデジット線BLT0、BLN0の電位レベルをVcc
−Vthレベル付近まで充電する必要がない。このた
め、電流差増幅回路10でのプリアンプ動作にかかる時
間を短くすることができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】本実施例においては、基本動作は第1の実
例と同様である。但し、第1の実施例では電圧差増幅
回路15からデジット線BLT0、BLN0へのデータ
書き込みは、センスアンプ接続信号線TGMR、TGM
及びデジット線接続信号線TGL、TGRの電位をハ
イレベルにし、トランジスタN5、N6及びトランジス
タ4、5を導通させてトランスファーゲートの2段を介
して行われている。しかし、本実施例ではトランスファ
ーゲートとして、デジット線接続信号線TGL、TGR
の電位により制御されるトランジスタ4、5の他にセン
スアンプ接続信号線TGMLの電位により制御されるセ
ンスアンプ接続回路11であるトランスファーゲートを
設けることにより、電圧差増幅回路15からデジット線
BLT0、BLN0へのデータ書き込みを1段のみのト
ランスファーゲートを介して行えるようにしている。こ
れにより、データの書き込みを更に速くすることができ
る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】次に、本実施例の動作について説明する。
先ず、動作開始前、第1の実施例と同様に節点A0、B
0及びデジット線BLT0、BLN0の電位は1/2V
ccにプリチャージされている。動作開始時、デジット
線プリチャージ信号線PDLLの電位をロウレベル(G
NDレベル)にし、デジット線プリチャージを停止す
る。次に、センスアンプハイ側駆動線SAP及びセンス
アンプロウ側駆動線SANの電位をVccレベルにし、
デジット線接続信号線TGRも電位をロウレベル(GN
Dレベル)にし、デジット線接続信号線TGLの電位を
VBOOTレベルにする。センスアンプ信号線TGMの
電位をロウレベル(GNDレベル)としてトランジスタ
N5、6を非導通にし、センスアンプ内プリチャージ
信号線PSAの電位をハイレベル(VBOOTレベル)
とし、トランジスタN7、8、9を導通させること
により、トランジスタN1、2を介してデジット線B
LT0、BLN0へ電流が等しく流れる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】このように節点A0、B0間に大きな電位
差が発生した後、センスアンプロウ側駆動線SANの電
位をロウレベルにし、電圧差増幅回路15のnチャンネ
ルフリップフロップ12を動作させて節点A0、B0の
電位差を増幅し、節点A0の電位をVcc、節点B0の
電位をGNDにする。そして、節点A0、B0の電位は
トランジスタN17、15を介して節点C0、D0に
それぞれ伝達される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】この場合、トランジスタN17、N15の
ゲートに入力される電圧Vcc1は1/2Vcc+VT
≦Vcc1≦Vcc内の範囲の固定電圧でよい。なお、
VTはトランジスタN17、15の閾値電圧である。
節点A0の電位がVccよりも少し低めの電圧で節点B
0がGNDに増幅されている場合、節点C0の電位はV
cc1−VT位であり、節点D0の電位はGNDレベル
となっている。そして、プルアップ駆動信号線RESの
電位をハイ(Vccレベル)にすると、キャパシタC1
1、C12を介して節点C0、D0の電位が引き上げら
れる。すると、トランジスタN15が完全に導通され、
節点D0の電位はGNDレベルに固定されたままにな
る。一方、トランジスタN17がほぼ非導通状態である
ため、節点C0の電位は少なくともVcc+VT以上の
電位に達し、トランジスタN16を導通させる。これに
より、デジット線BLT0がハイレベルにチャージが開
始される。この場合、センスアンプ接続信号線TGMの
電位をハイにしたときに、接点C0の電位がデジット線
BLT0へ抜けてしまわないように、センスアンプ接続
信号線TGMの電位をロウにしたまま、デジット線BL
T0をハイに十分チャージする。
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月22日(2001.5.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】従来例2のセンスアンプ回路は、CMOS
構成であり、2つのPチャンネルフリップフロップ12
、1つのnチャンネルフリップフロップ12、セン
スアンプ(以下、SAともいう)部プリチャージトラン
ジスタT13、T14及びデジット線-SA分離トラン
ジスタT11、T12を有している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】デジット線BLT0に1個のトランジスタ
127と1個のキャパシタ128とからなるメモリセル
が接続されている。このトランジスタ127のゲートに
はワード線WLが接続されている。デジット線BLT0
に対向して相補の関係にあるデジット線BLN0が設け
られている。このデジット線BLN0には、デジット線
BLT0と同様にメモリセル(図示せず)が設けられて
いる。また、デジット線BLT0が伸びる方向にデジッ
ト線BLT1が設けられている。このデジット線BLT
1に対向して相補の関係にあるデジット線BLN1が設
けられている。このデジット線BLT0、BLN0の間
にはデータ転送線IOT、IONが設けられている。こ
のデータ転送線IOTとデジット線BLT0とはトラン
ジスタ125を介して接続され、データ転送線IONと
デジット線BLN0とはトランジスタ126を介して接
続されている。トランジスタ125、126のゲートに
はカラム選択線YSWが接続されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】また、前記センスアンプ接続回路は、前記
電圧差増幅回路により、前記節点の電位を論理レベル
に増幅した後、前記相補データ線のうち、電位が低い側
の相補データ線の電位をロウレベルにして電位が高い側
の相補データ線の電位を更に増幅させて前記節点と導通
させることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】更に、前記センスアンプ接続回路は、前記
電圧差増幅回路により、前記節点の電位を論理レベル
に増幅した後、一方の前記節点と一方の前記相補データ
線とを導通させ、その後、他方の前記節点と他方の前記
相補データ線とを導通させることが好ましい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】本実施例においては、デジット線BLT0
に1個のトランジスタ8と1個のキャパシタ9とからな
るメモリセルが接続されている。このトランジスタ8は
ゲートにワード線WLが接続されている。デジット線B
LT0に対向して相補関係にある相補のデジット線BL
N0が設けられている。このデジット線BLN0には、
デジット線BLT0と同様にメモリセル(図示せず)が
設けられている。また、デジット線BLT0が伸びる方
向にデジット線BLT1が設けられている。このデジッ
ト線BLT1に対向して相補の関係にある相補のデジッ
ト線BLN1が設けられている。このデジット線BLT
0、BLN0の間にはデータ転送線IOT、IONが設
けられている。このデータ転送線IOTとデジット線B
LT0とはトランジスタ6を介して接続され、データ転
送線IONとデジット線BLN0とはトランジスタ7を
介して接続されている。トランジスタ6、7のゲートに
はカラム選択線YSWが接続されている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】モリセルに隣接してトランジスタ1及び
トランジスタ2の各ソースがデジット線BLT0、BL
N0に接続され、これに隣接してトランジスタ3がデジ
ット線BLT0、BLN0に接続されている。トランジ
スタ1、2、3のゲートはデジット線プリチャージ信号
線PDLLが接続されている。トランジスタ1、2は電
位が1/2Vccであるプリチャージ線20が接続され
ている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】この電流差増幅回路10に隣接してトラン
ジスタN3、N4からなるnチャンネルフリップフロッ
プ12(センスアンプロウ側増幅回路)が設けられてい
る。フリップフロップ12においては、トランジスタN
3は節点A0にドレインが接続され、センスアンプロウ
側駆動線SANにソースが接続され、節点B0にゲート
が接続されており、同様にトランジスタN4は節点B0
にドレインが接続され、センスアンプロウ側駆動線SA
Nにソースが接続され、節点A0にゲートが接続されて
いる。即ち、nチャンネルフリップフロップ12は電流
差増幅回路10に接続されている。また、このフリップ
フロップ12は節点A0、B0に夫々センスアンプ接続
回路11を介してデジット線BLT0、BLN0に接続
されている。このセンスアンプ接続回路11はトランジ
スタN5、N6からなる。そして、トランジスタN5、
N6の各ゲートにはセンスアンプ接続信号線TGMが接
続されている。このセンスアンプ接続信号線TGMの電
位がハイになると、センスアンプ接続回路11により節
点A0、B0はデジット線BLT0、BLN0に導通さ
れる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】このプリチャージ回路14に隣接してpチ
ャンネルフリップフロップ13(センスアンプハイ側増
幅回路)が設けられている。このフリップフロップ13
はトランジスタP1、P2からなり、トランジスタP1
はドレインが節点A0に接続され、ソースがセンスアン
プハイ側駆動線SAPに接続され、ゲートが節点B0に
接続されており、同様にトランジスタPはドレインが
節点B0に接続され、ソースがセンスアンプハイ側駆動
線SAPに接続され、ゲートが節点A0に接続されてい
る。これらのnチャンネルフリップフロップ12及びp
チャンネルフリップフロップ13から電圧差増幅回路1
5が構成される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】次に、本実施例の動作について説明する。
動作開始時、デジット線プリチャージ信号線PDLLの
電位をロウレベル(GNDレベル)にし、デジット線プ
リチャージを停止する。センスアンプハイ側駆動線SA
P及びセンスアンプロウ側駆動線SANの電位をVcc
レベルにし、デジット線接続信号線TGRも電位をロウ
レベル(GNDレベル)にし、デジット線接続信号線T
GLの電位を昇圧電位(以下、VBOOTという)レベ
ルにする。センスアンプ接続信号線TGMの電位をロウ
レベル(GNDレベル)にしてトランジスタN5、N6
を非導通にし、センスアンプ内プリチャージ信号線PS
Aの電位をロウレベル(GNDレベル)にしてトランジ
スタP3、P4、P5を導通させることにより、トラン
ジスタN1、N2を介してデジット線BLT0、BLN
0へ電流が等しく流れる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】次に、本実施例の動作について説明する。
先ず、動作開始前、第1の実施例と同様に節点A0、B
0及びデジット線BLT0、BLN0の電位は1/2V
ccにプリチャージされている。動作開始時、デジット
線プリチャージ信号線PDLLの電位をロウレベル(G
NDレベル)にし、デジット線プリチャージを停止す
る。次に、センスアンプハイ側駆動線SAP及びセンス
アンプロウ側駆動線SANの電位をVccレベルにし、
デジット線接続信号線TGRも電位をロウレベル(GN
Dレベル)にし、デジット線接続信号線TGLの電位を
VBOOTレベルにする。センスアンプ接続信号線TG
Mの電位をロウレベル(GNDレベル)としてトランジ
スタN5、N6を非導通にし、センスアンプ内プリチャ
ージ信号線PSAの電位をハイレベル(VBOOTレベ
ル)とし、トランジスタN7、N8、N9を導通させる
ことにより、トランジスタN1、N2を介してデジット
線BLT0、BLN0へ電流が等しく流れる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】そして、ワード線WLの電位をハイレベル
(VBOOTレベル)にし、センスアンプ内プリチャー
ジ信号線PSAの電位をロウレベルにし、プリチャージ
回路14aをオフにしてメモリセルからデジット線BL
T0、BLN0へデータ転送を行う。そして、メモリセ
ルからのデータにより、デジット線BLT0、BLN0
間に電位差が生じ、節点A0、B0からデジット線BL
T0、BLN0へ流れる電流に差が生じる。トランジス
タN1、2からなる電流差増幅回路10は、上述の如
く、この電流差を利用して節点A0、B0に大きな電圧
差を発生させる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体メモリ装置の相補データ線の信号
    差を増幅するセンスアンプ回路において、前記相補デー
    タ線に流れる電流の差を電圧差に変換し、この電圧差を
    論理レベルに増幅し、前記相補データ線へ前記論理レベ
    ルを書き戻すことを特徴とするセンスアンプ回路。
  2. 【請求項2】 半導体メモリ装置の相補データ線の信号
    差を増幅するセンスアンプ回路において、前記相補デー
    タ線の電位差による前記相補データ線へ流れる電流の差
    を利用して相補データ線の電位差を増幅する電流差増幅
    回路と、前記電流差増幅回路に接続され、増幅された電
    位差が出力される1対の節点と、前記節点に接続され前
    記節点の電位差を論理レベルに増幅する電圧差増幅回路
    と、前記節点に接続され前記電流差増幅回路から前記相
    補データ線に電流を流すプリチャージ回路と、前記節点
    と前記相補データ線とに接続され前記節点と前記相補デ
    ータ線とを導通又は非導通させるセンスアンプ接続回路
    とを有することを特徴とするセンスアンプ回路。
  3. 【請求項3】 前記電流差増幅回路は、前記相補データ
    線の一方にソースが接続され前記節点の一方にドレイン
    が接続され前記節点の他方にゲートが接続された第1ト
    ランジスタと、前記相補データ線の他方にソースが接続
    され前記節点の他方にドレインが接続され前記節点の一
    方にゲートが接続された第2トランジスタとを有し、前
    記プリチャージ回路は、前記節点の一方にドレインが接
    続され前記節点のプリチャージ電源線にソースが接続さ
    れプリチャージ活性化信号が入力される活性化信号線に
    ゲートが接続された第3トランジスタと、前記節点の他
    方にドレインが接続され前記節点のプリチャージ電源線
    にソースが接続されプリチャージ活性化信号が入力され
    る活性化信号線にゲートが接続された第4トランジスタ
    と、前記各節点にソース又はドレインが接続されプリチ
    ャージ活性化信号が入力される活性化信号線にゲートが
    接続された第5トランジスタとを有し、前記電圧差増幅
    回路は、前記節点の一方にドレインが接続されセンスア
    ンプロウ側駆動線にソースが接続され前記節点の他方に
    ゲートが接続された第6トランジスタと、前記節点の他
    方にドレインが接続され前記センスアンプロウ側駆動線
    にソースが接続され前記節点の一方にゲートが接続され
    た第7トランジスタとを有するセンスアンプロウ側増幅
    回路と、前記節点の一方にドレインが接続されセンスア
    ンプハイ側駆動線にソースが接続され前記節点の他方に
    ゲートが接続された第8トランジスタと、前記節点の他
    方にドレインが接続され前記センスアンプハイ側駆動線
    にソースが接続され前記節点の一方にゲートが接続され
    た第9トランジスタとを有するセンスアンプハイ側増幅
    回路とを有し、前記センスアンプ接続回路は前記相補デ
    ータ線と前記節点とを接続又は非接続させる第10トラ
    ンジスタ及び第11トランジスタを有することを特徴と
    する請求項2に記載のセンスアンプ回路。
  4. 【請求項4】 前記電流差増幅回路は、前記相補データ
    線の一方にソースが接続され前記節点の一方にドレイン
    が接続され前記節点の他方にゲートが接続された第1ト
    ランジスタと、前記相補データ線の他方にソースが接続
    され前記節点の他方にドレインが接続され前記節点の一
    方にゲートが接続された第2トランジスタとを有し、前
    記プリチャージ回路は、前記節点の一方にドレインが接
    続され前記節点のプリチャージ電源線にソースが接続さ
    れプリチャージ活性化信号が入力される活性化信号線に
    ゲートが接続された第3トランジスタと、前記節点の他
    方にドレインが接続され前記節点のプリチャージ電源線
    にソースが接続されプリチャージ活性化信号が入力され
    る活性化信号線にゲートが接続された第4トランジスタ
    と、前記各節点にソース又はドレインが接続されプリチ
    ャージ活性化信号が入力される活性化信号線にゲートが
    接続された第5トランジスタとを有し、前記電圧差増幅
    回路は、前記節点の一方にドレインが接続され、センス
    アンプロウ側駆動線にソースが接続され前記節点の他方
    にゲートが接続された第12トランジスタと、前記節点
    の他方にドレインが接続され前記センスアンプロウ側駆
    動線にソースが接続され前記節点の一方にゲートが接続
    された第13トランジスタとを有するセンスアンプロウ
    側増幅回路と、一端がリストア駆動信号線に接続された
    第1及び第2カップリング容量と、前記節点の一方にド
    レインが接続され前記第1カップリング容量の他端にソ
    ースが接続されゲートに電源電圧線が接続された第14
    トランジスタと、前記節点の他方にドレインが接続され
    前記第2カップリング容量の他端にソースが接続されゲ
    ートに前記電源電圧線が接続された第15トランジスタ
    と、センスアンプハイ側駆動線にドレインが接続され前
    記相補データ線の一方にソースが接続され前記第1カッ
    プリング容量の他端にゲートが接続された第16トラン
    ジスタと、前記センスアンプハイ側駆動線にドレインが
    接続され前記相補データ線の他方にソースが接続され前
    記第2カップリング容量の他端にゲートが接続された第
    17トランジスタとを有するリストア回路とを有し、前
    記センスアンプ接続回路は前記相補データ線と前記節点
    とを接続又は非接続させる第10トランジスタ及び第1
    1トランジスタを有することを特徴とする請求項2に記
    載のセンスアンプ回路。
  5. 【請求項5】 前記センスアンプ接続回路は、前記電圧
    差増幅回路により、前記節点の電位差を論理レベルに増
    幅した後、前記相補データ線と前記節点とを導通させる
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載
    のセンスアンプ回路。
  6. 【請求項6】 前記センスアンプ接続回路は、前記電圧
    差増幅回路により、前記節点の電位を論理レベルに増幅
    した後、前記相補データ線のうち、電位が低い側の相補
    データ線の電位をロウレベルにして電位が高い側の相補
    データ線の電位を更に増幅させて前記節点と導通させる
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載
    のセンスアンプ回路。
  7. 【請求項7】 前記センスアンプ接続回路は、前記電圧
    差増幅回路により、前記節点の電位を論理レベルに増幅
    した後、一方の前記節点と一方の前記相補データ線とを
    導通させ、その後、他方の前記節点と他方の前記相補デ
    ータ線とを導通させることを特徴とする請求項2乃至4
    のいずれか1項に記載のセンスアンプ回路。
  8. 【請求項8】 前記半導体メモリ装置の電源電圧の半分
    の電位に前記相補データ線を昇圧させる昇圧回路を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記
    載のセンスアンプ回路。
JP2000148860A 2000-05-19 2000-05-19 センスアンプ回路 Pending JP2001332087A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000148860A JP2001332087A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 センスアンプ回路
KR10-2001-0027230A KR100427499B1 (ko) 2000-05-19 2001-05-18 감지 증폭기 회로
US09/860,632 US6469546B2 (en) 2000-05-19 2001-05-21 Sense amplifier circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000148860A JP2001332087A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 センスアンプ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001332087A true JP2001332087A (ja) 2001-11-30

Family

ID=18654817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000148860A Pending JP2001332087A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 センスアンプ回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6469546B2 (ja)
JP (1) JP2001332087A (ja)
KR (1) KR100427499B1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000149567A (ja) * 1998-11-09 2000-05-30 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置
JP2008171476A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Hitachi Ltd 半導体記憶装置、及びそのセンスアンプ回路
US7567451B2 (en) 2006-12-04 2009-07-28 Seiko Epson Corporation Ferroelectric memory device and electronic equipment
US7842976B2 (en) 2007-10-30 2010-11-30 Elpida Memory, Inc. Semiconductor device having MOS transistors which are serially connected via contacts and conduction layer
US7864610B2 (en) 2007-10-29 2011-01-04 Elpida Memory, Inc. Sense amplifier controlling circuit and controlling method
JP2011065688A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Elpida Memory Inc 半導体装置、半導体記憶装置、及び半導体装置を含む情報処理システム
JP2011076698A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Samsung Electronics Co Ltd プリセンシング及び分離回路を含む半導体メモリ装置

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100410988B1 (ko) * 2001-11-15 2003-12-18 삼성전자주식회사 반도체 메모리 장치 및 이 장치의 비트 라인 센싱 방법
US7023243B2 (en) * 2002-05-08 2006-04-04 University Of Southern California Current source evaluation sense-amplifier
DE10250398B4 (de) * 2002-10-29 2016-11-10 Continental Automotive Gmbh Schaltungsanordnung zur Erfassung des Zustandes mindestens eines elektrischen Schalters
DE10254499B4 (de) * 2002-11-22 2005-12-22 Ovd Kinegram Ag Schichtanordnung mit einer einen linsenartigen Effekt erzeugenden beugungsoptisch wirksamen Struktur
KR100558571B1 (ko) * 2004-03-03 2006-03-13 삼성전자주식회사 반도체 메모리 장치의 전류 센스앰프 회로
US7330388B1 (en) * 2005-09-23 2008-02-12 Cypress Semiconductor Corporation Sense amplifier circuit and method of operation
JP2007133987A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Toshiba Corp 半導体記憶装置および半導体記憶装置の駆動方法
US7532516B2 (en) * 2007-04-05 2009-05-12 Sandisk Corporation Non-volatile storage with current sensing of negative threshold voltages
US7606076B2 (en) * 2007-04-05 2009-10-20 Sandisk Corporation Sensing in non-volatile storage using pulldown to regulated source voltage to remove system noise
KR20120063395A (ko) 2010-12-07 2012-06-15 에스케이하이닉스 주식회사 비휘발성 메모리 장치
US9438234B2 (en) * 2014-11-21 2016-09-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Logic circuit and semiconductor device including logic circuit
JP6625942B2 (ja) * 2016-07-29 2019-12-25 株式会社東芝 半導体記憶装置
US11586778B2 (en) * 2017-12-07 2023-02-21 Bar-Ilan University Secured memory
CN112863570A (zh) * 2019-11-27 2021-05-28 长鑫存储技术有限公司 读写转换电路及其驱动方法、存储器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100264075B1 (ko) * 1997-06-20 2000-08-16 김영환 전하 증폭 비트 라인 센스 앰프
US5982690A (en) * 1998-04-15 1999-11-09 Cirrus Logic, Inc. Static low-power differential sense amplifier circuits, systems and methods
KR100295159B1 (ko) * 1998-07-28 2001-07-12 윤덕용 메모리용저전력감지증폭기
KR100353471B1 (ko) * 1998-12-23 2002-11-18 주식회사 하이닉스반도체 데이터 센스 앰프

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000149567A (ja) * 1998-11-09 2000-05-30 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置
US7567451B2 (en) 2006-12-04 2009-07-28 Seiko Epson Corporation Ferroelectric memory device and electronic equipment
JP2008171476A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Hitachi Ltd 半導体記憶装置、及びそのセンスアンプ回路
US7864610B2 (en) 2007-10-29 2011-01-04 Elpida Memory, Inc. Sense amplifier controlling circuit and controlling method
US7842976B2 (en) 2007-10-30 2010-11-30 Elpida Memory, Inc. Semiconductor device having MOS transistors which are serially connected via contacts and conduction layer
JP2011065688A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Elpida Memory Inc 半導体装置、半導体記憶装置、及び半導体装置を含む情報処理システム
JP2011076698A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Samsung Electronics Co Ltd プリセンシング及び分離回路を含む半導体メモリ装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20010105275A (ko) 2001-11-28
US20020000838A1 (en) 2002-01-03
KR100427499B1 (ko) 2004-04-27
US6469546B2 (en) 2002-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001332087A (ja) センスアンプ回路
JP3416062B2 (ja) 連想メモリ(cam)
JPS60694A (ja) 半導体メモリ
JPH0713857B2 (ja) 半導体記憶装置
US5396463A (en) Data output circuit of a semiconductor memory device
JPH0585996B2 (ja)
US6195298B1 (en) Semiconductor integrated circuit capable of rapidly rewriting data into memory cells
JPH0752585B2 (ja) 記憶素子内の読取増幅駆動部
US6829189B2 (en) Semiconductor memory device and bit line sensing method thereof
US6292418B1 (en) Semiconductor memory device
JP2004220753A (ja) 低電圧メモリの強化された感知のための方法及び装置
US4858193A (en) Preamplification method and apparatus for dram sense amplifiers
JPS63288497A (ja) 半導体メモリ装置のレベルシフト回路
US4606012A (en) Sense amplifier
US6707703B2 (en) Negative voltage generating circuit
JPS6011393B2 (ja) 感知増幅器
JP3113372B2 (ja) データセンス回路
JP2680939B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3319427B2 (ja) 半導体メモリ装置
JPS5947388B2 (ja) 増巾回路
JPS6149760B2 (ja)
JP3266141B2 (ja) 半導体記憶装置
US6917550B2 (en) Semiconductor memory device
US4794569A (en) Semiconductor memory having a barrier transistor between a bit line and a sensing amplifier
JPS62165787A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070112