JP2001331131A - 発光表示式計器 - Google Patents

発光表示式計器

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JP2001331131A
JP2001331131A JP2000146021A JP2000146021A JP2001331131A JP 2001331131 A JP2001331131 A JP 2001331131A JP 2000146021 A JP2000146021 A JP 2000146021A JP 2000146021 A JP2000146021 A JP 2000146021A JP 2001331131 A JP2001331131 A JP 2001331131A
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pattern
dial
scale
pointer
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JP2000146021A
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Ryuichi Hashimoto
隆一 橋本
Masahide Nagata
昌秀 永田
Shinji Narama
伸二 奈良間
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源の点灯によりその車両の各種状態を発光
表示させ光源の消灯により各種状態の発光表示を中止す
る発光表示式計器において、必要な視認性を維持しつつ
非発光表示状態において表示内容を視認しづらくするこ
と。 【解決手段】 バルブ3の点灯時に、前方の導光板5を
介してバルブ3から導かれた光により、導光板5の前方
の指針9を光輝させると共に、指針9の前方の遮光膜1
7aの目盛り17aを透過照明して指針9及び目盛り1
7aを発光させて、指針9及び目盛り17aの像光を、
遮光膜17の前方の文字板11の表裏両面11a,11
bに形成した第1模様13及び第2模様15により構成
される減光手段により減光されても十分な光量で視点O
に到達させると共に、バルブ3の消灯時に、指針9及び
目盛り17aの発光を中止させて、減光手段による減光
で指針9及び目盛り17aの像光が十分な光量で視点O
に到達しない構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の各種状態の
表示を光源の点灯により発光させる発光表示式計器に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両の特にグレードの高い車種において
は、その車両の走行速度やエンジン回転数、残燃料や冷
却水の温度といった各種状態を表示するメータ類が集約
されたコンビネーションメータを、アナログ式かデジタ
ル式かを問わず、例えばイグニッションスイッチのオン
中には表示内容が視認可能な発光表示状態とし、オフ中
には表示内容が視認不能となるように非発光表示状態と
する、所謂ブラックフェース方式とし、そのために、透
過率の低いスモークパネル等をコンビネーションメータ
の前面カバーとして用いている。
【0003】また、アナログ式のコンビネーションメー
タの中には、各種状態の値を示す文字板の目盛りが、例
えばイグニッションスイッチのオン中には表示内容が視
認可能な発光表示状態となり、オフ中には表示内容が視
認不能な非発光表示状態となるように、スリット式の目
盛りを有する文字板の表面をスモークシート等で覆い、
その前方に指針を配置して発光表示、非発光表示のどち
らの状態でも指針を視認できるようにした、通常とは若
干異なるブラックフェース方式を採用したものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したブ
ラックフェース方式のコンビネーションメータではどち
らも、発光表示状態にのみ視認可能な表示内容が非発光
表示状態にも見えてしまうと、せっかくのブラックフェ
ース効果が薄れて商品的価値を損ねてしまうので、スモ
ークパネルやスモークシートの光透過率はできるだけ低
い方がよいが、そうすると相対的に、発光表示状態にお
ける表示内容の輝度が下がり、スモークパネルやスモー
クシート越しに表示内容を視認することが困難になって
しまうので、スモークパネルやスモークシートの光透過
率を下げる手法を安易に採る訳には行かない。
【0005】上述したブラックフェース方式のコンビネ
ーションメータに見られるように、車両に搭載される発
光表示式の計器においては、発光表示状態では確実に視
認させる必要のある表示内容を非発光表示状態では視認
しづらくするという、一種矛盾した命題の解決が従来か
らの重要な課題であった。
【0006】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、車両に搭載されて光源の点灯によりそ
の車両の各種状態を発光表示させると共に光源の消灯に
より各種状態の発光表示を中止する発光表示式計器にお
いて、発光表示状態における必要な視認性を維持しつつ
非発光表示状態においては表示内容を視認しづらくする
ことができる発光表示式計器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した本発明の発光表示式計器は、車両に
搭載され、該車両の各種状態を示す実像による表示を光
源の点灯により発光させると共に、該光源の消灯により
前記表示の発光を中止する発光表示式計器であって、前
記実像よりも前記表示の視認箇所側の箇所に、該視認箇
所に表面を臨ませかつ前記実像に裏面を臨ませて配置さ
れた透光性のマスク板と、前記マスク板の前記表面上に
形成され前記視認箇所から視認可能な第1模様と、前記
視認箇所から前記マスク板を介して透視可能なように該
マスク板の前記裏面上に形成された第2模様とを備え、
前記第1模様及び前記第2模様が、前記視認箇所から視
認することで視覚上の干渉により干渉縞を発生させると
共に、前記視認箇所から前記マスク板を介しての前記表
示の視認を前記光源の点灯時には可能とし前記光源の消
灯時には不能とする光透過率の減光手段を構成すること
を特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載した本発明の発光表
示式計器は、請求項1に記載した本発明の発光表示式計
器において、前記実像が、文字板上にスリット状に形成
された前記車両の各種状態に関する目盛りと、前記文字
板の前記視認箇所側とは反対側に配置されて前記目盛り
を指示する指針とにより構成され、該指針の前記視認箇
所側とは反対側に配置された前記光源からの光により前
記目盛りを透過照明すると共に前記指針を光輝させるこ
とにより前記実像を発光させるように構成されており、
前記マスク板が、前記文字板により構成されているもの
とした。
【0009】さらに、請求項3に記載した本発明の発光
表示式計器は、請求項1に記載した本発明の発光表示式
計器において、前記実像が、前記車両の各種状態に関す
る目盛りがスリット状に形成された遮光膜により構成さ
れ、前記マスク板が、前記遮光膜が前記視認箇所側とは
反対側に配置されると共に前記視認箇所側に前記目盛り
を指示する指針が配置された文字板により構成されてい
るものとした。
【0010】また、請求項4に記載した本発明の発光表
示式計器は、請求項3に記載した本発明の発光表示式計
器において、前記文字板が該文字板の周囲に配置される
見返し板と同一の板状部材により一体に形成されてお
り、前記見返し板の前記視認箇所に臨む表面に前記視認
箇所から視認可能な第3模様が形成されていると共に、
前記見返し板の前記実像に臨む裏面に、前記視認箇所か
ら前記見返し板を介して透視可能なように第4模様が形
成されており、前記第1模様及び前記第2模様と前記第
3模様及び前記第4模様とのうち少なくとも一方によ
り、ステレオグラムとして立体視可能なステレオグラム
パターンが構成されていて、該ステレオグラムパターン
により、前記文字板と前記見返し板とが前記視認箇所か
ら前記実像に対する視線方向において互いに異なる箇所
に位置するように立体視されるものとした。
【0011】請求項1に記載した本発明の発光表示式計
器によれば、マスク板の表面上の第1模様と、この第1
模様と重なって見えるマスク板の裏面の第2模様とが、
車両の各種状態を示す実像よりも視認箇所側に位置し、
これら第1模様及び第2模様が、光源の点灯時には視認
箇所からの実像による表示の視認を可能とし光源の消灯
時には視認箇所からの実像による表示の視認を不能とす
る光透過率の減光手段を構成することから、光源の点灯
時にはマスク板を透して視認箇所から視認可能な実像
が、光源の消灯時には第1模様及び第2模様が構成する
減光手段による実像の像光の減光により視認できず、第
1模様と第2模様との視覚上の干渉により発生する干渉
縞が実像の代わりにマスク板の表面上に視認されること
になる。
【0012】また、請求項2に記載した本発明の発光表
示式計器によれば、請求項1に記載した本発明の発光表
示式計器において、光源の点灯時には、遮光膜にスリッ
ト状に形成された目盛りを透過して文字板に達する光源
からの目盛りの透過照明光と、この光源からの光により
光輝する指針の像光とが、文字板を透して視認箇所から
視認され、光源の消灯時には、光源からの光が透過しな
い遮光膜のスリット状の目盛りの実像と、光源からの光
によって光輝しない指針の実像とが、第1模様及び第2
模様が構成する減光手段によるそれら実像の像光の減光
により視認できない代わりに、第1模様と第2模様との
視覚上の干渉により発生する文字板上の干渉縞が視認さ
れることになる。
【0013】さらに、請求項3に記載した本発明の発光
表示式計器によれば、請求項1に記載した本発明の発光
表示式計器において、光源の点灯時には、文字板の視認
箇所側に配置された指針と共に、遮光膜にスリット状に
形成された目盛りを透過して文字板に達する光源からの
目盛りの透過照明光が、文字板を透して視認箇所から視
認され、光源の消灯時には、光源からの光が透過しない
遮光膜のスリット状の目盛りの実像が、第1模様及び第
2模様が構成する減光手段による実像の像光の減光によ
り視認できない代わりに、第1模様と第2模様との視覚
上の干渉により発生する文字板上の干渉縞と、文字板の
視認箇所側に配置された指針とが、視認箇所から視認さ
れることになる。
【0014】また、請求項4に記載した本発明の発光表
示式計器によれば、請求項3に記載した本発明の発光表
示式計器において、文字板の表裏各面に形成された第1
模様及び第2模様と、文字板と一体に形成されてこの文
字板の周囲に配置される見返し板の表裏各面に形成され
た第3模様及び第4模様との、視認箇所からの視差の相
違により、第1模様及び第2模様が形成された文字板と
第3模様及び第4模様が形成された見返し板とが、光源
の点灯、消灯とは無関係に、視認箇所から実像に対する
視線方向において互いに異なる箇所に位置するように立
体視され、かつ、この立体視を実現する文字板の第1模
様及び第2模様が、光源の点灯時には目盛りの視認を許
容し光源の消灯時には目盛りの視認を阻止する減光手段
を構成すると共に、実像の代わりに文字板上に視認され
る干渉縞を発生させることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の発光表示式計器の
実施形態を、図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の第1実施形態に係る発光表
示式計器を示す断面図であり、図1に示す発光表示式計
器(以下、「計器」と略記する。)は、前面に開口部1
aを有するケース1と、このケース1の内部に収容され
て背面1bに取着されたバルブ3,3(光源に相当)
と、これらバルブ3,3から出射された光を開口部1a
側の上下方向全域に導く導光板5と、この導光板5の背
面1b側に配置されたムーブメント7と、導光板5の略
円錐状の通孔5aを貫通したムーブメント7の出力軸7
aの先端に基部9aが取着されて開口部1a側に配置さ
れた透光性の指針9と、この指針9の前方に配置されて
開口部1aを塞ぐ前面カバーと兼用の文字板11(マス
ク板、請求項2の文字板に相当)とを有している。
【0017】前記文字板11は、例えばアクリル等の透
明な樹脂板により形成されており、図2に拡大断面図で
示すように、ケース1の前方に臨む文字板11の表面1
1aには、複数の正円形の網点13aを等ピッチで網目
状に規則的に配列した第1模様13が印刷により形成さ
れており、指針9及び導光板5に臨む文字板11の裏面
11bには、複数の正円形の網点15aを等ピッチで網
目状に規則的に配列した第2模様15が印刷により形成
されている。
【0018】また、第2模様15の上には、文字板11
の裏面11bの全体に亘って遮光膜17が印刷等により
形成されており、この遮光膜17には、指針9により指
示される目盛り17aがスリット状に形成されていて、
この目盛り17aは、指針9による文字板11上の指示
範囲に応じて、第2模様15上に円弧状又は円環状に配
置されている。
【0019】そして、第1実施形態の計器は、図3に正
面図で示すように、中央左右の速度計21及びタコメー
タ23と、左右両側の燃料計25及び冷却水の温度計2
7を有しており、これらは、図面による詳細な説明を省
略するものの、ケース1、文字板11、第1模様13、
並びに、第2模様15を共用し、かつ、バルブ3、導光
板5、ムーブメント7、指針9、並びに、遮光膜17を
各々個別に有して構成されている。
【0020】また、第1実施形態の計器の第1模様13
及び第2模様15は、図1に示すケース1の前方の視点
O(視認箇所に相当)から文字板11を視認すること
で、網点13a及び網点15aの視覚上の干渉により網
点13aや網点15aのピッチを拡大した網目状のモア
レ縞19(図4参照)を発生させるように構成されてお
り、かつ、これら第1模様13及び第2模様15は、後
述するバルブ3の点灯時及び消灯時における指針9や目
盛り17aの明るさに合わせた所定の光透過率を有する
減光手段を構成している。
【0021】次に、上述のように構成された第1実施形
態の計器の作用について説明する。
【0022】まず、バルブ3が点灯していると、バルブ
3から出射された光が導光板5の全域に導かれ、このう
ち、導光板5から開口部1aに向けて出射される光が、
遮光膜17の目盛り17aを透過した後、或は直接、文
字板11の裏面11b側に達すると共に、導光板5の通
孔5aの内周面で反射された光が基部9aから指針9の
内部に入射し、かつ、この指針9から開口部1aに向け
て出射される光が文字板11の裏面11b側に達する。
【0023】すると、上述のようにして文字板11の裏
面11b側に達した光が、第2模様15の網点15aや
文字板11、第1模様13の網点13aを透過して文字
板11の前方に出射し、やがては視点Oに達する。
【0024】一方、バルブ3が消灯していると、ケース
1の内部にバルブ3以外の発光源がないことから、文字
板11の前方から第1模様13の網点13aや文字板1
1、第2模様15の網点15aを透過した外光が遮光膜
17の目盛り17aや指針9に到達し、目盛り17aを
透過した後、ケース1の内部で反射されて目盛り17a
を再び透過し文字板11の裏面11b側に達した光や、
指針9で反射されて文字板11の裏面11b側に達した
光が、第2模様15の網点15aや文字板11、第1模
様13の網点13aを透過して文字板11の前方に出射
し、やがては視点Oに達する。
【0025】ここで、第1模様13及び第2模様15に
より構成される減光手段の光透過率は、バルブ3が点灯
している時の、遮光膜17の目盛り17aを透過した光
による目盛り17aの像光や、指針9から開口部1aに
向けて出射された光による指針9の像光の、第2模様1
5の網点15aや文字板11、第1模様13の網点13
aを透しての視点Oからの視認を可能とし、かつ、バル
ブ3が消灯している時の、ケース1の内部で反射されて
遮光膜17の目盛り17aを透過した外光による目盛り
17aの像光や、指針9で反射された外光による指針9
の像光の、第2模様15の網点15aや文字板11、第
1模様13の網点13aを透しての視点Oからの視認を
不能とする値に設定されている。
【0026】このため、バルブ3の点灯時には、遮光膜
17の目盛り17aを透過して文字板11に達するバル
ブ3乃至導光板5からの目盛り17aの透過照明光と、
このバルブ3乃至導光板5からの光により光輝する指針
9の像光とが、第1模様13及び第2模様15により減
光された後にも、十分な光量で視点Oに達し、よって、
第1模様13と第2模様15との視覚上の干渉により発
生する文字板11上のモアレ縞19の像光よりも、第1
模様13の網点13aを透して視点Oに達する目盛り1
7aや指針9の像光の方が目立って、図3に示すよう
に、文字板11を透して視点Oから目盛り17aや指針
9が視認され、モアレ縞19は視点Oから視認されない
ことになる。
【0027】これに対して、バルブ3の消灯時には、バ
ルブ3乃至導光板5からの光が透過しない遮光膜17の
目盛り17aと、バルブ3乃至導光板5からの光によっ
て光輝しない指針9との、ケース1の外部から照射され
てケース1の内部や指針9で反射された外光による像光
が、第1模様13及び第2模様15により減光される
と、十分な光量で視点Oに達しなくなり、よって、第1
模様13及び第2模様15により減光される目盛り17
aや指針9の像光よりも、モアレ縞19の像光の方が目
立って、図4に正面図で示すように、モアレ縞19のみ
が視点Oから視認され、目盛り17aや指針9は視点O
から視認されないことになる。
【0028】このように第1実施形態の計器によれば、
バルブ3の点灯時に、バルブ3の前方の導光板5を介し
てバルブ3から導かれた光により、導光板5の前方の指
針9を光輝させると共に、指針9の前方の遮光膜17a
の目盛り17aを透過照明して指針9及び目盛り17a
を発光させて、指針9及び目盛り17aの像光を、遮光
膜17の前方の文字板11の表裏両面11a,11bに
形成した第1模様13及び第2模様15により構成され
る減光手段により減光されても十分な光量で視点Oに到
達させると共に、バルブ3の消灯時に、指針9及び目盛
り17aの発光を中止させて、減光手段による減光で指
針9及び目盛り17aの像光が十分な光量で視点Oに到
達しない構成とした。
【0029】このため、バルブ3の点灯時には、指針9
及び目盛り17aを視点Oにおいて視認可能とすると共
に、バルブ3の消灯時には、第1模様13及び第2模様
15を構成する複数の網点13a,15aの視覚上の干
渉により発生するモアレ縞19を視点Oにおいて視認さ
せるようにして、減光手段の光透過率を必要以上に下げ
なくても、バルブ3の消灯時に指針9及び目盛り17a
を視点Oにおいて視認しづらく、乃至は、視認不能とす
ることができる。
【0030】しかも、第1実施形態の計器によれば、指
針9よりも視点O側に文字板11が配置されて前面カバ
ーを兼ねていることから、所謂ブラックフェース方式と
しての機能を維持しつつ、文字板と別個に指針保護用の
前面カバーを設ける必要をなくして、部品点数の低減と
それによる構成の簡略化を図ることができる。
【0031】次に、本発明の第2実施形態に係る計器
を、図5乃至図9を参照して説明する。
【0032】図5は本発明の第2実施形態に係る計器の
断面図であり、図5に示す計器は、前面に開口部41a
を有するケース41と、このケース41の内部に収容さ
れて背面41bに取着されたバルブ43,43(光源に
相当)と、これらバルブ43,43から出射された光を
開口部41a側の上下方向全域に導く導光板45と、こ
の導光板45の背面41b側に配置されたムーブメント
47と、導光板45の前方に配置されたパネル49と、
導光板45の略円錐状の通孔45a及びパネル49の通
孔49aを貫通したムーブメント47の出力軸47aの
先端に基部51aが取着されて開口部41a側に配置さ
れた透光性の指針51と、この指針51の前方に配置さ
れて開口部41aを塞ぐ前面カバー53とを有してい
る。
【0033】そして、第2実施形態の計器は、図6に正
面図で示すように、中央左右の速度計31及びタコメー
タ33と、左右両側の燃料計35及び冷却水の温度計3
7を有しており、これらは、図面による詳細な説明を省
略するものの、ケース41、パネル49、及び、前面カ
バー53を共用し、かつ、バルブ43、導光板45、ム
ーブメント47、並びに、指針51を各々個別に有して
構成されている。
【0034】前記パネル49(板状部材に相当)は、例
えばアクリル等の透明な樹脂板により形成されており、
速度計31及びタコメータ33の文字板として機能し指
針51が配置される文字板部55(マスク板、請求項
3,4の文字板に相当)と、燃料計35及び冷却水の温
度計37の文字板として機能する文字板部57(マスク
板、請求項3,4の文字板に相当)と、これら文字板部
55,57を除くパネル49部分によって構成される見
返し部59(見返し板に相当)とを有している。
【0035】そして、図7に拡大断面図で示すように、
前面カバー53に臨むパネル49の表面49bのうち文
字板部55,57に対応する部分には、複数の正円形の
網点61aを等ピッチで網目状に規則的に配列した第1
模様61が印刷により形成されており、導光板45に臨
むパネル49の裏面49cのうち文字板部55,57に
対応する部分には、複数の正円形の網点63aを等ピッ
チで網目状に規則的に配列した第2模様63が印刷によ
り形成されている。
【0036】また、図8に拡大断面図で示すように、パ
ネル49の表面49bのうち見返し部59に対応する部
分には、複数の正円形の網点65aを等ピッチで網目状
に規則的に配列した第3模様65が印刷により形成され
ており、パネル49の裏面49cのうち見返し部59に
対応する部分には、複数の正円形の網点69aを等ピッ
チで網目状に規則的に配列した第4模様67が印刷によ
り形成されている。
【0037】さらに、図7及び図8に示すように、第2
模様63及び第4模様67の上には、パネル49の裏面
49cの全体に亘って遮光膜69が印刷等により形成さ
れており、この遮光膜69には、図7に示すように、指
針51により指示される目盛り69aがスリット状に形
成されていて、この目盛り69aは、図6に示すよう
に、指針51による文字板部55,57上の指示範囲に
応じて、第2模様63上に円弧状又は円環状に配置され
ている。
【0038】そして、第2実施形態の計器の第1模様6
1及び第2模様63と、第3模様65及び第4模様67
とは、左右の目の視差により視認対象物が実際の存在箇
所よりも奥又は手前にずれて視認されるステレオグラム
の原理を利用した、ステレオグラムパターンを各々構成
している。
【0039】その上で、第1模様61及び第2模様63
は、これら第1模様61及び第2模様63が同一平面に
存在する場合には、平行法又は交差法により左右の目の
焦点を第1模様61及び第2模様63の存在平面の奥又
は手前にずらさなければならないところを、図5に示す
ケース41の前方の視点O(視認箇所に相当)からパネ
ル49を視認する視線の焦点を、パネル49の表面49
b又は裏面49cに合わせたままで、パネル49の文字
板部55,57が実際の位置よりも奥又は手前にずれて
視認されるように構成されている。
【0040】同様に、第3模様65及び第4模様67
は、これら第3模様65及び第4模様67が同一平面に
存在する場合には、平行法又は交差法により左右の目の
焦点を第3模様65及び第4模様67の存在平面の奥又
は手前にずらさなければならないところを、視点Oから
パネル49を視認する視線の焦点をパネル49の表面4
9b又は裏面49cに合わせたままで、パネル49の見
返し部59が実際の位置よりも奥又は手前にずれて視認
されるように構成されている。
【0041】その上で、第1模様61及び第2模様63
と、第3模様65及び第4模様67とは、第1模様61
及び第2模様63によりパネル49の文字板部55,5
7が実際の位置よりもずれて視認される度合いと、第3
模様65及び第4模様67によりパネル49の見返し部
59が実際の位置よりもずれて視認される度合いとを、
互いに異ならせることで、第1模様61及び第2模様6
3が形成された文字板部55,57が、第3模様65及
び第4模様67が形成された見返し部59よりも、ケー
ス41の背面41b側に引っ込んで奥に存在するかのご
とく立体視されるように構成されている。
【0042】また、第1模様61及び第2模様63は、
網点61a及び網点63aの視覚上の干渉により網点6
1aや網点63aのピッチを拡大した網目状のモアレ縞
71(図9参照)を文字板部55,57に発生させるよ
うに構成されており、かつ、これら第1模様61及び第
2模様63は、後述するバルブ43の点灯時及び消灯時
における目盛り69aの明るさに合わせた所定の光透過
率を有する減光手段を構成している。
【0043】次に、上述のように構成された第2実施形
態の計器の作用について説明する。
【0044】まず、バルブ43が点灯していると、バル
ブ43から出射された光が導光板45の全域に導かれ、
このうち、導光板45から開口部41aに向けて出射さ
れる光が、遮光膜69の目盛り69aを透過した後、或
は直接、パネル49の裏面49c側に達する。
【0045】すると、パネル49の裏面49c側に達し
た光が、パネル49の文字板部55,57に対応する部
分において、第2模様63の網点63aやパネル49、
第1模様61の網点61aを透過してパネル49の前方
に出射し、さらに、前面カバー53を透過した後、視点
Oに達する。
【0046】これと共に、導光板45の通孔45aの内
周面で反射された光がパネル49の通孔49aを透過し
て基部51aから指針51の内部に入射し、かつ、この
指針51から開口部41aに向けて出射される光が、前
面カバー53を透過した後、視点Oに達する。
【0047】一方、バルブ43が消灯していると、ケー
ス41の内部にバルブ43以外の発光源がないことか
ら、前面カバー53を透過してパネル49の前方から指
針51に到達した外光が、指針51で反射されて前面カ
バー53を透過しその前方に出射して、やがては視点O
に達する。
【0048】これと共に、前面カバー53を透過してパ
ネル49の前方から第1模様61の網点61aや第3模
様65の網点65a、パネル49、第2模様63の網点
63aや第4模様67の網点67aを透過した外光が、
遮光膜69の目盛り69aを透過した後、ケース41の
内部で反射されて目盛り69aを再び透過しパネル49
の裏面49c側に達し、この反射光が、パネル49の文
字板部55,57に対応する部分において、第2模様6
3の網点63a、パネル49、第1模様61の網点61
aを透過してパネル49の前方に出射し、さらに、前面
カバー53を透過した後、視点Oに達する。
【0049】ここで、第1模様61及び第2模様63に
より構成される減光手段の光透過率は、バルブ43が点
灯している時の、遮光膜69の目盛り69aを透過した
光による目盛り69aの像光の、第2模様63の網点6
3aやパネル49、第1模様61の網点61aを透して
の視点Oからの視認を可能とし、かつ、バルブ43が消
灯している時の、ケース41の内部で反射されて遮光膜
69の目盛り69aを透過した外光による目盛り69a
の像光の、第2模様63の網点63aやパネル49、第
1模様61の網点61aを透しての視点Oからの視認を
不能とする値に設定されている。
【0050】このため、バルブ43の点灯時には、遮光
膜69の目盛り69aを透過してパネル49に達するバ
ルブ43乃至導光板45からの目盛り69aの透過照明
光が、第1模様61及び第2模様63により減光された
後にも、十分な光量で視点Oに達し、よって、第1模様
61と第2模様63との視覚上の干渉により発生する文
字板部55,57上のモアレ縞71の像光よりも、第1
模様61の網点61aを透して視点Oに達する目盛り6
9aの像光の方が目立って、図6に示すように、パネル
49を透して視点Oから目盛り69aが視認され、モア
レ縞61は視点Oから視認されないことになる。
【0051】したがって、バルブ43の点灯時には、左
右の目による第1模様61及び第2模様63の視差と第
3模様65及び第4模様67の視差との相違により、見
返し部59よりも奥に存在するかのごとく立体視される
文字板部55,57においては、目盛り69aと、パネ
ル49よりも前面カバー53側に位置して文字板部5
5,57に配置される指針51とが、視点Oから視認さ
れることになる。
【0052】これに対して、バルブ43の消灯時には、
バルブ43乃至導光板45からの光が透過しない遮光膜
69の目盛り69aの、ケース41の外部から照射され
て反射された外光による像光が、第1模様61及び第2
模様63により減光されると、十分な光量で視点Oに達
しなくなり、よって、第1模様61及び第2模様63に
より減光される目盛り69aの像光よりも、モアレ縞7
1の像光の方が目立って、図9に正面図で示すように、
モアレ縞71のみが視点Oから視認され、目盛り69a
は視点Oから視認されないことになる。
【0053】したがって、バルブ43の消灯時には、左
右の目による第1模様61及び第2模様63の視差と第
3模様65及び第4模様67の視差との相違により、見
返し部59よりも奥に存在するかのごとく立体視される
文字板部55,57においては、モアレ縞71と、パネ
ル49よりも前面カバー53側に位置して文字板部5
5,57に配置される指針51とが、視点Oから視認さ
れることになる。
【0054】このように第2実施形態の計器によれば、
バルブ43の点灯時に、バルブ43の前方の導光板45
を介してバルブ43から導かれた光により、導光板45
の前方のパネル49の裏面49c側に設けた遮光膜69
aの目盛り69aを透過照明して、目盛り69aの像光
を、遮光膜69の前方のパネル49の表裏両面49b,
49cに形成した第1模様61及び第2模様63により
構成される減光手段により減光されても十分な光量で視
点Oに到達させると共に、バルブ43の消灯時に、目盛
り69aの発光を中止させて、減光手段による減光で目
盛り69aの像光が十分な光量で視点Oに到達しない構
成とした。
【0055】このため、バルブ43の点灯時には、指針
51と共に目盛り69aを視点Oにおいて視認可能とす
ると共に、バルブ43の消灯時には、第1模様61及び
第2模様63を構成する複数の網点61a,63aの視
覚上の干渉により発生するモアレ縞71を視点Oにおい
て視認させるようにして、減光手段の光透過率を必要以
上に下げなくても、バルブ43の消灯時に目盛り69a
を視点Oにおいて視認しづらく、乃至は、視認不能とす
ることができる。
【0056】尚、上述した第2実施形態の計器において
採用した、文字板に対して段差を持たせるために文字板
と別個に従来必要であった見返し板を省略し、文字板部
55,57が見返し部59よりも奥に存在するかのごと
く立体視されるようにするための構成は、省略してもよ
い。
【0057】しかし、第2実施形態の計器のようにこの
構成を採用すれば、バルブ43の消灯時に目盛り69a
を視点Oにおいて視認しづらく、乃至は、視認不能とす
るモアレ縞71を発生させるための構成と、パネル49
の立体視のための構成とを共通化して、製造工程及びコ
ストの低減化を図ることができるので、有利である。
【0058】また、上述した第2実施形態の計器のよう
に、文字板部55,57と見返し部59とが立体視され
るように構成する場合、文字板部55,57と見返し部
59とのどちらが奥に存在するように立体視させるかは
任意である。
【0059】さらに、上述した第1及び第2の各実施形
態では、第1乃至第4の各模様13,15,61,6
3,65,67を網目状としたが、網目状に限らず格子
状としてももよく、仮にそのようにした場合には、第1
及び第2の各模様13,15,61,63の視覚上の干
渉により生じるモアレ縞19,71は、それらの模様と
同じく格子縞となる。
【0060】また、網目状や格子状の模様を構成するべ
く文字板11やパネル49に形成する網点13a,15
a,61a,63a,65a,67aは、正円状に限ら
ず正多角形や「×」印等任意であり、網点をいかなる形
状としても、文字板11やパネル49に形成する模様ど
うしの干渉により生じるモアレ縞19,71は、文字板
11やパネル49に形成する模様の配列に応じたパター
ンとなる。
【0061】さらに、網点でなく線によって網目状や格
子状の模様を構成して文字板11やパネル49に形成し
ても、上述した第1及び第2の各実施形態と同様のモア
レ縞を得ることができるが、線の方が網点よりもそれ自
身が目立って視認されるため、文字板11やパネル49
を見た際のモアレ縞の視認性をよくする点では網点によ
り模様を構成する方が好ましい。
【0062】また、第1模様13,61と第2模様1
5,63や、第3模様65と第4模様67は、互いに全
く同じパターンとしてもよく、網点の寸法及び網点どう
しのピッチのうち少なくとも一方が異なる相似のパター
ンとしてもよい。
【0063】さらに、上述した第1及び第2の各実施形
態では、車両の速度計21,31やタコメータ23,3
3、燃料計25,35、並びに、冷却水の温度計27,
37に本発明を適用した場合について説明したが、本発
明は、車両の他の部分に関する状態を示す実像による表
示を光源の点灯により発光させ、光源の消灯により表示
の発光を中止する発光表示式計器に広く適用可能である
ことは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の発光表示式計器によれば、車両に搭載され、該
車両の各種状態を示す実像による表示を光源の点灯によ
り発光させると共に、該光源の消灯により前記表示の発
光を中止する発光表示式計器であって、前記実像よりも
前記表示の視認箇所側の箇所に、該視認箇所に表面を臨
ませかつ前記実像に裏面を臨ませて配置された透光性の
マスク板と、前記マスク板の前記表面上に形成され前記
視認箇所から視認可能な第1模様と、前記視認箇所から
前記マスク板を介して透視可能なように該マスク板の前
記裏面上に形成された第2模様とを備え、前記第1模様
及び前記第2模様が、前記視認箇所から視認することで
視覚上の干渉により干渉縞を発生させると共に、前記視
認箇所から前記マスク板を介しての前記表示の視認を前
記光源の点灯時には可能とし前記光源の消灯時には不能
とする光透過率の減光手段を構成した。
【0065】このため、車両の各種状態を示す表示をな
す実像の像光の減光手段による減光率に大きく依存しな
くても、即ち、減光手段の光透過率を必要以上に下げな
くても、第1模様と第2模様との視覚上の干渉により発
生するマスク板上の干渉縞を視認させることによって、
光源の消灯時に車両の各種状態を示す表示を視認箇所に
おいて視認不能とすることができる。
【0066】また、請求項2に記載した本発明の発光表
示式計器によれば、請求項1に記載した本発明の発光表
示式計器において、前記実像が、文字板上にスリット状
に形成された前記車両の各種状態に関する目盛りと、前
記文字板の前記視認箇所側とは反対側に配置されて前記
目盛りを指示する指針とにより構成され、該指針の前記
視認箇所側とは反対側に配置された前記光源からの光に
より前記目盛りを透過照明すると共に前記指針を光輝さ
せることにより前記実像を発光させるように構成されて
おり、前記マスク板が、前記文字板により構成されてい
るものとした。
【0067】このため、請求項1に記載した本発明の発
光表示式計器において、第1模様と第2模様との視覚上
の干渉により発生するマスク板上の干渉縞を視認させる
ことによって、光源の消灯時に、文字板の目盛りと指針
とによる車両の各種状態を示す表示を視認箇所において
視認不能とすることができる。
【0068】さらに、請求項3に記載した本発明の発光
表示式計器によれば、請求項1に記載した本発明の発光
表示式計器において、前記実像が、前記車両の各種状態
に関する目盛りがスリット状に形成された遮光膜により
構成され、前記マスク板が、前記遮光膜が前記視認箇所
側とは反対側に配置されると共に前記視認箇所側に前記
目盛りを指示する指針が配置された文字板により構成さ
れているものとした。
【0069】このため、請求項1に記載した本発明の発
光表示式計器において、第1模様と第2模様との視覚上
の干渉により発生するマスク板上の干渉縞を視認させる
ことによって、光源の消灯時に、指針により指示される
文字板の目盛りを視認箇所において視認不能として、そ
の結果、車両の各種状態を示す表示を視認箇所において
視認不能とすることができる。
【0070】また、請求項4に記載した本発明の発光表
示式計器によれば、請求項3に記載した本発明の発光表
示式計器において、前記文字板が該文字板の周囲に配置
される見返し板と同一の板状部材により一体に形成され
ており、前記見返し板の前記視認箇所に臨む表面に前記
視認箇所から視認可能な第3模様が形成されていると共
に、前記見返し板の前記実像に臨む裏面に、前記視認箇
所から前記見返し板を介して透視可能なように第4模様
が形成されており、前記第1模様及び前記第2模様と前
記第3模様及び前記第4模様とのうち少なくとも一方に
より、ステレオグラムとして立体視可能なステレオグラ
ムパターンが構成されていて、該ステレオグラムパター
ンにより、前記文字板と前記見返し板とが前記視認箇所
から前記実像に対する視線方向において互いに異なる箇
所に位置するように立体視される構成とした。
【0071】このため、請求項3に記載した本発明の発
光表示式計器において、光源の点灯、消灯とは無関係
に、視認箇所から実像に対する視線方向において、第3
模様及び第4模様が形成された見返し板とは異なる箇所
に位置するように立体視されるようにするために、文字
板に形成されてステレオグラムパターンを構成する第1
模様及び第2模様を流用して、車両の各種状態を示す表
示を視認箇所において視認不能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る発光表示式計器を
示す断面図である。
【図2】図1の文字板の拡大断面図である。
【図3】図1の発光表示式計器のバルブ点灯時における
正面図である。
【図4】図1の発光表示式計器のバルブ消灯時における
正面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る発光表示式計器を
示す断面図である。
【図6】図5の発光表示式計器のバルブ点灯時における
正面図である。
【図7】図5のパネルの文字板部の拡大断面図である。
【図8】図5のパネルの見返し部の拡大断面図である。
【図9】図5の発光表示式計器のバルブ消灯時における
正面図である。
【符号の説明】
3,43 バルブ(光源) 9,51 指針 11 文字板(マスク板) 11a 文字板表面(マスク板表面) 11b 文字板裏面(マスク板裏面) 13,61 第1模様 15,63 第2模様 17,69 遮光膜 17a,69a 目盛り 19,71 モアレ縞(干渉縞) 49 パネル(板状部材) 49b パネル表面(マスク板表面、文字板表面) 49c パネル裏面(マスク板裏面、文字板裏面) 55,57 文字板部(マスク板) 59 見返し部(見返し板) 65 第3模様 67 第4模様 O 視点(視認箇所)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奈良間 伸二 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器株 式会社内 Fターム(参考) 3D044 BA22 BA26 BB01 BD02 5C096 AA14 BA01 CA14 CA28 CA32 CC12 CD05 CD24 CD53 CH14 CH15 CJ03 FA11 FA17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、該車両の各種状態を示
    す実像による表示を光源の点灯により発光させると共
    に、該光源の消灯により前記表示の発光を中止する発光
    表示式計器であって、 前記実像よりも前記表示の視認箇所側の箇所に、該視認
    箇所に表面を臨ませかつ前記実像に裏面を臨ませて配置
    された透光性のマスク板と、 前記マスク板の前記表面上に形成され前記視認箇所から
    視認可能な第1模様と、 前記視認箇所から前記マスク板を介して透視可能なよう
    に該マスク板の前記裏面上に形成された第2模様とを備
    え、 前記第1模様及び前記第2模様は、前記視認箇所から視
    認することで視覚上の干渉により干渉縞を発生させると
    共に、前記視認箇所から前記マスク板を介しての前記表
    示の視認を前記光源の点灯時には可能とし前記光源の消
    灯時には不能とする光透過率の減光手段を構成する、 ことを特徴とする発光表示式計器。
  2. 【請求項2】 前記実像は、文字板の前記視認箇所側と
    は反対側に配置されて前記車両の各種状態に関する目盛
    りがスリット状に形成された遮光膜と、該遮光膜の前記
    視認箇所側とは反対側に配置されて前記目盛りを指示す
    る指針とにより構成され、該指針の前記視認箇所側とは
    反対側に配置された前記光源からの光により前記目盛り
    を透過照明すると共に前記指針を光輝させることにより
    前記実像を発光させるように構成されており、前記マス
    ク板は、前記文字板により構成されている請求項1記載
    の発光表示式計器。
  3. 【請求項3】 前記実像は、前記車両の各種状態に関す
    る目盛りがスリット状に形成された遮光膜により構成さ
    れ、前記マスク板は、前記遮光膜が前記視認箇所側とは
    反対側に配置されると共に前記視認箇所側に前記目盛り
    を指示する指針が配置された文字板により構成されてい
    る請求項1記載の発光表示式計器。
  4. 【請求項4】 前記文字板は該文字板の周囲に配置され
    る見返し板と同一の板状部材により一体に形成されてお
    り、前記見返し板の前記視認箇所に臨む表面には前記視
    認箇所から視認可能な第3模様が形成されていると共
    に、前記見返し板の前記実像に臨む裏面には、前記視認
    箇所から前記見返し板を介して透視可能なように第4模
    様が形成されており、前記第1模様及び前記第2模様と
    前記第3模様及び前記第4模様とのうち少なくとも一方
    により、ステレオグラムとして立体視可能なステレオグ
    ラムパターンが構成されていて、該ステレオグラムパタ
    ーンにより、前記文字板と前記見返し板とが前記視認箇
    所から前記実像に対する視線方向において互いに異なる
    箇所に位置するように立体視される請求項3記載の発光
    表示式計器。
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