JP2001328921A - 特定のバインダー相を含むメイクアップ組成物 - Google Patents

特定のバインダー相を含むメイクアップ組成物

Info

Publication number
JP2001328921A
JP2001328921A JP2001148413A JP2001148413A JP2001328921A JP 2001328921 A JP2001328921 A JP 2001328921A JP 2001148413 A JP2001148413 A JP 2001148413A JP 2001148413 A JP2001148413 A JP 2001148413A JP 2001328921 A JP2001328921 A JP 2001328921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
composition
oil
composition according
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001148413A
Other languages
English (en)
Inventor
Grimm Sabine
サビーヌ・グリム
Anke Hadasch
アンク・アダシュ
Nadia Terren
ナディア・テラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2001328921A publication Critical patent/JP2001328921A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/40Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing nitrogen
    • A61K8/44Aminocarboxylic acids or derivatives thereof, e.g. aminocarboxylic acids containing sulfur; Salts; Esters or N-acylated derivatives thereof
    • A61K8/442Aminocarboxylic acids or derivatives thereof, e.g. aminocarboxylic acids containing sulfur; Salts; Esters or N-acylated derivatives thereof substituted by amido group(s)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/044Suspensions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/042Gels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/34Alcohols
    • A61K8/345Alcohols containing more than one hydroxy group
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/96Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
    • A61K8/98Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution of animal origin
    • A61K8/987Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution of animal origin of species other than mammals or birds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/12Face or body powders for grooming, adorning or absorbing
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q17/00Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
    • A61Q17/04Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/80Process related aspects concerning the preparation of the cosmetic composition or the storage or application thereof
    • A61K2800/88Two- or multipart kits
    • A61K2800/882Mixing prior to application

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体相とバインダー相を含むメイクアップ組
成物において、粉末状化合物を最適に分散するだけでな
く、活性剤を運んで、皮膚にみずみずしい感覚を与える
ことを可能にすることができるようなバインダー相を含
むメイクアップ組成物と、それを用いた化粧方法、メイ
クアップキットを提供する。 【解決手段】 粉体相とバインダー相を含むメイクアッ
プ組成物であって、前記バインダー相が立方ゲル粒子の
分散液を含むことを特徴とするメイクアップ組成物とこ
れを用いた化粧方法、メイクアップキットである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のバインダー
相を含むメイクアップ組成物に関する。これらの組成物
は肌理のための製品、特にパウダー、例えばフリー、コ
ンパクト、プレス、又は成型パウダー、又はファンデー
ション、又はパウダーとファンデーションの両方として
作用する製品又はボディのためのメイクアップ製品でも
よい。これらの組成物は唇のための製品、例えば口紅、
眼のための製品、例えばマスカラ又はアイライナーでも
良い。それらは成型製品、クリーム、パウダーなどの形
態でもよい。
【0002】
【従来の技術】メイクアップ製品は一般的に、一方で、
必須に顔料及びフィラーを含む粉体相と、もう一方で、
脂質物質を一般的に含む、分散又はバインダー相を含
み、分散又はバインダー相は、前記粉末状化合物を均一
に分散させること及び/又は最終組成物におけるそれら
の粘着を容易にすることを意図するものである。このバ
インダー相は、また、完成された製品に、ある密度を与
えること、柔軟性及びエモリエント特性をメイクアップ
製品に与えること、皮膚へのその接着性を上げることも
意図するものである。
【0003】 メイクアップ製品における分散又はバイ
ンダー相の開発は、多くの困難性を有しているといえ
る。
【0004】 特にパウダーに関しては、最終組成物
は、取り上げるために良好な性質と、特に衝撃によって
断片化がおこらないような良好な性質を有するように、
十分均一かつコンパクトでなくてはならない。
【0005】 パウダーにおけるバインダー相とし
て、エステルに結合した鉱物油と植物油の混合物を使用
することが可能である。しかしながら、これらのエステ
ルを含む製品は、柔軟性の欠いた、又は粉体相の分散が
不十分な製品となることがある。
【0006】 滑り、柔軟性、塗布の容易性を提供する
ことができるシリコーン油を用いることも可能である
が、メイクアップの定着力や衝撃耐性は、改善されな
い。
【0007】 最後に、ある種のパーフルオロ油、特に
パーフルオロポリエチレンは、化粧品組成物、例えばパ
ウダーに、柔軟性を提供するものとしてよく知られてい
るが、製品調製機はしばしば、これらの油の通常の炭化
水素ベース油又はシリコーン油中への不溶性の問題に直
面し、この不溶性は、メイクアップ及び/又はケア組成
物の不安定性の問題を起こす。さらに、パーフルオロ油
を含む組成物は、凡庸な衝撃強さ特性を有する。これら
の油のいくつかは、粉体相の分散性が足りないという欠
点も有する。顔料により提供される着色は、比較的強さ
が足りず、美的に望ましくない“白化効果”をもたらす
可能性がある。
【0008】 例えば、メイクアップパウダーは、一般
的に、“ドライ”と称することができる非常に高含量の
粉末状化合物と、油からなる製品である。これらの製品
は、例えば、それらを皮膚に適用したときに、緊張した
感覚又はドライ効果を与えることがある。しかしなが
ら、粉末状化合物の高含量のために、その製品に大量の
水を導入することが非常に困難である。この理由は、水
は粒子と結合せず、粉末状化合物と凝集して、ある種の
不安定で均一なペースト又は混合物を形成し、メイクア
ップ製品として使用することが不可能となるためであ
る。測定される量の製品は取り上げることができない。
さらに、肌理に、ベルベットの外観を与えることを意図
された粉末化製品を得ることができず、石膏のような効
果を与えるべたついたペーストが得られる。
【0009】 メイクアップパウダーに水を導入するこ
とが困難であることの他の欠点は、安定な組成物を同時
に保持しながら、活性剤、特に親水性活性剤をパウダー
に入れることが不可能であることである。
【0010】現在、女性は、その美しさを増加させるだ
けでなく、皮膚にみずみずしい感覚又はケア効果を与え
るメイクアップ製品を使用することを望むことが多い。
特にファンデーション、口紅、マスカラ、アイライナ
ー、又はボディのためのメイクアップ製品に関して、皮
膚にメイクアップの均一な適用を得るためには、最終的
な組成物は均一であるべきであり、粉末状化合物はよく
分散されているべきである。
【0011】これらの製品へのこれらの粉末状化合物の
分散を最適化するために、例えば、前もって、顔料と特
にこの顔料を分散させるのに適した脂肪物質からなるペ
ーストを調製し、その後に組成物の残りの化合物を添加
することが可能である。ミキサーブレンダー機を用いる
こともでき、パドル又はインペラで粉末状化合物を効率
的に分散する。例えば、原始的な手段、例えばスパチュ
ラ又は通常の磁力スターラーで粉末状化合物を十分にフ
ァンデーションに分散させることは実質的に不可能であ
る。
【0012】ファンデーション、マスカラ及びアイライ
ナーに、又は口紅にさえ、水を加えることは、もちろん
既に知られたことである。そのような製品は従来からW
/O又はO/Wエマルションの形態とすることができ
る。しかしながら、そのような製品において、粉末状化
合物、特に顔料は、必ずしも最適に分散されていない。
さらに、同時に安定で均一な組成物を保持しながら、こ
れらの製品へ、特にファンデーションへ、化粧ケア活性
剤を導入することも追求されており、これらの活性剤は
顔料により酸化されないものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】したがって、粉末状化
合物を最適に分散するだけでなく、活性剤を運んで、皮
膚にみずみずしい感覚を与えることを可能にすることが
できるようなバインダー相を含む、メイクアップ製品、
特に肌理のための製品、例えばパウダー及びファンデー
ションを調製できることは特に有用であろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】出願人は、意外なこと
に、分散又はバインダー相としての、立方ゲル粒子の分
散液である特定の組成物の使用が、みずみずしい感覚と
保湿を与えると同時に、顔料の優れた分散を有するメイ
クアップ製品を得ることを可能にすることを見出した。
【0015】こうして、本発明の1つの主題は、粉体相
とバインダー相を含むメイクアップ組成物であって、バ
インダー相が立方ゲル粒子の分散液を含むことを特徴と
する組成物である。
【0016】こうして得られた組成物は、適用したとき
にみずみずしい心地よい感覚をもたらす。それらは皮膚
を保湿し、緊張又は乾燥の感覚を与えない。それらはま
た顔料の優れた分散を有する。得られた組成物は、非常
に均一で、皮膚に適用した後でさえも、そして数時間経
った後も均一のままである。
【0017】こうして得られたパウダー形態の組成物は
優れた定着力を有する。それは転写せず、皮膚のひだ内
へ移動することもない。
【0018】特に、この特定のバインダー相のために、
ファンデーション組成物を非常に簡単な方法で調製する
ことが可能となる。例えば、少量の分散又はバインダー
相を手のひらに置き、そこに顔料などの粉末状化合物を
加えることにより、均一なファンデーションを調製する
ことが可能である。顔料を簡単に手で混合するだけで、
顔料が非常によく分散された着色組成物が非常に容易に
得られる。手のひらに得られた組成物は、標準のファン
デーションと同様に、それを皮膚に適用して伸ばすこと
により、直接使用することができる。こうして調製され
たメイクアップは、均質かつ均一で、従来のバインダー
を用いたときのように顔に破片を形成しない。こうし
て、本発明のバインダー相のボトルと顔料及び/又はフ
ィラー及び/又は活性剤を含むポットのパネルを自由に
使用できるいかなる使用者も、望みどおりの量で望みど
おりにファンデーションを調製することができる。
【0019】得られたファンデーションは、優れた定着
力(色の変化がない)と透明艶消し効果を有する。
【0020】口紅、マスカラ及びアイライナー組成物、
ボディのためのメイクアップ製品の組成物なども同様に
調製できる。
【0021】本発明の組成物はまた、優れた化粧特性を
有する。それらは皮膚に十分に接着するが、つきすぎる
ことはなく、非常に柔らかく適用が容易である。
【0022】本発明の主題は、また、ヒトの、特に皮膚
及びボディの、ケラチン物質のためのメイクアップ又は
ケアのための化粧方法であって、上記の組成物を、これ
らの材料に適用することを含む方法である。
【0023】本発明によれば、「ケラチン物質」なる用
語は、皮膚、爪、髪、睫毛及び眉毛、粘膜(下瞼の内側
の縁)、及び半粘膜(唇)、及びボディまたは髪の皮膚
の他の領域を意味する。
【0024】本発明の主題はまた、粉末状化合物を含む
メイクアップ組成物における、粉末状化合物の組成物中
への分散を改善することを目的とする、立方ゲル粒子の
少なくとも1つの分散液の使用である。粉末状化合物を
含むメイクアップ組成物中の立方ゲル粒子のそのような
分散液は、一般的に前記粉末状化合物を前記組成物中に
分散する機能を有する。
【0025】 本発明の主題はまた、メイクアップ及び
/又は化粧ケア組成物における、組成物により与えられ
たケラチン物質の保湿を改善することを目的とする、立
方ゲル粒子の少なくとも1つの分散液の使用である。粉
末状化合物を含むメイクアップ組成物中の立方ゲル粒子
のそのような分散液は、一般的に前記ケラチン物質を保
湿する機能を有する。
【0026】本発明の主題はまた、第1に、立方ゲル粒
子の少なくとも1つの分散液を含む組成物を収納する容
器、第2に、粉末状化合物を収納する少なくとも1つの
別個の容器を備えたメイクアップキットである。
【0027】本発明の組成物は特に、ヒトのケラチン物
質の、特に皮膚及び粘膜の、メイクアップ及び/又はケ
アの分野で、特に有利な適用が見出される。例えば、本
発明は、顔及び皮膚のためのメイクアップ製品、例えば
アイシャドウ、フェース及びボディパウダー、コンシー
ラー製品、ファンデーション、ボディのためのメイクア
ップ製品、口紅、マスカラ、アイライナー、及び日焼け
止めまたは自己日焼け製品の分野に、非常に特異的な適
用が見出される。
【0028】本発明の他の性質、態様及び利点は、以下
の説明により明らかとなろう。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の組成物は、通常化粧品組
成物の分野で用いられる顔料及び/又は真珠光沢剤及び
/又はフィラー及び/又はフレーク、及び/又はそれら
の混合物を含むことができる粉体相を含む。
【0030】「顔料」という用語は、白又は着色の、鉱
物又は有機粒子であって、溶媒に不溶であり、組成物を
着色及び/又は不透明にすることを意図するものを意味
するものとして理解されるべきである。
【0031】顔料は、組成物の全重量に対して、0.0
5重量%から80重量%までの範囲、好ましくは0.5
重量%から50重量%までの範囲の濃度で存在すること
ができる。それらは白又は着色の、鉱物又は有機である
ことができ、通常のサイズまたはナノメーターのサイズ
でも良い。鉱物顔料とナノ顔料の中で、二酸化チタン、
二酸化ジルコニウム、二酸化セリウム、さらに酸化亜
鉛、酸化鉄、酸化クロム、ナノチタン、ナノ亜鉛、フェ
リックブルーを挙げることができる。有機顔料の中で、
カーボンブラック、カルシウム、バリウム、アルミニウ
ム、又はジルコニウム塩などのレーキ、ハロ酸性染料、
アゾ染料又はアントラキノン染料などの酸性染料、を挙
げることができる。
【0032】顔料はポリジメチルシロキサンなどのシリ
コーン化合物で及び/又はポリマー、特にポリエチレン
で被覆されていてもよい。例えば、Miyoshi社により市
販されているSI顔料を挙げることができる。
【0033】用語「フィラー」は、組成物に賦形又は剛
性を与えること、及び/または柔軟性を与えること、メ
イクアップにつや消し効果及び均一性を与えること、を
意図された無色または白、鉱物または合成、ラメラ又は
非ラメラ粒子を意味するものと理解されるべきである。
【0034】フィラーは、組成物の全重量に対して、
0.05重量%から99重量%までの範囲の量で存在す
ることができ、鉱物又は合成、ラメラまたは非ラメラで
もよい。例としては、タルク、マイカ、シリカ、カオリ
ン、ナイロンパウダー、ポリ−β−アラニンパウダー、
ポリエチレンパウダー、テフロン(登録商標)、ラウロ
イルリシン、デンプン、窒化ホウ素、オキシ塩化ビスマ
ス、テトラフルオロエチレンポリマーパウダー、メタク
リル酸ポリメチルパウダー、ポリウレタンパウダー、ポ
リスチレンパウダー、ポリエステルパウダー、Expancel
(Nobel Industrie)などの合成中空ミクロスフェア、P
olytrap(Dow Corning)などのミクロスポンジ及びシリ
コーン樹脂ミクロビーズ(例えば、Toshiba社からのTos
pearls)、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム又
は酸化セリウム、沈澱炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸水素マグネシウム、ハイドロキシアパタイト、
中空シリカミクロスフェア(Maprecos社からのSilica B
eads)、ガラス又はセラミックミクロカプセル;8から
22までの炭素原子、好ましくは12から18までの炭
素原子を含む有機カルボン酸由来の金属石鹸、例えばス
テアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸リチウム、ラウリン酸亜鉛又はミリスチン酸マグネ
シウムが挙げられる。
【0035】用語「真珠光沢剤」は、光を反射する真珠
光沢の粒子を意味するものとして理解されるべきであ
る。
【0036】真珠光沢剤は、組成物の全重量に対して、
0.05重量%から80重量%までの範囲の量で、好ま
しくは2重量%から50重量%までの範囲の量で存在す
ることができる。企図することができる真珠光沢剤の中
で、天然の真珠母、酸化チタンで、酸化鉄で、天然顔料
で、またはオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、及
び着色チタンマイカを挙げることができる。
【0037】本発明の組成物は、フレークも含むことが
できる。
【0038】好ましくは、粉体相は、組成物の全重量に
対して、少なくとも0.1重量%、より好ましくは少な
くとも2重量%の量で存在する。
【0039】本発明の組成物は、特定の分散又はバイン
ダー相を含む。このバインダー相は、組成物、好ましく
は水性連続相で、その中に立方ゲル粒子が分散されてい
る。
【0040】本発明において「立方ゲル」という用語
は、立方液晶相の形態の、偏光において等方性の透明な
ゲルを意味する。立方相は、別々の親水性と親油性ドメ
インの二極で組織され、近くに接触して熱力学的に安定
な3次元網状組織を形成している。そのような組織は、
特に“La Recherche”第23巻、第306−315頁、
1992年3月に、“Lipid Technology”、第2巻第2
号、第42−45頁、1990年4月に、記載されてい
る。親水性と親油性のドメインの配列により、立方相は
通常のタイプと反対のタイプがあるといわれている。本
発明で用いられる「立方ゲル」という用語は、明らかに
立方相の種々のタイプを有するゲルをまとめて意味す
る。
【0041】そのような立方ゲルは、例えば、EP068638
6及びEP0711540に開示されている。
【0042】本発明の好ましい実施態様は、バインダー
相が、水性連続相を含み、フィタントリオールベースの
立方ゲル粒子の分散液の形態であり、 a) 3,7,11,15−テトラメチル−1,2,
3−ヘキサデカントリオール又はフィタントリオール
を、バインダー相の全重量に対して、0.1重量%から
15重量%、及び b) 8から22までの炭素原子を有する直鎖状又は
分枝状の、飽和又は不飽和の脂肪鎖を含む、室温で水溶
性の界面活性剤から選ばれるものである分散及び安定化
剤を、バインダー相の全重量に対して0.1重量%から
3重量%、を含む。
【0043】本発明の好ましい実施態様によれば、バイ
ンダー相の全重量に対してフィタンチオールの比率は、
0.5重量%から10重量%である。
【0044】好ましくは、フィタントリオールと前記で
定義した前記分散及び安定化剤の重量比は、1から20
0の間、好ましくは2から50の間である。
【0045】フィタントリオールは、周知のごとく特に
Roche社により“Phytanetriol-63926(登録商標)”の
名で市販されている。
【0046】本発明の第2の実施態様は、バインダー相
が分散液の形状の組成物であり、(α)60重量%から
98重量%までの水性相、及び(β)2重量%から40
重量%までの油性相、を含み、この油性相は前記水性相
中に分散され、立方ゲル粒子によって安定化されてお
り、この粒子は本質的に (i)組成物の全重量に対して0.1重量%から15重
量%までの、3,7,11,15−テトラメチル−1,
2,3−ヘキサデカントリオール又はフィタントリオー
ル、N−メチルグルカミンのN−2−アルコキシカルボ
ニル誘導体、及び不飽和脂肪酸のモノグリセリドから選
ばれる少なくとも1つの化合物、及び(ii)組成物の全
重量に対して0.05重量%から3重量%までの、8か
ら22までの炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の、飽
和又は不飽和の脂肪鎖を含む、室温で水溶性の界面活性
剤から選ばれるものである分散及び安定化剤、からなる
ものである。
【0047】好ましくは、化合物(i)の相対重量比率
が、油性相の重量に対して、0.02/1と1/1の
間、好ましくは0.05/1と0.5/1の間である。
【0048】本発明の特定の実施態様の1つによれば、
化合物(i)の相対重量比率が、前記分散及び安定化剤
の重量に対して、2と200の間、好ましくは50以下
である。
【0049】N−メチルグルカミンのN−2−アルコキ
シカルボニル誘導体の中で、以下の式(I)に相当する
ものを特に挙げることができる。
【化1】 式(I)中、Rは分枝状C6−C18アルキル基を表す。
【0050】これらの誘導体の中で、特に、N−2−ヘ
キシルデシクロキシカルボニル−N−メチルグルカミ
ン、 N−2−エチルヘキシルオキシカルボニル−N−
メチルグルカミン、 N−2−ブチルオクチルオキシカ
ルボニル−N−メチルグルカミンを挙げることができ
る。
【0051】式(I)の化合物を調製する方法は、EP071
1540に開示されている。本発明のバインダー相の特定の
実施態様の1つによれば、立方ゲル粒子は、化合物
(i)として、フィタントリオールと少なくとも1つの
N−メチルグルカミンのN−2−アルコキシカルボニル
誘導体の混合物を含み、フィタントリオールはこの混合
物の重量に対して1から40重量%の割合であり、少な
くとも1つのN−メチルグルカミンのN−2−アルコキ
シカルボニル誘導体はこの混合物の重量に対して60か
ら99重量%の割合である。
【0052】この実施態様の好ましい形態によれば、フ
ィタントリオールの割合は、混合物の重量に対して10
から30重量%であり、N−メチルグルカミンのN−2
−アルコキシカルボニル誘導体の割合は混合物の重量に
対して70から90重量%である。
【0053】不飽和脂肪酸モノグリセリドは、好ましく
はC16−C22の不飽和脂肪鎖を有するものである。
【0054】これらのモノグリセリドの中で、特にグリ
セリルモノオレート、またはモノオレイン及びグリセリ
ルモノリノレートまたはモノリノレインが挙げられる。
【0055】もちろん、本発明の組成物において、上記
モノグリセリド混合物は、前記の不飽和脂肪酸モノグリ
セリドと飽和脂肪酸モノグリセリドと同様に用いること
ができるが、飽和脂肪酸モノグリセリドの割合は、好ま
しくは不飽和脂肪酸モノグリセリドよりも少ない。
【0056】本発明のバインダー相の他の実施態様によ
れば、立方ゲル粒子は、化合物(i)として、混合物の
重量に対して1から55重量%の割合のフィタントリオ
ールの混合物と、混合物重量に対して50から99重量
%の割合の少なくとも1つの不飽和脂肪酸モノグリセリ
ドを含む。
【0057】この実施態様の好ましい形態によれば、フ
ィタンチオールの割合は、混合物の重量に対して10か
ら30重量%の割合であり、不飽和脂肪酸モノグリセリ
ドの割合は、混合物の重量に対して70から90重量%
の割合である。
【0058】前記で定義された分散及び安定化剤は、好
ましくは、 −ポリオールのアルキル又はアルケニルエーテル又はエ
ステル、 −N−アシルアミノ酸とその誘導体、アルキル又はアル
ケニル基でN−アシル化されたペプチド、およびその
塩、 −硫酸のアルキル又はアルケニルエーテル又はエステ
ル、その誘導体及びその塩、−ポリオキシエチレン化脂
肪アルキル又はアルケニルエーテル又はエステル、 −ポリオキシエチレン化アルキル又はアルケニルカルボ
ン酸及びその塩、 −N−アルキル又はアルケニルベタイン、 −アルキルトリメチルアンモニウム又はアルケニルトリ
メチルアンモニウム及びその塩、及び −その混合物から選ばれる。
【0059】前記に掲げられた化合物の中で、アルキル
及びアルケニル基は8から22までの炭素原子を有し、
混合物の形態でも良い。
【0060】ポリオールのアルキル又はアルケニルエー
テルまたはエステルの中で、特に、少なくとも20のエ
チレンオキシド単位でポリオキシエチレン化されたソル
ビタンのアルキル又はアルケニルエステル、例えばソル
ビタンパルミテート20EOまたは、SEPPIC社により
“Montanox 40 DF(登録商標)”の名で市販されている
ポリソルベート40、ソルビタンラウレート20EO、
またはICI社により“Tween20(登録商標)”の名で市販
されているポリソルベート20が挙げられる。
【0061】この群の中で、少なくとも10のグルセロ
ールベースの単位を含み、オキシエチレン化されていて
もされていなくてもよいポリグリセロールのアルキル又
はアルケニルエステルを挙げることができ、例えば、Ni
kko Chemicalにより“Decaglyn 1-L(登録商標)”の名
で市販されているポリグリセリル−10ラウレートであ
る。
【0062】グルコースから、フラクトースから、ガラ
クトースから、マルトースからまたはラクトースから由
来するものなどの、モノ−又はポリサッカライドのアル
キル又はアルケニルエーテル又はエステル、特にD−フ
ルクトースの、デシルグルコースの、及びデシルポリグ
ルコースの、1−及び6−モノエステルを挙げることが
できる。
【0063】N−アシルアミノ酸及びその誘導体の中
で、アルキル又はアケニル基でN−アシル化されたペプ
チド及びその塩が挙げられ、特に、少なくとも12炭素
原子を含むアルキル又はアルケニル基のものが用いられ
る。
【0064】本発明によれば、「アミノ酸」なる用語
は、α−、β−、γ−アミノ酸を意味する。N−アシル
アミノ酸の塩として、例えば、 N−アシルグルタメー
ト、例えば、ココイルグルタミン酸一ナトリウム、ラウ
ロイルグルタミン酸一ナトリウム、C14−C20アルキル
グルタミン酸二ナトリウム(水素添加獣脂に由来するC
14−C20アルキル基)を挙げることができ、これらは各
々、Ajinomoto社から、“Acylglutamate CS-11(登録商
標)”、“Acylglutamate LS-11(登録商標)”、“Acy
lglutamate HS-11(登録商標)”、の名で市販されてい
る。
【0065】N−アシルリジン、例えば、Ajinomoto社
から“Amihope LL(登録商標)”の名で市販されている
ラウロイルリジンも挙げることができる。
【0066】N−アシルアミノ酸誘導体及びその塩は、
好ましくはN−アシルサルコシネート、例えば、SEPPIC
社により“Oramix L30(登録商標)”の名で市販されて
いるラウロイルサルコシン酸(サルコシネート)ナトリ
ウム、ミリストイルサルコシン酸ナトリウム、及びパル
ミトイルサルコシン酸ナトリウムであり、各々、Nikko
Chemical社により“Nikkol Sarcosinate MN(登録商
標)”及び“Nikkol Sarcosinate PN(登録商標)”の
名で市販されている。N−アシルペプチドの中で、コラ
ーゲン又はケラチンの全体又は一部に由来するものを挙
げることができ、例えばラウロイルコラーゲンナトリウ
ム及びパルミトイルケラチンであり、SEPPIC社から“Pr
oteol B 30(登録商標)”“LipacidePK(登録商標)”
の名で市販されている。
【0067】アルキル又はアルケニルエーテル又はエス
テルサルフェート、その誘導体及びその塩の中で、好ま
しくは用いられるものは、少なくとも12の炭素原子を
含むアルキル又はアルケニル基のものである。
【0068】好ましく用いられる硫酸アルキル又はアル
ケニルエーテルの中では、硫酸アルキルエーテル塩、特
に硫酸ラウリルエーテルナトリウムである。
【0069】硫酸アルキル又はアルケニルエステルの中
で、例えば、イセチオン酸エステル及びその塩であり、
特にイセチオン酸ココイルナトリウムであり、Rhone-Po
ulenc社から“Geropon AC 78(登録商標)”の名で市販
されている。
【0070】好ましく用いられるポリオキシエチレン化
脂肪酸アルキル又はアルケニルエステルまたはエーテル
は、アルキル又はアルケニル基が少なくとも12の炭素
原子を含むものである。特に好ましいものは、少なくと
も20のエチレンオキシド単位を含み、例えば、PEG
−20ステアレート、ラウレス−23、オレス−20及
びPEG−25フィトステロールである。
【0071】好ましく用いられるポリオキシエチレン化
アルキル又はアルケニルカルボン酸とその塩の中では、
少なくとも10のエチレンオキシド単位を含み、例えば
ラウレス−10カルボン酸及びオレス−10カルボン酸
である。
【0072】好ましく用いられるN−アルキル又はアル
ケニルベタインの中では、少なくとも12炭素原子を含
む、アルキル又はアルケニル基のものであり、例えばラ
ウリルアミドプロピルベタイン及びオレイルアミドプロ
ピルベタインである。
【0073】好ましく用いることができるアルキル又は
アルケニルトリメチルアンモニウムとその塩の中で、少
なくとも12炭素原子を含む、アルキル又はアルケニル
基のものである。好ましく用いることができる塩は、ブ
ロミド及びクロライドであり、ココイルトリメチルアン
モニウムクロライド及びセチルトリメチルアンモニウム
ブロミドである。
【0074】バインダー相は、通常5から8までのp
H、好ましくは6から7までのpHを有する。
【0075】本発明によって用いることができるバイン
ダー相は、安定で、2ヶ月間、4から45℃までの温度
で、巨視的または微視的外観、色、臭いに変化を起こす
ことなく保存することができる。
【0076】好ましくは立方ゲル粒子が、さらに、0.
0005重量%から5重量%まで、好ましくは0.00
1重量%から2重量%までの水不溶性イオン性両親媒性
脂質を含む。
【0077】これらの脂質の中で、特に、 −リン脂質、例えば天然リン脂質、例えば、大豆レシチ
ンまたは卵レシチン、化学的または酵素的に修飾された
リン脂質、例えば水素添加レシチンまたはホスファチジ
ン酸のナトリウム塩、及び合成リン脂質、例えばジパル
ミトイルホスファチジルコリン、 −脂肪アルコールのリン酸エステル、例えばリン酸モノ
セチル及びそのナトリウム及びカリウム塩、Mona社から
“Monofax 160(登録商標)”の名で市販されているも
の、リン酸ジミリスチル及びそのナトリウム及びカリウ
ム塩、Chimex社から“Mexoryl SY(登録商標)”の名で
市販されている、 −グルタミン酸のN−アシル誘導体、例えばAjinomoto
社から“Acylglutamate HS11(登録商標)”の名で市販
されているステアロイルグルタミン酸一ナトリウム及び
ココイル−C14−C20アルキルグルタミン酸一ナトリウ
ムの混合物、 Ajinomoto社から“Acylglutamate GS11
(登録商標)”の名で市販されている水素添加獣脂由来
のC14−C20アルキル基、 −Nikko Chemical社から“Nikkol SCS(登録商標)”の
名で市販されている硫酸セチルナトリウム、 −Nikko Chemicals社から“Nikkol SGC 80 N(登録商
標)”の名で市販されている、硫酸ココイルモノグルセ
リドナトリウム、及び −第4級アンモニウム誘導体、例えばベヘニルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、ジラウリルジメチルアンモ
ニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウム
クロライド、4,5−ジヒドロ−1−メチル−2−(C
14−C20)アルキル−1−(2−(C14−C20)アルキ
ルアミノエチル)イミダゾリウムメチルサルフェート、
14−C20アルキル基は水素添加獣脂由来のもので、Re
wo Chmische社からの“Rewoquat W75H(登録商標)”の
名で市販されている、ジアルキルヒドロキシエチルメチ
ルアンモニウムメチルサルフェートでアルキル基が水素
添加または水素添加されていない獣脂由来のものである
もの、Stepan社により“Stepanquat VP85(登録商
標)”の名で、及びSEPPIC社により“Amonyl DM(登録
商標)”の名で市販されている。
【0078】これらの水不溶性イオン性両親媒性脂質は
立方ゲル粒子に表面変化を与え、その結果粒子間の静電
反発力をもたらす。
【0079】前記立方ゲル粒子の分散液の形態のバイン
ダー相は、ホモゲナイザーを用いて、フィタントリオー
ル、水、前記の少なくとも1つの脂肪鎖水溶性表面活性
剤、及び任意に前記の水不溶性イオン性両親媒性脂質及
び/または親水性及び親油性活性剤ベースの立方ゲルの
断片化で得ることができる。
【0080】立方ゲル粒子は、種々の適当な機械的手
段、例えば、ローターステータータイプの高せん断ホモ
ゲナイザー、例えば“Virtis”ホモゲナイザー、約20
0から1800bar(20から180Mpa)、で得ること
ができる。
【0081】前述の、分散液の粒子の平均径は、一般的
に約0.05から1μmまで、好ましくは0.5μm以
下である。分散液の粒子サイズは、用いられる脂肪鎖水
溶性界面活性剤の性質と濃度により変えることができ
る。
【0082】調製のこの工程で、前述の分散液の立方ゲ
ル粒子に、種々のタイプの活性化合物を加えることが可
能である。特に、前記粒子は、親水性活性剤または親油
性活性剤を含むことができる。
【0083】言うまでもないが、立方ゲル粒子の特異的
な構造のために、親水性活性剤と親油性活性剤の両方を
その中に取り込むことができ、たとえこれらの活性剤が
あるレベルの不和合性を有していても可能である。
【0084】取り込まれることができる種々の活性剤の
中で、特に −抗酸化剤又はフリーラジカル捕捉剤、例えばタンパク
質及び酵素、ラクトペルオキシダーゼ及びラクトフェリ
ン、ペプチド及びその誘導体、金属イオン封鎖剤、フラ
ボノイド、クロロフィリン、エトキシキン、キノシン、
トコフェノール、及びその誘導体、アスコルビルパルミ
テート、β−カロチン、ビタミンE及びその誘導体、ビ
タミンC及びその誘導体、ビタミンA及びその誘導体、 −保湿又は湿潤剤、例えばヒアルロン酸及びその塩、β
−グリセロリン酸、グリセリン、ソルビトール又はパン
テノール、 −UV遮蔽剤、例えばMerck社により“Eusolex 232(登
録商標)”の名で、Givaudan-Roure社により“Parsol 1
789(登録商標)”及び“Parsol MCX(登録商標)”の
名で、Chimex社により“Mexoryl SX(登録商標)”の名
で、BASF社により“Uvinul T150(登録商標)”の名で
市販されている製品、 −角質溶解剤、例えばタンパク質分解酵素、サリチル酸
及びその誘導体、例えば5−n−ドデカノイルサリチル
酸、及びレチノイン酸及びその誘導体、 −日焼け増進剤、例えばカフェイン、チロシン誘導体例
えばグルコースチロシネート及びN−L−マリルチロシ
ンの二ナトリウム塩、 −脱色素剤、例えばコウジ酸、グリコール酸、ビタミン
C、特にアスコルビルリン酸マグネシウム、アルブチン
及びその誘導体、 −天然着色剤、例えば植物由来の染料、例えばクロロフ
ィリン及びβ−カロチン、又は動物由来の染料、例えば
コチニールカルミン、及びカラメル、 −自己日焼け剤、例えばジヒドロキシアセトン及びイン
ドール、 −リポレギュレーター、例えばγ−オリザノール、ゲニ
ン及びアジアティック酸、カフェイン及びテオフィリン
を含むCentella asiaticaの抽出物、 −老化防止剤及びしわ防止剤、例えばヒドロキシ酸、例
えばグリコール酸、n-オクタノイルサリチル酸、レチノ
ール及びその誘導体、例えばレチニルアセテート、パル
ミテート又はプロピオネート、及びレチノイド、 −抗炎症剤及び瘢痕化剤、例えば18−β−グリシルレ
チニック酸とその塩、特にそのアンモニウム塩、α―ビ
スアボロール、コルチコイド、Centella asiaticaの抽
出物、及びアロエベラ、 −抗菌及び抗真菌剤、例えばベンゾアルコニウムクロラ
イド、クロルヘキシジン、ヘキセチジン、及びヘキサミ
ジン、 −虫忌避剤、例えばジエチルトルアミド、及びジメチル
トルアミド、 −消臭剤、例えばヘキサクロロフェン、及び製品Triclo
san、Ciba Geigy社により“Irgasan DP 300(登録商
標)”の名で市販されている、 −制汗剤、例えばオクトピロックス、及びピリジンチオ
ン誘導体、例えばOlin社により“Omadine(登録商
標)”の名で市販されている、 −脱髪防止剤、例えばメチルニコチネート又はヘキシル
ニコチネート、及びミノキシジル、 −髪用染料、例えば酸化塩基及び酸化カップラー、直接
染料及び自己酸化染料 −パーマネントウェーブ還元剤、例えばチオグリコール
酸、システイン、システアミン、n-アセチルシステイ
ン、N-アセチルシステアミン及びグリセリルチオグリ
コレート、 −皮膚及び髪のコンディショナー、例えばカチオン性ポ
リマー、及びカチオンが挙げられる。
【0085】本発明の分散液の形態のバインダー相は、
親水性活性剤を含む粒子、親油性活性剤を含む粒子、又
は親水性及び親油性活性剤の両方、例えば親水性及び親
油性UV遮蔽剤、を含む粒子、またはこれらの種々の粒
子の混合物のいずれか含むことができる。
【0086】立方ゲルの形成の後、分散化及び安定化剤
は一般的に前記粒子の外側にある。
【0087】本発明のバインダー相が油性相を含むと
き、任意にある種の親油性添加剤及び/又は活性剤を含
む油性相は、ついで、得られた前記分散液に添加され、
混合物は、例えば“Virtis(登録商標)”タイプホモゲ
ナイザーを用いて行うことができる機械的攪拌に供され
る。
【0088】油性相は、こうして水性相に分散され、一
般的に平均サイズ0.1ミクロンから10ミクロンの間
の滴状形態である。この油性相は少なくとも植物、動
物、鉱物又は合成由来の少なくとも1つの油を含む。
【0089】用いられることができる油の中で、ミンク
油、タートル油、大豆油、グレープピップ油、ゴマ油、
コーン油、レープシード油、ヒマワリ油、綿実油、アボ
カド油、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油又は落花生
油;流動パラフィン、スクアラン、又はワセリンなどの
炭化水素油;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸
イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシ
ル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2−エチル
ヘキシル、ラウリン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン
酸2−オクチルデシル、ミリスチン酸2−オクチルドデ
シル又は乳酸2−オクチルドデシル、コハク酸2−ジエ
チルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリイソス
テアリン酸グリセリル又はジグリセリルなどの脂肪エス
テル;パーフルオロ油;ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リ
ノレン酸又はイソステアリン酸などの高級脂肪酸が挙げ
られる。
【0090】特に例示できる合成油の中で、イソヘキサ
デカン、ポリデカン及びポリイソイブテンなどの炭化水
素、オクチルドデカノール、セタノール、ステアリルア
ルコール及びオレイルアルコールなどの脂肪アルコー
ル、必須脂肪酸のグリセリド、カプリン酸の及びアクリ
ル酸のトリグリセリドのようなエステル、及びそれらの
混合物、脂肪アルコールと直鎖状又は分枝状脂肪酸のな
どのエステル、例えばパーセリン油(ステアリルオクタ
ノエート)である。
【0091】本発明の組成物に用いることができる合成
油は、ポリジメチルシロキサンなどの直鎖型の、シクロ
ペンタジメチルシロキサンなどの環状型の、及びオキシ
エチレン化オキシプロピレン化ポリフェニルトリメチル
シロキサンとポリジメチルシロキサンなどのオルガノ有
機変性型のシリコーン油を含む。
【0092】これらの油は単独または混合物として用い
ることができる。
【0093】分散液の連続水性相に、種々の化粧品また
は皮膚科で許容される化合物、親水性活性剤、例えば従
来の保湿剤又は添加剤、を添加することもできる。
【0094】これらの化合物の中で、特に防腐剤、香
料、染料、ゲル化剤などを挙げることができる。
【0095】本発明に用いられるゲル化剤の中で、特
に、ヒドロキシエチルセルロース及びアルキルヒドロキ
シエチルセルロースなどのセルロース誘導体、satia gu
mなどの藻類由来のもの、トラガカントゴムなどの天然
ゴム、混合物などの合成ポリマー、またはポリカルボキ
シビニル酸、特にGoodrich社から”Carbopol”の名で、
または3V SA社から“Synthalen”の名で市販されている
もの、を挙げることができる。
【0096】ゲル化剤の割合は、一般的には、バインダ
ー相の全重量に対して0.1から2重量%となる。
【0097】本発明の1つの好ましい実施態様におい
て、組成物は少なくとも1つのゲル化剤を含む。
【0098】分散された立方ゲル粒子に加えて、本発明
の組成物は、任意に活性剤を含むリポソームを含むこと
ができる。
【0099】本発明の組成物のフィタンチオールの存在
は良好な保湿力を与える。
【0100】バインダー相は、前述のもの以外の、ワッ
クス及び/又はペースト状脂肪物質のから選ばれる、い
かなる脂肪物質も含むこともできる。
【0101】ペースト状脂肪化合物は、以下の物理化学
的特性の少なくとも1つを用いて定義されることができ
る:−0.1から40Pa.sまでの粘度(1から400ポ
イズ)、好ましくは0.5から25Pa.s、MS-r3又はMS-
r4スピンドルを備えたContraves TVロータリー粘度計で
40℃、240rpmで測定したもの、−25−70
℃、好ましくは25−55℃の融点。
【0102】用いられるワックスの中で、みつろう、ラ
ノリンワックス、及び白ろう;カルナウバろう、キャン
デリラろう、オーキュリーろう、コルク繊維ろう、シュ
ガーコーンろう、木ろう、水素添加ホホバワックス及び
水素添加油、例えば水素添加ひまわり油、水素添加ひま
し油、水素添加ココナッツ油及び水素添加ラノリン;パ
ラフィン、ミクロクリスタリンワックス、モンタンワッ
クス及びオゾケライト;ポリエチレンワックス、Fische
r-Tropsch合成により得られるワックス、ワックス性コ
ポリマー及びそのエステル、シリコーンワックス例えば
ポリアルコキシシロキサン及びポリアルキルシロキサン
及びその混合物を挙げることができる。
【0103】バインダー相は任意に揮発性部分、例えば
揮発性油を含むことができる。
【0104】「揮発性油」は、皮膚上で揮発することが
可能ないかなる化合物も意味する。引火点が調製物に用
いるために十分に高く、所望の消失性効果を得るために
十分に低い油が好ましく用いられる。約40−100℃
の引火点を有する油が好ましく用いられる。
【0105】これらの揮発性化合物は、特に炭化水素ベ
ースの油から選ばれることができ、例えばイソパラフィ
ン、特にイソドデカン、3から8まで、好ましくは4か
ら6までの珪素原子を含む環状揮発性シリコーン、例え
ばシクロテトラジメチルシロキサン、シクロペンタジメ
チルシロキサン、又はシクロヘキサジメチルシロキサ
ン、特に、Dow Corning社により、“DC Fluid 244”、
“DC Fluid 245”、“DCFluid 344”及び“DC Fluid 34
5”の名で市販されている製品、2から9までの珪素原
子を含む直鎖状揮発性シリコーン、例えばヘキサメチル
ジシロキサン、ヘキシルヘプタメチルトリシロキサン、
及びオクチルヘプタメチルトリシロキサンである。
【0106】バインダー相は添加剤も含むことができ、
例えば親油性化粧活性剤及び/又は化粧品に通常用いら
れる油溶性成分、例えば香料及び光遮蔽剤である。これ
らの添加剤は好ましくは、バインダー相の全重量に対し
て、1から70重量%の範囲で存在する。
【0107】本発明の組成物は、R3SiO1/2、 R2
iO2/2、 RSiO3/2、 RSiO 4/2単位(Rは水
素、C1−C6アルキル基又はフェニル基を表す)の組み
合わせを含むシリコーン樹脂も含むこともできる。
【0108】いうまでもないが、当業者は、本発明の有
利な特性を意図する添加によって実質的に、不利に影響
しないように、これ又はこれらの任意の添加化合物を注
意深く選択するであろう。
【0109】本発明の組成物が、フェース又はボディパ
ウダーであるとき、それらは、一般的に、組成物の全重
量に対して、少なくとも70重量%、好ましくは70か
ら99.9重量%の粉体相を含む。
【0110】バインダー相は、組成物の全重量に対し
て、30重量%まで、好ましくは0.1〜23重量%ま
で、より好ましくは3から20重量%までを占めること
ができる。
【0111】本発明の組成物は、パウダーの形態である
ことができ、例えばコンパクト、フリー、圧縮又は成型
パウダーである。フリーパウダーの場合、例えば、バイ
ンダー相は、組成物の全重量に対して、15重量%ま
で、好ましくは1〜5重量%までを占めることができ
る。コンパクトパウダーでは、バインダー相の量は、組
成物の全重量に対して、1〜30重量%、好ましくは5
〜20重量%までを占めることができる。
【0112】 本発明の組成物がファンデーション、口
紅、マスカラ、アイライナー、又はボディのためのメイ
クアップ製品であるとき、バインダー相は、最終組成物
の重量に対して、50〜99.9重量%を占めることが
できる。組成物は、液体製品、成型製品、クリーム、ス
ティックなどの形態とすることができる。
【0113】本発明の組成物は、30〜50%のバイン
ダー相を含むことができる。これによりパウダーとファ
ンデーションの両方として機能する製品が得られる。そ
のような製品は、特に有利であり、コンパクトで持ち運
びが容易であるので非常に実用的である。さらに、皮膚
への定着力とパウダー効果というパウダーの化粧特性、
及び心地よい感触、加湿、滑らかさ、適用の容易さとい
うファンデーションの化粧特性を組み合わせたものであ
る。そのような製品はクリーム状であり、非常に心地よ
いみずみずしい感触を与え、乾燥やつっぱり感を与えな
い。それはボディのためのメイクアップ製品として用い
ることができる。
【0114】本発明の組成物は、化粧品スティック、成
型製品、エマルション又はパウダーを調製する周知の方
法で調製することができる。
【0115】所望のファンデーション、口紅、マスカ
ラ、アイライナー、ボディのためのメイクアップ製品
を、いくつかの別個の容器を備えたキットを用いて調製
することもできる。容器の1つは前もって調製したバイ
ンダー相を含む。他の容器は、異なる色の顔料、粉末形
態の活性剤、フィラー又は真珠光沢剤又はフレークを含
むことができる。各容器は、1種の化合物のみ、又はこ
れと反対に前もって調製された混合物を含むことができ
る。メイクアップ製品を調製するために、数グラムのバ
インダー相を手のひらに置き、そこに粉末状化合物を加
え、指を用いてそれらをバインダー相と混合するだけで
十分である。数回まわした後、(例えば約20回)、均
一な組成物が得られ、そこには粉末状化合物が特に良好
に分散され、皮膚又は粘膜などのケラチン物質への適用
が容易である。得られるメイクアップは均一、均質で非
常に心地よい。
【0116】こうして、本発明はヒトのケラチン物質を
メイクアップする方法であって、以下の工程: −a)少なくとも1つの粉末状化合物と、立方ゲル粒子
の分散液を含む有効な量のバインダー相を混合して、均
一な組成物を得る工程 −b)a)で得られた組成物を前記ケラチン物質に適用
する工程を含むことを特徴とする方法に関する。
【0117】混合は、例えば手のひらで、又はいかなる
容量の容器でも行うことができる。
【0118】「有効量」という用語は、粉末状化合物を
分散させるために、及び均一な組成物を得るために必要
とされるバインダー相の量を意味する。当業者は、用い
られる粉末状化合物の量の関数としてこの量を決定する
ことができる。「均一な組成物」という表現は、細かく
均一に分散され、最終的な組成物が凝集や塊を形成しな
い組成物を意味する。好ましくは、 Aが用いられたバ
インダー相のグラムで表された量、Bが用いられた粉末
状化合物のグラムで表された量であるとき、A/B比が
100:1から1:1までの範囲である。
【0119】立方ゲル粒子の分散液と粉末状化合物の混
合は、いかなる混合装置を用いても行うことができ、例
えば“Moritz”ミキサー(ミクロ分散ターボミキサー、
10分間の最大スピード)又は“ultra-turrax”ミキサ
ー(スクレーパーパドル付き又はなし)、又は単純に手
を用いる。
【0120】本発明の好ましい実施態様において、工程
a)の混合は、手のひらにのせて、指で行う。例えば、
バインダー相を約0.2gから1g(グラム)を手にお
き、約0.01gから1gの粉末状化合物を添加するこ
とができる。全体を指で混合し、均一な組成物を得る。
化粧ケアファンデーションの所望する色が明るい色又は
暗い色かにより、酸化チタン、酸化鉄、又は粉末形態の
化粧ケア活性剤をバインダー相に加えるであろう。口紅
には、例えば、ある酸化鉄などの赤い顔料を用いること
ができる。
【0121】いうまでもないが、本発明のファンデーシ
ョン又は他のメイクアップ製品は、これらの製品を調製
するための従来の方法により、、すなわち、例えば、適
当な脂肪物質に、例えば“Virtis(登録商標)”機など
のホモゲナイザーを用いて、顔料を前もって分散させ、
すりつぶし、攪拌することにより、調製することができ
る。
【0122】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
する。以下の実施例において、量は、組成物の全重量に
対する重量%で表される。 実施例1 出願人は、パウダー形状の、以下の組成物を調製した
(量は、組成物の全重量に対する重量%で表される)。
【0123】相A −タルク X% −酸化鉄 2.74% −ナイロンパウダー 10% −酸化チタン 1% −防腐剤 0.2% 相B: −バインダー相 (立方ゲル粒子の分散液) Y%
【0124】
【表1】
【0125】バインダー相の組成物(立方ゲル粒子の分
散液)は以下の通りである(量は、組成物の全重量に対
する重量%で表される)。 −イソプロピルミリステート 1.64% −ヒマシ油 2.46% −液体ワセリン 12.36% −液体ラノリン 1.26% −水 70.95% −イミダゾリニルウレア 0.3% −グリセリン 5% −N−ステアロイル−L−グルタミン酸の一ナトリウム
塩、“Acylglutamate HS-11”の名でAjinomoto社により
市販されている 0.03% −フィタントリオール 2.97% −ワセリン 2.28% −クロルフェネシン 0.25% −オキシエチレン化ソルビタンモノパルミテート(40
EO) 0.5%
【0126】この組成物は、以下の方法で調製した。立
方ゲル粒子の水性分散液を、2.97gのフィタントリ
オールと0.03gのN−ステアロイル−L−グルタミ
ン酸の一ナトリウム塩と1.28gの水を混合し、ここ
に0.5gのオキシエチレン化ソルビタンモノパルミテ
ートと5gのグリセリンを含む水溶液75.17gを添
加することにより得た。混合物をついで前分散し、その
後、室温で、「Virtis(登録商標)ホモゲナイザー」を
35000rpmで5分間用いて均質化し、この攪拌を
4回繰り返した。
【0127】 防腐剤(クロルフェネシン及びイミダゾ
リニルウレア)と脂肪物質(イソプロピルミリステー
ト、ヒマシ油、液体ワセリン、液体ラノリン及びワセリ
ン)をついで、得られた立方ゲル粒子の水性分散液を添
加した。室温において35000rpmで5分間Virtis
(商標登録)ホモゲナイザーを用いて攪拌した後、この
攪拌を5回繰り返し、安定で均一な分散液を得た。
【0128】各組成物1乃至3について、最初に、相A
の化合物(粉末状化合物)の混合物を、Baker-Perkins
ターボミキサー中で調製した。ついで、相B(バインダ
ー相)をそこに攪拌しながら添加した。2つの層を混合
して、均一な製品を得た。混合物の温度を35℃に保持
した。
【0129】粉末状化合物の良好な粘着力を示す粉末を
得た。これらの組成物は、皮膚に適用したときにみずみ
ずしい感覚を与えた。
【0130】実施例2 出願人は以下の立方ゲル粒子の分散液を調製した。 −水素添加イソパラフィン 7.8% −イソステアリルネオペンタノエート 2.6% −防腐剤 0.61% −香料 0.1% −水中に33%のエチレンジアミンテトラメチレンホス
ホン酸の五ナトリウム塩0.1% −アルキルヒドロキシエチルセルロース 1% −シクロヘキサジメチルシロキサン 11.6% −フィタントリオール 2.97% −脱イオン水 69.19% −グリセリン 3% −N−ステアロイル−L−グルタミン酸の一ナトリウム
塩、“Acylglutamate HS-11”の名でAjinomoto社により
市販されている 0.03% −オキシエチレン化ソルビタンモノパルミテート(40
EO) 1%
【0131】この組成物は、以下の方法で調製した。立
方ゲル粒子の水性分散液を、2.97gのフィタントリ
オールと0.03gのN−ステアロイル−L−グルタミ
ン酸の一ナトリウム塩と1.28gの水を混合し、ここ
に1gのオキシエチレン化ソルビタンモノパルミテート
と3gのグリセリンを含む水溶液57.91gを添加す
ることにより得た。混合物をついで前分散し、その後、
室温で、Virtis(登録商標)ホモゲナイザーを3500
0rpmで5分間用いて均質化し、この攪拌を4回繰り
返した。
【0132】香料と脂肪物質(水素添加イソパラフィ
ン、イソステアリルネオペンタノエート、及びシクロヘ
キサジメチルシロキサン)をついで、得られた立方ゲル
粒子の水性分散液へ添加した。ついで混合物を室温で、
Soavi(商標登録)高圧ホモゲナーザーを用いて、60
0バーで4回のホモゲナイズ処理で均質化した。
【0133】アルキルヒドロキシエチルセルロースと防
腐剤を14gの脱イオン水と混合することにより得られ
た溶液をそこに添加した。混合物を、Heidolph RZR 50
(登録商標)パドルスターラーを用いて50rpm、3
0分間室温で均質化した。こうして、立方ゲル粒子の安
定で均一な分散液を得た。
【0134】この分散液の0.36gを手のひらにの
せ、0.03gの純粋な顔料(黄色酸化鉄)を加えた。
これらの材料を人差し指でまわす操作で(約20回)混
合した。顔料が非常によく分散された液体クリームの形
態のファンデーションを得た。ついでこのクリームは、
顔に直接適用し、広げて、完全に均一均質なメイクアッ
プ効果を得た。
【0135】実施例3 実施例2の立方ゲル粒子の分散液をボトルに保存した。
黄色酸化鉄、黒酸化鉄、赤酸化鉄、白酸化チタン、真珠
光沢剤、及びフレークは、別の容器に保存した。粉末形
態の活性剤とフィラーは、他の別の容器に保存した。家
で自分独自のファンデーションを調製するためのメイク
アップキットを、単に手のひらで、立方ゲル粒子の分散
液と選ばれた粉末状化合物(顔料及び/又はフィラー及
び/又は真珠光沢剤及び/又はフレーク及び/又は活性
剤)を混合することにより、得た。
【0136】実施例4 出願人は、パウダー形状の、以下の組成物を調製した
(量は、組成物の全重量に対する重量%で表される)。 −タルク 46.06% −酸化鉄 2.74% −ナイロンパウダー 10% −酸化チタン 1% −防腐剤 0.2% −立方ゲル粒子の分散液 40% 立方ゲル粒子の分散液は実施例1のものと同じである。
【0137】感触がクリームより圧縮されるているが粉
末ではない製品が得られた。この製品は、ファンデーシ
ョンとしてもフェースパウダーとしても用いることがで
きた。皮膚に対して粉末様効果を発揮するとともに、適
用すると同時にみずみずしい感覚を与えた。それは心地
よく、適用が容易であった。
フロントページの続き (72)発明者 ナディア・テラン フランス・92340・ブール・ラ・レーヌ・ アヴニュ・デュ・パノラマ・29ビス Fターム(参考) 4C083 AA12 AB10 AB21 AB23 AB24 AB43 AB44 AC01 AC11 AC12 AC34 AC44 AC66 AC85 AD07 AD16 AD28 AD51 BB11 BB21 CC11 CC12 CC13 CC14 CC19 EE06 FF01

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体相とバインダー相を含むメイクアッ
    プ組成物であって、前記バインダー相が立方ゲル粒子の
    分散液を含むことを特徴とするメイクアップ組成物。
  2. 【請求項2】 前記粉体相が顔料及び/又は真珠光沢剤
    及び/又はフィラー及び/又はフレーク及び/又はそれ
    らの混合物を含む、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記顔料が二酸化チタン、二酸化ジルコ
    ニウム、二酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化クロ
    ム、ナノチタン、ナノ亜鉛、フェリックブルー、カーボ
    ンブラック、カルシウム、バリウム、アルミニウム、又
    はジルコニウム塩などのレーキ、ハロ酸性染料、アゾ染
    料又はアントラキノン染料などの酸性染料、ポリジメチ
    ルシロキサンなどのシリコーン化合物で、及び/又はポ
    リマーで、特にポリエチレンで被覆される顔料から選ば
    れる、請求項2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記顔料が、組成物の全重量に対して、
    0.05重量%から80重量%までの範囲、好ましくは
    0.5重量%から50重量%までの範囲の濃度で存在す
    る請求項2又は3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記フィラーが、タルク、マイカ、シリ
    カ、カオリン、ナイロンパウダー、ポリ−β−アラニン
    パウダー、ポリエチレンパウダー、テフロン(登録商
    標)、ラウロイルリシン、デンプン、窒化ホウ素、オキ
    シ塩化ビスマス、テトラフルオロエチレンポリマーパウ
    ダー、メタクリル酸ポリメチルパウダー、ポリウレタン
    パウダー、ポリスチレンパウダー、ポリエステルパウダ
    ー、合成中空ミクロスフェア、ミクロスポンジ及びシリ
    コーン樹脂ミクロビーズ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化
    ジルコニウム又は酸化セリウム、沈澱炭酸カルシウム、
    炭酸マグネシウム、炭酸水素マグネシウム、ハイドロキ
    シアパタイト、中空シリカミクロスフェア、ガラス又は
    セラミックミクロカプセル、及び8から22までの炭素
    原子、好ましくは12から18までの炭素原子を含む有
    機カルボン酸由来の金属石鹸から選ばれる、請求項2乃
    至4のいずれか1項記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記フィラーが、組成物の全重量に対し
    て、0.05重量%から99重量%までの範囲の量で存
    在する、請求項2乃至5のいずれか1項記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記粉体相が真珠光沢剤を含むことを特
    徴とする、請求項2乃至6のいずれか1項記載の組成
    物。
  8. 【請求項8】 前記真珠光沢剤が、組成物の全重量に対
    して、0.05重量%から80重量%までの範囲の量
    で、好ましくは2重量%から50重量%までの範囲の量
    で存在する、請求項1乃至7のいずれか1項記載の組成
    物。
  9. 【請求項9】 前記粉体相がフレークを含む、請求項2
    乃至8のいずれか1項記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記粉体相が、組成物の全重量に対し
    て、少なくとも0.1重量%、より好ましくは少なくと
    も2重量%の量で存在する、請求項1乃至9のいずれか
    1項記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記立方ゲル粒子の分散液が水性連続
    相を含み、フィタントリオールベースの立方ゲル粒子の
    分散液の形態であり、 a) 3,7,11,15−テトラメチル−1,2,
    3−ヘキサデカントリオール又はフィタントリオール
    を、バインダー相の全重量に対して0.1重量%から1
    5重量%、及び b) 8から22までの炭素原子を有する直鎖状又は
    分枝状の、飽和又は不飽和の脂肪鎖を含む、室温で水溶
    性の界面活性剤から選ばれるものである分散及び安定化
    剤を、バインダー相の全重量に対して0.1重量%から
    3重量%、を含む、請求項1乃至10のいずれか1項記
    載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記立方ゲル粒子の分散液が、(α)
    60重量%から98重量%までの水性相、及び(β)2
    重量%から40重量%までの油性相、を含む分散液の形
    態の組成物であり、前記油性相は前記水性相中に分散さ
    れ、立方ゲル粒子によって安定化されており、この粒子
    は本質的に (i) 組成物の全重量に対して0.1重量%から15
    重量%までの、3,7,11,15−テトラメチル−
    1,2,3−ヘキサデカントリオール又はフィタントリ
    オール、N−メチルグルカミンのN−2−アルコキシカ
    ルボニル誘導体、及び不飽和脂肪酸のモノグリセリドか
    ら選ばれる少なくとも1つの化合物、及び(ii)組成物
    の全重量に対して0.05重量%から3重量%までの、
    8から22までの炭素原子を有する直鎖状又は分枝状
    の、飽和又は不飽和の脂肪鎖を含む、室温で水溶性の界
    面活性剤から選ばれるものである分散及び安定化剤から
    なるものである請求項1乃至10のいずれか1項記載の
    組成物。
  13. 【請求項13】 化合物(i)の相対重量比が、油性相
    の重量に対して、0.02/1と1/1の間、好ましく
    は0.05/1と0.5/1の間である、請求項12記
    載の組成物。
  14. 【請求項14】 化合物(i)の相対重量比が、前記分
    散及び安定化剤の重量に対して、2と200の間、好ま
    しくは50以下である、請求項12記載の組成物。
  15. 【請求項15】 分散及び安定化剤が、ポリオールのア
    ルキル又はアルケニルエーテル又はエステル、N−アシ
    ルアミノ酸とその誘導体、アルキル又はアルケニル基で
    N−アシル化されたペプチドおよびその塩、硫酸アルキ
    ル又はアルケニルエーテル又はエステル、その誘導体及
    びその塩、ポリオキシエチレン化脂肪アルキル又はアル
    ケニルエーテル又はエステル、ポリオキシエチレン化ア
    ルキル又はアルケニルカルボン酸及びその塩、N−アル
    キル又はアルケニルベタイン、アルキル又はアルケニル
    トリメチルアンモニウム及びその塩、及びその混合物か
    ら選ばれる、請求項11乃至14のいずれか1項記載の
    組成物。
  16. 【請求項16】 立方ゲル粒子が、さらに、0.000
    5重量%から5重量%まで、好ましくは0.001重量
    %から2重量%までの、水に不溶性のイオン性両親媒性
    脂質を含む、請求項1乃至15のいずれか1項記載の組
    成物。
  17. 【請求項17】 粒子が親水性活性剤又は親油性活性剤
    を含むことができることを特徴とする、請求項1乃至1
    6のいずれか1項記載の組成物。
  18. 【請求項18】 油性相が少なくとも1つの植物油、動
    物油、鉱物油又は合成由来の油を含む請求項12乃至1
    7のいずれか1項記載の組成物。
  19. 【請求項19】 前記油が、ミンク油、タートル油、大
    豆油、グレープピップ油、ゴマ油、コーン油、レープシ
    ード油、ヒマワリ油、綿実油、アボカド油、オリーブ
    油、ヒマシ油、ホホバ油又は落花生油;流動パラフィ
    ン、スクアラン、又はワセリンなどの炭化水素油;ミリ
    スチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ス
    テアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、イソノナン酸
    イソノニル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ラウリ
    ン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−オクチルデ
    シル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル又は乳酸2−
    オクチルドデシル、コハク酸2−ジエチルヘキシル、リ
    ンゴ酸ジイソステアリル、トリイソステアリン酸グリセ
    リル又はジグリセリルなどの脂肪エステル;パーフルオ
    ロ油;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベ
    ヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸又はイソ
    ステアリン酸などの高級脂肪酸、イソヘキサデカン、ポ
    リデカン及びポリイソイブテン、オクチルドデカノー
    ル、セタノール、ステアリルアルコール及びオレイルア
    ルコールなどの脂肪アルコール、必須脂肪酸のグリセリ
    ド、カプリン酸の及びアクリル酸のトリグリセリドのよ
    うなエステル、及びそれらの混合物、脂肪アルコールと
    直鎖状又は分枝状脂肪酸のエステル、例えばパーセリン
    油、ポリジメチルシロキサンなどの直鎖型の、シクロペ
    ンタジメチルシロキサンなどの環状型の、及びオキシエ
    チレン化オキシプロピレン化ポリフェニルトリメチルシ
    ロキサンとポリジメチルシロキサンなどのオルガノ変性
    型の、シリコーン油、及びそれらの混合物から選ばれ
    る、請求項18記載の組成物。
  20. 【請求項20】 少なくとも1つのゲル化剤を含む、請
    求項1乃至19のいずれか1項記載の組成物。
  21. 【請求項21】 ゲル化剤が、バインダー相の全重量に
    対して、0.1重量%から2重量%までの範囲の量で存
    在する、請求項20記載の組成物。
  22. 【請求項22】 バインダー相が揮発性油も含むことを
    特徴とする請求項1乃至21のいずれか1項記載の組成
    物。
  23. 【請求項23】 アイシャドウ、フェース及びボディパ
    ウダー、コンシーラー製品、ファンデーション、ボディ
    のためのメイクアップ製品、口紅、マスカラ、アイライ
    ナー、又は日焼け止め又は自己日焼け製品の形態である
    ことを特徴とする、請求項1乃至22のいずれか1項記
    載の組成物。
  24. 【請求項24】 フェース又はボディパウダーであり、
    バインダー相が組成物の全重量に対して30重量%ま
    で、好ましくは0.1重量%から23重量%までを占め
    る、請求項1乃至23のいずれか1項記載の組成物。
  25. 【請求項25】 ファンデーション、口紅、マスカラ、
    アイライナー又はボディのためのメイクアップ製品であ
    り、バインダー相が組成物の全重量に対して50重量%
    から99.9重量%までを占める、請求項1乃至23の
    いずれか1項記載の組成物。
  26. 【請求項26】 バインダー相を30重量%から50重
    量%含む、請求項1乃至22のいずれか1項記載の組成
    物。
  27. 【請求項27】 ヒトの、特に皮膚及びボディの、ケラ
    チン物質のためのメイクアップ又はケアのための化粧方
    法であって、請求項1乃至26のいずれか1項記載の組
    成物を、これらの材料に適用することを含む方法。
  28. 【請求項28】 粉末状化合物を含むメイクアップ組成
    物における、粉末状化合物の組成物中への分散を改善す
    ることを目的とする立方ゲル粒子の少なくとも1つの分
    散液の使用。
  29. 【請求項29】 メイクアップ及び/又は化粧ケア組成
    物における、組成物により与えられたケラチン物質の保
    湿を改善することを目的とする、立方ゲル粒子の少なく
    とも1つの分散液の使用。
  30. 【請求項30】 第1に、立方ゲル粒子の少なくとも1
    つの分散液を含む組成物を収納する容器、第2に粉末状
    化合物を収納する少なくとも1つの別個の容器を備えた
    メイクアップキット。
  31. 【請求項31】 ヒトのケラチン物質をメイクアップす
    る方法であって、以下の工程: −a)少なくとも1つの粉末状化合物と、立方ゲル粒子
    の分散液を含む有効な量のバインダー相を混合して、均
    一な組成物を得る工程 −b)a)で得られた組成物を前記ケラチン物質に適用
    する工程を含むことを特徴とする方法。
  32. 【請求項32】 工程a)における混合を、手のひらに
    おいて、指で行うことを特徴とする、請求項31記載の
    方法。
  33. 【請求項33】 Aが用いられたバインダー相のグラム
    で表された量、Bが用いられた粉末状化合物のグラムで
    表された量とするとき、A/B比が100:1から1:
    1までの範囲であることを特徴とする請求項31又は3
    2記載の方法。
JP2001148413A 2000-05-19 2001-05-17 特定のバインダー相を含むメイクアップ組成物 Pending JP2001328921A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0006451A FR2808998B1 (fr) 2000-05-19 2000-05-19 Composition cosmetique de maquillage comprenant une phase liante particuliere
FR0006451 2000-05-19

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001328921A true JP2001328921A (ja) 2001-11-27

Family

ID=8850429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001148413A Pending JP2001328921A (ja) 2000-05-19 2001-05-17 特定のバインダー相を含むメイクアップ組成物

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20020034480A1 (ja)
EP (1) EP1155675A3 (ja)
JP (1) JP2001328921A (ja)
KR (1) KR20010105287A (ja)
CN (1) CN1375273A (ja)
FR (1) FR2808998B1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043705A1 (ja) * 2004-10-19 2006-04-27 National Institute Of Advanced Industrial Scienceand Technology Ii型キュービック液晶組成物
JP2008303164A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Shiseido Co Ltd 油中水型固型メーキャップ化粧料
JP2010528162A (ja) * 2007-05-25 2010-08-19 シュヴァン−スタビロ コスメティクス ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー ポリマー系色素含有インク
KR101456988B1 (ko) * 2006-04-27 2014-10-31 코그니스 아이피 매니지먼트 게엠베하 아실글루타메이트를 함유하는 분산물
KR20160075245A (ko) * 2014-12-19 2016-06-29 최화숙 큐빅입방구조체 형성용 조성물, 이를 이용한 화장료 조성물 및 이의 제조방법
US9445982B2 (en) 2007-05-25 2016-09-20 Schwan-Stabilo Cosmetics Gmbh & Co. Kg Polymer-based pigment-bearing ink
KR101831766B1 (ko) * 2011-11-18 2018-02-27 (주)아모레퍼시픽 워터-스플래쉬 현상을 갖는 자외선 차단용 화장료 조성물 및 이의 제조방법

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2809954B1 (fr) * 2000-06-08 2004-03-12 Oreal Utilisation du phytantriol comme agent anti-pollution, notamment dans une composition cosmetique
FR2809957B1 (fr) * 2000-06-08 2002-10-04 Oreal Utilisation de particules de gel cubique comme agent anti-pollution, notamment dans une composition cosmetique
DE60322954D1 (de) * 2002-12-17 2008-09-25 Oreal Durchsichtige oder durchscheinende kosmetische zusammensetzung strukturiert mit silikonpolymeren
US20040175347A1 (en) * 2003-03-04 2004-09-09 The Procter & Gamble Company Regulation of mammalian keratinous tissue using hexamidine compositions
US7285570B2 (en) 2003-04-17 2007-10-23 The Procter & Gamble Company Compositions and methods for regulating mammalian keratinous tissue
FR2858215B1 (fr) * 2003-08-01 2006-03-31 Oreal Composition cosmetique coloree a effet de flou
US20050238609A1 (en) * 2003-11-07 2005-10-27 L'oreal Cubic gel particles, uses thereof
US7452528B2 (en) * 2004-04-15 2008-11-18 E.I. Du Pont De Nemours And Company Peptide-based carbon nanotube hair colorants and their use in hair colorant and cosmetic compositions
US7276088B2 (en) * 2004-04-15 2007-10-02 E.I. Du Pont De Nemours And Company Hair coloring and cosmetic compositions comprising carbon nanotubes
US20050276776A1 (en) * 2004-05-13 2005-12-15 Anne Liechty Cosmetic powder comprising at least one elastomeric organopolysiloxane
US20050287092A1 (en) * 2004-05-13 2005-12-29 Anne Liechty Cosmetic powder comprising barium sulfate
US20050287099A1 (en) * 2004-05-13 2005-12-29 Anne Liechty Cosmetic powder comprising at least one acrylic polymer powder
US8317423B2 (en) 2004-08-11 2012-11-27 Elc Management Llc Mascara for use with a vibrating applicator: compositions and methods
US8327858B2 (en) 2004-08-11 2012-12-11 Elc Management Llc Vibrating mascara applicator
US20060182705A1 (en) * 2005-02-11 2006-08-17 Cruse Maria K Composition for reduction and prevention of wrinkles on the skin
US20070025944A1 (en) * 2005-08-01 2007-02-01 L'oreal Cosmetic compositions useful for lengthening lashes
KR100758819B1 (ko) * 2005-12-02 2007-10-04 주식회사 케미랜드 고농도, 고분산의 자외선 차단 조성물
US20070128137A1 (en) * 2005-12-02 2007-06-07 Naohisa Yoshimi Water in oil emulsion compositions containing siloxane elastomers
US20070274932A1 (en) * 2006-05-15 2007-11-29 The Procter & Gamble Company Water in oil emulsion compositions containing sunscreen actives and siloxane elastomers
JP2009536965A (ja) * 2006-05-15 2009-10-22 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 水溶性活性物質の浸透の増強方法
WO2007140510A1 (en) * 2006-06-02 2007-12-13 Monash University Agrochemical composition comprising liquid crystal particles
US20080038360A1 (en) * 2006-08-11 2008-02-14 Joseph Michael Zukowski Personal care composition
US20080095729A1 (en) * 2006-10-19 2008-04-24 L'oreal Aqueous fatty quaternary amine-containing systems for water-insoluble materials
KR100820238B1 (ko) 2006-11-27 2008-04-07 (주)아모레퍼시픽 높은 자외선차단지수를 갖는 파우더 파운데이션 화장품조성물
KR100795233B1 (ko) 2006-11-30 2008-01-17 (주)아모레퍼시픽 발수 및 발유와 도포 균일성이 향상된 복합화 안료를함유하는 메이크업 화장료 조성물 및 그의 제조방법
US20090011035A1 (en) * 2007-07-03 2009-01-08 Joseph Michael Zukowski Personal care composition
US20090053337A1 (en) * 2007-08-21 2009-02-26 L'oreal Composition and method of improving skin barrier function of compromised skin
US20100303745A1 (en) * 2009-05-29 2010-12-02 Brownberry Skin bronzer
US9572880B2 (en) 2010-08-27 2017-02-21 Sienna Biopharmaceuticals, Inc. Ultrasound delivery of nanoparticles
EP2608762B2 (en) 2010-08-27 2020-05-13 Sienna Biopharmaceuticals, Inc. Compositions and methods for targeted thermomodulation
AU2013329450B2 (en) 2012-10-11 2017-06-22 Coronado Aesthetics, Llc Silver nanoplate compositions and methods
KR102033449B1 (ko) * 2013-03-29 2019-10-17 (주)아모레퍼시픽 파우더를 포함하는 화장료 조성물 및 그 제조방법
WO2016086348A1 (en) * 2014-12-02 2016-06-09 Dow Global Technologies Llc Polyurethane microparticles coated with a zinc salt and methods for the preparation thereof
CN105342871A (zh) * 2015-12-23 2016-02-24 广州聚注专利研发有限公司 一种收缩毛孔的粉底及其制备方法
CN109071750B (zh) 2016-03-08 2022-08-02 生活实验公司 持久化妆品组合物
KR20180082874A (ko) 2017-01-11 2018-07-19 (주)아모레퍼시픽 저융점 왁스를 포함하는 화장료 조성물
CN111133023B (zh) 2017-09-13 2022-10-18 生活实验公司 持久化妆品组合物
WO2019055445A2 (en) 2017-09-13 2019-03-21 Living Proof, Inc. COLOR PROTECTION COMPOSITIONS
CN108309827A (zh) * 2018-02-06 2018-07-24 陈云 一种软胶眼影及其制备方法
CN110170259B (zh) * 2019-04-28 2021-11-26 广州卡迪莲化妆品科技有限公司 一种化妆品着色剂的预分散方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5876758A (en) * 1989-08-04 1999-03-02 Lvmh Recherche Solid complex particles comprising a biologically active solid substance, mode of preparation and compositions for topical use containing them and intended to treat biological surfaces
FR2720937B1 (fr) * 1994-06-08 1997-03-28 Oreal Composition cosmétique ou dermatologique sous forme de dispersion, aqueuse et stable, de particules de gel cubique à base de phytantriol et contenant un agent tensioactif à chaîne grasse en tant qu'agent dispersant et stabilisant.
US6013269A (en) * 1994-10-12 2000-01-11 The Procter & Gamble Company Cosmetic make-up compositions
CA2225996A1 (en) * 1995-06-26 1997-01-16 Revlon Consumer Products Corporation Glossy transfer resistant cosmetic compositions
FR2780644B1 (fr) * 1998-07-03 2001-07-20 Oreal Composition cosmetique ou dermatologique sous forme d'une dispersion d'une phase huileuse et d'une phase aqueuse, stabilisee a l'aide de particules de gel cubique

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043705A1 (ja) * 2004-10-19 2006-04-27 National Institute Of Advanced Industrial Scienceand Technology Ii型キュービック液晶組成物
US7846903B2 (en) 2004-10-19 2010-12-07 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Type II cubic liquid crystal composition
KR101456988B1 (ko) * 2006-04-27 2014-10-31 코그니스 아이피 매니지먼트 게엠베하 아실글루타메이트를 함유하는 분산물
JP2010528162A (ja) * 2007-05-25 2010-08-19 シュヴァン−スタビロ コスメティクス ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー ポリマー系色素含有インク
US9445982B2 (en) 2007-05-25 2016-09-20 Schwan-Stabilo Cosmetics Gmbh & Co. Kg Polymer-based pigment-bearing ink
JP2008303164A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Shiseido Co Ltd 油中水型固型メーキャップ化粧料
KR101831766B1 (ko) * 2011-11-18 2018-02-27 (주)아모레퍼시픽 워터-스플래쉬 현상을 갖는 자외선 차단용 화장료 조성물 및 이의 제조방법
KR20160075245A (ko) * 2014-12-19 2016-06-29 최화숙 큐빅입방구조체 형성용 조성물, 이를 이용한 화장료 조성물 및 이의 제조방법
KR101690110B1 (ko) 2014-12-19 2016-12-27 최화숙 큐빅입방구조체 형성용 조성물, 이를 이용한 화장료 조성물 및 이의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
FR2808998A1 (fr) 2001-11-23
KR20010105287A (ko) 2001-11-28
US20020034480A1 (en) 2002-03-21
CN1375273A (zh) 2002-10-23
FR2808998B1 (fr) 2002-07-05
EP1155675A2 (fr) 2001-11-21
EP1155675A3 (fr) 2002-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001328921A (ja) 特定のバインダー相を含むメイクアップ組成物
US20020041854A1 (en) Cosmetic compositions in powder form comprising a binder, and make-up and cosmetic care methods
JP3817519B2 (ja) ポリマー粒子分散液と顔料分散液を含有する化粧品用組成物
JP2579735B2 (ja) 酸化チタンと酸化ケイ素とからなる透明顔料を含有するメーキャップ用化粧料組成物
JP3027008B2 (ja) ポリマー粒子分散物を含有する化粧品用組成物
JP3001831B2 (ja) 液晶着色剤を含有する化粧品組成物およびその使用
JP2000178126A (ja) ポリマ―粒子ディスパ―ジョンと特定のレオロジ―剤を含有する耐移り性化粧品用組成物
FR2823103A1 (fr) Produit de maquillage bicouche contenant un pigment goniochromatique et un pigment monocolore et kit de maquillage contenant ce produit
JP3758885B2 (ja) 新規な顔料を含む化粧品組成物
KR19990063330A (ko) 부분적 비휘발성 액체 지방상중 필름-비형성 중합체 입자분산을 포함하는 묻어나지 않는 화장 조성물
CA2245989A1 (fr) Composition cosmetique sous forme d'emulsion comprenant une dispersion de particules de polymere stabilisees en surface dans une phase grasse liquide
JP2004512348A (ja) フォトクロミック着色剤を含有する化粧品組成物と皮膚及び/又は皮膚付属器のメイクアップ及び/又はケアのためのその使用
JP2000044426A (ja) 非水性媒体中にポリマ―粒子を分散させた組成物
JPH11236314A (ja) 脂肪相に分散するポリマー粒子と脂溶性ポリマーを含有する耐移り性化粧品用組成物
JP2004503574A (ja) ロングラスティングメイクアップキット及び方法
JP2005508303A (ja) 粒子分散液を含む化粧品組成物
JP2001002523A (ja) セルロース原繊維を含む水中油型エマルション形態の組成物、および化粧用途におけるその使用
KR20010072739A (ko) 겔란 및 특정 계면활성제를 함유하는 o/w 에멀션 및이의 용도
JP2002322020A (ja) 2層コートメークアップ製品、その用途、及びこの製品を収容するメークアップキット
JP2002370936A (ja) 2層コートメークアップ方法と第1及び第2の組成物を収容するメークアップキット
US20060045895A1 (en) Cosmetic composition comprising a polymer particle dispersion and a pigment dispersion
JP2000143445A (ja) 移らないメイクアップ方法並びに当該方法を実施するための組成物およびキット
JP2003502355A (ja) 親水性ゲル化剤と特定のフィラーとを含む固形水性ゲル、それを含む組成物及び使用
JP2006509037A (ja) 少なくとも1種のパラヒドロキシ安息香酸アルキルおよび少なくとも1種の親油性アミノ酸誘導体を含む組成物、特に化粧品組成物
KR100231637B1 (ko) 중합체성 입자분산액을 포함하는 화장학적 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040901

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040906

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050222