JP2006509037A - 少なくとも1種のパラヒドロキシ安息香酸アルキルおよび少なくとも1種の親油性アミノ酸誘導体を含む組成物、特に化粧品組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、生理学的に許容できる媒体中に、少なくとも1種のパラヒドロキシ安息香酸アルキルおよび少なくとも1種の親油性アミノ酸誘導体を含む化粧品組成物、その化粧用の使用、ならびに本発明の組成物の皮膚への適用を含む美容用のトリートメント方法に関する。本発明はまた、親油性アミノ酸誘導体を用いて、パラヒドロキシ安息香酸アルキルを溶解するための方法にも関する。本発明はまた、少なくとも1種のパラヒドロキシ安息香酸アルキルの固体粒子への吸着を防止するための、少なくとも1種の親油性アミノ酸誘導体の使用にも関する。

Description

本発明は、アルキル基が1から6個の炭素原子を含むパラヒドロキシ安息香酸アルキル(またはパラベン)および親油性アミノ酸誘導体を含む組成物、特に化粧品組成物、ならびに化粧品および/または皮膚科学における組成物の使用に関する。本発明はまた、アルキル基が1から6個の炭素原子を含むパラヒドロキシ安息香酸アルキルを親油性アミノ酸誘導体と共に溶解する方法にも関する。
防腐剤、特にアルキル基が1から6個の炭素原子を含むパラヒドロキシ安息香酸アルキルを、抗真菌性を有するという理由から、化粧品および/または皮膚科学用組成物に使用することは既知の慣行である。しかし、これらの防腐剤は、特に水性媒体にそれほど溶解しないところから、これら防腐剤の使用には問題がある。具体的には、パラベン類は、再結晶する傾向があり、不溶性の白色粒子の形成をもたらし、それらを含有する組成物の視覚的側面および感覚的品質を許容し難いものにする。さらに、その結果、パラベン類の抗真菌力が減少し、もはや防腐剤として作用しなくなる。
パラベン類の溶解を促進するための1つの解決策は、パラベン類を含む組成物にエタノールなどの第1級アルコール、グリコールなどの多価アルコール、または界面活性剤を添加することである。しかし、過剰量の第1級アルコールの添加は、特に顔への適用を意図された組成物においては、アルコールに刺激性があるところから、避けるべきである。さらに、過剰量のグリコールの添加は、組成物にべたべたとした粘着性を与える。さらに、特に敏感な個体の場合、界面活性剤は皮膚および眼に対する刺激性を有するところから、過剰量の界面活性剤の使用は避けることが求められる。さらに、ある種のアニオン性および非イオン性界面活性剤は、パラベンと相容せず、パラベンの活性を抑制する。組成物中のパラベン類の量を増加することが必要なときに、これらの欠点は全て、さらに問題となる。
JP-A-2-295912 US-A-5 412 004 US-A-5 811 487 特許US-A-5 412 004 特許EP 669 323 特許US 2 463 264 「Microemulsions Theory and Practice」、L.M. Prince Ed.、Academic Press(1977)、21〜32頁 International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook
したがって、これら溶解度の低い化合物を、十分な量で、化粧品および/または皮膚科学用組成物に、化粧品の効果を失うことなく導入できることは、依然として必要である。
したがって、パラヒドロキシ安息香酸アルキル(またはパラベン類)を、生理学的に許容できる媒体中に容易に溶解し、皮膚または頭皮に適用したときに生じる不快感を最低限にすることは、依然として必要である。さらに、これらの化合物の再結晶化またはこれらの化合物を含有する組成物の安定性の喪失を伴うことなく、化粧品および皮膚科学用に使用するために、これらの化合物を十分な量で溶解することができる必要がある。
本出願人は今般、親油性アミノ酸誘導体が、予想外に、これらパラベン類の溶解を増大することを発見した。
したがって、本発明の主題は、生理学的に許容できる媒体中に、アルキル基が1から6個の炭素原子を含む、少なくとも1種のパラヒドロキシ安息香酸アルキルおよび少なくとも1種の親油性アミノ酸誘導体を含む組成物である。
本発明の親油性アミノ酸誘導体の使用は、十分な量のパラヒドロキシ安息香酸アルキルを、化粧品または皮膚科学用用途向けに、前記パラヒドロキシ安息香酸アルキルの再結晶化またはこれらを含有する組成物の安定性の喪失を伴うことなく、溶解することを可能にし、したがって化粧品として許容できる組成物を得ることを可能にする。この使用は、同一またはさらに大きな抗真菌力を有する一方で同時に、特にはアルコールの使用を省くことを可能にするかあるいは、アルコールの必要量を相当に制限することを可能にする。
本発明の親油性アミノ酸誘導体の使用はまた、固体粒子の分散物を含む組成物中にパラベン類を導入するときに、追加的な利点を有する。具体的に、本出願人は、結果的にこれらパラベン類の抗真菌効果のさらなる低下を招く現象である、パラヒドロキシ安息香酸アルキルの固体粒子表面への吸着を、親油性アミノ酸誘導体が防止することを見出した。
したがって、本発明の主題の1つはまた、生理学的に許容できる媒体中に、アルキル基が1から6個の炭素原子を含む、少なくとも1種のパラヒドロキシ安息香酸アルキルおよび少なくとも1種の親油性アミノ酸誘導体、ならびに少なくとも1種の固体粒子分散物を含む組成物でもある。
本発明の組成物に使用されるパラヒドロキシ安息香酸アルキルは、有利には、パラヒドロキシ安息香酸メチル、パラヒドロキシ安息香酸プロピルおよびパラヒドロキシ安息香酸ブチルならびにこれらの混合物から選択される。
親油性アミノ酸誘導体は、好ましくは式(I)のアミノ酸エステル:
R'1(CO)N(R'2)CH(R'3)(CH2)n(CO)OR'4 (I)
(式中、
nは0、1または2に等しい整数であり、
R'1は、直鎖または分岐のC5からC21のアルキルまたはアルケニル基を示し、
R'2は、水素原子またはC1からC3のアルキル基を示し、
R'3は、水素原子、メチル基、エチル基および直鎖または分岐のC3またはC4のアルキル基から形成される群から選択される基を示し、
R'4は、直鎖または分岐のC1からC10のアルキル基、直鎖または分岐のC2からC10のアルケニル基、あるいはステロール残基を示す)
から選択されるエステルである。
これらのアミノ酸エステルおよびこれらを合成する方法は、Ajinomoto Co社からの特許出願EP 1 044 676およびEP 0 928 608に記述されている。
式(I)のアミノ酸エステルにおいて、基R'1(CO)-は、好ましくはカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、リノール酸、リノレン酸、オレイン酸、イソステアリン酸および2-エチルへキサン酸、ヤシ油脂肪酸およびパーム核油脂肪酸により形成される群から選択される酸のアシル基であることが好ましい。これらの脂肪酸はまた、ヒドロキシル基を含んでいてもよい。さらにより好ましくは、脂肪酸はラウリン酸であろう。
アミノ酸エステルの-N(R'2)CH(R'3)(CH2)n(CO)-部分は、好ましくは以下のアミノ酸:グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、β-アラニン、アミノ酪酸、アミノカプロン酸、サルコシンおよびN-メチル-β-アラニンから選択される。
さらにより好ましくは、アミノ酸はサルコシンであろう。
基OR'4に対応するアミノ酸エステルの部分は、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、tert-ブタノール、イソブタノール、3-メチル-1-ブタノール、2-メチル-1-ブタノール、フーゼル油、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、オクタノール、2-エチルヘキサノール、デカノール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、2-ヘキサデシルアルコール、2-オクチルドデカノールおよびイソステアリルアルコールにより形成される群から選択されるアルコールから得ることができる。
これらのアミノ酸エステルは、特にアミノ酸の天然源から得ることができる。この場合、アミノ酸は植物(オートムギ、コムギ、ダイズ、パームヤシ、ヤシ)の天然タンパク質の加水分解から誘導され、かつこの場合、必然的にアミノ酸混合物を生じ、それが次いでエステル化され、次いでN-アシル化される。このようなアミノ酸の調製は、より具体的には、特許出願FR 2 796 550に記述されており、これは参照として本明細書に組み込まれる。
本発明における使用により好ましいアミノ酸エステルは、式:
CH3-(CH2)10CO-N(CH3)-CH2-COO-CH(CH3)2
のイソプロピルN-ラウロイルサルコシネートである。
言及することができる例は、Ajinomoto社により販売されているEldew SL-205(登録商標)である。
本発明によれば、用語「固体粒子の分散物」は、分散している媒体に不溶であるいかなる鉱物および/または有機固体粒子をも意味する。これらの粒子は、様々な形態をであってよい。これらの粒子は、具体的には、球形、円筒形または小板形であってよい。これらの粒子はまた、中空であっても、中実であってもよい。
本発明では、用語「固体」粒子は、室温および大気圧において固体であり、30℃を超える融点を有する粒子を意味する。状態の固体/液体変化は可逆的であってよい。
これらの固体粒子は、室温で固体である結晶性または半結晶性物質、合成および/または天然由来の鉱物および/または有機繊維、ワックス微分散物、シリコーン樹脂、シリコーンエラストマー、ポリアミド粒子、アクリルコポリマー系ミクロスフェア、膨張粉体またはシリコーン樹脂マイクロビーズを含むか、またはこれらから形成されてよい。
これらの粒子は特に顔料または充填剤であってよい。
本発明のための固体粒子の例は、室温(25℃)で固体であり、一次相転移を有し、100℃超、好ましくは120℃、よりよくは150℃超の融点または燃焼温度を有する結晶性または半結晶性物質を含む(特に、から形成される)固体粒子に代表される。
融点または燃焼温度は、ASTM標準E794-98に基づいて測定することができる。
本発明では、用語「半結晶性物質」は、相の一次可逆変化、特に融解(固体-液体転移)の温度を有する、結晶可能部分と非結晶性部分とを含む物質、特にポリマーを意味する。
有利には、結晶性または半結晶性物質は、10以上、特に10から7,500の範囲、好ましくは200以上、特に200から7,500の範囲、よりよくは400以上、特に400から7,500の範囲のビッカース硬度を有する。
ビッカース硬度(VH)は、物質に四角錘の形状の針入硬度計を押し当てることにより、荷重Pを用いて測定する。針入硬度計により得られた四角形の押し跡の対角線の平均サイズを次いで測定する。
ビッカース硬度(VH)を、次いで以下の関係式を用いて算出する。
Figure 2006509037
ビッカース硬度(VH)は、Leco社のM 400 g 2マイクロデュロメータを用いて測定してよい。
上に定義した固体粒子の素材は、シリカ、ガラス、ダイアモンド、銅、窒化ホウ素、セラミックス、マイカ、金属酸化物、特に黒酸化鉄、赤酸化鉄または黄酸化鉄などの酸化鉄、酸化チタンおよびアルミナ、ならびにこれらの混合物から選択することができる鉱物材料であってよい。
本発明の有利な一態様において、組成物に含まれる粒子は、20μm以下のサイズである。この場合、粒子は「微粒子」と称される。
本発明を実施するのに適した固体微粒子には、特に合成および/または天然由来の鉱物および/または有機繊維、ならびにワックス微分散物を挙げることができる。
繊維は、好ましくは、絹繊維、綿繊維、羊毛繊維、亜麻繊維、特に木、植物または藻類から抽出されるセルロース繊維、ポリアミド繊維(ナイロン(登録商標)、特にナイロン6 = ポリアミド6、ナイロン6,6 = ポリアミド6,6、ナイロン12 = ポリアミド12の名称のもの)、レーヨン繊維、ビスコース繊維、アセテート繊維、特にレーヨンアセテート、セルロースアセテートまたはシルクアセテート繊維、ポリ-p-フェニレンテレフタミド繊維、特にKevlar(登録商標)繊維、アクリル繊維、特にポリメチルメタクリレートまたはポリ(2-ヒドロキシエチルメタクリレート)繊維、ポリオレフィン繊維、特にポリエチレン繊維またはポリプロピレン繊維、ガラス繊維、シリカ繊維、アラミド繊維、炭素繊維、特にグラファイト形態の炭素繊維、Teflon(登録商標)繊維、不溶性コラーゲン繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリアクリロニトリル繊維、キトサン繊維、ポリウレタン繊維、ポリエチレンフタレート繊維、前述のようなポリマーの混合物から形成される繊維、例えばポリアミド/ポリエステル繊維、およびこれらの混合物から選択される。
本発明を実施するために使用する繊維は、好ましくは5μmと50μmの間の直径および20μmと1000μmの間の長さを有する。
本発明の特に有利な一態様において、繊維は、ポリアミド (ナイロン(登録商標)繊維、特にポリアミド6(ナイロン6)、ポリアミド6,6(ナイロン6,6)およびポリアミド12(ナイロン12)、ならびにレーヨン繊維から選択される。
本発明では、ワックス微分散物は、ワックス粒子の分散物であり、分散物中で前記ワックス粒子のサイズは約1μm以下である。
本特許出願において、ワックスは、室温(25℃)で固体であり、状態の固体/液体可逆的変化を伴い、30℃を超え、120℃までであってよい融点を有する親油性化合物である。ワックスを液体形状にすること(融解)により、ワックスを油と混和させ顕微鏡的に均一な混合物を形成することが可能であるが、混合物を室温に冷却することにより、混合物の油中にワックスの再結晶が得られる。
ワックスの融点は、示差走査熱量計(D.S.C.)、例えばDSC 30の名称でMettler社により販売されている熱量計を用いて測定してよい。るつぼに入れた生成物の試料15mgを、10℃/分の加熱速度で、0℃から120℃の範囲の最初の温度上昇にかけ、次いで、10℃/分の冷却速度で、120℃から0℃に冷却し、最終的に5℃/分の加熱速度で、0℃から120℃の範囲の2回目の温度上昇にかける。2回目の温度上昇の間に、空のるつぼによって吸収される力と生成物の試料を含むるつぼによって吸収される力との差の変化を、温度の関数として測定
する。化合物の融点は、温度の関数としての吸収された力の変化を表す曲線のピークの頂点に対応する温度の値である。
ワックス微分散物は、ワックスのコロイド粒子の安定な分散物であり、特に「Microemulsions Theory and Practice」、L.M. Prince Ed.、Academic Press(1977)、21〜32頁に記述されている。
特に、これらのワックス微分散物は、界面活性剤および任意選択でいくらかの水の存在下でワックスを融解し、次いで攪拌しながら熱水を徐々に添加することによって得ることができる。油中水型エマルジョン中間体の生成が観察され、次いで転相により水中油型マイクロエマルジョンが最終的に生成される。冷却すると、固体のコロイド状ワックス粒子の安定な微分散物が得られる。
ワックス微分散物は、またワックス、界面活性剤および水の混合物を、超音波、高圧ホモジナイザー、ターボミキサーなどの攪拌手段により攪拌することによっても得られる。
ワックス微分散物の粒子は、好ましくは1μm未満(特に0.02μmから0.09μmの範囲)、好ましくは0.5μm未満(特に0.06μmから0.5μmの範囲)の平均サイズを有する。
これらの粒子は、実質上ワックスまたはワックスの混合物からなる。しかしこれらの粒子は、少量の油状および/またはペースト状の脂肪添加物、界面活性剤および/または通常の油溶性添加物/活性剤を含む。
本発明の微分散物に使用することができるワックスは、室温で固体かつ剛性である、動物、植物、鉱物および合成由来のワックス、ならびにこれらの混合物から選択される。ワックスは、およそ30℃から120℃の範囲、よりよくは45℃から120℃の範囲の融点を有してよい。ワックスはまた、0.05Mpaから15Mpaの範囲、好ましくは3Mpaから15Mpaの範囲の硬度を有してもよい。硬度は、TA-XT2iの名称でRheo社により販売されている、0.1mm/秒の測定速度で進行し、ワックスに0.3mmの侵入深さ侵入する直径2mmのステンレス鋼シリンダを備えるテクスチュロメータを用いて20℃で測定された圧縮力を測定することにより決定する。硬度測定を行うために、ワックスをワックスの融点+20℃に等しい温度で融解する。融解したワックスを直径30mm、深さ20mmの容器に注ぎ込む。ワックスを室温(25℃)で24時間、再結晶させ、次いで、硬度測定を行う前に少なくとも1時間20℃で保管する。硬度の値は、ワックスと接触するテクスチュロメータのシリンダの面積によって除した圧縮力の測定値である。
炭化水素系ワックス、例えばミツロウ、ラノリンワックスおよびイボタロウ、ライスワックス、カルナウバロウ、カンデリラロウ、オーリクリーロウ、コルクファイバーワックス、サトウキビワックス、モクロウおよびハゼロウ、モンタンロウ、ならびに含ロウコポリマー、ならびにこれらのエステルも挙げることができる。
直線または分岐のC8〜C32脂肪鎖を有する動物または植物油の接触水素添加により得られるワックスも挙げることができる。
これらの中で、特に水添ホホバ油、水添ヒマワリ油、水添ヒマシ油、水添ヤシ油および水添ラノリン油を挙げることができる。
シリコーンワックス、フッ素ワックス、マイクロクリスタリンワックス、セレシンまたはオゾケライト、および合成ワックス、例えばポリエチレンワックス、およびフィッシャートロプシュワックスも挙げることができる。
カルナウバロウ、ミツロウまたはカンデリラロウを使用することが好ましい。
ワックスおよび界面活性剤を含む市販の自己乳化ワックス混合物を使用することも可能である。これらの市販混合物により、単に水を添加するだけで、ワックス微分散物を調製することができる。
本発明の組成物において使用するのに適した他の固体微粒子または微粒子は、トリフルオロメチル-Cl-4-アルキルジメチコーンおよびトリフルオロプロピルジメチコーンなどのシリコーン樹脂;シリコーンエラストマー、例えば「KSG」の名称でShin-Etsu社から、「Trefil」、「BY29」および「EPSX」の名称でDow Corning社から、あるいは「Gransil」の名称でGrant Industries社から販売されている製品、ポリアミド粒子特にOrgasolの名称でAtochem社から販売されているポリアミド粒子;ポリエチレンパウダー;Polytrapの名称でDow Corning社から販売されている、エチレングリコールジメタクリレート/ラウリルメタクリレートコポリマーからなるものなどのアクリルコポリマー系ミクロスフェア;中空ミクロスフェアなどの膨張粉体、および特にExpancelの名称でKemanord Plast社から、あるいはMicropearl F 80 EDの名称でMatsumoto社から販売されているミクロスフェア;Tospearlの名称でToshiba Silicone社から販売されているものなどのシリコーン樹脂マイクロビーズ、ならびにこれらの混合物から選択されてよい。
本発明の組成物におけるパラヒドロキシ安息香酸アルキルの濃度は、組成物の全重量に対して、0.001重量%と80重量%の間、好ましくは0.01重量%と60重量%の間、特に0.01重量%と10重量%の間、さらにより好ましくは0.05重量%と1重量%の間である。
アミノ酸エステルの量は、溶解されるパラヒドロキシ安息香酸アルキルの量に依存することになり、組成物の全重量に対して0.01重量%と90重量%の間、好ましくは0.1重量%と30重量%の間、より特に0.1重量%と10重量%の間であってよい。
本発明の組成物が固体粒子を含む場合、固体粒子は、組成物の全重量に対して、0.05重量%と20重量%の間、好ましくは0.1重量%と10重量%の間に相当する。
本発明の組成物は、化粧品組成物として、特に皮膚および/または粘膜のケアのために、あるいはメークアップ組成物、例えばマスカラ、あるいはケラチン線維、特にまつ毛を手入れするための組成物として使用されてよい。
本発明の組成物はまた、皮膚科学的製剤の製造に使用されてもよい。
本発明に基づき使用される組成物は、皮膚および/またはその外皮への局所施用を意図されており、したがって生理学的に許容できる媒体、すなわち、皮膚、頭皮、まつ毛、眉毛、毛髪、爪および/または粘膜などの皮膚組織と適合する媒体を含む。この生理学的に許容できる媒体はより具体的には、水、および任意選択で、例えば、1から8個の炭素原子、特に1から6個の炭素原子を含む低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、プロパノールまたはブタノール;6から80のエチレンオキサイド単位を含むプロピレングリコール;多価アルコール、例えばプロピレングリコール、イソプレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ソルビトール、ジプロピレングリコール、ペンチレングリコールおよびヘキシレングリコールから選択される生理学的に許容できる有機溶媒とからなってよい。
本発明の組成物はまた、局所施用に従来用いられるいかなる剤形、特に水性または水性-アルコール溶液の形態、水中油型(O/W)エマルジョンまたは油中水型(W/O)エマルジョンまたは多相エマルジョン(3相エマルジョン:W/O/WまたはO/W/O)、水性ゲル、あるいは小球が場合によってはナノスフィアおよびナノカプセルなどのポリマーナノ粒子、またはイオン性および/または非イオン性タイプの脂質小胞(リポソーム、ニオソームまたはオレオソーム)である小球を用いた水相への油相分散物であってもよい。これらの組成物は通常の方法にしたがって調製される。
さらに、本発明に基づき使用される組成物は、多かれ少なかれ流体であってよく、かつ白色または有色のクリーム、軟膏、ミルク、ローション、セラム、ペースト、ムースまたは2相溶液の外観を有してよい。組成物は、任意選択でエーロゾルの形態で皮膚に適用されてよい。組成物はまた、固体形態、例えばスティック形態であってもよい。
組成物はまた、無水形態、特に無水スティックの形態であってもよい。
本発明に基づき使用される組成物は脂肪物質および/または油も含んでいてよい。
本発明の組成物において使用されてよい油として、例えば、
ペルヒドロスクワレンなどの動物由来の炭化水素系油、
ヘプタン酸またはオクタン酸トリグリセリドなど、あるいは、例えばヒマワリ油、トウモロコシ油、大豆油、ペポカボチャ油、ブトウ種子油、ゴマ油、へーゼルナッツ油、アプリコット油、マカデミア油、アララ油、ヒマワリ油、ヒマシ油、アボカド油、Stearineries Dubois社により販売されているものまたはMiglyol 810、812および818の名称でDynamit Nobel社により販売されているものなどのカプリル/カプリン酸トリグリセリド、ホホバ油またはカリテバター油など、4から10個の炭素原子を含む脂肪酸の液体トリグリセリドなどの植物由来の炭化水素系油、
合成エステルおよびエーテル、特に、式R1COOR2およびR1OR2の油(式中、R1は、8から29個の炭素原子を含む脂肪酸残基を表し、R2は、3から30個の炭素原子を含む分岐または非分岐の炭化水素鎖を表す)などの脂肪酸の合成エステルおよびエーテル、例えばパーセリン油、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルへキシル、ステアリン酸2-オクチルドデシル、エルカ酸2-オクチルドデシルまたはイソステアリン酸イソステアリル;乳酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、クエン酸トリイソセチル、ならびにヘプタン酸、オクタン酸およびデカン酸脂肪アルコールなどのヒドロキシル化エステル;ジオクタン酸プロピレングリコール、ジヘプタン酸ネオペンチルグリコールおよびジイソノナン酸ジエチレングリコールなどの多価アルコールエステル;ならびにテトライソステアリン酸ペンタエリスリチルなどのペンタエリスリトールエステル、
揮発性および不揮発性の流動パラフィンおよびこれらの誘導体、ワセリン、ポリデセン、パールリーム油などの水添ポリイソブテンなど、鉱物または合成由来の直鎖または分岐の炭化水素、
セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびセチルアルコールとステアリルアルコールの混合物(セチルステアリルアルコール)、オクチルドデカノールなどのガーベットアルコールおよび2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデカノール、2-ウンデシルペンタデカノール、オレイルアルコールまたはリノレイルアルコールなど、8から26個の炭素原子を含む脂肪アルコール、
文書JP-A-2-295912に記述されたものなど、部分的に炭化水素系および/またはシリコーン系のフッ素油、
室温で液体またはペースト状の、直鎖または環状のシリコーン鎖を含む揮発性または不揮発性ポリメチルシロキサン(PDMS)などのシリコーン油、特にシクロヘキサシロキサンなどのシクロポリジメチルシロキサン(シクロメチコーン);アルキル、アルコキシまたはフェニル基をペンダントとしてまたはシリコーン鎖の末端に含み、これらの基が2から24個の炭素原子を含むポリジメチルシロキサン;フェニルトリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、2-フェニルエチルトリメチルシロキシケイ酸およびポリメチルフェニルシロキサンなどのフェニルシリコーン、
これらの混合物、
を挙げることができる。
前述の油のリストにおいて用語「炭化水素系油」は、主に炭素および水素原子を含み、かつ任意選択でエステル、エーテル、フルオロ、カルボン酸および/またはアルコール基を含むいかなる油をも包含する。
油相に存在してよい他の脂肪物質は、例えば、8から30個の炭素原子を含む脂肪酸、例えばステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸およびオレイン酸である。
これらの脂肪物質は、所望の特性、例えばコンシステンシーまたは感触特性を有する組成物を調製するために、当業者により種々の方法で選択されてよい。
本発明のある特定の実施形態によれば、本発明の組成物は、油中水型(W/O)または水中油型(O/W)エマルジョンである。エマルジョンの油相の割合は、組成物の全重量に対して、5重量%から80重量%、好ましくは5重量%から50重量%の範囲であってよい。
エマルジョンは一般に、単独または混合物として使用される、両性、アニオン性、カチオン性および非イオン性乳化剤から選択される少なくとも1種の乳化剤および任意選択で乳化補助剤から選択される少なくとも1種の乳化剤を含む。乳化剤は、得ようとするエマルジョン(W/OまたはO/W)に応じて適切な方法で選択される。乳化剤および乳化補助剤は一般に、組成物の全重量に対して、0.3重量%から30重量%、好ましくは0.5重量%から20重量%の範囲の割合で組成物中に存在する。
W/Oエマルジョンに関して言及することができる乳化剤の例には、「DC 5225 C」の名称でDow Corning社から販売されている、シクロメチコーンとジメチコーンコポリオールの混合物などのジメチコーンコポリオール、および「Dow Corning 5200 Formulation Aid」の名称でDow Corning社から販売されているラウリルメチコーンコポリオールなどのアルキルジメチコーンコポリオール、およびAbil EM 90(登録商標)の名称でGoldschmidt社から販売されているセチルジメチコーンコポリオールを含む。同様に使用されてよいW/Oエマルジョンの界面活性剤は、少なくとも1つのオキシアルキレン化された基を含む、架橋エラストマー系固体オルガノポリシロキサン、例えば文書US-A-5 412 004の実施例3、4および8ならびに文書US-A-5 811 487の実施例の手順に従って得られるもの、特に、KSG 21の照会名でShin Etsu社から販売されている製品など、特許US-A-5 412 004の実施例3(合成例)の製品などを含む。
O/Wエマルジョンに関して、言及されてよい乳化剤の例は、ソルビタンおよびグリセリンのオキシアルキレン化脂肪酸エステル;オキシアルキレン化(オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化)脂肪アルコールエーテル;糖エステル、例えばショ糖ステアリン酸エステル、ならびにこれらの混合物などの非イオン性乳化剤を含む。
既知の方法において、本発明の化粧品および/または皮膚科学用組成物はまた、化粧品または皮膚科学において一般的であるアジュバント、例えば活性成分、酸化防止剤、親水性または親油性ゲル化剤、溶媒、香料、UV遮蔽剤、臭気吸収剤、染料、植物抽出物および塩などを含んでよい。これら種々のアジュバントの量は、検討中の分野で慣習的に使用されている量、例えば組成物の全重量に対して、0.01%から20%である。これらのアジュバントは、その性質に応じて、脂肪相、水相および/または脂質小球に導入されてよい。
好ましい一実施形態によれば、本発明に基づき使用される組成物はまた、水溶性または油溶性であるかあるいは通常使用される化粧品用溶媒にさえも不溶性である、少なくとも1種のUVA作用性および/またはUVB作用性有機光防御剤および/または少なくとも1種の鉱物光防御剤(吸収剤)をも含んでよい。
有機光防御剤は、特にアントラニレート、ケイ皮酸誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、特許出願US 4 367 390、EP 863 145、EP517 104、EP 570 838、EP 796 851、EP 775 698、EP 878 469、EP 933 376、EP 507 691、EP 507 692、EP 790 243およびEP 944 624に記述されたトリアジン誘導体などのトリアジン誘導体;ベンゾフェノン誘導体;β,β-ジフェニルアクリレート誘導体;ベンゾトリアゾール誘導体;ベンザルマロネート誘導体;ベンズイミダゾール誘導体;イミダゾリン;特許EP 669 323およびUS 2 463 264に記述されたようなbis-ベンザゾリル誘導体;p-アミノ安息香酸(PABA)誘導体;特許出願US 5 237 071、US 5 166 355、GB 2 303 549、DE 197 26 184、EP 893 119に記述されたようなメチレンbis(ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール)誘導体;特に特許出願WO 93/04665に記述されたような遮蔽ポリマーおよび遮蔽シリコーン;特許出願DE 198 55 649に記述されたようなα-アルキルスチレンから誘導される2量体、ならびにこれらの混合物から選択される。
光防御剤は,一般に組成物の全重量に対して、0.1重量%から20重量%、好ましくは組成物の全重量に対して、0.2重量%から15重量%の範囲の割合で本発明の組成物中に存在する。
本発明の組成物は、任意選択で1つまたは複数の増粘化合物を、好ましくは組成物の全重量に対して、0.05重量%から2重量%の範囲の濃度で含む。
本発明の組成物において使用されてよい増粘化合物の例として、
多糖類バイオポリマー、例えばキサンタンガム、グアーガム、アルギン酸塩および修飾セルロース、
ポリアクリル酸ポリマー、例えばGoodrich社によって販売されているCarbopol 980、およびKingston社により販売されているHypan SS201などのアクリル酸/アクリロニトリルコポリマーなどの合成ポリマー、
修飾または非修飾スメクタイトまたはヘクトライト、Rheox社により販売されているBentone製品、Southern Clay Products社により販売されているLaponite製品、またはR.T. Vanderbilt社により販売されているVeegum HSなどの鉱物化合物、
およびこれらの混合物、
に言及がなされてよい。
本発明はまた、アルキル基が1から6個の炭素原子を含む、少なくとも1種のパラヒドロキシ安息香酸アルキルを溶解する方法であって、少なくとも1種の式(I)のアミノ酸エステル:
R'1(CO)N(R'2)CH(R'3)(CH2)n(CO)OR'4 (I)
(式中、
nは0、1または2に等しい整数であり、
R'1は、直鎖または分岐のC5からC21のアルキルまたはアルケニル基を示し、
R'2は、水素原子またはC1からC3のアルキル基を示し、
R'3は、水素原子、メチル基、エチル基および直鎖または分岐のC3またはC4のアルキル基から形成される群から選択される基を示し、
R'4は、直鎖または分岐のC1からC10のアルキル基、直鎖または分岐のC2からC10のアルケニル基、あるいはステロール残基を示す)
と混合する工程を含む方法にも関する。
本発明の好ましい一実施形態によれば、パラヒドロキシ安息香酸アルキル/アミノ酸エステル比は0.001/99.999と70/30の間、よりよくは20/80と60/40の間である。
本発明の主題はまた、少なくとも1種のパラヒドロキシ安息香酸アルキルの固体粒子への吸着を防止するための、少なくとも1種の式(I)のアミノ酸エステル:
R'1(CO)N(R'2)CH(R'3)(CH2)n(CO)OR'4 (I)
(式中、
nは0、1または2に等しい整数であり、
R'1は、直鎖または分岐のC5からC21のアルキルまたはアルケニル基を示し、
R'2は、水素原子またはC1からC3のアルキル基を示し、
R'3は、水素原子、メチル基、エチル基および直鎖または分岐のC3またはC4のアルキル基から形成される群から選択される基を示し、
R'4は、直鎖または分岐のC1からC10のアルキル基、直鎖または分岐のC2からC10のアルケニル基、あるいはステロール残基を示す)
の使用である。
固体粒子は、特に固体微粒子、および好ましくは合成および/または天然由来の鉱物および/または有機繊維、ならびにワックス微分散物、またはこれらの混合物から選択される。
本発明の課題はまた、本発明の組成物の皮膚、粘膜および/またはケラチン線維への適用を含むことを特徴とする、美容用のスキンケアおよび/またはメークアップ方法でもある。
以下の実施例は、本発明を、その範囲を限定することなく例証する。場合によって、化合物は化学名またはCTFA名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)で例示する。
溶解性
プロトコール
パラヒドロキシ安息香酸アルキルを秤量し、密閉薬ビンの中に入れる。必要量の親油性性アミノ酸誘導体(可溶化剤)を添加する。
懸濁物を80℃にし、マグネチックスターラーで1時間攪拌する。次いで、パラヒドロキシ安息香酸アルキルの溶解または非溶解およびその経時変化を観察する。
パラヒドロキシ安息香酸アルキルの可溶化剤への不溶性は、巨視的には、沈殿物または単に懸濁物であることで特徴付けられ、かつ顕微鏡的には結晶の存在で特徴付けられる。
結果
親油性アミノ酸誘導体としてN-ラウロイルサルコシネートを用いて行った試験では、パラヒドロキシ安息香酸メチル(メチルパラベン)の40重量%までを溶解することができた(溶液の残部は可溶化剤からなる)。
比較する目的で、イソノナン酸イソノニル(従来使用される溶媒)に入れた同量のメチルパラベンは、不溶性の結晶およびペーストを形成した。
同様に、親油性アミノ酸誘導体としてイソプロピルN-ラウロイルサルコシネートを用いた試験では、パラヒドロキシ安息香酸プロピル(プロピルパラベン)の60重量%までを溶解することができた(溶液の残部は可溶化剤からなる)。
比較する目的で、水 (従来的に使用される溶媒)に入れた同量のプロピルパラベンは、不溶性の結晶およびペーストを形成した。
処方例
いくつかの実施例を異なるタイプのエマルジョンで実施した。
実施例A:糖エステルベースのエマルジョン
A相:
アンモニウムポリアクリロイルジメチルタウレート 1.5%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1%
グリセリン 5%
ポリアミド繊維6 8%
水 全量100%に
B相:
PEG-120ジオレイン酸メチルグルコース 0.5%
ポリソルベート20 0.5%
イソプロピルN-ラウロイルサルコシネート 10%
プロピルパラベン 0.5%
C相:
エタノール 5%
手順
各成分を一緒に混合し均一にすることにより水相Aを調製する。プロピルパラベンと可溶化剤とを予め混合し、界面活性剤混合物に加えることによりB相を調製する。次いでA相を、75℃の温度でB相に加える。次いで、得られた混合物に25℃でC相を加える。
実施例B:液状エマルジョン
A相:
カーボマー 0.2%
防腐剤 0.65%
アクリレーツ/アクリル酸アルキルC10-30クロスポリマー 0.2%
グリセリン 3%
酸化防止剤 0.3%
キサンタン 0.2%
塩基 0.2%
水 全量100%に
B相:
シクロヘキサシロキサン 5%
イソプロピルN-ラウロイルサルコシネート 1.0%
メチルパラベン 2%
C相:
ジメチコーンコポリオール 5%
D相:
ポリアクリルアミド(および)C13-C14イソパラフィン(および)ラウレス-7 0.4%
E相:
エタノール 5%
手順:
各成分を均一にすることによりA相を調製する。メチルパラベンと可溶化剤とを予め混合し、油相Bの他の成分に加える。B相を、30℃の温度でA相に加える。次いで、C相、D相およびE相を順次加える。
実施例C:
下記の組成を有するカルナウバロウ微分散物を調製した。
カルナウバロウ 27g
ポリオキシエチレン化(30EO)モノステアリン酸グリセリル
(Tagat S Goldschmidt社) 6.75g
エタノール 10g
水 全量100gに
ワックスと界面活性剤を90℃に加熱しながら、混合物を穏やかに攪拌して均一にした。攪拌を続けながら、次いで90℃に加熱した水を配合した。混合物を室温まで冷却し、エタノールを加えて、平均粒子径(mean particle diameter)約170nmのワックス微分散物を得た。
実施例D:ケア用液
A相:
水 43%
グリセリン 3%
メチルパラベン 0.4%
EDTA 3ナトリウム 0.05%
B相:
シクロヘキサシロキサン 7%
ステアリン酸グリセリル/ステアリン酸PEG-100/ポリソルベート60/
セチルアルコール/ステアリン酸 3.8%
ブチルパラベン 0.15%
イソプロピルN-ラウロイルサルコシネート 5.0%
香料 0.1%
C相:
水 10%
アンモニウムポリアクリロイルジメチルタウレート 1%
D相:
水 全量100%に
テレフタリデンジカンファースルホン酸 0.7%
フェニルベンズイミダゾールスルホン酸 2%
トリエタノールアミン pH=6.5にする適量
E相:
アクリル酸コポリマー 0.3%
F相:
実施例Cによる微分散物 17.5%
A相を完全に溶解するまで、攪拌しながら80℃に加熱する。B相を、透明相が得られるまで攪拌しながら80℃に加熱し、次いで、攪拌しながらA相に加える。次いで混合物を60℃まで冷却する。アンモニウムポリアクリロイルジメチルタウレートを60℃で10分間水に膨潤させ、混合物A相+B相にC相を加える。D相を50℃で攪拌して溶解し、次いでA+B+C相の混合物に加える。生成した混合物を次いで30℃に冷却する。30℃で、E相およびF相を、順次導入する。次いで混合物の温度を20℃に戻す。
実施例E:ケア用クリーム
当業者に周知な方法で、下記の組成物を調製した。
オクチルドデカノール 1%
ポリソルベート60 0.7%
ステアリン酸 0.5%
ステアリン酸グリセリル/ステアリン酸PEG-100 1.6%
イソプロピルN-ラウロイルサルコシネート 3.0%
EDTA 2ナトリウム 0.2%
中和剤 0.2%
ゲル化剤 2.0%
グリセリン 3%
メチルパラベン 0.3%
プロピルパラベン 0.2%
ブチルパラベン 0.15%
5-n-オクチルサリチル酸 0.1%
セチルアルコール 1.0%
シクロヘキサシロキサン 1.0%
アスコルビルグルコシド 0.05%
ポリアミド6繊維* 8%
水 全量100%に
*:繊維は、10μmの直径と300μmの長さを有する。

Claims (18)

  1. 生理学的に許容できる媒体中に、アルキル基が1から6個の炭素原子を含む、少なくとも1種のパラヒドロキシ安息香酸アルキルおよび少なくとも1種の親油性アミノ酸誘導体を含む化粧品組成物。
  2. 前記パラヒドロキシ安息香酸アルキルが、パラヒドロキシ安息香酸メチル、パラヒドロキシ安息香酸プロピルおよびパラヒドロキシ安息香酸ブチルならびにこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記親油性アミノ酸誘導体が、式(I)のアミノ酸エステル:
    R'1(CO)N(R'2)CH(R'3)(CH2)n(CO)OR'4 (I)
    (式中、
    nは0、1または2に等しい整数であり、
    R'1は、直鎖または分岐のC5からC21のアルキルまたはアルケニル基を示し、
    R'2は、水素原子またはC1からC3のアルキル基を示し、
    R'3は、水素原子、メチル基、エチル基および直鎖または分岐のC3またはC4のアルキル基から形成される群から選択される基を示し、
    R'4は、直鎖または分岐のC1からC10のアルキル基、直鎖または分岐のC2からC10のアルケニル基あるいはステロール残基を示す)
    から選択されるエステルであることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の組成物。
  4. 前記アミノ酸エステルが、イソプロピルN-ラウロイルサルコシネート:
    CH3-(CH2)10CO-N(CH3)-CH2-COO-CH(CH3)2
    であることを特徴とする、請求項3に記載の組成物。
  5. 前記パラヒドロキシ安息香酸アルキルが、組成物の全重量に対して、0.001重量%から80重量%、好ましくは0.01重量%と60重量%の間、特に0.01重量%と10重量%の間、さらにより好ましくは0.05重量%と1重量%の間に相当することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記親油性アミノ酸誘導体が、組成物の全重量に対して、0.01重量%から90重量%、好ましくは0.1重量%から30重量%、より特に0.1重量%から10重量%に相当することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 少なくとも1種の固体粒子分散物も含むことを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記粒子が、20μm以下の大きさの固体微粒子であることを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
  9. 前記固体粒子が、合成および/または天然由来の鉱物および/または有機繊維、ならびにワックス微分散物から選択されることを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
  10. 前記繊維が、絹繊維、綿繊維、羊毛繊維、亜麻繊維、特に木、植物または藻類から抽出されるセルロース繊維、ポリアミド繊維、レーヨン繊維、ビスコース繊維、アセテート繊維、特にレーヨンアセテート、セルロースアセテートまたはシルクアセテート繊維、ポリ-p-フェニレンテレフタミド繊維、アクリル繊維、特にポリメチルメタクリレートまたはポリ(2-ヒドロキシエチルメタクリレート)繊維、ポリオレフィン繊維、特にポリエチレン繊維またはポリプロピレン繊維、ガラス繊維、シリカ繊維、アラミド繊維、炭素繊維、特にグラファイト形態の炭素繊維、ポリテトラフルオロエチレン繊維、不溶性コラーゲン繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリアクリロニトリル繊維、キトサン繊維、ポリウレタン繊維、ポリエチレンフタレート繊維、上記のようなポリマーの混合物から形成される繊維、例えばポリアミド/ポリエステル繊維、およびこれらの繊維の混合物から選択されることを特徴とする、請求項9に記載の組成物。
  11. 前記繊維が、ポリアミド繊維およびレーヨン繊維から選択されることを特徴とする、請求項9または10に記載の組成物。
  12. 前記ワックス微分散物が炭化水素系ワックス、例えばミツロウ、ラノリンワックス、イボタロウ、ライスワックス、カルナウバロウ、カンデリラロウ、オーリクリーロウ、コルクファイバーワックス、サトウキビワックス、モクロウ、ハゼロウ、モンタンロウ、含ロウコポリマーおよび同様にこれらのエステル、直線または分岐のC8〜C32脂肪鎖を有する動物または植物油の接触水素添加により得られるワックス、特に水添ホホバ油、水添ヒマワリ油、水添ヒマシ油、水添ヤシ油および水添ラノリン油、シリコーンワックスおよびフッ素ワックスの微分散物から選択されることを特徴とする、請求項9に記載の組成物。
  13. 前記固体粒子が、組成物の全重量に対して、0.05重量%から20重量%、好ましくは0.1重量%から10重量%に相当することを特徴とする、請求項8から12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. アルキル基が1から6個の炭素原子を含む、少なくとも1種のパラヒドロキシ安息香酸アルキルを溶解する方法であって、少なくとも1種の式(I)のアミノ酸エステル:
    R'1(CO)N(R'2)CH(R'3)(CH2)n(CO)OR'4 (I)
    (式中、
    nは0、1または2に等しい整数であり、
    R'1は、直鎖または分岐のC5からC21のアルキルまたはアルケニル基を示し、
    R'2は、水素原子またはC1からC3のアルキル基を示し、
    R'3は、水素原子、メチル基、エチル基および直鎖または分岐のC3またはC4のアルキル基から形成される群から選択される基を示し、
    R'4は、直鎖または分岐のC1からC10のアルキル基、直鎖または分岐のC2からC10のアルケニル基、あるいはステロール残基を示す)
    と混合する工程を含む方法。
  15. パラヒドロキシ安息香酸アルキル/アミノ酸エステル比が0.001/99.999と70/30の間、好ましくは20/80と60/40の間であることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
  16. 少なくとも1種のパラヒドロキシ安息香酸アルキルの固体粒子への吸着を防止するための、少なくとも1種の式(I)のアミノ酸エステル:
    R'1(CO)N(R'2)CH(R'3)(CH2)n(CO)OR'4 (I)
    (式中、
    nは0、1または2に等しい整数であり、
    R'1は、直鎖または分岐のC5からC21のアルキルまたはアルケニル基を示し、
    R'2は、水素原子またはC1からC3のアルキル基を示し、
    R'3は、水素原子、メチル基、エチル基および直鎖または分岐のC3またはC4のアルキル基から形成される群から選択される基を示し、
    R'4は、直鎖または分岐のC1からC10のアルキル基、直鎖または分岐のC2からC10のアルケニル基、あるいはステロール残基を示す)
    の使用。
  17. 前記固体粒子が合成および/または天然由来の鉱物および/または有機繊維、ならびにワックス微分散物から選択されることを特徴とする、請求項16に記載の使用。
  18. 請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物の、皮膚、粘膜および/またはケラチン線維への適用を含むことを特徴とする、美容用のスキンケアおよび/またはメークアップ方法。
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