JP2004503574A - ロングラスティングメイクアップキット及び方法 - Google Patents

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Abstract

少なくとも二つの化粧品組成物A及びBを含むメイクアップまたはケアキットであって:
− 組成物Aは、以下の条件:
− G’(2Hz、35℃)≧10Pa、及び
− G’(35℃)≦10Pa、好ましくはG’(35℃)≦10Pa
− G’(2×10−2Hz、35℃)≦3×10Pa
を満たす少なくとも一つの接着性物質を含むことを特徴とするキット。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組成物、特に化粧品組成物、例えばファンデーション、パウダー、口紅、マスカラ、及びネイルワニスの、維持力及び/または移り耐性を改良するためのメイクアップキット及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧品組成物、特に口紅、ファンデーション、ボディメイクアップ製品、コンシーラー製品、アイシャドウ、またはパウダーのようなメイクアップ組成物は一般的に、オイル及び/またはワックスのような脂肪物質、並びに一般的にフィラー及び顔料からなる特定の相を含む。それらは、無水ゲルの形態、スティック若しくはチューブの形態、またはソフトペーストの形態、例えば特定のファンデーション、アイシャドウ、若しくはリップスティックの形態で存在しても良い。それらはまた、パウダーの形態で存在しても良く、それは例えば自由粒子、圧縮形態、圧密形態であっても良い。メイクアップ組成物はまた、水または親水性相を含んでも良く、特にファンデーション、着色クリーム、ケアクリーム、または抗日光製品の場合、水中油型エマルション、油中水型エマルション、複相エマルションの形態で存在しても良い。ネイルワニスは一般的に、有機溶媒の溶液の形態で存在する。
【0003】
これらの組成物は、皮膚、粘膜、または半粘膜に適用される場合、常に良好な維持力を示すものとは限らない。特に、特定の組成物は、ファンデーションの場合、皮膚のしわ及び/または細かい線に;口紅の場合、唇の周辺の細かいしわに;アイシャドウの場合、まぶたのくぼみに、移行する傾向を有する。まぶたの動きによって生成されるマイクアップ中の線の出現もまた、特にアイシャドウで見出されている。同様に、初期の着色は、経時的に変化しがちである。ネイルワニスの場合、製品はひび割れ、はげ落ち、摩擦に耐えることができない傾向を有する。
【0004】
さらに、特定のメイクアップ製品は、移りという欠点を有するであろう。これは、組成物が、例えばガラス、ある種の衣服、または皮膚のような、接触するようになる特定に支持体に少なくとも部分的に沈着する傾向を有することを意味する。
【0005】
沈着する場合、前記組成物は、前記支持体に跡を残す。それ故これは、皮膚または粘膜に組成物の望ましくない持続性を引き起こし、その結果、規則的に組成物の適用をし直すことが必要となる。
【0006】
さらに、ある種の衣服、特にブラウスの襟に対する許容しがたい跡の出現により、ある種の女性はこのタイプのメイクアップの使用を避けるであろう。
【0007】
これらの現象は、全て明らかに避けることが所望される見苦しい影響を引き起こす。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上より、化粧品製品、特に良好な維持力を有する一方で、良好な化粧品特性、特に適用時の伸びの特性、並びに柔軟性、保湿性、及びメイクアップの適用後の快適性を有するメイクアップ製品に対する必要性が存在する。
【0009】
ここで本出願人は、驚くべきことに、それぞれ本質的に既知のものである、二つの化粧品組成物を特定の態様で組み合わせることによって、良好な維持力を有するメイクアップ製品を生産可能であることを見出した。
【0010】
かくして、擦りに耐性であるだけでなく、特に快適性及び保湿性の観点から良好な化粧品特性を有するメイクアップ製品が生産される。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の特徴を有する、少なくとも二つの化粧品組成物A及びBを含むメイクアップまたはケアキットに関する:
− 組成物Aは、以下の条件を満たす少なくとも一つの接着性物質を含む:
− G’(2Hz、35℃)≧10Pa、及び
− G’(35℃)≦10Pa、好ましくはG’(35℃)≦10Pa
− G’(2×10−2Hz、35℃)≦3×10Pa
[式中、
− G’(2Hz、35℃)は、2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率であり;
− G’(35℃)は、2×10−2と2Hzの間の範囲内でのいずれかの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率であり;
− G’(2×10−2Hz、35℃)は、2×10−2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率である]。
【0012】
本発明はまた、化粧品組成物AまたはBの維持力及び移り耐性特性を改良するための方法に関し、その方法は、皮膚、及び/または粘膜、及び/または半粘膜、及び/または外皮に、連続的に及びあらゆる順序で、二つの組成物A及びBを適用することを含み、二つの組成物A及びBの少なくとも一方は、以下の条件を満たす少なくとも一つの接着性物質を含む:
− G’(2Hz、35℃)≧10Pa、及び
− G’(35℃)≦10Pa、好ましくはG’(35℃)≦10Pa
− G’(2×10−2Hz、35℃)≦3×10Pa
[式中、
− G’(2Hz、35℃)は、2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率であり;
− G’(35℃)は、2×10−2と2Hzの間の範囲内でのいずれかの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率であり;
− G’(2×10−2Hz、35℃)は、2×10−2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率である]。
【0013】
【発明の実施の形態】
前述の方法によって皮膚または外皮に得られたメイクアップまたはケア製品は、優れた維持力を有するという利点と、ほとんどまたは全く移りを示さないという利点を有する一方で、その快適性及び保湿特性を保存している。本発明に係る組成物がネイルワニスである場合、それは剥がれ落ちたり、削れたり、ひび割れたりせず、擦りに耐性である。
【0014】
本発明に係る組成物を皮膚に適用した場合、それらはとりわけ、比較的ほとんど粘性の感触を有さず、一日中適用の快適性を維持するメイクアップ製品を得ることを可能にする。さらに、それらの化粧特性は非常に有利である:それらは顕著な最終の柔らかさと、均一性と、快適なメイクアップの結果を与える。
【0015】
本発明に係るキットは、特に、皮膚、粘膜、半粘膜、及び外皮のケア及び/またはメイクアップの分野で、特に有利な用途が見出される。用語、「粘膜」は、特に下まぶたの内側部分を意味する;用語、「半粘膜」は、とりわけ顔の唇を意味する;用語、「外皮」は、睫毛、眉毛、毛髪、及び爪を意味する。かくして本発明は、唇、顔及び皮膚のためのケア及び/またはメイクアップ製品、例えばファンデーション、コンシーラー製品、アイシャドウ、パウダー、ボディーメイクアップ製品、口紅、自己日焼け製品、または抗日光製品、マスカラ及びネイルワニスの分野で、最も特徴的な応用が見出される。
【0016】
本発明の他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明を読むことで明らかとなろう。
【0017】
本発明に係る組成物Aは、以下の条件を満たす少なくとも一つの接着性物質を含む:
− G’(2Hz、35℃)≧10Pa、及び
− G’(35℃)≦10Pa、好ましくはG’(35℃)≦10Pa
− G’(2×10−2Hz、35℃)≦3×10Pa
[式中、
− G’(2Hz、35℃)は、2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率であり;
− G’(35℃)は、2×10−2と2Hzの間の範囲内でのいずれかの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率であり;
− G’(2×10−2Hz、35℃)は、2×10−2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率である]。
【0018】
本発明の目的のため、用語、「物質」は、異なる性質の一つ以上のポリマーを含んでも良いポリマーまたはポリマーシステムを意味する。この接着性物質は、粘弾特性によって定義される特定量の結合力を有さなければならない。
【0019】
物質の粘弾特性は、以下のような二つの特徴的な値によって従来定義されている:
− 所定の周波数に対する物質の弾性挙動を表し、従来G’として記載されている、弾性率;
− 所定の周波数に対する粘性の粘性挙動を表し、従来G”として記載されている、粘性率。
【0020】
これらの大きさは、”Handbook of Pressure Sensitive Adhesive Technology”、第3版、D. Satas、第9章、pp. 155から157に特に定義されている。
【0021】
本発明によって使用できる接着性物質は、35℃の参照温度で、特定の周波数範囲で測定される粘弾特性を有する。特に、前記物質の弾性率は、3の異なる周波数で測定される:
− 低周波数、即ち2×10−2Hz、
− 中間周波数、即ち0.2Hz、
− 高周波数、即ち2Hz。
【0022】
これらの測定値は、経時的な接着性物質の結合力の変化を見積もることが可能である。
【0023】
これらの粘弾特性は、例えば円錐プレートジオメトリー(例えば1°の円錐角度で)において、ねじれ/剪断ストレスの下で、”Haake RS50”レオメーターでの2×10−2から20Hzの周波数範囲に亘り35℃で実施される、低振幅(小変形)のシヌソイダルストレスの下での動的試験の間で測定される。
【0024】
本発明の一つの好ましい形態では、接着性物質はまた、以下の条件を満たす:
− G”/G’(0.2Hz、35℃)≧0.35
[式中、
− G”(0.2Hz、35℃)は、0.2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の粘性剪断率であり;
− G’(0.2Hz、35℃)は、0.2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率である]。
【0025】
本発明の一つの好ましい形態では、これは以下の条件を満たす:
− G’(2Hz、35℃)≧5×10Pa、好ましくはG’(2Hz、35℃)≧10Pa。
【0026】
本発明の別の好ましい形態では、これは以下の条件を満たす:
− G’(2×10−2Hz、35℃)≦5×10Pa。
【0027】
さらに好ましくは、本発明に係る接着性物質は、以下の4の条件を満たす:
− G’(2Hz、35℃)≧10Pa、及び
− G’(35℃)≦10Pa、好ましくはG’(35℃)≦10Pa、
− G’(2×10−2Hz、35℃)≦5×10Pa、及び
− G”/G’(0.2Hz、35℃)≧0.35。
【0028】
本発明に係る接着性物質は、「圧力感受性接着剤」タイプの接着剤、例えば”Handbook of Prtessure Sensitive Adhesive Technology”、第3版、D. Satasに挙げられるものから選択されて良い。
【0029】
本発明に係るプロ接着性物質は好ましくは、室温(25℃)未満のガラス転移温度を有するポリマーを生成し、ブタジエン、エチレン、プロピレン、イソプレン、イソブチレン、及びシリコーンから選択される、少なくとも一つのモノマーまたはモノマーの組み合わせを含むブロック及びランダムコポリマー、及びそれらの混合物から選択される接着性ポリマーである。そのような物質の例は、スチレン−ブタジエン−スチレン、スチレン−(エチレン−ブチレン)−スチレン、またはスチレン−イソプレン−スチレンタイプのブロックポリマー、例えばShell Chemical社により”Kraton”の商標名で販売されているもの、またはExxon社により”Vector”の商標名で販売されているものである。
【0030】
本発明に係るプロ接着性物質は、好ましくは以下のものから選択される接着性ポリマーである:
− ポリウレタン;
− アクリルポリマー;
− シリコーン
− ブチルラバー、特にポリイソブチレン;
− エチレン/ビニルアセタートポリマー;
− 任意に脂肪鎖で変性されたポリアミド;
− 天然ラバー;
− 及びそれらの混合物。
【0031】
本発明の一つの特に有利な形態では、接着性物質は、10,000以上で、且つ150,000以下の相対モル質量Mvを有するポリイソブチレンから選択される。とりわけ、この相対モル質量は、18,000以上で、且つ150,000以下である。
【0032】
この相対モル質量Mvは、式J=3.06×10−2Mv0.65によって計算される粘度測定値によって見積もられても良く、式中Jはシュタウジンガー指数(単位cm/g)である。この指数は、ISOスタンダード1628によって20℃でのUbbelhobe粘度測定のキャピラリーIを通じて、イソオクタン中にC=0.01g/cmのポリイソブチレン濃度を有する溶液の流動時間から計算される。
【0033】
相対モル質量Mvはまた、以下のプロトコールによって、GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)によって見積もられても良い:200μlのポリマー(接着性物質)の0.5%溶液を、Waters6000Aポンプによって、溶出液を100%THF溶液とし、流速を1ml/分とし、室温で以下の8のカラムのセットを通じて注入する:μstyragel500Å+10Å+2×10Å+styragel HR0.5+2×HR1+HR5E(300×7.8mm)。検出を、254nmの波長でWaters 410レフラクトメーター及びWaters 490 UVディテクターで実施する。
【0034】
本発明に特に適した市販品としては、BASF社により”Oppanol B 10”、”Oppanol B 12”、及び”Oppanol B 15”の各商標名で販売されている、40,000、55,000、及び85,000の各相対モル質量を有するポリイソブチレン、並びにそれらの混合物が挙げられる。
【0035】
接着性物質は好ましくは、組成物の全重量に対して0.1から99重量%、好ましくは0.1から30重量%、より好ましくは0.1から10重量%の範囲の含量で、本発明に係る組成物中に存在する。
【0036】
前述の接着性物質に加えて、本発明に係る組成物Aは、いずれかの化粧品的に許容可能な支持体を含んで良い。用語、「化粧品的に許容可能な支持体」は、皮膚、妻、毛髪、睫毛及び眉毛、粘膜及び半粘膜、並びに身体または顔の皮膚のいずれかの他の領域のようないずれかのケラチン物質と適合的である媒体、並びにこれらの支持体のためのいずれかの代替物、例えば付け爪、付け睫毛、及びヘアピンを意味する。
【0037】
この支持体は、いずれかの化粧品的に許容可能な水溶性、水分散性、脂溶性、または脂分散性の化粧品において従来使用されている化合物を含んで良い。この支持体は、特に本発明に係る組成物Aがネイルワニスである場合、揮発性有機溶媒に可溶性であるいずれかの化合物を含んでも良い。かくして前記支持体は、粉体組成物、無水脂肪相(ゲルまたは溶液)の形態で、水性相(ゲルまたは溶液)の形態で、分散物の形態で、任意に一つ以上の有機化システムで安定化された、O/WまたはW/Oエマルション、複相エマルションの形態で存在しても良い。
【0038】
本発明の目的のために、用語、「有機化システム」は、いくつかの界面活性剤を共に混合することによって、または界面活性剤と極性溶媒を混合することによって、またはいくつかの極性溶媒を共に混合することによって、室温で形成される逆ミセルまたは「リオトロピック液晶」構造体を意味し、ここで極性溶媒は、例えば水、グリセロール、パンテノール、プロピレングリコール、及びブチレングリコール、及び/またはそれらの混合物から選択される。液晶状態は、固体状態と液体状態の間の中間体である状態である。それはしばしば、中間状態とも称される。これらの有機化システムは、熱力学的に安定である。
【0039】
組成物Aは、メイクアップ組成物であっても良い。この場合、それは顔または皮膚、特に身体のためのメイクアップ製品の形態、ファンデーション、コンシーラー、マスカラ、アイライナー、ブラッシャー、フェイスパウダー、ルージュ、アイシャドウ、または唇メイクアップ製品、例えば口紅、または別法としてネイルワニスであっても良い。
【0040】
組成物Aはまた、皮膚科学的またはスキンケア組成物、メイクアップベース組成物の形態、または抗日光組成物の形態であっても良い。この場合、それは任意に、化粧品または皮膚科学的活性剤を含んで良い。それはまた、皮膚または唇のためのケアベース(寒さ、及び/または日光、及び/または風に対して唇を保護するためのリップバーム)として使用されても良い。
【0041】
その性質に従って、本発明に係る接着性物質は、溶解形態または分散形態で組成物Aの支持体中に、水性相中に、または無水相中に存在しても良い。本発明に係る接着性物質は、粒子の水性分散物の形態で、または粒子の油性分散物の形態で存在しても良い。
【0042】
本発明に係る組成物Aの支持体は、脂肪相を含んでも良い。この脂肪相は好ましくは炭素ベース、炭化水素ベース、及び/またはシリコーンベースの、鉱物、動物、植物、または合成起源のオイルの、単独またはそれらの混合物から特に選択される、少なくとも一つの化粧品的または生理学的に許容可能なオイルを、それらが企図される使用と適合的であることを条件として含むことができる。
【0043】
脂肪相は、10,000以下の相対モル質量Mvを有するポリイソブチレン、例えばBP Chemicals社により”Napvis”の商標名で販売されている、455から2000のモル質量のポリイソブチレン、またはEts B. Rossow et Cie社により”Parleam”の名称で販売されているポリイソブチレン、またはExxon社により”Vistanex LM”の商標名で販売されているポリイソブチレンから選択される、少なくとも一つのオイルを含んでも良い。
【0044】
炭化水素ベースのオイルとしては、流動パラフィンまたは流動ワセリン、ミンク油、カメ油、大豆油、パーヒドロスクアレン、スイートアーモンド油、ビューティーリーフ油、パーム油、グレープシード油、ゴマ油、コーン油、パーリーム油、アララ油、レイプシード油、ヒマワリ油、綿実油、アンズ油、ヒマシ油、アボカド油、ホホバ油、オリーブ油、または麦芽油;ラノリン酸、オレイン酸、ラウリン酸、またはステアリン酸のエステル;脂肪エステル、例えばイソプロピルミリスタート、イソプロピルパルミタート、ブチルステアラート、ヘキシルラウラート、ジイソプロピルアジパート、イソノニルイソノナノアート、2−エチルヘキシルパルミタート、2−ヘキシルデシルラウラート。2−オクチルデシルパルミタート、2−オクチルドデシルミリスタートまたはラクタート、2−ジエチルヘキシルスクシナート、ジイソステアリルマラート、グリセリルトリイソステアラート、またはジグリセリルトリイソステアラート;高級脂肪酸、例えばミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、またはイソステアリン酸;高級脂肪アルコール、例えばセタノール、ステアリルアルコール、またはオレイルアルコール、リノレイルアルコール、またはリノレニルアルコール、イソステアリルアルコール、またはオクチルドデカノール;シリコーン油、例えば任意にフェニル化されたポリジメチルシロキサン(PDMS)、例えばフェニルトリメチコーン、または脂肪族基及び/または芳香族基で、若しくはヒドロキシル、チオール、及び/またはアミン基のような官能基で任意に置換されたポリジメチルシロキサン;脂肪酸、脂肪アルコール、またはポリオキシシアルキサンで変性されたポリシロキサン、並びにそれらの混合物が挙げられる。
【0045】
有利には、室温で揮発性である少なくとも一つのオイルが使用されて良い。用語、「揮発性オイル」は、1時間未満で室温で、皮膚から蒸発可能なオイルを意味する。好ましくは揮発性オイルは、25℃で0.5から25センチストロークの範囲の粘度を有する。これらのオイルの蒸発の後、非粘着性の粒子沈着物が、皮膚または粘膜上に得られる。好ましくは、これらのオイルを製剤中で使用できるように十分高い引火点を有するオイルが使用される。これらの揮発性オイルはまた、皮膚に対する組成物の適用を容易にする。
【0046】
これらのオイルは、炭化水素ベースのオイル、またはシリコーン鎖の末端でまたはペンダント状にアルキルまたはアルコキシ基を任意に含むシリコーンオイルであって良い。
【0047】
本発明で使用できる揮発性シリコーンオイルとして、2から7のケイ素原子を含む直鎖状または環状シリコーンが挙げられ、これらのシリコーンは任意に、1から10の炭素原子を含むアルキルまたはアルコキシ基を含む。特に、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ヘキサデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、及びヘプタメチルオクチルトリシロキサン、及び/またはそれらの混合物が挙げられる。
【0048】
揮発性炭化水素ベースのオイルとしては、C−C16イソパラフィン、例えばイソドデカン、イソデカン、ヘプタン、及びイソへキサデカン、及び/またはそれらの混合物が挙げられる。
【0049】
これらの揮発性オイルは、組成物の全重量に対して、0.1から99重量%、好ましくは0.1から60重量%、より好ましくは0.1から40重量%の範囲の含量で、本発明に係る組成物中に存在しても良い。好ましくは本発明に係るプロ接着性物質に対する揮発性オイルの重量比は、1から20、より好ましくは1から10、さらにより好ましくは2から4の範囲である。
【0050】
脂肪相はまた、植物、動物、鉱物、または合成起源の、あるいはシリコーンべースの、少なくとも一つのワックス、少なくとも一つのゴム、及び/または少なくとも一つのペースト状脂肪物質、並びにそれらの混合物を含んでも良い。
【0051】
本発明に係る組成物中に存在しても良い、室温で固体であるワックスとしては、炭化水素ベースのワックス、例えばビーズワックス、カルナウバワックス、カンデリラワックス、オーリクリーワックス、木ロウ、コルクファイバーワックスまたはサトウキビワックス、パラフィンワックス、リグナイトワックス、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンワックス、モンタンワックス、オゾケライト、ポリエチレンワックス、フィッシャー−トロプシュ合成によって得られるワックス、水素化オイル、脂肪エステル、及び25℃で固体であるグリセリドが挙げられる。シリコーンワックスが使用されても良く、その中では、ポリメチルシロキサンのアルキル、アルコキシ、及び/またはエステルが挙げられる。ワックスは、例えば”Microemulsions Theory and Practice”, L.M. Prince編, Academic Press (1977), 第21−32頁のもののような、周知の方法によって調製されるような、コロイド状ワックス粒子の安定な分散物の形態で存在しても良い。室温で液体であるワックスとしては、ホホバ油が挙げられる。
【0052】
ワックスは、組成物の全重量に対して、0.1から50重量%の割合で存在して良い。
【0053】
ペースト状脂肪化合物は、以下の物理化学的特性の少なくとも一つによって定義されて良い:
− 240rpmの周波数で、MS−r3またはMS−r4ローターを備えたContraves TVロータリービスコメーターで40℃で測定して、0.1から40Pa.s(1から400ポアズ)、好ましくは0.5から25Pa.sの粘度;
− 25−70℃、好ましくは25−55℃の融点。
【0054】
かくして、脂肪相は、150,000より大きい相対モル質量を有するポリイソブチレン、特にBASF社により”Oppanol B 30 SF”、”Oppanol B 50 SF”及び”Oppanol B 100”のそれぞれの商標名で販売されている、200,000、400,000及び1,110,000の相対モル質量を有するポリイソブチレン、Exxon社により”Vistanex MM”の商標名で販売されている、900,000から2,200,000の間の相対モル質量Mvを有するポリイソブチレン、及びそれらの混合物から選択されるポリマーを含んでも良い。
【0055】
本発明の組成物はまた、少なくとも一つのアルキル、アルコキシ、またはフェニルジメチコーン、例えばGoldschmidt社により”Abil Wax 2440”の名称で販売されている製品を含んでも良い。
【0056】
本発明に係る組成物はまた、RSiO1/2、RSiO2/2、RSiO3/2及びSiO4/2の単位の組み合わせを含む、少なくとも一つのシリコーン樹脂を含んでも良く、ここでRは1から6の炭素原子を含むアルキル基を表す。
【0057】
脂肪相はまた、少なくとも一つの脂溶性染料を含んでも良い。この脂溶性染料は例えば、スーダンレッド、DCレッド17、DCグリーン6、β−カロチン、大豆油、スーダンブラウン、DCイエロー11、DCバイオレット2、DCオレンジ5、またはキノリンイエロー、またはこれらの混合物である。それらは、組成物の全重量の0.01から20重量%、好ましくは0.1から6重量%を占めることができる。
【0058】
脂肪相は、最終組成物の全重量に対して、0.1から99重量%、好ましくは0.1から80重量%を占めることができる。
【0059】
本発明に係る組成物Aの支持体は、特に組成物がネイルワニスである場合、少なくとも一つの有機溶媒相含んでも良い。
【0060】
本発明で使用できる有機溶媒として、以下のものが挙げられる:
− 室温で液体であるケトン、例えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン、またはアセトン;
− 室温で液体であるアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、ジアセトンアルコール、2−ブトキシエタノール、またはシクロヘキサノール;
− 室温で液体であるグリコール、例えばエチレングリコール、プリピレングリコール、ペンチレングリコール、またはグリセロール;
− 室温で液体であるプロピレングリコールエーテル、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート、またはジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル;
− 短鎖エステル(全部で3から8の炭素原子を含む)、例えばエチルアセタート、メチルアセタート、プリピルアセタート、n−ブチルアセタート、イソペンチルアセタート;
− 室温で液体であるエーテル、例えばジエチルエーテル、ジメチルエーテル、またはジクロロジエチルエーテル;
− 室温で液体であるアルカン、例えばデカン、ヘプタン、ドデカン、またはシクロヘキサン;
− 室温で液体である環式芳香族化合物、例えばトルエン、及びキシレン;
− 室温で液体であるアルデヒド、例えばベンズアルデヒド、またはアセトアルデヒド;
− それらの混合物。
【0061】
有機溶媒は、ネイルワニスとしての使用のために、組成物の全重量に対して、0.01から99重量%、好ましくは50から99重量%の範囲の含量で、本発明の組成物中に存在して良い。
【0062】
本発明に係る組成物Aの支持体が水性相を含む場合、この水性相は、、水、ヤグルマソウ水のような植物吸い、及び/またはVittel水、Lucas水、またはLa Roche Posay水、及び/または湧き水のような鉱物水を含んでも良い。
【0063】
水性相は、水以外の溶媒、例えば第一級アルコール、例えばエタノール及びイソプロパノール、グリコール、例えばプリピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、またはジエチレングリコール、グリコールエーテル、例えばモノ−、ジ−、またはトリエチレングリコール、並びにそれらの混合物を含んでも良い。
【0064】
水性相はまた、考慮される分野で一般的である着色剤、例えばポンソーのジナトリウム塩、アリザリングリーンのジナトリウム塩、キノリンイエロー、アマラントのトリナトリウム塩、タートラジンのジナトリウム塩、ローダミンのモノナトリウム塩、フクシンのジナトリウム塩、またはキサントフィルから選択される水溶性着色剤を含んでも良い。
【0065】
水性相はまた、水性相と適合的であるいずれかの化合物、例えばゲル化剤、被膜形成性ポリマー、増粘剤、界面活性剤、防腐剤、または顔料分散剤、及びこれらの混合物を含んでも良い。
【0066】
本発明に係る組成物がネイルワニスである場合、水性相は、水から、またはC−Cモノアルコール若しくはC−Cグリコールを特に含む水性−アルコール性混合物から必須になっても良い。
【0067】
好ましくは水性相は、組成物の全重量に対して、0.01から99重量%の範囲の含量で、本発明の組成物中に存在する。
【0068】
組成物Aの支持体はまた、少なくとも一つの両親媒性化合物、即ち親油性部分(非極性部分)及び親水性部分(極性部分)の両者を含み、表面または界面で吸着できる化合物を含んでも良い。そのような化合物は例えば、乳化剤及び共乳化剤である。
【0069】
エマルション形態である場合に、組成物Aで使用される乳化剤及び共乳化剤は、化粧品及び皮膚科学の分野で従来使用されているものから選択される。乳化剤及び共乳化剤は、組成物の全重量に対して、好ましくは0.3から30重量%、より好ましくは0.5から20重量%の範囲の割合で、組成物中に存在しても良い。
【0070】
O/W界面活性剤としては、特に以下のものが挙げられる(CTFA):セテアリルグルコシド、PEG−40ステアラート、ソルビタントリステアラート、ソルビタンステアラート、ポリソルバート60、ソルビタンステアラート/スクロースココアート混合物、グリセリルステアラート/PEG−100ステアラート混合物、PEG−400、グリセリルステアラート、PEG−6/PEG−32/グリコールステアラート混合物が含まれる。W/O界面活性剤としては、特に以下のものが挙げられる:ポリグリセリル−4イソステアラート/セチルジメチコーンコポリオール/ヘキシルラウラート混合物、及び鉱物油/ワセリン/オゾケライト/グリセリルオレアート/ラノリンアルコール混合物が含まれる。
【0071】
本発明に係る組成物Aの支持体はまたさらに、少なくとも一つの粉体化合物を含んでも良い。粉体化合物は、化粧品組成物で通常使用される顔料、及び/または真珠光沢剤、及び/またはフィラー、及び/またはそれらの混合物から選択されて良い。
【0072】
有利には、粉体化合物は、前記組成物の全重量に対して、0.1から99.9重量%、好ましくは60から99.9重量%、より好ましくは80から99.9重量%の範囲の含量で存在する。
【0073】
顔料は、白色でも着色されていても良く、鉱物及び/または有機顔料でも良い。鉱物顔料としては、任意に表面処理された二酸化チタン、酸化ジルコニウム、または酸化セリウム、さらには酸化鉄または酸化クロム、マグネシウムバイオレット、ウルトラマリンブルー、クロム水和物、及びフェリックブルーが挙げられる。有機顔料としては、カーボンブラック、D&Cタイプの顔料、及びコチニールカルミン、またはバリウム、ストロンチウム、カルシウム若しくはアルミニウムベースのレーキが挙げられる。
【0074】
真珠光沢顔料は、白色真珠光沢顔料、例えばチタンまたはオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、着色真珠光沢顔料、例えば酸化鉄で被覆されたチタンマイカ、特にフェリックブルーまたは酸化クロムで被覆されたチタンマイカ、前述のタイプの有機顔料で被覆されたチタンマイカ、及びオキシ塩化ビスマスに基づく真珠光沢顔料が挙げられる。
【0075】
フィラーは、鉱物または有機フィラーでも良く、ラメラ状または球状でも良い。タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ナイロン(登録商標)パウダー(Atochem社製のOrgasolまたはナイロン(登録商標)12)、ポリ−β−アラニンパウダー及びポリエチレンパウダー、テフロン(登録商標)、オキシ塩化ビスマス、ラウロイルリシン、デンプン、窒化ホウ素、テトラフルオロエチレンポリマーパウダー、中空ミクロスフェア、例えばExpancel(Nobel Industrie)、Polytrap(Dow Corning)、及びシリコーン樹脂マイクロビーズ(例えばToshiba社製のTospearls)、沈降化炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空シリカミクロスフェア(Maprecos社製のSilica Beads)、ガラスまたはセラミックミクロスフェア、8から22の炭素原子、好ましくは12から18の炭素原子を含む有機カルボン酸から由来する金属石鹸、例えばステアリン酸亜鉛、マグネシウムまたはリチウム、ラウリン酸亜鉛、またはミリスチン酸マグネシウムが挙げられる。
【0076】
既知の態様では、組成物Aのための支持体はまた、化粧品または皮膚科学において一般的である少なくとも一つのアジュバント、例えば親水性または親油性ゲル化剤、増粘剤、親水性または親油性添加剤、防腐剤、抗酸化剤、溶媒、香料、サンスクリーン剤、活性剤、脱臭剤、及び染料を含んでも良い。これあの各種のアジュバントの量は、これらの分野で通常使用されているものであり、例えば組成物の全重量に対して0.01から10重量%である。それらの性質に従って、これらのアジュバントは、脂肪相内に、有機相内に、水性相内に、及び/または有機化システム内に導入されて良い。
【0077】
本発明で使用できる親水性ゲル化剤としては、カルボキシビニルポリマー(カーボマー)、アクリルコポリマー、例えばアクリラート/アルキルアクリラートコポリマー、ポリアクリルアミド、ポリサッカリド、例えばヒドロキシプロピルセルロース、天然ゴム及びクレー、例えばラポナイト、及び会合性増粘剤、例えば会合性ポリウレタンが挙げられ、親油性ゲル化剤としては、変性クレー、例えばベントン、及び脂肪酸の金属塩、例えばステアリン酸アルミニウムが含まれる。
【0078】
本発明の組成物で使用できる化粧品、皮膚科学、または衛生活性剤としては、保湿剤、抗酸化剤、ビタミン、必須脂肪酸、及びスフィンゴリピドが挙げられる。例えば、ポリオール、例えばグリセロール、グリコール、及び糖誘導体、酵素、ビタミン、例えばビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンA(レチノール)、ビタミンD、ビタミンE(トコフェロール)、ビタミンK、及びこれらのビタミンの誘導体、例えばエステル、セラミド、脱色素剤、例えばコウジ酸、及びコーヒー酸、β−ヒドロキシ酸、例えばサリチル酸及びその誘導体、α−ヒドロキシ酸、例えば乳酸、及びグリコール酸、保湿剤、例えばタンパク質加水分解産物、軟化剤、例えばアラントイン、並びにそれらの混合物が挙げられる。
【0079】
これらの活性剤は、組成物の全重量に対して0.001から20重量%の割合で存在して良い。
【0080】
言うまでもなく当業者は、これまたはこれらの任意の更なる化合物、及び/またはそれらの量を選択するのに注意を払い、本発明に係る組成物の有利な特性が、考慮される添加によって負に影響されない、または実質的に負に影響されないようにするであろう。
【0081】
組成物Aは、通常使用される局所的使用のためのいずれの提供形態で存在して良く、特に油性懸濁液または分散物、揮発性溶媒を含む溶液(ワニス)、水性相に脂肪相を分散することによって得られるエマルション(O/W)またはその逆(W/O)、三重エマルション(W/O/WまたはO/W/O)、またはイオン性及び/または非イオン性タイプのベシクル分散物、無水ゲル、またはフリー、圧縮、若しくは圧密パウダーの形態で存在しても良い。これらの組成物は、常法によって調製される。本発明の一つの好ましい実施態様によれば、組成物Aは、W/O、O/Wまたは多重エマルションの形態、あるいはゲルの形態であり、メイクアップベース組成物である。
【0082】
本発明に係る組成物Bは、組成物Aについて前述の少なくとも一つの化粧品的に許容可能な支持体を含む、標準的な化粧品組成物である。それはまた任意に、前述の接着性物質を含んでも良い。
【0083】
本発明に係る組成物Bは好ましくは、皮膚、半粘膜、粘膜、及び/または外皮のためのメイクアップ組成物であり、それらは例えば、ファンデーション、ルージュ、アイシャドウ、コンシーラー、ボディーメイクアップ製品、パウダー、口紅、マスカラ、アイライナー、またはネイルワニスの形態で存在する。それらは、メイクアップ組成物の標準的な形態のいずれか、例えばスティック、チューブ、ソフトペースト、クリーム、流体、及びフリー、圧縮、若しくは圧密パウダーで存在しても良い。
【0084】
組成物A及びBは、当業者に既知の常法によって調製される。それらは、メイクアップキットまたはケアキットの形態で存在する。
【0085】
本発明の方法によれば、二つの組成物A及びBの一方が、皮膚、及び/または粘膜、及び/または半粘膜、及び/または外皮に適用される。次に第二の組成物が、第一の組成物の上に適用される。この方法によって皮膚に得られたメイクアップ製品は、顕著な維持力、及び移り耐性特性を有する。
【0086】
本発明は、以下の実施例によってより詳細に説明されよう。
【0087】
以下の実施例では、量は組成物の全重量に対する重量パーセンテージとして示されている。
【0088】
【実施例】
実施例1
本出願人は、W/Oエマルションの形態で以下の化粧ベースAを調製した:
組成物A:
A相:
− ソルビタンイソステアラート                4.2%
− 防腐剤                          0.2%
B1相:
− 水素化イソブチレン                     12%
B2相:
Figure 2004503574
C相:
− 水                           70.7%
− 硫酸マグネシウム                     0.7%
− 防腐剤                          0.2%
【0089】
このエマルションを、W/Oエマルションを調製するための標準法によって調製した。A相を混合することにより最初に調製した。次いでB1相を加熱して攪拌しながら加えた。加熱しながらイソドデカンにポリイソブチレンを事前溶解した後、B2相を加える。これは油性相を生成し、それを80℃で5分間加熱する。この混合物を20℃に冷却する。C相の全ての化合物を共に混合し、次いで防腐剤が溶解するまで加熱する。次に、C相を20℃に冷却し、次いでA+B1+B2の混合物にゆっくりと加える。
【0090】
次いで本出願人は、以下の組成物Bを調製した。この組成物はフェイスパウダーである。
【0091】
組成物B1:
− アセチルトリブチルシトラート                 8%
− 酸化鉄(赤)                         5%
− タルク                           87%
【0092】
組成物Aを、例えばヒトの顔に適用する。次いで組成物Bを適用する。得られた製品は、顕著な維持力を有し、ほとんど移りを示さない。
【0093】
実施例2
本出願人は、溶液の形態で以下の化粧ベースAを調製した:
組成物A:
Figure 2004503574
【0094】
次いで本出願人は、ネイルワニスである以下の組成物Bを調製した。
【0095】
組成物B:
− ニトロセルロース                      12%
− N−エチル−o,p−トルエンスルホアミド               6%
− アセチルトリブチルシトラート                 6%
− 顔料                             1%
− ヘクトライト                       1.2%
− イソプロピルアルコール                    8%
− 酢酸エチル、酢酸ブチル           全部で100%とする量
【0096】
組成物を、各種の化合物の単純な混合によって調製した。
【0097】
組成物A(ベース)を被験者の爪または付け爪に適用する。次いで組成物B(ワニス)を組成物Aの上に適用する。得られた製品は、顕著な維持力を有する。

Claims (15)

  1. 少なくとも二つの化粧品組成物A及びBを含むメイクアップまたはケアキットであって:
    − 組成物Aは、少なくとも一つの接着性物質であって、以下の条件:
    − G’(2Hz、35℃)≧10Pa、及び
    − G’(35℃)≦10Pa、好ましくはG’(35℃)≦10Pa
    − G’(2×10−2Hz、35℃)≦3×10Pa
    [式中、
    − G’(2Hz、35℃)は、2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率であり;
    − G’(35℃)は、2×10−2と2Hzの間の範囲内でのいずれかの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率であり;
    − G’(2×10−2Hz、35℃)は、2×10−2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率である]
    を満たす少なくとも一つの接着性物質を含むことを特徴とするキット。
  2. 前記接着性物質が、以下の条件:
    − G”/G’(0.2Hz、35℃)≧0.35
    [式中、
    − G”(0.2Hz、35℃)は、0.2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の粘性剪断率であり;
    − G’(0.2Hz、35℃)は、0.2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率である]
    を満たす、請求項1記載のキット。
  3. 以下の条件:
    − G’(2Hz、35℃)≧5×10Pa、好ましくはG’(2Hz、35℃)≧10Pa
    を満たす、請求項1または2記載のキット。
  4. 以下の条件:
    − G’(2×10−2Hz、35℃)≦5×10Pa
    を満たす、請求項1から3のいずれか一項記載のキット。
  5. 以下の条件:
    − G’(2Hz、35℃)≧10Pa、及び
    − G’(35℃)≦10Pa、好ましくはG’(35℃)≦10Pa、
    − G’(2×10−2Hz、35℃)≦5×10Pa、及び
    − G”/G’(0.2Hz、35℃)≧0.35
    を満たす、請求項1から4のいずれか一項記載のキット。
  6. 前記接着性物質が、室温(25℃)未満のガラス転移温度を有するポリマーを生成し、ブタジエン、エチレン、プロピレン、イソプレン、イソブチレン、及びシリコーンから選択される、少なくとも一つのモノマーまたはモノマーの組み合わせを含むブロック及びランダムコポリマー、及びそれらの混合物から選択される、請求項1から5のいずれか一項記載のキット。
  7. 前記接着性物質が、以下のもの:
    − ポリウレタン;
    − アクリルポリマー;
    − シリコーン
    − ブチルラバー、特にポリイソブチレン;
    − エチレン/ビニルアセタートポリマー;
    − 任意に脂肪鎖で変性されたポリアミド;
    − 天然ラバー;
    − 及びそれらの混合物。
    から選択される、請求項1から6のいずれか一項記載のキット。
  8. 前記接着性物質が、10,000以上で且つ150,000以下、好ましくは18,000以上で且つ150,000以下の相対モル質量Mvを有するポリイソブチレンから選択される、請求項1から7のいずれか一項記載のキット。
  9. 前記接着性物質が、組成物Aの全重量に対して0.1から99重量%、好ましくは0.1から30重量%、より好ましくは0.1から10重量%の範囲の含量で存在する、請求項1から8のいずれか一項記載のキット。
  10. 前記組成物Aが、化粧品的に許容可能な支持体を含む、請求項1から9のいずれか一項記載のキット。
  11. 前記組成物Aが、W/O、O/Wまたは多重エマルションの形態、あるいはゲルの形態で存在する、請求項1から10のいずれか一項記載のキット。
  12. 前記組成物Bが、化粧品的に許容可能な支持体を含む、請求項1から11のいずれか一項記載のキット。
  13. 前記組成物Bが、皮膚、半粘膜、粘膜、及び/または外皮のためのメイクアップ組成物の形態で存在する、請求項1から12のいずれか一項記載のキット。
  14. 前記組成物Bが、ファンデーション、ルージュ、アイシャドウ、コンシーラー、ボディーメイクアップ製品、パウダー、口紅、マスカラ、アイライナー、またはネイルワニスの形態で存在する、請求項13記載のキット。
  15. 化粧品組成物AまたはBの維持力及び移り耐性特性を改良するための方法であって、皮膚、及び/または粘膜、及び/または半粘膜、及び/または外皮に、連続的に及びあらゆる順序で、二つの組成物A及びBを適用することを含み、二つの組成物A及びBの少なくとも一方は、少なくとも一つの接着性物質であって、以下の条件:
    − G’(2Hz、35℃)≧10Pa、及び
    − G’(35℃)≦10Pa、好ましくはG’(35℃)≦10Pa
    − G’(2×10−2Hz、35℃)≦3×10Pa
    [式中、
    − G’(2Hz、35℃)は、2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率であり;
    − G’(35℃)は、2×10−2と2Hzの間の範囲内でのいずれかの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率であり;
    − G’(2×10−2Hz、35℃)は、2×10−2Hzの周波数で35℃の温度で測定される、前記接着性物質の弾性剪断率である]
    を満たす少なくとも一つの接着性物質を含む、方法。
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