JP2001328530A - 搬送設備 - Google Patents

搬送設備

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JP2001328530A
JP2001328530A JP2000149148A JP2000149148A JP2001328530A JP 2001328530 A JP2001328530 A JP 2001328530A JP 2000149148 A JP2000149148 A JP 2000149148A JP 2000149148 A JP2000149148 A JP 2000149148A JP 2001328530 A JP2001328530 A JP 2001328530A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪が落ち込むこともなく常に円滑な走行を
行える搬送設備を提供する。 【解決手段】 レール装置10,10aに、左右一対で
内側開放の車輪案内部15と、左右一対で上下側に開放
した経路案内部21を設けた。車輪案内部に、上向きの
車輪支持面16,23と内向きのローラガイド面17と
下向きの車輪受け面19を形成し、経路案内部に外向き
のガイド面22を形成した。一定経路1に対して分岐合
流される別経路2への分岐合流部では、左右一対の車輪
案内部のうち別経路方向側の車輪案内部により片側の車
輪案内部を連続して形成した。移動体30に、車輪支持
面に支持案内されかつ車輪受け面に対向する車輪31
と、ローラガイド面に案内されるサイドガイドローラ3
5と、分岐合流部において別経路方向側に連続する経路
案内部のガイド面に係合案内される経路用ローラ41,
42を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々なものを支持
搬送するのに利用される搬送設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の搬送設備としては、たと
えば特開平10−111719号公報に示される構成が
提供されている。この従来構成は、主軌道や分岐軌道に
支持案内される搬送台車が設けられ、各軌道は、左右一
体で一枚物の底壁と、左右の側壁と、左右一対の上壁と
からなり、上壁の幅方向中央に長手方向に沿うスリット
を有せしめて形成されている。そして、少なくとも分岐
点には、主軌道に沿ったガイドと分岐軌道に沿ったガイ
ドとが設けられ、また搬送台車には、前記ガイドに倣う
案内部材と、この案内部材をいずれか一方のガイドに振
り分ける振り向け機構とが設けられている。
【0003】ここでガイドとしては、主軌道に沿った磁
性体製のガイドレールと分岐軌道に沿った磁性体製のガ
イドレールとが設けられ、そして案内部材として磁石ロ
ーラが設けられるとともに、この磁石ローラを、アーム
などを介して左右のガイドレールに振り向けるように構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、各軌道が、左右一体で一枚物の底壁を有せ
しめて形成されていることで、主軌道から分岐軌道への
分岐走行は支障なく行えるが、たとえば吊下げ搬送形式
のように天地を逆として配設したとき、スリットの部分
を走行車輪が横切って走行することになる。その際に走
行車輪がスリットに落ち込んで、円滑な走行が行えな
い。
【0005】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、車輪が落ち込むこともなく常に円滑な走行を行える
搬送設備を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の搬送設備は、レ
ール装置と、このレール装置に支持案内されて一定経路
上で移動自在な移動体とからなる搬送設備であって、前
記レール装置には、左右一対で内側開放の車輪案内部
と、左右一対で上下側に開放された経路案内部とが設け
られ、両車輪案内部にはそれぞれ、上向きの車輪支持面
と内向きのローラガイド面と下向きの車輪受け面とが形
成され、両経路案内部にはそれぞれ、外向きのガイド面
が形成され、前記一定経路に対して分岐合流される別経
路への分岐合流部では、前記左右一対の車輪案内部のう
ち別経路方向側の車輪案内部により片側の車輪案内部が
連続して形成され、前記移動体には、前記車輪案内部に
嵌合されて前記車輪支持面に支持案内されかつ前記車輪
受け面に対向される車輪と、前記車輪案内部に嵌合され
て前記ローラガイド面に案内されるサイドガイドローラ
と、分岐合流部において別経路方向側に連続される経路
案内部のガイド面に係合案内される経路用ローラとが設
けられていることを特徴としたものである。
【0007】したがって請求項1の発明によると、移動
体の移動は、その車輪群を車輪支持面に支持案内して転
動させ、サイドガイドローラをローラガイド面に案内さ
せることで、レール装置に案内させて行える。そして移
動体の一定経路での移動は、別経路とは反対側の経路案
内部におけるガイド面に対して経路用ローラを係合さ
せ、別経路側の経路案内部におけるガイド面から経路用
ローラを離脱させることで、別経路に入り込ませること
などなく安定して行える。
【0008】移動体が目的とする別経路における分岐部
に到達する少し前に、別経路側の経路案内部におけるガ
イド面に対して経路用ローラを係合させ、別経路とは反
対側の経路案内部におけるガイド面から経路用ローラを
離脱させる。これにより移動体を、経路用ローラを別経
路側のガイド面に案内させて走行し得、以て分岐部に到
達したのち別経路(分岐経路)へ分岐移動し得る。
【0009】別経路への分岐合流部において、車輪案内
部の車輪支持面上で転動していた片側(一方)の車輪
は、車輪案内部間の隙間を越えて車輪支持面上で転動す
ることになり、したがって車輪が隙間に落ち込み、自重
により、他側(他方)の車輪支持面側の車輪を中心にモ
ーメントが発生して、移動体が傾斜しようとする。しか
しこのとき、他側の車輪においては、外側部分が車輪受
け面に下方から当接してレール装置側に受止められ、内
側部分が車輪支持面に上方から当接して支持案内される
ことになり、これにより移動体側のモーメントをレール
装置側で受止め得、以て移動体は、傾斜しようとするこ
とを最小限に抑えて移動し得るとともに、車輪は落ち込
むことなく隙間を越えることになる。
【0010】また本発明の請求項2記載の搬送設備は、
上記した請求項1記載の構成において、車輪は、左右で
分割された一対の輪体部からなり、これら輪体部は各別
に回転自在に構成されていることを特徴としたものであ
る。
【0011】したがって請求項2の発明によると、片側
の車輪が隙間に落ち込み、他側の車輪を中心にモーメン
トが発生して、移動体が傾斜しようとしたとき、他側の
車輪においては、外側の輪体部が車輪受け面に下方から
当接してレール装置側に受止められ、内側の輪体部が車
輪支持面に上方から当接して支持案内されることにな
り、これにより移動体側のモーメントをレール装置によ
り受止め得る。
【0012】そして本発明の請求項3記載の搬送設備
は、上記した請求項1または2記載の構成において、レ
ール装置は、左右一対の車輪案内部を有する状態で一体
形成されていることを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項3の発明によると、左右
一対の車輪案内部を、各面を有する状態で構成し得る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の一
例を図に基づいて説明する。搬送設備は、レール装置1
0と、このレール装置10に支持案内されて一定経路1
上で移動自在な自走体(移動体の一例)30などから構
成されている。
【0015】前記レール装置10は、レール体11と、
このレール体11に連結される外板体12などにより構
成される。すなわちレール体11は、一枚の幅広板部1
1Aと、この幅広板部11Aの両側端から直角状(垂下
状)に連設された左右一対の側板部11Bと、これら側
板部11Bの下端近くから直角状でかつ相対向側に連設
された左右一対の幅狭板部11Cとにより、断面C字状
で一体に形成され、そして開放部を下向きとして配設さ
れている。
【0016】前記外板体12は、縦板部12Aと、この
縦板部12Aの下端から内方へ曲げ成形された横板部1
2Bとにより断面L字状に形成されている。そして外板
体12は、その縦板部12Aの上端が、前記側板部11
Bの下端外面に形成された横向き蟻溝部11Dを利用し
た連結具13により、この側板部11Bの下端に連結さ
れている。
【0017】前記レール装置10には、左右一対で内側
開放の移動用案内部15が設けられている。すなわち、
レール体11における幅広板部11Aの下面と側板部1
1Bの内側面と幅狭板部11Cの上面とにより囲まれた
部分によって、内側開放の車輪案内部15が形成されて
いる。
【0018】そして両車輪案内部15にはそれぞれ、幅
狭板部11Cの上面によって上向きの車輪支持面16が
形成され、また側板部11Bの内側面によって内向きの
ローラガイド面17が形成されている。さらに、分岐部
や合流部に対向される所定の経路部分には、幅広板部1
1Aの両側下面に形成された下向き蟻溝部11Eを利用
して、受け板18が連結具13により連結され、この受
け板18の下面によって下向きの車輪受け面19が形成
されている。
【0019】前記レール装置10には、左右一対で上下
側に開放された経路案内部21が設けられている。すな
わち、幅狭板部11Cの下面側には係合溝部11Fが形
成されており、この係合溝部11Fに係合自在な係合突
部20Aを介して補助レール体20が設けられている。
【0020】この補助レール体20は、分岐部や合流部
の付近で所定の経路部分に配設されるもので、その下面
側には下方で開放された凹所が設けられ、以て凹所によ
って経路案内部21が形成されている。そして両経路案
内部21にはそれぞれ、外向きのガイド面22が形成さ
れている。また補助レール体20における上面の一部
は、前記車輪支持面16と同様のレベルで内側に位置さ
れ、以て補助車輪支持面23が形成されている。
【0021】前記レール体11は、所定間隔置きで複数
のレールヨーク7を介して天井梁8側に支持されてい
る。すなわちレールヨーク7は、上板部7Aと、この上
板部7Aの両端近くから垂下された側板部7Bとを有す
る状態で、正面視で門型状に一体形成されている。この
レールヨーク7は、上板部7Aの両端に作用される連結
具(ボルト・ナットなど)9を介して、天井梁8側に対
して高さ位置変更自在にかつ姿勢調整自在に支持されて
いる。そして側板部7Bの下部内面側に、レール体11
の側板部11Bが当て付けられ、この側板部11Bの下
部外面に形成された横向き蟻溝部11Gを利用した連結
具13により、この側板部11Bに連結されている。
【0022】上記したようにレール体11などからなる
レール装置10は、基本的には長円無端状に配設され、
以て長円無端状の一定経路1が形成される。そして前記
一定経路1に対して分岐合流される別経路、すなわち、
一定経路1に対して分岐される分岐経路2や、一定経路
1に対して合流される合流経路4が形成されている。前
記一定経路1への分岐合流部、すなわち、分岐経路2へ
の分岐部3や合流経路4の合流部5では、前記左右一対
の車輪案内部15のうち別経路方向側の車輪案内部15
により片側の車輪案内部が連続して形成されている。
【0023】すなわち分岐経路2や合流経路4において
も、前記レール装置10と断面形状が同一状のレール装
置10aが配設されている。その際に、分岐経路2のレ
ール装置10aにおける車輪案内部15のうち、片側
(湾曲の内側)の車輪案内部15は、一定経路1のレー
ル装置10における片側の車輪案内部15に連続されて
いる。
【0024】また、レール装置10aにおける他側(湾
曲の外側)の車輪案内部15は、片側の車輪案内部15
に沿うように形成されているが、その端部(入口側)
は、レール装置10における片側の車輪案内部15の切
断端部に接続され、かつレール装置10における他側の
車輪案内部15に対して分断されている。なお、合流経
路4のレール装置10aも同様に構成されている。
【0025】前記レール装置10,10aに支持案内さ
れて一定経路1や分岐経路2や合流経路4上で移動自在
な前記自走体30は、前記車輪支持面16や補助車輪支
持面23に支持案内されて転動自在な車輪31を有する
前後一対のトロリ本体32と、両トロリ本体32間を連
結する連結部33と、レール装置10,10aとの間に
設けられたリニアモータ50などにより構成されてい
る。
【0026】ここで車輪31は、前記車輪案内部15に
嵌合されるように、両トロリ本体32に対して左右に振
分けて配設されている。そして、トロリ本体32から左
右方向に突出された車軸34に回転自在(遊転自在)に
設けられている。その際に車輪31は、左右で分割され
た一対の輪体部31A,31Bからなり、これら輪体部
31A,31Bは車軸34に対して、各別に回転自在に
取付けられている。そして外側の輪体部31Aは、前記
車輪支持面16に支持案内されかつ前記車輪受け面19
に対向され、また内側の輪体部31Bは、前記補助車輪
支持面23に支持案内されるように構成されている。
【0027】前記両トロリ本体32には、前記車輪案内
部15に嵌合されて前記ローラガイド面17に案内され
るサイドガイドローラ35が、縦軸36を介して遊転自
在に設けられている。ここでサイドガイドローラ35は
各トロリ本体32に、車輪31を中にしてそれぞれ前後
一対に設けられている。
【0028】さらに両トロリ本体32には、前記分岐部
3や合流部5において分岐経路2や合流経路4の方向側
に連続される経路案内部21の分岐合流ガイド面22に
係合案内される経路用ローラ41,42が、それぞれ設
けられている。
【0029】すなわちトロリ本体22には、前後方向の
支軸43を介して逆Tの字形の作動体44がシーソー揺
動自在に設けられている。そして作動体44における左
右の両端部分に、前記経路用ローラ41,42が縦ピン
45,46を介して遊転自在に設けられている。前記作
動体44を揺動させるために、この作動体44の上端部
分とトロリ本体32との間には、ソレノイドなどからな
る作動装置47が設けられている。
【0030】したがって、作動装置47の正逆作動によ
って作動体44はシーソー揺動を行い、これにより左右
のガイド面22に対して経路用ローラ41,42が択一
的に係脱される。そのために作動体44は、両縦ピン4
5,46が相対的に所定角度を形成するように構成され
ている。
【0031】前記リニアモータ50は、レール装置1
0,10aにおける幅広板部11Aの下面に配設される
ドライバ51と、前記自走体30のトロリ本体32側に
設けられるステータ(一次コイル)52などにより構成
されている。そしてリニアモータ50は、ドライバ51
からステータ52に一次電流を供給するように構成され
ている。
【0032】前記ドライバ51などへの給電は無接触給
電方式で行われ、そのためにレール装置10(10a)
には、その外板体12における横板部12Bに、絶縁部
材55を介して誘導線路56,57がレール長さ方向に
配設され、そして自走体30の連結部33にはピックア
ップコイル58が設けられている。なお両トロリ本体3
2には、光伝送により移動制御を行うための制御授受手
段48が設けられている。
【0033】前記自走体30の連結部33側には、被搬
送物の保持装置60が吊下げ状に設けられている。この
保持装置60は左右が開放された箱枠状であって、その
上面が前記連結部33側に連結具61を介して連結され
ている。そして保持装置60内には、左右方向への移載
手段(被搬送物の一例。)62が配設されている。
【0034】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。自走体30の走行は、図4や図6に示され
るように、その車輪31群が車輪支持面16に支持案内
されて転動され、そしてサイドガイドローラ35がロー
ラガイド面17に案内されることで、レール装置10,
10aに案内されて行われる。その際に自走体30側に
は、誘導線路56,57に対向されるピックアップコイ
ル58などを介して、無接触給電方式によってリニアモ
ータ50などへの給電が行われる。
【0035】そして自走体30の一定経路1の走行で
は、たとえば図5や図6の実線に示されるように、内側
(背面視における左側)の経路案内部21におけるガイ
ド面22に対して経路用ローラ41が係合され、そして
外側(背面視における右側)の経路案内部21における
ガイド面22からは経路用ローラ42が離脱されてい
る。
【0036】このような一定経路1上での走行におい
て、自走体30が、分岐経路2の分岐部3の部分に到達
する少し前に、検出器が被検出体(いずれも図示せ
ず。)を検出してどちらに進むかを判断し、進む方向側
の経路用ローラ41,42を作用させる。すなわち判断
が、前述した図6の実線に示されるように、内側のガイ
ド面22に対して経路用ローラ41が係合された状態の
ままでよいときには、作動装置47は作動しない。また
判断が、外側のガイド面22に対して経路用ローラ42
を係合させるとき、その判断に基づいて作動装置47が
作動されて、図6の仮想線に示されるように作動体44
がシーソー運動を行う。
【0037】このような制御によって、すなわち図5や
図6の実線に示されるように、内側のガイド面22に対
して経路用ローラ41が係合された状態の自走体30
は、分岐経路3に入り込むことなく、この分岐経路3の
側方を通過される。そして長円無端状における円弧経路
部(ループエンド)で外側に振られることなく、一定経
路1上を安定して走行される。
【0038】また、自走体30が分岐経路2における分
岐部3の部分に到達する少し前に、検出器が被検出体を
検出して判断し、それに基づいて作動装置47が作動さ
れて作動体44がシーソー運動を行う。これにより図6
の仮想線に示されるように、外側のガイド面22に対し
て経路用ローラ42が係合され、そして内側のガイド面
22からは経路用ローラ41が離脱される。したがって
自走体30は、経路用ローラ42がガイド面22に案内
される状態で走行され、以て図8に示されるように、一
定経路1上から目的とする分岐経路2に分岐走行され
る。
【0039】ここで分岐経路2への分岐部3では、外側
のガイド面22が、一定経路1を形成する部分から分岐
部3において外側に湾曲して連続状となっていることか
ら、分岐部3に到達した自走体30は、その経路用ロー
ラ42がガイド面22に案内されながら分岐経路2へ分
岐走行される。
【0040】なお、分岐部3において自走体30を一定
経路1上で走行させる際に、分岐部3側の車輪案内部1
5における車輪支持面16上で転動されていた車輪31
は、図5の仮想線イに示されるように隙間Sを越えたの
ち、車輪案内部15における車輪支持面16上で転動さ
れることになる。したがって隙間Sを越えようとする車
輪31がこの隙間Sに落ち込み、自走体30の自重によ
り車輪支持面16側の車輪31を中心にモーメントが発
生し、自走体30が傾斜しようとする。
【0041】しかし、このとき図7に示されるように、
分岐部3とは反対側の車輪31においては、外側の輪体
部31Aが車輪受け面19に下方から当接してレール体
11側に受止められ、そして内側の輪体部31Bが補助
車輪支持面23に上方から当接して支持案内されること
になる。これにより自走体30側のモーメントをレール
装置10により受止め得、以て自走体30は、傾斜しよ
うとすることを最小限に抑えられて走行されるととも
に、分岐部3側の車輪31は、隙間Sに落ち込むことな
く隙間Sを越えることになる。なお、合流部5において
自走体30を一定経路1上で走行させるときも同様であ
る。
【0042】また、分岐部3において分岐経路2側へ分
岐走行させる際に、分岐部3とは反対側の車輪案内部1
5における車輪支持面16上で転動されていた車輪31
は、図8の仮想線ロに示されるように隙間Sを越えたの
ち、車輪案内部15における車輪支持面16上で転動さ
れることになる。この場合も前述と同様にして、分岐部
3側(右側)の車輪31が自走体30側のモーメントに
対向されることになる。
【0043】なお、合流部5において、合流経路4から
一定経路1へ自走体30を合流走行させるときも同様で
ある。上述したようにして、一定経路1上で走行されて
いる自走体30を、分岐経路2へ分岐走行させ得、また
合流経路4上の自走体30を一定経路1へ合流走行し得
る。そして自走体30は、一定経路1の部分や分岐経路
2の部分に設けられた目的とするステーション(図示せ
ず。)に停止させることにより、保持装置60の移載手
段62によって物品の積み下ろしを行える。
【0044】上記した実施の形態では、長円無端状の一
定経路1が示されているが、この一定経路1の平行され
る直線状経路間には、必要に応じて一箇所または複数箇
所に、上述したと同様の分岐、合流構成によってショー
トカット用のターン経路が形成されてもよい。この場合
にターン経路においては、経路用ローラ41,42の作
用形態が逆になるが、前述した分岐経路2や合流経路4
と同様に作用させ得る。
【0045】これにより、一定経路1上で走行されてい
る自走体30を、分岐部において分岐してターン経路で
走行させ得、そして合流部において一定経路1に合流さ
せ得る。このようにして、一定経路1上で走行している
自走体30を、ターン経路を利用してターン走行させる
ことで、この自走体30は、一定経路1における円弧経
路部(ループエンド)を経由することなく走行し得、こ
れによりショートカット走行が行えて、作業時間の短縮
が可能となる。
【0046】上記した実施の形態では、移動体として、
給電が無接触給電方式で行われる自走体30が示されて
いるが、これは給電が接触給電方式で行われる自走体3
0であってもよい。また、駆動チェーンなど他の駆動装
置から移動力が付与される台車形式の移動体などであっ
てもよい。
【0047】上記した実施の形態では、車輪31とし
て、左右で分割された一対の輪体部31A,31Bが車
軸34に対して各別に回転自在に取付けられた構成が示
されているが、これは左右で分割された2個以上の輪体
部31A,31Bが車軸34に対して各別に回転自在に
取付けられた構成であってもよく、また幅広の1個もの
にした構成であってもよい。
【0048】上記した実施の形態では、分岐部や合流部
の付近で所定の経路部分において、レール体11に沿っ
て補助レール体20が設けられることで、車輪支持面1
6の内側に補助車輪支持面23が形成されており、これ
によるとレール装置10,10aを経済的に構成し得
る。しかしレール体11は、補助レール体に相当する部
分を一体に形成した構成であってもよい。
【0049】上記した実施の形態では、自走体30に保
持装置60が吊下げ状に設けられた形式が示されている
が、これは、たとえば床側で走行される台車(移動体)
から保持装置が立設される形式(フロア形式)などであ
ってもよい。
【0050】上記した実施の形態では、検出器が被検出
体を検出して判断することに基づいて、経路用ローラ4
1,42を係脱作動させているが、これは、分岐部3や
合流部5の部分を通過した後に、検出器が被検出体を検
出することに基づいて、経路用ローラ41,42が最初
の状態に戻される(リセットされる)形式であってもよ
い。
【0051】上記した実施の形態では、自走体30の連
結部33に保持装置60が吊下げ状に設けられ、そして
保持装置60内に左右方向への移載手段62が配設され
ているが、被搬送物としては上下方向の移載手段であっ
てもよい。また、単に物品を載せるだけの荷受け台を搭
載した形式や、また物品を直接に載せるだけの形式など
であってもよい。その際に保持装置60も、種々に形状
のものが採用される。
【0052】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、移
動体の移動は、その車輪群を車輪支持面に支持案内して
転動させ、サイドガイドローラをローラガイド面に案内
させることで、レール装置に案内させて安定して行うこ
とができる。その際に移動体の一定経路での移動は、別
経路とは反対側の経路案内部におけるガイド面に対して
経路用ローラを係合させることで、別経路に入り込ませ
ることなく安定して行うことができる。
【0053】そして、移動体が目的とする別経路におけ
る分岐部に到達する少し前に、別経路側の経路案内部に
おけるガイド面に対して経路用ローラを係合させること
により、移動体を、経路用ローラを別経路側のガイド面
に案内させて移動でき、以て分岐部に到達したのち別経
路(分岐経路)へ円滑にかつ確実に分岐移動できる。
【0054】別経路への分岐合流部においては、経路案
内部の車輪支持面上で転動していた片側(一方)の車輪
は、両経路案内部間の隙間を越えて車輪支持面上で転動
することになり、したがって車輪が隙間に落ち込み、自
重により他側(他方)の車輪支持面側の車輪を中心にモ
ーメントが発生して、移動体が傾斜しようとするが、こ
のとき他側の車輪においては、外側部分が車輪受け面に
下方から当接してレール装置側に受止められ、内側部分
が車輪支持面に上方から当接して支持案内されることに
なり、これにより移動体側のモーメントをレール装置側
で受止めることができ、以て移動体は、傾斜しようとす
ることを最小限に抑えて移動できるとともに、車輪は落
ち込むことなく常に安定して隙間を越えることができ
る。
【0055】また上記した本発明の請求項2によると、
片側の車輪が隙間に落ち込み、他側の車輪を中心にモー
メントが発生して、移動体が傾斜しようとしたとき、他
側の車輪においては、外側の輪体部が車輪受け面に下方
から当接してレール装置側に受止められ、内側の輪体部
が車輪支持面に上方から当接して支持案内されることに
なり、これにより移動体側のモーメントをレール装置に
より受止めることができ、以て車輪は隙間に落ち込むこ
となく、より安定して隙間を越えることができる。
【0056】そして上記した本発明の請求項3による
と、左右一対の車輪案内部を、各面を有する状態で好適
に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、搬送設備に
おける分岐部分の斜視図である。
【図2】同搬送設備の一部切り欠き平面図である。
【図3】同搬送設備における要部の一部切り欠き側面図
である。
【図4】同搬送設備における縦断背面図である。
【図5】同搬送設備における分岐部分の非分岐走行時の
横断平面図である。
【図6】同搬送設備におけるレール装置部分の縦断背面
図で、図5のX−X矢視図である。
【図7】同搬送設備におけるレール装置部分の縦断背面
図で、図5のY−Y矢視図である。
【図8】同搬送設備における分岐部分の分岐走行時の横
断平面図である。
【符号の説明】
1 一定経路 2 分岐経路(別経路) 3 分岐部 4 合流経路(別経路) 5 合流部 10 レール装置 10a レール装置 11 レール体 11A 幅広板部 11B 側板部 11C 幅狭板部 12 外板体 15 車輪案内部 16 車輪支持面 17 ローラガイド面 18 受け板 19 車輪受け面 20 補助レール体 21 経路案内部 22 ガイド面 23 補助車輪支持面 30 自走体(移動体) 31 車輪 31A 輪体部 31B 輪体部 32 トロリ本体 33 連結部 35 サイドガイドローラ 41 経路用ローラ 42 経路用ローラ 44 作動体 47 作動装置 50 リニアモータ 57 誘導線路 58 ピックアップコイル S 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール装置と、このレール装置に支持案
    内されて一定経路上で移動自在な移動体とからなる搬送
    設備であって、前記レール装置には、左右一対で内側開
    放の車輪案内部と、左右一対で上下側に開放された経路
    案内部とが設けられ、両車輪案内部にはそれぞれ、上向
    きの車輪支持面と内向きのローラガイド面と下向きの車
    輪受け面とが形成され、両経路案内部にはそれぞれ、外
    向きのガイド面が形成され、前記一定経路に対して分岐
    合流される別経路への分岐合流部では、前記左右一対の
    車輪案内部のうち別経路方向側の車輪案内部により片側
    の車輪案内部が連続して形成され、前記移動体には、前
    記車輪案内部に嵌合されて前記車輪支持面に支持案内さ
    れかつ前記車輪受け面に対向される車輪と、前記車輪案
    内部に嵌合されて前記ローラガイド面に案内されるサイ
    ドガイドローラと、分岐合流部において別経路方向側に
    連続される経路案内部のガイド面に係合案内される経路
    用ローラとが設けられていることを特徴とする搬送設
    備。
  2. 【請求項2】 車輪は、左右で分割された一対の輪体部
    からなり、これら輪体部は各別に回転自在に構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の搬送設備。
  3. 【請求項3】 レール装置は、左右一対の車輪案内部を
    有する状態で一体形成されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の搬送設備。
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