JP2004314740A - 有軌道搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軌道の分岐、合流が連続する区間を短くする。
【解決手段】軌道10の分岐にともなう旋回方向内側に敷設された方向制御ガイド11bに方向制御ローラ24bが案内されるように駆動部27により駆動桿26を駆動させる。分岐時に方向制御ガイド11bに案内させた方向制御ローラ24bが、搬送台車20が走行することにより方向制御ガイド11bの終端部を通過した直後に、軌道10の合流にともなう旋回方向内側に敷設された方向制御ガイド11aに方向制御ローラ24aが案内されるように駆動部27により駆動桿26を順に駆動させる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軌道を走行する搬送台車により被搬送物を搬送する有軌道搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
軌道に支持案内させて搬送台車を走行させる有軌道搬送装置の一つである天井走行型の有軌道搬送装置は、フロアを占有しないためスペース単価が高額になる半導体製造工程等において有用である。そして半導体製造工程においては規模の大型化、複雑化が一層進み、軌道の分岐、合流を含む多様な搬送経路が要求されている。多数の分岐、合流を含む軌道を使用する場合は、地上側から全ての分岐合流を制御することが困難であることから搬送台車が自己の判断により分岐、合流を行う装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
搬送台車が自己の判断により分岐、合流を行う特許文献1の装置について図16、図17を参照しつつ説明する。図16は特許文献1における搬送装置100が備える軌道110と搬送台車120との断面構造図である。図17は、搬送台車120の分岐時の動作状態を示した図である。尚、図中の矢印は搬送装置100の進行方向を示している。
図16に示すように、軌道110には軌道110の上方中央位置にガイド部材111が敷設され、搬送台車110にはガイド部材111の左右両側夫々に案内可能なガイドローラ121と図16(a)に示すようにガイドローラ121をガイド部材111の左側に、または図16(b)に示すようにガイドローラ121をガイド部材111の右側に夫々案内させるように駆動する駆動機構122とを備えている。
【0004】
そして、図17に示すように、搬送台車110は軌道110の分岐地点に到達する前に分岐するか否を判断し、分岐すると判断した場合には駆動機構122により軌道110に敷設されたガイド部材111の分岐方向側にガイドローラ121を案内させるように駆動する(図16(b)参照)。これにより搬送台車120はガイド部材111に案内されて分岐方向に走行する。搬送台車120が分岐しないと判断した場合には駆動機構122により軌道110に敷設されたガイド部材111の分岐方向と反対側にガイドローラ121を案内させるように駆動する(図16(a)参照)。これにより搬送台車120はガイド部材111に案内されて直進方向に脱輪することなく走行していく。このように特許文献1の装置によると駆動装置120によりガイドローラ121を駆動するという簡単な方法で分岐を行うことができる。
【0005】
しかしながら、搬送台車走行のための駆動源としてリニアモータを使用する場合には、バランスの関係上リニアモータの一次側を軌道の上部中央付近に、二次側を一次側に対向する搬送装置の上部中央付近に夫々配置する必要があり、特許文献1のようにガイド部材が軌道110の上部中央付近に配置することができない。
【0006】
そこで、軌道の両端近傍にガイド部材を配置する装置が提案されている(特許文献2参照)。特許文献2の装置について図18〜図20を参照しつつ説明する。図18は特許文献2における搬送装置130が備える軌道140と搬送台車150との断面構造図である。図19は、搬送台車150の分岐時の動作状態を示した図である。図20は、搬送台車150の分岐、合流時の動作状態を示した図である。尚、図中の矢印は搬送台車150の進行方向を示している。
図18に示すように、搬送装置130においてはリニアモータの一次側146が軌道の上部中央付近に、二次側156が一次側に対向する搬送装置の上部中央付近に夫々配置されている。また、軌道140には軌道140の両端にガイド部材141a,141bが夫々敷設されている。搬送台車150は2つのボギー部155を回転自在に備え、各ボギー部155はガイド部材141a,141bの夫々に案内可能なガイドローラ151a,151bと、ガイドローラ151aをガイド部材141aに、またはガイドローラ151bをガイド部材141bに夫々案内させるように駆動する駆動機構152とを備えている。尚、ガイドローラ151a,151bは夫々が搬送台車150の進行方向に沿うように回転可能に配置された2個のローラにより構成されている。
【0007】
そして、図19に示すように、搬送台車150は軌道140の分岐地点に到達する前に分岐するか否を判断し、分岐すると判断した場合には軌道140の分岐方向側に敷設されたガイド部材141bにガイドローラ151bが案内されるように駆動機構152を駆動させる。これにより搬送台車150はガイド部材141bに案内されて分岐方向に走行する。搬送台車150が分岐しないと判断した場合には軌道140の分岐方向と反対側に敷設されたガイド部材141aにガイドローラ151aが案内されるように駆動機構152を駆動させる。これにより搬送台車150はガイド部材141aに案内されて直進方向に脱輪することなく走行する。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−87251号公報
【特許文献2】
特開2001−270435号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
また、図20に示すように、分岐、合流が連続するH型の軌道140の場合には、分岐時にはガイドローラ151bがガイド部材141bに、直進、合流時にはガイドローラ151aがガイド部材141aに夫々案内されるように駆動機構152を駆動させる。これにより搬送台車150はガイド部材141a,141bに案内されて分岐、合流方向に脱輪することなく走行する。しかしながら、特許文献2の装置によると分岐、合流の間に駆動機構152によりガイドローラ151a,151bの位置を切り替えるための切り替え区間が必要となる(図中斜線部)。この切り替え区間は、ガイドローラ151a,151bを構成する2個のローラ径に、駆動機構152の駆動時間中に走行する距離を加えた距離が最低限必要となる。前述のように半導体製造工程はスペース単価が高額であるため軌道の占有面積を可能な限り小さくしなければならず、この切り替え区間も可能な限り小さくすることが要求される。
【0010】
そこで本発明は、軌道の分岐、合流が連続する区間を短くすることができる有軌道搬送装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の有軌道搬送装置は、軌道と、前記軌道に支持されるとともに案内されて走行する搬送台車とを備える有軌道搬送装置であって、前記軌道には、前記軌道の分岐または合流部において、前記軌道端面に対して略平行に且つ前記軌道の幅方向端部近傍に方向制御ガイドが敷設され、前記軌道の分岐及び合流が連続する区間においては、互いに重ならないように走行方向にずらされた一対の前記方向制御ガイドが前記軌道の両側に敷設され、前記搬送台車には、前記搬送台車を分岐または合流させるために、前記軌道に敷設された前記方向制御ガイドに案内される1つ以上の方向制御ローラユニットが配設され、前記方向制御ローラユニットは、前記搬送台車の左右両端に回転自在に配置されるとともに、この左右の組が前記搬送台車の走行方向に沿うよう複数配置される方向制御ローラと、前記方向制御ローラが前記方向制御ガイドに案内されるように、前記方向制御ローラの左右の組を独立して駆動させる駆動機構とを備え、前記駆動機構は、前記軌道の分岐及び合流が連続する区間において、前記方向制御ローラが前記軌道の一端部に敷設された前記方向制御ガイドから他端部に敷設された前記方向ガイドに連続して案内されるように、前記方向制御ローラの左右の組を順に駆動させることを特徴とする。
【0012】
請求項1によると、駆動機構により方向制御ローラを1つづつ方向制御ガイドに案内させるように駆動することができるため、方向制御ローラの切り替え区間が1つの方向制御ローラ径に、駆動機構の駆動時間中に走行する距離を加えた距離となり、軌道の分岐、合流が連続する区間を短くすることができる。
【0013】
請求項2に記載の有軌道搬送装置は、軌道と、前記軌道に支持されるとともに案内されて走行する搬送台車とを備える有軌道搬送装置であって、前記軌道には、前記軌道の分岐または合流部において、前記軌道端面に対して略平行に且つ前記軌道の幅方向端部近傍に方向制御ガイドが敷設され、前記軌道の分岐及び合流が連続する区間においては、一部が互いに重なるように走行方向にずらされた一対の前記方向制御ガイドが前記軌道の両側に敷設され、前記搬送台車には、前記搬送台車を分岐または合流させるために、前記軌道に敷設された前記方向制御ガイドに案内される1つ以上の方向制御ローラユニットが配設され、前記方向制御ローラユニットは、前記搬送台車の左右両側に、前記搬送台車の走行方向に沿うように回転自在に配置された複数の方向制御ローラと、前記方向制御ローラが前記方向制御ガイドに案内されるように、左右夫々の前記方向制御ローラを独立して駆動させる駆動機構とを備え、前記駆動機構は、前記軌道の分岐及び合流が連続する区間において、前記方向制御ローラが前記軌道の両側に敷設された前記方向制御ガイドに同時に案内されるように左右夫々の前記方向制御ローラを独立して駆動させることを特徴とする。
【0014】
請求項2によると、駆動機構により方向制御ローラを左右独立して方向制御ガイドに案内されるように駆動することができるため、左右に敷設された方向制御ガイドに同時に方向制御ローラを案内することができる。これにより方向制御ローラの切り替え区間が不要となり、軌道の分岐、合流が連続する区間を短くすることができる。
【0015】
請求項3に記載の有軌道搬送装置は、軌道と、前記軌道に支持されるとともに案内されて前記軌道上を走行する搬送台車とを備える有軌道搬送装置であって、前記軌道には、前記軌道の分岐または合流部において、前記軌道端面に対して略平行に且つ前記軌道の幅方向端部近傍に且つ前記軌道の高さ方向における所定の上位置または下位置のいずれかに方向制御ガイドが敷設され、前記軌道の分岐及び合流が連続する区間においては、一部が互いに重なるように走行方向にずらされた一対の前記方向制御ガイドが前記軌道の両側に敷設され、前記搬送台車には、前記搬送台車を分岐または合流させるために、前記軌道に敷設された前記方向制御ガイドに案内される1つ以上の方向制御ローラユニットが配設され、前記方向制御ローラユニットは、前記搬送台車の左右両側に、前記搬送台車の走行方向に沿うように回転自在に配置された複数の方向制御ローラと、前記方向制御ローラが前記上位置または下位置に位置する前記方向制御ガイドに案内されるように、前記方向制御ローラを駆動させる駆動機構とを備え、前記駆動機構は、前記軌道の分岐及び合流が連続する区間において、前記方向制御ローラが前記軌道の両側に敷設された前記方向制御ガイドに同時に案内されるように前記方向制御ローラを駆動させることを特徴とする。
【0016】
請求項3によると、駆動機構により駆動される方向制御ローラの位置に合わせて方向制御ガイドを軌道の上位置または下位置に敷設することにより、軌道の分岐、合流が連続する区間において、左右に敷設された方向制御ガイドに同時に方向制御ローラを案内されるように駆動することができる。これにより方向制御ローラの切り替え区間が不要となり、軌道の分岐、合流が連続する区間を短くすることができる。また、分岐、合流が連続する場合でも駆動機構を1度動作させればよいため、駆動機構の消耗を低減することができる。
【0017】
請求項4に記載の有軌道搬送装置は、前記軌道の分岐または合流部において、前記搬送台車の分岐または合流にともなう前記軌道の旋回方向内側に敷設された前記方向制御ガイドと、反対側に施設された前記方向制御ガイドとが共に前記上位置または前記下位置のいずれかに敷設され、前記方向制御ローラユニットは、前記駆動機構が前記搬送台車の左側に配置された方向制御ローラと右側に配置された方向制御ローラとが互いに異なる前記上位置または前記下位置に位置するように駆動することを特徴とする。
【0018】
請求項4によると、駆動機構が方向制御ローラを左右で異なる上位置または下位置に位置するように駆動するため。方向制御ローラユニットの重心位置が変化せず、駆動機構のアクチュエータの容量を小さくすることができる。
【0019】
請求項5に記載の有軌道搬送装置は、前記軌道の分岐または合流部において、前記搬送台車の分岐または合流にともなう前記軌道の旋回方向内側に敷設された前記方向制御ガイドと、反対側に施設された前記方向制御ガイドとが互いに異なる前記上位置または前記下位置のいずれかに敷設され、前記方向制御ローラユニットは、前記駆動機構が前記搬送台車の左側に配置された方向制御ローラと右側に配置された方向制御ローラとが共に前記上位置または前記下位置に位置するように駆動することを特徴とする。
【0020】
請求項5によると、直進時に駆動機構により駆動される方向制御ローラの位置と、分岐、合流時に駆動機構により駆動される方向制御ローラの位置とを進行方向に関係なく統一することができる。
【0021】
請求項6に記載の有軌道搬送装置は、前記搬送台車は、その幅方向に沿うように前記軌道に案内される複数の走行ローラを同軸上に備える1つ以上のボギー部をさらに備え、前記方向制御ローラユニットは、前記ボギー部において、1または前記搬送装置の走行方向に沿うように複数配置されていることを特徴とする。
【0022】
請求項6によると、各ボギー部に方向制御ローラユニットが備えられているため、効率よく走行ローラの方向を制御することができる。
【0023】
請求項7に記載の有軌道搬送装置は、前記搬送台車が、自己の判断で前記方向制御ローラユニットの前記駆動機構を駆動させることを特徴とする。
【0024】
請求項7によると、搬送台車が、自己の判断で分岐、合流を行うことで、地上側から分岐、合流を制御する必要がなくなり、容易に分岐、合流の追加変更を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
以下、本発明に係る第1の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。まず第1の実施の形態である有軌道搬送装置1の構造について図1、図2を参照しつつ説明する。図1は、有軌道搬送装置1を上面から見た透視図である。図2は、図1に示すA−A面における有軌道搬送装置1の断面構造を示す図である。
【0026】
図1、図2に示すように、有軌道搬送装置1は、軌道10と搬送台車20とを備えている。軌道10は、天井に配置され、下部に搬送台車20を懸垂するための隙間を有する断面が矩形状となる押し出し成形部材であり、内側上面に2次側部材12を、内側側面に方向制御ガイド11a,11bを夫々備えている。2次側部材12は、搬送台車20を走行させる駆動源であるリニアモータの2次側部材であり、所定の形状に加工された多数の永久磁石を、その極性を反転させながら搬送台車20の走行方向に沿って順に配置されたものである。方向制御ガイド11a,11bは、軌道10の分岐、合流部において、軌道10の内部上面に対して略並行に且つ所定の長さで敷設された部材であり、その一端部は内部側面と一体となり、他端部は下方向に折り曲げられたように成形されている折り曲げ部を有している。
【0027】
搬送台車20は、台車部21と、2つのボギー部22とを備えている。台車部21は、搬送装置1の搬送対象となる被搬送物を収納するものであり、その上部において2つのボギー部22と接続されるとともに軌道10下に懸垂状態で保持されている。さらに台車部21は、その上部に支柱33を介して1次側部材28を備えている。1次側部材28は、搬送台車20を走行させる駆動源であるリニアモータの2次側部材であり、鉄心コアに巻線が施されたコイルである。
【0028】
ボギー部22は、台車部21の前後に回転自在に接続された走行体であり、方向制御ローラユニット23と、走行ローラ29と、サイドローラ30とを夫々備えている。方向制御ローラユニット23は、軌道10の分岐、合流部において、搬送台車20を直進または分岐、合流を選択させるためのものであり、台車部21上部の前後に夫々配置されている。また、方向制御ローラユニット23は方向制御ローラ24a,24bと2つの駆動機構25とを夫々備えている。
【0029】
方向制御ローラ24a,24bは、ボギー部22の幅方向両端に夫々配置された水平方向に回転自在な4つのローラである。駆動機構25により方向制御ローラ24aが方向制御ガイド11a端部の折り曲げ内部の側面に対して水平方向に、方向制御ローラ24bが方向制御ガイド11b端部の折り曲げ外部の側面に対して水平方向に夫々選択的に案内させられる。方向制御ローラ24a,24bは、方向制御ガイド11a,11bに案内されて搬送台車20を分岐、合流させる。また、方向制御ローラ24a,24bは、搬送台車20が分岐、合流部において直進または分岐、合流する場合に、方向制御ガイド11a,11bに案内されることにより、後述する走行ローラ29が軌道10の台車部21を懸垂するための下部の隙間に脱落するのを防止する。
【0030】
駆動機構25は、方向制御ローラ24a,24bを選択的に方向制御ガイド11a,11bに夫々案内させるためのものであり、駆動桿26と、駆動部27とを備えている。駆動桿26は、搬送台車20の幅方向と平行に配置されたものであり、その両端には方向制御ローラ24a,24bが一つづつ夫々回転自在に配置され、その中央近傍の下面は駆動部27に接続されている。駆動部27は、駆動桿26を左右に駆動させるためのアクチュエータであり、ボギー部22の中央部に配置されるとともに、その上部に駆動桿26が接続されている。駆動桿26が駆動部27により左右に駆動されることにより方向制御ローラ24a,24bを方向制御ガイド11a,11bに案内される位置に移動させることができる。具体的には、駆動部27が駆動桿26を進行方向に対して左に駆動すれば、方向制御ローラ24aが方向制御ガイド11aに案内される位置に移動されるとともに、方向制御ローラ24bが方向制御ガイド11bと干渉しない位置に移動される。駆動桿26を進行方向に対して右に駆動すれば、方向制御ローラ24bが方向制御ガイド11bに案内される位置に移動されるとともに、方向制御ローラ24aが方向制御ガイド11aと干渉しない位置に移動される。
【0031】
走行ローラ29は、軌道10の内部下面に対して垂直方向に接して搬送台車20を走行させるためのローラ群であり、ボギー部22の下部において、同軸上に4つのローラが回転自在に配置されている。サイドローラ30は、軌道10の内部両側面に対して水平方向に案内して搬送台車20の走行を横方向からガイドするためのものであり、走行ローラ29の上方の左右両端に回転自在に配置されている。
【0032】
次に、搬送装置1において分岐、合流が連続する場合の動作状態について図3を参照しつつ説明する。図3は分岐、合流が連続する場合の搬送装置1の動作状態を示した図である。尚、図中の矢印は搬送台車20の進行方向を示している。
搬送台車20は、分岐、合流部に侵入する前に分岐、合流を行うか否かを判断し、その判断に従って方向制御ローラユニット23を制御することにより直進、または分岐、合流を行う。
軌道10は、平行に配置された2本の軌道10と、図中左側の軌道10から分岐するとともに図中右側の軌道10に合流するための軌道10とから構成されるH型のレイアウトを有している。軌道10の分岐部には、分岐にともなう旋回方向内側に方向制御ガイド11bが敷設され、旋回方向内側と反対側に方向制御ガイド11aが敷設されている。また、軌道10の合流部には、合流にともなう旋回方向内側に方向制御ガイド11aが敷設され、旋回方向内側と反対側に方向制御ガイド11bが敷設されている。そして分岐部と合流部との中央付近には、方向制御ガイド11a,11bが敷設されていない方向制御ローラ切り替え区間が設けられている。この切り替え区間は、方向制御ローラ24a,24bの径に所定の距離を加えた距離を有している。
【0033】
搬送台車20は軌道10の分岐部に到達する前に分岐するか否を判断し、分岐すると判断した場合には軌道10の分岐にともなう旋回方向内側に敷設された方向制御ガイド11bに方向制御ローラ24bが案内されるように駆動部27により駆動桿26を駆動させる。これにより方向制御ローラ24bが方向制御ガイド11bに案内されて搬送台車20は脱輪することなく分岐方向に走行する。尚、搬送台車20が分岐しないと判断した場合には軌道10の旋回方向内側と反対側に敷設された方向制御ガイド11aに方向制御ローラ24aが案内されるように駆動部27により駆動桿26を駆動させる。これにより方向制御ローラ24aが方向制御ガイド11aに案内されて搬送台車20は脱輪することなく直進方向に走行する。
【0034】
そして分岐終了後に合流が連続する場合には、分岐時に方向制御ガイド11bに案内させた各方向制御ローラ24bが、搬送台車20が走行することにより方向制御ガイド11bの終端部を通過した直後に、軌道10の合流にともなう旋回方向内側に敷設された方向制御ガイド11aに案内されるように駆動部27により駆動桿26を駆動させる(切り替え区間)。各駆動機構25は独立して順に上述の動作を行う。搬送台車20が走行することにより全ての方向制御ローラ24aが方向制御ガイド11aに案内されることにより方向制御ローラ24aが方向制御ガイド11aに案内されて搬送台車20は脱輪することなく合流方向に走行する。
【0035】
尚、駆動機構25は、駆動桿26を左右に駆動することにより方向制御ローラ24a,24bを方向制御ガイド11a,11bと案内させる構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、図4に示すように方向制御ローラ24a,24bを両端に備えた駆動桿26を垂直方向に対して回転自在に配置し、駆動桿を揺動することにより方向制御ローラ24a,24bを方向制御ガイド11a,11bと案内させる構成でもよい。
【0036】
また、図5に示すように、方向制御ローラ24a,24bを平行リンクの端部に配置し、リンクを駆動することにより方向制御ローラ24a,24bを方向制御ガイド11a,11bと案内させる構成でもよい。
【0037】
また、図6に示すように、方向制御ローラ24a,24bを2本の駆動桿の端部に夫々配置し、駆動桿を垂直方向に駆動することにより方向制御ローラ24a,24bを方向制御ガイド11a,11bと案内させる構成でもよい。
【0038】
また、搬送装置1は、搬送台車20が軌道10に懸垂された状態で走行する天井走行型の構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、図7に示すように、搬送台車20が軌道上を走行する地上走行型の構成でもよい。
【0039】
以上、説明した第1の実施の形態では、駆動機構25により方向制御ローラ24a,24bを1つづつ方向制御ガイドに案内させるように駆動することができるため、方向制御ローラ24a,24bの切り替え区間が1つの方向制御ローラ径24a,24bに、駆動機構25の駆動時間中に走行する距離を加えた距離となり、軌道10の分岐、合流が連続する区間を短くすることができる。
【0040】
<第2の実施の形態>
以下、本発明に係る第2の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。まず第2の実施の形態である有軌道搬送装置1Aの構造について図8、図9を参照しつつ説明する。図8は、有軌道搬送装置1Aを上面から見た透視図である。図9は、図8に示すB−B面における有軌道搬送装置1Aの断面構造を示す図である。
【0041】
図8、図9に示すように、有軌道搬送装置1Aは、軌道10と搬送台車20Aとを備えている。軌道10は、第1の実施の形態における軌道10と実質的に同等であり、第1の実施の形態における軌道10の説明が適用できるため、詳細は省略する。
【0042】
搬送台車20Aは、台車部21と、2つのボギー部22Aとを備えている。台車部21は、第1の実施の形態における台車部21と実質的に同等であり、第1の実施の形態における台車部21の説明が適用できるため、詳細は省略する。
【0043】
ボギー部22Aは、台車部21の前後に回転自在に接続された走行体であり、方向制御ローラユニット23Aと、走行ローラ29と、サイドローラ30とを夫々備えている。方向制御ローラユニット23Aは、軌道10の分岐、合流部において、搬送台車20Aを直進または分岐、合流させるためのものであり、台車部21の中央上部に配置されている。また、方向制御ローラユニット23Aは方向制御ローラ24Aa,24Abと駆動機構25Aとを夫々備えている。
【0044】
方向制御ローラ24Aa,24Abは、ボギー部22Aの搬送台車20Aの幅方向両端に夫々配置され、夫々が搬送台車20Aの進行方向に沿うように配置された水平方向に回転自在な2つのローラから構成されるものである。駆動機構25Aにより方向制御ローラ24Aaが方向制御ガイド11a端部の折り曲げ内部の側面に対して水平方向に、方向制御ローラ24Abが方向制御ガイド11b端部の折り曲げ内部の側面に対して水平方向に夫々独立して案内させられる。方向制御ローラ24Aa,24Abは、方向制御ガイド11a,11bに案内されて搬送台車20Aを分岐、合流させる。また、方向制御ローラ24Aa,24Abは、搬送台車20Aが分岐、合流部において直進または分岐、合流する場合に、方向制御ガイド11a,11bに案内されることにより、後述する走行ローラ29が軌道10の台車部21を懸垂するための下部の隙間に脱落するのを防止する。
【0045】
駆動機構25Aは、方向制御ローラ24Aa,24Abを独立して方向制御ガイド11a,11bに夫々案内させるためのものであり、駆動桿26Aa、26Abと、駆動部27Aとを備えている。駆動桿26Aa,26Abは、搬送台車20Aの左右両側にその幅方向と平行に夫々配置され、その一端部が駆動部27Aに接続されるとともに、夫々の他端部に方向制御ローラ24Aa,24Abが回転自在に配置されている。駆動部27Aは、駆動桿26Aa,26Abを夫々独立して搬送台車20Aの幅方向に往復駆動させるためのアクチュエータであり、ボギー部22Aの中央部に配置されている。駆動部27Aには、搬送台車20の幅方向における左右両側に駆動桿26Aa,26Abの端部が夫々接続され、この駆動桿26Aa,26Abが駆動部27Aにより左右に独立して駆動されることにより方向制御ローラ24Aa,24Abを夫々方向制御ガイド11a,11bに案内させることができる。
【0046】
走行ローラ29及びサイドローラ30は、第1の実施の形態における走行ローラ29及びサイドローラ30と実質的に同等であり、第1の実施の形態における方向制御走行ローラ29及びサイドローラ30の説明が適用できるため、詳細は省略する。
【0047】
次に、搬送装置1Aにおいて分岐、合流が連続する場合の動作状態について図10を参照しつつ説明する。図10は分岐、合流が連続する場合の搬送装置1Aの動作状態を示した図である。尚、図中の矢印は搬送台車20Aの進行方向を示している。
搬送台車20Aは、分岐、合流部に侵入する前に分岐、合流を行うか否かを判断し、その判断に従って方向制御ローラユニット23Aを制御することにより直進、または分岐、合流を行う。
軌道10は、平行に配置された2本の軌道10と、図中左側の軌道10から分岐するとともに図中右側の軌道10に合流するための軌道10とから構成されるH型のレイアウトを有している。軌道10の分岐部には、分岐にともなう旋回方向内側に方向制御ガイド11bが敷設され、旋回方向内側の反対側に方向制御ガイド11aが敷設されている。また、軌道10の合流部には、合流にともなう旋回方向内側に方向制御ガイド11aが敷設され、旋回方向内側の反対側に方向制御ガイド11bが敷設されている。そして分岐部と合流部の間には、その中央付近において、方向制御ガイド11a,11bがともに一部が互いに重なるように敷設されている。
【0048】
搬送台車20Aは軌道10の分岐地点に到達する前に分岐するか否を判断し、分岐すると判断した場合には軌道10の分岐にともなう旋回方向内側に敷設された方向制御ガイド11bに方向制御ローラ24Abが案内されるように駆動部27Aにより駆動桿26Abを駆動させる。これにより方向制御ローラ24Abが方向制御ガイド11bに案内されて搬送台車20Aは脱輪することなく分岐方向に走行する。尚、搬送台車20Aが分岐しないと判断した場合には軌道10の分岐方向と反対側に敷設された方向制御ガイド11aに方向制御ローラ24Aaが案内されるように駆動部27Aにより駆動桿26Aaを駆動させる。これにより方向制御ローラ24Aaが方向制御ガイド11aに案内されて搬送台車20Aは脱輪することなく直進方向に走行する。
【0049】
そして、方向制御ガイド11bに方向制御ローラ24Abを案内させた状態で、軌道10の合流にともなう旋回方向内側に敷設された方向制御ガイド11aに方向制御ローラ24Aaが案内されるように駆動部27Aにより駆動桿26Aaを駆動させる。各ボギー部22Aに配置された方向制御ローラユニット23Aは順に上述の動作を行う。
搬送台車20Aが走行することにより全ての方向制御ローラユニット23Aの方向制御ローラ24Aaが方向制御ガイド11aに案内される。これにより分岐部の合流部の中央付近においては、方向制御ローラ24Aaが方向制御ガイド11aに案内されるとともに、方向制御ローラ24Abが方向制御ガイド11bに案内されることになる。そして、さらに搬送台車20Aが走行することにより方向制御ガイド11bの終端部を通過して、方向制御ローラ24Abが方向制御ガイド11bに案内されなくなるとともに、方向制御ローラ24Aaが方向制御ガイド11aに案内されて搬送台車20Aは脱輪することなく合流方向に走行する。尚、方向制御ローラ24Abが方向制御ガイド11bに案内されなくなると、軌道10の合流にともなう旋回方向内側と反対側に敷設された方向制御ガイド11bに方向制御ローラ24Abが干渉しないように駆動部27Aにより駆動桿26Abを駆動させる。
【0050】
以上、説明した第2の実施の形態では、駆動機構27Aにより方向制御ローラ24Aa,24Abを左右独立して夫々方向制御ガイド11a,11bに案内させることができるため、左右に敷設された方向制御ガイド11a,11bに同時に方向制御ローラ24Aa,24Abを案内することができる。これにより方向制御ローラ24Aa,24Abの切り替え区間が不要となり、軌道の分岐、合流が連続する区間を短くすることができる。
【0051】
<第3の実施の形態>
以下、本発明に係る第3の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。まず第3の実施の形態である有軌道搬送装置1Bの構造について図11、図12を参照しつつ説明する。図11は、有軌道搬送装置1Bを上面から見た透視図である。図12は、図11に示すC−C面における有軌道搬送装置1Bの断面構造を示す図である。
【0052】
図11、図12に示すように、有軌道搬送装置1Bは、軌道10Bと搬送台車20Bとを備えている。軌道10Bは、天井に配置され、下部に搬送台車20Bを懸垂するための隙間を有する断面が矩形状となる押し出し成形部材であり、内側上面に2次側部材12を、内側側面に方向制御ガイド11a,11bを夫々備えている。2次側部材12は、搬送台車20を走行させる駆動源であるリニアモータの2次側部材であり、所定の形状に加工された多数の永久磁石を、その極性を反転させながら搬送台車20Bの走行方向に沿って順に配置されたものである。方向制御ガイド11a,11bは、軌道10の分岐、合流部において、軌道10の内部上面に対して略並行に且つ所定の長さで敷設された部材であり、その一端部は内部側面と一体となり、他端部は下方向に折り曲げられたように成形されている折り曲げ部を有している。方向制御ガイド11a,11bが軌道10Bと一体となる位置には、軌道10Bの内部側面の上方に位置する上位置、上位置対して下方に位置する下位置の2つがある。図11、図12では、方向制御ガイド11aが上位置、方向制御ガイド11bが下位置において軌道10Bの内部側面と夫々一体となっている。尚、塗り潰された方向制御ガイドは上位置において、斜線で示された方向制御ガイドは下位置において、軌道10Bと夫々一体となっていることを示している。
【0053】
搬送台車20Bは、台車部21と、2つのボギー部22Bとを備えている。台車部21は、第1の実施の形態における台車部21と実質的に同等であり、第1の実施の形態における台車部21の説明が適用できるため、詳細は省略する。
【0054】
ボギー部22Bは、台車部21の前後に回転自在に接続された走行体であり、方向制御ローラユニット23Bと、走行ローラ29と、サイドローラ30とを夫々備えている。方向制御ローラユニット23Bは、軌道10Bの分岐、合流部において、搬送台車20Bを直進または分岐、合流させるためのものであり、台車部21の中央上部に配置されている。また、方向制御ローラユニット23Bは方向制御ローラ24Ba,24Bbと駆動機構25Bとを夫々備えている。
【0055】
方向制御ローラ24Ba,24Bbは、ボギー部22Bの搬送台車20Bの幅方向両端に夫々配置され、夫々が搬送台車20Bの走行方向に沿うように配置された水平方向に回転自在な2つのローラから構成されるものである。駆動機構25Bにより、方向制御ローラ24Baが方向制御ガイド11a端部の折り曲げ内部の側面に対して水平方向に、方向制御ローラ24Bbが方向制御ガイド11b端部の折り曲げ内部の側面に対して水平方向に夫々案内させられる。方向制御ローラ24Ba,24Bbは、方向制御ガイド11a,11bに案内されて搬送台車20Bを分岐、合流させる。また、方向制御ローラ24Ba,24Bbは、搬送台車20Bが分岐、合流部において直進または分岐、合流する場合に、方向制御ガイド11a,11bに案内されることにより、後述する走行ローラ29が軌道10Bの台車部21を懸垂するための下部の隙間に脱落するのを防止する。
【0056】
駆動機構25Bは、方向制御ローラ24Ba,24Bbを方向制御ガイド11a,11bに夫々案内させるためのものであり、駆動桿26Ba、26Bbと、駆動部27Bとを備えている。駆動桿26Ba,26Bbは、搬送台車20Bの左右両側にその幅方向と平行に夫々配置され、その一端部が駆動部27Bの駆動する駆動ベルト32に対して垂直に接続されるとともに、他端部に方向制御ローラ24Ba,24Bbが回転自在に配置されている。
【0057】
駆動部27Bは、駆動桿26Ba,26Bbを垂直方向に往復駆動させるためのものである。駆動部27Bは、ボギー部22Bの中央部に配置され、プーリ31a,31bと、駆動ベルト32とを備えている。プーリ31a,31bは上下に配置されるとともに、垂直方向に回転自在となっている。駆動ベルト32はプーリ31a,31bに取り付けられた環状のベルトであり、プーリ31a,31bにより回転駆動される。駆動ベルト32には、プーリ31a,31bを挟んだ左右両側の平面部において、駆動ベルト32に対して垂直方向に駆動桿26Ba,26Bbの端部が夫々接続される。また、駆動桿26Ba,26Bbは上位置または下位置に位置する方向制御ガイド11a,11bに案内されるように、且つ他方の上位置または下位置に位置する方向制御ガイド11a,11bと干渉しないように互いに異なる高さにおいて駆動ベルト31に接続されるとともに駆動される。従って、駆動部27Bにより駆動桿26Baが上位置に位置するように駆動されると、駆動桿26Bbが下位置に位置し、駆動部27Bにより駆動桿26Baが下位置に位置するように駆動されると、駆動桿26Bbが上位置に位置する。尚、図11において、実線で示される方向制御ローラ24Ba,24Bbは、上位置に、破線で示される方向制御ローラ24Ba,24Bbは、下位置に夫々位置していることを示している。
【0058】
走行ローラ29及びサイドローラ30は、第1の実施の形態における走行ローラ29及びサイドローラ30と実質的に同等であり、第1の実施の形態における方向制御走行ローラ29及びサイドローラ30の説明が適用できるため、詳細は省略する。
【0059】
次に、搬送装置1Bにおいて分岐、合流が連続する場合の動作状態について図13を参照しつつ説明する。図13は分岐、合流が連続する場合の搬送装置1Bの動作状態を示した図である。尚、図中の矢印は搬送台車20Bの進行方向を示している。また、塗り潰された方向制御ガイド11a,11bは上位置において、斜線で示された方向制御ガイド11a,11bは下位置において、夫々軌道10Bと一体となっていることを示している。また、実線で示される方向制御ローラ24Ba,24Bbは、上位置に、破線で示される方向制御ローラ24Ba,24Bbは、下位置に夫々位置していることを示している。
【0060】
搬送台車20Bは、分岐、合流部に侵入する前に分岐、合流を行うか否かを判断し、その判断に従って方向制御ローラユニット23Bを制御することにより直進、または分岐、合流を行う。
軌道10Bは、平行に配置された2本の軌道10Bと、図中左側の軌道10Bから分岐するとともに図中右側の軌道10Bに合流するための軌道10Bとから構成されるH型のレイアウトを有している。軌道10Bの分岐部には、分岐にともなう旋回方向内側に方向制御ガイド11bが下位置に敷設され、旋回方向内側の反対側に方向制御ガイド11aが下位置に敷設されている。また、軌道10Bの合流部には、合流にともなう旋回方向内側に方向制御ガイド11aが上位置に敷設され、旋回方向内側の反対側に方向制御ガイド11bが上位置に敷設されている。そして、分岐部と合流部との中央付近においては、方向制御ガイド11a,11bがともに一部が互いに重なるように敷設されている。
【0061】
搬送台車20Bは軌道10Bの分岐地点に到達する前に分岐するか否を判断し、分岐すると判断した場合には軌道10Bの分岐にともなう旋回方向内側の下位置に敷設された方向制御ガイド11bに方向制御ローラ24Bbが案内されるように駆動部27Bにより駆動桿26Bbを駆動させる。この際、方向制御ローラ24Baは上位置に位置することになり、直進方向側の下位置に敷設された方向制御ガイド11aと干渉することはない。これにより方向制御ローラ24Bbが方向制御ガイド11bに案内されて搬送台車20Bは脱輪することなく分岐方向に走行する。尚、搬送台車20Bが分岐しないと判断した場合には軌道10Bの分岐方向と反対側に敷設された方向制御ガイド11aに方向制御ローラ24Baが案内されるように駆動部27Bにより駆動桿26Baを駆動させる。この際、方向制御ローラ24Bbは上位置に位置することになり、旋回方向内側の下位置に敷設された方向制御ガイド11bと干渉することはない。これにより方向制御ローラ24Baが方向制御ガイド11aに案内されて搬送台車20Bは脱輪することなく直進方向に走行する。
【0062】
さらに搬送台車20Bが走行することにより、方向制御ガイド11bに方向制御ローラ24Bbを案内させた状態で、軌道10Bの合流にともなう旋回方向内側の上位置に敷設された方向制御ガイド11aに上位置に位置する方向制御ローラ24Baが案内される。搬送台車20Bが走行することにより全ての方向制御ローラユニット23Bの方向制御ローラ24Baが方向制御ガイド11aに案内される。これにより分岐部の合流部の中央付近においては、方向制御ローラ24Baが方向制御ガイド11aに案内されるとともに、方向制御ローラ24Bbが方向制御ガイド11bに案内されることになる。そしてさらに搬送台車20Bが走行することにより方向制御ガイド11bの終端部を通過して、方向制御ローラ24Bbが方向制御ガイド11bに案内されなくなるとともに、方向制御ローラ24Baが方向制御ガイド11aに案内されて搬送台車20Bは脱輪することなく合流方向に走行する。尚、方向制御ローラ24Bbが下位置に位置しているため、合流先の軌道10の上位置に敷設されている11bと干渉することはない。
【0063】
尚、駆動機構25Bは、駆動桿26Ba,26Bbを垂直方向に駆動することにより方向制御ローラ24Ba,24Bbを方向制御ガイド11a,11bと案内させる構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、図14に示すように方向制御ローラ24Ba,24Bbを平行リンクの端部に配置し、リンクを駆動することにより方向制御ローラ24a,24bを方向制御ガイド11a,11bと案内させる構成でもよい。
【0064】
また、図15に示すように駆動桿の端部に方向制御ローラ24Ba,24Bbを配置し、駆動桿を、軸方向を中心に回転させることにより方向制御ローラ24a,24bを方向制御ガイド11a,11bと案内させる構成でもよい。
【0065】
以上、説明した第3の実施の形態では、駆動機構25Bにより駆動される方向制御ローラ24Ba,24Bbの位置に合わせて方向制御ガイド11a,11bを軌道の上位置または下位置に敷設することにより、軌道10Bの分岐、合流時において、他方の方向制御ガイド11a,11bに干渉することなく、また、軌道10Bの分岐、合流が連続する区間において左右に敷設された方向制御ガイド11a,11bに同時に方向制御ローラ24Ba,24Bbを案内することができる。これにより方向制御ローラ24Ba,24Bbの切り替え区間が不要となり、軌道の分岐、合流が連続する区間を短くすることができる。
【0066】
また、分岐、合流が連続する場合でも駆動機構25Bを1度動作させればよいため、駆動部27Bの消耗を低減することができる。
【0067】
また、駆動機構25Bが方向制御ローラ24Ba,24Bbを左右で異なる上位置または下位置に位置するように駆動するため、方向制御ローラユニット23Bの重心位置が変化せず、駆動機構25Bのモータ容量を小さくすることができる。
【0068】
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更が可能なものである。例えば、第1〜第3の実施の形態では、搬送台車が軌道に懸垂された状態で走行する天井走行型の構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、搬送台車が軌道上を走行する地上走行型の構成でもよい。
【0069】
また、第1の実施の形態では、方向制御ローラ24a,24bは夫々が1つローラで構成されているが、このような構成に限定されるものではなく、搬送台車20の走行方向に対してローラが1つの構成であればよく、例えば、垂直方向に沿うように複数のローラが配置されるような構成でもよい。
【0070】
また、第2の実施の形態では、駆動桿26Aa,26Abが左右方向に駆動されることにより方向制御ローラ24Aa,24Abを方向制御ガイド11a,11bと案内させる構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、垂直方向に配置された駆動桿26Aa,26Abの端部に方向制御ローラ24Aa,24Abを配置し、駆動桿26Aa,26Abを垂直方向に駆動させることにより方向制御ローラ24Aa,24Abを方向制御ガイド11a,11bと案内させる構成でもよい。
【0071】
また、第2及び第3の実施の形態では、方向制御ローラ24Aa,24Ab,24Ba,24Bbが搬送台車20A,20Bの進行方向に沿うように配置された2つのローラから構成されているが、このような構成に限定されるものではなく、搬送台車20A,20Bが安定して走行すればローラは1つでもよいし、3つ以上で構成されてもよい。
【0072】
また、第3の実施の形態では、駆動機構25Bにより方向制御ローラ24Ba,24Bbを互いに異なる上位置または下位置に位置するように駆動させる構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、駆動機構25Bにより方向制御ローラ24Ba,24Bbを同じ上位置または下位置に位置するように駆動させる構成でもよい。この場合、直進時に駆動機構25Bにより駆動される方向制御ローラ24Ba,24Bbの位置と、分岐、合流時に駆動機構25Bにより駆動される方向制御ローラ24Ba,24Bbの位置とを進行方向に関係なく統一することができる。
【0073】
また、第1〜第3の実施の形態では、各ボギー部22,22A,22Bに方向制御ローラユニット23,23A.23Bを1または2備える構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、各ボギー部22,22A,22Bに方向制御ローラユニット23,23A.23Bを3つ以上備える構成でもよいし、ボギー部22,22A,22Bには方向制御ローラユニット23,23A.23Bを備えず、搬送台車20,20A,20Bの他の場所に備える構成でもよい。
【0074】
また、第1〜第3の実施の形態では、搬送台車20,20A,20Bが自己の判断により分岐、合流を行う構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、地上側から搬送台車20,20A,20Bを分岐、合流させる構成でもよい。
【0075】
また、第1〜第3の実施の形態では、駆動部機構部25は1つのアクチュエータで構成されるが、このような構成に限定されるものではなく、駆動桿毎に独立したアクチュエータを用いる等、複数のアクチュエータで構成されてもよい。
【0076】
【発明の効果】
請求項1によると、駆動機構により方向制御ローラを1つづつ方向制御ガイドに案内させるように駆動することができるため、方向制御ローラの切り替え区間が1つの方向制御ローラ径に、駆動機構の駆動時間中に走行する距離を加えた距離となり、軌道の分岐、合流が連続する区間を短くすることができる。
【0077】
請求項2によると、駆動機構により方向制御ローラを左右独立して方向制御ガイドが案内されるように駆動することができるため、左右に敷設された方向制御ガイドに同時に方向制御ローラを案内することができる。これにより方向制御ローラの切り替え区間が不要となり、軌道の分岐、合流が連続する区間を短くすることができる。
【0078】
請求項3によると、駆動機構により駆動される方向制御ローラの位置に合わせて方向制御ガイドを軌道の上位置または下位置に敷設することにより、軌道の分岐、合流が連続する区間において、左右に敷設された方向制御ガイドに同時に方向制御ローラを案内することができる。これにより方向制御ローラの切り替え区間が不要となり、軌道の分岐、合流が連続する区間を短くすることができる。また、分岐、合流が連続する場合でも駆動機構を1度動作させればよいため、駆動機構の消耗を低減することができる。
【0079】
請求項4によると、駆動機構が方向制御ローラを左右で異なる上位置または下位置に位置するように駆動するため。方向制御ローラユニットの重心位置が変化せず、駆動機構のアクチュエータの容量を小さくすることができる。
【0080】
請求項5によると、直進時に駆動機構により駆動される方向制御ローラの位置と、分岐、合流時に駆動機構により駆動される方向制御ローラの位置とを進行方向に関係なく統一することができる。
【0081】
請求項6によると、各ボギー部に方向制御ローラユニットが備えられているため、効率よく走行ローラの方向を制御することができる。
【0082】
請求項7によると、搬送台車が、自己の判断で分岐、合流を行うことで、地上側から分岐、合流を制御する必要がなくなり、容易に分岐、合流の追加変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置を上面から見た透視図である。
【図2】図1に示すA−A面における搬送装置の断面構造を示す図である。
【図3】図1に示す搬送装置の分岐、合流が連続する場合の動作状態を示した図である。
【図4】図1に示す搬送台車の第1の変形例の断面構造を示す図である。
【図5】図1に示す搬送台車の第2の変形例の断面構造を示す図である。
【図6】図1に示す搬送台車の第3の変形例の断面構造を示す図である。
【図7】図1に示す搬送台車の第4の変形例の断面構造を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置を上面から見た透視図である。
【図9】図8に示すB−B面における搬送装置の断面構造を示す図である。
【図10】図8に示す搬送装置の分岐、合流が連続する場合の動作状態を示した図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る搬送装置を上面から見た透視図である。
【図12】図11に示すC−C面における搬送装置の断面構造を示す図である。
【図13】図11に示す搬送装置の分岐、合流が連続する場合の動作状態を示した図である。
【図14】図11に示す搬送台車の第1の変形例の断面構造を示す図である。
【図15】図11に示す搬送台車の第2の変形例の断面構造を示す図である。
【図16】第1の従来例の搬送装置の断面構造を示す図である。
【図17】図16に示す搬送装置を上面から見た透視図である。
【図18】第2の従来例の搬送装置の断面構造を示す図である。
【図19】図18に示す搬送装置を上面から見た透視図である。
【図20】図18に示す搬送装置の分岐、合流が連続する場合の動作状態を示した図である。
【符号の説明】
1 有軌道搬送装置
10 軌道
11 方向制御ガイド
20 搬送台車
22 ボギー部
23 方向制御ローラユニット
24 方向制御ローラ
25 駆動機構
26 駆動桿
27 駆動部

Claims (7)

  1. 軌道と、前記軌道に支持されるとともに案内されて走行する搬送台車とを備える有軌道搬送装置であって、
    前記軌道には、前記軌道の分岐または合流部において、前記軌道端面に対して略平行に且つ前記軌道の幅方向端部近傍に方向制御ガイドが敷設され、
    前記軌道の分岐及び合流が連続する区間においては、互いに重ならないように走行方向にずらされた一対の前記方向制御ガイドが前記軌道の両側に敷設され、
    前記搬送台車には、前記搬送台車を分岐または合流させるために、前記軌道に敷設された前記方向制御ガイドに案内される1つ以上の方向制御ローラユニットが配設され、
    前記方向制御ローラユニットは、前記搬送台車の左右両端に回転自在に配置されるとともに、この左右の組が前記搬送台車の走行方向に沿うよう複数配置される方向制御ローラと、前記方向制御ローラが前記方向制御ガイドに案内されるように、前記方向制御ローラの左右の組を独立して駆動させる駆動機構とを備え、
    前記駆動機構は、前記軌道の分岐及び合流が連続する区間において、前記方向制御ローラが前記軌道の一端部に敷設された前記方向制御ガイドから他端部に敷設された前記方向ガイドに連続して案内されるように、前記方向制御ローラの左右の組を順に駆動させることを特徴とする有軌道搬送装置。
  2. 軌道と、前記軌道に支持されるとともに案内されて走行する搬送台車とを備える有軌道搬送装置であって、
    前記軌道には、前記軌道の分岐または合流部において、前記軌道端面に対して略平行に且つ前記軌道の幅方向端部近傍に方向制御ガイドが敷設され、
    前記軌道の分岐及び合流が連続する区間においては、一部が互いに重なるように走行方向にずらされた一対の前記方向制御ガイドが前記軌道の両側に敷設され、
    前記搬送台車には、前記搬送台車を分岐または合流させるために、前記軌道に敷設された前記方向制御ガイドに案内される1つ以上の方向制御ローラユニットが配設され、
    前記方向制御ローラユニットは、前記搬送台車の左右両側に、前記搬送台車の走行方向に沿うように回転自在に配置された複数の方向制御ローラと、前記方向制御ローラが前記方向制御ガイドに案内されるように、左右夫々の前記方向制御ローラを独立して駆動させる駆動機構とを備え、
    前記駆動機構は、前記軌道の分岐及び合流が連続する区間において、前記方向制御ローラが前記軌道の両側に敷設された前記方向制御ガイドに同時に案内されるように左右夫々の前記方向制御ローラを独立して駆動させることを特徴とする有軌道搬送装置。
  3. 軌道と、前記軌道に支持されるとともに案内されて前記軌道上を走行する搬送台車とを備える有軌道搬送装置であって、
    前記軌道には、前記軌道の分岐または合流部において、前記軌道端面に対して略平行に且つ前記軌道の幅方向端部近傍に且つ前記軌道の高さ方向における所定の上位置または下位置のいずれかに方向制御ガイドが敷設され、
    前記軌道の分岐及び合流が連続する区間においては、一部が互いに重なるように走行方向にずらされた一対の前記方向制御ガイドが前記軌道の両側に敷設され、
    前記搬送台車には、前記搬送台車を分岐または合流させるために、前記軌道に敷設された前記方向制御ガイドに案内される1つ以上の方向制御ローラユニットが配設され、
    前記方向制御ローラユニットは、前記搬送台車の左右両側に、前記搬送台車の走行方向に沿うように回転自在に配置された複数の方向制御ローラと、前記方向制御ローラが前記上位置または下位置に位置する前記方向制御ガイドに案内されるように、前記方向制御ローラを駆動させる駆動機構とを備え、
    前記駆動機構は、前記軌道の分岐及び合流が連続する区間において、前記方向制御ローラが前記軌道の両側に敷設された前記方向制御ガイドに同時に案内されるように前記方向制御ローラを駆動させることを特徴とする有軌道搬送装置。
  4. 前記軌道の分岐または合流部において、前記搬送台車の分岐または合流にともなう前記軌道の旋回方向内側に敷設された前記方向制御ガイドと、反対側に施設された前記方向制御ガイドとが共に前記上位置または前記下位置のいずれかに敷設され、
    前記方向制御ローラユニットは、前記駆動機構が前記搬送台車の左側に配置された方向制御ローラと右側に配置された方向制御ローラとが互いに異なる前記上位置または前記下位置に位置するように駆動することを特徴とする請求項3に記載の有軌道搬送装置。
  5. 前記軌道の分岐または合流部において、前記搬送台車の分岐または合流にともなう前記軌道の旋回方向内側に敷設された前記方向制御ガイドと、反対側に施設された前記方向制御ガイドとが互いに異なる前記上位置または前記下位置のいずれかに敷設され、
    前記方向制御ローラユニットは、前記駆動機構が前記搬送台車の左側に配置された方向制御ローラと右側に配置された方向制御ローラとが共に前記上位置または前記下位置に位置するように駆動することを特徴とする請求項3に記載の有軌道搬送装置。
  6. 前記搬送台車は、その幅方向に沿うように前記軌道に案内される複数の走行ローラを同軸上に備える1つ以上のボギー部をさらに備え、
    前記方向制御ローラユニットは、前記ボギー部において、1または前記搬送装置の走行方向に沿うように複数配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の有軌道搬送装置。
  7. 前記搬送台車は、自己の判断で前記方向制御ローラユニットの前記駆動機構を駆動させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の有軌道搬送装置。
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