JP2001327017A - 移動金車 - Google Patents

移動金車

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JP2001327017A JP2000144765A JP2000144765A JP2001327017A JP 2001327017 A JP2001327017 A JP 2001327017A JP 2000144765 A JP2000144765 A JP 2000144765A JP 2000144765 A JP2000144765 A JP 2000144765A JP 2001327017 A JP2001327017 A JP 2001327017A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高所作業車を使用することなく、地上からでも
取り外しを可能にして、架線にかかる作業時間の短縮を
図るとともに、安全な環境で架線作業を行うことのでき
る移動金車を提供する。 【解決手段】電柱間にケーブルを架線する際に使用する
移動金車であって、この移動金車は、電柱間に架線され
た第1の線材上を転動するローラ11aを有する支持部
11と、少なくとも一本の第2の線材を保持するととも
に、解除手段17によりその保持が解除可能な保持部1
3とを備えている。具体的には、保持部13は、受け金
具14と、受け金具14とで前記第2の線材を保持する
とともに、解除手段17の作動により第2の線材から離
間する係止金具15とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電柱間にケーブル
を架線する際に用いる移動金車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電柱間にケーブルを架線する工法
としては、例えば図10に示すような工法が採用されて
いる。
【0003】具体的には、まず、図10(a)に示すよ
うに、例えば3本の電柱a1、a2、a3に吊線バンド
bを取付けた後、各電柱a1、a2、a3に延線ローラ
cを取付け、これら延線ローラcに延線ロープdを通し
て電柱a1、a2、a3からなる2つの径間に架線す
る。次に、上述のように架線した延線ロープdの一端に
吊線eの一端を連結し、延線ロープdを電柱a3側に巻
き取りながら、吊線eを電柱a3側に到達させて吊線バ
ンドbに吊線eを止着することで、この吊線eを電柱a
1、a2、a3間に架線する[図10(b)参照]。
【0004】続いて、図10(b)に示すように、吊線
eに複数の金車fを取付けながら当該金車fに延線ロー
プdを通し、この状態で延線ロープdの一端に図10
(c)に示すケーブルgの一端を連結して当該延線ロー
プdを電柱a3側に巻き取ることで、図10(c)に示
すように上記金車fを介してケーブルgを電柱a1、a
2、a3間に架線する。
【0005】この後、図10(d)に示すように、金車
fを取り外しながらハンガーhを吊線eに引っ掛け、こ
のハンガーhによって吊線eとケーブルgとを一体的に
することで架線作業を終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来ような金車を用いたケーブルの架線工法では、図10
(b)に示すような延線ロープdを通しながら金車fを
吊線eに取付ける作業や、図10(d)に示すような金
車fを取外しながらハンガーhを吊線eに引っ掛ける作
業には、高所作業車iが必要であり、この高所作業車i
を移動させながらの作業に時間がかかり、架線作業の遅
延を招くという問題があった。また、交通量の多い場所
などでは高所作業車iによる作業に支障を来しさらなる
作業の遅れを招くとともに、通行人や走行車輌の邪魔に
なるだけでなく作業者にとっても危険を伴う作業になる
という問題があった。
【0007】上述した問題は、吊線e及びケーブルgを
高所作業車を使用せずに電柱間に架線することができれ
ば解決できるが、従来の金車を用いたのでは高所作業車
による当該金車の取り外しが必ず必要となるために、こ
の問題を解決することができなった。
【0008】そこで、上記の問題を解決するためには、
吊線e及びケーブルgを架線した後に、地上からでも取
り外すことのできる新たな構造の移動金車が必要不可欠
であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の移
動金車は、電柱間にケーブルを架線する際に使用する移
動金車であって、上記電柱間に架線された第1の線材上
を転動するローラを有する支持部と、少なくとも一本の
第2の線材を保持するとともに、解除手段によりその保
持が解除可能な保持部とを備えたものである。
【0010】請求項2に係る発明の移動金車は、前記保
持部は、受け金具と、当該受け金具とで前記第2の線材
を保持するとともに、前記解除手段の作動により第2の
線材から離間する係止金具とで構成されたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1乃至図3は、本発明の移動金車1の構
成を示している。
【0013】前記移動金車1は、ローラ11aが回転自
在に設けられた支持部11と、この支持部11から垂下
された連結ロッド12と、連結ロッド12の下端部に設
けられた保持部13とから構成されている。
【0014】支持部11は、所定間隔を隔てて配置され
た支持板11b、11b間にローラ11aを回転自在に
支持しており、このローラ11aにより後述する第1の
線材としてのガイドロープ2(図5参照)に沿って移動
金車1が移動可能になされている。支持板11b、11
bの下端部は、下方に八の字状に延長されたガイド11
c、11cになされており、このガイド11c、11c
によって上記ガイドロープ2上を転動するローラ11a
が不用意に当該ガイドロープ2から脱落しないようにな
されている。
【0015】連結ロッド12は、内部が中空の筒状に形
成されたもので、この内部に後述する保持部13の係止
金具15を作動させる解除手段としての解除ロッド17
が遊嵌されている。この解除ロッド17の上端には、前
記連結ロッド12から上方に突出されたリング状の解除
把持部18が連設されている。
【0016】前記保持部13は、後述する第2の線材と
しての吊線A1(図5参照)を着脱自在に保持するもの
で、受け金具14と、係止金具15とから構成されてい
る。
【0017】受け金具14は、側面から見てV字状に形
成されたもので、上部側となる一片の先端縁が当該先端
縁に固設されたピン14aによりアーム16の下端に回
動自在にピン連結されている。アーム16の上端部は、
前記連結ロッド12の下端部から水平に突設されたブラ
ケット12aの先端部に回動自在に支持されている。
【0018】係止金具15は、上端部が前記解除ロッド
17に連設されている。詳しくは、解除ロッド17の下
端にブラケット17aが連結ロッド12の下端部に形成
されたスリット12bを通じて当該連結ロッド12の外
方に突設されており、このブラケット17aの先端部に
係止金具15の上端部が回動自在に支持されている。
【0019】また、係止金具15の下端部には、長孔1
5aが形成されており、この長孔15aに前記受け金具
14の一片の先端縁に固設されたピン14aが摺動自在
に嵌入されている。
【0020】係止金具15の先端は、受け金具14の下
側となる他片に形成された挿通孔14bを通じて当該他
片を下方に貫通した状態で配置され、図2に示すように
この係止金具15と受け金具14の底部との間で吊線A
1を保持するようになされている。
【0021】そして、この係止金具15は、前記解除ロ
ッド17を連結ロッド12に対して上方に引っ張り上げ
ることで、その長孔15aの長さに見合う分が上方に移
動可能になされており、この移動により受け金具14の
底部から吊線A1を取り外すことが可能になされてい
る。
【0022】ところで、前記解除ロッド17は、連結ロ
ッド12の内部に介装されたスプリング17b(図2参
照)により下方に付勢されており、この付勢力によって
係止金具15が受け金具14とで吊線A1を保持する保
持位置に配置されるようになされている。従って、スプ
リング17bの付勢力に抗して解除ロッド17を解除把
手部18を通じて上方に引っ張り上げることで、上述の
ように係止金具15が保持位置から上方に移動し、受け
金具14の底部から吊線A1を取り外すことが可能にな
る。
【0023】この際、係止金具15は、図4に示すよう
にその先端に形成した係合部15bが受け金具14の一
片に形成した切欠部14cと係合し、この両者が係合し
た解除位置で保持されるようになされている。なお、こ
の解除位置からの係止金具15の解除は、解除ロッド1
7をその位置からやや上方に引っ張りながら係止金具1
5の係合部15bが受け金具14の切欠部14cから逃
げるように当該受け金具14を回動させることで簡単に
行うことができる。
【0024】このように構成された移動金車1は、例え
ば以下に説明するようなケーブルの架線工法に使用され
る。
【0025】このケーブルの架線工法は、図6に示すよ
うにハンガーA2を介して吊線A1に一体的に保持され
たケーブルA(以下、これらを総称してケーブルA等と
いう)を電柱X1、X2、X3間に例えば図5に示すよ
うな一直線状に架線する工法である。そして、このケー
ブルの架線工法には、上述した本発明の移動金車1の
他、ガイドロープ2、このガイドロープ2を支持するガ
イドロープ用支持金具3、並びに吊線A1とケーブルA
の各先端を延線ロープBに連結するための連結金具4が
主要部材として使用され、まず、これら各部材について
説明する。
【0026】ガイドロープ2は、前記ケーブルA等の架
線に際して予め電柱X1、X2、X3間に所定の張力で
架線するためのもので、このガイドロープ2に沿って前
記移動金車1のローラ11aが転動する。
【0027】このガイドロープ2は、移動金車1を介し
てケーブルA等を支持可能な強度を有するものが用いら
れ、例えば、軽くて引張特性に優れた芳香族ポリアミド
系繊維[ケブラー(商品名)]などの線材が用いられ
る。
【0028】前記ガイドロープ用支持金具3は、中央の
電柱X2の所定の位置に取付けるもので、前記ガイドロ
ープ2の途中部を支持するようになされている。
【0029】このガイドロープ用支持金具3の具体的な
構成は、図7及び図8に示すように、垂直部31aとこ
の垂直部31aの途中部から延設された水平部31bと
で略T字状に形成された本体部31と、上記水平部31
bの先端に設けられ前記ガイドロープ2の途中部を把持
する把持部32とを主要部として備えている。
【0030】本体部31は、その垂直部31aが電柱X
2への取付部位となり、上記水平部31bが前方に張出
すように当該垂直部31aを電柱X2の所定の高さ位置
に沿わせ、この状態で図示しないチェーンなどからなる
専用バンド等の固定部材によって電柱X2に強固に取付
けられる。
【0031】前記把持部32は、連結部材32bの左右
に設けられた一対の把持材32aからなり、連結部材3
2bが前記水平部31bの先端に固設されたブラケット
33を介してボルト・ナットにより取付けられている。
【0032】前記把持材32aは、上端部にガイドロー
プ2を把持するための把持孔32cが形成されるととも
に、この把持孔32cの中心を境にして前後に分割され
ている。従って、ボルト32dを緩めて把持孔32cを
開放し、ガイドロープ2をこの把持孔32cに挿入した
後に再びボルト32dを締め付けることによって、ガイ
ドロープ2が把持材32aに安定的に把持される。
【0033】また、前記水平部31bの先端の前記把持
部32よりも基端側には、前記ガイドロープ2を架線す
る際に、このガイドロープ2をガイドロープ用支持金具
3に仮止めするための仮止めリング36が設けられてい
る。仮止めリング36は、棒状部材を所定の隙間36a
を持って環状に湾曲形成したもので、この隙間36aを
通じてガイドロープ2を容易に環状内部に配置すること
ができるようになされている。
【0034】さらに、水平部31bの中間部下方には、
ケーブルA等の架線に際して使用される延線ロープB
(図5参照)を支持する受け材37が設けられている。
この受け材37は、下端部が上方に折返された折返部3
7aになされており、この折返部37aに延線ロープB
を引っ掛けるようになされている。従って、折返部37
aに延線ロープBを引っ掛けることにより、当該延線ロ
ープBの垂れ下がりを防止するとともに、延線ロープB
を通じてケーブルAを架線する際においては当該延線ロ
ープBのガイド的な役目を果たすようになされている。
【0035】連結金具4は、図9に示すように、一端部
に吊線A1の先端を連結する連結孔41と、ケーブルA
の先端を連結する連結孔42とが形成されるとともに、
他端部に延線ロープBの終端を連結する連結孔43が形
成されており、これら各連結孔41〜43に吊線A1、
ケーブルA、延線ロープBが撚り戻し部材を介して連結
される。また、連結金具4の上端部には、前記移動金車
3の受け金具34の底部と係止金具35の間に係止可能
な係止バー44が設けられている。
【0036】次に、上記ケーブルの架線工法の一例につ
いて図5を参照しながら説明する。
【0037】まず、各電柱X1、X2、X3に後述する
ケーブルAとともに架線される吊線A1を止着するため
の吊線バンド(図示省略)を予め所定の高さ位置に設置
するとともに、中央の電柱X2には、吊線A1及びケー
ブルAの架線位置に対応する所定の高さ位置にガイドロ
ープ用支持金具3を固設する。この際、ガイドロープ用
支持金具3の仮止めリング36内に、ガイドロープ2の
途中部を仮保持させておくとともに、受け材37に延線
ロープBの途中部を支持させておく。
【0038】また、これとともに左右の電柱X1、X3
では、繰り出し側ローラ53、54や巻き取り側ローラ
55を吊線A1及びケーブルAの架線位置に対応する所
定の高さ位置に設置するとともに、これら電柱X1、X
3の近傍に繰り出しドラム51、52、巻き取りドラム
56を配置する。
【0039】次に、前記ガイドロープ2の両端を適宜な
固縛手段によって左右の電柱X1、X3に所定の張力を
持たせた状態で張設する。この後、中央の電柱X2で
は、ガイドロープ用支持金具3の仮止めリング36に仮
保持していたガイドロープ2の途中部をこの仮止めリン
グ36から取出し、その把持部32の把持材32aの把
持孔32cに挿入した後、把持材32aをボルトで締め
付けてガイドロープ2を当該把持部32に強固に把持さ
せる。これによってガイドロープ2は各電柱X1、X
2、X3間に架線される。
【0040】このように仮止めリング36にガイドロー
プ2を一旦仮止めした後に、把持部32に完全に把持さ
せることで、電柱X2でのガイドロープ用支持金具3の
固定位置が多少ズレていた場合でも、ガイドロープ2を
把持部32に容易に把持させることができる。
【0041】このようにしてガイドロープ2が各電柱X
1、X2、X3に架線されると、ケーブルAの繰り出し
側となる電柱X1に設けた繰り出し側ローラ53、54
にそれぞれ吊線A1とケーブルAとの先端を導き、これ
ら先端を予め配置された延線ロープBの終端と連結金具
4を介して連結する。
【0042】そして、連結金具4の係止バー44に移動
金車1の保持部13を係止するとともに、移動金車1の
ローラ11aをガイドロープ2上に配置し、この状態で
巻き取りドラム56を作動させ、延線ロープBを巻き取
り側ローラ55を介して当該巻き取りドラム56に巻き
取って行く。
【0043】これにより、延線ロープBに連結された上
記吊線A1及びケーブルAが電柱X1側から中央の電柱
X2側に引き出され、この引き出し動作とともに、電柱
X1では作業者によりハンガーA2を所定の間隔でその
内部にケーブルAを挿通させながら吊線A1に引っ掛け
て行く。
【0044】この電柱X1での作業を繰り返すことで、
ケーブルA等が所定の長さ電柱X2側に引き出される
と、当該電柱X1において新たに移動金車1を用いてそ
の保持部13を吊線A1に係止して保持するとともに、
ローラ11aをガイドロープ2上に配置する。移動金車
1を取付ける間隔は、延線ロープBの巻き取りによりガ
イドロープ2に沿ってケーブルA等が円滑に移動できる
長さになされている。
【0045】このような作業を継続して行うことで、吊
線A1を保持した移動金車1がガイドロープ2に案内さ
れながらケーブルA等の先端が電柱X2側に移動し、こ
の電柱X2においてこれら移動金車1のローラ11aが
ガイドロープ用支持金具3の把持部32上を転動しなが
ら通過して電柱X3側に導かれる。
【0046】そして、ケーブルA等の先端が電柱X3に
到達すると、巻き取りドラム56による延線ロープBの
巻き取りを停止し、吊線A1を各電柱X1、X2、X2
に予め設置していた吊線固定用の吊線バンドに固定する
ことで、電柱X1、X2、X3間にケーブルA等が同時
架線される。
【0047】この後、ガイドロープ2を緩め、この状態
でまず移動金車1を撤去する。この際、移動金車1は、
その支持部11のローラ11aが上記ガイドロープ2か
ら外れる場合があるが、この場合でも移動金車1はその
保持部13で吊線A1を保持しているので、吊線A1に
支持部11が下方になるように反転した状態で垂れ下が
ることになり、落下することはない。
【0048】そして、各移動金車1の撤去は、当該各移
動金車1を地上から、図示しない操作棒によって各移動
金車1の解除把持部18を把持して解除ロッド17を連
結ロッド12から引き出し、この引き出しにより保持部
13を解除位置にすることで吊線A1から移動金車1を
取り外すことで行われる。
【0049】このように移動金車1を撤去すると、続い
てガイドロープ用支持金具3及び固縛手段を撤去してガ
イドロープ2を電柱X1、X2、X3間から撤去すると
ともに、繰り出しローラ53、54や巻き取りローラ5
5を電柱X1、X3から撤去し、これにより電柱X1、
X2、X3間へのケーブルA等の架線作業が終了する。
【0050】以上述べたケーブルの架線工法では、本発
明の移動金車1を用いることにより、移動金車1を高所
作業車を使用することなく地上から取り外すことがで
き、全体の作業が各電柱X1、X2、X3での作業だけ
のため、安全な環境で架線作業を行うことができる。
【0051】また、各電柱X1、X2、X3での作業者
による各部材の設置作業と、電柱X1での作業者による
吊線A1へのハンガーA2の引っ掛け作業を行うこと
で、ケーブルA等を電柱間X1、X2、X3間に同時に
架線することができ、架線に要する作業時間を大幅に短
縮することができる。
【0052】なお、本発明の移動金車1は、上述したケ
ーブルの架線工法だけに限らず、保持部13にケーブル
などの線材を保持して架線する工法であれば何れにも用
いることができ、また、保持部13に保持する線材の数
も、1本だけに限らず複数本を保持することも可能であ
る。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の移動金車に
よれば、解除手段により保持部で第2の線材の保持を解
除することができるので、移動金車を高所作業車を使用
することなく地上から取り外すことが可能になる。これ
によって架線にかかる作業時間の短縮を図ることができ
るとともに、安全な環境の下で架線作業を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動金車の構成を示す斜視図である。
【図2】同じく移動金車の構成を示す側面図である。
【図3】同じく移動金車の構成を示す正面図である。
【図4】移動金車の保持部が解除位置に配置された状態
を示す拡大の側面図である。
【図5】本発明の移動金車を用いたケーブルの架線工法
の一例を説明するための概略の説明図である。
【図6】電柱間に架線されるケーブル等の繰り出し状態
を示す図である。
【図7】ガイドロープ用支持金具の構成を示す側面図で
ある。
【図8】ガイドロープ用支持金具の構成を示す正面図で
ある。
【図9】連結金具を示す正面図である。
【図10】従来の金車を用いたケーブルの架線工法の一
例を示す図である。
【符号の説明】
1 移動金車 11 支持部 11a ローラ 13 保持部 14 受け金具 15 係止金具 2 ガイドロープ(第1の線材) A ケーブル A1 吊線(第2の線材) A2 ハンガー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電柱間にケーブルを架線する際に使用す
    る移動金車であって、 上記電柱間に架線された第1の線材上を転動するローラ
    を有する支持部と、少なくとも一本の第2の線材を保持
    するとともに、解除手段によりその保持が解除可能な保
    持部とを備えたことを特徴とする移動金車。
  2. 【請求項2】 前記保持部は、受け金具と、当該受け金
    具とで前記第2の線材を保持するとともに、前記解除手
    段の作動により第2の線材から離間する係止金具とで構
    成されたことを特徴とする請求項1記載の移動金車。
JP2000144765A 2000-05-17 2000-05-17 移動金車 Expired - Lifetime JP3350663B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109687346A (zh) * 2019-01-03 2019-04-26 国网山东省电力公司淄博供电公司 一种输电线路带电异物清除装置

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CN109687346A (zh) * 2019-01-03 2019-04-26 国网山东省电力公司淄博供电公司 一种输电线路带电异物清除装置

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