JP2001325689A - 救急用車両の配車管理方法、コールセンタ、救急通報端末および配車管理システムと記憶媒体 - Google Patents

救急用車両の配車管理方法、コールセンタ、救急通報端末および配車管理システムと記憶媒体

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JP2001325689A
JP2001325689A JP2000146211A JP2000146211A JP2001325689A JP 2001325689 A JP2001325689 A JP 2001325689A JP 2000146211 A JP2000146211 A JP 2000146211A JP 2000146211 A JP2000146211 A JP 2000146211A JP 2001325689 A JP2001325689 A JP 2001325689A
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emergency
emergency report
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patient
vehicle
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English (en)
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Hirofumi Shintani
浩文 新谷
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NEC Corp
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NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 救急用車両が効率よく短時間で救急通報元の
住所地域へ到着でき、また、前記救急通報元から患者搬
送先へ患者を確実かつ迅速に搬送できるような救急用車
両の配車管理を実現すること。 【解決手段】 救急通報とともに救急通報元の詳細情報
をインターネット6を介して発信する救急通報端末2
と、該救急通報端末2が発信した前記救急通報を受け付
け、前記救急通報元の詳細情報をもとにその救急通報元
へ救急車5を配車する、通報元位置判定手段111、出
動救急車位置判定手段112、渋滞情報取得手段11
7、表示制御手段118、および救急車待機状況出力手
段119などを有したコールセンタシステムとを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、救急用車両の配車
管理方法、コールセンタ、救急通報端末および配車管理
システムと記憶媒体に関し、特に、緊急を要する救急車
の配車管理に用いて好適な救急用車両の配車管理方法、
コールセンタ、救急通報端末および配車管理システムと
記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の救急車などの救急用車両の配車管
理システムでは、救急通報元から発生する119番通報
を緊急通報管理センタが受ける。そして、119番通報
を受けた緊急通報管理センタは前記救急通報元の住所地
域を管轄する消防署へ出動命令を発し、この出動命令に
もとずいて前記消防署から救急車が前記救急通報元へ急
行し、前記救急通報元へ到着した救急車が急患受け入れ
可能な病院へ患者を搬送するシステムとなっている。
【0003】この場合、救急通報元の住所地域が特定さ
れるとその住所地域を管轄する消防署から前記救急通報
元へ救急車が出動することになるが、消防署の管轄する
地域が広く、それぞれ異なる消防署で管轄している地域
が入り組んでいるような隣接地域では、救急車が当前記
救急通報元の住所地域を管轄する消防署から出動するよ
り、隣接する地域を管轄する消防署の救急車が出動した
ほうが時間的に早く前記救急通報元へ到着できる状況が
発生する。また、救急通報元までの経路上の道路混雑状
況によっても当前記救急通報元の住所地域を管轄する消
防署の救急車が出動するより、隣接する地域を管轄する
消防署の救急車が出動したほうが時間的に早く前記救急
通報元へ到着できる状況が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の救急用車両の配
車管理システムは以上のように構成されていたので、救
急通報元が県境などの異なる管轄地域が隣接している隣
接地域にあったり、救急通報元へ至るまでの経路上の道
路状況が混雑しているような状況、すなわち救急通報元
の住所地域を管轄する消防署から救急用車両が出動する
より、その救急通報元の住所地域を管轄地域としていな
い隣接する異なる管轄地域を管轄する消防署の救急用車
両が出動したほうが時間的に早く前記救急通報元へ到着
できる状況に柔軟に対応できず、救急通報元の住所地域
によっては当前記救急通報元へ救急用車両が到着するの
に時間を要してしまう課題があった。
【0005】また、患者を搬送する病院についても病院
側の受け入れ態勢をリアルタイムで的確に把握できない
ことから、患者受け入れ可能な病院を探し回らなければ
ならい状況に陥った場合には患者受け入れ可能な病院へ
患者を搬送するまでに時間を要してしまい、患者受け入
れ可能な病院へ確実かつ迅速に患者を搬送できない場合
が生じるという課題があった。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、救急用車両が効率よ
く短時間で救急通報元の住所地域へ到着できるようにす
るための救急用車両の配車管理方法、コールセンタ、救
急通報端末および配車管理システムと記憶媒体を提供す
ることにある。
【0007】また、本発明の目的は、救急通報時に救急
通報元の情報を確実かつ容易に伝達できるようにするこ
とで、救急用車両の前記救急通報元への配車について効
率化、時間の短縮化を図れる救急通報端末を提供するこ
とにある。
【0008】また、本発明の目的は、患者搬送先へ患者
を確実かつ迅速に搬送できるようにするための救急用車
両の配車管理方法、コールセンタ、救急通報端末および
配車管理システムと記憶媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る救急用車両
の配車管理方法は、ネットワークで救急用車両の配車を
行う救急用車両の配車管理方法であって、救急通報元か
ら送られてきた救急通報を受け付けると、前記救急通報
とともに送られてきた前記救急通報元の詳細情報をもと
に救急用車両の前記救急通報元への出動を指示し、前記
救急用車両が搭載している端末へ前記救急通報元の詳細
情報や経路情報を送り、前記救急通報元へ前記救急用車
両を配車することを特徴とする
【0010】本発明に係るコールセンタは、ネットワー
クにより接続された救急通報端末、救急用車両出動基
地、救急用車両および患者搬送先と情報の授受を行い、
前記救急用車両の配車を管理するコールセンタであっ
て、自己が管轄する自己管轄地域、および他のコールセ
ンタが管轄する管轄地域内の前記自己管轄地域に隣接す
る隣接地域の地図情報を保存している地図データベース
と、救急通報とともに前記救急通報端末から送られてき
た救急通報元の詳細情報を保存している受付データベー
スと、前記自己管轄地域および前記隣接地域の各救急用
車両出動基地における救急用車両待機状態や出動中の救
急用車両の状況についての情報を保存している出動状況
データベースと、前記救急通報元の位置を判定する通報
元位置判定手段と、前記自己管轄地域および前記隣接地
域の道路渋滞状況を示す情報を取得する渋滞情報取得手
段と、前記地図データベースから読み出した地図情報、
前記救急通報元の位置、救急用車両の待機状態や出動中
の救急用車両の状況、前記道路渋滞状況、および前記患
者搬送先の情報を表示する表示制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0011】本発明に係る救急通報端末は、コールセン
タおよび患者搬送先とネットワークにより接続され、救
急通報を発する救急通報端末であって、救急通報元にお
ける患者の状態についての情報の入力画面を表示し、該
入力画面を介して前記患者の状態を入力するための容体
入力手段と、該容体入力手段により入力された前記患者
の状態についての詳細情報を、前記救急通報とともに前
記コールセンタへ送信する送信手段とを備えたことを特
徴とする。
【0012】本発明に係る救急用車両の配車管理システ
ムは、ネットワークで救急用車両の配車を行う救急用車
両の配車管理システムであって、救急通報元における詳
細情報とともに救急通報を前記ネットワークを介して発
信する救急通報端末と、該救急通報端末から送られてき
た前記救急通報を受け付けると、前記詳細情報および道
路の交通渋滞状況、救急用車両待機状態、および出動中
の救急用車両の状況をもとに、前記待機中または出動中
の救急用車両について前記救急通報元への出動を指示
し、前記出動する救急用車両が搭載している端末へ前記
救急通報元の詳細情報や経路情報を送り、前記救急通報
元や患者搬送先へ前記救急用車両を配車するコールセン
タとを備えたことを特徴とする。
【0013】本発明に係る記憶媒体は、ネットワークを
介して救急通報端末から救急通報とともに送られてきた
救急通報元の詳細情報を受付データベースへ保存するス
テップと、前記詳細情報から救急通報元の位置を判定す
るステップと、自己管轄地域、および前記自己管轄地域
に隣接する隣接地域の道路渋滞状況を取得するステップ
と、前記判定した救急通報元の位置に対し出動可能な前
記自己管轄地域および前記隣接地域の待機状態にある救
急用車両を表示するステップと、出動中の救急用車両の
現在位置を判定するステップと、地図データベースから
読み出した地図情報、前記判定した救急通報元の位置、
前記判定した出動中の救急用車両の現在位置、および前
記取得した道路渋滞状況を表示するステップとをコンピ
ュータへ実行させるための配車管理プログラムを記録し
たことを特徴とする。
【0014】本発明の救急用車両の配車管理方法は、救
急通報元からネットワークを経由して送られてきた救急
通報を受け付けると、前記救急通報とともに送られてき
た前記救急通報元の詳細情報をもとに前記ネットワーク
を経由して救急用車両の前記救急通報元への出動を指示
し、さらに前記救急用車両が搭載している端末へ前記ネ
ットワークを経由して前記救急通報元の詳細情報や経路
情報を送り、前記救急通報元へ前記救急用車両を配車
し、前記救急用車両が効率よく短時間で救急通報元の住
所地域へ到着でき、また、前記救急通報元から前記患者
搬送先へ患者を確実かつ迅速に搬送できるような救急用
車両の配車管理を実現する。
【0015】本発明のコールセンタは、救急通報端末、
救急用車両出動基地、救急用車両および患者搬送先とネ
ットワークを介して情報の授受を行い、自己管轄地域お
よび隣接地域の地図情報、救急通報とともに前記救急通
報端末から送られてきた救急通報元の詳細情報、前記自
己管轄地域および前記隣接地域の各救急用車両出動基地
における救急用車両待機状態や出動中の救急用車両の状
況についての情報を保存し、前記救急通報元の位置を判
定し、前記自己管轄地域および前記隣接地域の道路渋滞
状況を示す情報を取得し、前記地図情報、前記救急通報
元の位置、救急用車両の待機状態や出動中の救急用車両
の状況、前記道路渋滞状況、および前記患者搬送先の情
報を表示して、前記救急用車両が効率よく短時間で前記
救急通報元の住所地域へ到着でき、また、前記救急通報
元から前記患者搬送先へ患者を確実かつ迅速に搬送でき
るような救急用車両の配車管理を実現する。
【0016】本発明の救急通報端末は、コールセンタお
よび患者搬送先とネットワークにより接続され、救急通
報元における患者の状態についての情報の入力画面を表
示し、該入力画面を介した前記患者の状態の入力と、前
記入力された前記患者の状態についての詳細情報を、前
記救急通報とともに前記コールセンタへ送信し、救急通
報時に前記救急通報元の情報を確実かつ容易に前記コー
ルセンタへ伝達し、救急用車両の前記救急通報元への配
車について効率化、時間の短縮化を図る。
【0017】本発明の救急用車両の配車管理システム
は、救急通報元における詳細情報とともに救急通報をネ
ットワークを介して発信する救急通報端末と、該救急通
報端末から送られてきた前記救急通報を受け付け、前記
詳細情報および道路の交通渋滞状況、救急用車両待機状
態、および救急用車両の状況をもとに、前記救急用車両
について前記救急通報元への出動を指示し、さらに前記
出動する救急用車両が搭載している端末へ前記ネットワ
ークを介して前記救急通報元の詳細情報や経路情報を送
り、前記救急通報元や患者搬送先へ前記救急用車両を配
車するコールセンタとにより、前記救急用車両が効率よ
く短時間で前記救急通報元の住所地域へ到着でき、ま
た、前記救急通報元から前記患者搬送先へ患者を確実か
つ迅速に搬送できるような救急用車両の配車管理を実現
する。
【0018】本発明の記憶媒体は、ネットワークを介し
て救急通報端末から救急通報とともに送られてきた救急
通報元の詳細情報を受付データベースへ保存するステッ
プと、前記詳細情報から救急通報元の位置を判定するス
テップと、自己管轄地域、および前記自己管轄地域に隣
接する隣接地域の道路渋滞状況を取得するステップと、
前記判定した救急通報元の位置に対し出動可能な前記自
己管轄地域および前記隣接地域の待機状態にある救急用
車両を表示するステップと、出動中の救急用車両の現在
位置を判定するステップと、地図データベースから読み
出した地図情報、前記判定した救急通報元の位置、前記
判定した出動中の救急用車両の現在位置、および前記取
得した道路渋滞状況を表示するステップとを備えた救急
用車両の配車プログラムをコンピュータ読み取り可能に
記憶しているため、前記救急用車両が効率よく短時間で
前記救急通報元の住所地域へ到着でき、また、前記救急
通報元から前記患者搬送先へ患者を確実かつ迅速に搬送
できるようにする救急用車両の配車管理をコンピュータ
化するのに適している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて説明する。なお、以下の説明では救急用車両として
は救急車を例にして、怪我や病気などの119番通報に
対処するための救急用車両の配車管理方法、コールセン
タ、救急通報端末および配車管理システムと配車管理プ
ログラムを記録した記憶媒体について説明するが、火災
などの119番通報に対処する消防車、あるいは電力会
社、ガス会社などの緊急用車両の配車システムにも適用
できるものである。
【0020】図1は、本実施の形態の救急用車両の配車
管理方法が適用される配車管理システムの構成を示す系
統図である。この救急用車両の配車管理システムは、コ
ールセンタ1と救急通報端末2と消防署(救急用車両出
動基地)3と病院(患者搬送先)4と救急車(救急用車
両)5とを有し、これらコールセンタ1、救急通報端末
2、消防署3、病院4、および救急車5がインターネッ
ト6により接続されてなるものである。
【0021】コールセンタ1は、所定の自己管轄地域に
おける119番通報を集中管理しているものであるが、
他のコールセンタが管轄する管轄地域内の前記自己管轄
地域に隣接する隣接地域についても、前記他のコールセ
ンタと同様に消防署の位置、その消防署における出動可
能な救急車の数、出動中の救急車の位置、病院の所在位
置、病院の急患受け入れ体制の状態、道路地図、道路の
交通渋滞状況などを把握することが可能である。
【0022】救急通報端末2は各家庭に備えられている
パーソナルコンピュータであり、会社や施設などに備え
られていてもよい。また、ディジタルカメラ2aやマイ
ク2bを接続し、患者の容体を画像として取り込んだ
り、患者の発する声や言葉を電気信号として取り込むこ
とが可能である。
【0023】消防署3は、コールセンタ1が管轄する自
己管轄地域内にある消防署と、他のコールセンタが管轄
する前記コールセンタ1の自己管轄地域に隣接する隣接
地域の消防署を含み、救急用車両を保有しているもので
ある。病院4は、コールセンタ1が管轄する管轄地域内
に存在する病院と、他のコールセンタが管轄する前記コ
ールセンタ1の自己管轄地域に隣接する隣接地域の病院
を含み、基本的に急患受け入れ体制を備えているもので
ある。救急車5は消防署3が保有している救急車両であ
る。
【0024】インターネット6は、コールセンタ1と救
急通報端末2、コールセンタ1と消防署3、コールセン
タ1と病院4、コールセンタ1と救急車5、消防署3と
救急車5とを接続するネットワークである。図2は、コ
ールセンタ1の構成を示すブロック図である。コールセ
ンタ1はコールセンタシステムとデータベースと操作端
末などを有し、これらコールセンタシステムとデータベ
ースと操作端末はコールセンタ1内でネットワークによ
り接続されている。
【0025】前記データベースは、地図データベースD
B1、病院状況データベースDB2、受付データベース
DB3、および各消防署3の状況や救急車出動状況につ
いての情報を保存する出動状況データベースDB4など
からなる。前記コールセンタシステムは、通報元位置判
定手段111、出動救急車位置判定手段(出動救急車両
位置判定手段)112、受付データベースDB3の更新
手段113、病院状況データベースDB2の更新手段1
14、各消防署3の状況や救急車出動状況についての出
動状況データベースDB4の更新手段115、患者搬送
先の病院自動判定手段116、渋滞情報取得手段11
7、表示制御手段118、救急車待機状況出力手段(救
急用車両待機状況出力手段)119などを備えている。
【0026】地図データベースDB1は、コールセンタ
1が管轄する自己管轄地域、および他のコールセンタが
管轄する管轄地域内の前記自己管轄地域に隣接する隣接
地域の地図情報を保存している。病院状況データベース
DB2は、コールセンタ1が管轄する自己管轄地域、お
よび他のコールセンタが管轄する管轄地域内の前記自己
管轄地域に隣接する隣接地域の各病院の病院名、その病
院の所在地を地図上に表示するための緯度および経度な
どの所在地情報、外科、内科などの病種に応じた医療科
目、高度救命センタの有無、空きベッド数、医師の数な
どについての病院情報を保存している。
【0027】受付データベースDB3は、受け付けた救
急通報に係る日時、患者、救急通報元の住所地域、救急
通報とともに送られてきた患者の病気や怪我の状況につ
いての画像、音声などを保存している。各消防署3の状
況や救急車出動状況についての出動状況データベースD
B4は、コールセンタ1が管轄する自己管轄地域、およ
び他のコールセンタが管轄する管轄地域内の前記自己管
轄地域に隣接する隣接地域の各消防署3における救急車
待機状態や出動中の救急車の状況についての情報をリア
ルタイムに更新し保存している。
【0028】通報元位置判定手段111は、インターネ
ット6を介して救急通報を発した救急通報端末2の住所
情報をもとにその地図上の位置を判定するものである。
出動救急車位置判定手段112は、後述する救急車待機
状況出力手段119が選択した消防署における出動中の
救急車の地図上の現在位置を判定するものである。受付
データベースDB3の更新手段113は、受け付けた救
急通報ごとの日時、患者、救急通報元の住所地域、救急
通報とともに送られてきた患者の病気や怪我の状況につ
いての画像、音声などの救急通報元の詳細情報を保存し
ている受付データベースDB3を更新するものである。
【0029】病院状況データベースDB2の更新手段1
14は、各病院についての所在地を地図上に表示するた
めの緯度および経度などの所在地情報、対応可能な病
種、高度救命センタ設備の有無、空きベッド数、医師の
数などについての各種情報を保存している病院状況デー
タベースDB2をリアルタイムに更新するものである。
各消防署3の状況や救急車出動状況についての出動状況
データベースDB4の更新手段115は、各消防署3に
おける救急車待機状態や出動中の救急車の状況について
の情報を保存している出動状況データベースDB4をリ
アルタイムに更新するものである。
【0030】患者搬送先の病院自動判定手段116は、
救急通報を発した救急通報元の救急通報端末2から送ら
れてきた前記救急通報元の詳細情報の病種、部位、症状
などの情報と、病院状況データベースDB2に保持され
ている各病院の対応可能な病種を示す医療科目、高度救
命センタ設備の有無、空きベッド数、医師の数などにつ
いての各種情報とをもとに、救急通報を発した救急通報
元の患者の病種、症状に対応できる病院を自動的に判定
し、その判定結果を病院判定画面へ出力するためのもの
である。
【0031】渋滞情報取得手段117は、コールセンタ
1が管轄する自己管轄地域、および他のコールセンタが
管轄する管轄地域内の前記自己管轄地域に隣接する隣接
地域の道路渋滞状況(例えば、高速道路、主要幹線道路
の渋滞状況)を示す情報をリアルタイムに取得するもの
である。この道路渋滞状況を示す情報は図5に示す救急
通報時状況表示画面へ出力された地図上へ重ねて表示さ
れ、またコールセンタ1から救急車へ送られる経路情報
に付加される。
【0032】表示制御手段118は、地図データベース
DB1から読み出した地図情報、通報元位置判定手段1
11が判定した救急通報元の位置、出動救急車位置判定
手段112が判定した出動中の救急車の位置、渋滞情報
取得手段117が取得した道路渋滞状況、救急車待機状
況出力手段119が選択した消防署の位置、および病院
状況データベースDB2から読み出した病院の位置など
を、図6に示す救急通報時状況表示画面へ出力するため
の表示制御や、救急車待機状況画面や病院判定画面につ
いての表示制御を行うものである。
【0033】救急車待機状況出力手段119は、救急通
報時状況表示画面に出力した地図上で通報元位置判定手
段111が判定した救急通報元の位置に対し救急車が短
時間(例えば5分以内)で到着できる消防署3を選択す
る。この場合、地図データベースDB1から読み出した
地図情報、通報元位置判定手段111が判定した救急通
報元の位置、および渋滞情報取得手段117が取得した
道路渋滞状況をもとに、前記救急通報元に対し救急車が
短時間で到着できる消防署3を選択し、この消防署3に
ついての救急車の待機状況を救急車待機状況画面へ出力
する。また、操作端末は、救急用の操作端末130、消
防用の操作端末131、その他の操作端末132などか
らなる。
【0034】次に、動作について説明する。図3は、本
実施の形態の救急用車両の配車管理方法が適用される配
車管理システムの全体動作を示すフローチャートであ
る。この救急用車両の配車管理システムでは、救急通報
端末2とコールセンタ1との間をインターネット6を介
して常時接続しておいてもよいし、または緊急時のみ接
続するようにしてもよい。救急通報端末2側で救急車5
を呼ぶ状況が発生すると、救急通報端末2側では画像や
音声により患者の容体についての詳細情報を収集し、イ
ンターネット6を介してコールセンタ1へ前記患者の容
体についての詳細情報を送信するとともに救急通報を行
う(ステップS1,ステップS2)。救急通報端末2から
は前記救急通報とともに救急通報元の詳細情報として当
前記救急通報端末2が存在している場所の住所情報やネ
ットワーク上のアドレスも送られてくる。コールセンタ
1では、救急通報端末2から送られてきた救急通報を受
け付けると(ステップS4)、救急通報を受け付けた旨
のメッセージと応急処置についての情報を救急通報端末
2へ返信する。救急通報端末2では、このコールセンタ
1から返信されたメッセージと応急処置についての情報
を表示する(ステップS3)。
【0035】コールセンタ1では、救急通報元の救急通
報端末2から送られてきた病状などの情報や住所情報な
どの救急通報元の詳細情報、道路の交通渋滞状況などか
ら、救急通報元の住所地域へ最も早く到着できる救急車
5およびその救急車5を管轄する消防署3を判定し(ス
テップS5)、この消防署3へ救急車5の出動を指示す
る(ステップS6)。コールセンタ1から消防署3へ救
急車5の出動を指示する場合には、コールセンタ1から
救急通報元の住所情報が提供され、待機中の救急車の内
から出動する救急車が決定され(ステップS13)、前
記決定した救急車の端末を介してその乗員は救急通報元
の住所を確認することが出来る(ステップS14)、さ
らに前記救急車についての識別情報をコールセンタ1へ
返送される。
【0036】コールセンタ1では、前記返送された識別
情報から出動する救急車を特定し、この救急車が搭載し
ている端末に救急通報元の住所情報、患者の容体につい
ての詳細情報や救急通報元までの経路情報を送る(ステ
ップS7)。なお、この経路情報には道路渋滞状況を示
す情報も付加されている。前記救急車の乗員は、コール
センタ1から送られてきた前記救急通報元までの経路情
報をもとに救急通報元までのルートを確認し(ステップ
S15)、前記救急通報元へ出動する(ステップS1
6)。
【0037】コールセンタ1では、さらに救急通報端末
2から救急通報とともに送られてきた患者の容体の詳細
情報をもとに患者の状態を把握し(ステップS8)、把
握した容体について急患受け入れ体制の整っている、出
来るだけ短時間で患者搬送可能な複数の病院を判定す
る。この病院の判定は、前記救急通報端末2から救急通
報とともに送られてきた患者の容体の詳細情報と、病院
状況データベースDB2に保存された病院情報とをもと
に判定する。さらにこの判定した病院に対し患者受け入
れの打診を行う(ステップS9)。この患者受け入れの
打診を受けた病院側では救急通報端末2から救急通報と
ともに送られてきた患者の容体の詳細情報、特に救急通
報端末2で得られた患者の容体についての画像16a、
患者の音声16bをもとに患者の容体、患者受け入れの
可否を判断し(ステップS21)、患者受け入れが可能
であれば、コールセンタ1ではその病院を患者受け入れ
先の病院に指定し(ステップS10)、患者受け入れ先
の病院に指定された病院側では患者受け入れの確認を行
う(ステップS22)。この場合、患者受け入れ先の病
院に指定された病院側では、患者の容体の詳細情報、特
に救急通報端末2で得られた患者の容体についての画像
16a、患者の音声16bをもとに判断した応急処置に
ついての指示を救急通報端末2へ送る(ステップS2
3)。
【0038】コールセンタ1では、前記出動した救急車
が搭載している端末に対し患者をどの病院へ搬送すれば
よいかの指示と経路情報を送る(ステップS11)。救
急車の乗員は、前記コールセンタ1から送られてきた患
者受け入れ先の病院についての前記指示をもとに、現在
向かっている救急通報元の患者を搬送する病院を確認す
る(ステップS17)。
【0039】コールセンタ1では、さらに前記患者受け
入れ先の病院までの経路情報を前記救急車の端末へ送
り、病院までのルートを指示する(ステップS12)。
前記救急車の乗員は、コールセンタ1から送られてきた
前記経路情報をもとに現在向かっている救急通報元から
前記病院までの経路を確認する(ステップS18)。そ
して、救急通報元の住所へ到着した後、救急車は患者を
前記病院へ搬送し(ステップS19,ステップS20)、
前記病院は搬送されてきた患者を速やかに受け入れる
(ステップS24)。
【0040】一方、患者受け入れ先の病院に指定された
病院側では、前記救急車により搬送中の患者についての
応急処置の指示を、救急車に搭載された端末へ送ること
も出来る(ステップS23)。このため、搬送中の患者
は救急車の中においても応急処置を受けることが可能で
ある。この結果、救急車5は効率よく短時間で救急通報
元の住所地域へ到着でき、また、患者を受け入れ可能な
病院へ確実かつ迅速に搬送することが可能になる。
【0041】次に、この救急用車両の配車管理システム
を構成する救急通報端末2、コールセンタ1、消防署
3、病院4などについて説明する。先ず、救急通報端末
2の動作について図4および図5を参照して説明する。
図4は、救急通報端末2において表示される画面を示す
説明図、図5は、図4に示した画面上で入力した情報に
よるコールセンタ1への救急通報処理を示すフローチャ
ートである。
【0042】インターネット6を介してコールセンタ1
と接続された状態の救急通報端末2のディスプレイには
初期画面11が出力されている。この初期画面11に
は、例えば「インターネット・キュウキュウ(救急11
9)」の表示のあるアイコン11aと、操作により次の
画面を出力するための次画面出力用アイコン11bが出
力されている。
【0043】この初期画面11においてアイコン11a
がクリックされると、図5に示すステップS31におい
てアイコン11aの選択が判定され、図4に示す病種指
定画面(容体入力手段)12に切り替わる(ステップS3
2)。この病種指定画面12では、怪我、病気などの病
種12aと、操作により次の画面を出力するための次画
面出力用アイコン12bが表示され、表示された病種1
2aの中から救急通報元の患者の病状にあった病種を選
択する。本実施の形態では怪我が選択されたものとす
る。
【0044】この病種指定画面12に対する病種の選択
はステップS33で判定される。病種指定画面12に対
し「怪我」が選択されると、「怪我」を示す病種情報が
入力され、次の部位指定画面(容体入力手段)13に切り
替わる(ステップS34)。この部位指定画面13では
人体全体像3aと、操作により次の画面を出力するため
の次画面出力用アイコン13bが表示される。このた
め、救急通報端末2側で前記部位指定画面13に対し
「怪我」をした部位の選択指定を行う。この部位の選択
指定は、例えばマウスを使用して「怪我」をした部位の
周囲を取り囲むようにドラッグする操作、または「怪
我」をした部位を直接クリックする操作で行う。この場
合、「怪我」をした部位は「手」であるとする。
【0045】この部位の選択指定はステップS5で判定
され、部位の選択指定が行われると、「怪我」をした部
位が「手」あることを示す部位情報が入力され、次の部
位詳細選択画面(容体入力手段)14に切り替わる(ステ
ップS36)。この部位詳細選択画面14では、前記部
位指定画面13で選択指定された部位の詳細、すなわち
手の指、手のひら、手の甲、手首などの部位詳細表示1
4aと、操作により次の画面を出力するための次画面出
力用アイコン14bが表示される。このため、救急通報
端末2側で前記部位詳細選択画面14に対し手の指、手
のひら、手の甲、手首などの部位詳細の選択指定を行
う。この場合、部位詳細として「指」が選択されたもの
とする。この部位詳細の選択指定はステップS37で判
定され、部位詳細の選択指定が行われると、「指」であ
ることを示す部位詳細情報が入力され、次の症状指定画
面(容体入力手段)15に切り替わる(ステップS3
8)。
【0046】この症状指定画面15では、前記部位詳細
選択画面14で選択指定された部位の症状、すなわち出
血、骨折、裂傷などの症状表示15aと、操作により次
の画面を出力するための次画面出力用アイコン15bが
表示される。このため、救急通報端末2側で前記症状指
定画面15に対し出血、骨折などの症状の選択指定を行
う。この場合、症状として「骨折」が選択指定されたも
のとする。
【0047】この症状の選択指定はステップS39で判
定され、この選択指定が行われると、「骨折」であるこ
とを示す症状情報が入力され、次の画像・音声送信画面
(容体入力手段)16に切り替わる(ステップS40)。
この画像・音声送信画面16では、救急通報端末2に取
り付けられたディジタルカメラ2aにより撮像した
「手」の「指」の「骨折」の状態が画像16aとして取
り込まれ、また、救急通報端末2に取り付けられたマイ
ク2bにより患者の発している声や言葉などが音声16
bとして取り込まれる。
【0048】この画像・音声の取り込みはステップS4
1で判定され、画像・音声の取り込みが行われると次の
指定病院の有無選択画面17に切り替わる(ステップS
42)。この指定病院の有無選択画面17では、救急通
報端末2側で指定する病院がある場合に操作するアイコ
ン17aと、操作により次の画面を出力するための次画
面出力用アイコン17bが表示される。このため、救急
通報端末2側で指定する病院があればアイコン17aを
クリックし、例えばかかりつけの病院を指定または選択
することが出来る。アイコン17aが操作され病院が指
定または選択されたか否かについてはステップS43で
判定され、指定または選択された病院があればその病院
名が入力される。一方、指定する病院がなければ、次画
面出力用アイコン17bをクリックすることで次の送信
画面(送信手段)18に切り替わる(ステップS44)。
【0049】送信画面18では、送信開始を指示するた
めの送信開始用アイコン18aと、画面の下方にメッセ
ージエリア18bが表示される。送信開始用アイコン1
8aがクリックされると、前記ステップS33で入力さ
れた病種情報、ステップS35で入力された部位情報、
ステップS37で入力された部位詳細情報、ステップS
39で入力された症状情報、ステップS41で取り込ん
だ画像16aや音声16bなどの患者の容体についての
詳細情報、ステップS43で入力された病院名などの情
報がコールセンタ1へインターネット6を介して、救急
通報(119番通報)および当前記救急通報端末2の住
所情報とともに送信される(ステップS45,送信手
段)。
【0050】なお、メッセージエリア18bには、送信
開始用アイコン18aを押すことで、例えば「このまま
お待ち下さい」というメッセージが表示され、また、コ
ールセンタ1で前記救急通報の受付が完了すると「直ち
に救急車が向かいます」というメッセージがコールセン
タ1から届き表示される。また、応急措置などの情報を
表示する。
【0051】次に、図6から図11を参照してコールセ
ンタ1の動作について説明する。図6は、コールセンタ
1のディスプレイに表示される救急通報時状況表示画
面、救急車待機状況画面および病院判定画面を示す説明
図、図7は救急通報元の地図上の位置判定のためのコー
ルセンタシステムの通報元位置判定手段111が有して
いるテーブルTBL1を示す説明図、図8は救急通報元
の地図上の位置判定を行う通報元位置判定手段111の
動作を示すフローチャート、図9は出動中の救急車の地
図上の位置をコールセンタ1で判定する構成を示す説明
図、図10は出動中の救急車の地図上の現在位置をコー
ルセンタ1で判定するための出動救急車位置判定手段1
12の動作を示すフローチャート、図11は病院自動判
定手段116が患者搬送先の病院を自動判定するための
テーブルTBL2を示す説明図である。
【0052】コールセンタ1では、図6の(イ)に示す
ような救急通報時状況表示画面と同図(ロ)に示すよう
な救急車待機状況画面と同図(ハ)に示すような病院判
定画面が表示される。そして、これら救急通報時状況表
示画面、救急車待機状況画面、病院判定画面は1つのデ
ィスプレイ上に構成されている。救急通報時状況表示画
面は、救急通報がない状態である通常時には画面1で示
すコールセンタ1の周辺地図を表示している。
【0053】コールセンタ1では、インターネット6を
介して救急通報があると、図8のフローチャートに示す
ように、通報元位置判定手段111がこの救急通報とと
もに送られてきた救急通報元の住所情報を取得し(ステ
ップS51)、図7に示すテーブルTBL1を参照して
地図上の緯度情報および経度情報を読み出し(ステップ
S52)、これら緯度情報および経度情報をもとに、地
図データベースDB1から読み出した地図とともに前記
救急通報時状況表示画面へ救急通報元の位置を表示する
(ステップS53)。このため、救急通報時状況表示画
面は、画面1から画面2へ切り替わり、画面2として表
示された地図上へ救急通報元の位置が例えば★によるシ
ンボルで表示される。
【0054】このとき、救急通報時状況表示画面に表示
された地図上には、病院や後述する救急車待機状況出力
手段119が選択した消防署3の位置についても表示さ
れる。また、救急車待機状況出力手段119が選択した
消防署3の出動中の救急車の現在位置は、出動状況デー
タベースDB4から読み出した各消防署の出動中の救急
車の状況についての情報をもとに●によるシンボルで表
示される。各消防署3における出動中の救急車の現在位
置についての情報は、出動救急車位置判定手段112に
より取得され、さらに出動状況データベースDB4の更
新手段115により更新されており、出動状況データベ
ースDB4には各消防署3における出動中の救急車の現
在位置についての最新の情報が保持されている。
【0055】出動救急車位置判定手段112による出動
中の救急車の現在位置についての情報の取得は、図9と
図10のフローチャートに示すように、先ず、出動中の
各救急車5に対しその現在位置についての情報を要求す
る要求信号をコールセンタ1側から送信する(ステップ
S61)。この要求信号は、インターネット6を介して
コールセンタ1から救急車5へ送られるが、救急無線を
併用してもよい。この要求信号を受信した各救急車5は
GPS信号から自己の現在位置についての情報を取得し
(ステップS72)、コールセンタ1へ送信する(ステ
ップS73)。また、このとき現場対応中か、帰途中か
についての情報もコールセンタ1へ送信する(ステップ
S74)。
【0056】これら情報の送信は、インターネット6を
介して救急車5からコールセンタ1へ送られるが、救急
無線を併用してもよい。
【0057】コールセンタ1では、各救急車5から送信
されてきた現在位置についての情報を受信すると、この
各救急車5の現在位置についての情報をもとに出動中の
各救急車5の現在位置を救急通報時状況表示画面の画面
2として出力した地図上へ表示する(ステップS62,
ステップS63)。このため、コールセンタ1のオペレ
ータは救急通報時状況表示画面から、救急通報元の位置
と、その救急通報元の位置に対応する消防署3の位置お
よび出動中の各救急車の現在位置と、道路渋滞状況とを
瞬時に把握でき、また出動中の救急車が現場対応中であ
るか帰途中であるかの区別を救急通報時状況表示画面上
で容易に識別可能にしておくことで、帰途中の救急車に
対しコールセンタ1から、あるいはその救急車が属する
消防署を介して新たな救急通報元への出動を指示するこ
とが容易になり、救急車を効率的に救急通報元へ配車で
きる。
【0058】図6の(ロ)に示す救急車待機状況画面
は、出動状況データベースDB4から読み出した各消防
署3における救急車待機状態についての情報と渋滞情報
取得手段117が取得した道路渋滞状況を示す情報をも
とに、救急車待機状況出力手段119が出力した各消防
署の救急車の待機状況を示したものである。なお、この
場合、救急車待機状況出力手段119は、救急通報時状
況表示画面の画面2に出力した地図上で通報元位置判定
手段111が判定した救急通報元の位置に対し救急車が
短時間(例えば5分以内)で到着できる消防署3を、救
急通報元の位置と消防署の位置と前記道路渋滞状況を示
す情報などをもとに順位付けして選択し、選択した消防
署3についての救急車の待機状況を救急車待機状況画面
として出力する。
【0059】図6の(ハ)に示す病院判定画面は、救急
通報を発した救急通報元の患者の症状に対応できる病院
を病院自動判定手段116が自動的に判定した結果出力
される画面である。この病院自動判定手段116による
救急通報を発した救急通報元の患者の症状に対応できる
病院の自動判定は次のように行われる。すなわち、病院
状況データベースDB2として図11に示すようなテー
ブルTBL2が構成されている。テーブルTBL2は、
各病院ごとにその病院名と、その病院が対応できる外
科、脳外科、内科、眼科、産科などの医療科目、高度救
命センタ設備の有無、空きベットの状況、対応可能な現
在の医師の数、所在地情報などの病院情報が保存されて
いる。病院自動判定手段116は、図5に示したフロー
チャートにより救急通報端末2で選択、指定され、救急
通報とともにコールセンタ1へ送られてきた病種、部
位、症状、救急通報元で指定病院があるときには指定さ
れた病院名などの各情報をもとに病院状況データベース
DB2を参照する。そして、病院が指定されているとき
にはその病院を判定結果として出力し、また病院の指定
がないときには前記病種、部位、症状などに対応可能な
条件を有し、かつ、空きベットがあり、対応可能な医師
が存在する病院情報を有した病院を順位付けして判定結
果として出力する。また、病院自動判定手段116の機
能とは別に、救急通報元で患者搬送先の病院が指定され
た場合などに対処するためにオペレータの判断により病
院を決定できるような機能も付加されている。
【0060】なお、以上の説明において、インターネッ
ト6を介して救急通報端末2から救急通報とともに送ら
れてきた救急通報元の住所情報や詳細情報を受付データ
ベースDB3へ保存するステップと、前記住所情報から
その救急通報元の位置を通報元位置判定手段111が判
定するステップと、コールセンタ1が管轄する自己管轄
地域、および前記自己管轄地域に隣接する他のコールセ
ンタが管轄する隣接地域の道路渋滞状況についての情報
を渋滞情報取得手段117が取得するステップと、前記
判定した救急通報元の位置に対し救急車が短時間で到着
できる前記自己管轄地域および前記隣接地域の消防署を
選択し、前記選択した消防署について出動状況データベ
ースDB4から読み出した救急車の待機状況を救急車待
機状況出力手段119が救急用車両待機状況画面へ出力
するステップと、前記選択した消防署の出動中の救急車
の現在位置を出動救急車位置判定手段112が判定する
ステップと、地図データベースDB1から読み出した地
図情報、前記判定した救急通報元の位置、前記判定した
出動中の救急車の現在位置、前記取得した道路渋滞状況
についての情報、および患者搬送先の病院の位置などを
図6で説明した救急通報時状況表示画面へ表示制御手段
118が出力するステップとを備えた配車管理プログラ
ムを、図1に示すコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
100へ格納しておき、図2に示すコールセンタシステ
ムのサーバの記憶装置へ前記配車管理プログラムをロー
ドし実行させることで、救急車が効率よく短時間で救急
通報元の住所地域へ到着でき、また、前記救急通報元か
ら患者搬送先の病院へ患者を確実かつ迅速に搬送できる
救急用車両の配車管理を実現することが出来る。なお、
前記記憶媒体100としては、フロッピィディスク、光
磁気ディスク、CD-ROM、ROM、RAMなどの記
憶媒体を用いることが出来る。
【0061】従って、本実施の形態によれば、コールセ
ンタ1は、救急通報元へ救急車を短時間で到着させるこ
との可能な消防署を、救急通報時状況表示画面や救急車
待機状況画面をもとに容易かつ確実に判定でき、その判
定した消防署から救急車を救急通報元へ配車できるた
め、効率よく短時間で救急通報元の住所地域へ救急車が
到着できるようになる救急用車両の配車管理方法、コー
ルセンタ、救急通報端末および配車管理システムと配車
管理プログラムを記録した記憶媒体を提供できる効果が
ある。
【0062】また、コールセンタ1は、患者を受け入れ
る病院を容易に判定でき、さらに救急車はコールセンタ
1から送られてきた経路情報をもとに救急通報元の患者
を交通渋滞を避けて前記病院まで搬送できるため、道に
迷ったり交通渋滞に巻き込まれることなく、患者を受け
入れることができる病院へ患者を確実かつ迅速に搬送で
き、患者がたらいまわしになるなどの状況を確実に排除
できるようになる救急用車両の配車管理方法、コールセ
ンタ、救急通報端末および配車管理システムと配車管理
プログラムを記録した記憶媒体を提供できる効果があ
る。
【0063】また、救急通報時に救急通報元の患者の容
体についての詳細情報を図4および図5で説明したよう
に画面上で入力し、救急通報端末2からコールセンタ1
へ救急通報とともに確実かつ容易に送信できるため、救
急車の前記救急通報元への配車について効率化、時間の
短縮化を図れる救急通報端末を提供できる効果がある。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、救急用
車両が道に迷ったり交通渋滞に巻き込まれることなく、
効率よく短時間で救急通報元や患者搬送先へ救急用車両
を到着させることが出来る効果がある。また、救急通報
時に救急通報元の情報を確実かつ容易に伝達できるた
め、救急用車両の前記救急通報元への配車について効率
化、時間の短縮化を図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の救急用車両の配車管理
方法が適用される配車管理システムの構成を示す系統図
である。
【図2】本発明の実施の一形態の救急用車両の配車管理
方法が適用される配車管理システムのコールセンタの構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の一形態の救急用車両の配車管理
方法が適用される配車管理システムの全体動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明の実施の一形態の救急用車両の配車管理
方法が適用される救急通報端末において表示される画面
を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の一形態の救急用車両の配車管理
方法が適用される救急通報端末の画面上で入力した情報
によるコールセンタへの救急通報処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の実施の一形態の救急用車両の配車管理
方法が適用されるコールセンタのディスプレイに表示さ
れる救急通報時状況表示画面、救急車待機状況画面およ
び病院判定画面を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の一形態の救急用車両の配車管理
方法が適用されるコールセンタシステムの通報元位置判
定手段が有しているテーブルを示す説明図である。
【図8】本発明の実施の一形態の救急用車両の配車管理
方法が適用されるコールセンタシステムの通報元位置判
定手段の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の一形態の救急用車両の配車管理
方法が適用される配車管理システムにおいて出動中の救
急車の現在位置をコールセンタで判定する構成を示す説
明図である。
【図10】本発明の実施の一形態の救急用車両の配車管
理方法が適用されるコールセンタシステムの出動救急車
位置判定手段の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の一形態の救急用車両の配車管
理方法が適用されるコールセンタシステムの病院自動判
定手段が患者搬送先の病院を自動判定するために使用す
るテーブルを示す説明図である。
【符号の説明】
1……コールセンタ、2……救急通報端末、3……消防
署(救急用車両出動基地)、4……病院(患者搬送
先)、5……救急車(救急用車両)、6……インターネッ
ト、12……病種指定画面(容体入力手段)、13……部
位指定画面(容体入力手段)、14……部位詳細選択画面
(容体入力手段)、15……病状指定画面(容体入力手
段)、16……画像・音声送信画面(容体入力手段)、18
……送信画面(送信手段)、100……記憶媒体、111
……通報元位置判定手段、112……出動救急車位置判
定手段(出動救急用車両位置判定手段)、117……渋
滞情報取得手段、118……表示制御手段、119……
救急車待機状況出力手段(救急用車両待機状況出力手
段)、DB1……地図データベース、DB3……受付デ
ータベース、DB4……出動状況データベース、ステッ
プS45(送信手段)。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークで救急用車両の配車を行う
    救急用車両の配車管理方法であって、 救急通報元から送られてきた救急通報を受け付けると、
    前記救急通報とともに送られてきた前記救急通報元の詳
    細情報をもとに救急用車両の前記救急通報元への出動を
    指示し、 前記救急用車両が搭載している端末へ前記救急通報元の
    詳細情報や経路情報を送り、前記救急通報元へ前記救急
    用車両を配車する、 ことを特徴とする救急用車両の配車管理方法。
  2. 【請求項2】 前記救急通報元の詳細情報は、前記救急
    通報元の救急通報端末で得られた画像や音声による当該
    救急通報元の患者の容体についての情報を含むことを特
    徴とする請求項1記載の救急用車両の配車管理方法。
  3. 【請求項3】 前記救急通報元の詳細情報と、患者搬送
    先ごとに得られている患者搬送先情報とをもとに患者搬
    送先を決定し、救急用車両が搭載している端末へ患者搬
    送先についての指示、経路情報を送ることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の救急用車両の配車管理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記患者搬送先は、救急通報元の救急通
    報端末または前記救急用車両が搭載している端末に対
    し、ネットワークを介して取得した前記救急通報元の詳
    細情報をもとに判定された前記患者の容体に応じた応急
    処置についての情報を送ることを特徴とする請求項3記
    載の救急用車両の配車管理方法。
  5. 【請求項5】 ネットワークにより接続された救急通報
    端末、救急用車両出動基地、救急用車両および患者搬送
    先と情報の授受を行い、前記救急用車両の配車を管理す
    るコールセンタであって、 自己が管轄する自己管轄地域、および他のコールセンタ
    が管轄する管轄地域内の前記自己管轄地域に隣接する隣
    接地域の地図情報を保存している地図データベースと、 救急通報とともに前記救急通報端末から送られてきた救
    急通報元の詳細情報を保存している受付データベース
    と、 前記自己管轄地域および前記隣接地域の各救急用車両出
    動基地における救急用車両待機状態や出動中の救急用車
    両の状況についての情報を保存している出動状況データ
    ベースと、 前記救急通報元の位置を判定する通報元位置判定手段
    と、 前記自己管轄地域および前記隣接地域の道路渋滞状況を
    示す情報を取得する渋滞情報取得手段と、 前記地図データベースから読み出した地図情報、前記救
    急通報元の位置、救急用車両の待機状態や出動中の救急
    用車両の状況、前記道路渋滞状況、および前記患者搬送
    先の情報を表示する表示制御手段と、 を備えたコールセンタ。
  6. 【請求項6】 受付データベースは、受け付けた救急通
    報とともに救急通報端末から送られてきた救急通報元の
    患者の画像、音声を含む詳細情報を保存していることを
    特徴とする請求項5記載のコールセンタ。
  7. 【請求項7】 表示制御手段が表示する、前記地図情
    報、前記救急通報元の位置、前記道路渋滞状況、前記患
    者搬送先の情報、および救急用車両待機状態や出動中の
    救急用車両の状況をもとに、待機中または出動中の救急
    用車両に対し前記救急通報元や前記患者搬送先への出動
    を指示することを特徴とする請求項5または請求項6記
    載のコールセンタ。
  8. 【請求項8】 コールセンタおよび患者搬送先とネット
    ワークにより接続され、救急通報を発する救急通報端末
    であって、 救急通報元における患者の状態についての情報の入力画
    面を表示し、該入力画面を介して前記患者の状態を入力
    するための容体入力手段と、 該容体入力手段により入力された前記患者の状態につい
    ての詳細情報を、前記救急通報とともに前記コールセン
    タへ送信する送信手段と、 を備えた救急通報端末。
  9. 【請求項9】 救急通報元における患者の状態について
    の情報は、 カメラにより撮像した患者の状態についての画像情報を
    含むことを特徴とする請求項8記載の救急通報端末。
  10. 【請求項10】 救急通報元から発信された患者の状態
    についての情報をもとにコールセンタまたは患者搬送先
    で判定され送られてきた前記患者の状態に対する応急処
    置についての情報を表示出力することを特徴とする請求
    項8または請求項9記載の救急通報端末。
  11. 【請求項11】 ネットワークで救急用車両の配車を行
    う救急用車両の配車管理システムであって、 救急通報元における詳細情報とともに救急通報を前記ネ
    ットワークを介して発信する救急通報端末と、 該救急通報端末から送られてきた前記救急通報を受け付
    けると、前記詳細情報および道路の交通渋滞状況、救急
    用車両待機状態、および出動中の救急用車両の状況をも
    とに、前記待機中または出動中の救急用車両について前
    記救急通報元への出動を指示し、前記出動する救急用車
    両が搭載している端末へ前記救急通報元の詳細情報や経
    路情報を送り、前記救急通報元や患者搬送先へ前記救急
    用車両を配車するコールセンタと、 を備えた救急用車両の配車管理システム。
  12. 【請求項12】 コールセンタとネットワークを介して
    接続され、前記コールセンタ側で患者搬送先を判定する
    ための患者搬送先情報が入力される患者搬送先の端末を
    備えていることを特徴とする請求項12記載の救急用車
    両の配車管理システム。
  13. 【請求項13】 前記患者搬送先の端末は、ネットワー
    クを介して救急通報元および救急用車両の端末と接続さ
    れており、前記救急通報元から発信された患者の状態に
    ついての情報をもとに判定された前記患者の状態に対す
    る応急処置についての情報を、前記救急通報元または前
    記救急用車両の端末へ送信することを特徴とする請求項
    12記載の救急用車両の配車管理システム。
  14. 【請求項14】 ネットワークを介して救急通報端末か
    ら救急通報とともに送られてきた救急通報元の詳細情報
    を受付データベースへ保存するステップと、 前記詳細情報から救急通報元の位置を判定するステップ
    と、 自己管轄地域、および前記自己管轄地域に隣接する隣接
    地域の道路渋滞状況を取得するステップと、 前記判定した救急通報元の位置に対し出動可能な前記自
    己管轄地域および前記隣接地域の待機状態にある救急用
    車両を表示するステップと、 出動中の救急用車両の現在位置を判定するステップと、 地図データベースから読み出した地図情報、前記判定し
    た救急通報元の位置、前記判定した出動中の救急用車両
    の現在位置、および前記取得した道路渋滞状況を表示す
    るステップと、 をコンピュータへ実行させるための配車管理プログラム
    を記録した記憶媒体。
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