JP2005071092A - 救急患者の搬送システム及び搬送方法 - Google Patents

救急患者の搬送システム及び搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タクシー等の救急患者の搬送を目的としていない車両を用いて、救急依頼を行った救急患者を適切な病院に迅速に搬送する。
【解決手段】患者は救急通報元から最寄りのタクシーを使用する。システムは、タクシー内のコンピュータ110、患者情報と病院情報とを管理する集中サーバ120及び医者勤務状況と設備状況との情報を持つ病院サーバ130により構成され、相互に通信を行って、救急患者にとって最適な病院を決定する。タクシーには、ランプ、サイレンが設置され、救急医療車と同様にして救急患者を決定した病院に搬送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、救急患者の搬送システム及び搬送方法に係り、特に、タクシー、病院、老人ホーム、ケアホーム等が持つ救急患者の搬送を目的としていない救急医療車以外の車両を用いて、救急患者を適切な病院に迅速に搬送することを可能とした救急患者の搬送システム及び搬送方法に関する。
一般に、救急医療車による救急患者の搬送は、119番による救急依頼の通報が消防署等の公的機関にあった場合に、救急医療車を患者の居る場所に差し向けて行われている。そして、この種のシステムにおいて、救急患者を搬送先へ確実にかつ迅速に送り届ける手法に関する従来技術として、例えば、特許文献1等に記載されているような救急医療車の配車管理を行う方法が知られている。
特開2001−325689号公報
しかし、前述した従来技術は、消防署等の公的機関が所持する救急医療車を使用しなければならないため、消防署と救急依頼のあった通報元との間の距離が大きい場合、到着に時間がかかってしまうという問題点を有している。また、前述した従来技術は、搬送先の病院として救急病院が指定されるが、持病を持っていたり通院中の病気が原因による救急患者の場合、救急病院に搬送されるよりも、直接、専門の病院あるいは掛かり付けの病院に搬送された方がよい場合であっても、そのような対応を行うことができない場合もあるという問題点を有している。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、救急依頼を行った通報元付近のタクシー、病院、老人ホーム、ケアホーム等が持つ通常は救急患者の搬送を目的としていない救急医療車以外の車両を用いて、救急患者を適切な病院に迅速に搬送することを可能とした救急患者の搬送システム及び搬送方法を提供することにある。
本発明によれば前記目的は、救急患者の搬送システムにおいて、救急患者の搬送を目的としていない車両に備えられたコンピュータと、患者情報や病院情報等の医療ネットに必要な情報を管理する少なくとも1つの集中サーバと、医療ネットに登録された複数の病院サーバとがネットワークを介して相互に接続されて構成され、前記コンピュータに、医療ネットで診察券として使用するICカード内の患者情報を読み込むICカードリーダが設けられ、前記コンピュータが、前記患者情報を前記集中サーバに送信する手段と、前記集中サーバからの指定病院の情報を受信する手段とを有し、前記集中サーバが、前記コンピュータからの患者の情報を受信する手段と、受信した患者の情報に基づいて、患者の搬送先の当該患者にとって最適な病院を決定する手段と、決定した病院の情報を前記コンピュータに送信する手段とを有し、前記車両により前記集中サーバから指定された病院に前記救急患者を搬送することにより達成される。
また、前記目的は、救急患者の搬送方法において、救急患者の搬送を目的としていない車両に備えられたコンピュータが、患者のID番号、容態情報、車両の位置情報の各情報をセンタの集中サーバに送信し、前記コンピュータからの情報を受信した集中サーバが、患者のID番号から患者情報を検索し、得られた患者データから指定病院を決定して患者情報をその病院の病院サーバに送信し、患者情報を受信した病院サーバが、患者の受け入れの可否を判定し、その判定結果を集中サーバに送信し、病院サーバからの患者の受け入れ判定結果を受信した集中サーバが、患者を搬送する病院を決定し、その病院の位置情報を前記コンピュータに送信し、コンピュータが、搬送先病院の位置を確認して指定された病院の位置を表示し、その後、前記車両により救急患者の搬送を行うことにより達成される。
本発明によれば、通常は救急患者の搬送に使用されない救急医療車以外の車両を用いて、救急患者を適切な病院に迅速に搬送することができる。
以下、本発明による救急患者の搬送システム及び搬送方法の一実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態による救急患者の搬送システムの構成例を示すブロック図である。図1において、100はICカード、110はタクシーに搭載のコンピュータ、111、121、131は通信部、112はICカードリーダ、113は入力部、114は急患通知処理部、115はナビゲーション処理部、116は確認処理部、117は特殊効果処理部、118は救急病院リストテーブル、120はセンタ設置の集中サーバ、122は患者情報検索処理部、123は病院受け入れ指定処理部、124は病院指定処理部、125は患者リストテーブル、126は患者カルテテーブル、127は病院情報テーブル、128は指定病院リストテーブル、129は患者情報管理テーブル、130は病院設置のサーバ、132は受け入れ判定処理部、133は確認処理部、134は医者勤務状況テーブル、135は設備状況テーブル、140はネットワーク、150は重み付け対応テーブル、160は距離ポイントテーブルである。
本発明の一実施形態による救急患者の搬送システムは、患者搬送用の車両としてタクシーを使用する場合の例であり、図1に示すように、タクシーに搭載されたコンピュータ110と、医療ネットを管理するセンタに設置された集中サーバ120と、救急患者を受け入れる病院等に設置された病院サーバ130とがネットワーク140に接続されて構成される。ネットワーク140は、有線、無線等により接続して利用することができる公衆通信網、インターネット等の通信媒体により構成されている。そして、本発明の実施形態による救急患者の搬送システムは、地域医療ネットを構成しており、このシステムの利用者は、集中サーバ120が発行するID番号を格納し、地域医療ネットで共通の診察券としての機能を持つICカード100を所持しているものとする。なお、図1には、タクシー、センタ、病院をそれぞれ1つずつ示しているが、本発明のシステムは、タクシー、センタ、病院が複数備えられていてよく、各タクシーにコンピュータが、センタ及び病院のそれぞれにサーバが備えられる。
タクシーに搭載されたコンピュータ110は、ネットワーク140を介して無線等で集中サーバ120や病院サーバ130とデータの送受信を行う通信部111、ICカードリーダ112、患者の緊急度を通知するためのボタンやタッチパネルにより構成される入力部113、救急患者の情報やタクシーの位置情報を集中サーバ120へ送信する処理を行う急患通知処理部114、当該タクシーの位置情報の取得及び集中サーバ120から送信される指定病院の位置情報を表示する処理を行うナビゲーション処理部115、集中サーバ120から送信される指定病院情報を確認し、また、集中サーバ120から応答がなかった場合に最寄りの救急病院へ救急患者の受け入れ指示を送信する処理を行う確認処理部116、救急医療車と外観上同じ機能を持たせるためにタクシーにランプを点灯させたり、サイレンを鳴らすための特殊効果処理部117、病院名、位置情報などの情報を持つ救急病院リストテーブル118を備えて構成されている。
図2は前述した入力部113を通知ボタン(押しボタン)により構成した場合の例を示す図、図3は通知ボタンに付けられた色と患者の緊急度との対応を説明する図である。
入力部113は、図2に示すような複数の押しボタン400等により構成されていればよく、各押しボタン400には、例えば、図3に示すようなボタンの色と救急患者の緊急度との対応付けによる色が付けられている。図2、図3に示す例では、ボタンの色として、「赤」、「黄」、「青」の3色が設定され、それぞれ、患者の緊急度の「高い」、「中くらい」、「低い」に対応させられている。これらのボタンを押下することにより、コンピュータ110へ患者の緊急度が通知される。なお、救急患者の緊急度との対応付けられるボタンの色は、前述した例に限らず、任意に設定することができる。
前述では、入力部113を通知ボタン(押しボタン)により構成したとして説明したが、入力部113は、コンピュータ110の表示画面に表示したソフトボタンにより構成し、表示画面上に設けられたタッチパネルから操作するようにしてもよい。この場合にも、各ボタンに、救急患者の緊急度との対応付けによる色を付けておくとよい。
図4はタクシーコンピュータに設けられる救急病院リストテーブル118の構成例を示す図であり、救急病院の病院名、位置情報としての所在住所が格納されている。この救急病院リストテーブル118には、地域医療ネットに登録された救急病院情報のみが格納されていればよい。
地域医療ネットの管理を行うセンタに設置された集中サーバ120は、ネットワーク140を介して無線等でコンピュータ110や病院サーバ130とデータの送受信を行う通信部121、コンピュータ110から送信される救急患者情報を用いて、患者リストテーブル125から当該患者情報を取得するための患者情報検索処理部122、救急患者の容態により突発性の急患か否かの判断を行い、当該患者にとって最適な病院へ当該患者の受け入れ指示を送信する病院受け入れ指定処理部123、病院受け入れ指定処理部123から急患受け入れ指示を受信した病院からの応答が受け入れ可能の場合に、タクシーヘ当該病院の位置情報等を送信し、また、受け入れ不可の場合に、次の適切な病院を選択するための処理を行うと共に、病院受け入れ指定処理部123で指定した病院からの応答がなかった場合、次の適切な病院を選択するための処理も実施する病院指定処理部124、患者リストテーブル125、患者カルテテーブル126、病院情報テーブル127、指定病院リストテーブル128、患者情報管理テーブル129、重み付け対応テーブル150、距離ポイントテーブル160を備えて構成される。
次に、前述した集中サーバ120内に設けられる各種のテーブルのそれぞれについて、図面により説明する。
図5は患者リストテーブル125の構成例を示す図である。この患者リストテーブル125は、地域医療ネットに登録されている患者が現在、通院中か否かを管理するためのテーブルであり、図5に示すように、患者毎のID番号、氏名、通院中か?、緊急度は高いか?等の情報を格納して構成されている。
図6は患者カルテテーブル126の構成例を示す図である。この患者カルテテーブルは、患者毎の現在通院中の患者情報を管理するためのテーブルであり、図6に示すように、患者毎のID番号、病名、重度、持病の有無、通院中の病院等の情報を格納して構成されている。なお、このテーブルには、1人の患者に複数の病名、重度、持病の有無、通院中の病院等の情報が登録されてもよい。
図7は病院情報テーブル127の構成例を示す図である。この病院情報テーブル127は、地域医療ネットに登録してある全病院情報が格納されたテーブルであり、図7に示すように、病院毎の病院名、診療分野、評価、位置情報としての所在住所等が格納されている。また、病院情報テーブル127には、救急病院情報も格納されている。病院情報テーブル127に格納されている評価の情報は、地域医療ネットに登録された病院に対して、例えば、通院した患者数、患者収容数、医者の実績、設備投資等を数値化して算出された評価結果であり、ここでは、この評価の値が高い病院ほど優秀な病院であるとする。
図8は指定病院リストテーブル128の構成例を示す図である。この指定病院リストテーブル128は、病院受け入れ指定処理部123で決定した指定病院のリストが格納されるテーブルであり、図8に示すように、病院名、位置情報としての所在住所、診療分野等の情報が格納されている。
図9は患者情報管理テーブル129の構成例を示す図である。この患者情報管理テーブル129は、地域医療ネットを利用する際に集中サーバ120が発行するID番号と患者情報との対応付けを行うテーブルであり、図9に示すように、患者毎のID番号、氏名、性別、年齢、住所、電話番号等の情報が格納されている。
図10は重み付け対応テーブル150の構成例を示す図、図11は集中サーバが動的に指定病院を決定するために使用する評価関数の例を示す図である。重み付け対応テーブル150は、図10に示すように、患者緊急度と重み係数の設定値との組み合わせが対応付けられている。そして、重み係数として、病院とタクシーとの間の距離に対する重み係数a、病院に対する重み係数bが、患者緊急度である「高い」、「中くらい」、「低い」のそれぞれに対応して設定されている。そして、重み付け対応テーブル150内の重み係数は、図11に示すような患者にとって最適な病院を決定する評価関数の例である評価式1500で使用される。これらの重み係数a、bの組み合わせは、タクシーコンピュータ110から送信されてくる患者の容態情報に従って自動的に決定される。
図12は距離ポイントテーブル160の構成例を示す図である。この距離ポイントテーブル160は、図12に示すように、タクシーと病院との間の距離をポイントに換算した値を格納しており、これらのポイントは、図11に示す評価式1500の距離に相当する値として使用される。
病院に設置されたサーバ(以下、病院サーバという)130は、地域医療ネットに登録された病院が設置するサーバであり、ネットワーク140を介して無線等でコンピュータ110や集中サーバ120とデータの送受信を行う通信部131、集中サーバ120から救急患者の受け入れ指示を受信したときに、医者の勤務状況や設備稼働状況から受け入れ可能か否かの判断を行い、その結果を集中サーバ120に送信する受け入れ判定処理部132、タクシーの位置情報と到着予定時間とを受信する確認処理部133、医者勤務状況テーブル134、設備状況テーブル135を備えて構成されている。
図13は病院サーバ130に設けられている医者勤務状況テーブル134の構成例を示す図である。この医者勤務状況テーブル134は、医者の勤務状況を管理するためのテーブルであり、図13に示すように、病院に在籍する医者毎の氏名、在勤か否か、対応可能か?等の情報が格納されている。
図14は病院サーバ130に設けられている設備状況テーブル135の構成例を示す図である。設備状況テーブル135は、診察室や手術室等の病院設備の稼動状況を管理するテーブルであり、図14に示すように、設備、空き部屋等の情報が格納されている。
次に、前述したように構成される本発明の実施形態による救急患者の搬送システムでの患者搬送の際の処理動作について説明する。なお、以下に説明する処理の前提条件として、救急患者は、地域医療ネットで共通して利用可能な診察券としてのICカード100を所持しているものとする。
図15は患者がタクシーに乗り込んだときに必要な人手による処理作業の例を説明するフローチャート、図16は患者の搬送先の病院を決定して患者の搬送を行うまでの全体の処理動作の例を説明するフローチャートである。図15、図16に示す処理は、一連のものとして行われるものであるので、以下では、これらを一連のものとして説明する。
(1)まず、タクシーの運転手は、乗車した救急患者のICカード100をICカードリーダ112に挿入する。この作業は、救急患者、その介護者等のタクシー運転手以外の人間が行ってもよい(ステップ200)。
(2)次に、入力部113を用いて救急患者の容態(緊急度)をコンピュータ110に通知する。入力部113は、すでに説明したように、ボタンの色と救急患者の緊急度の対応付けがされた押しボタン等により構成されているので、タクシー運転手が救急患者の容態が悪く緊急性があると判断した場合、赤ボタンを押下することにより、コンピュータ110へ当該患者の緊急性が高いことが通知される。この押しボタンの押下は、救急患者本人が判断して行ってもよく、患者の介護者等のタクシー運転手以外の人間が行ってもよい。以下の説明では、緊急度が高い赤色のボタンが押下されているものとして説明を続ける(ステップ210)。
(3)前述したステップ200、210の人手による作業が終了すると、タクシー内のコンピュータ110は、急患通知処理部114により、急患通知処理を実施し、集中サーバ120に、患者ID番号、容態情報(緊急度)、タクシー位置情報の各情報を送信すると共に、集中サーバからの応答のタイムアウトを監視するための時間情報T1を後述する確認処理部116での処理に引き渡す。なお、この処理の詳細については、図17に示すフローにより後述する(ステップ300、380)。
(4)ステップ300の処理によるタクシー内のコンピュータ110からの情報を受信した集中サーバ120は、患者情報検索処理部122により、患者情報の検索処理を実施し、得られた患者データを病院受け入れ指定処理部123に引き渡す。なお、この処理の詳細については、図18に示すフローにより後述する(ステップ310)。
(5)続いて、集中サーバ120は、病院受け入れ指定処理部123により、病院受け入れ指定処理を実施し、指定病院を決定して患者情報をその病院の病院サーバ130に送信すると共に、病院サーバからの応答のタイムアウトを監視するための時間情報T2を後述する病院指定処理部124での処理に引き渡す。なお、この処理の詳細については、図19に示すフローにより後述する(ステップ320、390)。
(6)ステップ320の処理による集中サーバ120から患者情報を受信した病院サーバ130は、受け入れ判定処理部132により、患者の受け入れ判定処理を実施し、患者の受け入れの可否を判定し、その判定結果を集中サーバ120に送信する。なお、この処理の詳細については、図20に示すフローにより後述する(ステップ330)。
(7)ステップ330の処理による病院サーバ130からの患者の受け入れ判定結果を受信した集中サーバ120は、病院指定処理部124により、患者を搬送する病院を決定し、その病院の位置情報をタクシー内のコンピュータ110に送信すると共に、タクシーの位置情報と到着予定時間とを決定した病院の病院サーバ130に送信する。なお、この処理の詳細については、図21に示すフローにより後述する(ステップ340)。
(8)ステップ340の処理による集中サーバ120からの搬送先病院の位置情報を受信したタクシー内のコンピュータ110は、確認処理部116により、搬送先病院の位置を確認し、ナビゲーション処理部115に指定された病院の位置を表示し、続いて、特殊効果処理部117に処理を移して、患者を指定された病院に搬送する。なお、これの処理の詳細については、図22、図23に示すフローにより後述する(ステップ350、370)。
(9)一方、ステップ340の処理による集中サーバ120からのタクシーの位置情報と到着予定時間とを受信した病院サーバ130は、確認処理部133により、受信した情報の確認を行い、患者の受け入れを準備する。なお、この処理の詳細については、図24に示すフローにより後述する(ステップ360)。
図17は図16に示すフローにおけるステップ300の急患通知処理部114による急患通知処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)コンピュータ110は、まず、入力部113から患者の容態情報(緊急度)を取得する。ここで説明する例では、タクシ−の運転手等により赤ボタンが押下されているとしているため、コンピュータ110は、救急患者の緊急度が高いという情報を受信することになる(ステップ500)。
(2)コンピュータ110は、続いて、ICカードリーダ112から読み出される当該患者のID番号を取得し、ナビゲーション処理部115から自タクシーの現在の位置情報を取得する(ステップ510、520)。
(3)次に、通信部111を経由して集中サーバ120へ取得した当該患者のID番号及び容態情報と現在の当該タクシーの位置情報とを送信する(ステップ530)。
(4)また、集中サーバ120からの応答が返ってきたかどうかの監視を行うためのタイムアウト時間T1を設定する。このタイムアウト時間T1の設定は、この時間内に集中サーバ120から応答が返ってこない場合に、集中サーバ120あるいはネットワーク140において障害が発生したものと判断するための基準とするためであり、この時間は、救急患者を病院へ搬送することからなるべく短時間である必要があり、例えば、高々1分程度に設定される(ステップ540)。
(5)ステップ540での処理が終了した後、この処理で設定したタイムアウト時間T1の情報を確認処理部116へ引き渡して、ここでの処理を終了する(ステップ550)。
図18は図16に示すフローにおけるステップ310の患者情報検索処理部122による患者情報検索処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)集中サーバ120は、タクシー内のコンピュータ110から送信されてきた救急患者のID番号、容態情報(緊急度)、タクシー位置情報を通信部121を経由して受信する(ステップ600)。
(2)次に、集中サーバ120は、受信した患者のID番号を用いて、患者リストテーブル125から当該患者の現時点での情報を取得し、その患者が現在病院に通院中か否かを判定する(ステップ610、620)。
(3)ステップ620の判定で、現在通院中でない場合、突発性の救急患者として病院受け入れ指定処理部123ヘデータを引き渡す(ステップ660)。
(4)ステップ620の判定で、現在通院中であった場合、患者リストテーブル125の情報から緊急度が高いか否かの判定を行い、緊急度が高くなかった場合、突発性の救急患者として病院受け入れ指定処理部123ヘデータを引き渡す(ステップ630、660)。
(5)ステップ630の判定で、緊急度が高かった場合、患者カルテテーブル126から例えば緊急度が重度の病名等の情報を取得する。取得する緊急度は、中度であっても軽度であってもかまわないが、ここで説明している例では、重度と設定している。その後、当該情報を病院受け入れ指定処理部123へ引き渡してここでの処理を終了する(ステップ640、650)。
図19は図16に示すフローにおけるステップ320の病院受け入れ指定処理部123による病院受け入れ指定処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)集中サーバ120は、まず、タクシー内のコンピュータ110からタクシーの位置情報を通信部121を経由して受信し、続いて、コンピュータ110から現時点の当該患者の容態情報(緊急度)を通信部121を経由して受信する(ステップ700、710)。
(2)次に、患者情報検索処理部122から当該患者情報を取得する。そして、この取得情報に基づいて当該患者が突発性の救急患者であるか否かを判定する(ステップ720、730)。
(3)ステップ730の判定で、当該患者が突発性の救急患者であった場合、ステップ700の処理で得たタクシーの位置情報と病院情報テーブル127にある病院の位置情報とから最寄りの救急病院を決定する。すなわち、突発性の救急患者と判断された場合は、最寄りの救急病院を選択する処理を行う(ステップ770)。
(4)また、ステップ730の判定で、当該患者が突発性の救急患者でなかった場合、ステップ700の処理で得たタクシーの位置情報とステップ710の処理で得た当該患者の容態情報とステップ720の処理で得た病名等の情報を持つ当該患者情報から指定病院の候補を決定する。すなわち、突発性の患者ではないと判断した場合、患者カルテテーブル126から取得した病名から患者にとって最適な病院を決定する処理を行う(ステップ740)。
ステップ740の処理での病院の決定の処理は、どのような方法を用いて行ってもよい。例えば、評価関数を用いて動的に決定する方法でもよいし、あるいは、タクシーと病院との間の距離等により優先順位を付けたテーブルを予め作成しておき、静的に指定病院を決定する方法でもよい。ここでは、一例として、評価関数を用いて動的に決定する方法を、図11で示すような評価式1500を用いて説明する。
まず、前提条件として、当該救急患者が図6に示す患者カルテテーブル126におけるID番号0001を持つ患者であったとする。このとき、図18により説明したフローのステップ640の処理で重度の病名である心臓病、通院中の病院がA病院である等の当夜患者(ID番号0001)情報を取得し、ステップ650の処理で、その旨を病院受け入れ処理部123へ引き渡しているものとする。
評価関数の一例である評価式1500で示される距離の値としては、例えば、図12に示した距離ポイントテーブル160からタクシーの位置と病院の位置とによって算出した距離をポイントに換算した値が使用される。ここで、当該患者(ID番号0001)は、心臓病の急患であるので、例えば、図7に示している病院情報テーブル127から分野が心臓外科の病院が算出される。このとき、一例として、図7からA病院とD病院とが選択されたものとする。そして、タクシーの位置と病院の位置とによって距離を算出した結果、A病院との距離が4km、D病院との距離が500mであったとすると、図12で示す距離ポイントテーブル160よりA病院は2ポイント、D病院は3ポイントを得ることとなる。また、評価式1500で示される病院の評価ポイントは、図7に示すような病院情報テーブル127の評価に相当する。よって、A病院は9ポイント、D病院は8ポイントとなる。
また、評価式1500に示されるa及びbは、患者の緊急度により評価関数の決定基準を変更可能にするための重み係数である。この重み係数は、集中サーバ120により図10に示している重み付け対応テーブル150として管理され、患者の緊急度により集中サーバ120が自動でどの重み係数の組み合わせを使用するかを判断する。ここでは、重み係数の算出の例として、図10に示すような重み付け対応テーブル150を使用するものとする。
例えば、患者の緊急度が高い場合、自動で、タクシーと病院との間の距離を重要視するような重み係数a、bの組み合わせが設定され、また、患者の緊急度が高くない場合は、病院の評価ポイントを重要視するような重み係数a、bの組み合わせが設定される。ここでは、ステップ710の処理で、患者の緊急度が高い旨をタクシー内のコンピュータ110から受信しているので、集中サーバ120は、距離を重要視するような重み係数a、bの組み合わせを自動的に設定する。すなわち、図10に示す重み付け対応テーブル150から係数aとして3、かつ、係数bとして1の組み合わせが使用される。
前述の結果、病院Aの評価は、図11の評価式1600で示すとおり15ポイント、病院Dの評価は評価式1700で示すとおり17ポイントとなる。その結果、救急患者の受け入れ指示を出す病院の候補の一番目は、取得ポイントの高いD病院、2番目にA病院という順番になる。この結果は、図8に示すように指定病院リストテーブル128へ登録される。
前述で説明した例では、病院Aが15ポイント、病院Dが17ポイントの評価値であったが、評価式で算出した結果の評価値が10ポイント以下の場合、そのような病院は救急患者にとって好ましくない病院であるものとして指定病院には含まないようにする等、救急患者にとって最適な指定病院を算出するようにする。
(5)ステップ740の処理で指定病院の候補を決定した後、次に、優先順位の高い順に指定病院を決定する。すなわち、ここでは、まず、最初に病院Dが指定されることになる(ステップ750)。
(6)次に、集中サーバ120は、ステップ750の処理で決定した病院(この例ではD病院)、または、ステップ770の処理で決定した最寄りの救急病院のサーバ130へ通信部121を経由して患者情報及び受け入れ指示を送信する(ステップ780)。
(7)次に、病院サーバ130からの応答が返ってきたかどうかの監視を行うためのタイムアウト時間T2を設定する。このタイムアウト時間T2の設定は、この時間内に病院サーバ130から応答が返ってこない場合に、病院サーバ130あるいはネットワーク140において障害が発生したものと判断するための基準とするためであり、この時間は、救急患者を病院へ搬送することからなるべく短時間である必要があり、しかも、1つの病院が患者の受け入れ不可能であった場合、次の病院に患者の受け入れを依頼しなければならないため、極力短時間である必要があり、例えば、高々10秒程度に設定される(ステップ790)。
(8)ステップ790での処理が終了した後、この処理で設定したタイムアウト時間T2の情報を病院指定処理部124へ引き渡して、ここでの処理を終了する(ステップ760)。
図20は図16に示すフローにおけるステップ330の病院サーバ130の受け入れ判定処理部132による受け入れ判定処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)まず、病院サーバ130の受け入れ判定処理部132は、集中サーバ120から患者情報を通信部131を経由して受信し、続いて、例えば、図13に示すような医者勤務状況テーブル134から医者の現在の勤務状況を取得する(ステップ800、810)。
(2)ステップ810の処理で取得した情報により、救急患者が搬送されてきた場合に対応することができる医者がいるか否かを判定し、対応可能な医者がいなかった場合、通信部131を経由して集中サーバ120へ当該病院でその救急患者の受け入れが不可能である旨を送信する(ステップ820、860)。
(3)ステップ820の判定で、対応可能な医者がいた場合、図14に示すような設備状況テーブル135から当該病院の現在の設備の稼動状況を取得し、取得した情報により、救急患者が搬送されてきた場合に対応可能な設備があるか否かを判定する(ステップ830、840)。
(4)ステップ840の判定で、対応可能な設備がなかった場合、通信部131を経由して集中サーバ120へ当該病院でその救急患者の受け入れが不可能である旨を送信し、また、対応可能な設備があった場合、通信部131を経由して集中サーバ120へ当該病院でその救急患者の受け入れが可能である旨を送信してここでの処理を終了する(ステップ860、850)。
図21は図16に示すフローにおけるステップ340の集中サーバ120の病院指定処理部124による病院指定処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)まず、集中サーバ120の病院指定処理部124は、病院サーバ130から応答があったか否かを監視するために、病院受け入れ指定処理部123でのステップ790の処理で設定したタイムアウト時間T2を取得し、このタイムアウト時間T2の時間内に指定病院の病院サーバ130から応答があったか否かを判定する(ステップ900、910)。
(2)ステップ910の判定で、タイムアウト時間T2の時間内に病院サーバ130から応答がなかった場合、病院サーバ130あるいはネットワーク140において障害が発生したものと判断し、救急患者にとって次に最適な病院を指定するため、後述するステップ970の処理に移行する。
(3)また、ステップ910の判定で、タイムアウト時間T2の時間内に病院サーバ130から応答があった場合、通信部121を経由して病院サーバ130から送信される当該病院の受け入れ判定結果を受信し、受信した判定結果が受け入れ可能か否かを判定する(ステップ920、930)。
(4)ステップ930の判定で、当該病院での患者の受け入れが可能であった場合、通信部121を経由して、タクシー内のコンピュータ110へ当該病院の位置情報を送信すると共に、当該病院の病院サーバ130ヘタクシーの位置情報と到着予定時間とを送信してここでの処理を終了する(ステップ950、960)。
(5)ステップ930の判定で、当該病院での患者の受け入れが不可能であった場合、または、ステップ910の判定で、タイムアウト時間T2の時間内に病院サーバ130から応答がなかった場合、指定病院リストテーブル128に格納された病院が最後まで選択されたか否かを判定する(ステップ970)。
(6)ステップ970の判定で、指定病院が最後まで選択されていた場合、すなわち、全ての指定病院の受け入れが不可、あるいは、応答なしが判明した場合、タクシーの位置情報を用いて最寄りの救急病院の位置情報を病院情報テーブル127から取得し、取得した当該救急病院の位置情報を通信部121を経由してタクシー内のコンピュータ110に送信する(ステップ980)。
(7)続いて、当該救急病院の病院サーバ130にも急患受け入れ指示及びタクシーの位置情報と到着時間とを送信してここでの処理を終了する(ステップ990)。
(8)ステップ970の判定で、指定病院が最後まで選択されていなかった場合、指定病院が最後まで選択されていなかった場合は、指定病院リストテーブル128から次の候補の病院を選択するため、図19により説明した病院受け入れ指定処理部123でのステップ750の処理へ処理を移行させる(ステップ995)。 図22は図16に示すフローにおけるステップ350のタクシー内のコンピュータ110の確認処理部116による確認処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)コンピュータ110の確認処理部116は、まず、図17によりすでに説明した急患通知処理部300での処理が終了した時点で設定されたタイムアウト時間T1の情報を取得する。この時間T1は、集中サーバ120から応答があったか否かの監視を行うために設定した値である(ステップ1000)。
(2)時間T1以内に集中サーバ120から応答があったか否かを判定し、この時間内に集中サーバ120から応答がなかった場合、集中サーバ120あるいはネットワーク140において障害が発生したものと判断し、当該タクシーの位置情報と救急病院リストテーブル118から最寄りの救急病院の位置情報を取得する(ステップ1010、1040)。
(3)そして、ナビゲーション処理部115に当該救急病院の位置情報を表示させ、また、通信部111を経由して決定した救急病院の病院サーバ130へ急患受け入れ指示及びタクシーの位置情報を送信する(ステップ1050、1060)。
(4)ステップ1010の判定で、取得したタイムアウト時間T1内に集中サーバ120から応答があった場合、通信部111を経由して集中サーバ120から指定病院の位置情報を受信し、ナビゲーション処理部115に当該指定病院の位置情報を表示させる(ステップ1020、1030)。
(5)ステップ1030または1060の処理後、特殊効果処理部117へ処理を移行してここでの処理を終了する(ステップ1070)。
図23は図16に示すフローにおけるステップ370のタクシー内のコンピュータ110の特殊効果処理部117による特殊効果処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)図22により説明したタクシーコンピュータ110の処理で、患者の搬送先の指定病院の位置情報をナビゲーション処理部115に表示させた後、救急医療車と外観上同一の機能を持たせるためにタクシーの屋根上に設けられた回転ランプを点灯させる(ステップ1100)。
(2)また、救急医療車の場合と同様にタクシーに設けられたサイレンを鳴らす。そして、タクシーの運転者は、指定病院に向けて患者の搬送を行う(ステップ1110)。
前述で説明したように、本発明の実施形態は、タクシーに救急医療車の場合と同様に、ランプ及びサイレンを設けるとしたが、本発明は、ランプと共にタクシーの屋根上に文字表示板等を設け、文字表示板に「救急患者搬送中」等の文字列を表示させるようにすることもできる。また、サイレンだけでなく、スピーカを設けて、救急患者搬送中であることを音声により報知するようにすることもできる。
図24は図16に示すフローにおけるステップ360の病院サーバ130の確認処理部133による確認処理の詳細を説明するフローチャートである。ここでの処理は、図24に示すように、病院サーバ130の確認処理部133が、通信部131を経由してタクシーの位置情報と到着時間とを受信する処理(ステップ1200)を行うだけでよい。当然のことではあるが、病院では、受信した情報により、救急患者の受け入れの準備を行う。
前述したタクシーの位置情報と到着時間との情報は、通常の病院に対しては、集中センタ120の病院指定処理部124からのみ送信される。また、救急病院に対しては、通常、集中センタ120の病院指定処理部124から送信されるが、集中サーバ120からのコンピュータ110への応答がタイムアウトした場合等には、タクシーの確認処理部116から送信される。
前述した本発明の実施形態におけるセンタの集中サーバでの病院受け入れ指定処理及び病院指定処理において、候補とした複数の病院について、優先順に受け入れの可否を問い合わせ、その応答結果により患者搬送先の病院を決定するとしているが、病院への受け入れ可否の問い合わせを、候補となった複数の病院に同時に行って、タイムアウト時間内に受け入れ可を応答してきた病院から優先順位の高い病院を患者搬送先の病院として決定するするようにしてもよい。このようにすれば、より短時間で患者搬送先の病院を決定することができる。なお、受け入れ可を応答してきた病院で患者搬送先の病院として決定されなかった病院に対しては、その後、その旨を通知するようにする。
前述した本発明の実施形態における各処理は、処理プログラムとして構成することができ、この処理プログラムは、HD、DAT、FD、MO、DVD−ROM、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することができる。
前述した本発明の実施形態は、救急医療車に代わりタクシーを利用して救急患者を病院に搬送するとして説明したが、本発明は、タクシー以外に、病院、老人ホーム、ケアホーム等が持つ救急患者の搬送を目的としていない、本発明によるシステムに参加を許可された車両を使用することができる。
前述した本発明の実施形態によれば、救急通報元から最寄りのタクシー等の救急患者の搬送を目的としていない車両を救急通報元に向かわせることができるので、迅速に車両を救急通報元に到着させて患者を短時間で病院に搬送することができる。また、車両に、ランプ、サイレン等を備えることにより、ランプを点灯させサイレンを鳴らすという特殊効果をさせることができるので、患者の搬送中、他の車両や通行人等にも、救急患者の搬送中であることを知らせることができ、現在の救急医療車と変わらない患者の搬送を行うことができる。
また、本発明の実施形態によれば、救急患者にとって最適な病院を決定することができるので、救急患者を搬送先へ迅速かつ確実に送り届けることが可能となる。
本発明の一実施形態による救急患者の搬送システムの構成例を示すブロック図である。 入力部を通知ボタン(押しボタン)により構成した場合の例を示す図である。 通知ボタンに付けられた色と患者の緊急度との対応を説明する図である。 タクシーコンピュータに設けられる救急病院リストテーブルの構成例を示す図である。 患者リストテーブルの構成例を示す図である。 患者カルテテーブルの構成例を示す図である。 病院情報テーブルの構成例を示す図である。 指定病院リストテーブルの構成例を示す図である。 患者情報管理テーブルの構成例を示す図である。 重み付け対応テーブルの構成例を示す図である。 集中サーバが動的に指定病院を決定するために使用する評価関数の例を示す図である。 距離ポイントテーブルの構成例を示す図である。 病院サーバに設けられている医者勤務状況テーブルの構成例を示す図である。 病院サーバに設けられている設備状況テーブルの構成例を示す図である。 患者がタクシーに乗り込んだときに必要な人手による処理作業の例を説明するフローチャートである。 患者の搬送先の病院を決定して患者の搬送を行うまでの全体の処理動作の例を説明するフローチャートである。 図16に示すフローにおけるステップ300の急患通知処理部による急患通知処理の詳細を説明するフローチャートである。 図16に示すフローにおけるステップ310の患者情報検索処理部による患者情報検索処理の詳細を説明するフローチャートである。 図16に示すフローにおけるステップ320の病院受け入れ指定処理部による病院受け入れ指定処理の詳細を説明するフローチャートである。 図16に示すフローにおけるステップ330の病院サーバの受け入れ判定処理部による受け入れ判定処理の詳細を説明するフローチャートである。 図16に示すフローにおけるステップ340の集中サーバの病院指定処理部による病院指定処理の詳細を説明するフローチャートである。 図16に示すフローにおけるステップ350のタクシー内のコンピュータの確認処理部による確認処理の詳細を説明するフローチャートである。 図16に示すフローにおけるステップ370のタクシー内のコンピュータの特殊効果処理部による特殊効果処理の詳細を説明するフローチャートである。 図16に示すフローにおけるステップ360の病院サーバの確認処理部による確認処理の詳細を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 ICカード
110 タクシーに搭載のコンピュータ
111、121、131 通信部
112 ICカードリーダ
113 入力部
114 急患通知処理部
115 ナビゲーション処理部
116 確認処理部
117 特殊効果処理部
118 救急病院リストテーブル
120 センタ設置の集中サーバ
122 患者情報検索処理部
123 病院受け入れ指定処理部
124 病院指定処理部
125 患者リストテーブル
126 患者カルテテーブル
127 病院情報テーブル
128 指定病院リストテーブル
129 患者情報管理テーブル
130 病院設置のサーバ
132 受け入れ判定処理部
133 確認処理部
134 医者勤務状況テーブル
135 設備状況テーブル
140 ネットワーク
150 重み付け対応テーブル
160 距離ポイントテーブル

Claims (5)

  1. 救急患者の搬送システムにおいて、救急患者の搬送を目的としていない車両に備えられたコンピュータと、患者情報や病院情報等の医療ネットに必要な情報を管理する少なくとも1つの集中サーバと、医療ネットに登録された複数の病院サーバとがネットワークを介して相互に接続されて構成され、前記コンピュータには、医療ネットで診察券として使用するICカード内の患者情報を読み込むICカードリーダが設けられ、前記コンピュータは、前記患者情報を前記集中サーバに送信する手段と、前記集中サーバからの指定病院の情報を受信する手段とを有し、前記集中サーバは、前記コンピュータからの患者の情報を受信する手段と、受信した患者の情報に基づいて、患者の搬送先の当該患者にとって最適な病院を決定する手段と、決定した病院の情報を前記コンピュータに送信する手段とを有し、前記車両により前記集中サーバから指定された病院に前記救急患者を搬送することを特徴とする救急患者の搬送システム。
  2. 前記車両には、サイレン及びランプが装備され、前記コンピュータは、患者の搬送時、サイレンを鳴らし、また、ランプを点灯させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の救急患者の搬送システム。
  3. 前記コンピュータには、患者の緊急度情報を入力する入力部が設けられており、前記コンピュータは、前記患者情報としてICカード内のID番号及び前記入力部からの患者の緊急度情報を前記集中サーバに送信することを特徴とする請求項1または2記載の救急患者の搬送システム。
  4. 前記コンピュータは、コンピュータが設置されている車両の位置から最寄りの救急病院を決定するための救急病院リストを有し、前記集中サーバからの応答がなかった場合、救急病院リストに基づいて最寄りの救急病院を決定し、当該救急病院へ救急患者の受け入れ指示を行うと共に、当該車両の位置情報を前記救急病院に送信することを特徴とする救急患者の搬送システム。
  5. 救急患者の搬送方法において、救急患者の搬送を目的としていない車両に備えられたコンピュータは、患者のID番号、容態情報、車両の位置情報の各情報をセンタの集中サーバに送信し、前記コンピュータからの情報を受信した集中サーバは、患者のID番号から患者情報を検索し、得られた患者データから指定病院を決定して患者情報をその病院の病院サーバに送信し、患者情報を受信した病院サーバは、患者の受け入れの可否を判定し、その判定結果を集中サーバに送信し、病院サーバからの患者の受け入れ判定結果を受信した集中サーバは、患者を搬送する病院を決定し、その病院の位置情報を前記コンピュータに送信し、コンピュータは、搬送先病院の位置を確認して指定された病院の位置を表示し、その後、前記車両により救急患者の搬送を行うことを特徴とする救急患者の搬送方法。
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