JP2008234185A - 看護師割当装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】患者に担当看護師を割り当てる看護師割当装置、該看護師割当装置をコンピュータによって実現するためのコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】制御部10は、患者の病名を経験症例に含まない未経験看護師に対して経験年数の長い順に前記患者を割り当てた場合に割当ルールを満たすか否かの判断処理を行ない、割当ルールを満たす場合に担当看護師の候補に決定する。制御部10は、未経験看護師のうちから3人の候補を選択できなかった場合、前記病名を経験症例に含む経験看護師に対して担当患者総数の少ない順に前記判断処理を行なう。担当看護師の候補に未経験看護師を含む場合、制御部10は、担当患者総数の少ない順に経験看護師をサポート看護師の候補に決定する。制御部10は、担当看護師の候補及びサポート看護師の候補からそれぞれ1人ずつ選択を受け付け、それぞれ選択された看護師を担当看護師又はサポート看護師に割り当てる。
【選択図】図1
【解決手段】制御部10は、患者の病名を経験症例に含まない未経験看護師に対して経験年数の長い順に前記患者を割り当てた場合に割当ルールを満たすか否かの判断処理を行ない、割当ルールを満たす場合に担当看護師の候補に決定する。制御部10は、未経験看護師のうちから3人の候補を選択できなかった場合、前記病名を経験症例に含む経験看護師に対して担当患者総数の少ない順に前記判断処理を行なう。担当看護師の候補に未経験看護師を含む場合、制御部10は、担当患者総数の少ない順に経験看護師をサポート看護師の候補に決定する。制御部10は、担当看護師の候補及びサポート看護師の候補からそれぞれ1人ずつ選択を受け付け、それぞれ選択された看護師を担当看護師又はサポート看護師に割り当てる。
【選択図】図1
Description
本発明は、患者に担当看護師を割り当てる看護師割当装置、該看護師割当装置をコンピュータによって実現するためのコンピュータプログラムに関する。
多くの医療機関では、看護師が患者のケアを十分に且つ効率よく行なうために、患者の入院時において、看護師長又はリーダークラスの看護師(以下、リーダーともいう)が、患者の症状及び各看護師のスキル等を考慮して患者を担当する看護師(以下、担当看護師ともいう)の割当を適宜行なっている。また、既に担当看護師が割り当てられている患者であっても、容態が悪化した場合にはスキルの高い看護師に割当を変更する必要があり、一旦割り当てられた担当看護師を変更する際にはそれに応じて他の看護師が担当する患者の変更を伴う場合がある。このような患者の容態変化にも対応して迅速に且つ適切な看護師を各患者に割り当てる必要があり、リーダーには相応の技能が要求される。
各患者に担当看護師を割り当てる技術と類似するものとして、コールセンターにおいて顧客を振り分ける技術が特許文献1に開示されている。特許文献1では、コールセンターに着信呼があった場合、発信元から入力される用件番号に対応するオペレータを特定し、特定したオペレータに接続する。また、接続されたオペレータが対応できない場合には他のオペレータに接続を切り替えることにより、発信元のユーザに対する対応を適切に行なうことができる。
また、特許文献2には、在宅患者のスケジュールと看護担当者のスケジュールとに基づいて、各看護担当者が担当する在宅患者を日毎に決定する装置が開示されている。特許文献2では、在宅患者のスケジュール及び住んでいる地域等に基づいて各看護担当者が複数の在宅患者を効率よく訪問できるような割り振りを決定できると共に、決定された割り振りに従って看護担当者が各在宅患者を訪問することによって訪問漏れを防止することができる。
特開2000−341417号公報
特開平9−134386号公報
上述したようにリーダーが患者の症状及び看護師のスキルを考慮して担当看護師の割当を行なう場合、担当看護師の割当処理を常にリーダーが行なうので、リーダーにとって大きな負担となる。また、担当看護師の割当を行なう際には相応の技能及び状況判断等のノウハウが必要であり、リーダー経験が浅いリーダー又は各病棟に異動してきて日が浅いリーダーの場合、配下の各看護師のスキルを把握しきれていないために適切な割当を行なうために時間を要するという問題がある。
また、特許文献1のコールセンターでは、一旦接続されたオペレータが対応できない場合に、このオペレータに接続された顧客のみを別のオペレータに接続すればよいが、医療機関では、看護師の割当に変更が発生した場合に他の看護師にも影響が生じる場合が多く、単純に割当を変更することが困難である。
また、特許文献2の装置では、各看護担当者のスケジュールに応じた割り振りのみを行なっており、各看護担当者のスキルを考慮した割り振りは行なっていない。しかし、医療機関では、単純に担当する患者の少ない看護師に患者を割り当てた場合、看護師のスキル及び習熟度が未熟であり、患者のケアを十分に行なうことが難しい場合が生じる。従って、患者の症状に応じて対応が可能な看護師を各患者に割り当てる必要がある。しかし、症状が重い患者の担当が可能なスキルの高い看護師の数は限られているので、特定の看護師にだけ負担が集中しないように、看護師間において担当する患者の調整を行なう必要がある。
また、症状が重い患者をスキルの高い看護師にばかり割り当てた場合、経験の浅い看護師には症状が軽く簡単なケアで済む患者を多く割り当ててしまう可能性が高く、各看護師のスキルレベルの向上が困難であるという問題がある。また、担当看護師を決定した場合に担当看護師にその旨を伝達する際には、口頭又はナースステーションの所定の場所に設けられた表への記入等の手段を採っている場合が多く、常にナースステーションにいるわけではない看護師に対して迅速に且つ確実に伝達することが困難であるという問題もある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、各患者に担当看護師を割り当てる際に、割当者のスキルに依存せず、各看護師のスキル及び習熟度を考慮した割当が可能な看護師割当装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、各患者に担当看護師を割り当てる際に、割当者のスキルに依存せず、各看護師のスキル及び習熟度の向上が見込めるような割当が可能であり、看護師全体のスキルの向上を図ることができる割当が可能な看護師割当装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。また、本発明の他の目的は、特定の看護師に負担が偏らないような割当が可能な看護師割当装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、次の患者に担当看護師を割り当てる処理において、既に担当している患者の症状も反映させた各看護師の経験症例に基づいて担当看護師を割り当てることが可能な看護師割当装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、担当看護師に対して担当看護師に割り当てられた旨を確実に且つ適切に通知することが可能な看護師割当装置を提供することにある。
本発明に係る看護師割当装置は、患者を識別する患者識別情報及び患者の症状を示す症状情報を含む患者情報を対応付けて患者情報記憶手段に記憶させておき、看護師を識別する看護師識別情報及び看護師が以前に担当した患者の症状を示す経験症例情報を含む看護師情報を対応付けて看護師情報記憶手段に記憶させておき、患者情報記憶手段に記憶してある症状情報が示す症状を含む経験症例情報を看護師情報記憶手段から検索し、検索した経験症例情報に対応する看護師を担当看護師に割り当てる。よって、患者の症状を以前に担当したことのある看護師を担当看護師に割り当てる。
本発明に係る看護師割当装置は、患者を識別する患者識別情報及び患者の症状を示す症状情報を含む患者情報を対応付けて患者情報記憶手段に記憶させておき、看護師を識別する看護師識別情報及び看護師が以前に担当した患者の症状を示す経験症例情報を含む看護師情報を対応付けて看護師情報記憶手段に記憶させておき、患者情報記憶手段に記憶してある症状情報が示す症状を含まない経験症例情報を看護師情報記憶手段から検索し、検索した経験症例情報に対応する看護師を担当看護師に割り当てる。よって、患者の症状を以前に担当したことのない看護師を担当看護師に割り当てる。
また、患者の症状を以前に担当したことのない看護師を担当看護師に割り当てた場合、前記症状を含む経験症例情報を看護師情報記憶手段から検索し、検索した経験症例情報に対応する看護師をサポート看護師に割り当てる。よって、患者の症状を以前に担当したことのない看護師を担当看護師に割り当てた場合には、前記症状を以前に担当したことのある看護師を、担当看護師をサポートするサポート看護師に割り当てる。
本発明に係る看護師割当装置は、看護師が現在担当している患者の負担度合を示す負荷情報が看護師情報に含まれており、現在の負担度合の軽い看護師を担当看護師に割り当てる。よって、特定の看護師に負担が偏らないように担当看護師を割り当てる。
本発明に係る看護師割当装置は、外部から患者情報を受け付けた場合、受け付けた患者情報に患者識別情報を割り当てて患者情報記憶手段に記憶させる。また、担当看護師の割当処理の実行指示を受け付けた場合、担当看護師に割り当てられる看護師の検索を開始する。よって、患者情報の登録又は更新は逐次可能であり、患者情報の登録処理と担当看護師の割当処理とを各別に行なうことが可能である。
本発明に係る看護師割当装置は、担当看護師を割り当てた場合、担当看護師に割り当てた看護師の経験症例情報に、担当することになった患者の症状を追加する。よって、看護師のスキル及び習熟度を、患者が割り当てられた時点で確実に更新することが可能となる。
本発明に係る看護師割当装置は、担当看護師に割り当てられた看護師に担当看護師に割り当てられた旨を通知する。また、担当看護師に割り当てられた看護師の現在位置を検出し、検出した現在位置に対応する通知方法で通知する。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに読み取らせて実行させることにより、上述したような看護師割当装置をコンピュータによって実現することが可能となる。
本発明では、患者の症状を以前に担当した症状に含む看護師を担当看護師に割り当てることにより、十分なスキル及び習熟度を有し、患者のケアを十分に行なうことができる看護師を担当看護師に割り当てることができ、看護師のスキル及び習熟度を考慮した割当を行なうことができる。また、担当看護師の割当を行なう割当者の負担を軽減できると共に、割当者のスキルに依存せず、迅速な割当処理が可能となる。
本発明では、患者の症状を以前に担当した症状に含まない看護師を担当看護師に割り当てることにより、担当経験のない症状の患者を担当させることによって看護師のスキルアップを図ることができ、看護師のスキル及び習熟度の向上が見込めるような割当を行なうことができる。また、この場合には、前記症状を以前に担当した症状に含む看護師をサポート看護師に割り当てることにより、十分なスキル及び習熟度を有し、患者のケアを十分に行なうことができる看護師をサポート看護師に割り当てることができ、看護師全体のスキル及び習熟度の向上を図ることができる割当を行なうことができる。
本発明では、患者の症状を以前に担当した症状に含む看護師又は患者の症状を以前に担当した症状に含まない看護師を担当看護師に割り当てる際に、現在の負担度合の軽い看護師を担当看護師に割り当てることにより、特定の看護師に負担が偏らないような割当を行なうことができる。従って、患者のケアを十分に行なうことができることを理由にスキルの高い看護師に症状が重い患者を多数担当させることを防止すると共に、スキルアップを図ることを理由に担当経験のない症状の患者を多数担当させることを防止する。よって、各看護師が自身のスキル及び習熟度に応じて担当患者に十分なケアができる勤務環境を整えることができる。
本発明では、患者情報の登録又は更新は逐次可能である。また、担当看護師の割当処理の実行指示を受け付けた場合に担当看護師に割り当てられる看護師の検索を開始するので、患者情報の登録処理と担当看護師の割当処理とを各別に行なうことができる。従って、患者情報の登録処理と担当看護師の割当処理とを異なる担当者によって行なうことができる。例えば、患者情報の登録処理を看護師又は医師だけでなく、別途配置された入力担当者によって行ない、担当看護師の割当処理を実際に患者のケアを行なう病棟の看護師によって行なうようにしてもよい。また、入院時のように患者情報が入力された時点だけでなく、患者の症状が悪化した場合のように担当看護師を変更する都度、割当処理の実行が可能となる。
本発明では、患者が割り当てられた時点で、担当看護師に割り当てた看護師の経験症例情報に、担当することになった患者の症状を追加することにより、看護師のスキル及び習熟度を確実に更新できる。よって、次の患者に担当看護師を割り当てる処理において、既に担当している患者の症状も反映させた経験症例情報に基づいて担当看護師を決定することができる。
本発明では、担当看護師に割り当てられた看護師に担当看護師に割り当てられた旨を通知する。また、担当看護師に割り当てられた看護師の現在位置を検出し、検出した現在位置に対応する通知方法で通知する。従って、担当看護師に対して確実に通知できると共に、担当看護師の現在位置を考慮した通知方法によって適切に通知することができる。
(実施形態1)
以下に、本発明に係る看護師割当装置を、実施形態1を示す図面に基づいて詳述する。図1は実施形態1に係る看護師割当装置の構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態1では、各看護師は電子メールの送受信が可能な携帯端末装置(図示せず)を携帯していることとする。また、本発明に係る看護師割当装置は、本発明に係るコンピュータプログラムをパーソナルコンピュータ等に読み取らせて実行させることによっても実現することができる。
以下に、本発明に係る看護師割当装置を、実施形態1を示す図面に基づいて詳述する。図1は実施形態1に係る看護師割当装置の構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態1では、各看護師は電子メールの送受信が可能な携帯端末装置(図示せず)を携帯していることとする。また、本発明に係る看護師割当装置は、本発明に係るコンピュータプログラムをパーソナルコンピュータ等に読み取らせて実行させることによっても実現することができる。
本実施形態1の看護師割当装置1は、例えば公知のパーソナルコンピュータであり、制御部10、ROM11、RAM12、HDD13、時計部14、操作部15、表示部16、通信部17等を備え、これらのハードウェア各部はそれぞれバス1aを介して相互に接続されている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit )又はMPU(Micro Processor Unit)等で構成され、ROM11又はHDD13に予め記憶してある制御プログラムを適宜RAM12に読み出して実行すると共に、上述したハードウェア各部の動作を制御する。ROM11には、看護師割当装置1を本発明の看護師割当装置として動作させるために必要な種々の制御プログラムが予め格納されている。RAM12はSRAM又はフラッシュメモリ等で構成されており、制御部10による制御プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
時計部14は絶対時刻(年、月、日、時、分、秒)を刻時しており、制御部10は時計部14が示す絶対時間に基づいて現在時刻を取得する。
操作部15は、キーボード及びマウス等であり、看護師割当装置1を操作する担当者又は看護師等の操作者が看護師割当装置1を操作するために必要な各種の操作キーを備えている。操作者により各操作キーが操作された場合、操作部15は操作された操作キーに対応した制御信号を制御部10へ送出し、制御部10は操作部15から取得した制御信号に対応した処理を実行する。
操作部15は、キーボード及びマウス等であり、看護師割当装置1を操作する担当者又は看護師等の操作者が看護師割当装置1を操作するために必要な各種の操作キーを備えている。操作者により各操作キーが操作された場合、操作部15は操作された操作キーに対応した制御信号を制御部10へ送出し、制御部10は操作部15から取得した制御信号に対応した処理を実行する。
表示部16は、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等であり、制御部10からの指示に従って、看護師割当装置1の動作状態、操作部15を介して入力された情報、操作者に対して通知すべき情報等を表示する。
通信部17は、インターネット又はLAN(Local Area Network)等のネットワーク(図示せず)に接続するためのインタフェースであり、ネットワークを介して外部の装置と電子メールの送受信を行なう。なお、電子メールの送受信を行なうためのメーラーはHDD13に予め記憶させておく。
通信部17は、インターネット又はLAN(Local Area Network)等のネットワーク(図示せず)に接続するためのインタフェースであり、ネットワークを介して外部の装置と電子メールの送受信を行なう。なお、電子メールの送受信を行なうためのメーラーはHDD13に予め記憶させておく。
HDD13は大容量の記憶装置であり、HDD13には看護師割当装置1の動作に必要な種々の制御プログラム、図2に示すような患者データベース(以下、患者DBという)131、図3に示すような看護師データベース(以下、看護師DBという)132、図5に示すような割当ルールデータベース(以下、割当ルールDBという)133、図6に示すような割当状況データベース(以下、割当状況DBという)134等が記憶されている。また、HDD13には、上述したような各データベースに登録された情報に基づいて患者に担当看護師を割り当てるための割当処理プログラム135、看護師割当装置1を操作する操作者に対して各種の情報を通知するための画面情報等が記憶されている。
図2は患者DB131の登録内容を示す模式図である。図2に示す患者DB(患者情報記憶手段)131には、各患者を識別する患者識別情報として各患者に割り当てられた患者ID毎に、患者情報及び担当看護師IDが対応付けて登録されている。患者情報には、各患者の氏名、年齢、患者の症状を示す症状情報としての病名、重症度等が含まれる。
なお、図4は患者DB131及び看護師DB132の登録内容を説明するための模式図であり、図4(a)には病名・症状と、病名・症状のそれぞれに割り当てられた症状番号との対応を、図4(b)には経験(技能等)と、経験(技能等)のそれぞれに割り当てられた経験番号との対応をそれぞれ示している。従って、患者DB131の病名の欄には、図4(a)に示した症状番号によって各病名が登録される。なお、図4に示すような情報もHDD13に予め記憶されている。また、各患者の重症度は、患者の担当医又は看護師長等によって決定されるものであり、本実施形態1では重症度を1〜4の4段階で示すこととする。従って、患者DB131の重症度の欄には、1(軽症)、2(中等症)、3(重症)及び4(最重症)のいずれかが登録される。
患者DB131の患者情報は、各患者の入院時に、患者情報の登録を行なう担当者又は看護師が操作部(患者情報受付手段)15を介して患者情報を入力する都度、制御部10によって登録される。具体的には、制御部10は、操作部15を介して患者情報を受け付けた場合、受け付けた患者情報に患者IDを割り当てて患者DB131に登録する。また、患者DB131の担当看護師IDは、制御部10がHDD13に記憶してある割当処理プログラム135を実行することによって担当看護師が決定される都度、制御部10によって登録される。また、既に患者DB131に登録されている患者情報又は担当看護師に変更があった場合、患者情報の変更を行なう担当者又は看護師が操作部15を介して変更内容を入力する都度、制御部10によって患者情報又は担当看護師IDが変更される。
図3は看護師DB132の登録内容を示す模式図である。図3に示す看護師DB(看護師情報記憶手段)132には、各看護師を識別する看護師識別情報である看護師ID毎に、看護師情報が対応付けて登録されている。看護師情報には、各看護師の氏名、看護師の経験年数、出勤情報、スキル情報、相性情報等が含まれる。なお、図示していないが、看護師情報には、各看護師が携帯している携帯端末装置に割り当てられている電子メールアドレスも含まれる。
出勤情報には日勤日及び夜勤日が含まれ、看護師DB132の出勤情報の欄には、日勤日及び夜勤日それぞれの日付が登録される。なお、日勤日を登録する場合、登録される日付の数が多くなるので、休暇の日付を登録するようにしてもよい。
スキル情報には経験(技能等)及び看護師が以前に担当した患者の症状を示す経験症例(経験症例情報)が含まれる。看護師DB132の経験(技能等)の欄には、図4(b)に示した経験番号によって各経験が登録され、看護師DB132の経験症例の欄には、図4(a)に示した症状番号によって各症状が登録される。経験(技能等)の欄において、「ALL」は全ての技能を有していることを示している。また、それぞれの経験(技能等)は3段階に評価されるように構成されており、「T1-1」は、経験T1「点滴の準備ができる」がレベル1「努力を要する」であることを示し、「T1-2」は、経験T1「点滴の準備ができる」がレベル2「ほぼできる」であることを示し、「T1-3」は、経験T1「点滴の準備ができる」がレベル3「できる」であることを示している。
図3に示す看護師DB132の経験症例の欄には、各看護師が以前に担当した患者の症状のみが登録されているが、各症状と共に各症状の担当回数(経験回数)も登録するようにしてもよく、また、各症状について所定回数担当した後に、経験症例として登録するようにしてもよい。相性情報は看護師間における相性の良し悪しを示しており、ここでは、喧嘩中のように相性の悪い看護師の情報が登録されている。図3に示す看護師DB132では、看護師N7及び看護師N8の相性が良くないことを示している。
看護師DB132の看護師情報は、各看護師が病棟に配属された際に、看護師情報の登録を行なう担当者又は看護師が操作部15を介して看護師情報を入力する都度、制御部10によって登録される。なお、看護師情報のうちの出勤情報は、各看護師の勤務日程が決定された場合、出勤情報を入力する担当者が操作部15を介して各看護師の勤務日程を入力する都度、制御部10によって更新される。
また、看護師情報のうちのスキル情報及び相性情報は、看護師長のように看護師の上司によって決定されるものであり、登録内容に変更があった場合、上司が操作部15を介して変更内容を入力する都度、制御部10によって変更される。なお、スキル情報のうちの経験症例には、各看護師の上司によって変更されるほか、制御部10がHDD13の割当処理プログラム135を実行することによって担当看護師に決定される都度、担当することになった患者の症状が制御部10によって追加される。
ここで、図4に示した病名・症状及び経験(技能等)は、病院全体で統一されている必要はなく、診療科目又は病棟毎に異なる情報を用いることができる。従って、患者DB131の病名欄の登録情報、看護師DB132のスキル情報欄の登録情報は、診療科目又は病棟に応じた情報が登録される。
図5は割当ルールDB133の登録内容を示す模式図である。図5に示す割当ルールDB133には、患者の重症度毎に、軽症患者(重症度1)を1とした場合の各重症度における患者の相対患者数を示す軽症患者換算値と、各重症度の患者の担当数の上限値を示す最大担当許可数とが対応付けて登録されている。なお、各看護師は患者を直接担当する担当看護師のほかに、スキルの未熟な看護師が担当看護師に割り当てられた場合にこの担当看護師をサポートするサポート看護師にも割り当てられる可能性があり、サポート看護師に割り当てられた場合、便宜上、重症度が0の患者を担当していることと見なす。
図5に示した割当ルールDB133の登録内容も病院全体で統一されている必要はなく、診療科目又は病棟毎に異なる情報を用いることができる。また、本実施形態1では、割当ルールDB133に登録された最大担当許可数によって、各重症度の患者の担当数の上限値が設定されているほかに、1人の看護師が担当する患者総数の上限値(例えば8)も設定されている。なお、1人の看護師が担当する患者総数の上限値も予めHDD13に記憶させており、この上限値は、軽症患者を1とした場合の各重症度における患者の相対患者数に基づく値を用いている。
このように各重症度の患者の担当数の上限値及び担当する患者総数の上限値に基づく割当ルールに従って各患者を担当する担当看護師の割当を行なうことにより、特定の看護師に重症度の高い患者ばかりが割り当てられることを防止すると共に、特定の看護師に負荷が偏ることを防止する。なお、本実施形態1では、1人の看護師の担当患者数の上限値は、全ての看護師に対して同一の値を用いるが、各看護師の経験年数によって異なる上限値を設定してもよい。
各患者に担当看護師を割り当てる際の割当ルールは、上述したもののほかに、1人の患者に1人の担当看護師を割り当てるルール以外に例えば1人の患者に2人の担当看護師を割り当てるルール、複数の患者に複数の担当看護師を割り当てるルール、患者の症例を得意とする看護師を優先的に担当看護師に割り当てるルール、1人の患者を同一の担当看護師が所定期間以上担当しないルール等が考えられ、各ルールを重症度に応じて利用するようにしてもよい。なお、本実施形態1では、説明の簡略化のため、上述したように、各重症度の患者の担当数の上限値及び担当する患者総数の上限値に基づく割当ルールに従った担当看護師の割当を行なうこととする。
図6は割当状況DB134の登録内容を示す模式図である。図6に示す割当状況DB134には、看護師ID毎に、現在割り当てられている患者の情報を示す割当情報及び担当患者総数(負荷情報)が対応付けて登録されている。割当情報には、割り当てられている患者の患者ID、重症度、各患者に対してサポート看護師として割り当てられている場合には被サポート看護師ID等が含まれる。また、担当患者総数には、軽症患者を1とした場合の各重症度における患者の相対患者数に基づいて算出された患者数が用いられ、担当患者総数に基づいて、各看護師が現在担当している患者の負担度合が把握できる。
図6に示す割当状況DB134では、看護師IDが0001の看護師は、患者IDが1007,1009,1013の患者の担当看護師であり、患者IDが1010の患者の担当看護師である看護師IDが0012の看護師のサポート看護師であることを示している。また、看護師IDが0001の看護師は、重症度が3,4,3,0の患者を担当しているので、担当患者総数は7.5(2+3+2+0.5)人であることを示している。
割当状況DB134の割当情報は、例えば、制御部10がHDD13に記憶してある割当処理プログラム135を実行することによって各患者の担当看護師が決定される都度、制御部10によって登録される。また、既に割当状況DB134に登録されている割当情報に変更があった場合、割当情報の変更を行なう担当者又は看護師が操作部15を介して変更内容を入力する都度、制御部10によって変更される。更に、割当状況DB134の割当情報は、各患者の退院時に、退院する患者の割当情報の削除を行なう担当者又は看護師が操作部15を介して割当情報を削除する都度、制御部10によって削除される。なお、割当状況DB134の担当患者総数は、上述したように制御部10によって割当情報が変更等される都度、制御部10によって更新される。
以下に、上述した構成の看護師割当装置1が行なう各種処理について説明する。図7及び図8は表示画面の構成例を示す模式図である。各種処理の実行待ち状態である看護師割当装置1において、制御部10は、HDD13に記憶してある画面情報に基づいて、図7(a)に示すような初期画面を表示部16に表示させる。
図7(a)に示す初期画面は、看護師割当装置1が行なう各種処理の実行指示を入力するための画面であり、患者DB131への患者情報の登録処理を行なうための「患者情報の入力・変更」ボタン、看護師DB132への看護師情報の登録処理を行なうための「看護師情報の入力・変更」ボタン、看護師DB132に看護師情報が登録された看護師から、患者DB131に患者情報が登録された患者の担当看護師を割り当てる処理を行なうための「看護師の割当」ボタン等を表示する。
看護師割当装置1を用いてそれぞれの処理を行なう担当者は操作部15を介して初期画面中のいずれかのボタンを操作する。なお、担当者は、患者DB131へ患者情報を登録する場合だけでなく、既に患者DB131に登録されている患者情報を変更する場合にも「患者情報の入力・変更」ボタンを操作する。また、担当者は、看護師DB132へ看護師情報を登録する場合だけでなく、既に看護師DB132に登録されている看護師情報を変更する場合にも「看護師情報の入力・変更」ボタンを操作する。更に、担当者は、患者の入院時に担当看護師を割り当てる場合だけでなく、例えば患者の症状が悪化した場合のように担当看護師を変更する場合にも「看護師の割当」ボタンを操作する。
図7(a)に示す初期画面において、「患者情報の入力・変更」ボタンが操作された場合、制御部10は、HDD13に記憶してある画面情報に基づいて、図7(b)に示すような患者情報入力画面を表示部16に表示させる。図7(b)に示す患者情報入力画面は、各患者の患者情報を入力するための画面であり、患者の氏名、年齢、病名、重症度等を入力するための入力欄、OKボタン、キャンセルボタン等を表示する。患者情報の登録を行なう担当者は、操作部15を介して患者情報入力画面中の各入力欄に対応する情報を入力してOKボタンを操作する。
なお、患者情報入力画面において患者の氏名が入力された場合、制御部10は、患者DB131の氏名の欄を検索し、入力された氏名が既に患者DB131に登録されているか否かを判断し、既に登録されている場合、この患者の年齢、病名、重症度を患者DB131から読み出し、患者情報入力画面の対応する入力欄に表示させる。これにより、担当者の入力操作を軽減できると共に、変更前の患者情報を正確に把握しておく必要がない。
患者情報入力画面においてOKボタンが操作された場合、制御部10は、患者DB131の氏名の欄を検索し、入力された氏名が既に患者DB131に登録されているか否かを判断し、既に登録されている場合、患者DB131に既に登録されている患者情報の内容を、患者情報入力画面から入力された各情報に変更する。また、入力された氏名が患者DB131に登録されていない場合、制御部10は、患者IDを生成し、生成した患者IDに、患者情報入力画面から入力された患者情報を対応付けて患者DB131に登録する。
患者情報入力画面においてキャンセルボタンが操作された場合、制御部10は、患者情報入力画面の表示を終了し、図7(a)に示す初期画面を再度表示部16に表示させる。なお、患者情報入力画面において患者の病名は、病名・症状自体を入力してもよいし、図4(a)に示した症状番号を入力してもよい。病名・症状自体が入力された場合、制御部10は、図4(a)に示した対応に基づいて、入力された病名・症状に対応する症状番号を特定し、特定した症状番号を患者DB131の病名の欄に登録する。
図7(a)に示す初期画面において、「看護師情報の入力・変更」ボタンが操作された場合、制御部10は、HDD13に記憶してある画面情報に基づいて、図7(c)に示すような看護師情報入力画面を表示部16に表示させる。図7(c)に示す看護師情報入力画面は、各看護師の看護師情報を入力するための画面であり、看護師の氏名、経験年数、日勤日、夜勤日、経験(技能等)、経験症例、相性情報等を入力するための入力欄、OKボタン、キャンセルボタン等を表示する。看護師情報の登録を行なう担当者は、操作部15を介して看護師情報入力画面中の各入力欄に対応する情報を入力してOKボタンを操作する。
なお、看護師情報入力画面においても、看護師の氏名が入力された場合、制御部10は、看護師DB132の氏名の欄を検索し、入力された氏名が既に看護師DB132に登録されているか否かを判断し、既に登録されている場合、この看護師の経験年数、日勤日、夜勤日、経験(技能等)、経験症例、相性情報を看護師DB132から読み出し、看護師情報入力画面の対応する入力欄に表示させる。これにより、担当者の入力操作を軽減できると共に、変更前の看護師情報を正確に把握しておく必要がない。
看護師情報入力画面においてOKボタンが操作された場合、制御部10は、看護師DB132の氏名の欄を検索し、入力された氏名が既に看護師DB132に登録されているか否かを判断し、既に登録されている場合、看護師DB132に既に登録されている看護師情報の内容を、看護師情報入力画面から入力された各情報に変更する。また、入力された氏名が看護師DB132に登録されていない場合、制御部10は、看護師IDを生成し、生成した看護師IDに、看護師情報入力画面から入力された看護師情報を対応付けて看護師DB132に登録する。
看護師情報入力画面においてキャンセルボタンが操作された場合、制御部10は、看護師情報入力画面の表示を終了し、図7(a)に示す初期画面を再度表示部16に表示させる。なお、看護師情報入力画面において看護師の経験(技能等)は、経験(技能等)自体を入力してもよいし、図4(b)に示した経験番号を入力してもよい。同様に、看護師情報入力画面において経験症例は、経験症例自体を入力してもよいし、図4(a)に示した症状番号を入力してもよい。経験(技能等)自体又は経験症例自体が入力された場合、制御部10は、図4に示した対応に基づいて、入力された経験(技能等)に対応する経験番号又は入力された経験症例に対応する症状番号を特定し、看護師DB132のスキル情報の欄に登録する。また、看護師情報入力画面において相性情報は、看護師のだれかと喧嘩中であるというような問題がある場合にのみ相手の看護師の氏名を入力すればよい。
図7(a)に示す初期画面において、「看護師の割当」ボタンが操作された場合、制御部10は、HDD13に記憶してある画面情報に基づいて、図8(a)に示すような選択画面を表示部16に表示させる。図8(a)に示す選択画面は、各患者に担当看護師を割り当てる処理の実行を受け付けるための画面であり、担当看護師がまだ割り当てられていない新規患者に担当看護師を割り当てる処理を実行させるための「新規患者の割当」ボタン、既に割り当てられている担当看護師を変更する処理を実行させるための「割当の変更」ボタン、キャンセルボタン等を表示する。担当看護師の割当を行なう担当者(例えば、看護師長又はリーダークラスの看護師)は、操作部(受付手段)15を介していずれかのボタンを操作する。
図8(a)に示す選択画面において、「新規患者の割当」ボタンが操作された場合、制御部10は、HDD13に記憶してある割当処理プログラム135をRAM12に読み出して実行することにより、後述する割当処理を行ない、新規患者に対して担当看護師を割り当て、図9に示すような割当候補表示画面を表示部16に表示させる。なお、割当処理及び割当候補表示画面の詳細な内容については後述する。
図8(a)に示す選択画面において、「割当の変更」ボタンが操作された場合、制御部10は、HDD13に記憶してある画面情報に基づいて、図8(b)に示すような患者氏名入力画面を表示部16に表示させる。図8(b)に示す患者氏名入力画面は、担当看護師を変更したい患者の氏名を入力するための画面であり、患者の氏名を入力するための入力欄、OKボタン、キャンセルボタン等を表示する。担当看護師の割当を行なう担当者は、操作部15を介して患者氏名入力画面中の入力欄に患者の氏名を入力してOKボタンを操作する。
患者氏名入力画面においてOKボタンが操作された場合、制御部10は、HDD13に記憶してある割当処理プログラム135をRAM12に読み出して実行することにより、後述する割当処理を行ない、患者氏名入力画面から入力された患者に対して新たな担当看護師を割り当て、図9に示すような割当候補表示画面を表示部16に表示させる。患者氏名入力画面においてキャンセルボタンが操作された場合、制御部10は、患者氏名入力画面の表示を終了し、図8(a)に示す選択画面を再度表示部16に表示させる。図8(a)に示す選択画面においては、担当看護師がまだ割り当てられていない新規患者がいない場合、「新規患者の割当」ボタンを選択できないように表示してもよい。また、図8(a)に示す選択画面においてキャンセルボタンが操作された場合、制御部10は、選択画面の表示を終了し、図7(a)に示す初期画面を再度表示部16に表示させる。
以下に、本実施形態1の看護師割当装置1による担当看護師の割当処理について説明する。まず、担当看護師がまだ割り当てられていない新規患者に担当看護師を割り当てる処理について説明する。上述したような看護師割当装置1において、図8(a)に示す選択画面において「新規患者の割当」ボタンが操作された場合、制御部10は、HDD13に記憶してある割当処理プログラム135をRAM12に読み出して実行し、まず、担当看護師がまだ割り当てられていない新規患者を患者DB131から検出する。
新規患者は患者DB131の担当看護師IDの欄に何も登録されていないので、制御部10は、担当看護師IDに何も登録されていない患者を検出すればよい。制御部10は、新規患者を検出できた場合、新規患者の患者ID及び患者情報をRAM12に読み出す。次に制御部(検索手段)10は、読み出した患者情報の病名を経験症例に含まない看護師を看護師DB132から検索する。即ち、制御部10は、新規患者の症状をまだ担当したことのない看護師(以下、未経験看護師ともいう)を検索し、検索できた場合、この看護師の看護師ID及び経験年数をRAM12に読み出す。
次に制御部10は、割当状況DB134の割当情報に基づいて、検索した未経験看護師にこの新規患者を割り当てた場合であっても割当ルールを満たすか否かを判断する。なお、複数の未経験看護師が検索できた場合、制御部10は、経験年数の長い看護師から順に判断する。
具体的には、制御部10は、RAM12に読み出された看護師IDに対応する割当情報を割当状況DB134からRAM12に読み出し、この看護師(未経験看護師)に現在割り当てられている患者の割当情報を取得する。そして、制御部10は、新規患者の重症度に基づいて、この新規患者を割り当てた場合であっても、各重症度の患者数が割当ルールDB133に登録された各重症度毎の最大担当許可数以下であり、担当患者総数がHDD13に記憶してある担当患者総数の上限値以下であるか否かを判断する。制御部10は、各重症度の患者数が最大担当許可数以下であり、担当患者総数が担当患者総数の上限値以下であると判断した場合、割当ルールを満たすとしてこの看護師を担当看護師の候補に決定する。
なお、各重症度の患者数が最大担当許可数でないと判断した場合、又は担当患者総数が担当患者総数の上限値以下でないと判断した場合、制御部10は、割当ルールを満たさないとしてこの看護師を担当看護師の候補から外し、担当看護師の候補として3人の看護師が選択されるまで、看護師DB132から検索した別の未経験看護師に対して、新規患者を割り当てた場合に割当ルールを満たすか否かの判断処理を繰り返す。
本実施形態1の看護師割当装置1は、担当看護師の候補として3人の看護師を選択するように構成されており、上述したような処理を行なった結果、未経験看護師から3人の担当看護師の候補を選択できなかった場合、新規患者の症状を以前に担当したことのある看護師(以下、経験看護師ともいう)から担当看護師の候補を選択する。具体的には、制御部10は、RAM12に読み出した新規患者の病名を経験症例に含む看護師を看護師DB132から検索する。即ち、制御部10は、経験看護師を検索し、検索できた場合、この看護師の看護師IDをRAM12に読み出す。
次に制御部10は、割当状況DB134の割当情報に基づいて、検索した経験看護師にこの新規患者を割り当てた場合であっても割当ルールを満たすか否かを判断する。なお、複数の経験看護師が検索できた場合、制御部10は、現在の担当患者総数の少ない看護師から順に判断する。
具体的には、上述したように、未経験看護師のうちから担当看護師を選択する際の処理と同様であり、制御部10は、検索した経験看護師について、新規患者を割り当てた場合であっても、各重症度の患者数が最大担当許可数以下であり、担当患者総数が担当患者総数の上限値以下であるか否かを判断する。制御部10は、各重症度の患者数が最大担当許可数以下であり、担当患者総数が担当患者総数の上限値以下であると判断した場合、割当ルールを満たすとしてこの看護師を担当看護師に決定する。
なお、各重症度の患者数が最大担当許可数でない、又は担当患者総数が担当患者総数の上限値以下でないと判断した場合、制御部10は、割当ルールを満たさないとしてこの看護師を担当看護師の候補から外し、担当看護師の候補として3人の看護師が選択されるまで、看護師DB132から検索した別の経験看護師に対して、新規患者を割り当てた場合に割当ルールを満たすか否かの判断処理を繰り返す。
このような処理により、未経験看護師から優先的に担当看護師の候補を選択すると共に、3人の候補が選択できない場合には経験看護師から候補を選択することによって、確実に3人の候補を選択する。なお、未経験看護師及び経験看護師を含む全看護師から3人の担当看護師の候補を選択できない場合には、制御部10は、3人の候補を選択できなかった旨を通知する表示画面を表示部16に表示させて通知する。
ここで、本実施形態1の看護師割当装置1は、未経験看護師を担当看護師に割り当てる場合、経験看護師のうちから担当看護師をサポートするサポート看護師を選択する。なお、本実施形態1の看護師割当装置1は、サポート看護師の候補を選択する場合も、担当看護師の候補と同様に3人の候補を選択する。従って、制御部10は、3人の担当看護師の候補を選択できた場合、選択された各看護師が経験看護師であるか未経験看護師であるかに基づいてサポート看護師が必要であるか否かを判断する。即ち、選択された3人の候補に未経験看護師が含まれている場合、制御部10は、経験看護師のうちからサポート看護師の候補を3人選択する。なお、サポート看護師の候補を選択する場合、制御部10は、経験看護師のうちで現在の担当患者総数の少ない看護師の順に、割当状況DB134の割当情報に基づいて、サポート看護師に割り当てた場合であっても、割当ルールを満たすか否かを判断する。
具体的には、経験看護師のうちから担当看護師を選択する際の処理と同様であり、制御部10は、検索した経験看護師について、サポート看護師に割り当てた場合であっても、各重症度の患者数が最大担当許可数以下であり、担当患者総数が担当患者総数の上限値以下であるか否かを判断する。制御部10は、各重症度の患者数が最大担当許可数以下であり、担当患者総数が担当患者総数の上限値以下であると判断した場合、割当ルールを満たすとしてこの看護師をサポート看護師の候補に決定する。
なお、各重症度の患者数が最大担当許可数でない、又は担当患者総数が担当患者総数の上限値以下でないと判断した場合、制御部10は、割当ルールを満たさないとしてこの看護師をサポート看護師の候補から外し、サポート看護師の候補として3人の経験看護師が選択されるまで、看護師DB132から検索した別の経験看護師に対して、サポート看護師に割り当てた場合に割当ルールを満たすか否かの判断処理を繰り返す。
このような処理により、未経験看護師が担当看護師に割り当てられた場合に、担当看護師をサポートするサポート看護師の候補として3人の経験看護師を選択する。なお、経験看護師から3人のサポート看護師の候補を選択できない場合には、制御部10は、3人の候補を選択できなかった旨を通知する表示画面を表示部16に表示させて通知する。
上述したように担当看護師の候補として3人の看護師が選択でき、担当看護師に未経験看護師が含まれる場合にサポート看護師の候補として3人の看護師が選択できた場合、制御部10は、HDD13に記憶してある画面情報に基づいて、図9に示すような割当候補表示画面を表示部16に表示させる。図9は割当候補表示画面の構成例を示す模式図である。図9に示す割当候補表示画面は、制御部10が割当処理プログラム135を実行することによって選択した担当看護師及びサポート看護師の候補の一覧を表示すると共に、各候補からそれぞれ担当看護師及びサポート看護師を決定するための画面である。
割当候補表示画面は、担当看護師が割り当てられる患者の患者情報、担当看護師の候補一覧、サポート看護師の候補一覧、OKボタン、中止ボタン等を表示する。患者情報としては、患者の氏名、年齢、病名、重症度等が含まれる。担当看護師の候補一覧には、候補となる3人の看護師の氏名、各看護師の割当状況として現在の担当患者の氏名及び重症度、各看護師を担当看護師とした場合にサポート看護師の要否等が表示される。サポート看護師の候補一覧には、候補となる3人の看護師の氏名、各看護師の割当状況として現在の担当患者の氏名及び重症度等が表示される。また、割当候補表示画面の適宜箇所には、看護師間の相性情報も表示される。
なお、担当看護師又はサポート看護師としてそれぞれ3人の看護師を選択できなかった場合、制御部10は、HDD13に記憶してある画面情報に基づいて、選択できた各看護師を表示すると共に、「以上の候補しか選択できませんでした」のようなメッセージを追加した割当候補表示画面を表示部16に表示させ、3人の候補を選択できなかった旨を担当者に通知する。
割当候補表示画面は、担当看護師の候補一覧に表示された看護師の氏名から1つを、サポート看護師の候補一覧に表示された看護師の氏名から1つをそれぞれ選択できるように構成されており、担当看護師の決定を行なう担当者(例えば看護師長)は、操作部15を介して、担当看護師の候補から1人の看護師の氏名と、サポート看護師の候補から1人の看護師の氏名とをそれぞれ選択してOKボタンを操作する。
なお、割当候補表示画面を、担当看護師に経験看護師が選択された場合、即ち、サポート看護師を必要としない看護師が担当看護師に選択された場合、サポート看護師の候補一覧に表示された看護師の氏名を選択できないように表示してもよい。また、担当看護師に未経験看護師が選択された場合であって、この未経験看護師と相性の悪い看護師がサポート看護師の候補として表示されている場合には、この看護師をサポート看護師に選択できないように表示してもよい。また、候補として選択された各看護師の現在の割当状況だけでなく、全ての看護師の割当状況も一覧表示し、他の看護師の割当状況を参照できるように割当候補表示画面を構成してもよい。
割当候補表示画面において、担当看護師及びサポート看護師の候補からそれぞれ1人の看護師が選択されてOKボタンが操作された場合、制御部(割当手段)10は、担当看護師に選択された看護師を担当看護師に割り当て、サポート看護師に選択された看護師をサポート看護師に割り当てる。
具体的には、制御部10は、患者DB131において新規患者の患者IDに対応する担当看護師IDの欄に、担当看護師に選択された看護師の看護師IDを登録する。次に制御部10は、割当状況DB134において、担当看護師に選択された看護師の看護師IDに対応する割当情報の欄に、新規患者の患者ID及び重症度を登録する。そして制御部10は、この割当情報を追加したことによって変更される担当患者総数を算出し、算出した担当患者総数を割当状況DB134の担当患者総数の欄に登録する。更に、制御部10は、看護師DB132において、担当看護師に選択された看護師の看護師IDに対応する経験症例の欄に、新規患者の病名を追加する。
また、制御部10は、割当状況DB134において、サポート看護師に選択された看護師の看護師IDに対応する割当情報の欄に、新規患者の患者ID及び重症度、この新規患者の担当看護師の看護師ID(被サポート看護師ID)を登録する。そして制御部10は、この割当情報を追加したことによって変更される担当患者総数を算出し、算出した担当患者総数を割当状況DB134の担当患者総数の欄に登録する。
割当候補表示画面において中止ボタンが操作された場合、制御部10は、割当候補表示画面の表示を終了し、図7(a)に示す初期画面を再度表示部16に表示させる。上述した処理により、担当看護師がまだ割り当てられていない新規患者に担当看護師と、必要であればサポート看護師とを割り当てることができる。
以下に、既に割り当てられている担当看護師を変更する処理について説明する。即ち、図8(b)に示す患者氏名入力画面において、担当看護師を変更したい患者の氏名が入力されてOKボタンが操作された場合、制御部10は、HDD13に記憶してある割当処理プログラム135をRAM12に読み出して実行し、患者氏名入力画面から入力された患者の患者ID及び患者情報をRAM12に読み出す。
なお、RAM12に読み出した患者情報に基づいて3人の担当看護師の候補を選択する処理、担当看護師の候補に未経験看護師が選択された場合に3人のサポート看護師の候補を選択する処理、3人の担当看護師の候補及び3人のサポート看護師の候補が選択された場合に、図9に示す割当候補表示画面を表示部16に表示させる処理、割当候補表示画面を介して選択された看護師を担当看護師又はサポート看護師に決定する(割り当てる)処理、担当看護師又はサポート看護師が決定された場合に患者DB131、割当状況DB134、看護師DB132を更新する処理等は、上述したように、新規患者に担当看護師を割り当てる際の処理と同様であるので説明を省略する。このような処理により、既に担当看護師が割り当てられている患者であっても、担当看護師と、必要であればサポート看護師とを新たに割り当てることができる。
本実施形態1の看護師割当装置1では、上述したように、新規患者に担当看護師及びサポート看護師が割り当てられた場合、又は既に担当看護師が割り当てられている患者に新たな担当看護師及びサポート看護師が割り当てられた場合、制御部10は、担当看護師及びサポート看護師に割り当てられた各看護師の携帯端末装置の電子メールアドレスを看護師DB132からそれぞれRAM12に読み出す。そして制御部(通知手段)10は、HDD13に記憶してあるメーラーをRAM12に読み出して実行することにより、RAM12に読み出した2人の看護師の携帯端末装置宛に、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた旨を通知する電子メールを通信部17から送信する。
以下に、本実施形態1の看護師割当装置1における担当看護師の割当処理についてフローチャートに基づいてより具体的に説明する。図10乃至図13は担当看護師の割当処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、看護師割当装置1のROM11又はHDD13に記憶してある制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
図8(a)に示す選択画面において「新規患者の割当」ボタンが操作されることによって新規患者に担当看護師を割り当てる処理の実行が指示された場合、又は図8(b)に示す患者氏名入力画面においてOKボタンが操作されることによって担当看護師を変更する処理の実行が指示された場合、制御部10は、新規患者又は担当看護師を変更したい患者の患者ID及び患者情報を患者DB131からRAM12に読み出す(S1)。
制御部10は、RAM12に読み出した患者情報の病名を経験症例に含まない看護師(未経験看護師)を看護師DB132から検索し(S2)、検索できた場合(S3:YES)、検索した看護師の看護師ID及び経験年数を看護師DB132からRAM12に読み出す(S4)。検索できなかった場合(S3:NO)、制御部10は、ステップS10へ処理を移行する。
制御部10は、ステップS4で看護師ID及び経験年数をRAM12に読み出した未経験看護師から経験年数の長い看護師を特定し(S5)、特定した看護師を担当看護師に割り当てた場合であっても割当ルールを満たすか否かを判断する(S6)。具体的には、制御部10は、割当状況DB134の割当情報、ステップS1でRAM12に読み出した患者情報に基づいて、ステップS5で特定した看護師にこの患者を割り当てた場合であっても割当ルールを満たすか否かを判断する。
制御部10は、割当ルールを満たすと判断した場合(S6:YES)、ステップS5で特定した看護師を担当看護師の候補として、この看護師の看護師IDをRAM12に記憶させる(S7)。割当ルールを満たさないと判断した場合(S6:NO)、制御部10は、ステップS7の処理をスキップする。
制御部10は、担当看護師の候補としてRAM12に3つの看護師IDが記憶されているか否かを判断し(S8)、3つの看護師IDが記憶されている場合(S8:YES)、即ち、担当看護師の候補として3人の看護師が選択できた場合、ステップS18へ処理を移行する。RAM12に3つの看護師IDが記憶されていない場合(S8:NO)、制御部10は、ステップS4でRAM12に看護師ID及び経験年数を読み出した全ての看護師に対して、上述したような担当看護師の候補となり得るか否かの処理を終了したか否かを判断する(S9)。
全ての看護師に対して上述した処理を終了していない場合(S9:NO)、制御部10は、ステップS5へ処理を戻し、ステップS4で看護師ID及び経験年数をRAM12に読み出した未経験看護師から、次に経験年数の長い看護師を特定し(S5)、特定した看護師を担当看護師に割り当てた場合であっても割当ルールを満たすか否かを判断する(S6)。制御部10は、このような処理を担当看護師の候補として3人の未経験看護師を選択できるまで繰り返し、3人の未経験看護師を選択できずに全ての未経験看護師に対して上述した処理を終了した場合(S9:YES)、ステップS1でRAM12に読み出した患者情報の病名を経験症例に含む看護師(経験看護師)を看護師DB132から検索する(S10)。
制御部10は、経験看護師を検索できた場合(S11:YES)、検索した看護師の看護師IDを看護師DB132からRAM12に読み出し(S12)、経験看護師を検索できなかった場合(S11:NO)、ステップS18へ処理を移行する。制御部10は、割当情報DB134の割当情報に基づいて、ステップS12で看護師IDをRAM12に読み出した経験看護師から、担当患者総数の少ない看護師を特定し(S13)、特定した看護師を担当看護師に割り当てた場合であっても割当ルールを満たすか否かを判断する(S14)。
制御部10は、割当ルールを満たすと判断した場合(S14:YES)、ステップS13で特定した看護師を担当看護師の候補として、この看護師の看護師IDをRAM12に記憶させる(S15)。割当ルールを満たさないと判断した場合(S14:NO)、制御部10は、ステップS15の処理をスキップする。
制御部10は、担当看護師の候補としてRAM12に3つの看護師IDが記憶されているか否かを判断し(S16)、3つの看護師IDが記憶されている場合(S16:YES)、即ち、担当看護師の候補として3人の看護師が選択できた場合、ステップS18へ処理を移行する。RAM12に3つの看護師IDが記憶されていない場合(S16:NO)、制御部10は、ステップS12でRAM12に看護師IDを読み出した全ての看護師に対して、上述したような担当看護師の候補となり得るか否かの処理を終了したか否かを判断する(S17)。
全ての看護師に対して上述した処理を終了していない場合(S17:NO)、制御部10は、ステップS13へ処理を戻し、ステップS12で看護師IDをRAM12に読み出した経験看護師から、次に担当患者総数の少ない看護師を特定し(S13)、特定した看護師を担当看護師に割り当てた場合であっても割当ルールを満たすか否かを判断する(S14)。
制御部10は、このような処理を担当看護師の候補として3人の看護師を選択できるまで繰り返し、3人の看護師を選択できずに全ての経験看護師に対して上述した処理を終了した場合(S17:YES)、ステップS18へ処理を移行する。制御部10は、看護師DB132の看護師情報に基づいて、担当看護師の候補としてRAM12に記憶してある看護師IDの看護師が未経験看護師であるか経験看護師であるかを判断し、サポート看護師が必要であるか否かを判断する(S18)。具体的には、担当看護師の候補に未経験看護師が含まれている場合、制御部10は、サポート看護師が必要であると判断する。
制御部10は、サポート看護師が必要でないと判断した場合(S18:NO)、ステップS27へ処理を移行し、サポート看護師が必要であると判断した場合(S18:YES)、ステップS15で担当看護師の候補としてRAM12に記憶した看護師IDの看護師以外の経験看護師を看護師DB132から検索する(S19)。
制御部10は、経験看護師を検索できた場合(S20:YES)、検索した看護師の看護師IDを看護師DB132からRAM12に読み出し(S21)、経験看護師を検索できなかった場合(S20:NO)、ステップS27へ処理を移行する。制御部10は、割当情報DB134の割当情報に基づいて、ステップS21で看護師IDをRAM12に読み出した経験看護師から、担当患者総数の少ない看護師を特定し(S22)、特定した看護師をサポート看護師に割り当てた場合であっても割当ルールを満たすか否かを判断する(S23)。
制御部10は、割当ルールを満たすと判断した場合(S23:YES)、ステップS22で特定した看護師をサポート看護師の候補として、この看護師の看護師IDをRAM12に記憶させる(S24)。割当ルールを満たさないと判断した場合(S23:NO)、制御部10は、ステップS24の処理をスキップする。
制御部10は、サポート看護師の候補としてRAM12に3つの看護師IDが記憶されているか否かを判断し(S25)、3つの看護師IDが記憶されている場合(S25:YES)、即ち、サポート看護師の候補として3人の経験看護師が選択できた場合、ステップS27へ処理を移行する。RAM12に3つの看護師IDが記憶されていない場合(S25:NO)、制御部10は、ステップS21でRAM12に看護師IDを読み出した全ての看護師に対して、上述したようなサポート看護師の候補となり得るか否かの処理を終了したか否かを判断する(S26)。
全ての看護師に対して上述した処理を終了していない場合(S26:NO)、制御部10は、ステップS22へ処理を戻し、ステップS21で看護師IDをRAM12に読み出した経験看護師から、次に担当患者総数の少ない看護師を特定し(S22)、特定した看護師をサポート看護師に割り当てた場合であっても割当ルールを満たすか否かを判断する(S23)。
制御部10は、このような処理をサポート看護師の候補として3人の経験看護師を選択できるまで繰り返し、3人の経験看護師を選択できない場合であっても、全ての経験看護師に対して上述した処理を終了した場合(S26:YES)、ステップS27へ処理を移行する。制御部10は、ステップS7、S15又はS24でRAM12に記憶させた看護師IDに基づいて、図9に示すような割当候補表示画面を表示部16に表示させる(S27)。
なお、担当看護師の候補として3人の看護師が選択できなかった場合、又はサポート看護師の候補として3人の看護師が選択できなかった場合、制御部10は、選択できた看護師のみを表示すると共に、3人の候補を選択できなかった旨を通知するメッセージを表示した割当候補表示画面を表示させる。これにより、担当看護師又はサポート看護師の候補としてそれぞれ3人の看護師を選択できなかったことを通知する。
制御部10は、割当候補表示画面においてOKボタンが操作されたか否かを判断し(S28)、OKボタンが操作された場合(S28:YES)、割当候補表示画面に表示された患者の患者IDに対応する患者DB131の担当看護師IDの欄に、割当候補表示画面を介して担当看護師に選択された看護師の看護師IDを登録することにより、患者DB131を更新する(S29)。
制御部10は、担当看護師に選択された看護師の看護師IDに対応する割当状況DB134の割当情報の欄に、この患者の患者ID及び重症度を登録すると共に、この割当情報を追加したことによって変更される担当患者総数を算出し、算出した担当患者総数を割当状況DB134の担当患者総数の欄に登録し、サポート看護師に選択された看護師の看護師IDに対応する割当状況DB134の割当情報の欄に、この患者の患者ID及び重症度、担当看護師の看護師IDを登録すると共に、この割当情報を追加したことによって変更される担当患者総数を算出し、算出した担当患者総数を割当状況DB134の担当患者総数の欄に登録することにより、割当状況DB134を更新する(S30)。
制御部10は、担当看護師に選択された看護師の看護師IDに対応する看護師DB132の経験症例の欄に、この患者の病名を追加することにより、看護師DB132を更新する(S31)。制御部10は、割当候補表示画面を介して担当看護師に選択された看護師及びサポート看護師に選択された看護師の携帯端末装置の電子メールアドレスを看護師DB132からそれぞれ読み出す(S32)。制御部10は、HDD13に記憶してあるメーラーを実行し、RAM12に読み出した電子メールアドレス宛に、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた旨を通知する電子メールを送信し(S33)、上述した処理を終了する。なお、割当候補表示画面においてOKボタンが操作されない場合(S28:NO)、即ち中止ボタンが操作された場合、制御部10は、ステップS29〜S33の処理をスキップし、上述した処理を終了する。
上述した処理により、新規患者に担当看護師を割り当てる場合、又は担当看護師を変更する場合に、患者の症状を以前に担当したことのない未経験看護師を優先的に担当看護師に割り当てることにより、看護師のスキルアップを図ることができる。なお、この場合には、患者の症状を以前に対応したことのある経験看護師によって担当看護師をサポートすることにより、患者に対して十分なケアを行なうことができる。
また、担当看護師を決定した場合に、担当看護師に割り当てられた看護師の経験症例に、担当することになった患者の症状を追加することにより、看護師のスキル及び習熟度を確実に更新し、次の患者に担当看護師を割り当てる処理において、既に担当している患者の症状も反映させた経験症例に基づいて担当看護師を決定することができる。
本実施形態1では、上述したように、担当看護師を決定する際に未経験看護師を経験看護師よりも優先するようにしたが、経験看護師を優先的に担当看護師に割り当てるようにしてもよい。この場合、看護師割当装置1は、患者の患者情報に基づいて、まず経験看護師の中から担当看護師の候補を選択し、3人の候補を選択できなかった場合に未経験看護師の中から担当看護師の候補を選択すればよい。
具体的には、看護師割当装置1の制御部10は、RAM12に読み出された患者の患者情報の病名を経験症例に含む看護師(経験看護師)を看護師DB132から検索する検索手段として動作し、検索できた場合、検索された経験看護師の看護師IDをRAM12に読み出す。制御部10は、検索された経験看護師に対して、割当状況DB134の割当情報に基づいて、現在の担当患者総数の少ない看護師から順に、この患者を割り当てた場合であっても割当ルールを満たすか否かを判断する。制御部10は、割当ルールを満たす場合この経験看護師を担当看護師の候補とし、割当ルールを満たさない場合この経験看護師を担当看護師の候補から外す。制御部10は、担当看護師の候補として3人の経験看護師が選択されるまで、このような処理を繰り返し、経験看護師の中から3人の候補を選択できなかった場合、RAM12に読み出された患者の患者情報の病名を経験症例に含まない看護師(未経験看護師)を看護師DB132から検索する。
制御部10は、未経験看護師を検索できた場合、検索された経験看護師の看護師ID及び経験年数をRAM12に読み出し、検索された未経験看護師に対して、割当状況DB134の割当情報に基づいて、経験年数の長い看護師から順に、この患者を割り当てた場合であっても割当ルールを満たすか否かを判断する。制御部10は、割当ルールを満たす場合この未経験看護師を担当看護師の候補とし、割当ルールを満たさない場合この未経験看護師を担当看護師の候補から外す。制御部10は、担当看護師の候補として3人の看護師が選択されるまで、このような処理を繰り返す。
制御部10は、担当看護師の候補として3人の看護師を選択した場合、選択された候補に未経験看護師が含まれているか否かを判断し、含まれている場合、経験看護師のうちからサポート看護師の候補を3人選択する。なお、サポート看護師の候補を選択する場合、制御部10は、経験看護師のうちで現在の担当患者総数の少ない看護師の順に、割当状況DB134の割当情報に基づいて、サポート看護師に割り当てた場合であっても、割当ルールを満たすか否かを判断する。
そして制御部10は、担当看護師の候補として3人の看護師が選択でき、担当看護師に未経験看護師が含まれる場合にサポート看護師の候補として3人の経験看護師が選択できた場合、HDD13に記憶してある画面情報に基づいて、図9に示すような割当候補表示画面を表示部16に表示させる。なお、制御部10は、割当候補表示画面を介して担当看護師の候補及びサポート看護師の候補からそれぞれ選択された看護師を担当看護師及びサポート看護師に割り当てる。このように、経験看護師を優先的に担当看護師に割り当てることにより、十分なスキル及び習熟度を有し、患者のケアを十分に行なうことができる看護師を担当看護師に割り当てることができ、看護師のスキル及び習熟度を考慮した割当を行なうことができる。
上述した実施形態1では、担当看護師を決定する際に各看護師の出勤情報は考慮していなかったが、各看護師の出勤情報を考慮して担当看護師を決定してもよい。また、上述した実施形態1では、患者の患者情報を、図7(b)に示す患者情報入力画面を介して担当者が入力する構成について説明したが、例えばカルテが電子化されている病院では、電子カルテから患者情報を取得するように構成することもできる。また、電子カルテの情報をそのまま担当看護師の割当処理に利用することもでき、この場合、患者情報が変更された場合であっても、電子カルテの情報のみを変更すればいいので患者DB131の内容を変更する操作が不要となり、担当者の操作負担を軽減できる。
(実施形態2)
以下に、本発明に係る看護師割当装置を、実施形態2を示す図面に基づいて詳述する。図14は実施形態2に係る看護師割当装置の構成例を示す模式図である。本実施形態2の看護師割当装置1は、上述した実施形態1の看護師割当装置1と同様の構成を有しており、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態2の看護師割当装置1は、例えばLANのようなネットワークLを介して複数のセンサ2,2…と、電子カルテを利用するためのカルテ端末4とに接続されている。
以下に、本発明に係る看護師割当装置を、実施形態2を示す図面に基づいて詳述する。図14は実施形態2に係る看護師割当装置の構成例を示す模式図である。本実施形態2の看護師割当装置1は、上述した実施形態1の看護師割当装置1と同様の構成を有しており、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態2の看護師割当装置1は、例えばLANのようなネットワークLを介して複数のセンサ2,2…と、電子カルテを利用するためのカルテ端末4とに接続されている。
なお、看護師割当装置1、センサ2,2…及びカルテ端末4は、ネットワークLを介して接続する構成に限られず、例えばIEEE802.11規格に準拠したWLAN(Wireless LAN)を介した無線通信が可能なネットワークに接続してもよい。この場合、各装置の配置に要する面積が少なく、各装置の配置も容易である。また、本実施形態2では、各看護師は、電話回線を利用した通話及び電子メールの送受信が可能な携帯端末装置(図示せず)と、センサ2,2…との間で無線通信が可能な端末装置3とを携帯していることとする。
本実施形態2では、例えば看護師割当装置1及びカルテ端末4を病棟のナースステーション(詰所)に設置し、センサ2,2…を病棟内の各部屋、具体的には病室、会議室、廊下、階段等にそれぞれ設置して利用する。なお、センサ2,2…を各部屋の天井にそれぞれ取り付けた場合、センサ2,2…の設置場所が不要となり、センサ2,2…が邪魔にならない。センサ2,2…は、各看護師がそれぞれ携帯している端末装置3,3…との間でデータの送受信を行ない、その結果を看護師割当装置1へ送信する。端末装置3,3…は、各看護師が常に携帯しておくために小型軽量化されることが望ましく、例えば名刺大のカード形状、ペンダントトップとしたペンダント、ピンバッジ等に構成されることが好ましい。
図15は看護師割当装置1及びカルテ端末4の構成例を示すブロック図、図16はセンサ2及び端末装置3の構成例を示すブロック図である。カルテ端末4は、例えば公知のパーソナルコンピュータであり、制御部40、ROM41、RAM42、HDD43、操作部44、表示部45、通信部46等を備え、これらのハードウェア各部はそれぞれバス4aを介して相互に接続されている。
制御部40は、CPU又はMPU等で構成され、ROM41又はHDD43に予め記憶してある制御プログラムを適宜RAM42に読み出して実行すると共に、上述したハードウェア各部の動作を制御する。ROM41には、カルテ端末4の動作に必要な種々の制御プログラムが予め格納されている。RAM42はSRAM又はフラッシュメモリ等で構成されており、制御部40による制御プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
HDD43は大容量の記憶装置であり、HDD43には、カルテ端末4の動作に必要な種々の制御プログラム、電子カルテの表示、編集、更新等を行なうための電子カルテ処理プログラム431、電子カルテ処理プログラム431を用いて編集された電子カルテデータ432等が記憶されている。
操作部44は、キーボード及びマウス等であり、カルテ端末4を操作する担当者又は看護師等の操作者がカルテ端末4を操作するために必要な各種の操作キーを備えている。操作者により各操作キーが操作された場合、操作部44は操作された操作キーに対応した制御信号を制御部40へ送出し、制御部40は操作部44から取得した制御信号に対応した処理を実行する。
表示部45は、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等であり、制御部40からの指示に従って、カルテ端末4の動作状態、操作部44を介して入力された情報、操作者に対して通知すべき情報等を表示する。
通信部46は、ネットワークLに接続するためのインタフェースであり、ネットワークLを介して外部の装置との間でデータの送受信を行なう。
通信部46は、ネットワークLに接続するためのインタフェースであり、ネットワークLを介して外部の装置との間でデータの送受信を行なう。
上述した構成のカルテ端末4は、各看護師が電子カルテの編集及び更新等を行なう際に、各看護師に割り当てられているログイン名及びパスワード等を用いて所定のログイン処理を行なうように構成されている。カルテ端末4の制御部40は、所定のログイン処理を行なった場合、HDD43に記憶してある電子カルテ処理プログラム431を実行すると共に、現在ログイン中の看護師のログイン名を通信部46から看護師割当装置1へ送信する。
これにより、看護師割当装置1は、カルテ端末4から受信するログイン名に基づいて、現在カルテ端末4にログインしている看護師を把握することができる。なお、カルテ端末4は、ノート型のパーソナルコンピュータであってもよく、この場合、カルテ端末4を使用中の看護師は常に詰所にいるとは限られない。
センサ2は、図16に示すように、制御部20、ROM21、RAM22、操作部23、ネットワークLに接続するための通信部24、無線通信を行なうための無線通信部25等を備え、これらのハードウェア各部はそれぞれバス2aを介して相互に接続されている。
制御部20は、CPU又はMPU等で構成され、ROM21に予め記憶してある制御プログラムを適宜RAM22に読み出して実行すると共に、上述したハードウェア各部の動作を制御する。ROM21には、センサ2の動作に必要な種々の制御プログラム、自身を識別するためのセンサ識別情報が予め格納されている。RAM22はSRAM又はフラッシュメモリ等で構成されており、制御部20による制御プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
操作部23は、センサ2の管理者がセンサ2を操作するために必要な各種の操作キーを備えている。管理者により各操作キーが操作された場合、操作部23は操作された操作キーに対応した制御信号を制御部20へ送出し、制御部20は取得した制御信号に対応した処理を実行する。
無線通信部25は、無線通信のために電波の送受信を行なうアンテナ25aに接続されており、端末装置3との間で無線通信を行なう。無線通信部25は、制御部20からの指示に従ってアンテナ25aを介して、センサ2を中心とした所定範囲内に存在する端末装置3との接続を確立する。本実施形態2では、無線通信部25は、端末装置3との接続を確立した場合、端末装置3を識別するための装置識別情報を端末装置3に要求し、装置識別情報を端末装置3から受信する。また、センサ2は、無線通信部25を介して受信した装置識別情報を、ROM21に記憶してあるセンサ識別情報と共に通信部24から看護師割当装置1へ送信する。
これにより、看護師割当装置1は、各センサ2から受信する装置識別情報に基づいて、各センサ2を中心とした所定範囲内に、どの看護師によって携帯されている端末装置3が存在しているかを把握することができる。即ち、看護師割当装置1は、各看護師の現在位置をセンサ2,2…の各設置場所に基づいて把握することができる。
端末装置3は、図16に示すように、制御部30、ROM31、RAM32、無線通信を行なうための無線通信部33等を備え、これらのハードウェア各部はそれぞれバス3aを介して相互に接続されている。
制御部30は、CPU又はMPU等で構成され、ROM31に予め記憶してある制御プログラムを適宜RAM32に読み出して実行すると共に、上述したハードウェア各部の動作を制御する。ROM31には、端末装置3の動作に必要な種々の制御プログラム、自身を識別するための装置識別情報が予め格納されている。RAM32はSRAM又はフラッシュメモリ等で構成されており、制御部30による制御プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
制御部30は、CPU又はMPU等で構成され、ROM31に予め記憶してある制御プログラムを適宜RAM32に読み出して実行すると共に、上述したハードウェア各部の動作を制御する。ROM31には、端末装置3の動作に必要な種々の制御プログラム、自身を識別するための装置識別情報が予め格納されている。RAM32はSRAM又はフラッシュメモリ等で構成されており、制御部30による制御プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
無線通信部33は、無線通信のために電波の送受信を行なうアンテナ33aに接続されており、センサ2との間で無線通信を行なう手段である。無線通信部33は、制御部30からの指示に従ってアンテナ33aを介して、センサ2との間でデータの送受信を行なう。本実施形態2の端末装置3は、センサ2との距離が所定距離よりも近くなった場合、センサ2から端末装置3の装置識別情報を要求される。これにより、制御部30は、ROM31に予め記憶してある装置識別情報を読み出し、無線通信部33を介して、要求してきたセンサ2へ送信する。
本実施形態2の看護師割当装置1は、図1に示した構成のほかに、看護師位置検出部(検出手段)18がバス1aに接続されている。看護師位置検出部18は、通信部17を介してカルテ端末4から受信したログイン名に基づいて、カルテ端末4を使用中の看護師を検出する。また、看護師位置検出部18は、通信部17を介して各センサ2,2…から受信した装置端末3の装置識別情報及びセンサ2のセンサ識別情報に基づいて、各装置端末3を携帯している看護師の現在位置を検出する。
また、本実施形態2の看護師割当装置1は、図17に示すような割当状況DB134、図18に示すような通知ルールDB136が予めHDD13に記憶されている。図17は割当状況DB134の登録内容を示す模式図である。図17に示す本実施形態2の割当状況DB134には、図6に示した割当状況DB134の登録内容のほかに、看護師ID毎に各看護師の現在位置が登録されている。なお、各看護師の現在位置は、通信部17がカルテ端末4から受信したログイン名、センサ2,2…から受信した装置識別情報及びセンサ識別情報に基づいて、看護師位置検出部18が各看護師の現在位置を検出する都度、制御部10によって登録又は更新される。
図18は通知ルールDB136の登録内容を示す模式図である。図18に示す通知ルールDB136には、各位置毎に、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた旨を通知する際の通知方法が登録されている。図18に示した通知ルールDB136の登録内容は病院全体で統一されている必要はなく、診療科目又は病棟毎に異なる情報を用いることができる。また、本実施形態2では、HDD13に記憶してある看護師DB132には、各看護師が携帯している携帯端末装置に割り当てられている電子メールアドレスのほかに、携帯端末装置に割り当てられている電話番号、カルテ端末4を使用する際のログイン名、カルテ端末4を用いて電子メールを送受信する際の電子メールアドレス等も予め登録されている。
上述した構成により、本実施形態2の看護師割当装置1は、実施形態1で説明したように、新規患者又は担当看護師を変更したい患者の担当看護師又はサポート看護師を決定する。担当看護師又はサポート看護師を決定した看護師割当装置1では、制御部10は、図17に示す割当状況DB134に登録してある現在位置に基づいて、担当看護師及びサポート看護師に割り当てられた看護師の現在位置を検出し、それぞれの看護師の現在位置を割当状況DB134からRAM12に読み出す。
制御部10は、RAM12に読み出した現在位置及び図18に示す通知ルールDB136の登録内容に基づいて、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた看護師への通知方法を特定する。具体的には、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた看護師が詰所にいる場合、制御部10は、図19に示すような通知画面を表示部16に表示させ、担当看護師の割当を行なった担当者に通知する。図19は通知画面の構成例を示す模式図である。
図19に示す通知画面は、担当看護師及びサポート看護師の割当処理を行なった担当者に、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた各看護師に、患者の割当に変更があったことを口頭で通知するように指示するための画面であり、担当看護師に割り当てられた看護師の氏名と、サポート看護師に割り当てられた看護師の氏名と、患者の氏名及び病名等が表示される。図19に示す通知画面にはOKボタンが表示されており、この通知画面を見て各看護師に口頭で通知を行なった担当者がOKボタンを操作した場合、看護師割当装置1の制御部10は、通知画面の表示を終了する。なお、詰所にいる看護師に対しては、担当者が口頭で通知するほかに、看護師の携帯端末装置へ電子メールを送信してもよい。この場合、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた旨の通知がなされたことを履歴として残しておくことができる。
また、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた看護師が電子カルテの使用中である場合、制御部10は、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた看護師がカルテ端末4を用いて電子メールの送受信を行なう際の電子メールアドレスを看護師DB132からRAM12に読み出す。そして制御部10は、RAM12に読み出した電子メールアドレス宛に、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた旨を通知する電子メールを送信する。カルテ端末4の制御部40は、看護師割当装置1から電子メールを受信した場合、図20に示すような通知画面を表示部45に表示させる。図20は通知画面の構成例を示す模式図である。
具体的には、図20(a)には担当看護師に割り当てられた経験看護師に対して送信される電子メールに基づく通知画面を示しており、新規に割り当てられた患者の氏名及び病名が表示される。図20(b)には担当看護師に割り当てられた未経験看護師に対して送信される電子メールに基づく通知画面を示しており、新規に割り当てられた患者の氏名及び病名と共にサポート看護師の氏名が表示される。図20(c)にはサポート看護師に割り当てられた看護師に対して送信される電子メールに基づく通知画面を示しており、新規に割り当てられた患者の氏名及び病名と共に担当看護師の氏名が表示される。
これにより、カルテ端末4を使用中の看護師は、カルテ端末4に表示された通知画面によって、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられたことを把握することができる。なお、電子カルテを使用中の看護師に対しては、上述したような電子メールをカルテ端末4に送信するほかに、看護師の携帯端末装置へ電子メールを送信することにより、より確実に割当の変更を通知してもよい。
また、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた看護師が廊下又は階段にいる場合、制御部10は、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた看護師の携帯端末装置の電子メールアドレス及び電話番号を看護師DB132からRAM12に読み出す。そして制御部10は、RAM12に読み出した電子メールアドレス宛に、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた旨を通知する電子メールを送信すると共に、RAM12に読み出した電話番号へ発呼する。
これにより、各看護師は、携帯端末装置に表示させた図20に示すような通知画面によって、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられたことを把握することができると共に、通話によって割当の変更を確実に知ることができる。なお、通話によって通知する場合、予めHDD13に記憶してある音声ガイダンスを音声出力させた場合、各看護師に通知する際の負担を軽減できる。なお、廊下又は階段にいる看護師に対しては、上述したような電子メールの送信又は通話によって通知するほかに、各看護師がポケットベルを携帯している場合にはポケットベルを鳴動させるようにしてもよい。
また、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた看護師が会議室又は病室にいる場合、制御部10は、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた看護師の携帯端末装置の電子メールアドレスを看護師DB132からRAM12に読み出す。そして制御部10は、RAM12に読み出した電子メールアドレス宛に、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた旨を通知する電子メールを送信する。
これにより、各看護師は、携帯端末装置に表示させた図20に示すような通知画面によって、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられたことを把握することができる。また、各看護師が会議室又は病室にいる場合には通知を行なわず、各看護師が会議室又は病室から退出したことを看護師位置検出部18が検出した場合に、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた旨を通知する電子メールを各看護師に送信するようにしてもよい。
また、エレベータにセンサ2を設置することにより、看護師位置検出部18が、各看護師がエレベータ内にいることを検出できるように構成した場合には、各看護師がエレベータから出たことを看護師位置検出部18が検出した場合に、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた旨を通知する電子メールを各看護師に送信するようにしてもよい。上述したように、各看護師の現在位置に応じて通知方法を変更することにより、担当看護師に対して確実に通知できると共に、担当看護師の現在位置を考慮した通知方法によって適切に通知することができる。
以下に、本実施形態2の看護師割当装置1において、割当の変更を通知する通知処理についてフローチャートに基づいて説明する。図21は割当結果の通知処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、看護師割当装置1のROM11又はHDD13に記憶してある制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
実施形態1で説明したように、新規患者又は担当看護師を変更したい患者に対する担当看護師及びサポート看護師が決定した場合、制御部10は、割当状況DB134に登録してある現在位置に基づいて、担当看護師の現在位置を検出し(S41)、検出した現在位置を割当状況DB134からRAM12に読み出す。なお、経験看護師が担当看護師に割り当てられた場合にはサポート看護師は不要である。
制御部10は、RAM12に読み出した現在位置に基づいて、担当看護師に割り当てられた看護師が現在詰所にいるか否かを判断し(S42)、詰所にいる場合(S42:YES)、通知ルールDB136の登録内容に基づいて通知方法を特定し、担当者が口頭で通知する旨を指示した図19に示す通知画面を表示部16に表示させる(S43)。担当看護師に割り当てられた看護師が詰所にいない場合(S42:NO)、制御部10は、RAM12に読み出した現在位置に基づいて、この看護師が現在電子カルテを使用中であるか否かを判断し(S44)、電子カルテを使用中である場合(S44:YES)、通知ルールDB136の登録内容に基づいて通知方法を特定し、担当看護師に割り当てられた旨を通知する電子メールをカルテ端末4へ送信する(S45)。
この看護師が現在電子カルテを使用中でない場合(S44:NO)、制御部10は、通知ルールDB136の登録内容に基づいて通知方法を特定し、担当看護師に割り当てられた旨を通知する電子メールを看護師の携帯端末装置へ送信する(S46)。次に制御部10は、サポート看護師が存在するか否かを判断し(S47)、存在しない場合(S47:NO)、上述した通知処理を終了する。サポート看護師が存在する場合(S47:YES)、制御部10は、割当状況DB134に登録してある現在位置に基づいて、サポート看護師の現在位置を検出し(S48)、検出した現在位置を割当状況DB134からRAM12に読み出す。
制御部10は、RAM12に読み出した現在位置に基づいて、サポート看護師に割り当てられた看護師が現在詰所にいるか否かを判断し(S49)、詰所にいる場合(S49:YES)、通知ルールDB136の登録内容に基づいて通知方法を特定し、担当者が口頭で通知する旨を指示した図19に示す通知画面を表示部16に表示させる(S50)。担当看護師に割り当てられた看護師が詰所にいない場合(S49:NO)、制御部10は、RAM12に読み出した現在位置に基づいて、この看護師が現在電子カルテを使用中であるか否かを判断し(S51)、電子カルテを使用中である場合(S51:YES)、通知ルールDB136の登録内容に基づいて通知方法を特定し、サポート看護師に割り当てられた旨を通知する電子メールをカルテ端末4へ送信する(S52)。
この看護師が現在電子カルテを使用中でない場合(S51:NO)、制御部10は、通知ルールDB136の登録内容に基づいて通知方法を特定し、サポート看護師に割り当てられた旨を通知する電子メールを看護師の携帯端末装置へ送信し(S53)、上述した通知処理を終了する。上述した処理により、担当看護師及びサポート看護師のそれぞれに対して、担当看護師又はサポート看護師に割り当てられた旨を確実に通知できると共に、各看護師の現在位置を考慮した適切な通知方法による通知を行なうことができる。
(付記1)
患者を識別する患者識別情報及び患者に係る患者情報を対応付けて記憶する患者情報記憶手段と、看護師を識別する看護師識別情報及び看護師に係る看護師情報を対応付けて記憶する看護師情報記憶手段とを備え、前記患者情報記憶手段に記憶してある患者情報及び前記看護師情報記憶手段に記憶してある看護師情報に基づいて患者に担当看護師を割り当てる看護師割当装置において、
前記患者情報は、患者の症状を示す症状情報を含み、
前記看護師情報は、看護師が以前に担当した患者の症状を示す経験症例情報を含み、
前記患者情報記憶手段に記憶してある症状情報が示す症状を含む経験症例情報を前記看護師情報記憶手段から検索する検索手段と、
該検索手段が検索した経験症例情報に対応する看護師識別情報が識別する看護師を担当看護師に割り当てる割当手段と
を備えることを特徴とする看護師割当装置。
患者を識別する患者識別情報及び患者に係る患者情報を対応付けて記憶する患者情報記憶手段と、看護師を識別する看護師識別情報及び看護師に係る看護師情報を対応付けて記憶する看護師情報記憶手段とを備え、前記患者情報記憶手段に記憶してある患者情報及び前記看護師情報記憶手段に記憶してある看護師情報に基づいて患者に担当看護師を割り当てる看護師割当装置において、
前記患者情報は、患者の症状を示す症状情報を含み、
前記看護師情報は、看護師が以前に担当した患者の症状を示す経験症例情報を含み、
前記患者情報記憶手段に記憶してある症状情報が示す症状を含む経験症例情報を前記看護師情報記憶手段から検索する検索手段と、
該検索手段が検索した経験症例情報に対応する看護師識別情報が識別する看護師を担当看護師に割り当てる割当手段と
を備えることを特徴とする看護師割当装置。
(付記2)
患者を識別する患者識別情報及び患者に係る患者情報を対応付けて記憶する患者情報記憶手段と、看護師を識別する看護師識別情報及び看護師に係る看護師情報を対応付けて記憶する看護師情報記憶手段とを備え、前記患者情報記憶手段に記憶してある患者情報及び前記看護師情報記憶手段に記憶してある看護師情報に基づいて患者に担当看護師を割り当てる看護師割当装置において、
前記患者情報は、患者の症状を示す症状情報を含み、
前記看護師情報は、看護師が以前に担当した患者の症状を示す経験症例情報を含み、
前記患者情報記憶手段に記憶してある症状情報が示す症状を含まない経験症例情報を前記看護師情報記憶手段から検索する検索手段と、
該検索手段が検索した経験症例情報に対応する看護師識別情報が識別する看護師を担当看護師に割り当てる割当手段と
を備えることを特徴とする看護師割当装置。
患者を識別する患者識別情報及び患者に係る患者情報を対応付けて記憶する患者情報記憶手段と、看護師を識別する看護師識別情報及び看護師に係る看護師情報を対応付けて記憶する看護師情報記憶手段とを備え、前記患者情報記憶手段に記憶してある患者情報及び前記看護師情報記憶手段に記憶してある看護師情報に基づいて患者に担当看護師を割り当てる看護師割当装置において、
前記患者情報は、患者の症状を示す症状情報を含み、
前記看護師情報は、看護師が以前に担当した患者の症状を示す経験症例情報を含み、
前記患者情報記憶手段に記憶してある症状情報が示す症状を含まない経験症例情報を前記看護師情報記憶手段から検索する検索手段と、
該検索手段が検索した経験症例情報に対応する看護師識別情報が識別する看護師を担当看護師に割り当てる割当手段と
を備えることを特徴とする看護師割当装置。
(付記3)
前記症状を含まない経験症例情報に対応する看護師を前記割当手段が担当看護師に割り当てた場合、前記症状を含む経験症例情報を前記看護師情報記憶手段から検索する手段と、
該手段が検索した経験症例情報に対応する看護師識別情報が識別する看護師を、前記担当看護師をサポートするサポート看護師に割り当てる手段と
を備えることを特徴とする付記2に記載の看護師割当装置。
前記症状を含まない経験症例情報に対応する看護師を前記割当手段が担当看護師に割り当てた場合、前記症状を含む経験症例情報を前記看護師情報記憶手段から検索する手段と、
該手段が検索した経験症例情報に対応する看護師識別情報が識別する看護師を、前記担当看護師をサポートするサポート看護師に割り当てる手段と
を備えることを特徴とする付記2に記載の看護師割当装置。
(付記4)
前記看護師情報は、看護師が現在担当している患者の負担度合を示す負荷情報を含み、
前記割当手段は、前記検索手段が検索した経験症例情報に対応する看護師の負荷情報が示す負担度合の軽い看護師を担当看護師に割り当てるように構成してあることを特徴とする付記1乃至3のいずれかひとつに記載の看護師割当装置。
前記看護師情報は、看護師が現在担当している患者の負担度合を示す負荷情報を含み、
前記割当手段は、前記検索手段が検索した経験症例情報に対応する看護師の負荷情報が示す負担度合の軽い看護師を担当看護師に割り当てるように構成してあることを特徴とする付記1乃至3のいずれかひとつに記載の看護師割当装置。
(付記5)
患者情報を受け付ける患者情報受付手段と、
該患者情報受付手段が受け付けた患者情報に、患者識別情報を割り当てて前記患者情報記憶手段に記憶させる手段と、
担当看護師の割当処理の実行指示を受け付ける受付手段とを備え、
前記検索手段は、前記受付手段が実行指示を受け付けた場合、前記看護師情報記憶手段に記憶してある看護師情報を検索するように構成してあることを特徴とする付記1乃至4のいずれかひとつに記載の看護師割当装置。
患者情報を受け付ける患者情報受付手段と、
該患者情報受付手段が受け付けた患者情報に、患者識別情報を割り当てて前記患者情報記憶手段に記憶させる手段と、
担当看護師の割当処理の実行指示を受け付ける受付手段とを備え、
前記検索手段は、前記受付手段が実行指示を受け付けた場合、前記看護師情報記憶手段に記憶してある看護師情報を検索するように構成してあることを特徴とする付記1乃至4のいずれかひとつに記載の看護師割当装置。
(付記6)
前記割当手段が患者に担当看護師を割り当てた場合、担当看護師に割り当てた看護師の看護師識別情報に対応付けて前記看護師情報記憶手段に記憶してある経験症例情報に、前記患者の症状を追加する手段を備えることを特徴とする付記1乃至5のいずれかひとつに記載の看護師割当装置。
前記割当手段が患者に担当看護師を割り当てた場合、担当看護師に割り当てた看護師の看護師識別情報に対応付けて前記看護師情報記憶手段に記憶してある経験症例情報に、前記患者の症状を追加する手段を備えることを特徴とする付記1乃至5のいずれかひとつに記載の看護師割当装置。
(付記7)
前記割当手段が担当看護師に割り当てた看護師に、担当看護師に割り当てられた旨を通知する通知手段を備えることを特徴とする付記1乃至6のいずれかひとつに記載の看護師割当装置。
前記割当手段が担当看護師に割り当てた看護師に、担当看護師に割り当てられた旨を通知する通知手段を備えることを特徴とする付記1乃至6のいずれかひとつに記載の看護師割当装置。
(付記8)
看護師の位置及び通知方法を対応付けて記憶する手段と、
前記割当手段が担当看護師に割り当てた看護師の現在位置を検出する検出手段とを備え、
前記通知手段は、前記検出手段が検出した現在位置に対応する通知方法で通知するように構成してあることを特徴とする付記7に記載の看護師割当装置。
看護師の位置及び通知方法を対応付けて記憶する手段と、
前記割当手段が担当看護師に割り当てた看護師の現在位置を検出する検出手段とを備え、
前記通知手段は、前記検出手段が検出した現在位置に対応する通知方法で通知するように構成してあることを特徴とする付記7に記載の看護師割当装置。
(付記9)
コンピュータに、患者に担当看護師を割り当てさせるためのコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、
患者の症状を以前に担当した患者の症状に含む看護師を検索するステップと、
検索された看護師を担当看護師に割り当てるステップと
を実行させるためのコンピュータプログラム。
コンピュータに、患者に担当看護師を割り当てさせるためのコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、
患者の症状を以前に担当した患者の症状に含む看護師を検索するステップと、
検索された看護師を担当看護師に割り当てるステップと
を実行させるためのコンピュータプログラム。
(付記10)
コンピュータに、患者に担当看護師を割り当てさせるためのコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、
患者の症状を以前に担当した患者の症状に含まない看護師を検索するステップと、
検索された看護師を担当看護師に割り当てるステップと
を実行させるためのコンピュータプログラム。
コンピュータに、患者に担当看護師を割り当てさせるためのコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、
患者の症状を以前に担当した患者の症状に含まない看護師を検索するステップと、
検索された看護師を担当看護師に割り当てるステップと
を実行させるためのコンピュータプログラム。
(付記11)
コンピュータに、
前記患者の症状を以前に担当した患者の症状に含まない看護師が担当看護師に割り当てられた場合、前記患者の症状を以前に担当した患者の症状に含む看護師を検索するステップと、
検索された看護師を、前記担当看護師をサポートするサポート看護師に割り当てるステップと
を実行させるための付記10に記載のコンピュータプログラム。
コンピュータに、
前記患者の症状を以前に担当した患者の症状に含まない看護師が担当看護師に割り当てられた場合、前記患者の症状を以前に担当した患者の症状に含む看護師を検索するステップと、
検索された看護師を、前記担当看護師をサポートするサポート看護師に割り当てるステップと
を実行させるための付記10に記載のコンピュータプログラム。
1 看護師割当装置
10 制御部(検索手段、割当手段、通知手段)
13 HDD
131 患者DB(患者情報記憶手段)
132 看護師DB(看護師情報記憶手段)
15 操作部(患者情報受付手段、受付手段)
10 制御部(検索手段、割当手段、通知手段)
13 HDD
131 患者DB(患者情報記憶手段)
132 看護師DB(看護師情報記憶手段)
15 操作部(患者情報受付手段、受付手段)
Claims (8)
- 患者を識別する患者識別情報及び患者に係る患者情報を対応付けて記憶する患者情報記憶手段と、看護師を識別する看護師識別情報及び看護師に係る看護師情報を対応付けて記憶する看護師情報記憶手段とを備え、前記患者情報記憶手段に記憶してある患者情報及び前記看護師情報記憶手段に記憶してある看護師情報に基づいて患者に担当看護師を割り当てる看護師割当装置において、
前記患者情報は、患者の症状を示す症状情報を含み、
前記看護師情報は、看護師が以前に担当した患者の症状を示す経験症例情報を含み、
前記患者情報記憶手段に記憶してある症状情報が示す症状を含む経験症例情報を前記看護師情報記憶手段から検索する検索手段と、
該検索手段が検索した経験症例情報に対応する看護師識別情報が識別する看護師を担当看護師に割り当てる割当手段と
を備えることを特徴とする看護師割当装置。 - 患者を識別する患者識別情報及び患者に係る患者情報を対応付けて記憶する患者情報記憶手段と、看護師を識別する看護師識別情報及び看護師に係る看護師情報を対応付けて記憶する看護師情報記憶手段とを備え、前記患者情報記憶手段に記憶してある患者情報及び前記看護師情報記憶手段に記憶してある看護師情報に基づいて患者に担当看護師を割り当てる看護師割当装置において、
前記患者情報は、患者の症状を示す症状情報を含み、
前記看護師情報は、看護師が以前に担当した患者の症状を示す経験症例情報を含み、
前記患者情報記憶手段に記憶してある症状情報が示す症状を含まない経験症例情報を前記看護師情報記憶手段から検索する検索手段と、
該検索手段が検索した経験症例情報に対応する看護師識別情報が識別する看護師を担当看護師に割り当てる割当手段と
を備えることを特徴とする看護師割当装置。 - 前記症状を含まない経験症例情報に対応する看護師を前記割当手段が担当看護師に割り当てた場合、前記症状を含む経験症例情報を前記看護師情報記憶手段から検索する手段と、
該手段が検索した経験症例情報に対応する看護師識別情報が識別する看護師を、前記担当看護師をサポートするサポート看護師に割り当てる手段と
を備えることを特徴とする請求項2に記載の看護師割当装置。 - 前記割当手段が患者に担当看護師を割り当てた場合、担当看護師に割り当てた看護師の看護師識別情報に対応付けて前記看護師情報記憶手段に記憶してある経験症例情報に、前記患者の症状を追加する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかひとつに記載の看護師割当装置。
- 前記割当手段が担当看護師に割り当てた看護師に、担当看護師に割り当てられた旨を通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかひとつに記載の看護師割当装置。
- コンピュータに、患者に担当看護師を割り当てさせるためのコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、
患者の症状を以前に担当した患者の症状に含む看護師を検索するステップと、
検索された看護師を担当看護師に割り当てるステップと
を実行させるためのコンピュータプログラム。 - コンピュータに、患者に担当看護師を割り当てさせるためのコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、
患者の症状を以前に担当した患者の症状に含まない看護師を検索するステップと、
検索された看護師を担当看護師に割り当てるステップと
を実行させるためのコンピュータプログラム。 - コンピュータに、
前記患者の症状を以前に担当した患者の症状に含まない看護師が担当看護師に割り当てられた場合、前記患者の症状を以前に担当した患者の症状に含む看護師を検索するステップと、
検索された看護師を、前記担当看護師をサポートするサポート看護師に割り当てるステップと
を実行させるための請求項7に記載のコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007071301A JP2008234185A (ja) | 2007-03-19 | 2007-03-19 | 看護師割当装置及びコンピュータプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007071301A JP2008234185A (ja) | 2007-03-19 | 2007-03-19 | 看護師割当装置及びコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=39906897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007071301A Withdrawn JP2008234185A (ja) | 2007-03-19 | 2007-03-19 | 看護師割当装置及びコンピュータプログラム |
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---|---|---|---|---|
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-
2007
- 2007-03-19 JP JP2007071301A patent/JP2008234185A/ja not_active Withdrawn
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