JP2001324878A - 湿式電子写真方式の印刷装置 - Google Patents
湿式電子写真方式の印刷装置Info
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- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
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- G03G2215/16—Transferring device, details
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 湿式電子写真方式の印刷装置を提供する。
【解決手段】 所定軌道を走行する感光ベルトと、前記
感光ベルトに接触回転されて現像ユニットにより前記感
光ベルトに現像された画像を転写される転写ローラと、
転写ローラ間に通過する印刷用紙に前記転写ローラに転
写されたトナー画像が転写されるように前記転写ローラ
に圧着力を提供する定着ローラと、前記定着ローラに連
続的または間欠的に接触されて、前記定着ローラのピー
ルフォースを所定範囲内に維持させる定着ローラクリー
ニング装置と、前記転写ローラのピールフォースを所定
範囲内に維持させるピールフォース調節手段とを含む。
これにより、感光ベルトから転写ローラに転写される効
率及び転写ローラから印刷用紙に転写される効率を向上
させられる。
感光ベルトに接触回転されて現像ユニットにより前記感
光ベルトに現像された画像を転写される転写ローラと、
転写ローラ間に通過する印刷用紙に前記転写ローラに転
写されたトナー画像が転写されるように前記転写ローラ
に圧着力を提供する定着ローラと、前記定着ローラに連
続的または間欠的に接触されて、前記定着ローラのピー
ルフォースを所定範囲内に維持させる定着ローラクリー
ニング装置と、前記転写ローラのピールフォースを所定
範囲内に維持させるピールフォース調節手段とを含む。
これにより、感光ベルトから転写ローラに転写される効
率及び転写ローラから印刷用紙に転写される効率を向上
させられる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は湿式電子写真方式の
印刷装置に係り、より詳細には画像転写に寄与する感光
媒体と転写ローラ及び定着ローラとの間のピールフォー
ス(peel force)差が所定範囲内に維持されるように構造
が改善された電子写真方式の印刷装置に関する。
印刷装置に係り、より詳細には画像転写に寄与する感光
媒体と転写ローラ及び定着ローラとの間のピールフォー
ス(peel force)差が所定範囲内に維持されるように構造
が改善された電子写真方式の印刷装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に湿式電子写真方式の印刷装置は感
光媒体にレーザービームを走査して静電潜像を形成し、
所定色相を有する現像液を感光媒体の静電潜像領域に付
着して静電潜像を現像した後、これを転写ユニットを通
じて印刷用紙に転写して印刷する装置である。
光媒体にレーザービームを走査して静電潜像を形成し、
所定色相を有する現像液を感光媒体の静電潜像領域に付
着して静電潜像を現像した後、これを転写ユニットを通
じて印刷用紙に転写して印刷する装置である。
【０００３】図１を参照するに、従来の湿式電子写真方
式の印刷装置は、レーザー走査ユニットにより感光ベル
ト１０に形成された静電潜像を現像ユニット２０を通じ
て感光ベルト１０に現像した後、この現像された画像に
含まれたキャリアを乾燥ユニット３０により乾燥させ、
転写ユニット４０を通じて印刷用紙Pに転写する。
式の印刷装置は、レーザー走査ユニットにより感光ベル
ト１０に形成された静電潜像を現像ユニット２０を通じ
て感光ベルト１０に現像した後、この現像された画像に
含まれたキャリアを乾燥ユニット３０により乾燥させ、
転写ユニット４０を通じて印刷用紙Pに転写する。
【０００４】前記転写ユニット４０は転写バックアップ
ローラ１２に対向に設置されて感光ベルト１０に現像さ
れた画像Iを転写される転写ローラ４１と、転写ローラ
４１に対向に配置される定着ローラ４３を含んで構成さ
れる。ここで、前記感光ベルト１０から前記転写ローラ
４１への画像転写をT１転写といい、転写ローラ４１か
ら印刷用紙Pへの転写をT２転写という。
ローラ１２に対向に設置されて感光ベルト１０に現像さ
れた画像Iを転写される転写ローラ４１と、転写ローラ
４１に対向に配置される定着ローラ４３を含んで構成さ
れる。ここで、前記感光ベルト１０から前記転写ローラ
４１への画像転写をT１転写といい、転写ローラ４１か
ら印刷用紙Pへの転写をT２転写という。
【０００５】前記のように構成された湿式電子写真方式
の印刷装置において現像された画像を転写するか否かは
感光ベルト１０、転写ローラ４１、印刷用紙P及び定着
ローラ４３の表面エネルギー差によって決定される。こ
の表面エネルギーは構成要素の材質だけでなく、転写過
程の熱や圧力によっても変わる。すなわち、画像をなす
トナーは表面エネルギーが小さな方から大きい方に転写
されるのでこれを考慮して各構成要素の材質及び構成要
素間の圧着力を決定する。ここで、表面エネルギーはト
ナー粒子の表面粘着力を決定する因子と作用し、これを
測定可能な相対的な値のピールフォース[g/inch]で測定
して決定する。前記ピールフォースは感光ベルト１０、
転写ローラ４１、定着ローラ４３の構成要素に付着され
た測定用テープをはがすのに必要な力であって、測定用
接着テープの種類、付着時の加圧力、測定装備の速度、
周辺温度等に依存する相対的な値である。
の印刷装置において現像された画像を転写するか否かは
感光ベルト１０、転写ローラ４１、印刷用紙P及び定着
ローラ４３の表面エネルギー差によって決定される。こ
の表面エネルギーは構成要素の材質だけでなく、転写過
程の熱や圧力によっても変わる。すなわち、画像をなす
トナーは表面エネルギーが小さな方から大きい方に転写
されるのでこれを考慮して各構成要素の材質及び構成要
素間の圧着力を決定する。ここで、表面エネルギーはト
ナー粒子の表面粘着力を決定する因子と作用し、これを
測定可能な相対的な値のピールフォース[g/inch]で測定
して決定する。前記ピールフォースは感光ベルト１０、
転写ローラ４１、定着ローラ４３の構成要素に付着され
た測定用テープをはがすのに必要な力であって、測定用
接着テープの種類、付着時の加圧力、測定装備の速度、
周辺温度等に依存する相対的な値である。
【０００６】このピールフォース測定装置は本出願人に
より１９９９年に出願された特許出願第１９９９−４０
６６９号{名称:電子写真方式の印刷装置及びこの印刷装
置の画像転写方法;発明者:李ウォンヒョング、シンギュ
チョル、アンヒョングジン}に開示されているので、そ
の詳細な説明は省略する。
より１９９９年に出願された特許出願第１９９９−４０
６６９号{名称:電子写真方式の印刷装置及びこの印刷装
置の画像転写方法;発明者:李ウォンヒョング、シンギュ
チョル、アンヒョングジン}に開示されているので、そ
の詳細な説明は省略する。
【０００７】前記の測定方法を通じて同じ環境で印刷枚
数に係る感光ベルト１０と転写ローラ４１及び定着ロー
ラ４３にかかるピールフォースを測定すると、一般の湿
式電子方式の印刷装置では図２に示したように、印刷枚
数が増加するにつれてピールフォースが増加することが
分かる。
数に係る感光ベルト１０と転写ローラ４１及び定着ロー
ラ４３にかかるピールフォースを測定すると、一般の湿
式電子方式の印刷装置では図２に示したように、印刷枚
数が増加するにつれてピールフォースが増加することが
分かる。
【０００８】ここで、印刷用紙Pのピールフォースは製
造者及び印刷用途によって違い、約６００[g/inch]乃至
８００[g/inch]間で一定値を有する。
造者及び印刷用途によって違い、約６００[g/inch]乃至
８００[g/inch]間で一定値を有する。
【０００９】図１及び図２を参照するに、T１転写にお
いて印刷初期には感光ベルト１０と転写ローラ４１のピ
ールフォースの差が大きくない状態(図２の領域S１)で
感光ベルト１０に現像されたトナー画像Iが転写ローラ
４１に完全に転写されなくなる。このように、感光ベル
ト１０から転写ローラ４１にトナー画像が転写されずに
残留するトナーにより感光ベルト１０のピールフォース
がさらに上昇し、それにより感光ベルト１０から転写ロ
ーラ４１に転写される効率が落ちる。
いて印刷初期には感光ベルト１０と転写ローラ４１のピ
ールフォースの差が大きくない状態(図２の領域S１)で
感光ベルト１０に現像されたトナー画像Iが転写ローラ
４１に完全に転写されなくなる。このように、感光ベル
ト１０から転写ローラ４１にトナー画像が転写されずに
残留するトナーにより感光ベルト１０のピールフォース
がさらに上昇し、それにより感光ベルト１０から転写ロ
ーラ４１に転写される効率が落ちる。
【００１０】また、T２転写では印刷枚数が増加するに
つれて領域S２で転写ローラ４１と印刷用紙Pとのピール
フォース差が次第に減小しつつ転写ローラ４１から印刷
用紙Pに転写されるトナー画像Iが完全に移れずに転写ロ
ーラ４１に残留する。それにより、転写ローラ４１にト
ナーが積層されつつ転写ローラ４１のピールフォースが
上昇する。一方、前記定着ローラ４３のピールフォース
は転写ローラ４１のピールフォースより低い状態を維持
するので、前記転写ローラ４１に積層されたトナーが定
着ローラ４３に容易に移れずに転写ローラ４１に積層さ
れ続けて転写不良を起こす。
つれて領域S２で転写ローラ４１と印刷用紙Pとのピール
フォース差が次第に減小しつつ転写ローラ４１から印刷
用紙Pに転写されるトナー画像Iが完全に移れずに転写ロ
ーラ４１に残留する。それにより、転写ローラ４１にト
ナーが積層されつつ転写ローラ４１のピールフォースが
上昇する。一方、前記定着ローラ４３のピールフォース
は転写ローラ４１のピールフォースより低い状態を維持
するので、前記転写ローラ４１に積層されたトナーが定
着ローラ４３に容易に移れずに転写ローラ４１に積層さ
れ続けて転写不良を起こす。
【００１１】また、印刷枚数２０００枚以上では転写ロ
ーラ４１のピールフォースが５００[g/inch]を超え、こ
れからは印刷用紙Pのピールフォースと転写ローラ４１
のピールフォースとの差が減小する。そして、使われて
いるトナー自体のピールフォースも約６００[g/inch]
で、図１に点線で示したように、印刷用紙Pが排出され
ずに印刷装置の内部、すなわち、転写ローラ４１側に巻
かれて用紙のつまりが起こる問題点がある。
ーラ４１のピールフォースが５００[g/inch]を超え、こ
れからは印刷用紙Pのピールフォースと転写ローラ４１
のピールフォースとの差が減小する。そして、使われて
いるトナー自体のピールフォースも約６００[g/inch]
で、図１に点線で示したように、印刷用紙Pが排出され
ずに印刷装置の内部、すなわち、転写ローラ４１側に巻
かれて用紙のつまりが起こる問題点がある。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を改善するために案出されたものであって、感光
媒体、転写ローラ、定着ローラの各々にかかるピールフ
ォースの相関関係を設定し、転写ローラのピールフォー
スを調節して画像の転写不良を減少できるようにした電
子写真方式の印刷装置を提供することに目的がある。
問題点を改善するために案出されたものであって、感光
媒体、転写ローラ、定着ローラの各々にかかるピールフ
ォースの相関関係を設定し、転写ローラのピールフォー
スを調節して画像の転写不良を減少できるようにした電
子写真方式の印刷装置を提供することに目的がある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの本発明に係る湿式電子写真方式の印刷装置は、所定
軌道を走行する感光ベルトと、前記感光ベルトに接触回
転されて現像ユニットにより前記感光ベルトに現像され
た画像を転写される転写ローラと、転写ローラ間に通過
する印刷用紙に前記転写ローラに転写されたトナー画像
が転写されるように前記転写ローラに圧着力を提供する
定着ローラと、前記定着ローラに連続的または間欠的に
接触されて、前記定着ローラのピールフォースを所定範
囲内に維持させる定着ローラクリーニング装置と、前記
転写ローラのピールフォースを所定範囲内に維持させる
ピールフォース調節手段とを含み、前記転写ローラ、印
刷用紙、定着ローラそれぞれの表面エネルギーSET、S
EP、SEFが下記の式（１）を満足することを特徴とする
湿式電子写真方式の印刷装置。
めの本発明に係る湿式電子写真方式の印刷装置は、所定
軌道を走行する感光ベルトと、前記感光ベルトに接触回
転されて現像ユニットにより前記感光ベルトに現像され
た画像を転写される転写ローラと、転写ローラ間に通過
する印刷用紙に前記転写ローラに転写されたトナー画像
が転写されるように前記転写ローラに圧着力を提供する
定着ローラと、前記定着ローラに連続的または間欠的に
接触されて、前記定着ローラのピールフォースを所定範
囲内に維持させる定着ローラクリーニング装置と、前記
転写ローラのピールフォースを所定範囲内に維持させる
ピールフォース調節手段とを含み、前記転写ローラ、印
刷用紙、定着ローラそれぞれの表面エネルギーSET、S
EP、SEFが下記の式（１）を満足することを特徴とする
湿式電子写真方式の印刷装置。
【００１４】
【数３】
【発明の実施の形態】以下、添付した図を参照して、本
発明の望ましい実施例に係る湿式電子写真方式の印刷装
置を詳細に説明する。
発明の望ましい実施例に係る湿式電子写真方式の印刷装
置を詳細に説明する。
【００１５】図３を参照するに、本実施例に係る湿式電
子写真方式の印刷装置は、所定軌道を走行する感光ベル
ト１１０と、この感光ベルト１１０上にビームを走査し
て静電潜像を形成するレーザー走査ユニットLSUと、静
電潜像を前記感光ベルト１１０に現像する現像ユニット
１２０と、前記感光ベルト１１０に形成されたトナー画
像に残留するキャリアを乾燥させる乾燥ユニット１３０
と、前記感光ベルト１１０を通じて移送された画像Iを
印刷用紙Pに転写する転写ユニット１４０と、定着ロー
ラクリーニング装置１５０及びピールフォース調節手段
１６０とを含んで構成される。
子写真方式の印刷装置は、所定軌道を走行する感光ベル
ト１１０と、この感光ベルト１１０上にビームを走査し
て静電潜像を形成するレーザー走査ユニットLSUと、静
電潜像を前記感光ベルト１１０に現像する現像ユニット
１２０と、前記感光ベルト１１０に形成されたトナー画
像に残留するキャリアを乾燥させる乾燥ユニット１３０
と、前記感光ベルト１１０を通じて移送された画像Iを
印刷用紙Pに転写する転写ユニット１４０と、定着ロー
ラクリーニング装置１５０及びピールフォース調節手段
１６０とを含んで構成される。
【００１６】前記感光ベルト１１０は駆動ローラ１１
１、転写バックアップローラ１１２及びステアリングロ
ーラ１１３に巻かれて一定軌道を循環する。この感光ベ
ルト１１０の周辺には光を照査して前記感光ベルト１１
０に形成された電位を一定レベルに低める除電器１０３
と、この除電器１０３により低められた感光ベルト１１
０の電位を所定電位レベルに上げる帯電器１０５が設置
される。
１、転写バックアップローラ１１２及びステアリングロ
ーラ１１３に巻かれて一定軌道を循環する。この感光ベ
ルト１１０の周辺には光を照査して前記感光ベルト１１
０に形成された電位を一定レベルに低める除電器１０３
と、この除電器１０３により低められた感光ベルト１１
０の電位を所定電位レベルに上げる帯電器１０５が設置
される。
【００１７】また、前記乾燥ユニット１３０は前記感光
ベルト１１０の画像が形成される面に接触されてキャリ
アを吸収する乾燥ローラ１３１と、この乾燥ローラ１３
１の表面を加熱して吸収されたキャリアを蒸発させるリ
ジェネレーションローラ１３３とより構成される。
ベルト１１０の画像が形成される面に接触されてキャリ
アを吸収する乾燥ローラ１３１と、この乾燥ローラ１３
１の表面を加熱して吸収されたキャリアを蒸発させるリ
ジェネレーションローラ１３３とより構成される。
【００１８】前記転写ユニット１４０は転写ローラ１４
１と定着ローラ１４３とを含む。前記転写ローラ１４１
は前記感光ベルト１１０を介在して転写バックアップロ
ーラ１１２に対向に配置されて感光ベルト１１０に現像
された画像Iを転写される。前記定着ローラ１４３は印
刷用紙Pを介在して転写ローラ１４１に対向に配置され
て画像が印刷用紙Pに転写されて前記印刷用紙Pに定着さ
せる。
１と定着ローラ１４３とを含む。前記転写ローラ１４１
は前記感光ベルト１１０を介在して転写バックアップロ
ーラ１１２に対向に配置されて感光ベルト１１０に現像
された画像Iを転写される。前記定着ローラ１４３は印
刷用紙Pを介在して転写ローラ１４１に対向に配置され
て画像が印刷用紙Pに転写されて前記印刷用紙Pに定着さ
せる。
【００１９】ここで、前記転写ローラ１４１、印刷用紙
P、定着ローラ１４３の各々の表面エネルギーSET、S
EP、SEFは式（１）を満足する。
P、定着ローラ１４３の各々の表面エネルギーSET、S
EP、SEFは式（１）を満足する。
【００２０】
【数４】 望ましくは感光ベルト１１０、転写ローラ１４１、定着
ローラ１４３の各々のピールフォースPFO、PFT、PFFは
印刷枚数の増加時にも下記の式（２）を満足する。
ローラ１４３の各々のピールフォースPFO、PFT、PFFは
印刷枚数の増加時にも下記の式（２）を満足する。
【００２１】
【数５】 ここで、印刷用紙PのピールフォースPFPは６００〜８０
０[g/inch]で材質によって固定された値である。
０[g/inch]で材質によって固定された値である。
【００２２】前記式（１）の条件を満足できるように定
着ローラ１４３はそのピールフォースが転写ローラ１４
１のピールフォースより高いアルミニウムAlのように金
属材質であることが望ましい。通常アルミニウムAlのピ
ールフォースは測定結果、約９００[g/inch]を示し、本
発明の実施例ではアルミニウムを熱処理してピールフォ
ースを１２００[g/inch]に上昇させて使用する。したが
って、転写ローラ１４１に残留するトナーと異物が定着
ローラ１４３によく移されて転写ローラ１４１をクリー
ニングする役割をするので、転写ローラ１４１のピール
フォースが上昇することが抑制される。
着ローラ１４３はそのピールフォースが転写ローラ１４
１のピールフォースより高いアルミニウムAlのように金
属材質であることが望ましい。通常アルミニウムAlのピ
ールフォースは測定結果、約９００[g/inch]を示し、本
発明の実施例ではアルミニウムを熱処理してピールフォ
ースを１２００[g/inch]に上昇させて使用する。したが
って、転写ローラ１４１に残留するトナーと異物が定着
ローラ１４３によく移されて転写ローラ１４１をクリー
ニングする役割をするので、転写ローラ１４１のピール
フォースが上昇することが抑制される。
【００２３】一方、トナー自体はピールフォースが約６
００[g/inch]であるが、定着ローラ１４３にトナーなど
の異物が積層され続けると、トナーのピールフォースが
アルミニウムより低いので積層されるトナーにより定着
ローラ１４３のピールフォースが段々低くなる。このよ
うに、定着ローラ１４３のピールフォースが低くなれば
給紙される印刷用紙Pの背面が汚れたり、両面印刷時に
画像が食われるピッキングが発生する可能性が生じる。
００[g/inch]であるが、定着ローラ１４３にトナーなど
の異物が積層され続けると、トナーのピールフォースが
アルミニウムより低いので積層されるトナーにより定着
ローラ１４３のピールフォースが段々低くなる。このよ
うに、定着ローラ１４３のピールフォースが低くなれば
給紙される印刷用紙Pの背面が汚れたり、両面印刷時に
画像が食われるピッキングが発生する可能性が生じる。
【００２４】前記定着ローラクリーニング装置１５０
は、前記のように定着ローラ１４３のピールフォースが
低くなることを抑制するためのものである。前記定着ロ
ーラクリーニング装置１５０は定着ローラ１４３と接触
するクリーニングベルト１５１と、前記クリーニングベ
ルト１５１が巻かれている供給リール１５２と、前記ク
リーニングベルト１５１を巻取る巻取リール１５３、及
び前記クリーニングベルト１５１を定着ローラ１４３に
選択的に接触させるための圧着装置とを具備する。
は、前記のように定着ローラ１４３のピールフォースが
低くなることを抑制するためのものである。前記定着ロ
ーラクリーニング装置１５０は定着ローラ１４３と接触
するクリーニングベルト１５１と、前記クリーニングベ
ルト１５１が巻かれている供給リール１５２と、前記ク
リーニングベルト１５１を巻取る巻取リール１５３、及
び前記クリーニングベルト１５１を定着ローラ１４３に
選択的に接触させるための圧着装置とを具備する。
【００２５】前記圧着装置は、前記定着ローラ１４３に
対して離隔されていた前記クリーニングベルト１５１を
所定枚数の印刷後に定着ローラ１４３に接触させるため
のものである。この圧着装置は、前記クリーニングベル
ト１５１を介在して定着ローラ１４３の反対側に位置す
る圧着部材１５５と、前記圧着部材１５５がクリーニン
グベルト１５１を定着ローラ１４３に接触されるように
加圧するための弾性部材１５６及び圧着部材１５５をク
リーニングベルト１５１から離脱させるためのシリンダ
ー１５７とを含む。また、前記定着ローラクリーニング
装置１５０にはクリーニングベルト１５１が定着ローラ
１４３と接触する時にその接触部位に液状のキャリアを
供給するキャリア供給装置１５９が設置されることが望
ましい。
対して離隔されていた前記クリーニングベルト１５１を
所定枚数の印刷後に定着ローラ１４３に接触させるため
のものである。この圧着装置は、前記クリーニングベル
ト１５１を介在して定着ローラ１４３の反対側に位置す
る圧着部材１５５と、前記圧着部材１５５がクリーニン
グベルト１５１を定着ローラ１４３に接触されるように
加圧するための弾性部材１５６及び圧着部材１５５をク
リーニングベルト１５１から離脱させるためのシリンダ
ー１５７とを含む。また、前記定着ローラクリーニング
装置１５０にはクリーニングベルト１５１が定着ローラ
１４３と接触する時にその接触部位に液状のキャリアを
供給するキャリア供給装置１５９が設置されることが望
ましい。
【００２６】前記ピールフォース調節手段１６０は、印
刷モードで前記転写ローラ１４１のピールフォースが感
光ベルト１１０のピールフォースよりは高くて印刷用紙
Pのピールフォースよりは低い状態を維持するようにピ
ールフォースを調節する。前記ピールフォース調節手段
１６０は感光ベルト１１０と転写ローラ１４１に残留す
る異物を除去する摩擦部材１６１と、前記摩擦部材１６
１を前記感光ベルト１１０と転写ローラ１４１に対して
間欠的に接触及び離隔させるための加圧装置とを具備す
る。前記摩擦部材１６１は感光ベルト１１０と転写ロー
ラ１４１に同時に接触される。
刷モードで前記転写ローラ１４１のピールフォースが感
光ベルト１１０のピールフォースよりは高くて印刷用紙
Pのピールフォースよりは低い状態を維持するようにピ
ールフォースを調節する。前記ピールフォース調節手段
１６０は感光ベルト１１０と転写ローラ１４１に残留す
る異物を除去する摩擦部材１６１と、前記摩擦部材１６
１を前記感光ベルト１１０と転写ローラ１４１に対して
間欠的に接触及び離隔させるための加圧装置とを具備す
る。前記摩擦部材１６１は感光ベルト１１０と転写ロー
ラ１４１に同時に接触される。
【００２７】また、ピールフォース調節手段１６０は、
前記摩擦部材１６１が前記感光ベルト１１０と転写ロー
ラ１４１に接触する時に液状のキャリアが前記摩擦部材
１６１に供給されるようにキャリア供給用ノズル１６５
をさらに含むことが望ましい。前記加圧装置は、前記摩
擦部材１６１を感光ベルト１１０と転写ローラ１４１の
方に圧着するためのスプリング部材１６３と、前記スプ
リング部材１６３を離隔させるためのシリンダー１６４
とを含んでいる。前記摩擦部材１６１は、間欠的に感光
ベルト１１０と転写ローラ１４１に接触されて感光ベル
ト１１０と転写ローラ１４１に残留するトナーなどの異
物を除去してピールフォース上昇を抑制する。
前記摩擦部材１６１が前記感光ベルト１１０と転写ロー
ラ１４１に接触する時に液状のキャリアが前記摩擦部材
１６１に供給されるようにキャリア供給用ノズル１６５
をさらに含むことが望ましい。前記加圧装置は、前記摩
擦部材１６１を感光ベルト１１０と転写ローラ１４１の
方に圧着するためのスプリング部材１６３と、前記スプ
リング部材１６３を離隔させるためのシリンダー１６４
とを含んでいる。前記摩擦部材１６１は、間欠的に感光
ベルト１１０と転写ローラ１４１に接触されて感光ベル
ト１１０と転写ローラ１４１に残留するトナーなどの異
物を除去してピールフォース上昇を抑制する。
【００２８】以下、前記のように構成された本発明の実
施例に係る湿式電子写真方式の印刷装置の動作を図３及
び図４を参照して詳細に説明する。
施例に係る湿式電子写真方式の印刷装置の動作を図３及
び図４を参照して詳細に説明する。
【００２９】印刷初期時に前記感光ベルト１１０と転写
ローラ１４１の表面に摩擦部材１６１を接触させながら
キャリアを供給する。前記感光ベルト１１０と転写ロー
ラ１４１にキャリアが供給されると、図４の斜線領域S
５のように感光ベルト１１０のピールフォース増加速度
より転写ローラ１４１のピールフォース増加速度が速く
なって感光ベルト１１０と転写ローラ１４１とのピール
フォース差が大きくなる。したがって、感光ベルト１１
０から転写ローラ１４１に転写される効率を向上させら
れる。
ローラ１４１の表面に摩擦部材１６１を接触させながら
キャリアを供給する。前記感光ベルト１１０と転写ロー
ラ１４１にキャリアが供給されると、図４の斜線領域S
５のように感光ベルト１１０のピールフォース増加速度
より転写ローラ１４１のピールフォース増加速度が速く
なって感光ベルト１１０と転写ローラ１４１とのピール
フォース差が大きくなる。したがって、感光ベルト１１
０から転写ローラ１４１に転写される効率を向上させら
れる。
【００３０】以後、印刷枚数が１０００枚以上に増加し
つつ前記転写ローラ１４１のピールフォースが図４の点
線Aのように４００[g/inch]以上になれば、T２転写不良
を招く。前記ピールフォース調節手段１６０は点線Aの
ようにピールフォースが増加することを抑制する。すな
わち、約１０００枚印刷後に印刷作業を中止させ、前記
摩擦部材１６１を転写ローラ１４１に接触させて転写ロ
ーラ１４１に残留するトナーを除去する。また、前記転
写ローラ１４１に残留するトナーを除去すると同時に摩
擦部材１６１を感光ベルト１１０にも接触させて感光ベ
ルト１１０のピールフォースも低める。このような転写
ローラ１４１のピールフォース調節作業は、転写ローラ
１４１のピールフォースが所定パターンに増加すること
を考慮して所定周期、例えば、印刷枚数１００枚周期で
実行する。
つつ前記転写ローラ１４１のピールフォースが図４の点
線Aのように４００[g/inch]以上になれば、T２転写不良
を招く。前記ピールフォース調節手段１６０は点線Aの
ようにピールフォースが増加することを抑制する。すな
わち、約１０００枚印刷後に印刷作業を中止させ、前記
摩擦部材１６１を転写ローラ１４１に接触させて転写ロ
ーラ１４１に残留するトナーを除去する。また、前記転
写ローラ１４１に残留するトナーを除去すると同時に摩
擦部材１６１を感光ベルト１１０にも接触させて感光ベ
ルト１１０のピールフォースも低める。このような転写
ローラ１４１のピールフォース調節作業は、転写ローラ
１４１のピールフォースが所定パターンに増加すること
を考慮して所定周期、例えば、印刷枚数１００枚周期で
実行する。
【００３１】また、印刷終了後にも感光ベルト１１０と
転写ローラ１４１に付着されたトナーなどの異物が次の
印刷作業に影響を与えないように感光ベルト１１０と転
写ローラ１４１をクリーニングしてピールフォースを低
めることが望ましい。
転写ローラ１４１に付着されたトナーなどの異物が次の
印刷作業に影響を与えないように感光ベルト１１０と転
写ローラ１４１をクリーニングしてピールフォースを低
めることが望ましい。
【００３２】そして、前記定着ローラ１４３の表面に対
して連続的にまたは間欠的にクリーニングベルト１５１
を接触させて定着ローラ１４３に残留するトナーなどの
異物を除去して図４の点線Bに示したように、定着ロー
ラ１４３のピールフォースが低くなることを抑制する。
して連続的にまたは間欠的にクリーニングベルト１５１
を接触させて定着ローラ１４３に残留するトナーなどの
異物を除去して図４の点線Bに示したように、定着ロー
ラ１４３のピールフォースが低くなることを抑制する。
【００３３】前記定着ローラ１４３に残留するトナーは
圧着部材１５５を用いて定着ローラ１４３に接触するク
リーニングベルト１５１により除去される。この時、ク
リーニングベルト１５１の方に定着ローラ１４３に付着
されたトナーが容易に移されるようにキャリア供給装置
１５９を通じてキャリアをクリーニングベルト１５１と
定着ローラ１４３の接触部位に供給する。
圧着部材１５５を用いて定着ローラ１４３に接触するク
リーニングベルト１５１により除去される。この時、ク
リーニングベルト１５１の方に定着ローラ１４３に付着
されたトナーが容易に移されるようにキャリア供給装置
１５９を通じてキャリアをクリーニングベルト１５１と
定着ローラ１４３の接触部位に供給する。
【００３４】また、前記クリーニングベルト１５１は、
移されたトナーによりクリーニング性能が低下されない
ように所定周期に移送される。本発明の実施例では印刷
枚数１００枚周期に巻取リール１５３を回転させ、１回
に約２〜４mmずつクリーニングベルト１５１を供給リー
ル１５２から巻取リール１５３に移送させる。
移されたトナーによりクリーニング性能が低下されない
ように所定周期に移送される。本発明の実施例では印刷
枚数１００枚周期に巻取リール１５３を回転させ、１回
に約２〜４mmずつクリーニングベルト１５１を供給リー
ル１５２から巻取リール１５３に移送させる。
【００３５】図４にはクリーニングベルト１５１を印刷
枚数５０枚周期で定着ローラ１４３に接触させながらピ
ールフォースの変化を測定したグラフィックが示されて
いるが、ピールフォース測定を実施した結果、印刷前に
は定着ローラ１４３のピールフォースは約１２００[g/i
nch]であったが、約５０枚印刷後の定着ローラ１４３ピ
ールフォースは約９００[g/inch]まで低まった。このよ
うに、定着ローラ１４３のピールフォースが低まった状
態で定着ローラ１４３にクリーニングベルト１５１を接
触させてクリーニングした結果、約１２００[g/inch]に
ピールフォースが上昇することが分かる。したがって、
定着ローラ１４３のピールフォースが常に印刷用紙Pよ
り高い状態を維持させることによって転写ローラ１４１
に残留するトナーを定着ローラ１４３の方に容易に移す
ことができる。また、定着ローラ１４３に残留するトナ
ーを除去することによって印刷用紙Pの背面汚染を抑制
できる。
枚数５０枚周期で定着ローラ１４３に接触させながらピ
ールフォースの変化を測定したグラフィックが示されて
いるが、ピールフォース測定を実施した結果、印刷前に
は定着ローラ１４３のピールフォースは約１２００[g/i
nch]であったが、約５０枚印刷後の定着ローラ１４３ピ
ールフォースは約９００[g/inch]まで低まった。このよ
うに、定着ローラ１４３のピールフォースが低まった状
態で定着ローラ１４３にクリーニングベルト１５１を接
触させてクリーニングした結果、約１２００[g/inch]に
ピールフォースが上昇することが分かる。したがって、
定着ローラ１４３のピールフォースが常に印刷用紙Pよ
り高い状態を維持させることによって転写ローラ１４１
に残留するトナーを定着ローラ１４３の方に容易に移す
ことができる。また、定着ローラ１４３に残留するトナ
ーを除去することによって印刷用紙Pの背面汚染を抑制
できる。
【００３６】また、本発明の実施例に係る湿式電子写真
方式の印刷装置は、前記転写ローラ１４１と定着ローラ
１４３との圧着力が前記感光ベルト１１０と転写ローラ
１４１との圧着力より１０kgfより高くなったことが望
ましい。
方式の印刷装置は、前記転写ローラ１４１と定着ローラ
１４３との圧着力が前記感光ベルト１１０と転写ローラ
１４１との圧着力より１０kgfより高くなったことが望
ましい。
【００３７】例えば、図３を参照するに、感光ベルト１
１０と転写ローラ１４１とのT1転写に加わる圧着力がF
１であり、転写ローラ１４１と定着ローラ１４３とのT2
転写に加わる圧着力がF２の時、F１を６０kgfとしF２を
７０kgfで圧着しつつ転写ローラ１４１に形成された画
像を印刷用紙Pに転写する。このように、F２の値がF１
の値より１０kgf高く設定されれば、T1転写での転写ロ
ーラ１４１のピールフォースよりT2転写での印刷用紙P
のピールフォースが高くなる。したがって、転写ローラ
１４１と定着ローラ１４３との接触条件、すなわち、転
写ローラ１４１と定着ローラ１４３との間を過ぎる印刷
用紙Pの加圧条件を向上させることによって、印刷用紙P
への転写効率を向上させられる。
１０と転写ローラ１４１とのT1転写に加わる圧着力がF
１であり、転写ローラ１４１と定着ローラ１４３とのT2
転写に加わる圧着力がF２の時、F１を６０kgfとしF２を
７０kgfで圧着しつつ転写ローラ１４１に形成された画
像を印刷用紙Pに転写する。このように、F２の値がF１
の値より１０kgf高く設定されれば、T1転写での転写ロ
ーラ１４１のピールフォースよりT2転写での印刷用紙P
のピールフォースが高くなる。したがって、転写ローラ
１４１と定着ローラ１４３との接触条件、すなわち、転
写ローラ１４１と定着ローラ１４３との間を過ぎる印刷
用紙Pの加圧条件を向上させることによって、印刷用紙P
への転写効率を向上させられる。
【００３８】本発明の実施例では感光ベルト１１０と転
写ローラ１４１との圧着力F１が６０kgfであることを示
したが、この設定値は絶対的な値ではなく各構成要素を
組立てる過程で可変のものであり、前記F２の値も前記F
１の値変化により可変的になりうることはもちろんであ
る。
写ローラ１４１との圧着力F１が６０kgfであることを示
したが、この設定値は絶対的な値ではなく各構成要素を
組立てる過程で可変のものであり、前記F２の値も前記F
１の値変化により可変的になりうることはもちろんであ
る。
【００３９】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の望ましい
実施例に係る湿式電子写真方式の印刷装置は画像転写に
関する感光ベルト、転写ローラ及び定着ローラそれぞれ
のピールフォース相関関係を設定し、そのピールフォー
スを調節するための調節手段を具備することによって、
感光ベルトから転写ローラに転写される効率及び転写ロ
ーラから印刷用紙に転写される効率を向上させられる。
したがって、印刷用紙が転写ローラに巻かれるつまり現
象の発生や印刷用紙の背面が汚れる問題点を抑制でき
る。
実施例に係る湿式電子写真方式の印刷装置は画像転写に
関する感光ベルト、転写ローラ及び定着ローラそれぞれ
のピールフォース相関関係を設定し、そのピールフォー
スを調節するための調節手段を具備することによって、
感光ベルトから転写ローラに転写される効率及び転写ロ
ーラから印刷用紙に転写される効率を向上させられる。
したがって、印刷用紙が転写ローラに巻かれるつまり現
象の発生や印刷用紙の背面が汚れる問題点を抑制でき
る。
【００４０】本発明は図示した実施例を参考にして説明
されたが、これは例示的なことに過ぎず、当該分野で通
常的な知識を有する者であればこれより多様な変形及び
均等な他の実施例が可能であることを理解するであろ
う。したがって、本発明の技術的な保護範囲は特許請求
の範囲に限って決まらねばならない。
されたが、これは例示的なことに過ぎず、当該分野で通
常的な知識を有する者であればこれより多様な変形及び
均等な他の実施例が可能であることを理解するであろ
う。したがって、本発明の技術的な保護範囲は特許請求
の範囲に限って決まらねばならない。
【図１】従来の電子写真方式の印刷装置を示す概略的な
図である。
図である。
【図２】図１に示した印刷装置の感光ベルトと転写ロー
ラと定着ローラの印刷枚数に係るピールフォース関係を
示すグラフィックである。
ラと定着ローラの印刷枚数に係るピールフォース関係を
示すグラフィックである。
【図３】本発明の実施例に係る電子写真方式の印刷装置
を示す図である。
を示す図である。
【図４】図３に示した印刷装置の各構成要素の印刷枚数
に係るピールフォース関係を示すグラフィックである。
に係るピールフォース関係を示すグラフィックである。
１０３ 除電器 １０５ 帯電器 １１０ 感光ベルト １１１ 駆動ローラ １１２ 転写バックアップローラ １１３ ステアリングローラ １２０ 現像ユニット １３０ 乾燥ユニット １３１ 乾燥ローラ １３３ リジェネレーションローラ １４０ 転写ユニット １４１ 転写ローラ １４３ 定着ローラ １５０ 定着ローラクリーニング装置 １５１ クリーニングベルト １５２ 供給リール １５３ 巻取リール １５５ 圧着部材 １５６ 弾性部材 １５７、１６４ シリンダー １５９ キャリア供給装置 １６０ ピールフォース調節手段 １６１ 摩擦部材 １６３ スプリング部材 １６５ キャリア供給用ノズル LSU レーザー走査ユニット I 画像 P 印刷用紙
フロントページの続き Ｆターム(参考） 2H033 AA01 AA08 AA49 BA51 BA55 BA57 BA58 BB03 BE09 CA26 2H074 BB42 BB60 CC21 EE07 2H078 AA01 BB01 BB12 CC06 DD05 DD41 DD42 DD53 DD57 EE04 EE27 2H200 FA08 FA16 GA09 GA24 GA43 GA50 GA51 GB15 GB22 GB23 GB25 GB40 HA02 HB12 HB22 JA02 JA07 JA08 JC02 JC12 LA17 LA24 LB02 LB08 LB15 MC20
Claims (9)
- 【請求項１】 所定軌道を走行する感光ベルトと、 前記感光ベルトに接触回転されて現像ユニットにより前
記感光ベルトに現像された画像を転写される転写ローラ
と、 転写ローラ間に通過する印刷用紙に前記転写ローラに転
写されたトナー画像が転写されるように前記転写ローラ
に圧着力を提供する定着ローラと、 前記定着ローラに連続的または間欠的に接触されて、前
記定着ローラのピールフォースを所定範囲内に維持させ
る定着ローラクリーニング装置と、 前記転写ローラのピールフォースを所定範囲内に維持さ
せるピールフォース調節手段とを含み、 前記転写ローラ、印刷用紙、定着ローラそれぞれの表面
エネルギーSET、SEP、SEFが下記の式（１）を満足する
ことを特徴とする湿式電子写真方式の印刷装置。 【数１】 - 【請求項２】 前記印刷用紙のピールフォースPFPが６
００〜８００[g/inch]の時、前記感光ベルト、転写ロー
ラ、定着ローラそれぞれのピールフォースPFO、PFT及び
PFFは、印刷モード時に下記の式（２）を満足すること
を特徴とする請求項１に記載の湿式電子写真方式の印刷
装置。 【数２】 - 【請求項３】 前記定着ローラは、ピールフォースが高
いアルミニウムまたはアルミニウム合金よりなることを
特徴とする請求項１または請求項２に記載の湿式電子写
真方式の印刷装置。 - 【請求項４】 前記定着ローラクリーニング装置は、 前記定着ローラ周囲に位置するように回転可能に設置さ
れた供給リール及び巻取リールと、 前記供給リールから巻取リールに移送可能に設置され、
前記供給リールと巻取リールとの間で定着ローラと接触
して定着ローラの外周面に残留するトナーなどの異物を
除去するクリーニングベルトと、 前記クリーニングベルトを定着ローラと選択的に接触さ
せるための圧着装置とを具備することを特徴とする請求
項１に記載の湿式電子写真方式の印刷装置。 - 【請求項５】 前記クリーニングベルトには液状のキャ
リアが含まれていることを特徴とする請求項４に記載の
湿式電子写真方式の印刷装置。 - 【請求項６】 前記圧着装置は、 前記クリーニングベルトを介在して定着ローラと対面す
るように設置された圧着部材と、 前記クリーニングベルトが前記定着ローラに接触するよ
うに前記圧着部材に圧着力を提供する弾性部材と、 前記定着ローラからクリーニングベルトが離隔される方
向に前記圧着部材を駆動するシリンダーとを具備するこ
とを特徴とする請求項４に記載の湿式電子写真方式の印
刷装置。 - 【請求項７】 前記ピールフォース調節手段は、 乾燥ローラと転写ローラとの間に配置されて、感光ベル
トと転写ローラに残留する異物を除去するように感光ベ
ルトと転写ローラに同時に接触される摩擦部材と、 前記摩擦部材を感光ベルトと転写ローラに接触及び離隔
させるための加圧装置とを具備することを特徴とする請
求項１に記載の湿式電子写真方式の印刷装置。 - 【請求項８】 前記ピールフォース調節手段は、 前記摩擦部材に液状のキャリアを供給するノズルをさら
に含むことを特徴とする請求項７に記載の湿式電子写真
方式の印刷装置。 - 【請求項９】 前記転写ローラと定着ローラとの圧着力
が前記感光ベルトと転写ローラとの圧着力より相対的に
さらに高く設定されたことを特徴とする請求項１に記載
の湿式電子写真方式の印刷装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1020000025768A KR100354765B1 (ko) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | 습식 전자사진방식 인쇄장치 |
| KR25768/2000 | 2000-05-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001324878A true JP2001324878A (ja) | 2001-11-22 |
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Family
ID=19668605
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001072601A Expired - Fee Related JP3445254B2 (ja) | 2000-05-15 | 2001-03-14 | 湿式電子写真方式の印刷機 |
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6389259B2 (ja) |
| EP (1) | EP1156394A3 (ja) |
| JP (1) | JP3445254B2 (ja) |
| KR (1) | KR100354765B1 (ja) |
| CN (1) | CN1166991C (ja) |
| TW (1) | TW526401B (ja) |
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| KR100645959B1 (ko) | 2004-12-03 | 2006-11-15 | 삼성전자주식회사 | 습식 화상형성장치의 전사롤러 클리닝장치 및 클리닝방법 |
| JP2007121448A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Sharp Corp | 画像形成装置 |
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-
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- 2000-05-15 KR KR1020000025768A patent/KR100354765B1/ko not_active IP Right Cessation
-
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- 2001-02-27 TW TW090104801A patent/TW526401B/zh not_active IP Right Cessation
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