JP2003015430A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003015430A
JP2003015430A JP2001203846A JP2001203846A JP2003015430A JP 2003015430 A JP2003015430 A JP 2003015430A JP 2001203846 A JP2001203846 A JP 2001203846A JP 2001203846 A JP2001203846 A JP 2001203846A JP 2003015430 A JP2003015430 A JP 2003015430A
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Koichi Ishii
浩一 石井
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の中間転写媒体からの剥離を容易に
し「ペーパバーサタイル性」を向上させる構造を有する
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像担持体10に形成された画像を中間
転写媒体80の表面に形成された弾性層82に転写した
後、記録媒体100を弾性層82に粘着させた状態で搬
送しつつ、弾性層82に転写された画像を記録媒体10
0上に転写する画像転写手段2を具備し、弾性層82の
一部の領域に、弾性層82の他の領域と比べて密着性が
低い離型領域83を形成し、中間転写媒体80上に転写
された画像を記録媒体100上に転写する前に、記録媒
体100の先頭部分が離型領域83に位置するように、
中間転写媒体80と記録媒体100とを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写媒体を介
して画像転写を行うことにより画像を形成する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】液体トナーを用いた「湿式電子写真技
術」は、サブミクロンサイズの極めて微細なトナー粒子
を用いることができるためオフセット印刷並みの高画質
を実現できること、少量の液体トナーで十分な画像濃度
が得られるためコピーコストを低減できること、比較的
低温でトナー粒子の像を記録媒体(記録用紙)に定着で
きるため省エネルギーを実現できることといった「乾式
電子写真技術」では実現できない利点を有しており、近
年その価値が見直されつつある。
【0003】従来の液体トナーを用いた「湿式電子写真
技術」では、感光体上に形成された液体トナー像を、直
接電界により記録媒体(記録用紙)に転写する「直接電
界転写方式」が主流となっていた。
【0004】しかしながら、従来の「直接電界転写方
式」は、記録媒体(記録用紙)表面の凹凸に応じた電界
変動による転写むらが生じやすく、記録媒体(記録用
紙)の電気特性のばらつきや環境依存性などによって、
転写不良が生じ易いという欠点があった。従って、従来
の「直接電界転写方式」は、転写画像の画質を著しく劣
化させていた。更に、帯電粒子であるトナー粒子が、周
知の電気泳動現象よって溶媒中を移動して記録媒体(記
録用紙)へ転写されることから、従来の「直接電界転写
方式」では、所定量の溶媒が、潜像保持体と記録媒体
(記録用紙)との間に介在していなければならず、その
結果、転写後の記録媒体(記録用紙)には多量の溶媒が
付着していた。この溶媒は、熱による定着工程でその一
部が揮発し、画像形成装置外へ放出されるため、臭気
や、蒸気の吸入による人体への悪影響といった問題を引
き起こしていた。
【0005】この「直接電界転写方式」の欠点を克服す
べく提案されたのが、中間転写媒体を用いた「間接転写
方式」である。米国特許第5,148,222号、同5,166,734
号、同5,208,637号等には、トナー粒子の像を、潜像保
持体から中間転写媒体へ電界によって転写し、しかる後
に、圧力(および熱)によって記録媒体(記録用紙)へ
転写する方法が開示されている。また、特公昭46-41679
号及び特開昭62-280882号等には、電界による転写を用
いずに、トナー粒子の像の中間転写媒体への転写とトナ
ー粒子の像の記録媒体(記録用紙)への転写の双方にお
いて、圧力(及び熱)を用いる方法が開示されている。
【0006】いずれの方法においても、圧力によって、
トナー粒子の像を乾燥された状態で記録媒体(記録用
紙)に転写するため、記録媒体(記録用紙)に溶媒が付
着することなく、トナー粒子の像が、高い効率で記録媒
体(記録用紙)に転写される。また、これらの方法は、
圧力を調整することで、様々な種類の記録媒体(記録用
紙)にトナー粒子の像を転写することが可能であり、い
わゆる「ペーパバーサタイル性」を有するという利点が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧力に
よってトナー粒子の像を記録媒体(記録用紙)に転写す
る従来の「間接転写方式」では、中間転写媒体として弾
性を有するゴム材料等が一般的に使用されるため、中間
転写媒体の表面は、ある程度の密着性を有する。従っ
て、従来の「間接転写方式」には、トナー粒子の像を中
間転写媒体から記録媒体(記録用紙)に転写する際に、
その密着性の影響で、記録媒体(記録用紙)が、中間転
写媒体側に貼りつき巻き込まれる可能性が高いという問
題点があった。
【0008】また、従来の「間接転写方式」には、この
ような状態で、分離爪などを使用して記録媒体(記録用
紙)を中間転写媒体から剥離しようとしても、記録媒体
(記録用紙)の種類によっては中間転写媒体への密着力
が強いため、剥離が困難であったり、あるいは剥離でき
たとしても記録媒体(記録用紙)の破断を招くこととい
う問題点があった。特に、表面の平滑性が高い記録媒体
(記録用紙)は、中間転写媒体への密着力が強く、給紙
が困難であった。
【0009】これに対処すべく、予め記録媒体(記録用
紙)を別の機構でチャッキングして中間転写媒体への巻
き込みを防止する方法等もあるが、機構が複雑になる不
利益を伴うものであった。
【0010】そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなさ
れたもので、いかなる記録媒体(記録用紙)であっても
中間転写媒体からの剥離を容易にし「ペーパバーサタイ
ル性」を向上させる構造を有する画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像担持体表
面にトナー粒子で形成された画像を中間転写媒体の表面
に転写し、中間転写媒体の表面に転写された画像を中間
転写媒体に接触するように供給される記録媒体に転写す
るものであって、中間転写媒体が、画像が転写される第
1の領域と、第1の領域よりも密着性の低い第2の領域
とを有し、記録媒体の先端が第2の領域上に位置するよ
うに、記録媒体の供給を制御する供給制御部を具備する
ことを特徴とするものである。
【0012】本発明によれば、中間転写媒体の表面の一
部を低粘着化させた第2の領域を形成しておき、記録媒
体の先端部分をこの第2の領域に接するように制御する
ことで、記録媒体の先端を確実に中間転写媒体から浮か
せることができ、たとえ平滑性の高い記録媒体を用いる
場合であっても画像転写部からの記録媒体の剥離を容易
に行うことが可能となる。
【0013】また、本発明は、画像担持体表面にトナー
粒子で形成された画像を中間転写媒体の表面に転写し、
中間転写媒体の表面に転写された画像を中間転写媒体に
接触するように供給される記録媒体に転写する画像形成
装置において、中間転写媒体の記録媒体の先端が供給さ
れる部分に、中間転写媒体の表面よりも密着性の低い離
型領域を形成する離型領域形成手段と、離型領域を除去
する離型領域除去手段とを有することを特徴とするもの
である。
【0014】本発明によれば、離型領域形成手段が、中
間転写媒体の表面に転写された画像を記録媒体上に転写
する前に、記録媒体の先頭部分が離型領域に位置するよ
うに、中間転写媒体の一部の領域に離型領域を形成する
ため、中間転写媒体と記録媒体とを制御することなく、
中間転写媒体から記録媒体への転写後に、記録媒体を中
間転写媒体から剥離することが容易となる。
【0015】上述の発明において、画像が中間転写媒体
の表面に転写される前に、離型領域の形成を行うように
離型領域形成手段を制御する離型領域形成制御部と、画
像が記録媒体に転写された後に、離型領域の除去を行う
ように離型領域除去手段を制御する離型領域除去制御部
とを有することが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】(本発明の一実施形態に係る画像
形成装置の構成)本発明の一実施形態について図1を参
照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る画像形
成装置の概略構成図である。
【0017】本発明の一実施形態に係る画像形成装置
は、液体トナーを用いた湿式電子写真技術における間接
転写方式によって画像を形成するものであって、具体的
には、図1に示すように、画像形成部1と、画像転写部
2と、給紙機構3と、分離機構4と、コントローラ10
2とによって構成されている。
【0018】画像形成部1は、従来の湿式電子写真技術
を用いて、記録媒体(記録用紙)に転写するための「画
像(液体トナー像)」を感光体ドラム10等の画像担持
体上に形成するものである。画像形成部1は、図1に示
すように、具体的には、感光体ドラム10と、帯電手段
20と、露光手段30と、現像手段40と、スクイーズ
手段50と、乾燥手段60と、クリーニング手段70と
によって構成されている。個々の構成要素は、従来の技
術をそのまま使用することが可能である。
【0019】感光体ドラム10は、金属ドラム11によ
って構成されており、金属ドラム11上に、無機材料若
しくは有機材料からなる感光層12を有し、好ましく
は、更にその上に保護層を有する。感光体ドラム10
は、駆動軸を中心に(本実施形態では)時計回りに回転
するものであって、記録媒体(記録用紙)に転写するた
めに形成された画像を保持する画像担持体である。感光
体ドラム10の駆動軸には、エンコーダ13が設けられ
ている。エンコーダ13は、感光体ドラム10の回転位
置を検出するものである。
【0020】帯電手段20は、感光体ドラム10の周囲
に設けられており、感光体ドラム10を一様に帯電させ
るものである。帯電手段20は、例えば、コロトロンや
スコロトロン等のワイヤを用いた帯電器や固体イオン発
生器等によって構成される。
【0021】露光手段30は、感光体ドラム10の周囲
に設けられており、感光体ドラム10に帯電された電荷
に対して画像形成信号に応じた光照射を行い、感光体ド
ラム10の感光層12上に静電潜像を形成するものであ
る。露光手段30は、例えば、レーザ光学系のようにビ
ームの走査を伴うものによって構成されてもよいし、L
EDヘッドのような固体ヘッドによって構成されてもよ
い。
【0022】現像手段40は、感光体ドラム10の周囲
に設けられており、感光体ドラム10の感光層12に形
成された静電潜像を顕像化するために、液体トナー41
を供給して感光体ドラム10の感光層12上に液体トナ
ー像を形成するものである。現像手段40は、具体的に
は、液体トナー41と、液体トナー保持部材42と、現
像ローラ43とによって構成される。液体トナー41
は、例えば、絶縁性の炭化水素系の溶媒中に、顔料成分
を含有したトナー粒子を分散させたものである。液体ト
ナー保持部材42は、液体トナー41を保持するもので
ある。現像ローラ43は、液体トナー41を感光体ドラ
ム10の表面に供給するためのものであり、また、現像
バイアスが供給されることで、現像ローラ43と静電潜
像との間にできる電界によってトナー粒子を電気泳動さ
せて静電潜像を顕像化するものである。
【0023】スクイーズ手段50は、感光体ドラム10
の周囲に設けられており、感光体ドラム10の感光層1
2上に形成された液体トナー像(溶媒中にトナー粒子で
形成された像)から余剰溶媒を除去するものである。ス
クイーズ手段50は、感光体ドラム10の表面からギャ
ップを介して設けられたローラを具備し、感光体ドラム
10の移動方向と逆方向(本実施形態では反時計回り)
に回転する。
【0024】乾燥手段60は、感光体ドラム10の周囲
に設けられており、スクイーズした液体トナー像を乾燥
させることによって、液体トナー像中の溶媒量を更に減
少させるものである。ここで乾燥した液体トナー像を
「乾燥トナー像」と呼ぶ。
【0025】乾燥手段60は、感光体ドラム10の表面
に空気流を供給する装置を具備する。
【0026】クリーニング手段70は、感光体ドラム1
0上に残留した乾燥トナー像を回収するものである。ク
リーニング手段70は、例えば、駆動ローラ表面にウェ
ブを巻きつけた構成の装置等によって構成される。
【0027】画像転写部2は、感光体ドラム10上に形
成された乾燥トナー像を中間転写ローラ80に転写し、
中間転写ローラ80に転写された乾燥トナー像をさらに
記録媒体(記録用紙)に転写する画像転写手段である。
画像転写部2は、図1に示すように、具体的には、中間
転写ローラ80と、バックアップローラ90とによって
構成される。
【0028】中間転写ローラ80は、駆動軸を中心に
(本実施形態では反時計回りに)回転するものであっ
て、感光体ドラム10から感光体ドラム10上に形成さ
れた「画像(乾燥トナー像)」を記録媒体(記録用紙)
に転写するために一時的に保持する中間転写媒体であ
る。中間転写ローラ80は、金属ローラ81によって構
成されており、金属ローラ81上に、例えば、シリコン
ゴム、ウレタンゴム等の弾性材料からなる弾性層82を
有する。
【0029】中間転写ローラ80の弾性層82の表面の
一部は、図2のように、中間転写ローラ80の長手方向
に一定の幅で「離型領域(第2の領域)83」が形成さ
れるように事前に処理されている。「離型領域83」
は、上述のように処理されることによって、弾性層82
の弾性材料の密着性が、上述の処理の施されていない領
域における弾性材料の密着性と比して低下している領域
である。
【0030】弾性層82を構成する弾性材料は、感光体
からの転写性を向上させるために、極めて平滑性の高い
表面であるため、供給される紙等の記録媒体に対して密
着性が高い。しかし、例えば、弾性層82に図3に示す
ような微細な凹凸を形成することによって弾性層82の
表面の粗さが変えられた離型領域83では、弾性層82
を構成する弾性材料に対象物を接触させた時の接触面積
が小さくなるため密着性が低下する。そのため、弾性層
82の弾性材料の密着性が、上述のように弾性層82の
表面の粗さが変えられていない領域における弾性材料の
密着性と比して低下する。従って、離型領域83を形成
するための処理は、金属ローラ81上に弾性層82を形
成した後に、弾性層82の表面の粗さを変えることによ
って行うことができる。この離型領域83を形成するた
めの処理は、例えば、サンドブラスト法等により、通常
の弾性層82の表面の粗さ(3μm程度)を20乃至8
0μm程度の粗さになるように削ることによって行うこ
とができる。また、この離型領域83を形成するための
処理は、弾性層82の一部をくりぬくことによっても行
うことができる。
【0031】また、硬度の高い材料の方が、硬度の低い
材料と比して粘着力が小さい。従って、離型領域83を
形成するための処理は、金属ローラ81上に弾性層82
を形成した後に、弾性層82の表面に硬度の高い材料、
すなわち密着性の低い材料を塗布(付着)することによ
って行うことができる。この離型領域83を形成するた
めの処理は、図4(A)に示すように、例えば、高硬度
(例えば95度)のシリコン系材料を塗布(10乃至2
0μm厚程度)することによって行うことができる。通
常、弾性材料として用いられるシリコン系材料の硬度
は、50度程度である。また、この離型領域83を形成
するための処理は、図4(B)に示すように、例えば、
弾性層82の表面への直接塗布することが困難な材料
(例えばテフロン系材料等)を、プライマーを介して弾
性層82の表面に塗布(10乃至20μm厚程度)する
ことによって行うことができる。なお、ここで、塗布す
る材料は、高硬度の材料に限定されず、密着性の低いも
のであればよい。
【0032】中間転写ローラ80は、好ましくは、その
内部にハロゲンヒータ等のヒータ(加熱源)を具備す
る。また,中間転写ローラ80の駆動軸には、エンコー
ダ84が設けられている。エンコーダ84は、離型領域
83の位置を検出するものである。中間転写ローラ80
は、エンコーダ84に換えて、中間転写ローラ80の一
部にマーカーを設けておき、そのマーカーの位置を検出
するシステムを設けてもよい。なお、離型領域83は、
後述するように中間転写ローラ80の弾性層82への記
録媒体の密着を防止する目的で設けられたものであり、
画像を転写する機能は、著しく低下している。従って、
画像の転写が離型領域83以外で行われるように、離型
領域83を除いた中間転写ローラ80の周長は、記録媒
体(記録用紙)に転写(記録)する画像の長さと同等以
上に設定しておく必要がある。
【0033】バックアップローラ90は、駆動軸を中心
に(本実施形態では)時計回りに回転するものであっ
て、中間転写ローラ80に保持されている乾燥トナー像
を記録媒体100に転写する際に、中間転写ローラ80
に対して圧力及び熱の作用を与えるものである。バック
アップローラ90は、金属ローラ91によって構成され
ており、好ましくは、金属ローラ91の表面に低密着性
あるいは低摩擦性の弾性層を有する。バックアップロー
ラ90は、その内部にヒータ92を有する。
【0034】給紙機構3は、画像転写部2の近傍に設け
られており、中間転写ローラ80とバックアップローラ
90との間、すなわち画像転写部2に、記録媒体100
を搬送するものである。給紙機構3は、少なくとも一対
の給紙ローラ101によって構成される。
【0035】分離機構4は、画像転写部2の近傍に設け
られており、中間転写ローラ80に粘着した記録媒体1
00を剥離し、剥離した記録媒体100を画像形成装置
外に排出するものである。分離機構4は、ガイド103
と、搬送ローラ104とによって構成されている。ガイ
ド103は、記録媒体100を排出方向へ誘導するもの
である。
【0036】コントローラ102は、エンコーダ13、
84により検出された情報に基づいて、露光手段30と
給紙ローラ101とに指示を送ることによって、本実施
形態に係る画像形成装置の動作を制御するものである。
【0037】(実施形態1に係る画像形成装置の動作)
本実施形態に係る画像形成装置の動作について、図5を
参照にしながら説明する。図5は、本実施形態に係る画
像形成装置の動作を示すフローチャート図である。
【0038】図5に示すように、ステップS1におい
て、画像形成部1の感光体ドラム10が、時計回りに回
転を開始する。ステップS2において、画像形成部1の
帯電手段20が、回転している感光体ドラム10を一様
に帯電させる。ステップS3において、画像形成部1の
露光手段30が、コントローラ102からの指示に応じ
て、回転している感光体ドラム10の感光層12に、記
録媒体100に記録する画像を示す静電潜像を形成す
る。ここで、露光手段30の動作タイミングは、後述の
ステップS7における画像転写のタイミング条件を満た
すように制御される。
【0039】ステップS4において、画像形成部1の現
像手段40が、回転している感光体ドラム10の感光層
12に形成された静電潜像を顕像化するために、液体ト
ナー41を供給して感光体ドラム10の感光層12上に
液体トナー像を形成する。ステップS5において、画像
形成部1のスクイーズ手段50が、回転している感光体
ドラム10の感光層12上に形成された液体トナー像か
ら余剰溶媒を除去する。ステップS6において、画像形
成部1の乾燥手段60は、スクイーズした液体トナー像
を乾燥させることによって、液体トナー像中の溶媒量を
更に減少させ、乾燥トナー像を感光体ドラム10上に形
成する。以上のステップS1乃至ステップS6が、画像
形成部1によって行われる工程である。
【0040】ステップS7において、感光体ドラム10
上に形成された乾燥トナー像が、感光体ドラム10と中
間転写ローラ80との接触部分で形成されるニップ領域
において圧力の作用により中間転写ローラ80の表面に
転写される。このとき、中間転写ローラ80の弾性層8
2に形成された離型領域83が、感光体ドラム10上の
画像(乾燥トナー像)が形成された領域(画像形成領
域)より回転方向で先の領域で重なるように、感光体ド
ラム10上の画像形成領域と中間転写ローラ80上の離
型領域83との位置関係が調整されている。これは、エ
ンコーダ84からの出力により、中間転写ローラ80の
弾性層82に形成された離型領域83の位置がコントロ
ーラ102によってモニタされており、かかる位置情報
を得て先述のステップS3において、露光手段30が感
光体ドラム10上の適切な位置に静電潜像を形成するこ
とで実現される。中間転写ローラ80の表面に転写され
ずに感光体ドラム10に残留した乾燥トナー像は、画像
形成部1のクリーニング手段70により除去される。
【0041】ステップS8において、中間転写ローラ8
0上に転写された乾燥トナー像が、給紙機構4の給紙ロ
ーラ101から搬送される記録媒体100上に、バック
アップローラ90からの圧力と熱の作用を受けて転写さ
れる。このとき、記録媒体100の先端部分が、中間転
写ローラ80の弾性層82に形成された離型領域83と
接触するように、コントローラ102が、エンコーダ8
4からの情報に基づいて、給紙ローラ101を制御す
る。このように制御された給紙ローラ101の回転によ
って、記録媒体100が画像転写部2内の転写位置に進
入する。
【0042】ステップS9において、記録媒体100
は、中間転写ローラ80から乾燥トナー像の転写を受け
た後、分離機構4のガイド103によって搬送ローラ1
04へと導かれ、搬送ローラ104の回転により排出方
向へ搬送される。このとき、記録媒体100は、中間転
写ローラ80の弾性層82の表面に密着することがある
が、記録媒体100の先端が、離型領域83上に位置し
ているため、記録媒体100の先端部分は、バックアッ
プローラ90による圧力から開放されると、中間転写ロ
ーラ80の弾性層82の表面から容易に離型する。
【0043】ここで,離型領域83の中間転写ローラ8
0の回転方向の長さは、離型領域83の終端部分が、ガ
イド103にかかる前に、記録媒体100の先端部分
が、搬送ローラ104に接触するように設定しておく。
こうすることで、記録媒体100が、離型領域83以降
の部分に接触して密着したままの状態になったとして
も、記録媒体100の先端部分は、既に搬送ローラ10
4にかかっているため、容易に剥離することが可能とな
る。
【0044】ステップS10において、本実施形態に係
る画像形成装置を用いて、記録媒体100に画像を形成
する動作が終了する。
【0045】(実施形態1に係る画像形成装置の作用・
効果)本実施形態に係る画像形成装置によれば、中間転
写ローラ80の表面の一部を低粘着化させた離型領域8
3を形成しておき、記録媒体100の先端部分をこの離
型領域83に接するように制御することで、記録媒体1
00の先端を確実に中間転写ローラ80から浮かせるこ
とができ、たとえ平滑性の高い記録媒体100を用いる
場合であっても、画像転写部2からの記録媒体100の
剥離を容易に行うことが可能となる。
【0046】(実施形態2に係る画像形成装置の構成)
本発明の実施形態2について図6を参照しながら説明す
る。図6は、本実施形態に係る画像形成装置を示す概略
構成図である。
【0047】本実施形態に係る画像形成装置は、実施形
態1に係る画像形成装置と同様に、液体トナーを用いた
湿式電子写真技術における間接転写方式によって画像を
形成するものであって、具体的には、図6に示すよう
に、画像形成部1と、画像転写部2と、給紙機構3と、
分離機構4と、コントローラ102とによって構成され
ている。しかし、本実施形態に係る画像形成装置は、実
施形態1に係る画像形成装置とは、離型領域83を形成
するための処理の方法が異なる。以下、本実施形態に係
る画像形成装置について、実施形態1に係る画像形成装
置と異なる点についてのみ説明する。
【0048】本実施形態に係る画像形成装置の画像転写
部2は、図6に示すように、実施形態1に係る画像形成
装置の画像転写部2を構成する中間転写ローラ80とバ
ックアップローラ90とに加えて、離型領域形成手段1
10と、離型領域除去手段111とによって構成されて
いる。本実施形態に係る画像形成装置の中間転写ローラ
80の弾性層82には、実施形態1に係る画像形成装置
の場合と異なり、離型領域83が事前に形成されていな
い。
【0049】離型領域形成手段110は、中間転写ロー
ラ80とバックアップローラ90との接触位置よりも上
流で、かつ中間転写ローラ80と感光体ドラム10との
接触位置よりも下流となる位置に設けられており、中間
転写ローラ80の弾性層82の表面上に、オンデマンド
で離型領域83を形成するものである。すなわち、離型
領域形成手段110は、中間転写ローラ80の弾性層8
2に転写された画像(乾燥トナー像)を記録媒体100
に転写する前に、記録媒体100の先頭部分が離型領域
83に位置するように、離型領域83を形成するもので
ある。離型領域形成手段110は、具体的には、低粘着
化剤保持体110aと、供給ローラ110bと、低粘着
化剤112とによって構成されている。
【0050】低粘着化剤保持体110aは、低粘着化剤
112を保持するためのものである。低粘着化剤保持体
110aは、離型領域形成手段110が、中間転写ロー
ラの弾性層82に対して接触したり離間したりすること
を可能にする制御機構(図示せず)を備えている。かか
る制御機構は、コントローラ102に接続されており、
コントローラ102によって制御されるものである。
【0051】供給ローラ110bは、低粘着化剤112
を中間転写ローラ80の弾性層82上に供給する、すな
わち、低粘着化剤112の微粒子を中間転写ローラ80
の弾性層82の表面に付与するためのものである。
【0052】低粘着化剤112は、低粘着化剤保持体1
10aによって保持されており、供給ローラ112bに
より中間転写ローラ80の弾性層82の表面に付与され
ることによって、中間転写ローラ80の弾性層82上に
離型領域83を形成するための材料である。低粘着化剤
112は、5乃至200μm程度の微粒子からなる。こ
の微粒子は、中間転写ローラ80の弾性層82の表面に
分散することで、弾性層82の表面の平滑性を下げ、弾
性層82の表面の密着性を低下させることができる。こ
の微粒子としては、シリカ、アルミナ、チタニア等の金
属酸化物粒子や、PMMA等のアクリル粒子や、シリコ
ン系、ウレタン系、ナイロン系、オレフィン系、テフロ
ン(登録商標)系の微粒子等が使用可能である。
【0053】低粘着化剤112を中間転写ローラ80の
弾性層82に供給する方法としては、例えば、電子写真
技術におけるトナー粒子を供給する現像手段と同様の技
術を適用することができる。すなわち、上述の方法とし
て、供給ローラ110b上に低粘着化剤112を摩擦帯
電させて薄層を形成する方法、又は、供給ローラ110
bを磁性体で構成し、低粘着化剤112と磁性粒子を混
合させていわゆる2成分トナー粒子と同様の状態を形成
する方法が考えられる。
【0054】離型領域除去手段111は、中間転写ロー
ラ80上で、ガイド103の下流で、かつ中間転写ロー
ラ80と感光体ドラム10との接触位置よりも上流とな
る位置に設けられており、中間転写ローラ80の弾性層
82上の低粘着化剤112を除去するためのものであ
る。すなわち、離型領域除去手段111は、少なくとも
記録媒体100の先端が搬送ローラ104にかかった後
に、離型領域83を元の状態に戻すものである。離型領
域除去手段111は、例えば、弾性層82の表面に、密
着性を有するローラやベルトを押し当てる構造をとる。
【0055】本実施形態に係る画像形成装置の他の構成
要素については、実施形態1に係る画像形成装置のそれ
らと同一である。
【0056】(実施形態2に係る画像形成装置の動作)
本実施形態に係る画像形成装置の動作は、実施形態1に
係る画像形成装置の動作と以下の点を除いて同一であ
る。
【0057】本実施形態に係る画像形成装置の動作で
は、上述のステップS7とステップS8との間に、コン
トローラ102が、エンコーダ13からの情報に基づい
て、低離型領域形成手段110の粘着化剤保持体110
aを制御することによって、中間転写ローラ80の弾性
層82の乾燥トナー像が形成されている部分よりも上流
位置で、離型領域形成手段110の供給ローラ110b
を、一定時間、中間転写ローラ80の弾性層82の表面
に押し付けて、低粘着化剤112を中間転写の弾性層8
2に塗布し、離型領域83を形成する。そして、ステッ
プS9以後、離型領域除去手段111により、中間転写
ローラ80の弾性層82に残留している低粘着化剤11
2を除去する。
【0058】(実施形態2に係る画像形成装置の作用・
効果)本発明に係る画像形成装置によれば、離型領域形
成手段110が、弾性層82に転写された画像を記録媒
体100上に転写する前に、オンデマンドで記録媒体1
00の先頭部分が離型領域83に位置するように、弾性
層82の一部の領域に離型領域83を形成するため、中
間転写ローラ80の周長を記録媒体100の長さよりも
大きくするという制約がなくなり、装置の小型化に有利
となる。また、離型領域83を感光体に接触させないよ
うにすることもできるため、感光体への影響を考慮する
必要がなくなり、低粘着化剤112の材料選択の余地が
広がる。また、中間転写ローラ80と記録媒体100と
のタイミングを制御する必要もない。
【0059】(実施形態3に係る画像形成装置の構成)
本発明の実施形態3について図7を参照しながら説明す
る。図7は、本実施形態に係る画像形成装置を示す概略
構成図である。
【0060】本実施形態に係る画像形成装置は、実施形
態1に係る画像形成装置と同様に、液体トナーを用いた
湿式電子写真技術における間接転写方式によって画像を
形成するものであって、具体的には、図7に示すよう
に、画像形成部1と、画像転写部2と、給紙機構3と、
分離機構4と、コントローラ102とによって構成され
ている。しかし、本実施形態に係る画像形成装置は、実
施形態1に係る画像形成装置とは、画像転写部2の構成
が異なる。以下、本実施形態に係る画像形成装置につい
て、実施形態1に係る画像形成装置と異なる点について
のみ説明する。
【0061】本実施形態に係る画像形成装置の画像転写
部2は、図7に示すように、中間転写ベルト130と、
ベルト駆動ローラ121、122とから構成されてい
る。
【0062】中間転写ベルト130は、第1若しくは第
2の実施例の中間転写媒体と同様の材料からなり、弾性
材料でのみ構成されていてもよいし、硬度の高い他の弾
性材料や金属などを支持体として2層以上の構成となっ
ているものでも良い。中間転写ベルト130は、2つの
ベルト駆動ローラ121、122の外側に接触してお
り、これらのローラによって支持され且つ駆動される。
【0063】ベルト駆動ローラ121、122は、例え
ば金属からなり、一方は中間転写ベルト130を感光体
ドラム11に押し当て、もう一方は中間転写ベルト13
0を記録媒体100を介してバックアップローラ90に
押し当てる。ベルト駆動ローラ121は、駆動軸にエン
コーダ84を具備しており、かかるエンコーダ84の出
力によりコントローラ102にて中間転写ベルト130
の位置がモニタされる。ベルト駆動ローラ122は、内
部にヒータ123を具備している。
【0064】実施形態1に係る画像形成装置において、
中間転写ローラ80の弾性層82の表面の一部に離型領
域83が形成される代わりに、本実施形態に係る画像形
成装置では、図7に示すように、中間転写ベルト130
の一部に離型領域83が形成される。離型領域83は、
実施形態1に係る画像形成装置の場合のように事前に形
成されてもよいし、実施形態2に係る画像形成装置の場
合のようにオンデマンドで形成されてもよい。
【0065】本実施形態に係る画像形成装置の他の構成
要素については、実施形態1に係る画像形成装置のそれ
らと同一である。
【0066】(実施形態3に係る画像形成装置の動作)
本実施形態に係る画像形成装置の動作は、実施形態1に
係る画像形成装置の動作と以下の点を除いて同一であ
る。
【0067】本実施形態に係る画像形成装置の動作で
は、ステップS7において、感光体ドラム10上に形成
された乾燥トナー像が、感光体ドラム10と中間転写ベ
ルト130との接触部分で形成されるニップ領域におい
て圧力の作用により中間転写ベルト130の表面に転写
される。このとき、中間転写ベルト130に形成された
離型領域83が、感光体ドラム10上の画像(乾燥トナ
ー像)が形成された領域より回転方向で先の領域で重な
るように、エンコーダ13、84からの情報に基づくコ
ントローラ102の制御により、感光体ドラム10上の
所定位置に画像が形成されている。従って、本ステップ
において、中間転写ベルト130に形成された離型領域
83は、感光体ドラム10上の画像が形成された領域よ
り回転方向で先の領域で感光体ドラム10と接触する。
中間転写ベルト130の表面に転写されずに感光体ドラ
ム10に残留した乾燥トナー像は、画像形成部1のクリ
ーニング手段70により除去される。
【0068】ステップS8において、中間転写ベルト1
30上に転写された乾燥トナー像が、給紙機構4の給紙
ローラ101から搬送される記録媒体100上に、バッ
クアップローラ90からの圧力と熱の作用を受けて転写
される。このとき、記録媒体100の先端部分が、中間
転写ベルト130に形成された離型領域83と接触する
ように、コントローラ102が、エンコーダ84からの
情報に基づいて、給紙ローラ101を制御する。このよ
うに制御された給紙ローラ101の回転によって、記録
媒体100が画像転写部2内の転写位置に進入する。
【0069】ステップS9において、記録媒体100
は、中間転写ベルト130から乾燥トナー像の転写を受
けた後、分離機構4のガイド103によって搬送ローラ
104へと導かれ、搬送ローラ104の回転により排出
方向へ搬送される。このとき、記録媒体100は、中間
転写ベルト130の表面に密着することがあるが、記録
媒体100の先端部分が離型領域83と接触しているた
め、記録媒体100の先端部分は、バックアップローラ
90による圧力から開放されると、中間転写ベルト13
0の表面から容易に離型する。
【0070】ここで,離型領域83の中間転写ベルト1
30の回転方向の長さは、離型領域83の終端部分が、
ガイド103にかかる前に、記録媒体100の先端部分
が、搬送ローラ104に接触するように設定しておく。
こうすることで、記録媒体100が、離型領域83以降
の部分に接触して密着したままの状態になったとして
も、記録媒体100の先端部分は、既に搬送ローラ10
4にかかっているため、容易に剥離することが可能とな
る。
【0071】(変更例)なお、本発明は、弾性を有する
画像担持媒体(上述の実施形態では中間転写ローラ8
0)上に形成された画像(乾燥トナー像)を記録媒体1
00上に転写した後の記録媒体100の剥離を容易にす
るものであるため、画像担持媒体への画像形成方法は、
いかなる方法であっても構わない。例えば、上述の実施
形態は、感光層12上に形成された液体トナー像を圧力
で中間転写ローラ80上に転写する湿式電子写真技術を
用いたものについて説明したが、電界を使用する電子写
真技術を用いたものにも適用可能であり、使用するトナ
ー粒子は、粉体であってもよい。また、本発明は、必ず
しも感光体を使用する必要はなく、絶縁体上に固体イオ
ンヘッド等で直接静電潜像を形成してからトナー粒子の
像を形成する方法を用いた場合にも適用可能である。更
に、本発明は、電子写真技術によらず,インクジェット
記録ヘッド等を用いて画像担持媒体上に直接インク像を
形成する方法を用いた場合にも適用可能である。また,
本実施形態は、単色記録の場合を示すものであったが、
多色記録の場合にも適用可能であることは言うまでもな
い。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
間転写ローラ80又は中間転写ベルト130の表面に離
型領域83形成されており、記録媒体100の先端部分
が離型領域83に位置するように制御されているため、
記録媒体100の先端部分を確実に中間転写ローラ80
又は中間転写ベルト130から浮かせることができ、た
とえ平滑性の高い記録媒体100を用いる場合であって
も中間転写ローラ80又は中間転写ベルト130からの
記録媒体100の剥離を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略
構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る中間転写ローラの概
略構成図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る中間転写ローラの弾
性層に形成される離型領域を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る中間転写ローラの弾
性層に形成される離型領域を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の動作
を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略
構成図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略
構成図である。
【符号の説明】
1…画像形成部 2…画像転写部 3…給紙機構 4…分離機構 10…感光体ドラム 11…金属ドラム 12…感光層 13、84…エンコーダ 20…帯電手段 30…露光手段 40…現像手段 41…液体トナー 42…液体トナー保持部材 43…現像ローラ 80…中間転写ローラ 81、91…金属ローラ 82…弾性層 83…離型領域 90…バックアップローラ 92、123…ヒータ 100…記録媒体 101…給紙ローラ 102…コントローラ 103…分離ローラ 104…搬送ローラ 110…離型領域形成手段 111…離型領域除去手段 112…低粘着化剤 121、122…ベルト駆動ローラ 130…中間転写ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA21 DC04 DE01 DE07 ED16 ED24 EE05 EF06 2H074 AA03 BB02 2H200 FA06 GA01 GA10 GA23 GA43 JA07 JB02 JB06 JB10 JB20 JB37 JC02 JC03 KA03 KA20 KA29 KA30 LA31 PA12 PB12 PB15 3F053 AA19 AA26 LA02 LA06 LA07 LB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像担持体表面にトナー粒子で形成され
    た画像を中間転写媒体の表面に転写し、前記中間転写媒
    体の表面に転写された前記画像を前記中間転写媒体に接
    触するように供給される記録媒体に転写する画像形成装
    置において、 前記中間転写媒体は、前記画像が転写される第1の領域
    と、前記第1の領域よりも密着性の低い第2の領域とを
    有し、 前記記録媒体の先端が前記第2の領域上に位置するよう
    に、前記記録媒体の供給を制御する供給制御部を具備す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像担持体表面にトナー粒子で形成され
    た画像を中間転写媒体の表面に転写し、前記中間転写媒
    体の表面に転写された前記画像を前記中間転写媒体に接
    触するように供給される記録媒体に転写する画像形成装
    置において、 前記中間転写媒体の前記記録媒体の先端が供給される部
    分に、前記中間転写媒体の表面よりも密着性の低い離型
    領域を形成する離型領域形成手段と、 前記離型領域を除去する離型領域除去手段とを有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像が前記中間転写媒体の表面に転
    写される前に、前記離型領域の形成を行うように前記離
    型領域形成手段を制御する離型領域形成制御部と、 前記画像が前記記録媒体に転写された後に、前記離型領
    域の除去を行うように前記離型領域除去手段を制御する
    離型領域除去制御部とを有することを特徴とする請求項
    2記載の画像形成装置。
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