JP2001092328A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001092328A
JP2001092328A JP26589099A JP26589099A JP2001092328A JP 2001092328 A JP2001092328 A JP 2001092328A JP 26589099 A JP26589099 A JP 26589099A JP 26589099 A JP26589099 A JP 26589099A JP 2001092328 A JP2001092328 A JP 2001092328A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー像と記録シートとの静電的吸着力を画
像形成条件に応じて適切に保つとともに、できるだけ定
着回転体の劣化や剥離オフセット現象を防止することが
できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 電子写真プロセスにより画像担持体上に
形成されるトナー像を記録シート上に転写する転写手段
と、当該転写後の記録シート上のトナー像を定着させる
定着手段と、転写後かつ定着前のトナー像を記録シート
上に吸着させる電界を発生する帯電手段とを備える画像
形成装置において、画像形成条件に基づいて当該帯電手
段による電界の発生タイミングを制御する制御手段を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を
用いた画像形成装置に関し、より詳しくは、定着時にお
けるオフセット防止技術に係る。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真プロセスにより形成
され所定の電荷を有するトナー像を静電的に記録シート
上に転写し、加熱ロールと加圧ロールとのニップ部分を
通過させることによりその記録シート上に定着させる画
像形成装置が広く知られている。また、定着の際にトナ
ー像を形成するトナーの一部が加熱ロールに付着する静
電オフセット現象、定着直前でトナー像を形成するトナ
ーの一部が搬送方向とは逆向きに吹き飛ばされる現状
(以下、「トナー飛散現象」という)などを防止するた
めに、転写後かつ定着前の記録シートにトナー像とは逆
極性の電荷を与え、記録シートとトナー像との静電的吸
着力を高めることが行われている。
【0003】このような静電的吸着力を高める方法とし
ては、例えば加熱ロールや加圧ロールにバイアス電圧を
印加したり、特公平6−90555号公報に提案されて
いるように転写後かつ定着前の搬送経路上の押し圧コロ
や搬送ガイドにバイアス電圧を印加するなど記録シート
とトナー像との静電的吸着力を高める電界を生じさせる
ものが存在する。なお、特公平6−90555号公報に
は、より確実にトナー像を記録シート上に保持するた
め、バイアス電圧値を湿度の変化や記録シートの厚みに
応じて変更する技術も提案されている。
【0004】しかし、このような電界を生じさせること
で静電オフセット現象やトナー飛散現象を防止すること
はできるが、これとは別に剥離オフセット現象が発生す
るおそれが高まる。この剥離オフセット現象とは、記録
シートの搬送方向後端が加熱ロールと加圧ロールとのニ
ップ部分を通過する際に、記録シートに与えられた(ト
ナー像とは逆極性の)電荷が局所的に加熱ロール側に崩
落し、後続の記録シートとトナー像との静電吸着力を弱
め、後続のトナー像を構成するトナーの一部が加熱ロー
ルに付着する現象をいう。
【0005】このような剥離オフセット現象を防止する
ため、特開平6−110350号公報には、加圧ロール
表面を導電性材料にて、その内側層の一部を絶縁性材料
にてそれぞれ構成し、加熱ロール側からトナー像と同極
性のバイアス電圧を印加する定着装置が提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら特公平
6−90555号公報、特開平6−110350号公報
に記載の技術では、いずれも各種の画像形成条件に無関
係なタイミングでトナー像を記録シート上に吸着させる
電界を発生させている。したがって、例えば連続して画
像形成を行なう際には定着装置に搬送される記録シート
間隔に対応する時間、加熱ロールと加圧ロールとは互い
にバイアス電圧が印加された状態で直接接触しており、
両ロールの表面を劣化させてしまうおそれがある。
【0007】また、特開平6−110350号公報に記
載の技術では、各種の画像形成条件に無関係に一定のバ
イアス電圧を印加している。したがって、ある条件にお
いては印加されるバイアス電圧が過剰であり、加圧ロー
ルの構成を工夫しても剥離オフセット現象を防止しきれ
なかったり、不必要に両ロールの表面を劣化させてしま
うおそれがある。また、他の条件においては印加される
バイアス電圧が不足して、効果的に静電オフセット現象
やトナー飛散現象を防止することができないおそれもあ
る。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、トナー像と記録シートとの
静電的吸着力を画像形成条件に応じて適切に保つととも
に、できるだけ定着回転体の劣化や剥離オフセット現象
を防止することができる画像形成装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、電子
写真プロセスにより画像担持体上に形成されるトナー像
を記録シート上に転写する転写手段と、互いに圧接して
回転する一対の定着回転体を備え当該一対の定着回転体
の圧接部分に当該記録シートを通過させることにより当
該転写後の記録シート上のトナー像を定着させる定着手
段と、転写後かつ定着終了までのトナー像を記録シート
上に吸着させる電界を発生する帯電手段とを備える画像
形成装置において、画像形成条件に基づいて当該帯電手
段による電界の発生タイミングを制御する制御手段を有
するものである(請求項1)。
【0010】画像形成装置をこのように構成することに
より、画像形成条件に応じて電界の発生タイミングを制
御するため、必要な時だけ電界が得られ、トナー像と記
録シートとの静電的吸着力を保つとともに、できるだけ
定着回転体の劣化を防止することができる。
【0011】ここで、電子写真プロセスとは公知の帯
電、露光、現像等のプロセスをいう。また、画像担持体
とはその表面上にトナー画像を一時的に担持するものを
いい、感光体から直接トナー像が記録シートに転写され
るタイプの画像形成装置においてはその感光体を、感光
体上のトナー像が一端中間転写体上に(一次)転写さ
れ、さらに記録シートに(二次)転写されるタイプの画
像形成装置においてはその中間転写体をいう。また、こ
れら感光体、中間転写体の形状は、ロール状のものでも
無端ベルト状のものでもよい。
【0012】転写手段は、この画像担持体上のトナー像
を記録シートに静電的に転写するものであり、先の中間
転写体を用いるタイプの画像形成装置においては二次転
写を行なうものである。この転写手段の具体的構成とし
ては、例えば転写コロトロンを画像担持体に近接して設
ける構成や、転写ロールを画像担持体に接触させて設け
る構成を挙げることができる。
【0013】定着手段は、記録シート上のトナー像をそ
の記録シートに熱や圧力の作用により定着させるもので
あり、例えば、互いに圧接して回転する一対の定着回転
体を備え当該一対の定着回転体の圧接部分に当該記録シ
ートを通過させることにより定着を行なうものである。
この定着回転体の形状は、ロール状のものでも無端ベル
ト状のものでもよい。また、この定着回転体の表面は、
例えば、PFA、PTFE等のフッ素樹脂、フッ素ゴ
ム、シリコーンゴム、等により構成される。これらのう
ち、特に劣化しやすいPFA、PTFE等のフッ素樹脂
チューブによりその表面が構成されている定着回転体に
本発明を適用すれば、より効果的にその劣化を防止する
ことができる。
【0014】帯電手段は、転写後かつ定着終了までのト
ナー像を記録シート上に吸着させる電界を発生させるも
のである。その具体的な構成としては、例えば、転写手
段から定着手段までの記録シートの搬送経路に設けられ
る搬送ガイドの全部又は一部を導電性材料により構成し
その搬送ガイドに対して所定電圧を印加するもの、ま
た、定着手段が互いに圧接して回転する一対の定着回転
体を備え当該一対の定着回転体の圧接部分に当該記録シ
ートを通過させることにより当該転写後の記録シート上
のトナー像を定着させるものの場合には、当該一対の定
着回転体に対して所定電圧を印加するものなどが挙げら
れる。
【0015】制御手段は、画像形成条件に基づいて当該
帯電手段による電界の発生タイミングを制御するもので
ある。電界の発生タイミングのより具体的な制御方法と
しては、例えば、上述のように搬送ガイドに所定電圧を
印加する場合や定着回転体に対して所定電圧を印加する
場合には、その所定電圧の印加を開始、停止するそれぞ
れのタイミングを制御することにより行なわれる。ま
た、この制御手段は各画像形成時における画像形成条件
を検知する必要があるが、その検知は例えば、画像形成
装置の主制御装置、記録シートの搬送経路上に存在する
レジロール、転写手段などにより行なうことができる。
【0016】なお、画像形成条件の具体的内容について
は発明の実施による態様の欄において詳述するが、その
条件には記録シートが定着されるタイミングを含むもの
でもよい(請求項5)。
【0017】また本発明は、電子写真プロセスにより画
像担持体上に形成されるトナー像を記録シート上に転写
する転写手段と、互いに圧接して回転する一対の定着回
転体を備え当該一対の定着回転体の圧接部分に当該記録
シートを通過させることにより当該転写後の記録シート
上のトナー像を定着させる定着手段と、当該一対の定着
回転体に対して所定電圧を印加して転写後かつ定着前の
トナー像を記録シート上に吸着させる電界を発生させる
帯電手段とを備える画像形成装置において、画像形成条
件に基づいて当該帯電手段による電界の強さを制御する
制御手段を有するものである(請求項2)。
【0018】画像形成装置をこのように構成すること
で、画像形成条件に応じて電界の強さを制御するため、
必要な強さの電界が得られ、トナー像と記録シートとの
静電的吸着力を保つとともに、できるだけ定着回転体の
劣化を防止することができる。
【0019】電界の強さのより具体的な制御方法として
は、例えば、上述のように搬送ガイドに所定電圧を印加
する場合や定着回転体に対して所定電圧を印加する場合
には、その所定電圧の絶対値の大きさを制御することに
より行なわれる。
【0020】また、このような請求項2に係る画像形成
装置を前提として、上記制御手段は、画像形成条件に基
づいて当該帯電手段による電界の発生タイミングを制御
するものでもよい(請求項3)。
【0021】画像形成装置をこのように構成することに
より、画像形成条件に応じて電界の発生タイミングを制
御するため、必要な時だけ電界が得られ、トナー像と記
録シートとの静電的吸着力を一層保つとともに、さらに
定着回転体の劣化を防止することができる。
【0022】さらに、このような請求項3に係る画像形
成装置を前提として、上記一対の定着回転体の表面の電
気抵抗が互いに異なるものでもよい(請求項4)。
【0023】画像形成装置をこのように構成することに
より、電界の発生を停止した際に、電気抵抗の比較的高
い定着回転体から電気抵抗の比較的低い定着回転体を介
して記録シート上の不要な電荷が速やかに放電され、剥
離オフセットを一層効果的に防止することができる。
【0024】また上記制御手段は、記録シートの定着後
に少なくとも定着回転体の一回転する時間、それまでに
印加していたバイアス電圧とは逆極性のバイアス電圧を
印加することもできる。
【0025】
【発明の実施による態様】以下、添付図面を適宜参照し
ながら本発明の実施による態様を説明する。
【0026】◎実施態様1 図1は、本発明の一の実施態様に係る小型レーザビーム
プリンタ装置の概略を示す側断面図である。このプリン
タ装置の外観は、プリンタ筐体1と給紙トレイ2とから
構成されている。そして、プリンタ筐体1内部の感光体
ドラム3の周囲には、帯電ロール4、レーザビームユニ
ット(ROS)51、現像ユニット5、転写ロール6、
クリーナ8がそれぞれ配設されており、これらから記録
シート搬送方向の下流側に定着ユニット7が配設されて
いる。なお、これらのうち感光体ドラム3、帯電ロール
4、現像ユニット5、転写ロール6、クリーナ8はプリ
ントカートリッジ10として一体化され、プリンタ筐体
1に設けられたフロントカバー1aを手前(紙面左方
向)に引き開けることにより、容易に交換し得るように
構成されている。
【0027】また、給紙トレイ2内にはピックアップロ
ール20、給紙ロール21、リタードロール22、ボト
ムアッププレート23がそれぞれ配設されている。さら
に、この給紙トレイ2からプリンタ筐体1の排紙トレイ
1bまでの搬送系を形成する機器として、搬送ロール対
90a〜d、レジロール対91などが配設されている。
【0028】このようなプリンタにおける画像形成動作
を簡単に説明する。まず、感光体ドラム3の表面が帯電
ロール4により一様電位にされる。そして、例えばパー
ソナルコンピュータ等からの画像形成命令に応じてレー
ザビームユニット51からレーザー光が感光体ドラム3
表面に照射され、レーザ露光により感光体ドラム表面に
は電位差による潜像が形成される。そして、その潜像を
電位差に基づいて現像ユニット5により帯電しているト
ナーを静電的に付着させ、トナー像T(顕像)を形成す
る。
【0029】一方、給紙トレイ2内に収容される記録シ
ートPは、ボトムプレート23によりピックアップロー
ル20に付勢され、その回転と共に給紙ロール21とリ
タードロール22との間に達する。ここでこれら両ロー
ル21、22の摩擦作用により記録シートPは、一枚ず
つ分離されて下流の搬送ロール90aにより挟持搬送さ
れ、レジロール対91へと達する。
【0030】ここで、トナー像Tが感光体ドラム3の回
転と共に転写ロールと対峙する位置(転写位置)に達す
るタイミングに合わせて、記録シートPがその転写位置
へ搬送されるようにレジロール対91が回転する。そし
て、転写位置において感光体ドラム3上のトナー像Tが
記録シートPに圧接されるとともに、転写ロール6から
印加される転写バイアス電圧により帯電しているトナー
像Tは記録シートPへと静電的に転移する。
【0031】さらに、この記録シートP上に転移された
トナー像Tは記録シートPと共に搬送され、定着ユニッ
ト7により熱と圧力との作用により定着され、永久像と
なる。そして、さらにそのトナー像Tによる永久像を保
持した記録シートPは搬送ロール対90b〜dにより搬
送され、プリンタ筐体1上部に設けられた排紙トレイ1
b内に収容される。なお、トナー像Tが転写された後の
感光体ドラム3はクリーナ8によりその表面がクリーニ
ングされ、次の画像形成に備える。
【0032】図2は、転写位置から定着ユニット7まで
の構成をより詳細に説明するものである。ここで、図中
点線は記録シートPの搬送経路を示している。その搬送
経路に沿って、搬送ガイド部材92、93がそれぞれ配
設されている。定着ユニット7の主要部は加熱ロール7
1及び加圧ロール72である。
【0033】加熱ロール71は中空状のアルミによりそ
の基材が構成されており、その中空部には熱源としてハ
ロゲンランプ70が配設されている。また、その中空状
のアルミは整流器73を介して接地されている。さら
に、その加熱ロール71の表面は絶縁性のPFAチュー
ブを被覆してある。この加熱ロール71の表面電気抵抗
は、1.0×1013〔Ω〕以上であり、特に好ましくは
1.0×1015〔Ω〕以上である。
【0034】一方、加圧ロール72は中空状のアルミに
よりその基材が構成されており、その外周にはシリコン
ゴムなどの耐熱性を有する弾性層が形成されている。さ
らにその弾性層の外側には導電性のPFAチューブが被
覆してある。この加圧ロール72の表面には導電性のブ
ラシ74を介して制御回路76により制御されたバイア
ス電圧が電源75から印加される。この加圧ロール72
の表面電気抵抗は、1.0×102〔Ω〕〜1.0×1
12〔Ω〕であり、特に好ましくは1.0×10
2〔Ω〕〜1.0×107〔Ω〕である。
【0035】また、この実施態様に係る画像形成装置で
は、トナーは−(マイナス)に帯電しており、転写ロー
ル6により記録シートPの非画像面側から+(プラス)
電荷が注入され、これら両電荷に作用する静電力により
トナー像Tは記録シートPに吸着している。
【0036】図3は、本実施態様に係る画像形成装置の
バイアス電圧制御の制御系をブロック図を用いて説明す
るものである。ここで制御回路76には電源75から一
定のバイアス電圧が印加されている。一方制御回路76
には、レジロール対91、転写ロール6、画像形成装置
の主制御装置からの画像形成条件を示す信号が送信され
る。そして、制御回路77はこれら画像形成条件に基づ
いて所定の大きさのバイアス電圧を所定のタイミングで
加圧ロール72の表面72sに印加する。
【0037】図4、図6はそれぞれ記録シートPが加熱
ロール71と加圧ロール72との圧設部分内に存在する
タイミングと制御回路77が加圧ロール72の表面72
sに印加するバイアス電圧の印加タイミングとその絶対
値の大きさとを示すグラフである。ここではその搬送方
向長さが異なる記録シートA、Bが搬送される場合を示
している。
【0038】ここで、印加するバイアス電圧の絶対値の
大きさは、転写後の記録シートPとトナー像Tとの静電
吸着力の大きさと加熱ロール71、加圧ロール72の劣
化や剥離オフセット現象との兼ね合いを考慮して制御さ
れる。すなわち、転写後の記録シートPとトナー像Tと
の静電吸着力が不足する場合において、静電オフセット
現象やトナー飛散現象などを防止するためには、静電吸
着力を補うように比較的大きな絶対値のバイアス電圧を
印加する必要がある。一方、転写後の記録シートPとト
ナー像Tとの静電吸着力が十分である場合において、加
熱ロール71や加圧ロール72の劣化をできるだけ少な
くしたり剥離オフセット現象を防止するためには、過大
な電荷を記録シートPの非画像面に注入しないように比
較的小さな絶対値のバイアス電圧を印加する必要があ
る。
【0039】また、バイアス電圧を印加するタイミング
も、転写後の記録シートPとトナー像Tとの静電吸着力
の大きさと加熱ロール71、加圧ロール72の劣化との
兼ね合いを考慮して制御される。すなわち、転写後の記
録シートPとトナー像Tとの静電吸着力が不足する場合
において、静電オフセット現象やトナー飛散現象を防止
するためには、静電吸着力を補うように比較的長時間バ
イアス電圧を印加し続ける必要がある。一方、転写後の
記録シートPとトナー像Tとの静電吸着力が十分である
場合において、加熱ロール71や加圧ロール72の劣化
をできるだけ少なくしたり剥離オフセット現象を防止す
るためには、過剰な電荷を記録シートPの非画像面に注
入しないように比較的短時間バイアス電圧を印加する必
要がある。
【0040】以下、これら図4、図6に示す各態様を実
施例1〜5として説明する。
【0041】○実施例1 図4(a)(b)は実施例1に係るバイアス電圧制御を
示すものである。制御回路76は、レジロール対91、
転写ロール6、主制御装置からの画像形成条件を示す信
号を受信し、その画像形成条件を判断する。
【0042】その画像形成条件に基づいて転写後の記録
シートA、Bとトナー像Tとの静電吸着力が十分な条件
であると判断する場合には、連続して搬送される記録シ
ートA及び記録シートBが加熱ロール71と加圧ロール
72との圧接部分に存在する間、すなわち、記録シート
Aの搬送方向先端が圧接部分に達するt1前から記録シ
ートBの搬送方向後端が圧接部分を通過した後t2後ま
で、制御回路76は(加熱ロール71や加圧ロール72
の劣化の防止、剥離オフセット現象の防止を重視して)
加圧ロール表面72sに比較的絶対値が小さいバイアス
電圧VL を印加する(図4(a))。
【0043】一方、その画像形成条件が転写後の記録シ
ートA、Bとトナー像Tとの静電吸着力が不足しがちな
条件であると判断する場合には、連続して搬送される記
録シートA及び記録シートBが加熱ロール71と加圧ロ
ール72との圧接部分に存在する間、すなわち、記録シ
ートAの搬送方向先端が圧接部分に達するt1前から記
録シートBの搬送方向後端が圧接部分を通過した後t2
後まで、制御回路76は(記録シートA、Bとトナー像
Tとの静電吸着力の確保を重視して)加圧ロール表面7
2sに比較的絶対値が大きいバイアス電圧VH を印加す
る(図4(b))。つまり、これらのバイアス電圧Vの
関係は|VL|<|VH|である。
【0044】ここで、バイアス電圧VL、VHはいずれも
その画像形成条件において、転写後の記録シートA、B
とトナー像Tとの静電吸着力を十分に確保しつつ、加熱
ロール71や加圧ロール72の劣化をできるだけ少なく
したり剥離オフセット現象をできるだけ防止する値であ
り、予め実験的に求めて設定しておく。なお、これらバ
イアス電圧VL、VHの差、すなわちΔV(=|VH−VL
|)は、非連続な値をとることも可能であるが、よりき
めの細かい制御を行なう観点からは画像形成条件に応じ
て連続的な値をとることが好ましい。つまり印加するバ
イアス電圧Vは画像形成条件に応じて連続的に変更可能
であることが好ましい。
【0045】また、転写後の記録シートPとトナー像T
との静電吸着力を重視すべきか否か(言い換えれば、加
熱ロール71や加圧ロール72の劣化や剥離オフセット
現象を重視すべきか否か)は、画像形成条件に基づいて
制御回路76が判断しているが、この画像形成条件とし
ては例えば、次のようなものを挙げることができる。
【0046】転写後の記録シートPとトナー像Tとの関
係により一般的に静電オフセットやトナー飛散現象が発
生しやすい画像形成条件としては、高温、高湿度環
境、低温低湿環境、記録シートの厚さが厚い、記
録シートの含水率が高い、記録シートの電気抵抗が高
い、記録シートの搬送速度が速い、などを挙げること
ができる。
【0047】逆に、転写後の記録シートPとトナー像T
との関係により一般的に静電オフセットやトナー飛散現
象が発生しずらい画像形成条件としては、記録シート
の厚さが薄い、記録シートの含水率が低い、記録シ
ートの電気抵抗が低い、記録シートの搬送速度が遅
い、などを挙げることができる。
【0048】なお、これらの画像形成条件の検知は周知
の技術により適宜行なうことができる。例えば、温度、
湿度はプリンタ筐体1内に設置される温度センサ、湿度
センサにより検知するこができるし、転写ロール6に印
加する電圧と電流との関係からこれらを間接的に検知す
ることもできる。また、記録シートの搬送速度は一定の
場合、可変の場合ともそれらは一般に主制御装置に予め
設定されているため、特に特別なセンサを設けることな
くこれを検知することができる。
【0049】記録シートPの厚さは、レジロール対91
や感光体ドラム3と転写ロール6が記録シートPを挟持
している状態での物理的な位置関係により検知すること
もできるし、レジロール対91や感光体ドラム3と転写
ロール6が記録シートPを挟持している状態でこれらに
印加する電圧と電流との関係から間接的に検知すること
もできる。
【0050】さらに、記録シートの含水率や電気抵抗値
はレジロール対91や感光体ドラム3と転写ロール6が
記録シートPを挟持している状態でこれらに印加する電
圧と電流との関係から間接的に検知することができる。
【0051】図5は、記録シートPの搬送速度(プロセ
ススピード)と印加するバイアス電圧との関係を示した
グラフである。このグラフにおいて、横軸は画像形成条
件の一例として転写後かつ定着前の記録シートPの搬送
速度を〔mm/sec〕の単位で、縦軸はその際に加圧
ロール表面72sに印加すべきバイアス電圧の値を
〔V〕の単位でそれぞれ示したものである。例えば、記
録シートPの搬送速度が130〔mm/sec〕の場合
には、印加すべきバイアス電圧の値VLは、250
〔V〕である(図5中のP1)。一方、記録シートPの
搬送速度がそれよりも速い175〔mm/sec〕の場
合には、印加すべきバイアス電圧の値VHは、350
〔V〕である(図5中のP2)。
【0052】○実施例2 図4(c)は実施例2に係るバイアス電圧制御を示すも
のである。この実施例2は、実施例1を改良したもので
あり、その改良点は各記録シートA、B毎に印加するバ
イアス電圧の大きさを変更自在にした点にある。制御回
路76は、レジロール対91、転写ロール6、主制御装
置からの各記録シートA、B毎の画像形成条件を示す信
号を受信し、その画像形成条件を判断する。
【0053】まず記録シートAに対する画像形成条件に
基づいて転写後の記録シートAとトナー像Tとの静電吸
着力が十分な条件であると判断し、搬送される記録シー
トAが加熱ロール71と加圧ロール72との圧接部分に
存在する間、すなわち、記録シートAの搬送方向先端が
圧接部分に達するt1前から記録シートAの搬送方向後
端が圧接部分を通過した後t3後まで、制御回路76は
(加熱ロール71や加圧ロール72の劣化の防止、剥離
オフセット現象の防止を重視して)加圧ロール表面72
sにバイアス電圧VL を印加する(図4(c))。
【0054】次に、記録シートBに対する画像形成条件
に基づいて転写後の記録シートBとトナー像Tとの静電
吸着力が不足しがちな条件であると判断し、搬送される
記録シートBが加熱ロール71と加圧ロール72との圧
接部分に存在する間、すなわち、記録シートAの搬送方
向後端が圧接部分を通過した後t3後から記録シートB
の搬送方向後端が圧接部分を通過した後t2後まで、制
御回路76は(記録シートBとトナー像Tとの静電吸着
力の確保を重視して)加圧ロール表面72sにバイアス
電圧VH を印加する(図4(c))。
【0055】なお、バイアス電圧Vの大きさの決定方
法、検知する画像形成条件、検知の方法については実施
例1で説明したものと同様であるのでその説明は省略す
る。また、画像形成条件によっては記録シートAの定着
時にバイアス電圧VHを、記録シートBの定着時にバイ
アス電圧VLを印加することもある。
【0056】○実施例3 図4(d)は実施例3に係るバイアス電圧制御を示すも
のである。この実施例3は、実施例1を改良したもので
あり、その改良点はバイアス電圧の立ち上がり及び立下
りを経時的に行なう点にある。制御回路76は、レジロ
ール対91、転写ロール6、主制御装置からの画像形成
条件を示す信号を受信し、その画像形成条件を判断す
る。
【0057】その画像形成条件により記録シートPとト
ナー像Tとの静電吸着力が十分か否かを判断し、その判
断結果に基づいて印加すべきバイアス電圧Vの大きさを
決定する。
【0058】そして連続して搬送される記録シートAと
記録シートBとが加熱ロール71と加圧ロール72との
圧接部分に存在する間、すなわち、記録シートAの搬送
方向先端が圧接部分に達するt1前から記録シートBの
搬送方向後端が圧接部分を通過した後t2後まで、制御
回路76は加圧ロール表面72sに一定のバイアス電圧
Vを印加する。これに加えて、記録シートAの搬送方向
先端が圧接部分に達するT1前からt1前までの間に(t
1<T1)、制御回路76はバイアス電圧を0からVまで
徐々に上昇させる。一方、記録シートBの搬送方向後端
が圧接部分を通過した後、t2後からT2後までの間に
(t2<T2)、制御回路76はバイアス電圧をVから0
まで徐々に下降させる。
【0059】ここで、図4(d)ではバイアス電圧は直
線的に上昇及び下降しているが、これに限らず曲線的に
上昇、下降するものでもよいし、段階的に上昇、下降す
るものでも良い。また、上昇、下降に要する時間(T1
−t1、T2−t2)は印加するバイアス電圧の値などに
より適当な値を決定すべきであるが、記録シートP上の
トナー像Tを急激なバイアス電圧の変化で乱さないため
には、0.03〜0.4〔sec〕程度が好ましい。
【0060】なお、バイアス電圧Vの大きさの決定方
法、検知する画像形成条件、検知の方法については実施
例1で説明したものと同様であるのでその説明は省略す
る。
【0061】○実施例4 図6(a)〜(c)は実施例4に係るバイアス電圧制御
を示すものである。実施例1〜3においては、バイアス
電圧印加の開始タイミング、停止タイミングはそれぞれ
記録シートAの搬送方向先端が圧接部分に達するt
1前、記録シートBの搬送方向後端が圧接部分を通過し
た後t2後としている。一方、実施例4においては、バ
イアス電圧印加の開始タイミング、停止タイミングを各
記録シートA、Bが圧接部分に存在するタイミングに同
期させている。
【0062】すなわち、この実施例では、バイアス電圧
印加の開始タイミング、停止タイミングを各記録シート
A、Bが圧接部分に存在するタイミングに同期させるこ
とにより、不必要なバイアス電圧Vの印加をできるだけ
短時間に制限している。
【0063】まず、制御回路76は、レジロール対9
1、転写ロール6、主制御装置からの画像形成条件を示
す信号を受信し、その画像形成条件を判断する。
【0064】その画像形成条件により記録シートPとト
ナー像Tとの静電吸着力が十分か否かを判断し、その判
断結果に基づいてバイアス電圧Vの印加タイミング(Δ
1A、Δt2A、Δt1B、Δt2B)を決定する。
【0065】記録シートPとトナー像Tとの静電吸着力
が標準的であると判断する場合には、制御回路76は、
Δt1A≒0、Δt2A≒0、Δt1B≒0、Δt2B≒0を設
定する。この場合のバイアス電圧Vの印加タイミングを
図6(a)に示す。この図に示すように、記録シートA
の搬送方向先端が加熱ロール71と加圧ロール72との
圧接部分に達すると同時にバイアス電圧Vの印加を開始
し、記録シートAの搬送方向後端が圧接部分を脱すると
同時にバイアス電圧Vの印加を停止する。また、記録シ
ートBの搬送方向先端が圧接部分に達すると同時にバイ
アス電圧Vの印加を開始し、記録シートBの搬送方向後
端が圧接部分を脱すると同時にバイアス電圧Vの印加を
停止する。
【0066】ここで、記録シートA、Bの搬送方向後端
が圧接部分を脱すると同時にバイアス電圧Vの印加を停
止するため、その際各記録シートA、Bの搬送方向後端
部に発生し剥離オフセット現象の原因となる電荷を、電
気抵抗の比較的低い加圧ロール72の表面72sから逃
すことができる。
【0067】記録シートPとトナー像Tとの静電吸着力
が不十分であると判断する場合には、制御回路76は
(記録シートA、Bとトナー像Tとの静電吸着力の確保
を重視して)Δt1A>0、Δt2A>0、Δt1B>0、Δ
2B>0を設定する。この場合のバイアス電圧Vの印加
タイミングを図6(b)に示す。この図に示すように、
記録シートAの搬送方向先端が加熱ロール71と加圧ロ
ール72との圧接部分に達する微小時間前にバイアス電
圧Vの印加を開始し、記録シートAの搬送方向後端が圧
接部分を脱する微小時間Δt2A後にバイアス電圧Vの印
加を停止する。また、記録シートBの搬送方向先端が圧
接部分に達する微小時間Δt1B前にバイアス電圧Vの印
加を開始し、記録シートBの搬送方向後端が圧接部分を
脱する微小時間Δt2B後にバイアス電圧Vの印加を停止
する。
【0068】記録シートPとトナー像Tとの静電吸着力
が十分であると判断する場合には、制御回路76は(加
熱ロール71や加圧ロール72の劣化の防止、剥離オフ
セット現象の防止を重視して)Δt1A<0、Δt2A
0、Δt1B<0、Δt2B<0を設定する。この場合のバ
イアス電圧Vの印加タイミングを図6(c)に示す。こ
の図に示すように、記録シートAの搬送方向先端が加熱
ロール71と加圧ロール72との圧接部分に達する微小
時間|Δt1A|後にバイアス電圧Vの印加を開始し、記
録シートAの搬送方向後端が圧接部分を脱する微小時間
|Δt2A|前にバイアス電圧Vの印加を停止する。ま
た、記録シートBの搬送方向先端が圧接部分に達する微
小時間|Δt1B|後にバイアス電圧Vの印加を開始し、
記録シートBの搬送方向後端が圧接部分を脱する微小時
間|Δt2B|前にバイアス電圧Vの印加を停止する。
【0069】ここで、微小時間Δt1A、Δt2A、Δ
1B、Δt2Bの絶対値の大きさは、固定されていてもよ
いが、よりきめの細かいバイアス電圧制御を行なうため
には画像形成条件に応じて可変とすることが好ましく、
さらに連続的に変更することが好ましい。
【0070】一般に、微小時間Δt1A、Δt2A、Δ
1B、Δt2Bの絶対値の大きさは、記録シートPがおよ
そ10〜15〔mm〕搬送される以内の時間に設定する
ことができる。特に、加熱ロール71や加圧ロール72
の劣化の防止や剥離オフセット現象の防止を重視すべき
画像形成条件の場合に、微小時間Δt1A、Δt2A、Δt
1B、Δt2B(<0)の絶対値の大きさを、記録シートP
の端からその画像領域までの距離、例えば記録シートP
がおよそ4〔mm〕搬送される以内の時間に設定すれ
ば、記録シート前端や後端で記録シートPとトナー像T
との静電吸着力が不足しても、その領域にはトナー
(像)が存在しないため、静電オフセット現象やトナー
飛散現象が発生しにくく好適である。
【0071】なお、バイアス電圧V(VH、VL)の決定
方法、検知する画像形成条件、検知の方法については実
施例1で説明したものと同様であるのでその説明は省略
する。
【0072】○実施例5 図6(d)は実施例5に係るバイアス電圧制御を示すも
のである。実施例5は、実施例4の改良に係るものであ
る。すなわち、実施例4では記録シートA、Bの搬送方
向後端が圧接部分を脱すると同時にバイアス電圧Vの印
加を停止し、その際各記録シートA、Bの搬送方向後端
部に発生し剥離オフセット現象の原因となる電荷を、電
気抵抗の比較的低い加圧ロール72の表面72sから逃
し、剥離オフセット現象を防止している。
【0073】一方、実施例5では、これに加えて、記録
シートBの搬送方向後端が圧接部分を脱してからt4
にそれまでの印加バイアス極性とは逆極性のバイアス電
圧(−V)を時間Tlだけ印加する。ここで、時間Tl
は、少なくとも加熱ロール71が一回転する時間であ
る。すなわち、記録シートBの搬送方向後端部に発生し
剥離オフセット現象の原因となる電荷(この実施例では
プラス電荷)が万一、加熱ロール71に転移しても、そ
れまでの印加バイアス極性とは逆極性のバイアス電圧
(−V:この実施例ではマイナス極性)を加熱ロール7
1の一周分以上、加圧ロール表面72sを介して印加す
るため、その剥離オフセット現象の原因となる電荷は積
極的にキャンセルされる。また、逆極性のバイアスを印
加することにより、ロール上のトナーを電気的にクリー
ニングすることもできる。
【0074】なお、バイアス電圧Vの大きさの決定方
法、検知する画像形成条件、検知の方法については実施
例1で説明したものと同様であるのでその説明は省略す
る。
【0075】以上、実施態様1の各実施例1〜5を説明
したが、これらの実施例を組み合わせてバイアス電圧の
制御を行なうことが可能であることは勿論である。
【0076】◎実施態様2 本実施態様は、実施態様1と同じく小型レーザビームプ
リンタ装置に係るものであり、プリンタ装置全体の説明
は省略する。
【0077】図7は、本実施態様に係るプリンタの転写
位置から定着ユニット7までの構成をより詳細に説明す
るものである。ここで、図中点線は記録シートPの搬送
経路を示している。その搬送経路に沿って、搬送ガイド
部材92、93がそれぞれ配設されている。定着ユニッ
ト7の主要部は加熱ロール71及び加圧ロール72であ
る。
【0078】この搬送ガイド部材92、93はいずれも
転写後の記録シートPが図中点線で示す適切な搬送経路
を経て定着ユニット7に達するようにガイドするもので
ある。特に、搬送ガイド部材93は、定着ユニット7の
加熱ロール71と加圧ロール72との圧接部分の近傍に
配設され、記録シートPの先端がその圧接部分に達する
ようにガイドしている。なお、この搬送ガイド部材93
は導電性材料で構成することができ、その電気抵抗は
1.0×1012〔Ω〕以下程度のものを使用することが
できる。
【0079】図8は、本実施態様に係る画像形成装置の
バイアス電圧制御の制御系をブロック図を用いて説明す
るものである。ここで制御回路76には電源75から一
定のバイアス電圧が印加されている。一方制御回路76
には、レジロール対91、転写ロール6、画像形成装置
の主制御装置からの画像形成条件を示す信号が送信され
る。そして、制御回路77はこれら画像形成条件に基づ
いて所定の大きさのバイアス電圧を所定のタイミングで
搬送ガイド部材93に印加する。
【0080】図9、図10はそれぞれ記録シートPが加
熱ロール71と加圧ロール72との圧設部分内に存在す
るタイミングと制御回路77が搬送ガイド部材93に印
加するバイアス電圧Vの印加タイミングとの絶対値の大
きさとを示すグラフである。なお、図4と図9、図6と
図10との相違は、実施態様2におけるバイアス電圧V
の各印加タイミングは実施態様1におけるそらよりも一
律に時間tdだけ早くなっている点にある。この時間td
は、記録シートA、Bが搬送ガイド部材93から加熱ロ
ール71と加圧ロール72との圧接部分まで搬送される
のに要する時間に対応している。
【0081】以下、これら図9、図10に示す各態様を
実施例1〜5として説明する。
【0082】○実施例1 図9(a)(b)は実施例1に係るバイアス電圧制御を
示すものである。制御回路76は、レジロール対91、
転写ロール6、主制御装置からの画像形成条件を示す信
号を受信し、その画像形成条件を判断する。
【0083】その画像形成条件に基づいて転写後の記録
シートA、Bとトナー像Tとの静電吸着力が十分な条件
であると判断する場合には、連続して搬送される記録シ
ートA及び記録シートBが加熱ロール71と加圧ロール
72との圧接部分に存在する間、すなわち、記録シート
Aの搬送方向先端が圧接部分に達する(td+t1)前か
ら記録シートBの搬送方向後端が圧接部分を通過した後
(−td+t2)後まで、制御回路76は(加熱ロール7
1や加圧ロール72の劣化の防止、剥離オフセット現象
の防止を重視して)加圧ロール表面72sに比較的絶対
値が小さいバイアス電圧VL を印加する(図9
(a))。
【0084】一方、その画像形成条件が転写後の記録シ
ートA、Bとトナー像Tとの静電吸着力が不足しがちな
条件であると判断する場合には、連続して搬送される記
録シートA及び記録シートBが加熱ロール71と加圧ロ
ール72との圧接部分に存在する間、すなわち、記録シ
ートAの搬送方向先端が圧接部分に達する(td+t1
前から記録シートBの搬送方向後端が圧接部分を通過し
た後(−td+t2)後まで、制御回路76は(記録シー
トA、Bとトナー像Tとの静電吸着力の確保を重視し
て)加圧ロール表面72sに比較的絶対値が大きいバイ
アス電圧VH を印加する(図9(b))。つまり、これ
らのバイアス電圧Vの関係は|VL|<|VH|である。
【0085】○実施例2 図9(c)は実施例2に係るバイアス電圧制御を示すも
のである。この実施例2は、実施例1を改良したもので
あり、その改良点は各記録シートA、B毎に印加するバ
イアス電圧の大きさを変更自在にした点にある。制御回
路76は、レジロール対91、転写ロール6、主制御装
置からの各記録シートA、B毎の画像形成条件を示す信
号を受信し、その画像形成条件を判断する。
【0086】まず記録シートAに対する画像形成条件に
基づいて転写後の記録シートAとトナー像Tとの静電吸
着力が十分な条件であると判断し、搬送される記録シー
トAが加熱ロール71と加圧ロール72との圧接部分に
存在する間、すなわち、記録シートAの搬送方向先端が
圧接部分に達する(td+t1)前から記録シートAの搬
送方向後端が圧接部分を通過した後(−td+t3)後ま
で、制御回路76は(加熱ロール71や加圧ロール72
の劣化の防止、剥離オフセット現象の防止を重視して)
加圧ロール表面72sにバイアス電圧VL を印加する
(図9(c))。
【0087】次に、記録シートBに対する画像形成条件
に基づいて転写後の記録シートBとトナー像Tとの静電
吸着力が不足しがちな条件であると判断し、搬送される
記録シートBが加熱ロール71と加圧ロール72との圧
接部分に存在する間、すなわち、記録シートAの搬送方
向後端が圧接部分を通過した後(−td+t3)後から記
録シートBの搬送方向後端が圧接部分を通過した後(−
d+t2)後まで、制御回路76は(記録シートBとト
ナー像Tとの静電吸着力の確保を重視して)加圧ロール
表面72sにバイアス電圧VH を印加する(図9
(c))。
【0088】なお、画像形成条件によっては記録シート
Aの定着時にバイアス電圧VHを、記録シートBの定着
時にバイアス電圧VLを印加することもある。
【0089】○実施例3 図9(d)は実施例3に係るバイアス電圧制御を示すも
のである。この実施例3は、実施例1を改良したもので
あり、その改良点はバイアス電圧の立ち上がり及び立下
りを経時的に行なう点にある。制御回路76は、レジロ
ール対91、転写ロール6、主制御装置からの画像形成
条件を示す信号を受信し、その画像形成条件を判断す
る。
【0090】その画像形成条件により記録シートPとト
ナー像Tとの静電吸着力が十分か否かを判断し、その判
断結果に基づいて印加すべきバイアス電圧Vの大きさを
決定する。
【0091】そして連続して搬送される記録シートAと
記録シートBとが加熱ロール71と加圧ロール72との
圧接部分に存在する間、すなわち、記録シートAの搬送
方向先端が圧接部分に達する(td+t1)前から記録シ
ートBの搬送方向後端が圧接部分を通過した後(−td
+t2)後まで、制御回路76は加圧ロール表面72s
に一定のバイアス電圧Vを印加する。これに加えて、記
録シートAの搬送方向先端が圧接部分に達する(td
1)前から(td+t1)前までの間に(t1<T1)、
制御回路76はバイアス電圧を0からVまで徐々に上昇
させる。一方、記録シートBの搬送方向後端が圧接部分
を通過した後、(−td+t2)後から(−t d+T2)後
までの間に(t2<T2)、制御回路76はバイアス電圧
をVから0まで徐々に下降させる。
【0092】○実施例4 図10(a)〜(c)は実施例4に係るバイアス電圧制
御を示すものである。実施例1〜3においては、バイア
ス電圧印加の開始タイミング、停止タイミングはそれぞ
れ記録シートAの搬送方向先端が圧接部分に達する(t
d+t1)前、記録シートBの搬送方向後端が圧接部分を
通過した後(−td+t2)後としている。一方、実施例
4においては、バイアス電圧印加の開始タイミング、停
止タイミングを各記録シートA、Bが圧接部分に存在す
るタイミングに同期させている。
【0093】すなわち、この実施例では、バイアス電圧
印加の開始タイミング、停止タイミングを各記録シート
A、Bが圧接部分に存在するタイミングに同期させるこ
とにより、不必要なバイアス電圧Vの印加をできるだけ
短時間に制限している。
【0094】まず、制御回路76は、レジロール対9
1、転写ロール6、主制御装置からの画像形成条件を示
す信号を受信し、その画像形成条件を判断する。
【0095】その画像形成条件により記録シートPとト
ナー像Tとの静電吸着力が十分か否かを判断し、その判
断結果に基づいてバイアス電圧Vの印加タイミング(Δ
1A、Δt2A、Δt1B、Δt2B)を決定する。
【0096】記録シートPとトナー像Tとの静電吸着力
が標準的であると判断する場合には、制御回路76は、
Δt1A≒0、Δt2A≒0、Δt1B≒0、Δt2B≒0を設
定する。この場合のバイアス電圧Vの印加タイミングを
図10(a)に示す。この図に示すように、記録シート
Aの搬送方向先端が加熱ロール71と加圧ロール72と
の圧接部分に達するtd前にバイアス電圧Vの印加を開
始し、記録シートAの搬送方向後端が圧接部分を脱する
d前にバイアス電圧Vの印加を停止する。また、記録
シートBの搬送方向先端が圧接部分に達するtd前にバ
イアス電圧Vの印加を開始し、記録シートBの搬送方向
後端が圧接部分を脱するtd前にバイアス電圧Vの印加
を停止する。
【0097】記録シートPとトナー像Tとの静電吸着力
が不十分であると判断する場合には、制御回路76は
(記録シートA、Bとトナー像Tとの静電吸着力の確保
を重視して)Δt1A>0、Δt2A>0、Δt1B>0、Δ
2B>0を設定する。この場合のバイアス電圧Vの印加
タイミングを図10(b)に示す。この図に示すよう
に、記録シートAの搬送方向先端が加熱ロール71と加
圧ロール72との圧接部分に達する(td+Δt1A)前
にバイアス電圧Vの印加を開始し、記録シートAの搬送
方向後端が圧接部分を脱する(−td+Δt2A)後にバ
イアス電圧Vの印加を停止する。また、記録シートBの
搬送方向先端が圧接部分に達する(td+Δt1B)前に
バイアス電圧Vの印加を開始し、記録シートBの搬送方
向後端が圧接部分を脱する(−td+Δt2B)後にバイ
アス電圧Vの印加を停止する。
【0098】記録シートPとトナー像Tとの静電吸着力
が十分であると判断する場合には、制御回路76は(加
熱ロール71や加圧ロール72の劣化の防止、剥離オフ
セット現象の防止を重視して)Δt1A<0、Δt2A
0、Δt1B<0、Δt2B<0を設定する。この場合のバ
イアス電圧Vの印加タイミングを図10(c)に示す。
この図に示すように、記録シートAの搬送方向先端が加
熱ロール71と加圧ロール72との圧接部分に達する
(−td+|Δt1A|)後にバイアス電圧Vの印加を開
始し、記録シートAの搬送方向後端が圧接部分を脱する
(td+|Δt2A|)前にバイアス電圧Vの印加を停止
する。また、記録シートBの搬送方向先端が圧接部分に
達する(−td+|Δt2B|)後にバイアス電圧Vの印
加を開始し、記録シートBの搬送方向後端が圧接部分を
脱する(td+|Δt2A|)前にバイアス電圧Vの印加
を停止する。
【0099】○実施例5 図10(d)は実施例5に係るバイアス電圧制御を示す
ものである。実施例5は、実施例4の改良に係るもので
ある。すなわち、実施例4では記録シートA、Bの搬送
方向後端が圧接部分を脱する約td前にバイアス電圧V
の印加を停止し、その際各記録シートA、Bの搬送方向
後端部に発生し剥離オフセット現象の原因となる電荷
を、電気抵抗の比較的低い加圧ロール72の表面72s
から逃し、剥離オフセット現象を防止している。
【0100】一方、実施例5では、これに加えて、記録
シートBの搬送方向後端が圧接部分を脱してから(−t
d+t4)後にそれまでの印加バイアス極性とは逆極性の
バイアス電圧(−V)を時間Tlだけ印加する。
【0101】以上、実施態様2の各実施例1〜5を説明
したが、これらの実施例を組み合わせてバイアス電圧の
制御を行なうことが可能であることは勿論である。な
お、バイアス電圧Vの大きさの決定方法、検知する画像
形成条件、検知の方法、各記号の意味については実施態
様1で説明したものと同様であるのでその説明は省略す
る。
【0102】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、トナー像と記録シートとの静電的吸着力を画像形
成条件に応じて適切に保つとともに、できるだけ定着回
転体の劣化や剥離オフセット現象を防止することができ
る画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施態様に係るプリンタ装置
の断面を示すものである。
【図2】図2は、本発明の実施態様1に係るプリンタ装
置の転写位置から定着ユニットまでを詳細に説明するも
のである。
【図3】図3は、本発明の実施態様1に係るプリンタ装
置のバイアス電圧の制御系をブロック図を用いて説明す
るものである。
【図4】図4は、本発明の実施態様1に係るプリンタ装
置のバイアス電圧制御の実施例を説明するタイミングチ
ャートである。
【図5】図5は、記録シートの搬送速度とバイアス電圧
の大きさとの関係を示すグラフである。
【図6】図6は、本発明の実施態様1に係るプリンタ装
置のバイアス電圧制御の他の実施例を説明するタイミン
グチャートである。
【図7】図7は、本発明の実施態様2に係るプリンタ装
置の転写位置から定着ユニットまでを詳細に説明するも
のである。
【図8】図8は、本発明の実施態様2に係るプリンタ装
置のバイアス電圧の制御系をブロック図を用いて説明す
るものである。
【図9】図9は、本発明の実施態様2に係るプリンタ装
置のバイアス電圧制御の実施例を説明するタイミングチ
ャートである。
【図10】図10は、本発明の実施態様2に係るプリン
タ装置のバイアス電圧制御の他の実施例を説明するタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
3…感光体ドラム、6…転写ロール、71…加熱ロー
ル、72…加圧ロール、75…電源、76…制御回路、
93…搬送ガイド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小枝 昭広 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号、富士ゼ ロックス株式会社内岩槻事業所 Fターム(参考) 2H027 DA32 DC05 EA01 EA18 ED03 ED16 ED25 EF09 ZA07 2H033 AA09 AA23 BA08 BA13 BB12 BB30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真プロセスにより画像担持体上に
    形成されるトナー像を記録シート上に転写する転写手段
    と、当該転写後の記録シート上のトナー像を定着させる
    定着手段と、転写後かつ定着終了までのトナー像を記録
    シート上に吸着させる電界を発生する帯電手段とを備え
    る画像形成装置において、 画像形成条件に基づいて当該帯電手段による電界の発生
    タイミングを制御する制御手段を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 電子写真プロセスにより画像担持体上に
    形成されるトナー像を記録シート上に転写する転写手段
    と、互いに圧接して回転する一対の定着回転体を備え当
    該一対の定着回転体の圧接部分に当該記録シートを通過
    させることにより当該転写後の記録シート上のトナー像
    を定着させる定着手段と、当該一対の定着回転体に対し
    て所定電圧を印加して転写後かつ定着終了までのトナー
    像を記録シート上に吸着させる電界を発生する帯電手段
    とを備える画像形成装置において、 画像形成条件に基づいて当該帯電手段による電界の強さ
    を制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、画像形成条件に基づい
    て当該帯電手段による電界の発生タイミングを制御する
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記一対の定着回転体の表面の電気抵抗
    が互いに異なる請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記画像形成条件には、記録シートが定
    着されるタイミングを含む請求項1〜請求項4のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
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JP2009229550A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Canon Inc 画像形成装置
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