JPH0527520A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0527520A
JPH0527520A JP3182165A JP18216591A JPH0527520A JP H0527520 A JPH0527520 A JP H0527520A JP 3182165 A JP3182165 A JP 3182165A JP 18216591 A JP18216591 A JP 18216591A JP H0527520 A JPH0527520 A JP H0527520A
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JP
Japan
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electrostatic latent
latent image
developed
potential
toner
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Withdrawn
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JP3182165A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sato
浩明 佐藤
Shinichi Ito
眞一 伊東
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多数枚の記録を行った場合に、非画像部にトナ
ーが付着したり、画像部の記録濃度が薄くなることがな
く、長期間にわたってコントラストのある良好な画像を
形成する。 【構成】被現像体102と、静電潜像が形成された静電
潜像担持体101が密接して重ねられた部分に対向して
現像装置106が配設される。該現像装置106は、被
現像体102の表面に静電潜像に対応してトナー108
を付着させ、トナー像を形成する。該トナー像は転写・
定着装置に送られ、最終記録支持体114に転写・定着
される。そして、上記静電潜像担持体101の上流側の
被現像体102の電位を検出するために検出センサ11
0が設けられる。また、上記被現像体102の帯電を除
去するために放電器が設けられ、上記検出センサ110
によって検出した電位に対応して、上記放電器に印加す
る電圧が制御される。上記放電器に電圧が印加される
と、該電圧に対応して被現像体102の電位が変化し、
被現像体102の帯電が除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタや複写機などにおいて画
像を形成する場合、一般にカールソン方式による電子写
真記録方法が用いられている。図2はカールソン方式に
よる電子写真記録方法を用いた画像形成装置の概念図で
ある。
【0003】図において、まずコロナ放電器1のコロナ
放電によって帯電された感光体ドラム2の表面が露光装
置3によって露光され、光学手段によって読み取られた
原稿上の像は静電潜像として形成される。該静電潜像
は、現像装置4によって現像された後、転写装置5によ
って最終記録支持体8上に転写され、定着装置6によっ
て定着されて画像が形成されるようになっている。
【0004】上記感光体ドラム2を繰り返し使用するた
め、転写後の残留トナーはクリーニング装置7によって
清掃される。しかしながら、上記従来の画像形成装置に
おいては、静電的な作用による転写プロセスを用いてい
るため転写率が悪く、転写後における感光体ドラム2上
の残留トナーをクリーニングするためのプロセスを必要
とし、さらに、ここで回収されたトナーを廃棄する保守
作業が必要である。そして、トナーの廃棄の際に身体や
衣類を汚したり、装置内外にトナーが飛散するなどの問
題があった。
【0005】また、静電潜像を形成してから最終記録支
持体8にトナー像を定着させるまでのプロセスの数が多
く、装置が複雑となるばかりでなく大型になってしまう
という問題がある。そこで、感光体ドラム2上のクリー
ニング装置が不要で、装置を小型にすることができる画
像形成装置が提供されている(特願平1−270204
号参照)。
【0006】図3は感光体ドラム上のクリーニング装置
を不要とした画像形成装置の概略構成図である。図にお
いて、導電性支持体101a上に光導電層101bを設
けて構成されるドラム状の静電潜像担持体101が、図
示しない駆動手段によって矢印方向に一定周速度で回転
させられる。102は無端状の被現像体であり、静電潜
像担持体101、加圧ローラ103及び引張ローラ11
1間に張架されている。上記被現像体102は静電潜像
担持体101との摩擦力によって矢印方向に移動する。
【0007】次に、上記構成の画像形成装置の動作につ
いて説明する。初めに、静電潜像担持体101がその表
面に対向して設けられた帯電装置104を用いて一様か
つ均一に帯電される。そして、帯電プロセスと露光プロ
セス間において、被現像体102は静電潜像担持体10
1に密着して移動する。次に、露光装置105からの画
像信号に対応する光が、被現像体102を透過して、又
は直接静電潜像担持体101に照射され、静電潜像が形
成される。
【0008】現像装置106は、被現像体102の静電
潜像担持体101に密着した部分に対向して配設され、
トナー担持体107上にトナー108を吸着して矢印方
向に搬送し、静電潜像担持体101上に形成された静電
潜像に対応して被現像体102上に付着させる。トナー
担持体107上の帯電したトナー108は、静電気力に
よって被現像体102上に付着し、現像されトナー像が
形成される。
【0009】その後、静電潜像担持体101と分離した
被現像体102は、加圧ローラ103と発熱ローラ11
3で構成される転写・定着部へ搬送される。トナー像が
形成された被現像体102と給紙カセット120から給
紙ローラ115を介して送られた最終記録支持体114
がここで重ねられ、加熱され、加圧される。そして、発
熱ローラ113の熱が最終記録支持体114を介して被
現像体102上のトナー108を溶融し、最終記録支持
体114の繊維間に加圧作用によって浸透して転写と定
着が同時に行われる。
【0010】一方、転写・定着後の被現像体102には
わずかなトナー108が残留する場合があるが、加圧ロ
ーラ103を圧接するように設けられた定着クリーナ1
18によって除去される。この時のトナー108の状態
はまだ定着部における溶融状態が継続しているので、容
易に残留したトナー108を除去することができる。一
方、静電潜像担持体101は現像プロセス後で被現像体
102と分離した後は、除電手段である除電ランプ11
9によって全面に光が照射され、残留電荷が除去され
る。こうして、静電潜像担持体101は繰り返し利用さ
れる。なお、115は給紙ローラ、116は送紙ロー
ラ、117は排紙ローラである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の画像形成装置においては、多数枚の記録を行った場
合、最終記録支持体114上のトナー108を付着させ
ない非画像部にトナー108が付着したり、画像部の記
録濃度が薄くなるなど、コントラストのある良好な画像
を形成することができない。
【0012】本発明は、多数枚の記録を行った場合に、
非画像部にトナーが付着したり、画像部の記録濃度が薄
くなることがなく、長期間にわたってコントラストのあ
る良好な画像を得ることができる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の画像
形成装置においては、静電潜像を形成するための静電潜
像担持体に一部接触させられるように無端状の被現像体
が設けられ、該被現像体と、静電潜像が形成された静電
潜像担持体に密接して重ねられた部分に対向して現像装
置が配設される。
【0014】該現像装置は、上記被現像体の表面に静電
潜像に対応してトナーを付着させ、トナー像を形成す
る。また、該トナー像を最終記録支持体に転写・定着す
るために転写・定着装置が設けられる。そして、上記静
電潜像担持体の上流側の被現像体の電位を検出するため
に検出センサが設けられ、上記被現像体の帯電を除去す
るために放電器が設けられ、上記検出センサによって検
出した電位に対応して上記放電器に印加する電圧が制御
される。
【0015】
【作用】本発明によれば、上記のように静電潜像を形成
するための静電潜像担持体に一部接触させられるように
無端状の被現像体が設けられる。上記静電潜像担持体
は、帯電させられ、画像に対応して露光させられて静電
潜像が形成される。上記被現像体と、静電潜像が形成さ
れた静電潜像担持体が密接して重ねられた部分に対向し
て現像装置が配設される。該現像装置は、上記被現像体
の表面に静電潜像に対応してトナーを付着させ、トナー
像を形成する。該トナー像は転写、定着装置に送られ、
最終記録支持体に転写、定着される。
【0016】そして、上記静電潜像担持体の上流側の被
現像体の電位を検出するために検出センサが設けられ
る。また、上記被現像体の帯電を除去するために放電器
が設けられ、上記検出センサによって検出した電位に対
応して、上記放電器に印加する電圧が制御される。上記
放電器に電圧が印加されると、該電圧に対応して被現像
体の電位が変化し、被現像体の帯電が除去される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す画
像形成装置の概略構成図である。図において、ドラム状
に形成された静電潜像担持体101が図示しない駆動手
段によって矢印方向に一定周速度に回転する。該静電潜
像担持体101は、導電性支持体101a上に光導電層
101bを設けたもので、セレン感光体、有機系感光
体、酸化亜鉛感光体、アモルファスシリコン感光体等い
ずれも使用することができる。
【0018】102は無端状の被現像体であり、該被現
像体102は静電潜像担持体101、加圧ローラ103
及び引張ローラ111に張架されている。上記被現像体
102は静電潜像担持体101との摩擦力によって矢印
方向に移動する。そして、被現像体102が静電潜像担
持体101と同速度で移動するように、引張ローラ11
1には張力機構が設けられ被現像体102に適度な張力
を与える。
【0019】ここで用いる被現像体102は、露光の際
の光源の波長に適応した透光性と、現像の際の絶縁性
と、転写・定着の際の耐熱性が必要となり、これらを考
慮してポリエステル、ポリイミド、ポリエーテルイミ
ド、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテルケ
トン等の材料を用いたフィルム及び該フィルムの表面に
フッ素樹脂、シリコーン等をコートしたものが用いられ
る。
【0020】次に、上記実施例における画像形成プロセ
スについて説明する。初めに、静電潜像担持体101は
その表面に対向して設けられた帯電手段としての帯電装
置104によって一様かつ均一に帯電される。帯電装置
104には一般的に図示されるようなコロナ帯電器が用
いられるが、ブラシ帯電器なども利用することができ
る。上記帯電プロセスと次の露光プロセス間で、被現像
体102は静電潜像担持体101と密着する。
【0021】露光プロセスでは、露光手段としての露光
装置105によって画像信号に対応した光が被現像体1
02を透過して静電潜像担持体101に照射され、静電
潜像が形成される。露光装置105としては、ここで用
いたLEDアレイとセルフォックレンズ(商品名) を組
み合わせたもののほかに、レーザと作像光学系を組み合
わせたものなどいずれのものも利用することができる。
【0022】静電潜像担持体101に接して重ねられ被
現像体102上に対向して現像装置106が設けられ
る。この現像装置106は、トナー担持体107上にト
ナー108を吸着して図示矢印方向に搬送し、静電潜像
担持体101上に形成された静電潜像に密着した被現像
体102上に現像する。本実施例では反転現像が利用さ
れ、静電潜像担持体101の導電性支持体101aとト
ナー担持体107間にはバイアス電位が印加される。
【0023】上記構成で、トナー担持体107と被現像
体102の空間には、静電潜像担持体101に形成され
た静電潜像に伴う電気力線が被現像体102を貫通して
発生する。このため、トナー担持体107上の帯電した
トナー108は静電気力によって被現像体102上に付
着し、現像されてトナー像が形成される。現像装置10
6としては、二成分磁気ブラシ現像器、一成分磁気ブラ
シ現像器、一成分非磁性現像器等いずれも利用すること
ができる。
【0024】静電潜像担持体101と被現像体102が
分離する際には、ACコロナ帯電器112によって被現
像体102上の電荷が除去され、分離する際の放電によ
って発生するトナー像の乱れが防止される。その後、静
電潜像担持体101と分離した被現像体102は加圧ロ
ーラ103と発熱ローラ113で構成される転写・定着
部へ搬送される。
【0025】一方、紙カセット120に収容された最終
記録支持体114(一般には紙が用いられる。)は、給
紙ローラ115によって取り出され、回転が停止された
送紙ローラ116に送られて最終記録支持体114のス
キューが矯正される。次に、送紙ローラ116が起動
し、最終記録支持体114は転写・定着部へ送られ、ト
ナー像が形成された被現像体102と重ねられて加熱、
加圧される。そして、発熱ローラ113の熱が最終記録
支持体114を伝達して被現像体102上のトナー10
8を溶融し、最終記録支持体114の繊維間に加圧作用
によって浸透して、最終記録支持体114への転写と定
着が同時に行われる。転写・定着された最終記録支持体
114は、排紙ローラ117によって装置の外部へ送出
される。
【0026】一方、転写・定着後の被現像体102には
わずかな量のトナー108が残留する場合があるが、加
圧ローラ103上の被現像体102を圧接するように設
けられた定着クリーナ118によって除去される。この
時のトナー108は、まだ定着部における溶融状態が継
続しているので容易に除去することができる。上記静電
潜像担持体101は、現像プロセス後に被現像体102
と分離し、除電手段である除電ランプ119によって全
面に光が照射され、静電潜像担持体101上の残留電荷
が除去される。こうして、静電潜像担持体101は繰り
返し利用される。
【0027】また、静電潜像担持体101の上流側で、
かつ引張ローラ111の下流側に、被現像体102に対
向して被現像体102の電位を検出する検出センサ11
0が設けられる。そして、上記検出センサ110に対向
して被現像体102の反対側に転動ローラ123が設け
られる。また、引張ローラ111が接している被現像体
102の反対側に被現像体102の帯電を除去するため
のACコロナ放電器109が設けられる。
【0028】次に、上記構成の画像形成装置を使用して
画像を形成した場合の画像の状態について説明する。図
4は従来の画像形成装置によって画像を形成した場合の
状態図、図5は従来の画像形成装置における被現像体の
電位を示す図である。図4の(a)は印字枚数と非画像
部の濃度の関係を、(b)は印字枚数と画像部の濃度の
関係を示している。
【0029】図に示すように、従来の画像形成装置にお
いては、ある枚数の画像を形成した後は非画像部の濃度
が上昇し、画像部の濃度は低下してしまう。そこで、従
来の画像形成装置(図3)において、静電潜像担持体1
01の上流側で、引張ローラ111の下流側において被
現像体102の電位を測定すると、図5に示すような結
果を得ることができる。
【0030】図に示すように、被現像体102の電位
は、印字枚数によって変化し、pで示すように徐々にプ
ラス側に増加したり、qで示すように徐々にマイナス側
に増加する。これは、画像を形成するために被現像体1
02を走行させた場合、静電潜像担持体101、加圧ロ
ーラ103、引張ローラ111及び発熱ローラ113と
被現像体102の間で摩擦が発生し、それらの部材の材
質と被現像体102の材質の組合せによって決まる極性
に被現像体102が帯電するからである。
【0031】次に、被現像体102の電位が変化した場
合の画像品位について説明する。図6は被現像体の電位
と画像品位の関係を示す現像プロセスにおける電位モデ
ル図である。図の(a)は被現像体102が帯電してい
ない場合の、(b)は被現像体102がプラス側に帯電
した場合の、(c)は被現像体102がマイナス側に帯
電した場合の電位を示している。ここでは、マイナスに
帯電した静電潜像担持体101とマイナスに帯電したト
ナー108を用いる反転現像について説明する。
【0032】図において、VS は静電潜像担持体101
の表面に対向する帯電装置104を用いて帯電させた静
電潜像担持体101の帯電電位、VR は露光装置105
によって静電潜像担持体101上の電荷を消去したとき
の残留電位、VF は被現像体102の帯電電位、VDB
反転現像するための、静電潜像担持体101の導電性支
持体101aとトナー担持体107間に印加される現像
バイアス電位である。一般の電子写真においては、現像
バイアス電位VDBは、帯電電位VS と残留電位VR の間
の値に設定される。すなわち、非画像部にトナー108
を付着させないために、現像バイアス電位VDBを帯電電
位VS より低く設定し、かつ現像バイアス電位VDBと帯
電電位VS との差を持たせる。また、画像部にトナー1
08を付着させるために、現像バイアス電位VDBを残留
電位VR より高く設定し、かつ現像バイアス電位VDB
残留電位VR との間に差を持たせるようにしている。
【0033】ところが、被現像体102がプラス側に帯
電すると、(b)のように現像バイアス電位VDBと帯電
電位VS との差が小さくなってしまうため、非画像部に
トナー108が付着して非画像部の濃度が増加する。ま
た被現像体102がマイナス側に帯電すると、(c)の
ように現像バイアス電位VDBと残留電位(VR +VF
の差が小さくなってしまうため、画像部にトナー108
が付着しにくくなり画像部の濃度が減少してしまう。
【0034】次に、本発明の画像装置において、ACコ
ロナ放電器109の印加電圧を変化させ、被現像体10
2の帯電電位の変化を検出センサ110で測定した結果
について説明する。図7はACコロナ放電器による印加
電圧と被現像体の電位の関係図である。ACコロナ放電
器109の印加電圧が小さいときは、被現像体102は
プラス側に帯電している。該ACコロナ放電器109の
印加電圧を大きくしていくと、ある印加電圧で被現像体
102は電位0Vとなる。さらに、印加電圧を大きくす
ると、被現像体102はマイナス側に帯電する。このよ
うに、ACコロナ放電器109の印加電圧を変化させる
ことによって、被現像体102の電位をコントロールす
ることができ、これによって被現像体102の帯電を防
止することができる。
【0035】図7において、被現像体102の帯電電位
を0VにするACコロナ放電器109の印加電圧は4K
Vrms(実効値)であるが、上記被現像体102の帯
電電位を0VにするACコロナ放電器109の印加電圧
は、環境条件、特に湿度に影響され、多数回実験を行っ
た結果、実際に必要な印加電圧は3.5〜4.5KVr
msの範囲となることが分かる。上記環境条件の影響を
補正するために、検出センサ110によって被現像体1
02の電位を検出し、ACコロナ放電器109の印加電
圧の制御を行う。
【0036】図8はACコロナ放電器の制御ブロック図
である。図において、109はACコロナ放電器、11
0は検出センサ、121は検出信号処理回路、122は
ACコロナ放電器109の電源である。上記検出センサ
110の信号は、検出信号処理回路121によって処理
され、処理信号が電源122に入力される。該電源12
2は上記処理信号に対応してACコロナ放電器109へ
電圧を印加する。
【0037】例えば、初めに、ACコロナ放電器109
の印加電圧を4KVrmsに設定し、被現像体102の
走行と同時にACコロナ放電器109に電圧を印加す
る。この印加電圧による被現像体102の帯電電位を、
すぐ下流に配置された検出センサ110によって検出す
る。この時の被現像体102の帯電電位が0Vのとき
は、ACコロナ放電器109の印加電圧をそのまま維持
する。
【0038】ところが、例えば被現像体102が−30
Vに帯電しているとすると、検出センサ110は被現像
体102が−30Vに帯電していることを検出し、10
分の1の処理信号−3Vを検出信号処理回路121に出
力する。検出信号処理回路121は、検出センサ110
からの処理信号を受けると、被現像体102の帯電を0
Vに近付けるために、被現像体102がプラス側に帯電
する印加電位、例えば、ACコロナ放電器109の印加
電圧を約3.8KVrmsに変更する信号を電源122
に出力する。該電源122はこの信号を受けてACコロ
ナ放電器109に約3.8KVrmsの電圧を印加す
る。このように、被現像体102の帯電を0Vに近付け
るように一連の動作が行われ、ACコロナ放電器109
の印加電圧が制御される。
【0039】また、ACコロナ放電器109の印加電圧
を4KVrmsに設定したときに反対に被現像体102
が+30Vに帯電しているとすると、検出センサ110
は被現像体102が+30Vに帯電していることを検出
し、10分の1の処理信号+3Vを検出信号処理回路1
21に出力する。検出信号処理回路121は、検出セン
サ110からの処理信号を受けると、被現像体102の
帯電を0Vに近付けるために、被現像体102がマイナ
ス側に帯電する印加電位、例えばACコロナ放電器10
9の印加電圧を約4.2KVrmsに変更する信号を電
源122に出力する。該電源122は、上記信号を受け
てACコロナ放電器109に約4.2KVrmsの電圧
を印加する。このように、被現像体102の電位が0V
に近付くように一連の動作が行われ、ACコロナ放電器
109の印加電圧が制御される。
【0040】図9は本発明の画像形成装置における被現
像体の電位を示す図、図10は本発明の画像形成装置に
よって画像を形成した場合の状態図である。図9に示す
ように、検出センサ110とACコロナ放電器109を
設けることによって、被現像体102の帯電をほとんど
0Vにすることができる。また図10に示すように、こ
の時の画像部と非画像部の濃度の変化は、多数枚の画像
を形成した場合でも初期設定値と異ならず、長期間にわ
たってコントラストのある良好な画像を安定して記録す
ることができる。
【0041】上記実施例においては、転写・定着を同時
に行う場合について説明したが、転写と定着を同時に行
わず、被現像体102上のトナー108を最終記録支持
体114に静電転写する場合について説明する。図11
は本発明の第2の実施例の画像形成装置を示す図であ
る。図において、102は無端状の被現像体であり、該
被現像体102は静電潜像担持体101と2個の引張ロ
ーラ111とに張架されている。上記被現像体102に
対向して、被現像体102の電位を検出するための検出
センサ110及び被現像体102の帯電を除去するため
のACコロナ放電器109が設けられる。上記検出セン
サ110及びACコロナ放電器109は、2個の引張ロ
ーラ111のそれぞれの位置で、かつ引張ローラ111
と反対側に設けられる。
【0042】このような構成にしても、被現像体102
の帯電を検出センサ110とACコロナ放電器109で
制御することができ、静電潜像の電位の変化がほとんど
起こらない。なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々変形することが
可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもので
はない。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、静電潜像担持体の上流側の被現像体の電位を検
出するために検出センサが設けられ、上記被現像体の帯
電を除去するために放電器が設けられ、上記検出センサ
によって検出した電位に対応して上記放電器に印加する
電圧が制御されるので、該電圧に対応して被現像体の電
位が変化し、被現像体の帯電が除去される。
【0044】したがって、非画像部にトナーが付着した
り、画像部の濃度が低下することがなくなり、長期間に
わたって良好な画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す画像形成装置の概略構成
図である。
【図2】カールソン方式による電子写真記録方法を用い
た画像形成装置の概念図である。
【図3】感光体ドラム上のクリーニング装置を不要とし
た画像形成装置の概略構成図である。
【図4】従来の画像形成装置によって画像を形成した場
合の状態図である。
【図5】従来の画像形成装置における被現像体の電位を
示す図である。
【図6】被現像体の電位と画像品位の関係を示す現像プ
ロセスにおける電位モデル図である。
【図7】ACコロナ放電器による印加電圧と被現像体の
電位の関係図である。
【図8】ACコロナ放電器の制御ブロック図である。
【図9】本発明の画像形成装置における被現像体の電位
を示す図である。
【図10】本発明の画像形成装置によって画像を形成し
た場合の状態図である。
【図11】本発明の第2の実施例の画像形成装置を示す
図である。
【符号の説明】
101 静電潜像担持体 102 被現像体 106 現像装置 107 トナー担持体 109 ACコロナ放電器 110 検出センサ 111 引張ローラ 114 最終記録支持体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 (a)静電潜像を形成するための静電潜
    像担持体と、 (b)該静電潜像担持体と一部接触させられる無端状の
    被現像体と、 (c)静電潜像が形成された上記静電潜像担持体に密接
    して重ねられた上記被現像体に対向して配設され、上記
    被現像体にトナー像を形成する現像装置と、 (d)上記トナー像を最終記録支持体に転写、定着する
    転写、定着装置と、 (e)上記静電潜像担持体の上流側の被現像体の電位を
    検出する検出センサと、 (f)上記被現像体の帯電を除去するための放電器と、 (g)上記検出センサによって検出した電位に対応し
    て、上記放電器に印加する電圧を制御する手段を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP3182165A 1991-07-23 1991-07-23 画像形成装置 Withdrawn JPH0527520A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06304598A (ja) * 1993-04-22 1994-11-01 Kawasaki Heavy Ind Ltd 有機性汚泥の減量化方法
US9751172B2 (en) 2014-11-28 2017-09-05 Fanuc Corporation Workpiece fastening device for pressing plurality of locations of workpiece

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