JPH08220899A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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Publication number
JPH08220899A
JPH08220899A JP7030463A JP3046395A JPH08220899A JP H08220899 A JPH08220899 A JP H08220899A JP 7030463 A JP7030463 A JP 7030463A JP 3046395 A JP3046395 A JP 3046395A JP H08220899 A JPH08220899 A JP H08220899A
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JP
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belt
image
toner
transfer
photoconductor
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Application number
JP7030463A
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English (en)
Inventor
Hideshi Izumi
英志 泉
Nobuhiko Nakano
暢彦 中野
Yoshinobu Okumura
好延 奥村
Tsunehiro Yamashita
倫弘 山下
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH08220899A publication Critical patent/JPH08220899A/ja
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オゾンの発生をなくし、かつ、トナー像の乱
れやトナーの飛散を防ぐと共に、普通紙の使用を可能に
する画像記録装置を提供する。 【構成】 感光体1と、感光体1の表面を一様帯電させ
るための帯電手段2と、一様帯電された感光体1の表面
に静電潜像の書き込みを行うための光学系3と、感光体
1に近接して配設された現像手段4と、現像手段4と感
光体1との間に介装され、感光体1上に形成された静電
潜像が現像手段4により現像されるベルト状の記録媒体
21と、記録媒体21に形成されたトナー像を記録材8
に転写定着する転写定着手段22とを有する。ベルト2
1上のトナー像が転写定着手段22に達する手前の位置
で、記録材8を前記記録媒体21に接し、転写定着手段
22により記録媒体21上のトナー像を記録材8に同時
に転写定着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像記録装置、より詳
細には、静電潜像担持体を用いて用紙等の記録材に記録
を行う画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナーを用いた画像記録には、カ
ールソンプロセスの応用による電子写真方式が広く用い
られている。図9は、前記カールソンプロセスの原理を
応用した複写機の一例を説明するための要部概略構成図
で、該複写機は、図9に示すように、表面に感光層を有
する感光体ドラム1の周囲に、帯電器2、露光器3、現
像機4、転写器5、クリーナ6、除電器7等が順次配設
されており、まず、暗所において帯電器2で感光体ドラ
ム1の表面が均一に帯電される。次に、露光器3により
感光体ドラム1の表面に原稿像を投射することにより、
光の当った部分の帯電電荷が除去されて、感光体ドラム
1の表面に静電潜像が形成される。次いで、この静電潜
像に、現像機4により、該現像機4内において感光体ド
ラム1上の帯電電荷と逆極性に帯電させたトナーを付着
させ、該感光体ドラム1上にトナーによる可視像を形成
する。その後、用紙等の記録材8を前記可視像に重ね、
記録材8の裏面より転写器5でコロナ放電を行って該記
録材8にトナーと逆極性の電荷を与え、トナー像を記録
材8に転写させる。記録材8に転写されたトナー像は、
定着装置9により加熱、圧接されて該記録材8に定着さ
れ、永久像となる。一方、記録材8に転写されずに感光
体ドラム1上に残った残留トナーは、クリーナ6により
除去され、また、感光体ドラム1上の静電潜像は除電器
7の光により除電され、その後、感光体ドラム1には再
度、帯電器2による帯電から始まるプロセスが繰返され
て、連続的な画像形成が行われる。
【0003】而して、上述のようなカールソンプロセス
を応用した電子写真方式では、感光体ドラム1上に現像
された可視像を記録材8に転写するために、通常、コロ
ナ放電器5が用いられている。このコロナ放電器5にお
いては、印加電圧が数KVと高い電圧を必要とするう
え、コロナ放電時にオゾンを発生するため、環境衛生上
の問題を生じるもととなっている。また、転写時にトナ
ー像が乱れ、画質が低下する問題も生じている。
【0004】そこで、例えば、特公平6−50415号
公報には、上記のような転写を必要としない画像形成方
法が開示されている。図10は、前記特公平6−504
15号公報に記載された画像形成装置の概要を説明する
ための要部概略構成図で、図中、図9に示した画像形成
装置と同様の作用をする部分には、図9の場合と同一の
参照番号が付してある。而して、この図10に示した画
像形成装置においては、まず、図9に示した画像形成装
置と同様、帯電器2により、感光体1の表面を一様に帯
電させ、次いで、この一様に帯電された感光体1の表面
に露光器3により光書き込みを行って静電潜像を形成す
る。その後、静電潜像を覆うように一定寸法に切断され
た記録材10を感光体1に吸着させ、該記録材10を感
光体1と現像槽4の間を通過させ、それによって、静電
潜像を記録材10上に可視化するようにしている。
【0005】図10に示した画像形成装置においては、
前述の原理により、転写器を用いなくとも、記録材10
上にトナー像を形成することができ、記録材10上にト
ナー像を形成した後は、図9に示したカールソンプロセ
ス同様に、定着装置9によってトナーを加熱定着して記
録材10上に永久像を形成する。しかしながら、この図
10に示した記録方法においては、記録材10上に静電
潜像を形成するために、記録材10の体積抵抗率を10
6〜1010Ω・cmの範囲に規定しなければならない。
また、感光体1と現像槽4との間に記録材10を挿入す
るため、記録材10の厚みを規定する必要もある。この
ため、図10に示した記録方法を用いるためには、専用
の記録材を用いる必要があり、普通紙複写機には不向き
であるという欠点があった。また、湿度の変化により記
録材10の抵抗が変動するなど環境の変化によって画像
が影響を受けやすいという欠点もある。
【0006】また、特開平4−194949号公報に
は、透明の感光体ベルトを用いた画像記録装置が記載さ
れている。図11は、前記特開平4−194949号公
報に記載された画像記録装置の概要を説明するための要
部概略構成図で、この画像記録装置は、図11に示すよ
うに、透明感光体のベルト11を有し、このベルト11
上に露光源12により潜像が形成され、この潜像が現像
器13により、トナー現像される。ベルト11は矢印方
向に移動され、ベルト11上のトナー像は、転写同時定
着ローラ14により、記録紙15に転写、定着される。
しかし、この図11に示した画像記録装置においては、
感光体ベルト11上に形成されたトナー像を記録紙15
に転写同時定着する際に、感光体ベルト11に直接、圧
力或いは熱と圧力がかかるため、感光体ベルト11を傷
めるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(I)上述のように、図9に示した画像記録装置では、
感光体上に形成されたトナー像をコロナ放電を用いて記
録材へ転写するため、オゾンの発生を免れない。また、
トナー像を転写する際に、トナーの飛び散りによる複写
機内へのトナー飛散や画質の劣化が起こる。また、図1
0に示した画像記録装置では、現像槽と感光体との間に
記録材を挿入するため、用いる記録材の厚さや抵抗値、
誘電率等を規定しなければならず、専用の記録材を用い
る必要がある。本発明の第1の目的は、上述のごとき課
題を解決するために、オゾンの発生をなくし、かつ、ト
ナー像の乱れやトナーの飛散を防ぐと共に、普通紙の使
用を可能にする画像記録装置を提供することにある。
【0008】(II):図9に示した画像記録装置では、
記録材上のトナー像を定着装置で加熱溶融し、記録材上
に永久像として確実に定着させるため、定着ローラに大
きな熱源が必要となる。本発明の第2の目的は、上述の
ごとき課題を解決するために、トナー像をベルト状の記
録媒体上に現像するとともに、このベルト上のトナー像
及び記録材を転写定着器を通過させる前にプレヒートす
ることによって、装置全体の消費電力を小さくすること
を可能とし、また、定着の強度を向上させることにあ
る。
【0009】(III):感光体にトナー像を形成する記
録装置においては、感光体に温度変化があると、トナー
の現像性に変動をきたし、安定した画質の画像を得るこ
とができない。トナーは、温度がガラス転移点以下では
固体であるが、ガラス転移点を越えると粘性を持つゴム
状の弾性体となる。従って、トナーの温度がガラス転移
点を越えるとトナー同士が付着し、トナーの固まりを形
成したり、現像剤の流動性が著しく低下する。本発明の
第3の目的は、上述のごとき課題を解決するために、ト
ナー像が形成されるベルトの現像時の温度変化を制御す
ることにより、トナーの温度を常時ガラス転移点以下に
し、安定した画質の画像を得ることにある。
【0010】(IV):従来の定着装置では、記録用紙が
通過しないときでも2つのローラが接しており、且つ、
一定温度に保たれているため、常時大きな電力が消費さ
れていた。本発明の第4の目的は、上述のごとき課題を
解決するために、記録材が通過していないときは前記2
つのローラを離すことによって、消費電力を極力抑え、
装置全体のエネルギー消費を従来より低く抑えることに
ある。
【0011】(V):図10に示した画像記録装置で
は、感光体に直接記録材が接触するため、紙粉が感光体
表面に付着し、これを除去するために、クリーニングブ
レード等のクリーニング手段を感光体に接触させるが、
そのため、膜べり等によって感光体の寿命を縮める。本
発明の第5の目的は、上述のごとき課題を解決するため
に、感光体の表面に記録用紙も現像剤も接触しないよう
にして感光体の表面が汚れないようにし、もって、感光
体表面をクリーニングする必要をなくし、感光体の寿命
を伸ばすことにある。
【0012】(VI):図10に示した画像記録装置で
は、記録材全面にトナーが接触するため、記録材上の潜
像以外の場所にもトナーが付着する。この非画像部に付
着したトナーは、最終的に定着装置で記録材に定着さ
れ、カブリとなって画像に現われる場合がある。本発明
の第6の目的は、上述のごとき課題を解決するために、
現像後に、非画像部に付着したトナーを回収することに
より、カブリのない良好な画像を得ることにある。
【0013】(VII):ベルトが感光体から剥離した後
は、ベルト上に形成されたトナー像に作用する静電気力
が低下するため、トナー像が乱れやすくなる。本発明の
第7の目的は、上述のごとき課題を解決するために、ベ
ルトの裏面に背面電極を設け、感光体から離れた後のト
ナー像に対しても静電気力を作用させ、トナー像の乱れ
やトナーの飛散を防ぐことにある。
【0014】(VIII):転写定着後のベルトが次のプロ
セスに入るときに、前回の画像形成による帯電電荷が残
っていれば、その帯電による潜像が次回の現像に現わ
れ、最終的には画像メモリとして出力される。本発明の
第8の目的は、上述のごとき課題を解決するために、ベ
ルトが次回のプロセスに入る前にベルトの帯電を完全に
除去し、常時安定した連続的な画像形成を実現すること
にある。
【0015】(IX):本発明においてはトナー像の記録
材への転写は、熱と圧力だけで可能であるが、帯電した
トナーに対して同極性あるいは逆極性のバイアスを印加
することにより、さらに転写効率を上げることができ
る。本発明の第9の目的は、帯電したトナーに対して、
バイアス電圧を印加することにより、さらに転写効率を
上げることにある。
【0016】(X):図11に示した画像記録装置で
は、連続駆動を実施する時、ベルトの長手方向の寸法が
微妙に違っていると、ベルトが装置の手前もしくは奥側
に移動し、ひいては、ベルトの破損という現象を起こ
す。本発明の第10の目的は、上述のごとき課題を解決
するために、ベルトの蛇行による破損を防止することに
ある。
【0017】(XI):本発明の画像形成装置は、感光体
上に書き込まれた静電潜像をベルトを介して現像するた
め、感光体とベルトは均一に且つ安定して接触していな
ければならない。本発明の第11の目的は、感光体とベ
ルトの接触性を向上させるために、ベルトと感光体とを
均一に且つ安定に接触させ、常時安定した画像形成を連
続的に行うことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題
(I)を解決するために、(1)感光体(静電潜像担持
体)と、該感光体の表面を一様帯電させるための帯電手
段と、一様帯電された感光体の表面に静電潜像の書き込
みを行うための光学系と、前記感光体に近接して配設さ
れた現像手段と、該現像手段と前記感光体との間に介装
され、前記感光体上に形成された静電潜像が前記現像手
段により現像されるベルト状の記録媒体と、該記録媒体
に形成されたトナー像を記録材に転写定着する転写定着
手段とを有し、前記トナー像が前記転写定着手段に達す
る手前の位置で、前記記録材を前記記録媒体に接し、前
記転写定着手段により前記記録媒体上のトナー像を前記
記録材に同時に転写定着を行うことを特徴としたもので
あり、更には、(2)前記ベルトは、誘電材料が混入さ
れた誘電率の高い誘電ベルトであること、更には、
(3)前記ベルトは、体積抵抗率が106〜1010Ω・
cmの範囲に調整されている中抵抗ベルトであること、
更には、(4)前記ベルトは、ベルトの表面にテフロン
加工が施された離型性のよいベルトであること、更に
は、(5)前記ベルトは、透明体であり、該透明体のベ
ルトを介して前記感光体への露光による静電潜像の書き
込みができること、更には、(6)前記ベルトは、無端
ベルトであることを特徴としたものである。
【0019】本発明は、上記課題(II)を解決するため
に、(7)前記転写定着手段に達する手前の位置に、前
記ベルト上に形成されたトナー及び記録材を加熱する加
熱手段を有することを特徴としたものである。
【0020】本発明は、上記課題(III)を解決するた
めに、(8)前記転写定着手段を通過したことによって
上昇したベルトの温度を冷却するための冷却手段を有す
ること、更には、(9)前記冷却手段は、冷却ファンを
有すること、或いは、(10)前記冷却手段は、現像領
域直前のベルト温度をトナーのガラス転移点以下とする
ものであることを特徴としたものである。
【0021】本発明は、上記課題(IV)を解決するため
に、(11)前記転写定着手段は、前記ベルトが介装さ
れる一対のローラを有し、前記記録材が通過する時は両
ローラが接し、それ以外の時は両ローラが前記ベルトか
ら離れるようにしたことを特徴としたものである。
【0022】本発明は、上記課題(V)を解決するため
に、(12)転写定着後に、前記ベルト上に付着してい
る残留トナーおよび紙粉を除去するクリーニング手段を
有することを特徴としたものであり、更には、(13)
前記クリーニング手段は、クリーニングローラを有し、
該クリーニングローラの温度を転写定着ローラの温度よ
りも高くするものであること、或いは、(14)前記ク
リーニング手段は、前記クリーニングローラの表面に粘
着剤を塗布して有し、その粘着力でクリーニングを行う
ものであることを特徴としたものである。
【0023】本発明は、上記課題(VI)を解決するため
に、(15)前記現像手段は、かぶり回収用のローラを
有する現像槽を具備することを特徴としたものであり、
更には、(16)前記現像槽は、磁気的なかぶり回収機
構を有すること、或いは、(17)前記現像槽は、電気
的なかぶり回収機構を有することを特徴としたものであ
る。
【0024】本発明は、上記課題(VII)を解決するた
めに、(18)前記現像手段から転写定着手段までの間
において、前記ベルトの裏側に背面電極を有すること、
更には、(19)前記背面電極にトナーと逆極性の電圧
を印加することを特徴としたものである。
【0025】本発明は、上記課題(VIII)を解決するた
めに、(20)前記転写定着手段から前記感光体に至る
までの間に前記ベルト状記録媒体の除電を行う除電手段
を有すること、更には、(21)前記除電装置におい
て、前記ベルトの除電にAC電圧を用いることを特徴と
したものである。
【0026】本発明は、上記課題(IX)を解決するため
に、(22)前記転写定着手段において、記録紙の裏面
からトナーと逆極性のバイアスを印加すること、或い
は、(23)前記転写定着手段において、前記ベルトの
裏面からトナーと同極性のバイアスを印加することを特
徴としたものである。
【0027】本発明は、上記課題(X)を解決するため
に、(24)前記ベルト状記録媒体の蛇行を防止する蛇
行防止手段を有することを特徴としたものである。
【0028】本発明は、上記課題(XI)を解決するため
に、(25)前記ベルト状記録媒体と前記感光体の接触
性を向上させるためのガイドローラを有することを特徴
としたものである。
【0029】
【作用】
(I):ベルト状の記録媒体を介して現像を行うことに
より、特公平6−50415号で必要であった記録材の
物性値(厚さ、抵抗値、誘電率等)を規制した専用の記
録材を用いる必要をなくし、普通紙の使用を可能とす
る。転写と定着を同一の装置で行うことにより、従来か
らある例えばコロナ放電器を用いた転写器をなくし、オ
ゾンレス化、省スペース化を図り、また、転写によるト
ナー像の乱れや飛び散りを少なくし、画質を向上させる
ことを可能とする。感光体と現像槽との間にベルト状の
記録媒体を挿入することにより、感光体を現像剤および
記録材と接触させないようにし、感光体が現像剤や紙粉
で汚れることを防止し、感光体の長寿命化を図る。誘電
率の高いベルトを用いることにより、感光体上の静電潜
像をベルトの誘電分極によりベルト上にも形成させる。
例えば、感光体上にマイナスの電荷による潜像が形成さ
れる場合、ベルト自体に厚さ方向に誘電分極の作用をも
たらし、ベルト上にも感光体上と同じ静電潜像を作る。
体積抵抗率が中抵抗のベルトを用いることにより、ベル
ト上に形成された静電潜像を保持し、現像時の画像の横
流れによる画像劣化を防ぐ。ベルトの表面をテフロン加
工し、このテフロン表面によって離型性を向上させ、転
写定着時に、ベルト上のトナーを効率良く記録材上へ移
行させ、ベルト上に残るトナーを極力減少させ、次回の
現像時の画像劣化を防ぐ。更には、無端ベルトを用いる
ことにより、画像形成を連続的に切れ目なく安定に行う
ことができる。
【0030】(II):また、トナーがベルト状の記録媒
体に現像されてから転写定着装置に至るまでの間に、ベ
ルト上のトナーと記録材をあらかじめ暖めておく(プレ
ヒート)ことにより、装置全体の熱エネルギーを低減さ
せ、なおかつ、トナーの記録材への定着強度を向上させ
る。
【0031】(III):転写定着装置やプレヒートなど
によって上昇したベルト温度を冷却させることにより、
次回の現像時にトナーの溶融などによる機械的なトラブ
ル又は画像としてのトラブルをなくし、また、ベルト上
の表面電位を安定させ、ひいては常時安定した画像の形
成を可能とする。更には、その冷却装置として、冷却フ
ァンを用いることにより、ベルトに接触することなく冷
却でき、ベルトの長寿命化を図り、更には、その温度制
御も可能とする。また、次回の現像時にトナーが溶融せ
ず、且つ、安定した表面電位を得る条件として、現像直
前のベルトの表面温度に対し温度センサを設け、その検
出温度を冷却装置にフィードバックすることにより、ベ
ルト表面温度をトナーのガラス転移点以下にし、且つ、
温度変化を抑える。
【0032】(IV):ベルトが転写定着ローラ間に常時
圧接されていると、ローラの熱エネルギーをベルトが奪
ってしまうので、定着装置のローラ間の圧接を、記録紙
が通過する時のみ行うようにして、装置全体の消費電力
を低減させる。
【0033】(V):転写定着終了時のベルトを熱的に
又は粘着剤によりクリーニングすることにより、従来の
クリーニングよりも高いクリーニング効率を得、次回の
記録をより良好なものとする。
【0034】(VI):ベルト上に現像したトナーを転写
定着装置によりほぼ100%転写定着してしまうため、
ベルト上の非画像部にも少なからず付着されているトナ
ーが転写定着され、最終的に記録材上にカブリとして表
われてしまうので、ベルト上の非画像部に付着している
トナーを、電気的又は磁気的に回収し、記録材上のカブ
リを抑制し、画質を向上させる。
【0035】(VII):現像領域で現像されたトナー像
はベルトが感光体と離れるにしたがいベルトへの付着力
が減少するので、ベルトの裏面に背面電極を設けること
あるいはその背面電極にトナーと逆極性のバイアスを印
加することでトナーとベルトの付着力を増大させ、トナ
ー像の乱れやトナーの飛散を防ぐ。
【0036】(VIII):画像形成を行ったベルト上に帯
電電荷が残ったまま次のプロセスを行うと、前回の帯電
が現像され、メモリとして次回の画像形成に現われるの
で、転写定着装置を通過した後次のプロセスに入るまで
に、ベルト上の電荷を取り除くことにより常時良好な画
像を安定して形成する。
【0037】(IX):本発明においては、トナー像の記
録材への転写は熱と圧力だけで可能であるが、熱と圧力
だけでなく、更に、静電気力をトナー像に作用させるこ
とにより転写効率を上げる。
【0038】(X):従来のベルト駆動方式では、連続
駆動を実施する時、ベルトの長手方向の寸法が微妙に違
っていると、ベルトが装置の手前もしくは奥側に移動
し、ひいては、ベルトの破損という現像を起こすので、
ベルトの蛇行を防止する蛇行防止手段を設け、本発明の
装置を実施することでベルトの蛇行による破損を防止す
る。
【0039】(XI):ベルトと感光体との接触をガイド
ローラによって均一で密な接触をさせることにより、感
光体上の静電潜像を正確にベルト上に形成させ、常時良
好で安定した画像を形成する。
【0040】
【実施例】図1は、本発明による画像記録装置の一実施
例を説明するための要部構成図で、前述の従来技術と同
様の作用をする感光体1を有し、前記従来技術と同様、
まず、感光体1の表面に帯電器2を用いて均一に電位を
与え、露光3により画像情報に応じた静電潜像を作る。
ここで、本発明をアナログ複写機に応用する場合には、
ガイドローラ20を介してベルト21を感光体1に均一
かつ安定に接触させた後、原稿像をベルト21を介して
感光体1に照射して静電潜像を形成する。しかし、本発
明をデジタル複写機或いはプリンタに応用する場合は、
感光体1に直接(ベルト21を介することなく)露光で
きるため、潜像を形成した後にベルト21を感光体1に
均一に接触させる。ベルト21の表面には、該ベルト2
1の誘電分極により、感光体1の表面の静電潜像と同様
の潜像が形成され、このベルト21の表面に形成された
静電潜像に現像槽4からトナーを供給すると、該ベルト
21上の静電潜像が現像される。
【0041】ベルト21上に形成されたトナー像は転写
定着器22(転写ローラ22a、圧接ローラ22bより
なる)に挿入される手前で記録材(普通紙)8と接し、
記録材8と共に転写定着器22に挿入される。このと
き、ベルト21上のトナー像は、ベルト21を介して設
けてある(つまり、トナー像の反対側に設けてある)背
面電極23との間に作用する静電気力で該ベルト21上
に保持されている。ベルト21上のトナー像は転写定着
装置22によって加えられる熱と圧力により記録材8へ
転写され、同時に定着される。このとき、転写定着ロー
ラ(例えば、下側のローラ22a)にトナーと逆極性の
バイアス電圧を印加すると、転写効率を上げることがで
きる。ベルト21から離れた感光体1は除電器7により
除電され、また、転写定着装置22と離れたベルト21
はベルト用除電器26により除電され、次回の印写に備
える。なお、このベルト21はポリイミド等より形成さ
れており、透明で且つ無端である。また、このベルト2
1は固有体積抵抗値が106〜1010Ω・cmの範囲に
調整されている中抵抗ベルトであり、離けい性保持のた
め、ベルト21の表面にはテフロン加工を施してある。
表1に、ベルト21の体積抵抗率と画質の関係に関して
の実験結果の一例を示す。
【0042】
【表1】
【0043】上述のようにしてベルト21に形成された
トナー像は、転写定着装置22において記録材8に転写
定着されるが、定着強度の向上及び消費電力低減のた
め、転写定着装置22にいたるまでの間に、トナー像が
形成されたベルト21と記録材8を暖めるプレヒート装
置24が設けてある。このプレヒート装置24は、ヒー
タランプ、電熱線等の発熱体よりなるが、その他に、転
写定着装置22の排熱を熱源として利用してもよい。
【0044】また、図1に示した実施例においては、現
像時の画像の乱れや機械的なトラブルを解消するため
に、ベルト21が現像槽4に差しかかるまでの間に、ベ
ルト21を冷却するための冷却装置27が設けてある。
例えば、トナーは、温度がガラス転移点以下では固体で
あるが、ガラス転移点を越えると粘性を持つゴム状の弾
性体となる。従って、トナーの温度がガラス転移点を越
えるとトナー同士が付着し、トナーの固まりを形成した
り、現像剤の流動性が著しく低下する。そのため、潜像
を安定に現像するためには、トナーの温度を常にガラス
転移点以下にしておく必要がある。冷却装置27は、こ
のようなトラブルをなくすために設けられたもので、転
写定着装置22と現像槽4の間で、ベルト21に近接し
て設けられ、例えば、空冷のためのファンにより冷却す
るものである。また、ベルト21の表面温度を常に一定
以下の温度にし、且つ温度変動を抑えるために、例え
ば、ガイドローラ20の直前に、ベルト21の表面温度
を測定するセンサ28(ベルト表面温度検知センサ)を
設け、測定した温度を冷却装置27にフィードバックし
てベルト21の温度を所定温度以下に制御する。このベ
ルト表面温度検知センサ28は熱電対や赤外線等による
もので、接触でも非接触でもよいが、ベルト21の損傷
を最小限に留めるためには非接触温度計が望ましい。ま
た、このベルト冷却装置27及びベルト表面温度検知セ
ンサ28を転写定着装置22やクリーニング機構25と
現像槽4との間のベルト上に複数個用い、より精度のあ
る制御を行なうこともできる。なお、図には、冷却装置
の下流側に温度センサを設けるようにした例を示した
が、これらの関係を逆にして、温度センサを上流側に
し、冷却装置を下流側にしてもよいことは容易に理解で
きよう。
【0045】図2は、消費電力低減のために転写定着装
置22に設けられた上下ローラ22a,22b間にクリ
アランスを設けるようにしたクリアランス機構を説明す
るための概略図で、通常、転写定着装置22の上下ロー
ラ(22a,22b)とこれに挟まれたベルト21は常
時接しており圧力がかかっている。この状態は記録材8
が転写定着装置22を通過するときだけ必要なものであ
るから、本発明においては、記録材通過時のみ圧着する
ことにする。そのために、記録材8が転写定着装置22
に入る手前の位置に記録材検知器31を、また、転写定
着装置22には上下ローラ間のクリアランスを調整する
クリアランス調整器(図3参照)を、更に、転写定着装
置の前後にベルトの位置を維持するローラ(22c,2
2d)を設けることにより、記録材8の通過の有無によ
り、上下ローラ(22a,22b)とベルト21の接触
を制御している。
【0046】図3(a),(b)は、それぞれ上述のご
とくして、上下ローラ間にクリアランスを設けるための
クリアランス機構の具体例を説明するための図で、図3
(a)はクリアランス調整器を上ローラ22b側に設け
た場合の例を示し、この場合は、記録材8が転写定着装
置22を通過するときに、カム22b2によってアーム
22b1を下げ、上ローラ22bと下ローラ22aによ
りベルト21と記録材8を挟み、ベルト21上のトナー
像を記録材8に転写定着する。記録材8が転写定着装置
22を通過しないときは、カム22b2が回転し、アー
ム22b2が上がり、上下ローラ22a,22bとベル
ト21はそれぞれ離れる。この場合は、上下ローラ22
a,22bともに、ベルト21と離れるため、熱定着用
の発熱体は、上ローラ22b、下ローラ22aのどちら
の中に設けてあってもよい。また、図3(b)は、クリ
アランス調整器を下ローラ22a側に設けた場合の例を
示し、この場合は、記録材8が転写定着装置を通過する
とき、アーム22a1が上がり、上ローラ22bと下ロ
ーラ22aとによりベルト21と記録材8を挟み、ベル
ト21上のトナー像を記録材8に転写定着する。記録材
8が転写定着装置を通過しないときは、カム22b2
回転し、アーム22a1が下がり、下ローラ22aがベ
ルト21から離れる。この場合は、上ローラ22bは記
録材通過時以外でもベルト21と接触しているため、熱
定着用の発熱体は下ローラ22aの中に設けることとす
る。
【0047】図4及び図5は、図1に示したクリーニン
グ装置25を説明するための図で、図1に示したよう
に、転写定着装置22を通過後のベルト21に対してク
リーニング機構25が設けられている。そのクリーニン
グ機構25はローラ状のもので、その一つの例は、図4
に示すように、クリーニングローラ25aの中に熱源2
5bを持たせ、熱的にベルト21の表面の残留トナーを
除去するものである。この場合は、通常電子写真プロセ
スにて用いられているようなクリーニングローラ25a
中にヒータランプ等の発熱体25bを設けることで実現
する。その他の方法として、図5に示すように、クリー
ニングローラ25の表面に粘着剤25dを塗布し、この
粘着作用によってベルト表面上の残留トナーや紙粉等の
異物を除去する。このように、クリーニングローラ25
の表面に粘着剤25dを塗布する場合、例えば、図5に
示したように、クリーニングローラ25上にシール25
e状に何枚もまいておき、クリーニングローラ表面が汚
れてきた場合は、最表面のシールをはがし、次の新しい
シール表面を表に出す構造とするとよい。
【0048】現像領域通過後、ベルト21上には画像を
形成しているトナーと、非画像部に付着したトナーが存
在しているが、非画像部に付着したトナーは画像部のト
ナーに比べ、ベルトとの電気的付着力が小さい。しか
し、ベルト21の表面に現像されたトナー像は、付着力
の大小にかかわらず、殆ど全て記録材8に転写定着され
てしまうため、非画像部に付着したトナーは最終的にか
ぶりとなって記録材上に定着されてしまう。そこで、図
6(a)に示すように、現像領域通過後のベルト21の
表面に近接してかぶり回収用のマグローラ4bを設け、
ベルト21上のトナーに対して一様に磁界をかけ、付着
力の弱い非画像部のトナーを選択的に回収する。或い
は、図7(a)に示すように、現像領域通過後のベルト
21の表面に近接して電極4dを設け、この電極4dに
ベルト21上のトナーと逆極性のバイアスを印加し、付
着力の弱い非画像部のトナーを選択的に回収する。この
ように、非画像部に付着したトナーを磁力あるいはクー
ロン力を用いて回収することで、かぶりを低減すること
ができる。かぶり回収ローラ上に付着したトナーは、図
6(a)に示したマグローラ4bを用いる場合には、図
6(b)に示すように、ブレード4cを用いて回収し、
図7(a)に示した電極4dを用いる場合には、ファー
ブラシ4eを用いて機械的に回収する。回収されたトナ
ーは、現像槽4に送り込み、再利用するのが好ましい。
なお、この時、画像部のトナーも多少は回収されるが、
画像には影響しない。
【0049】図8は、図1に示した蛇行防止装置29を
説明するための図で、図8(a)は正面図、図8(b)
は側面図で、ローラ29aの片側のシャフト29b1
軸受29cにてフレーム29d1に固定し、他方のシャ
フト29b2をフレーム29d2にあけた長穴29eに挿
入し、そのシャフト29b2をフレーム21d2の外側か
ら少なくとも2つのばね29e1,29e2で固定する。
2つのばね29e1,29e2は、お互いにシャフト29
2を介して直線状に設置される。このベルト蛇行防止
装置29を、図1において、ベルト21を保持し、駆動
させるローラのうちの一本に設置することにより、ベル
ト21が蛇行して破損するのを防止することができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。 請求項1に対応する効果:静電潜像を書き込んだ感光体
にベルト状の記録媒体を接触させ、このベルトを介して
現像した後に記録材に転写定着するため、記録材の物性
値を規定した専用の記録材を必要とせず、したがって、
普通紙を用いることができる。転写と定着を同一の装置
とすることにより、従来からある例えばコロナ放電器を
用いた転写器をなくすことができ、オゾンレス化、省ス
ペース化が図れ、更には、転写による記録材へのトナー
の飛び散りを少なくし、画質を向上させることができ
る。感光体と現像槽との間にベルトが挿入されているた
め、感光体と現像剤および記録材とが接触せず、したが
って、感光体が現像剤や紙粉で汚れるのを防止でき、感
光体の長寿命化を図ることができる。ベルトの表面をテ
フロン加工して離けい性を向上させたので、転写定着時
にベルト上のトナーを効率良く記録材上へ移行して定着
でき、ベルト上に残るトナーを極力減少させ、オフセッ
ト等による記録材への汚れを防ぎ、ひいては、次回記録
時の画像劣化を防ぐことができる。 請求項2に対応する効果:転写定着前にベルトをプレヒ
ートするようにしたので、装置全体の消費電力を低減さ
せ、なおかつ、トナーの記録材への定着強度を向上させ
ることができる。 請求項3に対応する効果:ベルトの温度を冷却ファンな
どにより、トナーの温度をガラス転移点以下に冷却させ
且つ温度変化を少なくし、更には、ベルトの表面電位を
安定させるようにしたので、安定した画像を得たり、次
回の現像時にトナーの溶融などによる機械的な又は画像
としてのトラブルをなくすことができる。また、その冷
却装置として冷却ファンを用いることにより、ベルトに
接触することなく冷却でき、ベルトの長寿命化が図れ、
温度制御も可能である。 請求項4に対応する効果:記録材通過時以外はベルトを
転写定着ローラから離すようにしたので、記録材が通過
していないときの消費電力を極力抑え、装置全体の消費
電力を低減させることができる。また、記録材が通過し
ていないときは、ベルトを熱と圧力から開放してやるこ
とにより、ベルトの寿命を伸ばすことができる。 請求項5に対応する効果:熱や圧力、粘着力を用いてク
リーニングすることができるため、従来のブレードや、
ファーブラシによるクリーニングと比べ、クリーニング
効率を上げることができる。 請求項6に対応する効果:ベルト上の非画像部に付着し
たトナーを、記録材に転写定着する前に回収するように
したので、かぶりのない、良好な画像を得ることができ
る。 請求項7に対応する効果:現像から転写定着までのトナ
ー像とベルトとの付着力を高めるようにしたので、トナ
ー像の乱れを防止し、且つ、トナーの装置内への飛散を
防止できる。 請求項8に対応する効果:画像形成後、次のプロセスに
入るまでに、ベルト上の電荷を除去するようにしたの
で、常時画像メモリのない、良好な画像形成を連続して
行うことができる。 請求項9に対応する効果:熱、圧力に加え静電気力でト
ナー像の転写を行うようにしたので、略100%に近い
転写効率を実現することができる。 請求項10に対応する効果:ベルトを保持し、駆動させ
るローラのうちの少なくとも1本に、ベルトの蛇行防止
装置を設けるようにしたので、ベルトの蛇行による破損
を防ぎ、ひいては、装置の寿命を延ばすことができる。 請求項11に対応する効果:ベルトと感光体を均一且つ
安定に接触させることによって、感光体上に書き込まれ
た静電潜像を正確にベルト上に形成できるようにしたの
で、常時、良好で安定した画像形成を連続して行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像記録装置の一実施例を説明す
るための要部構成図である。
【図2】転写定着装置におけるクリアランス機構の概要
を説明するための図である。
【図3】クリアランス機構の具体例を説明するための図
である。
【図4】クリーニング装置の一例を説明するための図で
ある。
【図5】クリーニング装置の他の例を説明するための図
である。
【図6】磁気的なカブリ回収機構を説明するための図で
ある。
【図7】電気的なカブリ回収機構を説明するための図で
ある。
【図8】蛇行防止装置の一例を説明するための図であ
る。
【図9】従来の画像記録装置の一例を説明するための要
部構成図である。
【図10】従来の画像記録装置の他の例を説明するため
の要部構成図である。
【図11】従来の画像記録装置の更に他の例を説明する
ための要部構成図である。
【符号の説明】
1…感光体、2…帯電器、3…露光器、4…現像機、5
…転写機、6…クリーナ、7…除電器、8…記録材、9
…定着装置、20…ガイドローラ、21…ベルト、22
…転写定着装置、23…背面電極、24…プレヒート、
25…クリーニング機構、26…除電器、27…冷却装
置、28…温度センサ、29…蛇行防止装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/06 G03G 21/00 310 21/00 350 340 21/20 534 (72)発明者 山下 倫弘 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体(静電潜像担持体)と、該感光体
    の表面を一様帯電させるための帯電手段と、一様帯電さ
    れた感光体の表面に静電潜像の書き込みを行うための光
    学系と、前記感光体に近接して配設された現像手段と、
    該現像手段と前記感光体との間に介装され、前記感光体
    上に形成された静電潜像が前記現像手段により現像され
    るベルト状の記録媒体と、該記録媒体に形成されたトナ
    ー像を記録材に転写定着する転写定着手段とを有し、前
    記トナー像が前記転写定着手段に達する手前の位置で、
    前記記録材を前記記録媒体に接し、前記転写定着手段に
    より前記記録媒体上のトナー像を前記記録材に同時転写
    定着することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記転写定着手段に達する手前の位置
    に、前記ベルト上に形成されたトナー及び記録材を加熱
    する加熱手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記転写定着手段の後に、該転写定着手
    段を通過したことによって上昇したベルトの温度を冷却
    するための冷却手段を有することを特徴とする請求項1
    に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記転写定着手段は、前記ベルトが介装
    される一対のローラを有し、前記記録材が通過する時は
    両ローラが接し、それ以外の時は両ローラが前記ベルト
    から離れることを特徴とする請求項1に記載の画像記録
    装置。
  5. 【請求項5】 前記転写定着手段の後に、前記ベルト上
    に付着している残留トナーおよび紙粉を除去するクリー
    ニング手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
    画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記現像手段は、かぶり回収用のローラ
    を有する現像槽を具備することを特徴とする請求項1に
    記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記現像手段から転写定着手段までの間
    において、前記ベルトの裏側に背面電極を有することを
    特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記転写定着装置から前記感光体に至る
    までの間に前記ベルト状記録媒体の除電を行う除電手段
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記転写定着手段において、記録紙の裏
    面からトナーと逆極性のバイアスを印加することを特徴
    とする請求項1に記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記ベルト状記録媒体の走行経路中に
    該記録媒体の蛇行を防止する蛇行防止装置を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  11. 【請求項11】 前記ベルト状記録媒体と前記感光体の
    接触性を向上させるためのガイドローラを有することを
    特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
JP7030463A 1995-02-20 1995-02-20 画像記録装置 Pending JPH08220899A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6055396A (en) * 1997-07-18 2000-04-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Laser printer having a distance and tension controller
JP2001318542A (ja) * 2000-02-29 2001-11-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び定着装置
JP2018017917A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 株式会社沖データ 画像形成装置
JP2021060527A (ja) * 2019-10-08 2021-04-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成方法

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CN1109276C (zh) * 1997-07-18 2003-05-21 三星电子株式会社 激光打印机
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