JP2001117378A - 電子写真プリンタ装置 - Google Patents

電子写真プリンタ装置

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JP2001117378A
JP2001117378A JP29323899A JP29323899A JP2001117378A JP 2001117378 A JP2001117378 A JP 2001117378A JP 29323899 A JP29323899 A JP 29323899A JP 29323899 A JP29323899 A JP 29323899A JP 2001117378 A JP2001117378 A JP 2001117378A
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transfer
reverse polarity
electrophotographic printer
voltage
roller
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JP29323899A
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Tomohiro Komori
智裕 小森
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 逆極性帯電ローラ(A)10と逆極性帯
電ローラ(B)11とで構成される逆極性帯電手段20
によって用紙19に転写行程前に感光体ドラム表面のト
ナーの極性と逆極性の電荷を帯電させて転写電流の減少
分を補償する。 【効果】 低温低湿下において、転写電流の減少を補償
することができるため用紙上に再現される画像が鮮明に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プリンタ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真プリンタでは、用紙上に
画像を再現するために、感光体ドラムと、帯電ローラ
と、露光器と、現像ローラと、転写ローラを備える。感
光体ドラムは、ドラムの表面が、帯電ローラによって負
に帯電される。負に帯電されたドラムの表面に露光器に
よって所望の画像が露光される。この露光された部分が
露光されていない部分に比して0電位に近い静電潜像が
形成される。この静電潜像上に現像ローラによって負に
帯電したトナーが供給される。このトナーが、感光体ド
ラム上から、正の転写電圧が印加された転写ローラによ
って用紙上に転写され、画像が再現される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、装置の周囲環境に依って画像の再現
状態が大きく変化するという、解決すべき課題が残され
ていた。即ち、例えば低温低湿下においては、用紙の体
積抵抗が大幅に上昇している。一方上記転写電圧は一定
に設定されている。従って感光体ドラムと転写ローラ間
に用紙を介して流れる転写電流が減少するため用紙上に
再現される画像が不鮮明になる。更には、トナーの用紙
に対する吸引力に対して、トナー同士の斥力が無視でき
なくなり、トナーが分散してしまい印字した文字等の輪
郭がぼやけてしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉感光体ドラム表面に現像されたトナーの極性
と逆極性の電荷を印刷媒体に帯電させる逆極性帯電手段
と、上記印刷媒体に上記トナーを転写させる転写手段を
備え、上記印刷媒体は、上記逆極性帯電手段を通過後
に、上記転写行程に送られることを特徴とする電子写真
プリンタ装置。
【0005】〈構成2〉構成1に記載の電子写真プリン
タ装置において、上記逆極性帯電手段は、転写電圧の一
部を印加した第一の逆極性帯電ローラと所定の電圧に設
定された第二の逆極性帯電ローラを備えることを特徴と
する電子写真プリンタ装置。
【0006】〈構成3〉構成1に記載の電子写真プリン
タ装置において、上記逆極性帯電手段は、所定の電圧が
印加され上記印刷媒体上に上記逆極性の電荷を照射する
コロナワイヤと、このコロナワイヤの周辺を上記転写電
圧に応じた電界強度に維持するグリッドを備えることを
特徴とする電子写真プリンタ装置。
【0007】〈構成4〉構成1又は構成2又は構成3に
記載の電子写真プリンタ装置において、逆極性帯電手段
と上記転写手段の間に媒体搬送手段を備え、上記媒体搬
送手段は導体板のガイドと絶縁体のリブからなり、上記
ガイドと上記印刷媒体の間に上記印刷媒体の搬送方向に
平行に延びる複数本のリブが配置されることを特徴とす
る電子写真プリンタ装置。
【0008】〈構成5〉構成2に記載の電子写真プリン
タ装置において、上記第一の逆極性帯電ローラには、第
一の電圧可変電源と第一の電流検出手段からなる逆極性
電荷量調整手段が接続され、上記転写行程には、第二の
電圧可変電源と第二の電流検出手段からなる転写電圧調
整手段が接続され、上記電子写真プリンタ装置の周囲環
境に応じて上記逆極性電荷量と転写電圧が所定の値に調
整されることを特徴とする電子写真プリンタ装置。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1の構成〉図1は、具体例1の構成のブロック
図である。図1より、具体例1の電子写真プリンタ装置
は、感光体ドラム1と、帯電ローラ2と、露光器3と、
現像ローラ4と、トナー5と、転写ローラ6と、クリー
ニングローラ7と、定着ローラ(A)8と、定着ローラ
(B)9と、逆極性帯電ローラ(A)10と、逆極性帯
電ローラ(B)11と、ツェナーダイオード12と、除
電素子13と、電源(A)14と、電源(B)15と、
電源(C)16と、電源(D)17と、電源(E)18
と、リブ21と、ガイド22を備える。
【0010】感光体ドラム1は、図の矢印Aの方向に回
転するドラム型の像担持体である。本具体例では、その
表面が負帯電型有機光導電性材の薄膜によって覆われて
いる。帯電ローラ2は、感光体ドラム1に所定の圧力を
持って接しながら従動する導電性ゴムで構成されるロー
ラであり、感光体ドラム1を負に帯電する部分である。
露光器3は、負に帯電された感光体ドラムに所望の画像
を照射してその表面に静電潜像を形成する部分である。
この静電潜像は、露光された部分が、非露光部分に比較
して0V(ボルト)に近い電位に変化することによって
形成される。
【0011】現像ローラ4は、導電性ゴムで形成され、
感光体ドラム1に接しながら従動するローラである。自
己の表面に形成されたトナー5の薄膜を現像材として感
光体ドラム1の静電潜像を現像する部分である。トナー
5は、現像ローラ4の表面に薄膜状に付着される現像材
である。転写ローラ6は、後述の転写行程を受け持つ転
写手段であり、導電性ゴムで形成され、感光体ドラム1
に従動するローラである。即ち、トナー5の電荷(ここ
では負極性)と逆極性の正電圧が供給され感光体ドラム
1との間に転写電流を生成する。転写ローラ6と感光体
ドラム1との間に用紙(印刷媒体)8が存在する場合に
は、転写電流に伴って感光体ドラム1から用紙19上に
トナー5が転写され画像が再現される。
【0012】クリーニングローラ7は、感光体ドラム1
上に残っている未転写トナーを回収するローラである。
定着ローラ(A)8と定着ローラ(B)9は、耐熱性の
ヒートローラであり、用紙19上の画像を加熱して定着
する部分である。逆極性帯電ローラ(A)10と、逆極
性帯電ローラ(B)11は、金属又は導電性ゴムで構成
され、用紙(印刷媒体)8に、感光体ドラム表面のトナ
ーの極性と逆極性(ここでは正極性)の電荷を帯電させ
る部分である。通常逆極性帯電ローラ(A)10には、
所定の抵抗R1を介して電源(D)17の電圧が印加さ
れる。又逆極性帯電ローラ(B)11は、通常ツェナー
ダイオード12を介して接地される。
【0013】ツェナーダイオード12は、上記逆極性帯
電手段20に印加される正電圧のレベルを設定する電圧
設定手段である。除電素子13は、転写行程終了後、残
留電荷を除去して感光体ドラム1から用紙19を分離す
る部分である。電源(A)14は、帯電ローラ2に印加
される負の電源である。電源(B)15は、クリーニン
グローラ7に印加される正の電源である。電源(C)1
6は、除電素子13に印加される正の電源である。電源
(D)17は、転写ローラ6に印加される正の電源であ
る。電源(E)18は、現像ローラ4に印加される負の
電源である。
【0014】逆極性帯電手段20は、上記逆極性帯電ロ
ーラ(A)10(第一の逆極性帯電ローラ)と、逆極性
帯電ローラ(B)11(第二の逆極性帯電ローラ)を一
体にまとめた概念であり、転写ローラ6の前に配置され
る。リブ21とガイド22の構成の一例について図を用
いて説明する。図2は、リブとガイドの組立て図であ
る。(a)は、平面図であり、(b)は、A−A′断面
図である。リブ21は、絶縁体の板であり、用紙19が
搬送される時の摩擦抵抗を減少させるために板の上面に
用紙搬送方向に平行に延びる凸部24を複数個備えてい
る。
【0015】ガイド22は、リブ21の凸部24と嵌合
する厚さ方向に突き抜けた孔25が用紙の搬送方向に平
行に複数個設けられている導体の板であり、アース電位
に維持される。その板厚はリブ21の凸部24に勘合し
たときに板の上面が凸部24の上端を越えない範囲に設
定される。即ち、用紙19の面がリブ21のみに接触
し、ガイド22には接触しない厚さに設定される。上記
逆極性帯電手段20によって用紙表面に発生した表面電
荷の消滅を最小限に押さえ、かつ、上記転写行程におい
て用紙が感光体ドラム1に吸着されるのを防ぐためであ
る。媒体搬送手段23は、上記リブ21と上記ガイド2
2を一体にまとめた概念である。
【0016】〈具体例1の動作〉図1に戻って具体例1
の電子写真プリンタ装置の動作について説明する。感光
体ドラム1が矢印Aの方向に回転して印刷動作を開始す
る。 (1)帯電行程 感光体ドラム1は、電源(A)14から負の電位を印加
された帯電ローラ2と接触することによって、その表面
が所定の表面電位に帯電される。
【0017】(2)静電潜像書き込み行程 感光体ドラム1は回転を続け、上記、表面が所定の表面
電位に帯電された部分が、露光器3の下に達する。この
時露光器3によって所望の画像が、感光体ドラム1上の
負に帯電された表面に露光される。この露光された部分
は、未露光部分に比較して0V(ボルト)に近い値にな
る。この状態を静電潜像が書き込まれた状態という。
【0018】(3)現像行程 静電潜像が書き込まれた感光体ドラム1の表面は、引き
続き矢印A方向に回転を続け、電源(E)18によって
負に帯電された現像ローラ4に接する。現像ローラ4上
のトナー5の薄膜によって静電潜像が現像される。現像
方式は、トナー5が感光体ドラム1の均一帯電性と同極
性の電荷を持つ反転現象である。
【0019】(4)転写行程 現像行程を終えた感光体ドラム1の表面は、引き続き矢
印A方向に回転を続け、用紙(印刷媒体)8が所定のニ
ップ量でドラムと転写ローラ6に挟まれる。転写ローラ
6には、トナー5と逆極性の正電圧が供給されている。
従って感光体ドラム1表面上のトナー5は用紙19上に
転写される。但し、図上で用紙19は、まだ転写行程に
達していない。この用紙19が転写行程に達するまでの
動作が本具体例では重要な意義を有するので、後に用紙
19の流れとして、詳細に説明する。
【0020】(5)クリーニング行程 感光体ドラム1の表面は、引き続き矢印A方向に回転を
続けクリーニングローラ7に接触する。クリーニングロ
ーラ7は、電源(B)によって正の電圧が印加されてい
るので感光体ドラム1の表面に残存する未転写のトナー
5は除去され回収される。以上で感光体ドラム1は1回
転したので再度(1)帯電行程へ移行して上記と同様の
行程を繰り返す。
【0021】以上で感光体ドラム1の動作サイクルにつ
いての説明を終了したので、次に用紙19の流れについ
て説明する。 (6)逆極性帯電行程 用紙19は、矢印F方向に走行して逆極性帯電手段20
を構成する逆極性帯電ローラ(A)10と逆極性帯電ロ
ーラ(B)11に挟まれて搬送される。この行程の機能
は装置の周囲環境によって相違する。まず最初に装置の
周囲環境が低温低湿の場合について説明する。用紙19
は、逆極性帯電ローラ(A)10と逆極性帯電ローラ
(B)11の間で発生する連続した剥離放電によって用
紙表面に電荷が発生する。
【0022】図3は、逆極性転写行程説明図である。
(a)は、低温低湿下を、(b)は、高温高湿下を表し
ている。装置の周囲環境が低温低湿の場合は用紙19が
高抵抗であり絶縁物に近いため(a)に示すように、用
紙19の上面に(+)の電荷が、用紙19の下面に
(−)の電荷が発生する。このように帯電した用紙19
が、(a)上には記されていないリブ21(図1)の上
を搬送され感光体ドラム1と転写ローラ6に挟まれて搬
送され転写行程に入る。
【0023】(4)転写行程 上記転写行程について再度説明する。転写ローラ6に
は、トナー5と逆極性である正電圧が供給されている。
従って感光体ドラム1表面上のトナー5は用紙19上に
転写される。ここで留意すべき点は、上記(6)逆極性
帯電行程で用紙19上に発生した電荷は、正極性であり
トナー5(図1)の電荷と逆極性になっていることであ
る。従って転写電流を増加させトナー5(図1)の転写
量を増大させる。更に、用紙19上に発生した電荷量を
調整することによって周囲環境による用紙19の抵抗値
の変化量を補償することができる。この電荷量は、抵抗
R1(図1)の値を変更することによって任意に変更さ
れる。
【0024】次に装置の周囲環境が高温高湿の場合につ
いて(b)を用いて説明する。周囲環境が高温高湿の場
合は用紙19の抵抗値は低下しているため転写ローラ6
(正電位)から逆極性帯電ローラ(B)11(ツェナー
ダイオード12(図1)によって設定されている電位)
へ漏洩電流Ilが流れる。その結果用紙19の表面電荷
量は減少する。従って、周囲環境が高温高湿の場合に、
転写電流が流れすぎることが防止される。尚、漏洩電流
Ilの大きさは、ツェナーダイオード12(図1)を変
更することによって容易に変更される。
【0025】再度図1に戻って、後に続く行程について
説明する。 (7)定着行程 用紙19は、矢印F方向へ走行して定着ローラ(A)8
と定着ローラ(B)9に挟まれて搬送される。用紙19
上の画像は加熱され定着され、動作を終了する。
【0026】以上の説明で、媒体搬送手段としてのリブ
21は、絶縁体の板であり、用紙19が搬送される時の
摩擦抵抗を減少させるために板の上面に用紙搬送方向に
平行に延びる凸部24を複数個備えており、ガイド22
は、リブ21の凸部24と嵌合する厚さ方向に突き抜け
た孔25が用紙の搬送方向に平行に複数個設けられてい
る導体の板である、と説明した。しかし、これは一例で
あって、この構成に限定されるものではない。即ち、導
体板で構成されるガイドの上に用紙19の搬送方向に延
びる複数本の薄い絶縁体板のリブを配置する構成であっ
てもよい。
【0027】〈具体例1の効果〉感光体ドラム表面のト
ナーの極性と逆極性の電荷を印刷媒体に帯電させる逆極
性帯電手段を転写行程前に備えることによって以下の効
果を得ることができる。 1.低温低湿下において、転写電流の減少を補償するこ
とができるため用紙上に再現される画像が鮮明になる。 2.更には、トナーの用紙に対する吸引力も補償される
ので、トナー同士の斥力によってトナーが分散してしま
い、印字した文字等の輪郭がぼやけてしまうことを防ぐ
ことができる。 3.更に、逆極性帯電手段と転写ローラの間にリブとガ
イドを備えることによって、逆極性帯電手段20によっ
て用紙表面に発生した表面電荷の消滅を最小限に押さ
え、かつ、上記転写行程において用紙が感光体ドラム1
に吸着されるのを防ぐことができる。
【0028】〈具体例2の構成〉具体例1との差異のみ
について説明する。図4は、具体例2の構成のブロック
図である。以下に記す部分以外は具体例1と同様であ
る。
【0029】逆極性帯電ローラ(A)10には、出力電
圧を可変できる、電源(F)29が接続され、更に電源
(F)29には、電流検出手段(A)26が接続され、
その他端はアースされている。電源(D)17にも電流
検出手段(B)27が接続され、その他端はアースされ
ている。逆極性電荷量調整手段30は、電源(F)29
(第一の電圧可変電源)と電流検出手段(A)26(第
一の電流検出手段)を一体にまとめた概念である。転写
電圧調整手段28は、上記電源(D)17(第二の電圧
可変電源)と電流検出手段(B)27(第二の電流検出
手段)を一体にまとめた概念である。制御部31が備え
られ、電流検出手段(A)26及び電流検出手段(B)
27の電流値を受け入れて、電源(F)29及び電源
(D)17の出力電圧を調整する。この制御部31は、
本具体例の制御専用に配置しても良いし、装置全体を制
御するCPUを兼用しても良い。その他の部分は具体例
1と全く同様なので説明を割愛する。
【0030】〈具体例2の動作〉感光体ドラム1が矢印
Aの方向に回転して印字動作を開始する。具体例1と同
様に用紙19は、矢印F方向に走行する。各ローラとも
具体例1と同様に回転を開始する。
【0031】(1)校正行程 制御部31は、電源(D)17と電源(F)29に所定
の初期電圧を設定する。制御部31は、同時に電流検出
手段(A)26及び電流検出手段(B)27からそのと
き流れる電流値を検出して受け入れる。制御部31は、
電源(D)17の電圧と電流検出手段(B)27の電流
値から転写ローラ6の抵抗値を算出する。同様に電源
(F)29の電位と電流検出手段(A)26の電流値か
ら逆極性帯電ローラ(A)10と逆極性帯電ローラ
(B)11の抵抗値を算出する。以上の結果に基づい
て、電源(D)17と電源(F)29の出力電圧を予め
定めてある電圧に変更する。
【0032】(2)各種の抵抗値測定行程 制御部31は、用紙19が逆極性帯電ローラ(A)10
と逆極性帯電ローラ(B)11に挟まれた時、再度電源
(F)29の電圧と電流検出手段(A)26の電流値か
ら逆極性帯電ローラ(A)10と逆極性帯電ローラ
(B)11の間に用紙19が挟まれた状態の抵抗値を算
出する。制御部31は、上記(1)校正行程で算出した
抵抗値と、今回の演算結果から用紙19の体積抵抗値を
算出する。
【0033】(3)転写電流及び逆極性帯電電荷量調整
行程 制御部31は、用紙19の体積抵抗値から装置の周囲環
境を認識する。認識した周囲環境に即して最適の転写電
流を流すために電源(D)17の電圧を調整し、逆極性
帯電電荷量を最適量に設定するため、電源(F)29の
出力電圧を調整する。この場合に周囲環境に即した最適
転写電流値と最適逆極性帯電電荷量は、予め制御テーブ
ルとして装置全体の制御データ等と共に所定のROMに
格納されている。
【0034】(4)印刷行程 上記(1)校正行程〜(3)転写電流及び逆極性帯電電
荷量調整行程を経たあと上記具体例1と同様の動作によ
って用紙19上に所定の画像が印刷される。尚、上記
(3)転写電流及び逆極性帯電電荷量調整行程は、印刷
行程中にも絶えず実施され最適条件での印刷が維持され
る。
【0035】〈具体例2の効果〉以上説明したように転
写ローラ用の電源と逆極性帯電手段用の電源を別々に配
置し、かつ、各々に電流検出手段を配置することによっ
て以下の効果を得る。 1.事前に各々のローラの抵抗値のバラツキや用紙(印
刷媒体)の抵抗値を測定できるので、正確できめ細かに
転写電流値、逆極性帯電電荷量を設定できる。 2.更に、印刷動作中でも絶えず転写電流値、逆極性帯
電電荷量の調整が可能になり印刷品質がより一層向上す
る。
【0036】〈具体例3〉具体例1との差異のみについ
て説明する。図5は、具体例3の構成のブロック図であ
る。以下に記す部分以外は具体例1と同様である。具体
例1では、逆極性帯電手段20(図1)が、逆極性帯電
ローラ(A)10(図1)と逆極性帯電ローラ(B)1
1(図1)によって構成されているが、本具体例ではコ
ロナワイヤ32とグリッド33によって構成される。
【0037】図5より、コロナワイヤ32は、電源
(G)34に接続され、グリッド33は、電源(D)1
7に接続され、転写電圧と同電圧に設定される。このた
め、用紙19の表面の電界強度は、転写電圧に応じた電
界強度に抑制される。用紙19面上に帯電される電荷量
が過剰になることを防止するためである。即ち、コロナ
ワイヤによる帯電の電荷量は環境に依存しないことによ
るものである。
【0038】〈具体例3の効果〉本具体例では、用紙1
9上に正イオンが照射されるが、この正イオンは用紙の
抵抗値に関係なく照射される。即ち、高温高湿の場合で
も正電荷を所定の量、帯電させることができる。従って
葉書のように紙厚が厚く幅が狭い媒体で、媒体部分の転
写電流が減少する場合には、媒体部分に帯電している正
の電荷によってこの転写電流の減少を補償することがで
きる。
【0039】更には、上記全ての具体例に共通して、用
紙上に帯電された逆極性の電荷によってトナーの用紙に
対する吸引力も補償されるので、トナー同士の斥力によ
ってトナーが分散してしまい、印字した文字等の輪郭が
ぼやけてしまうことを防ぐことができる。従って従来採
用されていた、発光素子を配置して転写行程の前に感光
体ドラム上の電位を一様にしてしまう除電光の行程を採
用する必要が無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1の構成のブロック図である。
【図2】リブとガイドの組立て図である。
【図3】逆極性転写行程説明図である。
【図4】具体例2の構成のブロック図である。
【図5】具体例3の構成のブロック図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電ローラ 3 露光器 4 現像ローラ 5 トナー 6 転写ローラ 7 クリーニングローラ 8 定着ローラ(A) 9 定着ローラ(B) 10 逆極性帯電ローラ(A) 11 逆極性帯電ローラ(B) 12 ツェナーダイオード 13 除電素子 14 電源(A) 15 電源(B) 16 電源(C) 17 電源(D) 18 電源(E) 20 逆極性帯電手段 21 リブ 22 ガイド 23 媒体搬送手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラム表面に現像されたトナーの
    極性と逆極性の電荷を印刷媒体に帯電させる逆極性帯電
    手段と、 前記印刷媒体に前記トナーを転写させる転写手段を備
    え、 前記印刷媒体は、前記逆極性帯電手段を通過後に、前記
    転写行程に送られることを特徴とする電子写真プリンタ
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子写真プリンタ装置
    において、 前記逆極性帯電手段は、 転写電圧の一部を印加した第一の逆極性帯電ローラと所
    定の電圧に設定された第二の逆極性帯電ローラを備える
    ことを特徴とする電子写真プリンタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子写真プリンタ装置
    において、 前記逆極性帯電手段は、 所定の電圧が印加され前記印刷媒体上に前記逆極性の電
    荷を照射するコロナワイヤと、 このコロナワイヤの周辺を前記転写電圧に応じた電界強
    度に維持するグリッドを備えることを特徴とする電子写
    真プリンタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2又は請求項3に記
    載の電子写真プリンタ装置において、逆極性帯電手段と
    前記転写手段の間に媒体搬送手段を備え、 前記媒体搬送手段は導体板のガイドと絶縁体のリブから
    なり、 前記ガイドと前記印刷媒体の間に前記印刷媒体の搬送方
    向に平行に延びる複数本のリブが配置されることを特徴
    とする電子写真プリンタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の電子写真プリンタ装置
    において、 前記第一の逆極性帯電ローラには、第一の電圧可変電源
    と第一の電流検出手段からなる逆極性電荷量調整手段が
    接続され、 前記転写行程には、第二の電圧可変電源と第二の電流検
    出手段からなる転写電圧調整手段が接続され、 前記電子写真プリンタ装置の周囲環境に応じて前記逆極
    性電荷量と転写電圧が所定の値に調整されることを特徴
    とする電子写真プリンタ装置。
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