JP2001312160A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001312160A
JP2001312160A JP2000130508A JP2000130508A JP2001312160A JP 2001312160 A JP2001312160 A JP 2001312160A JP 2000130508 A JP2000130508 A JP 2000130508A JP 2000130508 A JP2000130508 A JP 2000130508A JP 2001312160 A JP2001312160 A JP 2001312160A
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JP2000130508A
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Yoji Tomoyuki
洋二 友行
Masahide Hirai
政秀 平井
Hisashi Nakahara
久司 中原
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境や記録材の種類が変化した場合でも、良
好な転写を行う。 【解決手段】 感光ドラム1表面に当接されて転写ニッ
プ部Tを構成する導電性の転写ローラ6aと、これに転
写バイアスを印加する第2の転写バイアス印加電源6b
とによって第2の転写手段を形成する。転写ニップ部T
近傍において、感光ドラム1に非接触でかつ転写ニップ
部Tに供給される記録材Pに接触する電極5aと、この
電極5aに転写バイアスを印加して記録材Pの一部を介
して電極5aと感光ドラム1との間に電流を流す第1の
転写バイアス印加電源5bとによって第1の転写手段を
形成する。記録材Pの抵抗が高くないときは、第1の転
写手段5で定電流制御して、また抵抗が高いときは、第
2の転写手段6で定電圧制御して転写を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の電子写真プロセスを用い
た画像形成装置の概略図である。感光ドラム1は、矢印
R1方向に回転しており、帯電装置2を構成する帯電バ
イアス印加電源2bが帯電ローラ2aに印加する帯電バ
イアスによって、表面が均一に帯電される。レーザ発振
器3a、反射ミラー3b等を有する露光装置3から発振
されたレーザ光は、感光ドラム1上に照射され、照射部
分の電荷を除去して静電潜像を形成する。現像装置4の
トナー容器4aには、現像剤であるトナーtが充填され
ており、そのトナーtは現像ローラ4bの回転により、
適量が抽出され、現像ブレード4cにより適度に帯電さ
れる。帯電されたトナーは、静電的な力を受け、感光ド
ラム1上の静電潜像に付着されて、静電潜像をトナー像
として現像する。このトナー像は、転写装置8の転写ロ
ーラ8aに転写バイアス印加電源8bによってトナーと
逆極性の転写バイアスを印加することで、記録材P上に
静電転写される。記録材P上に転写されないで感光ドラ
ム1上に残ったトナー(転写残トナー)は、クリーニン
グ装置7のクリーニングブレード7aに感光ドラム1上
から掻き落とされて廃トナー容器7b内に回収される。
こうして表面がクリーニングされた感光ドラム1は、次
の画像形成に供される。一方、トナー像転写後の記録材
Pは、定着装置9によって加熱・加圧されて表面にトナ
ー像が定着された後、画像形成装置本体外部に排出され
る。
【0003】同図に示す画像形成装置では、感光ドラム
1としてOPC(有機光半導体)感光体を使用してプロ
セススピード60mm/secとし、帯電装置2として
感光ドラム1に圧接従動してこれを負帯電させる帯電ロ
ーラ2aを使用し、転写装置8としては感光ドラム1に
圧接駆動し、記録材P裏面に正電荷を付与する転写ロー
ラ8aを用いた。さらに、画像露光はイメージ露光で、
現像装置4によってネガトナーにより反転現像を行っ
た。
【0004】上述のように転写ローラ8aは、転写バイ
アス印加電源8bにより給電されて、感光ドラム1上の
トナー像を記録材P上に転写する。この転写を行うため
には、転写環境、転写ローラ8aの体積抵抗、記録材P
の幅等が変化したときでも、記録材Pの単位面積当たり
に流れる転写電流密度を適当な範囲内に入れて、記録材
Pに付与する転写電荷密度を最適にする必要がある。こ
の制御方法として、特開平3−213888号公報に開
示されているように、定電流時の電圧を検知し、その電
圧又はその電圧を定数倍した値に一定電圧を加算した電
圧値により、画像領域で定電圧制御を行う方式(ATV
C方式)が提案されている。この方式により、転写ロー
ラ8aの抵抗値が製造上ばらつくことを補正することが
可能となった上に、転写ローラ8aの抵抗値が環境変動
によって変化しても、転写電圧を補正することが可能と
なった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の転写
は、抵抗の異なる種々の記録材Pに対して、例えば、吸
湿した薄紙などの体積抵抗が極端に低いものから、OH
Tフィルム(オーバヘッドトランスペアレンシーフィル
ム)や乾燥した厚紙などの体積抵抗が高いものまでに対
して行われるため、上述のように通紙時に低電圧制御、
すなわち転写ローラ8aの抵抗から一意的に決めた転写
電圧を用いた制御を行った場合には、結果的に、流れる
転写電流が記録材Pの抵抗に大きく依存してしまう。特
に、上述の従来例で用いている転写制御は、厚紙や高抵
抗紙が通過したとき、画像不良が発生しないように転写
バイアス値を決定するのが一般的であり、吸湿紙を用い
たときには、感光ドラム1に流れる電流が大きすぎてト
ナー像が感光ドラム1に再転写し転写不良になるという
問題が発生する。
【0006】これに対し、通紙時に定電流制御を行った
場合には、記録材Pの幅が小さい記録材P(例えばはが
き等)が通紙されたときに、転写ローラ8aと感光ドラ
ム1表面とが直接当接する部位(以下「非通紙部」とい
う。)にほとんどの電流が流れてしまい、はがきの裏面
に供給される電荷量が減って、トナー像を引き付けられ
ずに転写不良を引き起こしてしまう。
【0007】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、環境や記録材の種類が変化した場合でも、良好
な転写が行えるようにした画像形成装置を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1に係る本発明は、電荷を有するトナーによ
って像担持体表面にトナー像を形成し、前記像担持体表
面のトナー像を記録材に転写する画像形成装置におい
て、前記像担持体に当接されて前記像担持体との間に転
写ニップ部を構成する転写部材と前記転写部材に転写バ
イアスを印加する第2の転写バイアス印加電源とを有す
る第2の転写手段と、前記転写ニップ部近傍において、
前記像担持体に非接触でかつ前記転写ニップ部に供給さ
れる前記記録材に接触する電極と前記電極に転写バイア
スを印加して前記記録材の一部を介して前記電極と前記
像担持体との間に電流を流す第1の転写バイアス印加電
源とを有する電源と、を備える、ことを特徴とする。
【0009】請求項2に係る本発明は、請求項1の画像
形成装置において、前記像担持体上のトナー像を前記記
録材上に転写する際に、前記第1の転写手段は定電流制
御を行い、前記第2の転写手段は定電圧制御を行う、こ
とを特徴とする。
【0010】請求項3に係る本発明は、請求項1又は2
の画像形成装置において、前記第1の転写バイアス印加
電源が前記電極に印加する転写バイアス、及び前記第2
の転写バイアス印加電源が前記転写部材に印加する転写
バイアスを制御する制御手段を備える、ことを特徴とす
る。
【0011】請求項4に係る本発明は、請求項1、2、
又は3の画像形成装置において、前記制御手段は、前記
トナー像を転写するのに使用する転写手段として、前記
第1の転写手段と前記第2の転写手段とのうちの一方を
選択する、ことを特徴とする。
【0012】請求項5に係る本発明は、請求項1、2、
3、又は4の画像形成装置において、画像形成装置本体
内の温度を検知する温度センサを備え、前記制御手段
は、前記温度センサの検知結果に基づいて、前記前記ト
ナー像を転写するのに使用する転写手段として、前記第
1の転写手段と前記第2の転写手段とのうちの一方を選
択する、ことを特徴とする。
【0013】請求項6に係る本発明は、請求項1、2、
3、4、又は5の画像形成装置において、前記転写ニッ
プ部に供給される記録材の厚さを検知する厚み検知セン
サを備え、前記制御手段は、前記厚み検知センサの検知
結果に基づいて、前記前記トナー像を転写するのに使用
する転写手段として、前記第1の転写手段と前記第2の
転写手段とのうちの一方を選択する、ことを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施形態について説明する。なお、前述の従来技術、及び
以下の各実施の形態においては、共通の部材等には同じ
符号を付して、これらについての重複説明は適宜省略す
る。
【0015】〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る画
像形成装置の一例を示す。なお、同図は、電子写真方式
の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【0016】同図に示す画像形成装置は、像担持体とし
てドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」とい
う。)1を備えている。感光ドラム1は、接地されたア
ルミニウム製のドラム基体1cの外周面に、下引き層等
を有する機能層1aと、電荷発生層及び電荷輸送層を有
する感光層1bとを設けたものである。感光ドラム1全
体は、直径30mmに構成され、駆動手段(不図示)に
よって矢印R1方向に60mm/sec回転駆動され
る。
【0017】感光ドラム1表面は、帯電装置2によって
帯電される。帯電装置2は、帯電バイアス印加電源2b
によって帯電ローラ2aに帯電バイアスを印加し、これ
により感光ドラム1表面を例えば−600〜−700V
の所望の電位に帯電する。
【0018】帯電後の感光ドラム1表面は、露光装置3
によって静電潜像が形成される。露光装置3は、画像情
報に応じて変調されたレーザ光を帯電後の感光ドラム1
表面に照射し、照射部分の電位を減衰させて静電潜像を
形成する。
【0019】この静電潜像は、現像装置4によって反転
現像(可視化)される。トナー容器4aには、負帯電特
性のトナーが収納されており、このトナーは、現像スリ
ーブ4b表面に担持されて、現像ブレード4cによって
帯電され、現像ローラ4bの回転によって感光ドラム1
表面に対向する現像位置に搬送される。現像位置に搬送
されたトナーは、現像バイアス印加電源(不図示)によ
って現像スリーブ4bに現像バイアスが印加されること
で、感光ドラム1表面の静電潜像に付着される。これに
より、静電潜像は、トナー像として現像される。
【0020】この感光ドラム1上のトナー像は、第1の
転写手段5、第2の転写手段6によって、記録材Pに転
写される。なお、第1、第2の転写手段5、6について
は後に詳述する。
【0021】トナー像転写後の記録材Pは、定着装置9
(図3参照)によって加熱・加圧されて表面にトナー像
が定着された後、画像形成装置本体外部に輩出される。
一方、トナー像転写後の感光ドラム1は、記録材Pに転
写されないで表面に残ったトナー(転写残トナー)がク
リーニング装置7のクリーニングブレード7aによって
除去されてクリーニング容器7bに回収され、次の画像
形成に供される。
【0022】本実施の形態においては、上述のように、
第1、第2の転写手段5、6を設けている。第2の転写
手段6は、感光ドラム1に下方から圧接されて感光ドラ
ム1との間に転写ニップ部Tを構成する導電性の転写ロ
ーラ(転写部材)6aと、これに転写バイアスを印加す
る第1の転写バイアス印加電源6bとを有している。こ
れに対し、第1の転写手段5は、記録材Pの搬送方向
(矢印Kp方向)に沿っての上述の転写ローラ6aの少
し上流側に配置された電極5aと、これに転写バイアス
を印加する第1の転写バイアス印加電源5bとを有して
いる。電極5aは、感光ドラム1に対して非接触状態
で、かつその一部が記録材Pの搬送経路に突出するよう
に配設されている。したがって、転写ニップ部Tに供給
される記録材Pは、電極5aと接触することになる。電
極5aにおける記録材Pとの接触部分を接触部5cと
し、また転写ニップ部Tにおける最上流側を入口端Ta
とし、さらに接触部5cから入口端Taまでの距離を距
離xとすると、この距離xは、記録材Pの先端部及び後
端部に一般的に設けられる非画像形成部(非画像領域)
の搬送方向寸法(例えば、5mm)以下に設定するとよ
い。上述の第1の転写バイアス印加電源5bと、第2の
転写バイアス印加電源6bとは、制御手段10に接続さ
れている。
【0023】この制御手段10により、第1、第2の転
写バイアス印加電源5b、6bは、それぞれ電極5a、
転写ローラ6aに印加する転写バイアスを適宜なタイミ
ングで定電圧制御し、又は定電流制御することで、感光
ドラム1上のトナー像を記録材P上に転写するようにし
ている。
【0024】次に、トナー像転写時の制御について詳述
する。
【0025】第1の転写手段5の第1の転写バイアス印
加電源5bは、電極5aに対して定電流制御を行う。本
実施の形態では、1μAの定電流制御を行った。これは
例えば、図2に示すような転写ニップ部Tのモデルを考
えた場合、機能層1a、感光層1b、感光ドラム1と記
録材Pとの間の間隙Sとについて、これらの厚さをこの
順に、d1、d2、d3とし、またこれらの誘電率をこ
の順に、ε1、ε2、ε3とし、さらにドラム基体1c
と記録材Pとの電位差をVとすると、感光ドラム1と記
録材Pとの間の電界Eは、 E=(V/ε3){(d1/ε1)+(d2/ε2)+
(d3/ε3)} と表させる。トナーに作用する力Fは電界Eに比例する
こと、また感光ドラム1のV−I特性から、電流Iを大
きくすると力Fも大きくなる。しかし、Eを大きくし過
ぎると、Iが大きくなりすぎ、様々な弊害が発生する。
例えば、電界Eを大きくし過ぎるとトナーの帯電電荷に
影響を及ぼし、逆極性に帯電したり、転写ニップ部Tの
後半部分においてトナー像転写後の記録材Pが感光ドラ
ム1から剥離される際に、感光ドラム1と記録材P間に
放電が起きたりすることで未定着状態のトナー像が乱れ
て画像不良が起こるなどの弊害がある。このような弊害
を防止するため、電界Eの最適化、つまり電流Iの最適
化が必要となる。本発明者の実験によると、普通紙、O
HTフィルム、ハガキ等の種々の記録材Pにて転写性を
検討したところ、1μAの定電流制御を行うときが一番
転写性が良く、したがって、本実施の形態においても、
1μAの定電流制御を行っている。このとき第1の転写
バイアス印加電源5bからの電流は、電流経路Itrを
経由して、つまり電極5a、記録材Pの一部、感光ドラ
ム1のドラム基体1aを介してアースに流れる。
【0026】しかしながら、上述の第1の転写手段5の
みによる転写では、記録材Pの抵抗が高い場合、すなわ
ち低湿環境下や記録材P自体の厚さが厚い場合には、定
電流制御を行うために必要な電圧が高くなりすぎること
があり、このときは、画像形成装置の高圧出力としては
不適当であり、電源自体のコストも非常に高くなる。そ
こで、高抵抗の記録材Pが搬送されて定電流制御ができ
ない場合には、転写手段を第1の転写手段5から第2の
転写手段6に切り換えて、転写ローラ6aに定電圧を印
加し良好な転写性を得られるようにした。
【0027】転写ローラ6aへの転写バイアスの印加
は、転写に先立ち、前回転時などの非通紙領域で定電流
制御を行うことで転写ローラ6aの抵抗値を検出し、高
抵抗の記録材Pが搬送されたときに必要な転写電流が得
られるような転写バイアスを電圧制御している。通紙中
に定電圧制御を行うのは、記録材サイズはさまざまであ
り、小サイズの記録材Pがきたときも、記録材Pに対し
て転写に必要な電荷を付与するためである。具体的に
は、前回転時に2μAの定電流制御を行い、そのときの
バイアス値V1をホールドしている。電極5aにおける
高圧の出力が最大となり、定電流制御できない場合は、
そのとき感光ドラム1に流れている電流をもとに、転写
ローラ6aへの印加バイアスを決めている。本実施の形
態では、電極5aから感光ドラム1に流れる電流が0.
3μA以下であれば、転写ローラ6aに印加する転写バ
イアスをホールドしたV1に対して1.5倍のバイアス
値V2を印加するようにし、0.3〜0.7μAのとき
は1倍のバイアス値V3を印加し、0.7〜1.0μA
のときは0.5倍のバイアス値V4を印加するようにし
た。なお、前述したように、転写ローラ6aへ転写バイ
アスを印加するのは、記録材Pの搬送中に電極5aに印
加している転写バイアスが定電流制御できない場合のみ
であり、電極5aに印加している転写バイアスが定電流
制御を行っているときは転写ローラ6aには転写バイア
スは印加しない。また、電極5aから感光ドラム3に流
れ込む電流が0.1μA以下のときは電極5aに印加し
ている転写バイアスは転写性には影響しないのでこの転
写バイアスの印加を止め、転写ローラ6aだけに転写バ
イアスを印加してもよい。
【0028】以上説明したように、環境、記録材Pの種
類によらず記録材Pの裏面(背面)に与える転写電荷を
ほぼ一定にできるので、転写電圧過多による転写不良
や、画像飛び散り、転写電圧不足による、画像飛び散り
といった不具合が発生せず、常時良好な転写性、画像を
得ることが可能となる。
【0029】〈実施の形態2〉上述の実施の形態1で
は、第1、第2の転写手段5、6の切換えを電極5aに
印加している転写バイアスが定電流制御できないとき
に、転写ローラ6aに転写バイアス印加するようにして
いる。しかし、このような制御をすると記録材Pは搬送
されているため、タイミングによっては、記録材Pの画
像先端のみ転写不良が発生する場合がある。
【0030】そこで、本実施の形態では、画像形成装置
本体の内部に温度センサを設け、その検知結果からあら
かじめ記録材Pの抵抗を予測し、転写ローラ6aへ転写
バイアスを印加しておくものである。
【0031】具体的には、温度センサが10℃以下の温
度を検知した場合には、電極5aに印加している転写バ
イアスが定電流制御できるかどうかにかかわらず、ホー
ルドしている電圧V1の1.5倍のバイアス値V2を転
写ローラ6aに印加しておく。
【0032】10℃〜20℃の場合は、ホールドしてい
るバイアスV1と同じバイアスを転写ローラ6aに印加
しておく。
【0033】20℃以上の場合は、転写ローラ6aには
バイアスは印加しない。
【0034】これは、一般に、低温環境下であるほど記
録材Pの抵抗が高抵抗になりやすく、電極5aの定電流
制御のみではトナー像の良好な転写が行えず、記録材先
端に転写不良が発生しやすいため、あらかじめそれを予
測して転写ローラ6aに転写バイアスを印加し転写不良
を防止するものである。
【0035】その後、電極5aに流れる電流が定電流制
御できる場合は、転写ローラ6aへのバイアスはOFF
する。また、流れる電流値により、前述の実施の形態1
で示した、転写ローラ6aへの転写バイアスに切り換え
る。
【0036】こうすることで、画像先端の転写不良の発
生も防ぐことができる。
【0037】なお、温度センサとしては、周知の一般的
なものを使用することができる。
【0038】〈実施の形態3〉本実施の形態では、記録
材Pの厚さを検知する厚み検知センサを設け、その検知
結果に基づいて、さらに良好な転写が行われるようにし
た。
【0039】具体的には、厚み検知センサが、トナー像
の転写に供される記録材Pが105g/m2 以上の厚紙
であると判断(検知)した場合は、電極5aに流れる電
流が定電流制御できる場合においても、転写ローラ6a
に転写バイアスをホールドしている電圧V1の0.5倍
のバイアス値V4を印加するようにしたものである。こ
れは、記録材Pの厚さが厚いと転写電荷がトナーを引き
付ける力が弱くなり、特にグレースケールといった印字
領域が多いパターンのとき転写性が悪くなるのだが、こ
の現象を防ぐことができる。
【0040】なお、厚み検知センサとしては、周知の一
般的なものを使用することができる。
【0041】以上の実施の形態では、第1の転写手段
を、記録材Pの搬送方向に沿っての前記転写ニップ部T
の上流側に配設する例を説明したが、これに変えて、転
写ニップ部Tの下流側に配設してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
環境や、記録材の厚さや種類が変化した場合でも、良好
な転写が行えるようにした画像形成装置を提供すること
を目的とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図2】感光ドラム上のトナー像が記録材上に転写され
る原理を説明する図。
【図3】従来の画像形成装置の概略構成を示す縦断面
図。
【符号の説明】 1 像担持体(感光ドラム) 5 第1の転写手段 5a 電極 5b 第1の転写バイアス印加電源 6 第2の転写手段 6a 転写部材(転写ローラ) 6b 第2の転写バイアス印加電源 10 制御手段 Itr 電流経路 P 記録材 T 転写ニップ部 Ta 転写ニップ部の入口端
フロントページの続き (72)発明者 中原 久司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA13 DC02 EA03 EC02 ED24 EF09 2H032 AA05 BA23 BA28 CA02 CA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷を有するトナーによって像担持体表
    面にトナー像を形成し、前記像担持体表面のトナー像を
    記録材に転写する画像形成装置において、 前記像担持体に当接されて前記像担持体との間に転写ニ
    ップ部を構成する転写部材と前記転写部材に転写バイア
    スを印加する第2の転写バイアス印加電源とを有する第
    2の転写手段と、 前記転写ニップ部近傍において、前記像担持体に非接触
    でかつ前記転写ニップ部に供給される前記記録材に接触
    する電極と前記電極に転写バイアスを印加して前記記録
    材の一部を介して前記電極と前記像担持体との間に電流
    を流す第1の転写バイアス印加電源とを有する電源と、
    を備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体上のトナー像を前記記録材
    上に転写する際に、前記第1の転写手段は定電流制御を
    行い、前記第2の転写手段は定電圧制御を行う、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の転写バイアス印加電源が前記
    電極に印加する転写バイアス、及び前記第2の転写バイ
    アス印加電源が前記転写部材に印加する転写バイアスを
    制御する制御手段を備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記トナー像を転写す
    るのに使用する転写手段として、前記第1の転写手段と
    前記第2の転写手段とのうちの一方を選択する、 ことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置本体内の温度を検知する温
    度センサを備え、 前記制御手段は、前記温度センサの検知結果に基づい
    て、前記前記トナー像を転写するのに使用する転写手段
    として、前記第1の転写手段と前記第2の転写手段との
    うちの一方を選択する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記転写ニップ部に供給される記録材の
    厚さを検知する厚み検知センサを備え、 前記制御手段は、前記厚み検知センサの検知結果に基づ
    いて、前記前記トナー像を転写するのに使用する転写手
    段として、前記第1の転写手段と前記第2の転写手段と
    のうちの一方を選択する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、又は5に記載
    の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011081387A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Samsung Electronics Co Ltd 画像形成装置の電圧制御方法とその記録媒体、電圧制御装置及び電圧制御装置を有する画像形成装置
US10955773B2 (en) * 2019-03-14 2021-03-23 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus having transfer section switching between a constant voltage control and constant current control

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