JP2009086447A - 画像形成装置 - Google Patents

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隆史 小出
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Abstract

【課題】 放電生成物の除去性と部材の長寿命性との両立が図られた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 所定方向に回転しながら表面に像が形成されてその像を保持する感光体と、感光体の表面にトナーで像を形成する現像像形成部と、現像像形成部によって形成された像を感光体上から所定の被転写体上に転写する転写部と、転写部よりも感光体の回転における下流側で感光体表面に接触して摺擦することで該表面上のトナーを除去するクリーニング部材と、所定の研磨剤を含むトナーを現像像形成部とは別に感光体上に供給してクリーニング部材へと送り込むトナー供給部とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所定方向に回転しながら表面に像が形成されてその像を保持する潜像保持体の表面に現像剤で現像像を形成する現像像形成部を備えた画像形成装置に関する。
従来より、表面に像を保持する感光体の表面を帯電器により帯電して静電潜像を形成し、形成した静電潜像をトナーを含む現像剤中のこのトナーで現像したトナー像を転写器により記録媒体に転写すると共に定着器により定着して記録媒体上に画像を形成する画像形成装置が知られている。
この様なタイプの画像形成装置では、帯電器による帯電時や、転写器による転写時における放電によりオゾンなどの放電生成物が発生して帯電器や転写器に付着する。
その画像形成装置の電源が切られている場合や、電源が入っていても画像形成指示の待機中などの理由で感光体が停止している場合には、帯電器や転写器に付着していた放電生成物は、停止している感光体表面に付着し、高湿下においては、その付着した放電生成物と空気中の水分とが反応して、感光体表面の、放電生成物が付着した部分の抵抗はその他の部分に比べて低下する。その後、その感光体表面の抵抗が低下した部分に静電潜像が形成されると、その部分での静電潜像の保持は困難となり、その部分には、所謂像流れが発生することとなる。
ところで、感光体表面の、記録媒体への現像像の転写を終えた部分にゴムブレードを接触させて、感光体表面に残留した転写残物をクリーニングする画像形成装置が知られている。
この様な画像形成装置では、感光体表面を研磨することができる酸化セリウムなどの研磨剤とトナーと含む現像剤を使用し、ゴムブレード等によって感光体表面から掻き取られたトナーによって形成されるトナー溜まりにトナーと共に溜まった研磨剤を、トナーと共に、適宜、ゴムブレードと感光体との隙間に流入させ、該ゴムブレードによって研磨剤を感光体表面に押し付けることで感光体表面の研磨が行われ、これにより、感光体表面はリフレッシュされている。
そこで、感光体表面への該ゴムブレードの接触圧を高めることで、該ゴムブレードの、感光体表面に対する研磨性能を向上させ、感光体に付着した放電生成物を除去することが考えられる。
しかしながら、これでは、ゴムブレードと感光体との間の摩擦力が大きくなり、ゴムブレードや感光体のライフサイクルが極端に短くなるおそれがある。
これに対し、ゴムブレードの代わりに回転するブラシで感光体表面に残留した残留トナーをクリーニングする画像形成装置において、環境が、放電生成物が像流れを引き起こしやすい所定の湿度以上であるか否かを検知し、所定値以上の湿度を検知すると、ブラシの回転数を高めて研磨性を上昇させて、感光体に付着した放電生成物を除去する提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−266448号公報
しかしながら、感光体表面への放電生成物の付着力は強く、上記提案の様に回転ブラシの回転数を単に上げただけでは放電生成物が除去できないおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、放電生成物の除去性と部材の長寿命性との両立が図られた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、
所定方向に回転しながら表面に潜像が形成され、この潜像を保持する潜像保持体と、
上記潜像保持体の表面にトナーを含む現像剤で現像像を形成する現像像形成部と、
上記現像像形成部によって形成された現像像を上記潜像保持体上から所定の被転写体上に転写する転写部と、
上記転写部よりも上記潜像保持体の回転における下流側でこの潜像保持体表面に接触して摺擦することでこの表面をクリーニングするクリーニング部材と、
所定の研磨剤を含むトナーを上記現像像形成部とは別に上記潜像保持体上に供給して上記クリーニング部材へと供給するトナー供給部とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、所定の研磨剤を含むトナーが、像形成を担う現像像形成部とは別に備えられたトナー供給器からクリーニング部材へと供給される。これにより、クリーニング部材と潜像保持体表面との隙間を通過して感光体表面を研磨する研磨剤の量は増加すると共に、この隙間への研磨剤の供給を、像形成のタイミングとは別のタイミングで独立に行うこともできる。これにより、本発明の画像形成装置では、潜像保持体表面に対するゴムブレードの接触圧を上昇させなくても、また、像形成に影響を与えることなく潜像保持体表面の研磨性が上昇する。したがって、本発明の画像形成装置によれば、放電生成物の除去性と部材の長寿命性とを両立することができる。
ここで、上記研磨材が、無機金属酸化物、窒化物、炭化物、硫化物、および炭酸金属塩のうちから選ばれた少なくとも1つを含んだ、モース硬度が3以上のものであることが好ましく、また、上記研磨材が、体積平均粒径が0.5μm以上5.0μm以下のものであることも好ましい態様である。
この様な研磨剤を用いると、放電生成物の除去を確実に行うことができる。
また、上記現像像形成部が、上記潜像保持体表面に所定の電荷を付与する帯電器と、電荷付与後のこの潜像保持体表面を露光し静電潜像を形成する露光器と、この静電潜像をトナーを含む現像剤で現像してこの潜像保持体表面に現像像を形成する現像器とを備え、上記帯電器により上記潜像保持体表面に電荷を付与し、電荷が付与されたこの潜像保持体表面に上記露光器により静電潜像を形成し、その静電潜像をこの現像器により現像してこの潜像保持体表面に現像像を形成する現像像形成モードと、上記帯電器により上記潜像保持体表面に電荷を付与し、電荷が付与されたこの潜像保持体表面に上記露光器により静電潜像を形成するものの、この現像器によるこの静電潜像の現像は行わない現像像非形成モードとを有するものであり、
上記トナー供給部が、上記露光器よりも上記所定方向における下流側かつ上記転写部よりも上記所定方向における上流側に配置されたものであって、上記現像像形成部が上記現像像非形成モードである場合に、上記所定の研磨剤を含むトナーを上記潜像保持体上に供給するものであることも好ましい態様である。
現像像非形成モードにおいては、潜像保持体表面に形成された静電潜像を、現像器のトナーではなく、トナー供給部の所定の研磨剤を含むトナーで現像できることから、この様にすると、クルーニング部材への研磨剤の供給量や供給タイミングを精度良く制御することができる。
ここで、上記トナー供給部が、上記転写部よりも上記潜像保持体の回転における下流側かつ上記クリーニング部材よりも上記潜像保持体の回転における上流側に配置されたものであることが好ましい。
この様な位置にトナー供給部を配備すると、像形成動作とは無関係にいつでも自由に所定の研磨剤をクリーニング部材へと送り込むことができる。
また、上記潜像保持体の表面に一時的に接触あるいは近接する経路を移動する移動ベルトを備え、
上記トナー供給部は、上記所定の研磨剤を含むトナーを上記移動ベルト上に供給するものであり、
上記転写部は、上記現像像形成部で形成されたトナー像を上記移動ベルト上に転写し、上記トナー供給部によりこの移動ベルト上に供給されたトナーを上記潜像保持体表面に転写するものであることも好ましい態様である。
この様に、所定の研磨剤を含むトナーを移動ベルトを介してクリーニング部材へと送り込むようにすると、スペース的に余裕のない潜像保持体周辺を避けてトナー供給器を配備することができる。
ここで、湿度を検知する湿度センサを備え、上記トナー供給部は、上記湿度センサによって検知された湿度が所定の高湿度状態に達した場合に、上記所定の研磨剤を含むトナーを上記潜像保持体に供給するものであることが好ましく、また、この画像形成装置の電源がオフ状態からオン状態になった場合に、そのオフ状態の経過時間を検出する経過時間検出部を備え、上記トナー供給部は、上記経過時間検出部で検出された経過時間が所定時間に達している場合に、上記所定の研磨剤を含むトナーを上記潜像保持体に供給するものであることも好ましい態様である。尚、「湿度が所定の高湿度状態に達した場合」とは、湿度がある閾値を超えた場合や、湿度がある閾値を超えてから所定時間が経過した場合を含む概念である。
この様に、潜像保持体に付着した放電生成物が問題を引き起こし易い環境下でクリーニング部材に研磨剤を送り込むようにすると効果的である。
本発明の画像形成装置によれば、放電生成物の除去性と部材の長寿命性とを両立することができる
以下、本発明の画像形成装置の実施形態について説明する。
図1は、プリンタの概略構成図である。
図1に示すプリンタ1は、矢印A方向に回転する、表面に像を保持する感光体10と、感光体表面に電荷を付与する帯電器11と、外部から送信されてきた画像データに基づいた露光光を生成する露光器12と、感光体10に対向して回転する現像ロール131を備えると共にトナーを収容する現像器13と、記録用紙を収容する用紙カセット16と、用紙カセット16から記録用紙を引き出して搬送する用紙搬送装置17と、感光体10の表面に保持されているトナー像を、矢印B方向に搬送されてきた記録用紙上に転写する転写ロール14と、記録用紙上のトナー像を加熱することでその記録用紙上にトナー像を定着させる定着器15とを有している。尚、このプリンタ1は、本発明の画像形成装置の第1実施形態である。
図1に示すプリンタ1では、矢印A方向に回転する感光体10の表面に、帯電器11により所定の電荷が付与され、所定の電荷が付与された感光体10の表面に、外部から送信されてきた画像データに基づいた露光光を露光器12が照射して静電潜像が形成され、現像器13の現像ロール131の表面に保持されて現像位置130aに運ばれたトナーが静電的に静電潜像に付着することで静電潜像が現像され、この現像により得られた現像像が、用紙カセット16から用紙搬送装置17によって引き出されて矢印B方向に搬送されてきた記録用紙上に転写ロール14により転写され、定着器15により記録用紙上のトナー像を加熱することにより記録用紙上にこのトナー像が定着されて画像形成が行われる。尚、現像器13に収容されてるトナーはマイナス極性に帯電されており、転写ロール14には、トナー像を形成するトナーの極性と逆極性のプラス電圧が印加されて転写が行われる。
また、このプリンタ1では、感光体10の表面に保持されたトナー像が転写ロール14によって記録用紙上に転写された後に感光体10の表面に残留したトナーを、感光体10の表面にゴム製のクリーニングブレード18を接触させてクリーニングしている。このクリーニングブレード18と感光体10の接触部分には、トナーが堰き止められたトナー溜まりが形成されるが、このトナー溜まりから、適宜、トナーがクリーニングブレード18と感光体10との隙間を通過して流失することで、このトナーが潤滑剤の役目を果たし、クリーニングブレード18と感光体10との間の過度の摩擦によるクリーニングブレード18の欠け等が抑制されている。
また、このプリンタ1には、湿度を検知する湿度センサ400と、現像器13と転写ロール14との間に配置されたトナー供給装置19と、湿度センサ400で検知した湿度に応じて、トナー供給装置19の動作を制御する制御部300とが備えられている。
トナー供給装置19は、感光体10の表面の研磨性の高い、体積平均粒径が2μmの酸化セリウムを含むマイナス極性のトナーを収容しており、詳しくは後述するタイミングでこの酸化セリウムを含むトナーを感光体10に供給する。トナー供給装置19により、感光体10の表面に供給されたトナーは、クリーニングブレード18で堰き止められ、形成されたトナー溜まりから、適宜、酸化セリウムを含むトナーがクリーニングブレード18と感光体10との隙間を通過して流失することで、感光体10の表面が研磨されて感光体10の表面に付着した放電生成物が除去される。
以下、トナー供給装置19の動作について詳細に説明する。
通常、このプリンタ1のようなタイプのプリンタでは、感光体の表面に形成した静電潜像を現像器に収容されている現像剤で現像しているが、現像器に収容されているトナーには、トナーの流動化補助剤であるシリカなどの、感光体の表面硬度よりも高硬度の微粒子が塗されており、この微粒子によっても、感光体の表面の研磨は可能な場合もある。
ところが、帯電器による帯電動作中に発生して帯電器に付着した、オゾンなどの放電生成物が感光体表面に付着していると、高湿度環境下などでは、感光体の表面に付着した放電生成物が空気中の水分と反応して画質への悪影響が顕著となる。しかも、感光体に対する放電生成物の付着力は強く、現像器13に収容されているトナーに塗されている微粒子の研磨能力では感光体からの除去が不十分となる場合が多い。
そこで、このプリンタ1では、電源がオフ状態からオン状態になる毎に、そのオフ状態の経過時間が測定され、その測定時間が所定時間以上である場合と、あるいは、電源がオン状態にあるものの、湿度が所定値以上で、かつ、プリント指示の待機中などであることにより感光体10が停止し、その回転停止時間が所定時間以上となっている場合とで、帯電器11により感光体10の表面に電荷を付与し、電荷が付与された感光体表面に所定の露光光を照射することで所定の静電潜像(以下では、この様な条件の下で形成した静電潜像をダミーの静電潜像と称する)を形成し、この静電潜像の現像を現像器13ではなくトナー供給装置19で行うことにより、感光体10の表面に前述した酸化セリウムを含むトナーを供給する。これにより、このプリンタ1では、現像器13に収容されているトナーに含まれるシリカよりも研磨性の高い酸化セリウムが感光体10の表面に供給され、感光体10の表面に供給されたトナーは、クリーニングブレード18で堰き止められて形成されたトナー溜まりに滞留し、このトナー溜まりから、酸化セリウムを含むトナーが、クリーニングブレード18と感光体10との隙間を適宜通過することで感光体10の表面が研磨され、感光体10の表面に付着した放電生成物が除去される。したがって、このプリンタ1によれば、感光体10に対するクリーニングブレード18の接触圧を高めなくても放電生成物の除去性を高めることができることから、これらクリーニングブレード18および感光体10の長寿命性と、放電生成物の除去性とを両立させることができる。また、このプリンタ1によれば、ダミーの静電潜像を、酸化セリウムを含むトナーを含む現像剤で現像することから、ダミーの静電潜像の形成態様を制御することにより、クリーニングブレード18への酸化セリウムの供給量や供給場所を精度良く制御することができる。
図2は、図1に示す、トナー供給装置の制御部で実行されるルーチンのフローチャートである。
図2に示すルーチンは、このプリンタ1の電源がオン状態にされると実行が開始される。
ステップS1では、オフ状態の経過時間の検出を行う。その後、ステップS2では、ステップS1において検出した時間が所定時間(A)以上か否かを判定し、検出した時間が所定時間(A)未満であると判定すると、ステップS3に進み、湿度センサ400からの信号から湿度を検出する。その後、ステップS4に進み、ステップS3で検出した湿度が所定湿度(B)%以上であるか否かを判定し、湿度が所定湿度(B)%未満であると判定すると、ステップS3を繰り返し、湿度が所定湿度(B)%以上となるまで待機する。一方、湿度が所定湿度(B)%以上であると判定すると、ステップS5に進む。ステップS5では、感光体10が停止している時間の検出を行う。これは、電源はオン状態ではあるものの、プリント指示の待機中などであるため、感光体10が回転を停止している際に帯電器11などから感光体10へ移行した放電生成物が、高湿度により画質に悪影響を与えてしまうことに対処するためである。その後、ステップS6では、ステップS5で検出した感光体の停止時間が所定時間(a)以上であるか否かを判定する。ステップS6において、停止時間が所定時間(a)未満であると判定すると、感光体10が回転を停止している間に感光体10へ移行した放電生成物の量はまだ少なく、影響は少ないとして、ステップS3に戻り、停止時間が所定時間(a)以上であると判定すると、感光体10に対する放電生成物の付着量が多く、影響は大きいとして、ステップS7に進む。尚、ステップS2において、ステップS1で検出した、最後に電源スイッチがオフされてからの経過時間が所定時間(A)以上であると判定する場合にも、このステップS7に進む。ステップS7では、図1には不図示の、このプリンタ全体を制御する制御部に対し、感光体10の表面へのダミーの静電潜像の形成指示と、そのダミーの静電潜像のトナー供給装置19による現像指示とが出される。この指示により、トナー供給装置19では、現像器13と同じメカニズムで、収容しているトナーが回転ロール191の表面に保持されて感光体10との間の現像領域190aにまで運ばれ、感光体10の表面に形成されているダミーの静電潜像の現像が行われる。尚、ダミーの静電潜像を現像して得られたトナー像は、現像ロール14により転写されることなく現像ロール14を通過してクリーニングブレード18により堰き止められる。その後、ステップS8では、感光体10の空回りをプリンタ1の制御部に指示し、ステップS9では、トナー供給装置16から供給された研磨剤よる感光体表面の研磨時間を確保するために所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過するまでステップS9を繰り返す。その後、ステップS10では、感光体10の回転停止をプリンタ1の制御部に要求し、ステップS3に戻る。尚、ステップS1およびステップS2は、電源スイッチがオンされた直後のみ実行され、電源スイッチがオンされた後は、ステップS3以下が実行される。
次に、本発明の画像形成装置の第2実施形態について説明する。
図3も、プリンタの概略構成図である。尚、図3に示す部材で、図1に示す部材と同じ種類の部材には、図1において付されている符号と同じ符号が付されている。尚、図3に示すプリンタ2は、本発明の画像形成装置の第2実施形態である。
本実施形態のプリンタ2と、第1実施形態のプリンタ1との相違点は、トナー供給装置の配備位置と、トナー供給装置を制御する制御部であるので、以下ではこの点について説明する。
図3に示すプリンタ2では、トナー供給装置29が、転写ロール14よりも矢印A方向おける下流側かつクリーニングブレード18よりも矢印A方向における上流側に配備されている。また、このプリンタ2では、トナー供給装置29から感光体10への、研磨性の高い酸化セリウムを含むトナーの供給が、第1実施形態におけるタイミング、即ち、電源がオフ状態の経過時間が所定時間以上である場合と、電源がオン状態にあっても、湿度が所定値以上で、かつ、感光体10の回転停止時間が所定時間以上となっている場合とで行われる点は同じであるものの、第1実施形態のような、感光体10の表面に形成されていたダミーの静電潜像の形成は行われない。つまり、このプリンタ2では、トナー供給装置29の制御部320によって上述のタイミングが検知されると、トナー供給装置29の現像ロール291が回転され、この現像ロール291表面に保持されたトナーは、第1実施形態のように、感光体10の表面に形成されているダミーの静電潜像を現像することにより感光体10の表面に供給されるのではなく、感光体10の表面に残留する僅かな電位により引きつけられ、感光体表面に供給される。
以上説明したように、本実施形態のプリンタ2では、第1実施形態のプリンタ1の場合と比べて精度的には多少落ちるものの、プリント動作とは無関係に研磨剤をクリーニングブレード18へと供給することができる。したがって、このプリンタ2によれば、感光体10に対するクリーニングブレード18の接触圧を高めなくても放電生成物の除去性を高めることができることから、これらクリーニングブレード18および感光体10の長寿命性と、放電生成物の除去性とを両立させることができる。
次に、本発明の画像形成装置の第3実施形態について説明する。
図4も、プリンタの概略構成図である。尚、図4に示す部材で、図1に示す部材と同じ種類の部材には、図1において付されている符号と同じ符号が付されている。尚、図4に示すプリンタ3は、本発明の画像形成装置の第3実施形態である。
本実施形態のプリンタ3は、感光体10の表面に形成したトナー像を中間転写ベルト上に一次転写した後、記録用紙上に二次転写して記録用紙上にトナー像を定着させるタイプのものである。
図4に示すプリンタ3は、矢印A方向に回転する、表面に像を保持する感光体10と、感光体10の表面に電荷を付与する帯電器11と、外部から送信されてきた画像データに基づいた露光光を生成する露光器12と、感光体10に対向して回転する現像ロール131を備えると共にトナーを収容する現像器13と、表面にトナー像の転写を受ける、所定の経路を矢印C方向に循環する循環ベルト200と、感光体10との間に循環ベルト200を挟み、感光体10の表面に保持された現像像を循環ベルト200の表面に転写させる一次転写ロール140と、循環ベルト200が張り架けられた張架ロール26と、記録用紙Pを収容する不図示の用紙カセットから記録用紙Pを引き出して矢印D方向に搬送する用紙搬送装置17と、循環ベルト200を挟んで張架ロール26の一つと対向して配置され、循環ベルト200上に一次転写されているトナー像を矢印D方向に搬送されてくる記録用紙P上に転写する二次転写ロール24と、記録用紙Pに二次転写されたトナー像を加熱して記録用紙上にトナー像を定着させる定着器15とを有している。
図3に示すプリンタ3では、矢印A方向に回転する感光体10の表面に、帯電器11により所定の電荷が付与され、所定の電荷が付与された感光体10の表面に、外部から送信されてきた画像データに基づいた露光光を露光器12が照射することで静電潜像が形成され、現像器13の現像ロール131の表面に保持されて現像位置130aに運ばれたトナーが静電的に静電潜像に付着することで静電潜像が現像され、この現像により得られたトナー像を、矢印C方向に循環する循環ベルト200上に一次転写ロール140により一次転写させ、循環ベルト200上に転写されたトナー像を、不図示の用紙カセットから用紙搬送装置17によって引き出されて矢印D方向に搬送されてきた記録用紙上に二次転写ロール24により二次転写させ、定着器15により記録用紙上のトナー像を加熱することでその記録用紙P上にこのトナー像を定着させて記録用紙上に画像形成が行われる。尚、このプリンタ3でも、現像器13に収容されているトナーはマイナス極性に帯電されており、また、二次転写ロール24は、トナー像を形成するトナーの極性と逆極性であるプラス極性に帯電されている。
一次転写ロール140は、詳細は後述するが、帯電極性の切り換えが自在となっており、図4には、トナー像を形成するトナーの極性と逆極性であるプラス極性の電圧が印加されている様子が示されている。
また、このプリンタ3でも、感光体10の表面に残留したトナーを、感光体10の表面にゴム製のクリーニングブレード18を接触させてクリーニングしている。
ここで、このプリンタ3では、トナー供給装置39が、二次転写ロール24よりも循環ベルト200の循環方向における下流側かつ一次転写ロール140よりも循環ベルト200の循環方向における上流側に配置されている。
このプリンタ3のトナー供給装置39にも、感光体10の表面の研磨性が高い酸化セリウムを含むマイナス極性のトナーが収容されており、第1実施形態および第2実施形態で説明したタイミング、即ち、電源がオフ状態の経過時間が所定時間以上である場合と、電源がオン状態にあっても、湿度が所定値以上で、かつ、感光体10の回転停止時間が所定時間以上となっている場合とが検知されると、この制御部330によって現像ロール391が回転され、この現像ロール391表面に保持されたトナーは、循環ベルト200に残留する僅かな電位により循環ベルト200に付着する。このようにして循環ベルト200上に供給されたトナーは、一次転写ロール140の近傍に差し掛かったころに一次転写ロール140に印加される電圧がそのトナーと同極性のマイナス極性へ切り換えられることで、静電的な反発力により循環ベルト200から感光体10へ移行し、感光体10に移行したトナーは、クリーニングブレード18によって堰き止められる。これにより、前述した作用により、トナーに含有されている酸化セリウムによって感光体10の表面が研磨され、感光体10の表面に付着した放電生成物は除去される。
図5は、トナー供給器の制御部で実行されるルーチンのフローチャートである。
図5に示すステップS11からステップS16までは、図2に示すフローチャートと同じ内容であるので説明は省略する。
ステップS14において湿度が所定値以上と判定し、かつ、ステップS16において感光体の停止時間も所定時間以上であると判定すると、また、ステップS12において最後に電源スイッチがオフされてからの経過時間が所定時間(A)以上であると判定すると、ステップS17に進み、トナー供給装置39に動作指示を出し、循環ベルト200へのトナーの供給を行わせると共に、プリンタ2の、不図示の制御部に対し、一次転写ロール140へのマイナス電圧の印加を指示し、ステップS18に進む。尚、これ以降も図2の内容と同じ内容であるので説明は省略する。
以上に説明したように、本実施形態のプリンタ3では、第1実施形態のプリンタ1の場合と比べて精度的には多少落ちるものの、研磨剤をクリーニングブレード18へと供給することができる。したがって、このプリンタ3によれば、感光体10に対するクリーニングブレード18の接触圧を高めなくても放電生成物の除去性を高めることができることから、これらクリーニングブレード18および感光体10の長寿命性と、放電生成物の除去性とを両立させることができる。また、このプリンタ3によれば、研磨剤を含むトナーを中間転写ベルト200を介してクリーニングブレード18へと送り込むようにしていることで、ただでさえスペース的に余裕のない感光体10の周辺に、さらにトナー供給装置39を配備せずに済ますことができる。
尚、以上に説明した各実施形態では、本発明にいう研磨剤の一例として、平均粒径が2μmの酸化セリウムを例に挙げたが、本発明にいう研磨剤は、無機金属酸化物、窒化物、炭化物、硫化物、および炭酸金属塩のうちから選ばれた少なくとも1つを含んだ、モース硬度が3以上のもの、あるいは、体積平均粒径が0.5μm以上5.0μm以下のものであれば、アルミナやシリカでもあってもよい。
プリンタの概略構成図である。 図1に示す、トナー供給装置の制御部で実行されるルーチンのフローチャートである。 プリンタの概略構成図である。 プリンタの概略構成図である。 トナー供給器の制御部で実行されるルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1、2、3 プリンタ
300、320、330 制御部
400 湿度センサ
10 感光体
11 帯電器
12 露光器
13 現像器
14 転写ロール
140 一次転写ロール
18 クリーニングブレード
19、29、39 トナー供給装置
200 循環ベルト
24 二次転写ロール

Claims (8)

  1. 所定方向に回転しながら表面に潜像が形成され、前記潜像を保持する潜像保持体と、
    前記潜像保持体の表面にトナーを含む現像剤で現像像を形成する現像像形成部と、
    前記現像像形成部によって形成された現像像を前記潜像保持体上から所定の被転写体上に転写する転写部と、
    前記転写部よりも前記潜像保持体の回転における下流側で該潜像保持体表面に接触して摺擦することで該表面をクリーニングするクリーニング部材と、
    所定の研磨剤を有するトナーを前記現像像形成部とは別に前記潜像保持体上に供給して前記クリーニング部材へと供給するトナー供給部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記研磨材が、無機金属酸化物、窒化物、炭化物、硫化物、および炭酸金属塩のうちから選ばれた少なくとも1つを含んだ、モース硬度が3以上のものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記研磨材は、体積平均粒径が0.5μm以上5.0μm以下のものであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記現像像形成部が、前記潜像保持体表面に所定の電荷を付与する帯電器と、電荷付与後の該潜像保持体表面を露光し静電潜像を形成する露光器と、該静電潜像をトナーを含む現像剤で現像して該潜像保持体表面に現像像を形成する現像器とを備え、前記帯電器により前記潜像保持体表面に電荷を付与し、電荷が付与された該潜像保持体表面に前記露光器により静電潜像を形成し、その静電潜像を該現像器により現像して該潜像保持体表面に現像像を形成する現像像形成モードと、前記帯電器により前記潜像保持体表面に電荷を付与し、電荷が付与された該潜像保持体表面に前記露光器により静電潜像を形成するものの、該現像器による該静電潜像の現像は行わない現像像非形成モードとを有するものであり、
    前記トナー供給部が、前記露光器よりも前記所定方向における下流側かつ前記転写部よりも前記所定方向における上流側に配置されたものであって、前記現像像形成部が前記現像像非形成モードである場合に、前記所定の研磨剤を含むトナーを前記潜像保持体上に供給するものであることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記トナー供給部が、前記転写部よりも前記潜像保持体の回転における下流側かつ前記クリーニング部材よりも前記前記潜像保持体の回転における上流側に配置されたものであることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記潜像保持体の表面に一時的に接触あるいは近接する経路を移動する移動ベルトを備え、
    前記トナー供給部は、前記所定の研磨剤を含むトナーを前記移動ベルト上に供給するものであり、
    前記転写部は、前記現像像形成部で形成されたトナー像を前記移動ベルト上に転写し、前記トナー供給部により該移動ベルト上に供給されたトナーを前記潜像保持体表面に転写するものであることを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 湿度を検知する湿度センサを備え、
    前記トナー供給部は、前記湿度センサによって検知された湿度が所定の高湿度状態に達した場合に、前記所定の研磨剤を含むトナーを前記潜像保持体に供給するものであることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
  8. この画像形成装置の電源がオフ状態からオン状態になった場合に、そのオフ状態の経過時間を検出する経過時間検出部を備え、
    前記トナー供給部は、前記経過時間検出部で検出された経過時間が所定時間に達している場合に、前記所定の研磨剤を含むトナーを前記潜像保持体に供給するものであることを特徴とする請求項1から7のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
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JP2013054148A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Sharp Corp 画像形成装置

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