JP2001324405A - 堆積場における遮水シートの損傷位置検出方法及び検出装置 - Google Patents

堆積場における遮水シートの損傷位置検出方法及び検出装置

Info

Publication number
JP2001324405A
JP2001324405A JP2000140849A JP2000140849A JP2001324405A JP 2001324405 A JP2001324405 A JP 2001324405A JP 2000140849 A JP2000140849 A JP 2000140849A JP 2000140849 A JP2000140849 A JP 2000140849A JP 2001324405 A JP2001324405 A JP 2001324405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
measurement
measurement electrodes
phase difference
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000140849A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsue Nishiyama
勝栄 西山
Takeshi Shintani
剛 新谷
Masaru Hatae
勝 波多江
Toru Wakabayashi
徹 若林
Yukinori Kiuchi
幸則 木内
Naoyuki Koyano
直行 古谷野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Nakabohtec Corrosion Protecting Co Ltd
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Corp
Nakabohtec Corrosion Protecting Co Ltd
Kumagai Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp, Nakabohtec Corrosion Protecting Co Ltd, Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2000140849A priority Critical patent/JP2001324405A/ja
Publication of JP2001324405A publication Critical patent/JP2001324405A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定電極が設置される保護土等の電気的非絶
縁物の電気抵抗率の変化に左右され、堆積場での遮水シ
ートの損傷位置を精度良く検出できない。 【解決手段】 凹状に整形された地表に遮水シート4を
設けて成る堆積場において、上記遮水シートの一方の面
に対応する側に面電極3を設置するとともに、遮水シー
トの他方の面に対応する側に電気的非絶縁物を介して通
電用電極8と複数の測定電極7とを設置し、上記通電用
電極8と面電極3との間に交流電流を印加して、複数箇
所で上記交流電流と上記測定電極7,7間の電位差との
位相差を測定し、この位相差の変化を調べて上記遮水シ
ートの損傷位置を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定電極が設置さ
れる保護土等の電気的非絶縁物の電気抵抗率の変化に左
右されないで、遮水シートの損傷位置を精度良く簡便に
検出する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遮水シートの損傷位置検出方法と
して、例えば、以下の文献に示された技術がある。 ・文献1:西山勝栄,伊藤洋,木内幸則,古谷野直行,
第8回廃棄物学会研究発表会講演論文集IIセッション2
1−4,pp.852−854(1997.5)「面電
極法による遮水シートの漏水検知システムの検知精度に
ついて」 ・文献2:新谷剛,西山勝栄,清水孝治,若林徹,第1
0回廃棄物学会研究発表会講演論文集IIセッションD3
−7,pp.980−982(1999.10)「面電
極法漏水検知システムのシートと粘性土による複合遮水
工構造への適用」
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した文献に示され
た従来技術においては、遮水シートの損傷箇所があると
判定されたら、測定電極と面電極間との交流インピーダ
ンス値を測定し、スプライン補間を行った後のその分布
図から損傷位置を特定するようになっている。この場
合、保護土層の電気抵抗率が一定であれば、測定で得ら
れる交流インピーダンス値は測定電極から遮水シートの
損傷箇所までの距離情報を反映しているので、確かに交
流インピーダンス分布図から損傷箇所を特定することは
可能である。しかし、堆積場として廃棄物処分場を想定
した場合、保護土層の電気抵抗率は、操業開始後、廃棄
物の投棄と浸出水によって部分的に著しく低下する傾向
があるため、保護土層の電気抵抗率が一定に保たれず、
交流インピーダンス値が測定電極から遮水シートの損傷
箇所までの距離情報を正確に反映しなくなる可能性があ
る。このような場合には、保護土層の電気抵抗率を同時
に測定し、交流インピーダンス分布図に補正処理を加え
る1作業工程が増えるという課題があった。また、上述
した従来技術では、たとえ保護土層の電気抵抗率が一定
であっても、電気抵抗率が廃棄物投棄と浸出水などによ
って著しく低下した場合、各測定電極と面電極間との交
流インピーダンス値の変化が非常に小さくなる。このよ
うな状態では、計測値が誤差に埋もれるようになるた
め、計測器の分解能を非常に高くする必要があり、計測
器の費用が高くなるという課題があった。以上のよう
に、従来の方法では、保護土層の電気抵抗率が著しく変
化した場合に遮水シートの損傷位置の検出精度が低下
し、それを解消するには、解析上の手間と時間や、計測
器の費用がかかるという課題があった。
【0004】本発明は上述の課題を解消するためになさ
れたもので、測定電極が設置される保護土等の電気的非
絶縁物の電気抵抗率の変化に左右されることなく、堆積
場での遮水シートの損傷位置を精度良く簡便に検出する
ことができる遮水シートの損傷位置検出方法及び検出装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る堆積場に
おける遮水シートの損傷位置検出方法は、凹状に整形さ
れた地表に遮水シートを設けて成る堆積場において、上
記遮水シートの一方の面に対応する側に面電極を設置す
るとともに、遮水シートの他方の面に対応する側に電気
的非絶縁物を介して通電用電極と複数の測定電極とを設
置し、上記通電用電極と面電極との間に交流電流を印加
して、複数箇所で上記交流電流と上記測定電極間の電位
差との位相差を測定し、この位相差の変化を調べて上記
遮水シートの損傷位置を特定するようにした。尚、2つ
の測定電極のうち一方を作用極とし、他方を上記作用極
との間の電位差を見るための電位基準となる参照極と
し、複数箇所でこれら測定電極間の電位差を測定して上
記位相差を測定するに際して、測定位置を変更する際に
は、変更する方向に対して上記作用極と参照極の元の順
序関係を維持しながら2つの測定電極の位置を変更する
ようにした。また、複数の測定電極を所定の間隔をあけ
て平面的にマトリクス状に配置し、縦方向あるいは横方
向あるいは斜め方向に隣接する測定電極を順次変更しな
がら測定電極間の電位差を測定して上記位相差を測定す
るに際して、測定電極のうち一方を作用極とし、他方を
上記作用極との間の電位差を見るための電位基準となる
参照極とし、一の測定電極間の測定後、次の測定電極間
を測定していく場合、上記作用極と参照極の元の順序関
係を維持しながら縦方向あるいは横方向あるいは斜め方
向に測定電極を変更していくようにした。また、コンピ
ュータ等の制御手段により、上記マトリクス状に配置し
た複数の測定電極を画面上に表示するとともに、上記測
定した位相差を取込んで当該位相差が0deg.程度か
180deg.程度かを区別したり、当該位相差が0d
eg.程度か180deg.程度かを電流ベクトル表示
で区別して画面上の各測定電極間に表示するようにし
た。また、この発明に係る堆積場における遮水シートの
損傷位置検出装置は、凹状に整形された地表に設けられ
た遮水シートの一方の面に対応する側に設置される面電
極と、遮水シートの他方の面に対応する側に電気的非絶
縁物を介して設置される通電用電極及び複数の測定電極
と、上記通電用電極と面電極との間に交流電流を印加し
て、上記測定電極間の電位差を測定する電位差測定手段
と、上記交流電流と上記電位差との位相差を検出する位
相差検出手段とを備えたものとした。また、所定の間隔
をあけて平面的にマトリクス状に配置された複数の測定
電極を画面上に表示するとともに、複数の測定電極を順
次変更しながら隣接する測定電極間の電位差を上記電位
差測定手段に測定させるに際して、測定電極のうち一方
を作用極とし、他方を上記作用極との間の電位差を見る
ための電位基準となる参照極とし、一の測定電極間の測
定後、次の測定電極間を測定していく場合、上記作用極
と参照極の元の順序関係を維持しながら縦方向あるいは
横方向あるいは斜め方向に測定電極を変更し、上記位相
差検出手段により検出された位相差を取込んで当該位相
差が0deg.程度か180deg.程度かを区別した
り、当該位相差が0deg.程度か180deg.程度
かを電流ベクトル表示で区別して画面上の各測定電極間
に表示するコンピュータ等の制御手段を備えた。
【0006】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1による堆積場における遮水シートの損傷位
置検出方法を実現するための検出装置の構成を示す模式
図である。図1において、1は廃棄物処分場などの堆積
場である。これは、例えば、掘削,あるいは掘削及び盛
土,あるいは盛土により、地表を逆台形状の凹部2に整
形し、この凹部2の内壁面2uに密着する状態で、20
〜100μm程度の厚さのアルミニウムシートなどから
なる面電極3を敷設するとともに、この面電極3の上
に、合成ゴムやポリエチレンなどからなる遮水シート4
を敷設し、この遮水シート4の上に、保護土5の層を設
けて成る。この保護土5の層は、堆積場1に堆積される
ゴミ等をならすブルドーザ等の作業機械,ゴミ運搬用の
トラック等で、遮水シート4が損傷しないようにするた
めの緩衝材として機能する。
【0007】尚、遮水シート4と面電極3との間には、
電気的に絶縁物でなければ、種々の機能を有する層を設
けてもよい。例えば、堆積場1の遮水性を増すために、
粘性土,ベントナイト,アスファルト等の電気的非絶縁
物からなる遮水層を設けてもよい(図6(b)参照)。
【0008】遮水シート4の損傷位置を検出するための
検出装置6は、電流検出・制御用の作用極1(W1)と
して働く面電極3と、参照極(R)または電位検出・制
御用の作用極2(W2)として働く測定電極7と、通電
用対極(C)として働く通電用電極8と、電極切替器9
と、電位差測定手段としてのポテンショガルバノスタッ
ト(P.S./G.S.)10と、位相差測定手段とし
ての周波数特性分析器(FRA)11と、これらを制御
する制御手段としての例えばパーソナルコンピュータ
(以下、「パソコン」という)12とから構成される。
【0009】上記測定電極7は、保護土5層内におい
て、平面的に見て1m〜20m間隔程度にマトリクス状
に配置される(図4,図6(a)等参照)。各測定電極
7は、接続線7aにより電極切替器9に接続され、この
電極切替器9を経由してポテンショガルバノスタット1
0に接続されている。面電極3と通電用電極8は、ポテ
ンショガルバノスタット10に直接接続されている。パ
ソコン12は、電極切替器9に切替命令を出し、ポテン
ショガルバノスタット10の作動命令を出す。また、周
波数特性分析器11からの測定結果を入力し、測定結果
を反映した位相差表示結果図や電流ベクトル表示結果図
を画面上に表示する(図7〜図9参照)。
【0010】次に検出方法を図2〜図5に基づいて説明
する。図2は計測位置とそのとき計測される位相差の関
係を示す図、図3は本検出法の計測概要を示す図、図4
は二次元平面での本検出法の計測概要を示す図、図5は
本検出法の原理となす交流電流、応答電位差および位相
差の関係を示す図である。図3,4に示すように、堆積
場1内の面電極3(作用極1(W1))と保護土5層中
に設けた通電用電極8(対極(C))とに、ポテンショ
ガルバノスタット10を用いて交流電流を印加し、保護
土5層内に埋設されている隣接した測定電極7,7間
(参照極(R)−作用極2(W2)間)の応答電位差を
測定する。この測定された応答電位差は周波数特性分析
器11に送られ、上記交流電流と上記ポテンショガルバ
ノスタット10により測定された応答電位差との位相差
が測定される(即ち、位相差0deg.か180de
g.かが周波数特性分析器11の表示部に表示され
る)。この動作を、測定電極7の参照極(R)と作用極
2(W2)の相対位置関係を維持しながら測定電極を切
り替えて繰り返す。そして、測定で得られた位相差の結
果を、参照極(R)と作用極2(W2)との相対位置を
考慮に入れながら、電流ベクトルにまとめ直す。この結
果の電流ベクトルが集まった測定電極7の付近を遮水シ
ートの損傷位置として特定する。
【0011】次に、位相差の測定原理を説明する。堆積
場1内の面電極3(作用極(1W))と保護土5層中に
設けた通電用電極8(対極(C))と間にポテンショガ
ルバノスタット10を用いて定電流定電圧の交流電流を
印加すると、図5に示すように、損傷部(X)から測定
電極7側に流出るように電流が流れる場合(図5
(a))と、測定電極7側から損傷部(X)に流れ込む
ように電流が流れる場合(図5(b))とが交互に生じ
る。図2中の計測位置A(図3の番号1の測定電極7を
参照極(R)とし、番号2の測定電極7を作用極2(W
2)とした場合)や計測位置B(図3の番号2の測定電
極7を参照極(R)とし、番号3の測定電極7を作用極
2(W2)とした場合)のように、損傷部(X)を基準
とした作用極2(W2)と参照極(R)の幾何学配置が
一次元方向に(X,W2,R)となっているところで
は、図5−に示すように、損傷部(X)から流出る方
向に電流が加わったときには応答電位差は正に増加す
る。逆に、損傷部(X)へ流れ込む方向に電流が加わっ
たときには、図5−に示すように応答電位差は負に増
加する。尚、本装置では、損傷部(X)から流れ出る電
流をアノード電流と呼び、これを正電流として処理をし
ている。また、損傷部(X)へ流れ込む電流をカソード
電流と呼び、これを負電流をとして処理をしている。ま
た、応答電位差とは、参照極(R)を電位基準として見
た場合の作用極2(W2)との間に生じる電位差であ
る。即ち、図5の斜線部である。従って、周波数分析器
11は、上記応答電位差と印加交流電流のピーク値のず
れを検出することで、印加交流電流と測定応答電位差と
の位相差を測定し、この測定した位相差をパソコン12
に出力する。図2の計測位置A,Bのような電極の幾何
学的配置(X,W2,R)では交流電流の正負方向と応
答電位差の正負方向が常に一致することになり、位相差
は0deg.となる(図5−,図5−)。
【0012】一方、損傷部(X)から見た参照極(R)
と作用極2(W2)の位置が反転し、幾何学的配置が
(X,R,W2)となる図2中の計測位置C,Dおよび
Eでは、図5−に示すように、アノード電流が加わっ
たときに応答電位差は負に増加する。逆に、カソード電
流が加わったときには、図5−に示すように応答電位
差が正に増加する。このような配置では、交流電流の正
負に対して応答電位差の正負が反転するために、180
deg.の位相差を生じることになる。
【0013】以上から、図2の場合に、損傷部(X)の
位置は、(R)と(W2)の相対位置関係が常に左側か
ら(R,W2)の順に維持されて計測が行われれば、位
相差が0deg.から180deg.に変化した測定電
極の付近にあることとなる。逆に、(R)と(W2)の
相対位直関係が常に左側から(W2,R)の順に維持さ
れて計測が行なわれれば、位相差が180deg.から
0deg.に変化した測定電極の付近に損傷部(X)が
あることとなる。即ち、各計測方向に対して参照極
(R)と作用極2(W2)の相対位置を一定に維持しな
がら計測を行う。つまり、複数の測定電極を所定の間隔
をあけてマトリクス状に配置し、縦方向あるいは横方向
に隣接する測定電極を順次変更しながら隣接する測定電
極間の電位差を測定していくに際して、測定電極のうち
一方を作用極とし、他方を上記作用極との間の電位差を
見るための電位基準となる参照極とし、一の測定電極間
の測定後、次の測定電極間を測定していく場合、上記作
用極と参照極の元の順序関係を維持しながら測定電極を
変更していき、計測する。上記のように計測していった
結果、図3においては、損傷部(X)は、番号3の測定
電極7の位置付近に特定されることになる。
【0014】図6は実験を行なった測定モデルを示す
図、図7は測定モデルでの測定結果を示す図である。
尚、図6の(a)は測定モデルの平面図、(b)は断面
図である。また、図7の(a)は位相差表示結果図、
(b)は電流ベクトル表示結果図を示す。測定モデルの
堆積場としては、人工粘性土からなる遮水層を有する廃
棄物処分場を模擬した堆積場を使用した。堆積場の大き
さは縦10m、横10m、深さ1mの凹状の逆台形状で
ある。その構成は、底面地盤より面電極3,遮水層3
4,遮水シート4の順に敷設し、その上に保護土5を敷
き詰めた。測定電極7は保護土5層内に遮水シート4の
表面から高さ20cmの位置に揃え、2m間隔で平面的
にマトリクス状に配置した(合計20個)。損傷部は遮
水シート4に2箇所作製し、損傷部Aは1cmの貫通
孔、損傷部Bは9cmの貫通孔とした。尚、遮水シー
ト4には、厚さ1.6mmの熱融着型ゴムシート(TP
Eシート)を使用した。測定は、保護土5層に設けた通
電用電極8(対極(C))と面電極3(作用極1(W
l))間に、交流電流(±1mA,1Hzの正弦波)を
ポテンショガルバノスタット10を用いて印加した。こ
の状態で、保護土5層内に埋設されている隣接した測定
電極7,7間(参照極(R)−作用極2(W2)間)の
応答電位差を順次測定電極を変更しながら計測し、周波
数特性分析器10を用いて、印加した交流電流に対する
応答電位差の位相差を求めた。また、通電用電極8(対
極(C))は模擬堆積場内の角位置に設置し、挿入深さ
は保護土5表面から約20cmとした。尚、45は排水
溝、46は排水枡、47は測定電極7の接続線7aをま
とめた中継ボックスである。また、以下の図7〜9のコ
ンピュータ画面においては、説明の都合上、損傷部A〜
Cを表示しているが、実際には表示されない。
【0015】図7(a)は、参照極(R)−作用極2
(W2)の測定電極切替えに関して、上下方向において
は、上側が参照極(R),下側が作用極2(W2)とな
るように相対位置を維持しながら切り替えて計測し、左
右方向においては、上側が参照極(R),下側が作用極
2(W2)となるように相対位置を維持しながら切り替
えて計測した場合の結果を示すコンピュータ画面であ
り、位相差が0deg.か180deg.かを区別して
画面上の測定電極間に表示したものである。0deg.
は無地で、結果180deg.は斜線で表示している。
従って、図7(a)において、位相差が上下方向,左右
方向のどちらにおいても変化している境界の測定電極を
特定すれば、その電極の付近に損傷部が存在することを
検出できる。
【0016】図7(a)の画面でも、位相差が上下方
向,左右方向のどちらにおいても変化している境界の番
号(7)の測定電極7を特定することは可能であるが、
見にくいので、図7(b)のように電流ベクトルの向き
に表示し直せば、位相差が上下方向,左右方向のどちら
においても変化している境界の番号(7)の測定電極7
を簡単に見つけることができ、損傷部が存在する特定領
域Zを簡単に見つけることができるので好ましい。尚、
図7(b)は、図7(a)の位相差の結果を、(R)と
(W2)の相対位置を考慮に入れながら、カソード方向
の電流ベクトルにまとめ直した解析結果を示している。
【0017】図7(a)において、位相差が上下方向,
左右方向のどちらにおいても変化している境界の測定電
極7は番号(7)である。従って、位相差が上下方向,
左右方向のどちらにおいても変化している境界の測定電
極が存在すれば、損傷位置を検出することは可能であ
る。但し、図7(a)においては、番号(19)の測定
電極の左側に測定電極がないために、番号(19)の測
定電極が、位相差が上下方向左右方向のどちらにおいて
も変化している境界の測定電極であるか否かを特定でき
ない。これに対して、図7(b)では、境界線上の番号
(19)の測定電極に、電流ベクトルの向きが3方向か
ら集まるので、この番号(19)の測定電極の付近に損
傷部Bがあると判断できる。図7(b)のように電流ベ
クトルの向きで判定した場合の結果は、実際に遮水シー
トに2箇所作製した損傷位置と非常に良い一致を示し
た。
【0018】即ち、実際の堆積場1において、複数の測
定電極を所定の間隔をあけて平面的にマトリクス状に配
置し、縦方向あるいは横方向に隣接する測定電極の変更
に際して作用極と参照極の元の順序関係を維持しながら
縦方向あるいは横方向に測定電極を変更し、測定電極間
の電位差を測定して交流電流との位相差を測定していっ
た場合に、図7のような位相差表示結果図あるいは電流
ベクトル表示結果図が得られ、損傷位置を検出できる。
【0019】本実施の形態1によれば、堆積場1に敷設
された保護土5層の電気抵抗率に無関係に、遮水シート
4の損傷位置を検出することができる。また、複数箇所
の損傷部が存在しても、1回の測定で複数箇所の検出す
ることができる。また、測定系には交流の電流を用いる
ため、1測定点当たり数秒で測定できる。また、電極位
置と位相差の値が分かれば、損傷位置を検出することが
でき、複雑な解析手法を必要としない。また、位相差を
計測するだけなので、計測機器の分解能は問題とはなら
ず、計測機器のコストも抑えることができる。また、測
定系には交流の電流、電圧を用いるため、各電極(測定
電極、面電極、通電用電極)の分極現象を防ぐことがで
き、各電極の劣化が起きない。従って、計測,解析上の
手間や時間がかからず、コストも安くできて、堆積場で
の遮水シートの損傷位置を精度良く簡便に検出すること
ができる。
【0020】実施の形態2.図8に示すように、参照極
(R)−作用極2(W2)の測定電極切替えに関して、
斜め(右下がり,左下がり)方向に移動して切り替えて
測定してもよい。この場合、右下がり方向においては、
左上側が参照極(R),右下側が作用極2(W2)とな
るように相対位置を維持しながら切り替え、左下がり方
向においては、右上側が参照極(R),左下側が作用極
2(W2)となるように相対位置を維持しながら切り替
える。即ち、実際の堆積場1において、複数の測定電極
を所定の間隔をあけて平面的にマトリクス状に配置し、
斜め方向に隣接する測定電極の変更に際して作用極と参
照極の元の順序関係を維持しながら斜め方向に測定電極
を変更し、測定電極間の電位差を測定して交流電流との
位相差を測定していった場合に、図8のような位相差表
示結果図あるいは電流ベクトル表示結果図が得られ、図
7の場合と同様に損傷位置を検出できる。
【0021】実施の形態3.尚、図8の場合、損傷部C
は番号(8)の測定電極と番号(13)の測定電極の間
にあるので、(a)の位相差表示結果図、(b)の電流
ベクトル表示結果図において、番号(8)の測定電極と
番号(13)の測定電極の位相差表示結果及び電流ベク
トル表示結果はともに同じになる。これは、損傷部Cが
番号(8)の測定電極と番号(13)の測定電極の真横
に位置するからである。従って、この結果からだけで
は、番号(8)と番号(13)のうちどちらの測定電極
の近くに損傷部Cが存在するか検出できない。そこで、
さらに、図7に示したように、上下,左右方向に測定電
極を切り替えて計測していくことにより、番号(8)の
測定電極の部分で位相差が変化することがわかるので、
この番号(8)の測定電極の付近に損傷部Cがあると検
出できるようになる。尚、逆に、図7において、損傷部
が測定電極の真横や真上,真下にない場合、即ち、測定
電極に対して斜めの位置にある場合(例えば、番号
(7)の電極とこの電極に対して斜め左に位置する番号
(13)の電極との間にあるような場合)、上述したよ
うに2つの電極が特定される場合がある。この場合は、
さらに、図8のように斜め方向に測定電極を切り替えて
計測していくことにより、1つの測定電極を特定でき、
この測定電極付近に損傷部があると検出できるようにな
る。即ち、以上のような場合には、図7,8のような切
替え測定を両方行なうようにすれば、検出精度,信頼性
を向上できる。
【0022】実施の形態4.尚、図7,8においては、
番号(1)〜(6),(10),(11),(15),
(16)〜(20)の境界線上の測定電極の近くに損傷
部がある場合は、中央部にある測定電極の付近に損傷部
がある場合に比べて、検出精度,信頼性が劣る。そこ
で、この場合も、図7,8のような切替え測定を両方行
なうようにすれば、境界線上の測定電極の近くに損傷部
がある場合の検出精度,信頼性を向上できる。
【0023】実施の形態5.図7や図8においては、番
号(1)〜(6),(10),(11),(15),
(16)〜(20)の境界線上の測定電極の近くに損傷
部があるとの疑いがある場合、図9に示すよう、境界線
上の測定電極に対する他の複数の電極との測定を行なう
ようにする。この場合、境界線上の測定電極に対して複
数の電流ベクトルの向きが集中することになれば、この
境界上の測定電極の付近に損傷部があることを確実に検
出できるようになる。
【0024】尚、パソコン12による制御は行わず、電
極切替器9、ポテンショガルバノスタット10および周
被数特性分析器11の個々の機器を手動で操作し測定し
ても良い。また、原始的な方法としては、測定電極を2
つだけ用意し、2つの測定電極のうち一方を作用極と
し、他方を作用極との間の電位差を見るための電位基準
となる参照極とし、複数箇所でこれら測定電極間の電位
差を測定して位相差を測定するに際して、測定位置を変
更する際には、変更する方向に対して上記作用極と参照
極の元の順序関係を維持しながら2つの測定電極の位置
を変更していって、その毎に得られる位相差の結果を手
書きの図面に記録するようにしてこの図面に基づいて遮
水シートの損傷位置を特定してもよい。
【0025】また、図1において、面電極3の下に遮水
シート4を設け、遮水シート4の下側に設けたベントナ
イト層あるいは原盤等の電気的非絶縁物中に通電用対極
と複数の測定電極とを設置するようにしてもよい。即
ち、遮水シートの一方の面に対応する側に面電極を設置
するとともに、遮水シートの他方の面に対応する側に電
気的非絶縁物を介して通電用電極と複数の測定電極とを
設置し、通電用電極と面電極との間に交流電流を印加し
て、複数箇所で交流電流と測定電極間の電位差との位相
差を測定し、この位相差の変化を調べて遮水シートの損
傷位置を特定するようにすればよい。
【0026】尚、上記説明では、位相差が0deg.か
180deg.かを区別して画面上の測定電極間に表示
したが、位相差が0deg.程度か180deg.程度
かを区別して画面上の測定電極間に表示すればよい。
【0027】
【発明の効果】本願発明によれば、堆積場に敷設された
保護土層等の電気的非絶縁物の電気抵抗率に無関係に、
遮水シートの損傷位置を検出することができる。また、
計測,解析上の手間や時間がかからず、コストも安くで
きて、堆積場での遮水シートの損傷位置を精度良く簡便
に検出することができる。また、マトリクス状に配置し
た複数の測定電極を画面上に表示するとともに、測定し
た位相差を取込んで当該位相差が0deg.程度か18
0deg.程度かを電流ベクトル表示で区別して画面上
の各測定電極間に表示することにより、損傷部がある特
定領域を簡単に見つけることができるようになる。ま
た、特に、複数の測定電極を所定の間隔をあけて平面的
にマトリクス状に配置し、縦方向あるいは横方向あるい
は斜め方向に隣接する測定電極を順次変更しながら測定
電極間の電位差を測定して上記位相差を測定するに際し
て、測定電極のうち一方を作用極とし、他方を上記作用
極との間の電位差を見るための電位基準となる参照極と
し、一の測定電極間の測定後、次の測定電極間を測定し
ていく場合、上記作用極と参照極の元の順序関係を維持
しながら縦方向あるいは横方向あるいは斜め方向に測定
電極を変更していくことにより、損傷部の検出精度,信
頼性を向上でき、特に、境界線上の測定電極の近くに損
傷部がある場合の検出精度,信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による遮水シート損
傷位置の検出方法を実現するための検出装置の構成を示
す模式図である。
【図2】 実施の形態1の検出方法による計測位置とそ
のとき計測される位相差の関係を示す図である。
【図3】 実施の形態1の検出方法の計測概要を示す図
である。
【図4】 実施の形態1の検出方法の計測概要を二次元
平面で示した図である。
【図5】 実施の形態1の検出方法の原理を説明するた
めの図である。
【図6】 測定モデルを示す図である。
【図7】 測定モデルでの実施の形態1の検出方法によ
る測定結果である位相差表示結果図及び電流ベクトル表
示結果図を示す図である。
【図8】 実施の形態2の検出方法による測定結果であ
る位相差表示結果図及び電流ベクトル表示結果図を示す
図である。
【図9】 実施の形態5の検出方法による測定結果であ
る電流ベクトル表示結果図を示す図である。
【符号の説明】
1 堆積場、2 凹部、3 面電極、4 遮水シート、
5 保護土、6 検出装置、7 測定電極、8 通電用
電極、9 電極切替器、10 ポテンショガルバノスタ
ット、11 周波数特性分析器、12 パソコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 勝栄 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 新谷 剛 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 波多江 勝 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 若林 徹 埼玉県上尾市中新井417−16 株式会社ナ カボーテック技術開発研究所内 (72)発明者 木内 幸則 埼玉県上尾市中新井417−16 株式会社ナ カボーテック技術開発研究所内 (72)発明者 古谷野 直行 神奈川県横浜市保土ヶ谷区上管田町595− 40 株式会社ブリヂストン内 Fターム(参考) 2G067 AA01 AA19 BB11 CC02 DD27 EE08 EE11 4D004 AA46 BB06 DA01 DA16 DA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹状に整形された地表に遮水シートを設
    けて成る堆積場において、 上記遮水シートの一方の面に対応する側に面電極を設置
    するとともに、遮水シートの他方の面に対応する側に電
    気的非絶縁物を介して通電用電極と複数の測定電極とを
    設置し、上記通電用電極と面電極との間に交流電流を印
    加して、複数箇所で上記交流電流と上記測定電極間の電
    位差との位相差を測定し、この位相差の変化を調べて上
    記遮水シートの損傷位置を特定するようにしたことを特
    徴とする堆積場における遮水シートの損傷位置検出方
    法。
  2. 【請求項2】 2つの測定電極のうち一方を作用極と
    し、他方を上記作用極との間の電位差を見るための電位
    基準となる参照極とし、複数箇所でこれら測定電極間の
    電位差を測定して上記位相差を測定するに際して、測定
    位置を変更する際には、変更する方向に対して上記作用
    極と参照極の元の順序関係を維持しながら2つの測定電
    極の位置を変更するようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の堆積場における遮水シートの損傷位置検出方
    法。
  3. 【請求項3】 複数の測定電極を所定の間隔をあけて平
    面的にマトリクス状に配置し、縦方向あるいは横方向に
    隣接する測定電極を順次変更しながら測定電極間の電位
    差を測定して上記位相差を測定するに際して、測定電極
    のうち一方を作用極とし、他方を上記作用極との間の電
    位差を見るための電位基準となる参照極とし、一の測定
    電極間の測定後、次の測定電極間を測定していく場合、
    上記作用極と参照極の元の順序関係を維持しながら縦方
    向あるいは横方向に測定電極を変更していくようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の堆積場における遮水
    シートの損傷位置検出方法。
  4. 【請求項4】 複数の測定電極を所定の間隔をあけて平
    面的にマトリクス状に配置し、斜め方向に隣接する測定
    電極を順次変更しながら隣接する測定電極間の電位差を
    測定して上記位相差を測定するに際して、測定電極のう
    ち一方を作用極とし、他方を上記作用極との間の電位差
    を見るための電位基準となる参照極とし、一の測定電極
    間の測定後、次の測定電極間を測定していく場合、上記
    作用極と参照極の元の順序関係を維持しながら斜め方向
    に測定電極を変更していくようにしたことを特徴とする
    請求項1又は請求項3に記載の堆積場における遮水シー
    トの損傷位置検出方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータ等の制御手段により、上記
    マトリクス状に配置した複数の測定電極を画面上に表示
    するとともに、上記測定した位相差を取込んで当該位相
    差が0deg.程度か180deg.程度かを区別して
    画面上の各測定電極間に表示するようにしたことを特徴
    とする請求項3又は請求項4に記載の堆積場における遮
    水シートの損傷位置検出方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータ等の制御手段により、上記
    マトリクス状に配置した複数の測定電極を画面上に表示
    するとともに、上記測定した位相差を取込んで当該位相
    差が0deg.程度か180deg.程度かを電流ベク
    トル表示で区別して画面上の各測定電極間に表示するよ
    うにしたことを特徴とする請求項3又は請求項4又は請
    求項5に記載の堆積場における遮水シートの損傷位置検
    出方法。
  7. 【請求項7】 凹状に整形された地表に設けられた遮水
    シートの一方の面に対応する側に設置される面電極と、
    遮水シートの他方の面に対応する側に電気的非絶縁物を
    介して設置される通電用電極及び複数の測定電極と、上
    記通電用電極と面電極との間に交流電流を印加して、上
    記測定電極間の電位差を測定する電位差測定手段と、上
    記交流電流と上記電位差との位相差を検出する位相差検
    出手段とを備えたことを特徴とする堆積場における遮水
    シートの損傷位置検出装置。
  8. 【請求項8】 所定の間隔をあけて平面的にマトリクス
    状に配置された複数の測定電極を画面上に表示するとと
    もに、複数の測定電極を順次変更しながら隣接する測定
    電極間の電位差を上記電位差測定手段に測定させるに際
    して、測定電極のうち一方を作用極とし、他方を上記作
    用極との間の電位差を見るための電位基準となる参照極
    とし、一の測定電極間の測定後、次の測定電極間を測定
    していく場合、上記作用極と参照極の元の順序関係を維
    持しながら縦方向あるいは横方向あるいは斜め方向に測
    定電極を変更し、上記位相差検出手段により検出された
    位相差を取込んで当該位相差が0deg.程度か180
    deg.程度かを区別して画面上の各測定電極間に表示
    するコンピュータ等の制御手段を備えたことを特徴とす
    る請求項7に記載の堆積場における遮水シートの損傷位
    置検出装置。
  9. 【請求項9】 所定の間隔をあけて平面的にマトリクス
    状に配置された複数の測定電極を画面上に表示するとと
    もに、複数の測定電極を順次変更しながら隣接する測定
    電極間の電位差を上記電位差測定手段に測定させるに際
    して、測定電極のうち一方を作用極とし、他方を上記作
    用極との間の電位差を見るための電位基準となる参照極
    とし、一の測定電極間の測定後、次の測定電極間を測定
    していく場合、上記作用極と参照極の元の順序関係を維
    持しながら縦方向あるいは横方向あるいは斜め方向に測
    定電極を変更し、上記位相差検出手段により検出された
    位相差を取込んで当該位相差が0deg.程度か180
    deg.程度かを電流ベクトル表示で区別して画面上の
    各測定電極間に表示するコンピュータ等の制御手段を備
    えたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の堆
    積場における遮水シートの損傷位置検出装置。
JP2000140849A 2000-05-12 2000-05-12 堆積場における遮水シートの損傷位置検出方法及び検出装置 Pending JP2001324405A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000140849A JP2001324405A (ja) 2000-05-12 2000-05-12 堆積場における遮水シートの損傷位置検出方法及び検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000140849A JP2001324405A (ja) 2000-05-12 2000-05-12 堆積場における遮水シートの損傷位置検出方法及び検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001324405A true JP2001324405A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18648064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000140849A Pending JP2001324405A (ja) 2000-05-12 2000-05-12 堆積場における遮水シートの損傷位置検出方法及び検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001324405A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005046025A1 (de) * 2005-09-26 2007-03-29 DÖLCO-Exquisit, Inh. Alfred Dörle Anordnung und Verfahren zur Ortung einer Leckage an Feuchtigkeits-Abdichtschichten, insbesondere für Gebäudeteile

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005046025A1 (de) * 2005-09-26 2007-03-29 DÖLCO-Exquisit, Inh. Alfred Dörle Anordnung und Verfahren zur Ortung einer Leckage an Feuchtigkeits-Abdichtschichten, insbesondere für Gebäudeteile

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4947470A (en) System for locating leaks in a geomembrane-lined impoundment or landfill filled with material
AU2015282458A1 (en) A sensor and system for monitoring integrity of a waterproofing system or membrane
JP2001324405A (ja) 堆積場における遮水シートの損傷位置検出方法及び検出装置
JP3622172B2 (ja) 漏水発生位置検出方式
JP3419621B2 (ja) 堆積場におけるシート破損の検出方法
JP2006329946A (ja) 埋設金属管類の防食被覆損傷位置検出装置
JP4878532B2 (ja) 二重遮水シートの破損特定システム
JP4377800B2 (ja) 漏水検知方法
JP4479861B2 (ja) 遮水材の漏水を検出する装置
JP2004138540A (ja) 廃棄物処分場の漏水位置検知方法
JP3233398B2 (ja) 漏水検知装置及び漏水検知方法
JP4088129B2 (ja) 漏水探査装置
JP2019144253A (ja) 高周波交流電気探査用電極
JP3024505B2 (ja) 廃棄物処分場の遮水シート漏水検知装置
JP3212294B2 (ja) 電位法による漏水検知装置及び漏水検知方法
JP2003344210A (ja) 漏水位置検知装置及びその方法
JP2001099742A (ja) 漏水検出システム及び漏水検出方法
JP3668958B2 (ja) 遮水シート検査方式
JP3384849B2 (ja) 遮水構造物の漏水位置検知システム
JPH04136730A (ja) 漏水発生位置検出方式
JP3380386B2 (ja) 漏水検知方法及び漏水検知積層シート
JPH0915080A (ja) 漏水発生位置検出装置
JP2001330531A (ja) 漏水検知システム
JPH04136732A (ja) 漏水発生位置検出方式
JP3976211B2 (ja) 低抵抗膜を用いた遮水材からの漏水を検出する装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090428