JP2001099742A - 漏水検出システム及び漏水検出方法 - Google Patents

漏水検出システム及び漏水検出方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏水発生位置検出のための測定精度を向上
と、複数の漏水箇所が存在しても確実に区別して検出す
ることができる技術を提供すること。 【解決手段】 遮水膜10の上側に平行に並べた複数の
上側線状電極1〜8と、遮水膜の下側に平行に上側線状
電極と交差する形態で並べた複数の第1下側線状電極A
〜Hと、遮水膜の下側に平行に第1下側線状電極と交差
する形態で並べた第2下側線状電極I〜Qと、下側線状
電極どうしの各交差部分にそれぞれ設けた絶縁体30
と、交流電源82と、遮水膜10の上下の線状電極を少
なくとも1本づつ選択して交流電源の一方に接続し、他
の線状電極は全て交流電源の他方に接続するための選択
接続手段51、52、53と、選択された上下の線状電
極間に流れる電流を検出するための電流検出回路83
と、電流検出回路の出力を受けて検波を行う位相検波回
路84とを含む構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂または合
成ゴムシートあるいはアスファルトなどの遮水膜を敷設
して造成された管理型終末処分場等における漏水検出シ
ステム及び漏水検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遮水膜を用いた人工的な管理型終
末処分場においては、漏水が発生すると地下水汚染や公
害問題等が発生するため、定期的に遮水膜の点検を行
い、遮水膜に破損が生じていれば漏水箇所を検出して適
当な補修を行う必要がある。
【0003】このような遮水膜の漏水発生位置を検出す
るために、図3及び図4に示すような検出方式が採用さ
れている。この検出方式では、遮水膜10の下側に、所
定の間隔で平行に並べた複数の第1下側線状電極A〜H
と、それら第1下側線状電極と交差するように所定の間
隔で平行に並べた第2下側線状電極I〜Pとを配置す
る。さらに、それら第1下側線状電極と第2下側線状電
極との各交差部分に、各交差部分での電気的短絡を防止
するための絶縁体30を設け、遮水膜10の上側に電圧
の印加電極20を設置する。
【0004】そして、この印加電極20と測定対象の処
分場などから遠く離れた地点に設置した電極21間に、
直流電源22により直流電圧を印加し、電極セレクタ2
5及び26により順次選択した第1下側線状電極A〜H
及び第2下側線状電極I〜Pの各1本(図ではC、K)
と、処分場外の別の遠地点23との電位差を電位差計2
4により測定することによって、遮水膜10の漏水部分
に生じる電位異常を検出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この検
出方式では、遮水膜10の下側に設置した第1下側線状
電極A〜Hと第2下側線状電極I〜Pとの各交差部分に
のみ絶縁体30を設けて電気絶縁処理を行っているだけ
であるため、電位差計24による測定において地盤を介
して下側線状電極どうしが短絡状態となって漏水周辺に
生じる電位異常を検出することができない場合があっ
た。
【0006】よって、本発明の課題は、遮水膜の上側に
も複数の線状電極を配置すると共に、各線状電極の選択
方法に配慮することで、漏水発生位置検出のための測定
精度を向上させることができ、さらに複数の漏水箇所が
存在しても確実に区別して検出することができる技術を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る漏水検出シ
ステムは、敷設された遮水膜の上側に平行に所定の間隔
で並べられた複数の上側線状電極と、遮水膜の下側に平
行に上側線状電極と交差するように所定の間隔で並べら
れた複数の第1下側線状電極と、遮水膜の下側に平行に
第1下側線状電極と交差するように所定の間隔で並べら
れた第2下側線状電極と、それら第1下側線状電極と第
2下側線状電極との各交差部分にそれぞれ設けられ、各
交差部分における電気的短絡を防止するための絶縁体
と、交流電源と、複数の上側線状電極の少なくとも1本
を選択すると共に、第1下側線状電極及び第2下側線状
電極のうちの少なくとも1本を選択し、選択した線状電
極のうち上側線状電極を交流電源の一方に接続し、他の
線状電極は全て交流電源の他方に接続するための選択接
続手段と、交流電源の一方に接続された上側線状電極
と、反対側において選択された線状電極との間に流れる
電流を検出するための電流検出回路と、電流検出回路の
出力を受けて検波を行う検波手段とを含む構成とした。
【0008】この構成によれば、遮水膜上の複数の上側
線状電極のうち1本だけ選択して電圧を印加した場合、
その印加電極周辺以外は遮水膜上下とも同電位となり、
漏水が存在しても電流は流れない。また、1本だけ選択
された印加電極周辺に漏水が存在する場合には、電流検
出回路に接続された電極周辺に漏水がある場合に限り電
流が測定されるが、漏水の周辺に電流検出回路に接続さ
れた線状電極がない場合には電流は検出されない。した
がって、複数の漏水箇所が遮水材料に存在しても、確実
に分離して検知することが可能となる。電流検出回路の
出力は検波手段により検波される。検波手段は、例えば
交流電源の電圧波形と同相電流成分のみ抽出して、電流
中に含まれる自然電位や高調波電流成分を除去する位相
検波回路を有し、遮水膜の漏水部分に流れる電流のみ測
定できる機能を有するものが好適に採用される。
【0009】上側線状電極としては、互いに平行に延び
る第2下側線状電極相互の間にそれぞれ位置しかつ第2
下側線状電極と平行に配置される構成とすることが好ま
しい。このように構成することで、上側線状電極が第2
下側線状電極と上下に重ならないようように相互に間隔
をおいて配置することができる。
【0010】また、上側線状電極相互の間隔は、第2下
側線状電極相互の間隔よりも広い構成とすることもでき
る。
【0011】本発明に係る漏水検出方法では、上記漏水
検出システムにおいて、選択接続手段により、複数の上
側線状電極の1本を選択すると共に、第1下側線状電極
及び第2下側線状電極をそれぞれ1本選択し、それら選
択した上側線状電極と第1下側線状電極及び第2下側線
状電極との間に流れる電流を電流検出回路で検出するこ
とにより漏水位置を検出する方法を好適に採用すること
ができる。
【0012】さらに、本発明に係る漏水検出方法では、
選択接続手段により、複数の上側線状電極の全てを選択
すると共に、第1下側線状電極及び第2下側線状電極の
全てを選択し、それら選択した全ての上側線状電極と全
ての第1下側線状電極及び第2下側線状電極との間に流
れる電流を電流検出回路で検出することにより漏水の有
無を検出する方法を好適に採用することもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明を管理型廃棄物処分場に適用した実施の形態を示すブ
ロック図であり、図2は図1円A部の部分拡大断面図で
ある。
【0014】この図1及び図2に示すように、遮水膜
(しゃ水シート)10の上に上側線状電極1〜8が配置
され、遮水膜10の下に、上側線状電極1〜8と交差す
る方向に第1下側線状電極A〜Hがそれぞれ配置され、
さらに遮水膜10の下に第1下側線状電極A〜Hと交差
する方向に第2下側線状電極I〜Q〜がそれぞれ配置さ
れている。
【0015】電極セレクタは、第1の電極セレクタ51
と、第2の電極セレクタ52と、第3の電極セレクタ5
3とがある。第1の電極セレクタ51には、上側線状電
極1〜8のうちの少なくとも1本(図1では線状電極
3)を選択すると残りの上側線状電極は全て共通に接続
する機能を持つ電極セレクタが用いられている。第2の
電極セレクタ52及び第3の電極セレクタ53も同様で
ある。
【0016】発振器81で作り出された信号波形は電力
増幅回路82で電力増幅される。電力増幅回路82と、
上側線状電極1〜8と、第1下側線状電極A〜Hと、第
2下側線状電極I〜Qとの間は、第1、第2、及び第3
の電極セレクタ51、52、及び53により、次のよう
に接続される。
【0017】まず、上側線状電極1〜8においては、第
1の電極セレクタ51で選択された少なくとも1本の上
側線状電極3が電力増幅回路82の出力側の一方(α)
に接続され、残りの上側線状電極1、2、4〜8は全て
電力増幅回路82の出力側の他方(β)に直接接続され
る。
【0018】次に、第1下側線状電極A〜Hにおいて
は、電力増幅回路82の出力側の他方に、第2の電極セ
レクタ52で選択された少なくとも1本の第1下側線状
電極Cが電流検出回路83を介して接続され、残りの第
1下側線状電極A、B、D〜Hはすべて電力増幅回路8
2の出力側の他方に直接接続される。
【0019】次に、第2下側線状電極I〜Qにおいて
は、電力増幅回路82の出力側の他方に、第3の電極セ
レクタ53で選択された少なくとも1本の第2下側線状
電極Kが電流検出回路83を介して接続され、残りの第
2下側線状電極I、J、L〜Qはすべて電力増幅回路8
2の出力側の他方に直接接続される。
【0020】本実施の形態では、第1下側線状電極A〜
Hの配置と、第2下側線状電極I〜Qの配置については
従来と同様の構成としているが、遮水膜10の上側に、
第1下側線状電極A〜Hと交差しかつ第2下側線状電極
I〜Qと上下方向に重ならないように所定の間隔で並べ
た複数の上側線状電極1〜8を配置している。これらの
上側線状電極1〜8は、互いに平行に延びる第2下側線
状電極I〜Q相互の中間部分にそれぞれ位置しかつ第2
下側線状電極I〜Qと平行に配置されている。
【0021】第1下側線状電極A〜Hと第2下側線状電
極I〜Qとの各交差部分には絶縁体30が設けられてい
る。そして、第1下側線状電極A〜H及び第2下側線状
電極I〜Qは電力増幅回路82の出力側の他方にそれぞ
れ接続されている。
【0022】その結果、遮水膜10上の複数の上側線状
電極1〜8のうち、1本だけの上側線状電極(図1では
3)を選択した場合、その上側線状電極3周辺以外は遮
水膜10の上下とも同電位となり、漏水が存在しても電
流は流れない。また、1本だけ選択された上側線状電極
3周辺に漏水が存在する場合には、電流検出回路83に
接続された上側線状電極周辺に漏水がある場合に限り電
流が測定されるが、漏水の周辺に電流検出回路83に接
続された上側線状電極がない場合には電流は検出されな
い。したがって、複数の漏水箇所が遮水膜10に存在し
ても、確実に分離(区別)して検知することが可能とな
る。
【0023】位相検波回路84は、電力増幅回路82か
ら出力される交流電圧波形と同相電流成分のみ抽出し
て、電流中に含まれる自然電位や高調波電流成分を除去
し、遮水膜10の漏水部分に流れる電流のみ測定できる
機能を有する。このように、位相検波回路84により印
加電圧に同期した位相で電流検出回路83の位相検波を
行い、その位相検波出力は、例えばA/Dコンバータで
ディジタル信号に変換され、パソコンのようなコンピュ
ータ(何れも図示せず)に与えられ、画像表示される。
【0024】第1下側線状電極A〜Hと、第2下側線状
電極I〜Qとの各交差部分に設ける絶縁体30は、各交
差部分における電気的短絡を防止するためのものであ
る。したがって、短絡防止機能を発揮できればこの絶縁
体30の形状や材質等は特に限定されないが、好ましい
態様として、第1下側線状電極A〜Hと第2下側線状電
極I〜Qとの交差部分において、何れか一方の線状電極
を被覆する絶縁被覆により形成することができる。図示
例では、第1下側線状電極A〜Hに対して絶縁被覆して
なる絶縁体30が設けられている。
【0025】上側線状電極1〜8の具体的な配置構成に
ついて、図1に示す例では第2下側線状電極I〜Qと平
行で、各第2下側線状電極間の中間に位置するように配
置している。即ち、上側線状電極の間隔が第2下側線状
電極の間隔と同じになっているが、必ずしも同じになっ
ている必要はなく、第2下側線状電極の間隔よりも広く
ても良い。なぜなら、遮水膜10の上側、即ち処分場の
内部は雨水等の水分の存在で遮水膜10の下側よりも電
気伝導度が高い状態が多いため、その分、上側線状電極
の間隔を広くしても測定に必要な電位分布とすることが
できるからである。
【0026】また、図示例のように商用交流電源による
電圧を線状電極に直接印加するのに代えて、オシレータ
等の発振器81、電力増幅回路82を用いた場合、高周
波成分や自然電流成分をカットして測定安定性を高める
ことができる。
【0027】このような構成において、遮水膜10に破
損が無い場合、遮水膜10の上下において選択された上
側線状電極3と、第1下側線上電極C、及び第2下側線
上電極Kとの間に流れる電流は遮水膜10の容量成分を
流れる電流となるため、電流の絶対値は小さい値とな
り、且つ電力増幅回路82による印加電圧の位相に対し
ては進み位相となる。一方、遮水膜10に破損が生じる
と、破損箇所の上下において選択された線状電極間には
電流が流れ易い。このことから、遮水膜10の上下の線
状電極の組合せ交点が破損箇所に近い場合には電流の絶
対値は大きくなり、且つ印加電圧の位相に近づく傾向を
示す。このことから、上下の線状電極のそれぞれの交点
について電流を測定することにより遮水膜10の破損箇
所を検出することが可能になる。
【0028】漏水発生位置の検出方法については、第1
の電極セレクタ51によって、印加電極となる上側線状
電極を1本と、第2の電極セレクタ52及び第3の電極
セレクタ53によって、電流測定電極となる第1下側線
状電極又は第2下側線状電極を1本選択して電流測定す
る方法を採用しても良いし、電流測定電極側を電極が交
差する組み合わせで選択して測定する方法を採用しても
良い。図1では印加電極として上側線状電極3が選択さ
れ、電流測定電極として第1下側線状電極Cと第2下側
線状電極Kとが交差する組合せで選択されて電流測定し
ている例が示されている。
【0029】即ち、電流測定電極を2本選択して測定す
る場合、A〜Hまでの第1下側線状電極1本と、I〜Q
までの第2下側線状電極1本を選択し、測定対象領域を
面で測定しても良いし、上側線状電極1〜8のうち1本
を選択し、この状態で電極A〜Qまでの各1本の電極に
ついて電流測定を実施する方法を採用しても良い。さら
に、遮水膜10上の全ての上側線状電極と、全ての下側
線状電極間に電圧を印加し、この間に流れる電流の大き
さを測定することにより、遮水膜10漏水の有無を判断
する測定方法を採用することもできる。
【0030】本実施の形態における特筆的な効果は、遮
水膜10の上下に配置した線状電極のうち1本だけ極性
が異なりその他の電極電位が同電位となることから生ま
れる。即ち、遮水膜10に漏水が存在しても、遮水膜の
上下か同電位であれば電流が流れることはないし、遮水
膜10の上側線状電極の極性が異なる1本の電極周辺に
漏水が存在しても、電流検出回路83に接続されていな
ければ電流が測定されることはない。したがって、漏水
に対して非常に分解能が高くなる。
【0031】また、発振器81で作成した正弦波交流電
圧を使用するため、従来例で示した測定方式と比較し
て、電極周辺での電気二重層による影響が少ない。ま
た、遮水膜の静電容量影響で生ずる位相のずれた電流や
自然電位の影響、電磁波の影響による高調波電流は位相
検波回路により除去できる。
【0032】なお、上記実施の形態では、管理型終末処
理場に適用した場合に好適な例を述べたが、水槽、貯水
池等の遮水膜を対象として適用することもできる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、遮水膜
の上側にも複数の線状電極を配置すると共に、各線状電
極の選択方法に配慮することで、漏水発生位置検出のた
めの測定精度を向上させることができ、さらに複数の漏
水箇所が存在しても確実に区別して検出することができ
る技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る漏水検出システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る第1下側線状電極と
第2下側線状電極との交差部分の構成を示す図1の円A
部の拡大断面図である。
【図3】従来の漏水検出システムの構成を示すブロック
図である。
【図4】従来の漏水検出システムの第1下側線状電極と
第2下側線状電極との交差部分の構成を示す図3の円A
部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1〜8 上側線状電極 A〜H 第1下側線状電極 I〜Q 第2下側線状電極 10 遮水膜(遮水材料) 30 絶縁体 51 第1の電極セレクタ(選択接続手段) 52 第2の電極セレクタ(選択接続手段) 53 第3の電極セレクタ(選択接続手段) 81 発振器 82 電力増幅回路(交流電源) 83 電流検出回路 84 位相検波回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷設された遮水膜の上側に平行に所定の
    間隔で並べられた複数の上側線状電極と、 前記遮水膜の下側に平行に前記上側線状電極と交差する
    ように所定の間隔で並べられた複数の第1下側線状電極
    と、 前記遮水膜の下側に平行に前記第1下側線状電極と交差
    するように所定の間隔で並べられた第2下側線状電極
    と、 それら第1下側線状電極と第2下側線状電極との各交差
    部分にそれぞれ設けられ、各交差部分における電気的短
    絡を防止するための絶縁体と、 交流電源と、 前記複数の上側線状電極の少なくとも1本を選択すると
    共に、前記第1下側線状電極及び第2下側線状電極のう
    ちの少なくとも1本を選択し、選択した線状電極のうち
    上側線状電極を交流電源の一方に接続し、他の線状電極
    は全て交流電源の他方に接続するための選択接続手段
    と、 交流電源の一方に接続された上側線状電極と、反対側に
    おいて選択された線状電極との間に流れる電流を検出す
    るための電流検出回路と、 前記電流検出回路の出力を受けて検波を行う検波手段と
    を含む、漏水検出システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の漏水検出システムにおい
    て、前記上側線状電極は、互いに平行に延びる第2下側
    線状電極相互の間にそれぞれ位置しかつ第2下側線状電
    極と平行に配置されていることを特徴とする漏水検出シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の漏水検出システム
    において、前記上側線状電極相互の間隔が、前記第2下
    側線状電極相互の間隔よりも広いことを特徴とする、請
    求項1又は2記載の漏水検出システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の漏水検出システムにおい
    て、前記選択接続手段により、複数の上側線状電極の1
    本を選択すると共に、前記第1下側線状電極及び第2下
    側線状電極をそれぞれ1本選択し、それら選択した上側
    線状電極と第1下側線状電極及び第2下側線状電極との
    間に流れる電流を前記電流検出回路で検出することによ
    り漏水位置を検出することを特徴とする、漏水検出方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の漏水検出システムにおい
    て、前記選択接続手段により、複数の上側線状電極の全
    てを選択すると共に、前記第1下側線状電極及び第2下
    側線状電極の全てを選択し、それら選択した全ての上側
    線状電極と全ての第1下側線状電極及び第2下側線状電
    極との間に流れる電流を前記電流検出回路で検出するこ
    とにより漏水の有無を検出することを特徴とする、漏水
    検出方法。
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